バンクーバーのぶつくさ男        The Mumbling Man in Vancouver
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当ホームページ内の記述を検索する方法:Google 検索で「pikapikavan ○○○」と打ち込んで検索する。たとえば、「pikapikavan スカイトレイン」と検索すれば、「スカイトレイン」という語句の入った当ホームページが(複数)検出される。pikapikavan は当ホームページのURLの一部。 ページ内リンクで飛んだ後は、「←」(戻るボタン)を押すと簡単に前に戻れる。 よく登場する地名(バンクーバー市バーナビー市リッチモンド市BC(ブリティッシュコロンビア)州カナダセントラルパーク)は、各トピック最下部に地図リンクを張った。
 ★印は、高校時代の旧友たちとの「カナダでクラス会」に関連するトピック:
8月末から約1週間、カルガリー空港に降り立った高校時代の旧友たち5人と、ロッキー山脈からバンクーバーまでドライブ旅行した。団塊の世代の私たちが、この年になってこんな楽しい旅行ができたことは、望外の喜びだった。
 ★時々、「花札男」という表現が出てくるが、これはアメリカ大統領の名前「ト・・プ」が花札みたいなものという意味だ。「ト・・プ」とすら呼びたくない私が、苦心して作った彼のニックネーム・・・(-_-;)。

カテゴリー別
<バンクーバー>
買物・外食・住宅
気候・自然現象・環境
人々
野鳥・動物・自然
交通・運輸
その他
 
BC州
カナダ
アメリカ・北米
 
<日本>
政治・経済・社会・買い物
人々
その他
<コンピュータ>
Windows
インターネット
ソフトウェア&Wサイト
ハイテク一般
 
<・>
私・家族・友だち
特集:カナダでクラス会
健康・運動・食物
英語・日本語・他
その他(世界、人類、etc.)


バンクーバー(都市圏)

買物・外食・住宅

食費が400ドルも増加するかも(2/2) (2018.12.08)
食費が400ドルも増加するかも(1/2) (2018.12.07)
Granville Island の駐車が年中有料に (2018.11.01)

Walmart がメトロタウンにオープン (2018.10.16)
ガソリン価格が半日で10セントも変わる (2018.10.09)
デュープレックス住宅地域の拡大 (2018.09.29)
いつかはやってくるコンドミニアムの大修理 (2018.09.15)

役立ってる 「バックレスト」 (2018.08.02)
”賃貸者保護法”をまず Burnaby が採用 (2018.07.30)
スーパーマーケットでのできごと2件 (2018.07.26)
Metrotown モールに Walmart が来る (2018.06.22)

日本のチーズケーキ店 Uncle Tetsu が開店 (2018.05.26)
和風デザートに人気が出てきた (2018.05.16)
ダウンタウンの Bay が売却される噂 (2018.05.12)
住宅市場が沈静化のきざし (2018.04.06)

UNIQLO が Richmond と Surrey に開店 (2018.02.02)
Safeway が 10店舗を閉店 (2018.01.25)
空家税免除の申告期限が迫る (2018.01.12)
新年のあなたの家計はこうなる(^^;) (2018.01.04)

◆ 気候・自然現象・環境


海面上昇に備えて1ビリオンドルが必要 (2018.08.06)
ソーラーガーデン:市民参加の太陽光発電 (2018.07.14)
5月:気温と雨で新記録 (2018.06.04)

人々


DNA 新技術 (2) : アメリカですでに実績 (2018.11.29)

DNA 新技術 (1) : C. Park 少女殺人事件 (2018.11.28)
Langley の高校で旭日旗が問題に (2018.10.22)
古川夏好さん殺人犯に終身刑 (2018.11.03)
21年間、空き缶で寄付を続ける女性 (2018.10.24)

日本人女性殺人犯に有罪判決 (2018.10.20)
大銀行がこんな間違いをする (2018.10.08)
ギネス級世界最高齢のカーリングプレーヤー (2018.09.26)
日本人女子学生殺害事件の裁判開始 (2018.09.25)

Canada Line 訴訟で原告側が勝った (2018.09.17)
Central Park 少女殺人事件 (2018.09.13)
「黒人は泊められません!」 (2018.08.18)
”トランプ嫌い”のマネジャーが首に (2018.07.01)

ジョギング中にうっかり”密入国” (2018.06.30)
時速119 km で人を殺して無罪だと(-_-;)? (2018.06.21)
BC州出身の Paxton がノーヒットノーラン (2018.05.09)
永住権保持者にも選挙権が・・・ (2018.04.19)

強制収容をテーマにした展示会(2/2) (2018.02.15)
強制収容をテーマにした展示会(1/2) (2018.02.14)
人口密度をもっと高くしていいって? (2018.01.17)
バンクーバー市長が四選を目指さず (2018.01.11)

野鳥・動物・自然


カエデそっくりのフウノキ (2018.11.13)
Burnaby Lake にオシドリ (2018.11.07)

巨大なチョウザメの救出 (2018.10.05)
道路に激突死したホシムクドリの群 (2018.09.30)
日本の害虫マメコガネがバンクーバーに (2018.05.28)
痩せこけた Blue Jay (20418.04.22)

交通・運輸


ICBCの赤字は査定方法の変化が原因では? (2018.12.26)
Massey Tunnel 代替案:2020年まで未定 (2018.12.19)
ICBC:6.3% の保険料値上げを申請 (2018.12.16)
2020年から SkyTrain などに無料 Wifi (2018.12.15)

SkyTrain 駅にやっとこさトイレ設置 (2018.12.09)
「カカシおまわりさん」が活躍・・・(^^;) (2018.12.05)
Massey Tunnel 後の10車線橋は廃案に? (2018.12.03)
3日からCompass リストバンドが使える (2018.12.02)

Lions Gate Bridge が ”80才” に (2018.11.20)
「SkyTrain 延長案」と「横須賀造船所」 (2018.11.16)
SkyTrain の Langley 延長に TransLink も理解 (2018.11.11)
危険交差点ワースト5 (2018.11.05)

バンクーバー空港:満足度が北米最高レベル (2018.09.28)
Delta 市でのハイウェー改良計画が進展 (2018.09.18)
地元のバス停が”北米最悪の栄冠”を獲得(^^;) (2018.09.16)
地元のバス停が”北米最悪”になれるか? (2018.09.07)

カナダ政府が交通インフラに$1.37Bを出資 (2018.09.05)
近くEast 1st Avenue が完全に再開 (2018.08.26)
バンクーバー市:サイクリストが増加 (2018.08.23)
赤信号カメラ24時間稼働へ (2018.08.16)

距離による料金システムへ向けて前進 (2018.07.29)
”関税戦争”が交通インフラ建設に影響 (2018.07.18)
現実味を帯びてきた”CascadeRail”構想 (2018.07.16)
TransLink CEO は首相よりも高給取り (2018.07.12)

ガソリン税が1.5セント/L値上げ (2018.06.29)
TransLink が距離制料金の導入を検討 (2018.06.28)
バンクーバー空港の拡張工事がスタート (2018.06.20)
カナダ初の車両用水素ステーション (2018.06.18)

スクランブル交差点を復活させる? (2018.06.09)
横断歩道の渡り方 (2018.06.07)
Cambie 橋でバイクレーンの建設開始 (2018.06.05)
空港に Cell Phone Waiting Area を新設 (2018.05.31)

TransLink:新支払いシステムがスタート (2018.05.23)
TransLink:優先席用のボタンを検討 (2018.05.22)
Granville 駅のエスカレーター使用不可に (2018.05.11)
駅でゲートにタップするのはカードだけ (2018.05.07)

UBC が Skytrain 延長に支援を申し出 (2018.04.26)
Arbutus Greenway をどう使うか (2018.04.23)
渋滞解消の原因は意外にも・・・ (2018.04.18)
Spanish Banks の駐車有料化が再浮上 (2018.04.17)

TransLink が電気バスを導入 (2018.04.14)
Surrey 軽機鉄道2024年の完成を目指す (2018.04.11)
E. 1st Avenue が2ヶ月以上通行止め (2018.04.10)
TransLink が二階建てバスを導入 (2018.03.31)

Spanish Banks 駐車場有料化計画はボツに (2018.03.30)
Spanish Banks の駐車場が有料化 (2018.02.21)
「平均速度カメラ」で道路が安全に? (2018.02.20)
来年夏から Pattullo Bridge の架替え工事 (2018.02.18)

中国語の広告がついたバス (2018.02.11)
新しい自転車シェアサービスが始まる (2018.01.31)
Skytrain:身障者に優しい改札ゲート (2018.01.29)
Richmond 周辺の渋滞が消えた? (2018.01.28)

走行距離で課金される時代が来る? (2018.01.27)
Compass Card アカウント作成がおすすめ (2018.01.14)
Delta 市で飛行機騒音が増大 (2018.01.06)
ポートランドまでの高速鉄道計画 (2018.01.01)

その他


強制収容時代の日系人教会に補償 (2018.11.25)
90週年を迎えた日系人会館 (2018.10.30)
道路のど真ん中に高さ40mの”芸術” (2018.10.29)
来年からビーチでの飲酒が一部解禁に (2018.10.04)

中華街をユネスコ世界遺産にする動き (2018.09.23)
大リーグチームがバンクーバーに誕生する? (2018.07.20)
使い捨てストローを禁止する動き (2018.05.14)
Four Seasons Hotel が2020年に閉鎖 (2018.05.03)

Canada Post ビルに Amazon が入る (2018.05.01)
車上荒らしが急増 (2018.04.30)
Stanley Park の Seawall で改修工事 (2018.04.16)
Landmark Hotel の取り壊しが開始 (2018.03.02)

光ファイバーが普及し始めた (2018.02.12)
バンクーバー市:WiFi ハブを増設 (2018.01.22)
バンクーバーにプロのラグビーチーム? (2018.01.19)
今日、バンクーバーで「北朝鮮問題国際会議」 (2018.01.16)

ブリティッシュコロンビア州

人々

BC州の人口が500万人を突破 (2018.12.29)
目が離せなくなってきた Green Party (2018.12.28)

ホリデーシーズンを最も楽しむBC州民 (2018.12.27)
交通事故死した日系人女性の父親が訴え (2018.12.12)
日系人が寄付した桜が伐採されたが・・・ (2018.12.04)
IDカードに性区別のない「X」マークが登場 (2018.11.06)

ICBC:”追加ドライバー料”50ドルを新設? (2018.10.11)
白内障手術費減額に眼科医たちが反発 (2018.10.07)
NBA のスティーブ・ナッシュが殿堂入り (2018.09.08)
エアコンを使う人が急増 (2018.07.27)

BC州:医療システムの窮状(2/2) (2018.07.25)
BC州:医療システムの窮状(1/2) (2018.07.24)
1年経過のNDP州政権:公約の2/3を達成 (2018.07.21)
92歳の高校卒業生 (2018.07.02)

強制収容の子供たちが書いた手紙がUBCに (2018.06.26)
BC州の男性はカナダで最も健康的 (2018.06.17)
最低賃金を12.65ドルに引き上げ (2018.06.06)
不注意運転の厳罰化を検討 (2018.04.13)

一流ホテルから締め出しを食った男 (3/3) (2018.04.09)
一流ホテルから締め出しを食った男 (2/3) (2018.04.08)
一流ホテルから締め出しを食った男 (1/3) (2018.04.07) 
Green Party:住宅市場から外国人排除を (2018.01.15)

その他

州の山火事が10大天候ニュースのトップに (2018.12.31)
2018年の最も馬鹿げた911コール (2018.12.30)
歯科医療を健康保険に入れる動き (2018.12.20)

ICBC:走行距離5千キロ以下で10%割引 (2018.12.06)
ICBC:今年度の推定赤字額は890ミリオンドル (2018.11.27)
ICBC の傷害保険金を大幅に改定 (2018.10.21)
州政府:農地での住宅敷地面積に制限 (2018.11.19)

ハイウェー15ヶ所で制限速度を下げる (2018.11.12)
近い将来、「一年中夏時間」になるかも(^^)? (2018.11.10)
危険運転の罰金が増額された (2018.11.02)
Okanagan で水素エネルギー電車が走る? (2018.10.31)

バンクーバー島沖で5つの”異常地震” (2018.10.23)
異常な好天続きの原因は・・・ (2018.10.22)
州政府が投機税を議案提出 (2018.10.21)
マリワナ:BC州のルール (2018.10.19)

Okanagan 地方のガラガラヘビが激減 (2018.10.15)
「州の化石」候補に日本人が発見した化石 (2018.10.13)
速度制限の緩和で死亡事故が増加 (2018.10.12)
サムライバチにカメムシ駆除の期待が・・・ (2018.10.01)

投機税の一律施行に自治体から反対意見 (2018.09.19)
州南部でカラスの死骸に西ナイルウイルス (2018.08.29)
州内23ヶ所で気温の新記録 (2018.08.12)
死んだ小シャチを悼み続ける母シャチ (2018.08.05)

Victoria の毒キノコがガンを治すかも (2018.08.04)
制限速度が変化する信号システムを導入 (2018.07.11)
BC Hydro が充電ステーション網を拡大 (2018.07.10)
BC州初のソーラーパネル付き駐車場 (2018.07.05)

州立公園のナンバープレートが人気 (2018.07.03)
空気中の炭素から燃料を作る (2018.06.13)
寺院の低迷は日本だけではなかった (2018.06.10)
来春から新エリアコード 672 がスタート (2018.05.27)

自動車保険:悪質ドライバーに重くなる? (2018.05.20)
食品雑貨店で酒類販売が可能に (2018.04.21)
航路を拡大した60年前の”岩山”の爆破 (2018.04.05)
BC州今年度予算の重要ポイント10点(2/2) (2018.03.01)

BC州今年度予算の重要ポイント10点(1/2) (2018.02.28)
州内のレストエリア8ヶ所に無料Wi-Fi (2018.02.17)
州南東部にカナダ最大の洞窟 (2018.02.13)
州政府が ICBC 改革プランの一部を発表 (2018.02.08)

Victoria はカナダで二番目に家が高い (2018.02.03)
ICBC:9か月間の純損失が935ミリオンドル (2018.01.30)
住宅評価額の参考情報  (2018.01.07)
新しい不動産評価額が発表された (2018.01.03)

カナダ

人々

一組の夫婦から子供18人と子孫合計400人 (2018.11.18)

黒人女性を描いた新しい10ドル札が登場 (2018.11.15)
ライム病がますます拡大 (2018.10.27)
見捨てられるギャンブル中毒者 (2018.10.06)
サウジ人学生たちがカナダ亡命を模索 (2018.09.04)

”受難”続きのカナダの初代首相 (2018.08.28)
「寄宿学校制度」の祭日が作られる (2018.08.22)
カナダ在住のサウジ人学生にもとばっちり (2018.08.14)
Victoria:初代カナダ首相の像を撤去 (2018.08.13)

尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(2/2) (2018.08.09)
尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(1/2) (2018.08.08)
Bay が「イヴァンカ・トランプ」を外す (2018.07.17)
日本での養子縁組トラブルが解決 (2018.06.27)

”二足のわらじ”をはくNFL選手 (2018.06.03)
死亡証明なしで死亡者扱いだと(-_-;) (2018.04.29)
カナダ政界のねじれ (2018.02.10)
カナダ原住民の寿命は15年短い (2018.02.05)

13日現在、フルーによる死者は82人 (2018.01.21)
失業率が過去40年数年で最低に(2) (2018.01.09)
失業率が過去40数年で最低に(1) (2018.01.08)
トップ100人は2日朝までに5万ドル稼いだ (2018.01.05)


その他


飲酒運転が厳罰化された (2018.12.22)
カナダ全体の空き家率が2.4%に低下 (2018.11.30)

カナダ議会でフカヒレ禁止の動き (2018.11.09)
日本国外でのマリワナ使用も処罰対象に (2018.10.28)
需要に追いつかない電気自動車の供給 (2018.10.25)
今日からマリワナが合法化 (2018.10.17)

カナダで最高値の住宅 (2018.09.24)
オンタリオ州の町がランサムウェアの餌食に (2018.09.22)
ICBC 保険料:「悪」に高く「良」に安く (2018.08.11)
最も生活費が高いバンクーバーとトロント (2018.07.09)

住宅ローン規則厳格化が住宅販売に影響 (2018.06.24)
カナダの住宅価格が1年で11%下落 (2018.05.21)
住宅売買軒数が過去17年で最低に (2018.05.05)
ジェネリック医薬品が大幅値下げ (2018.04.04)

DNAバーコードで魚名のごまかしが判明 (2018.02.25)
大銀行でも預金が消えるよ(2/2) (2018.02.24)
大銀行でも預金が消えるよ(1/2) (2018.02.23)
ニセ薬にご注意! (2018.02.19)
私、家族、友達

カナダでクラス会

ハイウェーにかかる”眼鏡橋”は? (2018.10.10)

大活躍だった GPS (2018.09.14)
Shaw Go WiFi が便利 (2018.05.11)
Joffre Lakes 州立公園がいい (2018.09.10)
99号線の起点を見てきた (2018.09.09)

長時間運転でも肩がこらなかった (2018.09.06)
なかなかいい Sea to Sky Gondola (2018.09.03)
カルガリー空港:ひどすぎる為替レート (2018.09.02)
今日から旅行に出る (2018.08.25)


その他


キッチンタイマーの音が聞こえない (2018.10.14)

最近、自虐気味のぶつくさ男・・・(-_-;) (2018.08.17)
”超高層”コンドが目の前に (2018.07.15)
不幸な人 (2018.06.25)
「ハイテク&買物情報」リンクを修正 (2018.05.13)

「日本情報」に「IP Cameras」を追加 (2018.05.08)
薬を増やしたら血圧が上がったのは・・・  (2018.05.06)
「バンクーバー情報」リンクを修正 (2018.05.04)
日本で撮影した野鳥の写真集 (2018.04.28)

最近、やたら帽子をかぶりたい(^^;) (2018.04.27)
コンピュータをリセットする羽目に・・・ (2018.04.24)
飛行機に乗ったら双眼鏡が狂った (2018.04.02)
旧友のちょっとすごい趣味 (2018.04.01)

クレジットカードの”奇々怪々” (2018.03.29)
日本から帰ってきた (2018.03.27)
カリウムが高すぎる! (2018.02.22)
薬を増やしたら血圧が上がった・・・(-_-;) (2018.02.16)



日本

政治・経済・社会・買い物

PC の話 (2018.11.26)

「普通のPCが普通に買えない」 (2018.11.24)
”花札男”が日本のギャンブル中毒増大に加担? (2018.10.18)
なんとも空々しい「復興五輪」 (2018.09.20)
”カナダ流”に翻弄される日本・・・(^^;)? (2018.08.01)


人々

日本でプーチン大統領のカレンダーが大人気 (2018.12.24)

びっくりさせられる104才 (2018.10.02)
大坂なおみ選手の強さ (2018.09.12)
尾畠さん、走り過ぎだよ・・・(^^;) (2018.08.21)
日本の高校生がVRで原爆を再現 (2018.08.10)

「出会いは2012年…」が衝撃に・・・ (2018.07.31)
「オセロ」ゲームに夢中の115歳 (2018.07.28)
日本で交通事故死者数が減少 (2018.02.06)
小栗上野介がテーマの Youtube がおすすめ (2018.02.04)

その他


”日本没落”の兆候が出てきた・・・(-_-;)? (2018.12.21)
「お盆玉」なんじゃそりゃ・・・(^^;)? (2018.08.15)

雨が多かったのは意外な地域だった (2018.07.23)
トックリバチの見事な腕前・・・(^^;) (2018.07.04)
意外に便利な東京湾アクアライン (2018.05.17)
古民家集落がある薬師温泉 (2018.05.10)

今年は日本の勝ち:桜の話・・・(^^) (2018.03.28)
冬にスキー場閉鎖を余儀なくされる豪雪地 (2018.02.01)
日本の降雪量は世界一 (2018.01.18)
地下でレタスを自動栽培 (2018.01.13)

アメリカ&北米


Google 画像検索で ”idiot” と検索すると(^^;) (2018.12.13)
「ホームレスの美談」が実は・・・(-_-;) (2018.12.01)

呆れ果てる”花札男”大統領のお粗末さ (2018.11.14)
日本で1人殺されるとアメリカでは・・・ (2018.10.03)
”人間味?”が出てきたイーロン・マスク氏 (2018.07.19)
8歳の少年の”紳士の振る舞い” (2018.06.01)

え~!!!、????ドルのチップだって!? (2018.05.25)
DNAから人相を割り出す新技術 (2018.04.15)
銃メーカー製品をボイコットする動き (2018.03.03)
銃乱射事件に遭遇した若者が涙の訴え (2018.02.26)



コンピュータ(参考ページ:コンピュータのすすめ

Windows

便利な Snipping Tool (2018.12.23)
デスクトップ表示を画面右下クリックで (2018.09.27)
簡単になった Windows の”リセット” (2018.07.22)
カーソルを見やすく変更した (2018.02.27)

インターネット

動画:「クマの遊び心」と「空飛ぶトイレ」 (2018.06.16)
光ファイバーの時代がすぐに来る? (2018.05.29)
Google 検索の落とし穴「広告」に注意 (2018.05.19)
Windows 10 版 Skype の注意点 (2018.05.18)

写真クラウド Canon Irista の使い方 (2018.05.02)
Skype:オレンジ色は通話可能 (2018.04.25)
写真用クラウド Canon Irista が便利そう (2018.04.03)
必ずしも安くない Amazon 価格 (2018.01.20)

ソフトウェア&ウェブサイト

ブラウザ Vivaldi がさらに進化 (2018.10.26)

無料のオフィスパッケージ LibreOffice (2018.08.31)
Canon Irista:順序変更と編集が可能に (2018.05.30)
ブラウザ Vivaldi が v1.14 を正式公開 (2018.02.09)
バンクーバー島で作られた PDF 閲覧ソフト (2018.02.07)

ハイテク一般


固定電話は”消えゆく老兵”なのかも・・・(^^;)? (2018.12.25)

"ぶつくさ式"パスワードの作り方・・・(^^;) (2018.08.03)
ビデオ映像も信じられない時代に(2/2) (2018.07.08)
ビデオ映像も信じられない時代に(1/2) (2018.07.07)
PCから削除された”遺書”を復元する (2018.06.23)


健康・医療・スポーツ・食生活

豪州で「ガンを10分で検出する方法」を開発 (2018.12.11)
ちょっと変わった歯ブラシ (2018.11.08)
おすすめの「ぶつくさ式ウォシュレット」 (2018.09.21)
UBCで「ユニバーサル血液」の研究 (2018.09.01)

ライム病ワクチンが復活する? (2018.08.27)
カエデの葉がシワを伸ばすかも・・・(^^;)? (2018.08.24)
週に3~5回の運動で心が最も健康に (2018.08.20)
「お尻体操」が役立ったかも・・・(^^;) (2018.08.07)

夜更かしシニアは認知症リスクが高い? (2018.06.14)
ゴルフクラブ・グリップの再生 (2018.06.12)
ついに失われた髪が蘇る時代に(^^;)? (2018.06.11)
少しの散歩でも長生きの助けになる (2018.05.24)

アボカドの話 (2018.05.15)
肺がんの第2の原因ラドン (2018.04.12)
軽度のフルーなら家で安静に (2018.01.10)
HIVウィルスの予防薬ができた (2018.01.02)


英語・日本語・言語一般
(参考ページ:英語失敗談 英語表現のコツ


和製英語発見「Grand Open」だって(^^;)? (2018.12.18)
発音チェックサイト”howjsay” (2018.06.08)
”First come, first served” が正しかった (2018.06.02)
“Two is ...” ・・・はあ? (2018.03.04)

その他(世界、人類、科学、宗教など)

気候変動を考えて飛行機に乗らない運動 (2018.12.17)
2050年までに海面が50センチ上昇? (2018.12.14)
フランスの騒動にロシアの影 (2018.12.10)
1970年以来、野生動物が60%減少 (2018.11.23)

自動車の信頼度ランキング (2018.11.17)
空港周辺の野鳥対策に”ギョロ目”技術 (2018.11.04)
南米アマゾンで孤立する先住民 (2018.08.30)
”最も住みやすい都市”世界ランキング (2018.08.19)

Starbucks がプラスチックストロー全廃へ (2018.07.13)
無主地?リベルランド?なんじゃそりゃ(^^;)? (2018.07.06)
震度「5弱」と「6弱」で大きな違い (2018.06.19)
ハヤブサがインコだって? (2018.06.15)

通路際の席とベルト着用が命綱 (2018.04.20)
トイレブラシでコップを洗うって(-_-;)? (2018.01.26)
フライパンの不思議 (2018.01.24)
42人の超金持ちが世界人口の半分に匹敵 (2018.01.23)



州の山火事が10大天候ニュースのトップに (2018.12.31)

喉元すぎればなんとか・・・で、夏にBC州内陸部で発生した大規模な山火事の煙がバンクーバーの空を覆ったことは私の記憶から消えつつあったが、その山火事が Environment Canada カナダ環境省による「2018年で最大の天候イベント10件」のリストでトップにランクされた。「BC州は2年続けて、州全域で非常事態が宣言されることになった。山火事が始まったのは遅かったが、その規模がものすごかった。8月8日には460ヶ所が同時に燃えて、2017年には一日たりともなかった件数を記録し、そのうちの25ヶ所は広大な面積に及んだ」。

BC州では、5月に記録的な高温と乾燥に見舞われたが、環境省はそのことが激しい山火事の要因となったと説明する。6月には雨が多くて一時的に山火事を抑えたものの、7月に入って再びひどくなった。最終的に、2,000ヶ所以上で山火事が発生し12,985平方キロメートル*が燃え、前年に記録した1,500ヶ所、12,160平方キロメートルの記録を塗り替えた。山火事の影響を受けたのは火事現場だけではなかった。「8月までに、Victoria からスペリオル湖までの地域に住む1,000万人以上のカナダ住民が、山火事からの煙を吸うことになった。カナダ西部では何週間にもわたって毎日のように大気汚染警報が発せられ、 煙で汚染した空気が高齢者、幼児、呼吸器の病気を持つ人たちを危険に陥れた」。

このトップ10リストには、カナダ各地での最高気温記録を更新した世界的な夏の熱波、オンタリオ州とケベック州で1ビリオンドルの被害額を生じさせたハリケーン、9月に Ottawa-Gatineau 地区を襲った竜巻、春にBC州南部で発生した激しい洪水(これが夏の山火事の要因となったと環境省は見ている)などが入った。詳しくは環境省ウェブサイトを参照。

う~ん、今年の山火事は本当にすごかった。8月末に、日本からやってきた高校時代の旧友5人をレンタカーでカルガリー空港まで迎えに行った私は、途中の山々が煙で見えず、「これじゃあ、せっかくのロッキー山脈を見せてやれない」と心配した。ところが、幸いなことに、バード・ウォッチングしながら途中3泊してカルガリーに向けて移動する間にかなり雨が降って煙が消えた。雨のおかげで、バードウォッチングは散々だったが、旧友たちはロッキー山脈の山々を見ることができたのだ・・・(^^)。それにしても、年々ひどくなる山火事は、やはり地球温暖化が関係しているのではと思えてくる。新年はもう少し”おとなしい年”でありますように・・・(^^;)。

* スタンレーパークの面積が約4平方キロメートルなので、焼失面積はその約3,200倍で長野県の面積にほぼ等しい。やはり、ものすごく広大な面積が焼失したことになる。
<当初、「スタンレーパークの面積が4,049平方メートルなので、燃えたのはその3倍強の面積・・・」と書いた。ところが、複数の閲覧者から指摘があって、スタンレーパークの面積を4,049平方キロメートルと間違って計算したことが判明し、上のように訂正した。なんともズッコケた話で、2018年最後のズッコケとなった・・・(-_-;)。>

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2018年の最も馬鹿げた911コール (2018.12.30)

恒例となっている「最も馬鹿げた911コール・ワースト10」2018年版が発表された。以下がそのワースト10だ。

「近所のファストフード店は24時間営業をうたっているのに、閉まってるの」
「買ったばかりの靴を返品しようとしたら、箱がなかったら受け取らないっていうの」
「ガソリンスタンドの従業員が私の車に間違ったガソリンを入れたんだけど・・・」
「レンタカー会社に予約しておいたのに、間違ったサイズの車を用意してたの」
「レストランがクーポンを受け取らないんだけど・・・」
「どうやったら車のライトを消せるの?」
「この車、ワイパーが動かなくなっちゃったんだけど・・・」
「車を牽引車で持ってかれちゃったんだけど、どこに行ったか知ってる?」
「ジャケットを失くしちゃったんだけど・・・」
「夏時間が終わるんだけど、1時間進めるんだっけ遅らせるんだっけ?」

911コールを受けている E-Comm 社では、これらのコールは、本当に緊急を要するコールの邪魔をしていて、人命に関わる可能性すらあると警告する。同社は今年、145万件の911コールを受け取った。同社としては、どれほどバカバカしいコールでも、コーラーが誰かに脅迫されて他に言いたいことがあるのに、それが言えないこともありうるので、どんな場合でもガチャンと切る訳にはいかないということだ。

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BC州の人口が500万人を突破 (2018.12.29)

Statistics Canada カナダ統計局の推計によると、ブリティッシュコロンビア(BC)州の人口が初めて500万人を突破した。統計局のレポートは、人口が増えた州はどこでも同じだが、増加の最大要因は外国からの移民だとしている。カナダの人口は、7月1日以降184,000人増加して、10月1日の時点で3,720万人だった。これは1971年以降で最大の人口増加だった。カナダ統計局は移民の増加に関して、難民申請者が増加したこと、および永住権を持たない多数の人達*がやってきたことに言及した。永住権のない人たちは労働ビザと学生ビザの所有者たちだ。

CICS Immigration Consulting 社の認定移民コンサルタントである Alex Khadempour は、「500万人突破は特に驚くことでもない」とし、BC州の人口増加は外国からの若い学生たちが増えていることがひとつの要因だと話す。彼によると、オンタリオ州などで学生生活を送った外国からの学生たちの多くが、学校を卒業するとBC州に移動してくる。「他州に比べて、BC州の経済は好調に推移している。仕事があり、州の永住者プログラムは他州に比べてナビゲートするのが簡単だ」。カナダには45万人以上の外国人学生がいて、彼らが BC州のサービス業界と販売業界に就職して雇用者からスポンサーシップを受けることがよくあり、「それによって、永住権申請への道が開かれる」。

人口統計、人種、都市計画を専門とする UBC Okanagan キャンパスの地理学准教授 Carlos Teixeira は、「カナダの全体的な出生率は特に高くはないので、今回の人口増加は、移民者たち、特に最近では難民たちによるところが大きい」と言う。また、カナダは高齢化が進んでいて「バランスが取れたピラミッド型の人口構成になっていない。それを埋め合わせる一つの方法は、世界中からの移民者にドアを開放することだ」。

う~ん、州の人口が500万人を突破したとはすごいね。BC州は、オンタリオ州1,400万人弱、ケベック州800万人強に次いで、3番目に人口の多い州だが、これからも着実に増えていくだろうね。それにしても、カナダは日本のような単一民族国家ではないので、移民受け入れにそれほど抵抗がないのが幸いだね。

* こうした人口統計では国籍と永住権の保持者だけが数えられると思っていたが、「永住権を持たない多数の人達」まで数えられたら、そうではなくなってしまう。どうもよくわからん・・・(-_-;)?。

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目が離せなくなってきた Green Party (2018.12.28)

BC州の第三政党 BC Green party の党首 Andrew Weaver は、州の選挙制度に比例代表制を導入することはできなかったが、同党は今後も成長し続けると話す。2017年の州議会議員選挙で同党は17%の州民から支持を得たが、87議席のうちで獲得したのは3議席だけだった。「BC Green party はこれまででも極小政党ではなかった。州議会で通過した政策と州の政治に及ぼした影響を見れば、我が党がとても重要な意味を持っていることが分かる」。

昨年の州議会議員選挙では、自由党が最大議席を獲得したが、1議席差で続いた BC NDP が3議席を獲得した BC Green Party を”仲間に入れて”連立政権を確立した。それ以来、BC Green Party は、一年以上にわたって NDP の州政府を”水面上に”支えてきて、同党の”指紋”が州の政策の上で目に付き始めている。

Weaverは、BC州政府の気象計画は BC Green party なくしては実現しなかったが、同党が影響を与えたのは気候戦略だけではなかったと話す。この秋、NDPが掲げた投機税では、BC Green party は3つの修正を加えさせた。州政府財務大臣と投機税の影響を受ける自治体の間で毎年会合を持つこと、同税によって得られた歳入分をいくつかの地域の social housing プロジェクトに充てること、そして、低い税率*を州内だけでなくカナダ全国の永住権保持者に適用することだ。

州内の液化天然ガス業界についても BC Green party は懸念を表明して、州政府を揺さぶった。また、ridesharing の問題でも BC Green party は州政府をプッシュしてきた。これまで州内で ridesharing を広めるよう運動してきた同党は、州政府が2019年秋までに州内で ridesharing 企業が営業申請できるよう州法を通過させたものの、BC Green party はこれに達するまで時間がかかりすぎたと失望している。

う~ん、昔は聞いたこともなかった Green Party が、今では州民の17%から支持されているというのは馬鹿にできないよね。ともかく、経済成長ばかりが優先された20世紀から、環境問題が大きく前面に出てきた21世紀には、環境優先を掲げる BC Green Party はこれからも大きくなりそうな気がするね。

* 2019年以降の Speculation Tax 投機税について、BC州政府のウェブサイトには次のように書かれている。
1.2% for foreign owners and satellite families
2.0.5% for British Columbians and other Canadian citizens or permanent residents who are not members of a satellite family

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ホリデーシーズンを最も楽しむBC州民 (2018.12.27)

最近行われた調査で、BC(ブリティッシュコロンビア)州民は、年末のホリデーシーズンをカナダ国内で最も楽しんでいることがわかった。

調査機関の Research Co. 社が12月3日~6日の間、全国の約1,000人に対して行った調査によると、BC州民の70%がホリデーシーズンの間「(ストレスよりも)楽しみ」を感じると答えていて、これはカナダで最高だった。BC州民に続くのがケベック州民で”楽しみ派”60%だった一方、アルバータ州民は”楽しみ派”45%、”ストレス派”43%と拮抗した。カナダ全体では57%の人たちが”楽しみ派”で、25%が”ストレス派”だった。

BC州民はカナダで最も非宗教的で、毎日の生活の中で宗教が「とても」あるいは「ある程度」大事だと答えた人はわずか25%だった。その点、他州ではサスカチュワン州民とマニトバ州民がそれぞれ60%、オンタリオと州大西洋岸諸州の州民が43%、アルバータ州民では42%、ケベック州民では30%だった。カナダ全体で宗教が「とても」あるいは「ある程度」大事と答えたのは38%で、逆に、宗教は「あまり」あるいは「まったく」重要でないと答えた人は62%だった。年齢別で宗教が大事と答えたのは、55才以上の人たちの46%、35~54才で40%だった一方、18~34才では29%と少なかった。

ホリデーシーズンにどんな挨拶をするのがいいか聞いたところ、カナダ全体でまだ大半の人たちが ”Merry Christmas” と答えた。その率はカナダ住民の74%に達し、”Happy Holidays” がいいと答えたのはわずか14%だった。“Merry Christmas” を好むのは55才以上の人たちに多くて同年齢層の79%に達した。一方、18~34才の年齢層ではその差が縮まって、“Merry Christmas” 67%、“Happy Holidays” 17%だった。

う~ん、他愛のない調査のように思えるが、カナダ人の”宗教度”が垣間みられて面白いね。意外に思ったのは、相手の宗教がわからない場合によく使われる “Happy Holidays” の支持者がわりと少ないことだね。これだけ世界中から人が集まっている他人種国家のカナダだからもっと多いかと思ったが、そうではなかった。サスカチュワン州やマニトバ州あたりでは、まだまだ”ヨーロッパ的”なのかもしれないね。

<ニュースソース> Global News  Research Co.

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ICBCの赤字は査定方法の変化が原因では? (2018.12.26)

昨年度 1.4ビリオンドルの赤字を出した州の自動車保険公社 ICBC は、今年度も890ミリオンドルの赤字を予想している。赤字の最大要因は交通事故の増加と保険料請求金額の増大とされている。そして、その赤字分は私達の保険料にもろに跳ね返ってきて、この数年、保険料がものすごい値上がりだ。どうもよく分からないのは、なぜ急に事故件数と請求額が増えたかということだ。

私は数年前から ICBC のサービスの変化に気づいていた。以前は軽度の接触事故でも ICBC のクレームセンターできちんと損傷程度を査定してくれたが、4~5年前からは、軽度損傷の場合は直接ボディーショップで査定してもらってくれと言われるようになった。このことが「事故件数の増加」と「保険料請求額の増加」につながっているような気がしてならない。

たとえば、修理費を ICBC からたくさんもらいたいボディーショップが、実際より重度の損傷として査定結果を出すことはないのか。さらに悪質な場合は、ボディーショップと自動車保有者が結託して、”ニセの交通事故”を仕立てることはないのか。もちろん、ボディーショップは損傷部分を写真を ICBC に提出する義務があるようだが、ごまかす方法はいくらでもあると思う。

先日も ICBC の統計データを載せたトピックを書いたが、交通事故件数は2013年の260,000件から2017年の350,000件へと、4年間で35%も増加している。こんな急増は、よほど急激な車両数の増加、運転マナーの急激な悪化などが一度に発生しない限り、考えられないのではないだろうか。しかし、そんなことは聞いたことがない。だとしたら、どこかで大量に不正が行われているのではと思えてくるのだ・・・(-_-;)。

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固定電話は”消えゆく老兵”なのかも・・・(^^;)? (2018.12.25)

友達の家が、固定電話を廃止して完全に”スマフォ通信”に切り替えた。家族がそれぞれスマフォを持って、外部からの通信を受けたり家族同士で連絡し合ったりするのだとか。スマフォ情報に詳しい娘さんが主導して切り替えの手続きをとったようだ。これまでも、一人住まいやご夫婦だけの家庭で固定電話を廃止した話は聞いたことがあるが、彼の家のような大家族が固定電話を廃止したのは初めて聞くことだった。

そんなおり、企業でも今、固定電話を廃止する動きが出ているらしくて、そのあたりを伝えるニュースがあった。トロントにある非営利メディア企業 Accessible Media Inc. 社のマーケティング専門家 Elaine Falcone は、一年くらい前の社内風景を思い出すと笑えてくる。同社の重役たちが、まるでファストフード店のドライブスルーで働くスタッフのように頭にヘッドセットをつけて歩き回り、それで通話するようになったのだ。そして今では、ヘッドセットが同社では当たり前になり、カナダの多くの企業でも同様の光景が見られるようになった。

そうした企業では、固定電話から、VoIPRingCentral や Microsoft の Skype for Business のようなクラウドベースプロバイダーへの切り替えが進む一方で、扱いにくい固定電話は急速に消えていく。また、企業によっては、多くの従業員が家庭や遠隔地から仕事をするようになって、固定電話がいっそう時代遅れのものになっていく。さらに、"agile workspace"(生き生きとして活発な仕事場?)として知られる共有オフィスの職場ではだれもが好きな机で仕事ができ、その結果、固定電話は意味がなくなって、ラップトップコンピュータとスマフォが重宝する・・・。

う~ん、VoIP サービスは固定電話ほど接続がよくないという欠点もあるらしいが、便利さと通信費の安さを考えたら、ますます普及していくだろうね。今のところスマフォを必要としない私も、これ以上 Shaw の料金が上がったら、”固定電話よ、さようなら”を考えるかもしれない・・・(^^;)。

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日本でプーチン大統領のカレンダーが大人気 (2018.12.24)

日本で今、ロシアのプーチン大統領のカレンダーが大人気らしい。ファンには若い女性が多いようだが、中には高齢の女性もいるとか。彼女らの声を聞くと、「冷静な感じでかっこいい・・・」「クール・・・」「犬と遊んでいて可愛い・・・」「乗馬をしたり温泉に入ったりと興味を持っていてステキ・・・」と言った具合だ。下がそれを伝える動画ニュースだ。

   

言っちゃあ悪いが、まったく単純だよね。男がかっこよければ、裏でどんな悪事を働いていたとしても、好きになってしまうんだからね。これまで、ロシア国内外でどれほどの数のロシア人が不審死しているか、プーチンの影が感じられるそれらの事件がどれほど解明されずにウヤムヤになっているか、さらには、プーチンが「世界一の金持ちかも・・・」と言われるほど自分に資産が集まるようにしているか。女性が”かっこいい男性”に憧れる気持ちはわかるとしても、これまでいくどとなく報道されてきたプーチン大統領のマイナス面についてそれほど無知でいられるというのはまったく異常なことで、こっちが情けなくなるほどだ・・・(-_-;)。

<参考トピック> 
またしても“反プーチン人物”が殺される (2015.02.28) 
プーチンは“第二のヒットラー”・・・(-_-;)? (2015.02.24)

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便利な Snipping Tool (2018.12.23)

Windows には、かなり便利なのに意外と知られていないツールがある。たとえば、Snipping Tool がそのひとつだ。これを使うと、画面上の好きな部分をコピーし、メール、ワード、エクセルなどに貼り付けて友だちに送ったりできる。下の動画がわかりやすく説明している。

   

また、当ホームページのこちら(コンピュータのすすめ → コンピュータ役立ち情報 → Windows → 画面切り取り用 Snipping Tool)でも、詳しく説明している。

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飲酒運転が厳罰化された (2018.12.22)

このほど、飲酒運転で有罪になった場合、より厳格な罰則が課せられるようになり、警官はドライバーが飲酒で酩酊しているかあるいは麻薬で酩酊しているかを調べられるようになった。これらの変更は、6月にカナダ議会を通過し先日施行された法案 Bill C-46 によるものだ。

警官は停止させた車のドライバーから、自分の判断で呼気サンプルを採ることができるようになった。これまでは、飲酒運転の疑いなどの理由がなければサンプルを採れなかった。また、警官はドライバーが飲酒しているか否かを調べるために、連邦政府司法長官が承認したいかなる道具類を使ってもいいことになった。飲酒運転撲滅を掲げるグループ MADD(Mothers Against Drunk Driving)は、同様に厳格な規則を掲げる他国で道路の安全が向上したとして、この変更を歓迎した。一方、 Canadian Civil Liberties Association は、人種的マイノリティーが不当に扱われるのではと懸念を表明した。

同法案はまた、ドライバーが飲酒運転を何度も繰り返した場合の懲役刑を5年から10年に長期化し、また、危険運転ドライバー、飲酒運転ドライバー、ひき逃げドライバー、警察からの逃亡ドライバーに、「危険違反者」の指定を行う能力を the Crown 検察?に付与している。その他の目立った点は、軽度に厳しい麻薬吸引ドライバー違反が設けられて最大で1,000ドルの罰金が課せられるほか、任意に最長1年までの免許停止を課せるようになったことと、公道レースを別個の犯罪として扱うことになったことなどがある。

う~ん、やっとこさ飲酒運転に対して厳罰化が少し進んだね。飲酒運転をする人たちは、それがどれほど危険なことなのか全く認識がないのだろうから、日本でやったように罰則でガツンとやったらいい・・・そんな気がする。

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”日本没落”の兆候が出てきた・・・(-_-;)? (2018.12.21)

私は、子どもたちのコンピュータ教育が全くなっていない日本は、いずれ没落すると思っているが、早くもその兆候が現れたかと思うような情報があった。こちらのグラフをご覧あれ。

これは World Economic Forum 世界経済フォーラムある記事の中で、AI(人工知能)労働力の大きさを国別にランキングしたグラフだ。ランキングされた22ヶ国中、上位は、アメリカ、中国、インド、イスラエル、ドイツとなっており、カナダも7番目にランクされ悪くない。ところがどうだ、日本がない。このグラフで比較しているのは、労働力の絶対数なのか、人口に対する比率なのかがはっきりしないが*、どちらにしても、この種のランキングに日本がランクされないというのは”異常”だ。他の主要国はみなランクされているのに・・・。

その原因は、日本のコンピュータ教育があまりにもお粗末だからだ。現代の子どもたちの”読み書き算盤”であるコンピュータ操作(=タッチタイピング)を、学校でほとんど教えないのだから話にならない**。タッチタイピングは、子供なら毎日30分の練習で10日もやればマスターしてしまう。それができて初めて「読み書き算盤ができるようになった」ということだ。このあたりがきちんと教育されないのは、文科省と政府に責任がある。おそらく、政界のお偉いさんでも「コンピュータ操作=読み書き算盤」を理解している人は殆どいないのだろう。だから、こんなことになる。この調子では、想像以上に早く日本の没落がやってくるかもしれない。

なにやら、今日は偉そうなことを言っているが、真面目な話そう思う・・・(-_-;)。

* 絶対数なら、アメリカ、中国、インドなど人口が多い国が上位に来てもおかしくない。しかし、そのあとに人口が少ないイスラエル(人口800万人強)やスイス(同800万人弱)が並んでいることを考えると、絶対数ではなく人口に対する(AI労働力の)比率ではないかと思えてくる。もっとも、比率だとしても、総人口が多いインドと中国は比率が低いだろうから、上位に来るもの変だ。どうもよくわからん・・・(-_-;)?。

** 私の親戚に高校教師をしている若者が二人いるが、彼らは口を揃えて「学校でコンピュータ教育に関して理屈は教えるが、実技はほとんど教えない」と証言している。だから、毎春「新入社員がコンピュータ操作できない」というニュースを聞いても、今では驚きもしない。

<参考ニュース>
AI(人工知能)の技能ランキングが発表される。トップ3はアメリカ・中国・インド
 
これも同じグラフについて述べているのだが、AI workforce を「仕事におけるAI利用の程度」と訳している。これも抽象的で分かりにくい。

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歯科医療を健康保険に入れる動き (2018.12.20)

BC州知事 John Horgan は、州の健康管理システムの一部として歯科医療を州がカバーするアイデアに関して、「この件については私達は検討を重ねてきていて、できれば次年度の予算に何らかの形で盛り込みたい」と語った。BC州の健康保険 Medical Service Plan (MSP) では現在、内科医と助産婦が提供する医療サービス、病院内で行われる口腔外科手術、医療的に必要な目の検査、その他の歯列矯正術サービスはカバーする。

2008年、Union of B.C. Municipalities (UBCM、BC州市町村ユニオン?) は、州に対していくつかの要求項目を掲げた動議を支持した。それには、歯科医療へのアクセス障壁を取り除くために早急な手続きを取ること、州内の低所得者のためのベーシック歯科医療保険にもっと資金を投入すること、BC Dental Fee 指針と実際の歯科医からの請求額との隔たりを解消すべく BC Dental Association と協力するよう要求することが盛られていた。2018年、UBCM は、MSP 保険にベーシック歯科医療を追加することなどを健康大臣に対して要求することを協議した。

ちなみに、オンタリオ州の NDP*は、今年3月、同州で歯科保険に入っていない人たちに歯科医療を提供するという選挙公約を発表した。NDP は、この計画によって1.2ビリオンドルの経費で450万人に歯科治療を提供できると推定した。その計画では、入れ歯、歯科検査、X線検査、歯牙充填、歯の清掃、歯科修復などの基本治療がカバーされる。その計画では、歯科保健のないシニアと社会扶助が必要な人達の歯科医療を public cash(公的資金?)がカバーする。

う~ん、BC州政府が歯科医療保険について言及するのは初めてではないだろうか。BC州では企業に勤める人たちはグループ保険で歯科医療がカバーされたりするが、そうでない人たちは実費を支払わねばならない。だから、リタイヤした私などは歯医者さんへの支払いが毎年かなりの額になるし、お金がなくてまともに歯科医療を受けられない人達もいるらしい。州政府がさらに前進して、MSP が歯科医療をカバーするようにしてほしいものだ。

* 今年6月に行われたオンタリオ州議会議員選挙では NDP は政権を取ることができず、 Progressive Conservative Party が勝って Dough Ford が州知事に就任した。したがって、NDP が掲げた歯科医療保険の公約は実現の可能性が低いと思われる。

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Massey Tunnel 代替案:2020年まで未定 (2018.12.19)

NDP の州政府は、築後59年が経過する Massey Tunnel をどうするかについて、2020年秋まで結論を出さないことになった。州政府運輸大臣 Claire Trevena は、往復10車線の橋の建設は廃案としたが、その他のすべてのアイデアはまだ検討対象になっていると説明する。自由党による前政権は2017年に10車線橋の準備段階工事を開始したが、NDP は政権奪還後、工費3.5ビリオンドルの同橋の計画を廃案とした。そして、昨年、技師の Stan Cowdell を採用して、代替案の最良オプションを検討させた。

先日公表された Cowdell の報告書は、もっと小さな橋の建設、現在のトンネルのアップグレード、あるいは、新しいトンネルの建設についてさらに検討することを推奨している。加えて、Cowdell は、8車線の沈埋トンネルの建設も検討すべきだとした。同様のプロジェクトが最近、香港とマカオを結んで完了していて、Trevena は来年、同プロジェクトの関係者から話を聞き始める予定だと言う。なお、Richmond 市議会はかねてから、巨大な橋の建設プロジェクトによって農業用地と公園が削られてしまうことに不満を表明していたが、報告書は、いかなる建造物を造るにしてもそれは避けられないとした。

今回の州政府発表に対しては、すぐに批判の声が上がった。Delta South 選出の州議会議員の自由党 Ian Paton は、「NDP はフレーザー川の南側に住む85,000人の人たちを失望させた。トラック業界で働いたり、通勤したりする人たちは、夕食に間に合うように家に帰りたいのだ。彼らは、何年も何年も州内で最悪の渋滞を起こすトンネルに閉じ込められてきたのに、今回の州政府発表はその問題の解決になにも果たしていない」と落胆の声を上げた。

う~ん、どうやら2年先延ばしになった感じだね。10車線橋の是非については判断が難しいが、すでに準備段階の工事が始まったのなら、やってしまうべきだったと思えてならない。先延ばしすればするほど工費は上がるし、中途半端なものを造ったら、遠くない将来に、また何かを造らねばならなくなるのだからね。

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和製英語発見「Grand Open」だって・・・(^^;)? (2018.12.18)

日本の動画ニュースを見ていたら、「百貨店不振が続く中、江戸時代から続く商業の街、東京・日本橋で、老舗百貨店が『原点回帰』ともいえる新戦略を打ち出した・・・」というニュースがあった。そして、あらためて「大開店」ということでその模様が映し出された。

ところが、大開店を祝う人々の背後のボードに「Grand Open」と大きく書かれ、ナレーションでも「グランド・オープンが行われました・・・」と続いた。私は一瞬、「あれ?ちょっと変だね。Grand Opening じゃあないの?」と思った。そこで、いろいろ調べてみると、やはり「大開店」の意味では Grand Opening しかなさそうだ。

ネット辞書英辞郎では、opening(名詞)には「開店」の意味があるが、open(名詞)には「開放」などはあるものの「開店」はない。また、一般辞書を調べても、同じような結果だった。さらに調べてみたら、こちらのサイトも "Grand Open" は和製英語と指摘していた・・・(^^)。

う~ん、重箱の隅を突っつくような話かもしれないが、日本にも英語がかなり浸透している今の時代には、ちょっとおそまつな気もする。”一流百貨店”の三越ならなおさらのことで、かえって百貨店業界の不振を象徴しているなあと思ってしまう・・・(^^;)。

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気候変動を考えて飛行機に乗らない運動 (2018.12.17)

University of Victoria の教授が、気候変動を考慮して飛行機での旅を極力減らす科学者や一般市民のグループ No Fly Climate Sci に参加していて、この運動はいま拡大しつつある。同大学行政学准教授の Lynda Gagne は、学術会議などに参加するために学者たちが利用する飛行機旅行の多さを憂慮して、同グループのリストに署名した。彼女は飛行機旅行を年に一回程度にまで減らし、しかも通常は仕事と家族との面会を兼ねるようにしている。

No Fly Climate Sci list は、ロサンジェルスの大気科学者 Peter Kalmus が、2010年に80,000キロもの距離を飛行機旅行したことに気づいて始めたものだ。「飛行機旅行は本当に大きな温室効果ガスを排出させている。飛行機に乗ることほど、地球温暖化に即座に加担してしまうことは他にない」と彼は言う。

彼が最後に飛行機に乗ったのは2012年だった。それ以来、彼はテレビ電話を使ったり、列車、コンテナ船、自動車で移動したりして会議に出席している。Kalmus は、国際会議を開催する代わりに、(ハイテク通信)技術を使って研究者たちを結びつけるよう大学や研究機関を説得したいと話す。「私達が飛行機に乗らないとする決意だけでは、この重大局面を乗り越えるには不十分であることは分かっている。しかし、こうすることで、一般の人達に問題の緊急性を伝え、できれば私達の研究機関に少しでも圧力をかけたいと、そう思う」。

これに Gagne も同意する。「社会の上層部の人たちが、資金提供者、大学の上層部などとともに、もっとそれに気づく必要があり、それによって、学究的世界において成功するために海外へ飛行機で飛んでいく必要はないということが理解されると考える」。同リストには、地球科学者たち、他の学術関係者たち、それに一般の人達を含めて、120人以上が署名していると、Kalmus は言う。

う~ん、地球温暖化への問題意識もついにここまで来たのかという感じがするね。私は飛行機がどれほど温室効果ガスを排出するか知らないが、今のハイテク時代を考えると全く彼らの言うとおりだと思う。遠隔地での学術会議に出席するために、わざわざ飛行機で飛んでいかなくても、テレビ電話などで参加できるはずだ。もっとも、こうなると、航空業はこれから斜陽産業になるってことかもしれないけどね・・・(^^;)。

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ICBC:6.3% の保険料値上げを申請 (2018.12.16)

ICBC は、NDP による BC州政府がICBC の大赤字問題を解消すべく努力する中で、基本保険料を6.3%値上げすることを B.C. Utilities Commission に申請した。承認されれば、新料金は来年4月1日から施行され、平均で1年に60ドルの値上げになる。

州政府司法長官 David Eby は先月、ICBC の純損失は、昨年度の1.3ビリオンドルに続いて、今年度は890ミリオンドルになるだろうと発表した。先日は、提案されている保険料値上げは、「(自由党による)前州政権が ICBC に残した財政危機の結果のひとつ」と説明した。NDPが政権についた時、状況があまりに悪かったため、この1年間、州政府が採ってきた方策がなかったら、保険料値上げは40%近くにまで達していただろうと言うことだ。

今年1月、Eby は ICBC の状態を「financial dumpster fire 」(財政ゴミの火事?)と評して、思い切った改革が必要だと警告した。そうした損失を少なくしようとして、州政府はすでに、違反を重ねるドライバーへの罰則を厳しくしたり、独立紛争解決システムを導入したり、軽度傷害に5,500ドルの限度額を設けたりと、一連の改革を進めてきた。

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2020年から SkyTrain などに無料 Wifi (2018.12.15)

2020年から TransLink が運営するバス、SkyTrain、SeaBus の乗客は無料の WiFi サービスを楽しむことができる。先日、TransLink と Shaw Communications が、カナダの公営交通機関としては初めてとなる WiFi サービス計画を発表した。

TransLink CEO の Kevin Desmond によると、毎日50万人が利用するそれらの乗り物の乗客から最も要望の強いことのひとつが WiFi サービスだったということだ。同計画は、Shaw Communications の無料 WiFi サービス Shaw Go Wi-Fi の延長線上で行われるが、Shaw の顧客でなくても利用することができる。TransLink と Shaw は今後数ヶ月間、広告を入れられるようにするかどうか、帯域幅を制限するかどうかなど、計画の細部について検討を加える。

無料 WiFi はすでに、SeaBus と SeaBus ターミナルで提供されている。Shaw と TransLink は、全域でのサービスを開始する前に、2019年を通して試験テストを実施する計画だ。全域でのサービス開始は2025年からと計画されている。最終的に、無料 WiFi サービスは、HandyDARTWest Coast Express および community shuttle buses でも行う計画だ。

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2050年までに海面が50センチ上昇? (2018.12.14)

11月末、King tide が発生し、バンクーバー市の海沿いを巡って造られている Seawall が False Creek 入江あたりで通常よりも50センチも水位が上がって水没した。市の sustainability specialist 持続可能性スペシャリストである Angela Danyluk は、ゴム長靴を履いて水をかぶった Seawall を歩いた。彼女は、「Seawall の一部は、King tide ではなく、1970~80年代ころの満潮時を想定して造られているのではないか」と言う。

Danyluk のような研究者にとって、King tide は壮観な光景でもあり警報でもある。こうした高水位は、数十年後には海水面の上昇によって当たり前のことになるのだ。King tide は、およそ年に二回起こる予測可能な海水面の上昇だ。冬には King tide が月と太陽の位置の関係で特に高くなる可能性がある。バンクーバーでは、King tide による損害は最小限に留まっている。めったに起こらないことだし、Seawall 沿いのインフラは腐食しないようにペイントされているからだ。

しかし、Danyluk は、高水位がもっと頻繁に発生するようになったら状況は変わるし、海水面は2050年までに50センチ、2100年までには1メートル上昇すると予測する。「今日の King tide が2050年には満潮時水位になるのです」。King tide が高潮と重なった時には、水位が30~100センチにまで達して、特に被害が大きいくなる可能性がある。2012年には King tide と高潮が重なって、「50年に一度の」できごとと言われた。

バンクーバー市は、気候変動に対する戦略を再構築している最中で、これから何年もの間に大気と地形が変化するのに伴って、どう適応するかということにより大きな焦点を当てることになっている。Danyluk は、「Seawall は、場所によってもっと高くすべきだろう。潮間帯を造り直して、浜辺が発達するようにした場所ではもっと面白い海岸線ができるだろうし、街の街路樹にも現在のとは異なった種類の木を植えられるかもしれない」と言う。

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Google 画像検索で ”idiot” と検索すると・・・(^^;) (2018.12.13)

Google 画像検索で、「ばか、あほ、間抜け」などの意味がある英単語 "idiot" を検索してみると、有名なある人の顔がいくつも出てくる・・・(^^;)。こちらがその結果だ。

びっくりだね。これを見たら、だれだって「Google が仕組んだ」と思うよね。ところが、そうではないらしい。先日、Google の CEO である Sundar Pichai* は、アメリカ議会で「なぜ、idiot と検索するとその人の顔が出てくるのか」を説明するはめになった。Pichai に質問したのは、民主党の Zeo Lofgre 議員だ。彼女は「Google 画像検索で “idiot” と検索すると、○○○○大統領の写真が出てくる。私は今やってみた。これはなぜ起こるのか?」と Pichai に聞いた。

Pichai は、「だれも手動で特定の検索結果を作り出してはいない」と言って、政治的な意図があってそうなるのではないと説明した。Pichai は、その検索結果はユーザーが打ち込むキーワードに関係があると話す。「Google は、膨大な量のウェブページの文章に入って調べだし、Google のインデックスにコピーする。Google はキーワードを取り出し、それに対応するウェブページに対照させ、200以上のシグナルの上でそれらをランク付けする。たとえば、関連性、新鮮さ、人気、人々がどう使っているか、などのシグナルだ」。Pichai は、Google がそうした情報を使って最善の検索結果を見つけ出してランク付けすると説明した。Lofgrenは、「ということは、だれかがカーテンの後ろに隠れて、ユーザーにどう見せるかを操作しているということではないわけだね」と言った・・・。

要するに、ものすごくたくさんのウェブサイトが、○○○○の写真を掲載した上で idiot の単語を使っているということのようだ。なぜだろうね・・・(^^;)?。

* インド人は二桁の九九ができるほど数学に強くて、その結果、ハイテクに強いと言われるが、インド出身の Pichai もそのひとりだね。ちなみに、彼の年間給与(2017年)は約200ミリオンドル(2億ドル、226億円)だそうだ・・・(^^;)。

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交通事故死した日系人女性の父親が訴え (2018.12.12)

Melissa Mimura は、2017年4月2日、Merritt 近くの Coquihalla Highway(5号線)で交通事故死し、日本にいる家族を悲しみに包んだ。UBC Okanagan の学生だった21歳の Mimura は、Vancouver から Kelowna に帰る途中で車が故障し、道路際で救助サービスを待っている時に、トラックを追い越そうとした車が Mimura の車を避けきれずに Mimura を巻き込んで衝突した。

先月後半、Mimura の父 Hideki Mimura が、National Day of Remembrance for Road Crash Victims(交通事故犠牲者追悼記念日?)に交通安全を呼びかけるグループに加わるため、日本から Kelowna にやってきた。「日本では交通規則をより厳しくした結果、交通事故による死者数が半分以下になった」と Hideki Mimura は言う。「私達はもう Melissa に何もしてやることもできない。しかし、彼女の辛い経験を無駄にしたくはない。法律を変えるべきだし、あんなことはもう他の誰にも起こるべきではない」。

BC州の交通法規は命を守るために十分ではないと思っている交通安全活動家たちが開催した7回目の(交通事故犠牲者)追悼行事で、主催者のひとり Paul Hergott は、「道路を使う人たちに正しいメッセージを送り責任をもたせるための確かな手立てはあり、それによって私達は交通事故を減らしていける」と言う。Hergott は、州政府が2010年に携帯端末の使用を禁じたにもかかわらず、交通事故が増えているという結果が出た ICBC の統計を示した。

統計によると、州内の交通事故件数は2017年には350,000件が報告され、2013年の260,000件よりも増加した。負傷者数は2017年には94,000人だったが、2013年の85,000人よりも増加した。一方で、死者数は2015年の277人をピークにその後減少していて、2017年には255人だった。Hideki Mimura は、「さらなる悲劇を引き起こさないために、BC州民はもっと注意して運転してほしい」と呼びかける。

う~ん、私も交通法規の厳格化に大賛成だ。日本の道路が安全になっているのは確かで、私も日本に行く度に「日本の人たちの運転がおとなしくなったなあ」と思う。ともかく、この州の交通事故の急増は異常なほどだ。ICBC は保険金請求額の急増で大赤字を抱えているが、まさか、”ニセ事故”による保険金請求が増えたなんてことないんだろうね・・・(-_-;)?。

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豪州で「ガンを10分で検出する方法」を開発 (2018.12.11)

オーストラリア University of Queensland の研究者たちが、体内のどこにあるガン細胞でも10分間でその有無をチェックできるテスト方法を開発した。この方法は、ガンが水の中に置かれると独特の DNA 構造を作ることを発見したことによって可能になったもので、現行の検出方法よりもはるかに早く人体内のガン細胞を発見できるということだ。

研究者のひとり Matt Trau 教授は、「ガン性の DNA 分子が、ふつうの DNA とは全く異なった 3D ナノ構造を形成することを発見したことが突破口となり、血液を含む組織型の中で非侵襲的にガンを検出する全く新しい方法が可能になった。これによって、安価で持ち運びできるようなガン発見機器を作ることが可能になり、ゆくゆくは、携帯電話と併用できるような診断ツールとして使われることになるかもしれない」と話す。この10分テストは、まだ人体には使われておらず、患者に使う前に多くの臨床試験を行う必要があるようだ。

う~ん、医学はどんどん進歩するね。昔、「死の宣告」と言われたガンが今では治癒可能な病気になっているわけだが、さらに、このような簡便な発見方法が開発されたら、早期発見によって助かる可能性がさらに高くなる。

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フランスの騒動にロシアの影 (2018.12.10)

フランス各地でデモが発生し、フランスは大混乱に陥っている。なんでも、マクロン大統領が金持ちを優遇し一般国民をないがしろにしているという不満が国民の間に広がっているらしい。なるほど、そういうことなのかと思ったが、そうした情報をそのまま鵜呑みにできない部分があるという報道があった。

TBS NEWS の動画番組「サンデーモーニング」がそれを教えてくれた。今のフランスの騒動は、フランス各地で発生し、核となるグループがおらず、情報が Facebook で拡散し、それによって国民が連帯しているという。そして、アメリカの Bloomberg*は「ロシアの影響を受けている600アカウントが、(フランスの)分断に拍車をかけるような情報をどんどん流している」と指摘する。そういえば、数年前のアメリカ大統領選挙でも、ロシアがいろいろフェイクニュースを流していたと報じられていた。

悪意のある国家が、他国に対して悪意のある情報を影で流して、その国の国民感情をコントロールするとしたら、もう何を信じていいのかわからなくなる。恐ろしい時代がやってきたものだ。もっとも、こうしたフェイクニュースの拡散に関しては、日本はあまり影響を受けないと番組は説明していた。というのは、日本はフランスやアメリカに比べて、ネットに情報源を求める人の割合が小さいからだ。フランスやアメリカでは国民の30%以上がネットでニュースをシェアするのに対して、日本ではその割合が13%しかないらしい。

下に番組そのものをリンクしてみた。

   

* 昨日までは、Bloomberg 自体のサイトで記事が読めたのだが、今朝になったら突然 "Our apologies. We're unable to find the page you're looking for." というメッセージが出て、読めなくなってしまった。このあたりも”きな臭い”ね・・・(-_-;)。

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SkyTrain 駅にやっとこさトイレ設置 (2018.12.09)

日本で”駅にトイレ”が当たり前の生活をしてきた人間にはまったく理解できなかったが、これまで SkyTrain の駅には Waterfront 駅を除いてトイレがなかった*。これは非常に不便なことだ。結局、乗客は駅周辺のファーストフッド店やコンビニ店で用を足すことになる。それらの店にとってはえらい迷惑な話で、店によっては「客以外はトイレ使用不可」の張り紙をしているところさえある。

SkyTrain 利用者から多くの不満が訴えられたのだろうか、ようやく SkyTrain を運営する TransLink は、理事会で主要駅にトイレを設置することを承認した。今年初めに行われた乗客へのアンケートでも、乗客の72%がトイレがほしいと言った。TransLink は、これまでトイレを設置してこなかった理由として、メインテナンスと安全上の問題をあげている。なお、現在、カナダ政府の規則によって、SeaBus ターミナルと West Coast Express 鉄道駅にはトイレが設置されている。

う~ん、今回の決定で、いくつの駅に設置されるかが問題だね。それにしても、どうもカナダ人の考えることはよく分からん・・・(-_-;)。”トイレが危険”とはどういうことだろう。SkyTrain 駅で危険なら、SeaBus ターミナルと West Coast Express 鉄道駅でも危険ではないのか。また、どこのトイレだろうが、メインテナンスが必要なのは当たり前のことだ。要するに、これまで TransLink は、乗客から運賃だけ取って、乗客のためのトイレとそのメインテナンスは駅周辺の商店などに提供させていたということだ。

* もっとも、北米では通勤電車や地下鉄の駅にトイレがないのは驚くことではないらしい。たとえば、ニューヨークの地下鉄網は世界でも有数の規模を誇り、年に1,655 million 人もの利用者があるのに、468 駅でトイレがあるのはたったの77駅だ。

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食費が400ドルも増加するかも(2/2) (2018.12.08)

(「食費が400ドルも増加するかも?(1/2)」から続く)

食品業界に詳しい人たちは、植物性蛋白質への需要拡大を、健康志向が高いミレニアル世代の嗜好と農業で抗生物質が使われることに対する懸念に結びつける。しかし、Dalhousie University の Sylvain Charlebois 教授は、動物性蛋白質にとって状況が変わったのは牛肉価格が急上昇し始めた2014年だったと話す。カナダ統計局のデータによると、2013年12月~2014年12月の1年間に、牛ひき肉1キロの月間平均小売値が26%以上も上昇した。前年の値上がり率はわずかに約3.5%だった。そして、2015年10月には1キロ13.23ドルまで上昇した。

来年は、植物性蛋白質への顧客の嗜好が、天候とあいまって、野菜価格を押し上げるだろうと同レポートは言っている。同レポートの作成で調査員リーダーの一人だった University of Guelph の Somgyi 教授は、「果物と野菜は最も痛みやすい食品で、この冬発生するといわれるエルニーニョなどの気象状況に影響されやすく、エルニーニョが発生すれば高温で乾燥した天候になって果物と野菜が不作になる」と話す。Charlebois は、「どの野菜が最も値上がりするかについては予測が難しい。2016年にはアブラナ科の野菜の値段が急騰したが、これから価格変動が激しいのはレタスとトマトかもしれない」と話す。また、Somogyi は「輸入野菜は天候状況にいっそう影響されやすくて価格変動も激しい」と言う。

同レポートは、その他の食品類はわずかな値上がりにとどまり、値上がり率はパン類1~3%、乳製品0~2%、果物1~3%、保存食や上述カテゴリーに入らない食品類0~2%などと予測している。レストランでの食費は2~4%上昇するとみられるが、それは主にいくつかの州や準州で最近、最低賃金をあげたことによって人件費が上昇するためとしている。なお、同レポートの2018年の予測はおおむね当たっていて、唯一予測が外れたのは果物だった。果物の価格は、1~3%の価格上昇と予測されたのに、実際には変化がなかった。

う~ん、ますます野菜果物の値段が上がるというのは消費者にとっては頭が痛いね。私は”野菜サラダ人間”なので野菜、特にレタス類をよく買うが、今でさえものすごい値上がりだ。ひと月くらい前には1個1ドルちょっとで買えたグリーンリーフレタスがなんと4ドル近くもするのだからね*。私も、この分では、サラダの具材を考え直さねばならない・・・(^^;)。

* 数週間前にロメインレタスで E.coli バクテリア(大腸菌)の懸念が報じられてから、他の葉物野菜が途端に値上がりした。多分に便乗値上げの感じがする・・・(-_-;)。

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食費が400ドルも増加するかも(1/2) (2018.12.07)

University of GuelphDalhousie University の研究者たちが作成した毎年恒例のレポートによると、来年、平均的カナダ人家庭で、食物で約400ドル、外食で約150ドルの出費増が見込まれる。食物価格の上昇率は1.5~3.5%と見込まれるが、これは4人家族が今年よりも411ドル増の12,157ドルを消費することを意味する。

野菜が最も大きな価格上昇を起こし、4~6%の上昇と見込まれる。一方、肉類と魚介類は価格が下がると見込まれ、肉類は1~3%の価格下落、魚介類はほぼ同額かあるいは2%までの下落が見込まれる。2015年以来、これら2つのカテゴリー(肉類と魚介類)は、毎年最大で6%の価格上昇があると予測されていた。調査チームのリーダーのひとり Dalhousie University の Sylvain Charlebois 教授は、(肉類の)価格下落予想について、「これは私達にとってかなりの賭けだ。これまでこんな予測はしたことはないから・・・」と言う。

しかし、調査チームはこの予測に確信を持っている。彼らは肉類については供給過多の状況があるとし、また、カナダ人は動物性蛋白質を以前ほど食べなくなっていると指摘する。その代わりに、カナダ人は quinoalentils のような代替タンパク質により強い関心を持っている。植物性蛋白質へ向かう傾向は、食品メーカーやレストランの動きでも明らかだ。たとえば、食肉加工業社 Maple Leaf Foods Inc. は近年、この分野で Lightlife Foods と Field Roast GrainMeat Co. の二社を傘下に収めた。また、ファストフッドチェーンなども絶対菜食主義者と菜食主義者のためのメニューを加え始めた。たとえば、A&W Food Services of Canada Inc. が Beyond Meat patty* をメニューに加えたら、あっという間に売り切れてしまった

(「食費が400ドルも増加するかも?(2/2)」に続く)

* 動物性蛋白質の入っていないパティのようだ。

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ICBC:走行距離5千キロ以下で10%割引 (2018.12.06)

先日、ICBC 自動車保険の更新を Metrotown Mall にある保険代理店でやってきた。巨大赤字を抱える ICBC は保険料を大幅に上げるとは聞いていたが、確かにずいぶん値上がりした。

ところで、手続きをしている時に、セールスパーソンが面白いことを言った。「年間走行距離が5,000キロ以下だと10%割引できますが、該当しますか」。今まで聞いたことがないことだったので不意をつかれた感じで、「え、そうなんですか?」と言いながら考えたら、私は毎年8,000キロ以上走っているのを思い出した。「残念!」・・・(^^;)。

帰宅してからネットで調べてみたら、確かに ICBC のウェブサイト Discounts and add-ons ページに「走行距離割引」もあった。従来から、身障者割引、シニア割引はあったが、最近、以下の割引が加えられたようだ。
自動緊急ブレーキ automatic emergency braking システムを製造時から装備している場合 10%割引
*年間走行距離が5,000キロ以下の場合 10%割引*

走行距離を証明するには、保険更新前7日以内のオドメーター数値を、①写真に撮っておくか**、②自動車修理店などに証明してもらい、ICBC 保険更新時に保険代理店にを提出する必要がある。毎年、保険更新時にこれを行っておけば、「5,000キロ以下」を達成した時には割引してもらえるということだろう。なお、保険更新した後では走行距離の証明は受け付けてもらえないから、更新に行く前にオドメーター写真を撮っておく必要がある。詳しくは Discounts and savings のページを参照。

* Discounts and savings のページに「2019年9月から施行」とあるので、割引は次回の更新時からのようだ。

** ずいぶん大雑把なやり方だよね。7日以内の写真であることと、「その車」であることをどうやって確認するのだろうね・・・(^^;)?。

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「カカシおまわりさん」が活躍・・・(^^;) (2018.12.05)

Coquitlam で”最も勤勉な交通警察官”が、これまで数ヶ月間の仕事ぶりがあまりに素晴らしくて、予定を延ばしてこれからも同じ任務につくことになった。どんなおまわりさんかと言うと、Coquitlam RCMP が作った「カカシおまわりさん*」・・・(^^;)。

Coquitlam RCMP は今年9月に、レーダーガンを構えた立派な体格のおまわりさんの実物大写真を看板式に作って、Coquitlam と Port Coquitlam の道路際数ヶ所に立てた。Coquitlam RCMP の Michael McLaughlin は、「最も驚いたのは、使い始めてから2週間経ってもカカシおまわりさんを見るとみんな減速することだ」と話す。

警察は、カカシおまわりさんを設置する前に1週間分のデータを集めた。その結果、5.2%のドライバーが制限速度を20キロ以上超過して走り、18人が30キロ以上超過した。カカシおまわりさんが”配置についた”後の一週間では、制限速度を10キロ以上超過したドライバーはたった2.5%で、30キロ以上超過したのはわずか4人だった。その翌週も、結果は同じようなものだった。そんな好成績の結果、カカシおまわりさんは期間延長してさらに1年間”働く”ことになったのだ。

う~ん、カカシでも意外と効果があるんだね・・・(^^;)。しかし、こんなものがなくてもドライバーが自発的に安全運転をするようにならないと、あまり意味がないような気がするよね。だって、これがないところでは悪質ドライバーはやりたい放題なのだろうからね。とすると、やはり日本がやったように罰金を高くして厳罰化するのが一番いいと私は思うね・・・(^^;)。

* 右が「カカシおまわりさん」、左は本物のおまわりさん・・・(^^;)。

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日系人が寄付した桜が伐採されたが・・・ (2018.12.04)

約60年前の1960年ころ、州北部の町 Prince Rupert で日系カナダ人が1,500本の桜の木を市に寄付した。ところが、そのうちの数本が今年3月、カナダ政府漁業海洋省の出先機関の周りで整地作業をしていた作業員たちによって、誤って切り倒され、残る木も極端に枝下ろしをされてしまった。毎年、春から夏にかけて満開の桜を楽しんでいた街の人たちは、切り倒された木を惜しんで騒ぎ出した。

これを知ったカナダ政府は謝罪し、この程飾り板*を作成して、桜を植えた Shotaro "Tom" Shimizu に捧げた。先日、飾り板の除幕式が行われ、桜を寄付した Shotaro Shimizu の子孫たちが参列した。Shotaro Shimizu は1915年に、後に桜が植えられる場所にホテルを開業したが、同ホテルは第二次世界大戦中にカナダ連邦政府によって押収された。彼は、強制収容所から開放された後の1959年と1960年に桜の木を Prince Rupert 市に寄付した。桜の木がどこから持ってこられたかや、なぜ寄付したかについては家族も知らない。

Shotaro の息子 Henry Shimizu(90才)と孫の Greg Shimizu には、この伐採騒ぎがかえって幸いした。Greg は、「私達家族にとっては、ここにやってきたことで、これまで知らなかった家族の歴史を深く知ることになりました」と話す。Greg は Edmonton で Blooming Tree Taiko という太鼓グループに参加している。グループ名は祖父が寄付した桜の木にちなんで付けたもので、Greg は今回切り倒された桜の木から太鼓を叩くバチを作り、それを使って演奏する計画だ。一方、漁業海洋省の関係者は、枝下ろしされながらも残っている桜がまた成長して、花を咲かせることを願っている。

う~ん、私は1987年ころ Prince Rupert に半年間住んだが、それほどたくさん桜があるとは気付かなかった。それもそのはずで、私がいたのは秋から3月くらいまでだったから、桜の季節を逃したのかもしれないね・・・(^^;)。それにしても、Prince Rupert ほど北の町でも桜が育つんだね。

* 一番右が Shotaro の息子 Henry だが、若いねえ・・・90才だって・・・(^^)。

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Massey Tunnel 後の10車線橋は廃案に? (2018.12.03)

NDP による州政府は、大渋滞が発生している George Massey Tunnel に代わる双方向10車線の橋の計画を、廃案にした模様だ。自由党による前州政権は昨年、3.5ビリオンドルの橋の工事を一部開始していた。州政府の運輸大臣 Claire Trevena は先月初め、Richmond 市長や同市関係者と会ってトンネルの将来について協議した。最近、Richmond 市議会に提出された報告書には、州政府は10車線の橋をかけることに興味を持っておらず、運輸省は、10車線橋が造られたら、近隣の自治体、特に Richmond に重大な悪影響を及ぼすことを承知している、と書かれているらしい。

NDP は、昨年6月に州政権を奪還した時、10車線橋プロジェクトは棚上げし、Stan Cowdell 技師を採用して、トンネルを増強する、新しい橋に掛けかえる、などのオプションを検討し始めた。Cowdell は今年春に調査を終了したが、まだ調査結果は公表されていない。運輸省のEメール声明は、「運輸大臣は6月に報告書を受け取って、次の段階に向けてのオプションとともに検討している。また、大臣は、年内に独立審査(および州政府の次のステップ)を公表する前に、Metro Vancouver 市長会と調査結果を協議している」としている。

長い間、10車線橋を支持してきた Delta South 選出の州議会議員 Ian Paton は、渋滞問題の解決を望むトンネルの利用者は待ちくたびれているとし、「8車線橋がいいというなら、私としてはそれでもいい。ともかく作業を始めよう。そして何かを実現させよう」と言う。一方、Richmond 市長は、トンネルをもう一つ造るのがいいと話す。

う~ん、なんでもいいけど、すでに工事が始まっているのなら、それを無駄にしないようにして欲しいね。そして、早く何かを造って欲しい。それにしても、今のトンネル自体かなり問題があるらしいから、Richmond 市長の言う「トンネルをもう一つ」案には疑問を感じる。なにやら、Massey Tunnel 問題も小栗上野介が江戸幕府に造らせた横須賀造船所と同じだと思えてくるね・・・(^^;)?。

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<参考トピック> 「そもそも橋が少なすぎる

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3日から Compass リストバンドが使える (2018.12.02)

腕につけられる交通機関用のパス Compass Wristband が、明日3日から メトロバンクーバーで使えるようになる。TransLink によると、Compass Wristband は、メトロバンクーバーの交通網で使われている金額追加式カードの Compass Card と同様、交通機関を利用する時にゲートでタップインしたりタップアウトしたりして使い、カードそのものには Compass Cardと同じ金額(6ドル)がかかる*。また、Compass Card 同様にオンラインで金額を追加することができる。

しかし、Compass Wristband は数に制限がある。TransLink が3日(月)に配布するのは、ブルーバンド(大人用)と、オレンジバンド(シニア、子供、HandyCard 保持者用)が、それぞれ1,000個だ。もし需要がもっとある場合は、来年初めに追加製造するとしている。Compass リストバンドは、Stadium-Chinatown Station の Compass Customer Service Centre と Waterfront Station の West Coast Express Office で購入できる。

* ただし、Translink にカードを返却すれば、6ドルは返金されるようだ。私はシニア用のオレンジ色 Compass Card を使っているが、”カード代”6ドルを支払っていたとは知らなかった・・・(^^;)。

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「ホームレスの美談」が実は・・・(-_-;) (2018.12.01)

一年ほど前、ここで「人助けの全財産20ドルが30万ドルに」というトピックを書いた。あらまし、こんなストーリーだった。
「アメリカ・フィラデルフィア近郊で、ガス欠で立ち往生していた女性を救うために、ホームレス男性がなけなしの20ドルでガソリンを購入してくれた・・・。そのホームレス男性の親切心に感動した女性が、彼の生活を助けるためにその男性のことを GoFundMe という募金サイトに投稿したら、共感したたくさんの人達から募金が集まって、合計40万ドルにもなった・・・」

ところが最近、この美談が実は、女性とそのボーイフレンド、”ホームレス男”の3人組による全くの作り話だったことが判明し、3人は詐欺罪で起訴された。ニュージャージー州バーリントンの検察事務所の発表によると、3人は GoFundMe に美談を投稿し、「ホームレス男性を救うため」として寄付を呼びかけた。最初の目標は1万ドル(約110万円)だったが、この話題はメディアで大々的に取り上げられ、最終的に1万4000人を超える人たちから40万ドル以上の寄付金が集まった。しかし、同郡のスコット・コフィーナ検察官によると、「一連の美談は全て作り話だった」のだ。

検察は、6万件を超えるテキストメッセージや、銀行口座の記録などを調査。このカップルが BMW の高級車を購入したことや、ラスベガスやニューヨークなどのカジノで豪遊し、最高級のハンドバッグを購入するなどして、寄付されたお金を全て使い切っていたことを突き止めた。一方、”ホームレス男”は、「私は75,000ドルしか受け取っていない」として、今年8月にカップルを相手取って、残りの金を渡すよう請求する民事訴訟を起こしていた*。検察事務所の発表によると、今回だまし取られた寄付金については、GoFundMeが「すべて、寄付した人に返金する」方針を示しているという。

う~ん、なんとも落ちた話だね。私もあの時、「GoFundMe のようなやり方であまりに簡単に募金できてしまうことへの懸念など、喜んでばかりいられない気分にもさせられる」と書いたが、私の心の何処かにも「まさか」という気持ちがあったのかもしれない。その「まさか」が当たっていたとは、なんとも・・・(-_-;)。

* 詐欺罪で捕まろうとしているさなかに、仲間割れして訴訟を起こすってんだから、まったく呆れるよね。それにしても、こんなことで訴訟を起こしたら、裁判の中で「美談の作り話」がバレてしまうと思わなかったのかね・・・(^^;)。

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カナダ全体の空き家率が2.4%に低下 (2018.11.30)

CMHC(Canada Mortgage Housing Corp.)によると、カナダ全体の空き家率は、供給よりも需要が増加したために2年連続で低下した。CMHC が今年行った毎年恒例の賃貸市場調査で、カナダ全体の空き家率は、2017年の3.0%から低下して2.4%となった。Ontario、BC、Manitoba は空き家率が増大したが、 Quebec、Alberta、Saskatchewan、大西洋岸諸州*では減少した。

賃貸市場に出ている賃貸目的で建設されたコンドミニアムアパートメントなどを調べた同レポートは、2ベッドルームアパートメント(日本の2LDK)の平均家賃は2017年10月から今年10月までの間に3.5%上昇したが、この上昇率は同期間のインフレ上昇率よりも大きい。BC州の家賃上昇率はカナダ最大で、Kelowna では9.4%も上昇した。カナダで最も空き家率が高い Saskatchewan 州では家賃がやや下降し、Regina では0.5%の下降だった。カナダの主要都市の空き家率については、こちらのグラフを参照。

10月には、Vancouver が最も高い月額家賃を記録し、2ベッドルームアパートメントで1,649ドルだった。これに、Toronto の1,467ドル、Calgary の1,272ドルが続く。同月、最も安い家賃だったのは Trois-Rivieres(Quebec 州)の601ドルで、 これに Saguenay(Quebec 州)の608ドル、 Sherbrooke(Quebec 州)の639ドルが続いている。

う~ん、2ベッドルームアパートメントの家賃が1,600ドル以上とは、びっくりしてしまうね。いったい誰がこんな状況になるまで”放置”したのか。それは、やはり、住宅についてはほとんど無策だった(自由党の)前州政権の責任だろうね。住宅に関する限り、自由党政権は落第だった。

* New Branswick、Nova Scocia、Newfoundland and Labrador、Prince Edward Island の各州。

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DNA 新技術 (2) : アメリカですでに実績 (2018.11.29)
    (「DNA 新技術 (1) : Cental Park 少女殺人事件」から続く)

アメリカでは、バージニア州の Parabon NanoLabs 社が開発した新技術 DNA phenotyping* が、警察の捜査に革命を起こしていて、いくつもの事件で容疑者特定に結びつけている。従来の DNA 分析では、事件現場で採取された DNA を犯罪者データベースと照合するだけだった。しかし、DNA phenotyping では、事件現場に残された血液や皮膚などから遺伝情報を割り出して、容疑者の祖先、顔形や皮膚、目や髪の毛の色まで、あらゆるものを予測することができる。

DNA phenotyping に加えて genetic geneology 遺伝子系図という技術を使って容疑者を特定した事件で最も有名なのは、カリフォルニアで1974年から1986年の間に発生した "Golden State Killer” の事件だ。13件の殺人事件、50件以上のレイプ事件、100件以上の強盗事件の容疑者 Joseph James DeAngelo は何十年も逮捕を免れていた。逮捕に至った経緯は以下の通りだ。

捜査当局は、1987年に採取された DNA を使って、容疑者の似顔絵を作成した。それは白人で、緑色または薄茶色の目を持つブロンドの髪の男だった。DNA phenotyping は、25才、45才、65才の年齢で似顔絵を作成した。また、そばかすがあるかもしれず、似顔絵よりも痩せてあるいは太っているかもしれないと注記した。

今年初め、捜査当局は事件現場のひとつから集められていた容疑者の DNA を個人用ゲノミクスウェブサイトの GEDmatch にアップロードした。ウェブサイトのデータから、同じ高祖父母(祖父母の祖父母 great-great-great grandparents)を持つ人たちの大きなファミリーツリーを作成した。その中から二人を特定した後、ひとりを別の DNA テストで除外し、最後に Joseph James DeAngelo が容疑者として残った。4月18日、DeAngelo が乗った車のドアハンドルと彼の家から出たゴミの中にあったティッシュペーパーから密かに採取された彼の DNA が、両方とも捜査当局が事件現場から採取しておいたDNAと合致した。2018年4月24日、サクラメント郡警察は Joseph James DeAngelo(72才)を逮捕した。

DNA phenotyping はまた、1987年に発生した Victoria 郊外の若い男女の殺人事件でも活躍し、30年以上が経過した今年初めに容疑者が捕まった。1987年11月18日、Saanich に住む若いカップル Tanya van Cuylenborg と Jay Cook は、Seattle に買い物がてら一泊旅行にでかけた。帰宅するはずだった翌日帰宅せず、家族が2日後に捜索願を出した。24日と25日に二人の遺体がワシントン州の2ヶ所で見つかった。現場からは容疑者の DNA が見つかったが、捜査は30年以上も成果をあげられなかった。

今年4月、Parabon NanoLabs 社とワシントン州 Snohomish 郡警察が、DNA phenotyping を使って作成した殺人犯の似顔絵を発表した。さらに、捜査当局が事件現場で採取したDNAをオンラインの家系図データベースに照合して、その中のひとつのファミリーツリーを追っていった結果、容疑者にたどり着いた。ひと月後、Seattle 周辺で働くトラックドライバー William Earl Talbott が殺人容疑で逮捕された。Talbott は似顔絵よりも太っていたが(体重と年令は DNA phenotyping では予測できない)、それを除けば、似顔絵との容貌の近似性は驚くほどだった。裁判は来年4月に開始される見込みだ


う~ん、すごい技術だね。これまで迷宮入りしていた遠い過去の事件でも、DNA さえ採取されていれば容疑者を特定できることになる。たとえば、1969年から現在までの間に、州北部のハイウェー16号線に沿った地域で20人以上の女性が遺体となって発見された複数の事件(Highway of Tears 殺人事件)では、一部で DNA が検出されている。また、日本でも DNA が検出されながら、迷宮入りした事件は少なくないだろう。これらの事件で、DNA phenotyping が容疑者特定を可能にするかもしれない。

* phenotyping=表現パターンの検査、表現型検査  phenotype =《遺伝》表現型◆遺伝子型と環境との相互作用により、遺伝子型の一部が目に見える形で現れる生物組織の特質。

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DNA 新技術 (1) : Cental Park 少女殺人事件 (2018.11.28)

昨年7月18日に Burnaby の Central Park で中国系の少女 Marrisa Schen(13才)が遺体で発見された事件では、一年以上経った今年9月、 数年前にシリアからの難民として移民してきた男(28才)が容疑者として逮捕された。容疑者 Ibrahim Ali の元弁護士 Danny Markovitz によると、捜査当局は、遺体発見現場で採取された DNA を新しい方法で分析することによって、犯人が中東系の人間であることを突き止めた。

その分析方法は、アメリカ・バージニア州の Parabon NanoLabs 社が開発した DNA phenotyping*(別名"Snapshot DNA")という技術だ。この技術を使うと、容疑者の容貌だけでなく民族性までも推定することができる。「捜査官たちは、少女の体に残っていた DNA を調べて、世界中のどの地域に住む人たちに特有の DNA かを割り出し、upper Middle East(中東北部の意味?)の地域の DNA であると特定した」と Markovitz は言う。なお、Markovitz は先月、言語の問題で Ali の弁護士を降りた。

警察当局は、Shen 事件の捜査を過去に例がないほど大規模に行い、疑いがある2,000人もの人たちを調査した。Ali が逮捕された時、捜査員たちは逮捕の決め手については口を閉ざす一方で、新しい証拠が見つかったとだけ明らかにした。Parabon NanoLabs の関係者は、個人情報のため、同社がこの事件でどんな役割を果たしたかについてはノーコメントとしている。Ali は、11月23日に Vancouver Provincial Court バンクーバー地方裁判所に出廷した模様だ。

う~ん、一年以上もさっぱり捜査に進展が見られなかったのに突然のように容疑者が逮捕されて、私は驚くとともに「DNA 分析を使った方法で容疑者を特定したのかもしれない」と思ったが、やはり、そのとおりだった。なお、アメリカでは、DNA phenotyping が警察の捜査に革命を起こしていて、すでに30年以上も進展がなかった殺人事件などで容疑者特定に結びつけている・・・(「DNA 新技術 (2) : アメリカですでに実績」に続く)。

* phenotyping=表現パターンの検査、表現型検査  phenotype =《遺伝》表現型◆遺伝子型と環境との相互作用により、遺伝子型の一部が目に見える形で現れる生物組織の特質。

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ICBC:今年度の推定赤字額は890ミリオンドル (2018.11.27)

州の保険公社 ICBC は今年、予想以上に大きな赤字になる模様で、州政府司法長官の David Eby は、ICBC の運営について州政府はもっと大きな変革が必要になると警告する。

Eby は、2018~2019会計年度の第二四半期の結果から、ICBC は今年度890ミリオンドルの赤字になると推定されると述べた。ICBC は昨年度、1.3ビリオンドルの赤字を計上した。彼は、「州政府は、急増している保険金請求への対応費をさらに減額するために、これまでに行った変革よりもさらに多くの変革を考える必要があることはこれで明らかだ」と述べたが、それらの変革にどんなことが含まれるかには言及しなかった。

彼は、ICBC が対応する個人的な傷害への保険請求について請求件数とその費用が増加していて、交通事故被害者に雇われた法律家が採る戦術を彼は非難している*。「こうした傾向はいっそう顕著になっている。2017年3月以来、訴訟ファイルの中で保険請求者の法律家が要求する調停金額は27%も増大した」。彼によると、年度上半期の請求関連費用の平均は、2017年の100,427ドルから2018年の121,686ドルに上昇した。

州政府は現在、交通違反を繰り返すドライバーへのより高額な罰金、独立した問題解決システム、軽傷に対する保険金に限度額5,500ドルを設定することなど、一連の改革を行って、ICBCの損失額を抑えようとしている。Eby は、それらの改革は毎年約1ビリオンドルを節約すると期待するが、来春になってそれらの改革が効果を現すまで実際にそれが達成できるかどうかはわからないと話す。

* 何年か前に、偽の交通事故損傷クレームを仕立てる ICBC 保険金詐欺のようなニュースも流れた。ひょっとすると、そうした犯罪も増えているのかもしれない。ともかく、それほど急激に事故件数と保険金請求額が増えるというのが、私にはどうも腑に落ちない。

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PC の話 (2018.11.26)

先日、「普通のPCが普通に買えない」というトピックを書いた。あれに関して、もう少し書いてみたい。

「意図的に Microsoft Office が入っていない機種を選んだ」:
日本で売られている PC は、ほとんどの機種に Microsoft Office が入っているため値段が高い。カナダでは Office スイートがプレインストールされた PC はほとんど売られていない(数ヶ月後に金を払う有料版は入っている)。そのため、似たようなスペックの機種でも日本より数万円は安い。

「無料のオフィススイート LibreOffice をインストールしてやった」:
LibreOffice*は、Microsoft Office に対してかなりの互換性がある。そのため、Microsoft Office を使っている人が LibreOffice をインストールしても、Microsoft Office で作成したファイルをそのまま使える。また、LibreOffice を使って Word や Excel のファイルを作成し Microsoft Office を使う友だちに送ることもできる。要するに、Microsoft Office がプレインストールされた値段の高い PC をわざわざ買う必要はない・・・(^^)。私は OpenOffice の時代も含めて、LibreOffice を15年以上使っている。

「スマフォが使えりゃ十分と日本中が思っているから、子どもたちがコンピュータ学習に力を入れない」:
スマフォはあくまでも”生活道具”として便利なのであって、”仕事道具”としてはコンピュータが使えなければならない。そのへんの理解が日本でほとんどされていない。ともかく、子供なら(毎日30分やれば)10日でマスターできるタッチタイピングさえやろうと(やらせようと)しないのだから、話にならない。「読み書き算盤」が今ではタッチタイピングだということが、誰も分かっていないのだ。若い人たちに「読み書き算盤」の基礎ができていない日本の将来は暗い。私はそう思う・・・(-_-;)。

* LibreOffice には若干の癖があるが、総合点では Microsoft Office と比べても遜色ない。癖のひとつは、LibreOffice のワープロソフト Writer で、長い文章を書いていて行末に読点(、)がくると、その後ろにカーソルを置こうとしても、どうしても読点の前に置かれてしまうことだ。しかし、そのまま(右向き)矢印キーあるいは Enter キー(Return キー)を押したら、カーソルはふつうに次の行に移動して読点は上の行に残るので、作業上は全く問題はない。一方、表計算ソフト Calc では「セルの結合」ボタンを一度押せば結合され、もう一度押せば元通りになるので、これは Excel よりもはるかに簡単だ。Excel と Calc の比較については、当ホームページのこちらのページを参照。

<参考サイト> 
「LibreOffice 6.0」は「Microsoft Office」の代わりになるか

LibreOfficeのインストールと使い方

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強制収容時代の日系人教会に補償 (2018.11.25)

United Church of Canada は、第二次世界大戦後に失われたバンクーバーの日系人キリスト教会に対して500,000ドルの補償をすることになった。補償の対象となったのは、1952年まで Jackson St. と Powell St. の角にあった Vancouver Japanese United Church バンクーバー日系人合同教会だ。

同教会では、20世紀の初めから信者たちが礼拝を行っていたが、第二次世界大戦の勃発に伴って信者たちはみな強制収容された。信者たちの多くが教会内に置いていた私物は、他の United Church 教会が”信任を受けて”保管することになっていた。しかし、1949年に強制収容から開放されて、信者たちがバンクーバーに戻ってきた時、教会は荒れ放題でゴミの山と化し使い物にならなかった。

1952年に United Church* は教会があった土地を売却し、現在、その場所は Vancouver Buddhist Temple バンクーバー仏教会になっている。一方、現在の Vancouver Japanese United Church バンクーバー日系人合同教会は、Victoria Drive にある。同教会の役員のひとり Keiko Norisue は、「信者たちは教会から教会へと移動し始めておかしな時間に礼拝をしたりしたが、1977年に信者たちが協力して Victoria Drive にある現在の教会の土地を購入し、それ以来、そこで礼拝をしている」と話す。同時に、「長いこと誰もが、かつて使っていた元の教会はどうなったのだろうと不思議に思っていた」と話す。

2009年、United Church of Canada は謝罪文を発表し、補償することを検討し始めた。土地の売却収入については、「同教会の教会活動に使われたようだが(はっきりした記録はない)、United Church of Canada は売却収入から1セントも受け取っていない」としている。 

Norisue は、補償金を受け取ることは「嬉しくも悲しくもある」といい、それというのも強制収容の時代を生き同教会の喪失を経験した信者たちの多くがすでにこの世にいないからだ。補償金支払いの儀式が12月8日11時から、 Vancouver Japanese United Church(4010 Victoria Drive, Vancouver)で行われる。


* この "United Church" は文脈から判断したら Vancouver Japanese United Church の意味に聞こえる。だとしたら、売却の経緯が現在の信者たちに伝えられていないというのもおかしな話だ。それに、Vancouver Japanese United Church が売却したのなら、United Church of Canada にとって(荒廃させた責任は問われるとしても)今回の補償は必要ないようにも思えるし。どうもよく分からん・・・(-_-;)?。

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「普通のPCが普通に買えない」 (2018.11.24)

日本のウェブサイトを見ていたら、「普通のPCが普通に買えない」と題したコラムがあった。普通の人が普通に使うには「Core i3かCore i5で8GBメモリ*」のスペックなら安心なのだが、日本の市場にはそうしたスペックのPC がほとんどない、と筆者は言っているのだ。売られているのは、メモリが4GBしかなかったり、8GBあるかと思えば地デジTVチューナー搭載やら4K液晶やらのプレミアムPCだと彼は嘆く。

実は、私自身も似たような経験をした。数年前に日本に行った時に、親戚の人が新しいノートパソコンに買い替えたいという。そこで私はネットで探してみた。私も「Core i3かCore i5で8GBメモリ」あたりを基準にして探す人間だが、それに「Mictrosft Office なし**」を加えて探してみた。ところが、そのスペックではほとんど機種が出てこなかった。特に、日本メーカーからは皆無だった。

出てきたのは、台湾の ASUS 製がいくつかと、(中国の)Lenovo や(アメリカの)HPが少しだった。私自身、ASUS製のノートパソコンを使ってとても気に入っていたから、ASUS 製の機種を彼女にすすめた。そして、意図的に Microsoft Office が入っていない機種を選んだので、無料のオフィススイート LibreOffice をインストールしてやった。値段は9万円くらいだった(Microsoft Office が入っていたら12万円はしただろう)。

日本の携帯電話では以前、「ガラパゴス現象」が話題となっていたが、最近のPC 市場もなんとなく「ガラパゴスだなあ」と思ってしまう。どうも、日本ではガラパゴス現象があちこちで見えるのが気になる。日本の若者たちがコンピュータを使わないのも、一種のガラパゴス現象だ。「スマフォが使えりゃ十分」と日本中が思っているから、子どもたちがコンピュータ学習(キーボード操作)に力を入れない。そして、就職してから慌てる・・・(-_-;)。


* 「CPUIntel 社の Core i3 か Core i5 で、メモリが 8ギガバイト」と言う意味だ。

** 無料のオフィススイートが他にあるので、それを後でインストールすれば十分使える。

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<関連トピック> PC の話 (2018.11.26)

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1970年以来、野生動物が60%減少 (2018.11.23)

先ごろ公開された WWF(World Wildlife Fund 世界自然保護基金)Living Planet Report 2018年版によると、1970年から2014年までの間に、世界中で16,700種の野生動物(魚や鳥、さらに哺乳動物までの脊椎動物)が平均で60%減少した。地球上の生態系多様性を調べる Living Planet report は2年毎に発行される。2014年と2016年のレポートでは1970年以来、それぞれ50%と58%の野生動物数が減少したと報告された。

地域別ではカリブ海諸国を含む中南米が最もひどくて、野生動物の89%が失われた。陸水生態系はカナダに豊富にあるが、世界全体の陸水生態系で83%の野生動物が失われた。減少している種には、カナダにもいる barren-ground caribou(トナカイの一種)と North Atlantic right whale(セミクジラの一種?)、それに songbirds(美しい声で鳴く鳥)などの渡りをする動物の多くと、カナダで繁殖する monarch butterflies オオカバマダラが含まれる。

WWF-Canada の James Snider は、「私達はいくつもの種が絶滅するのを目の当たりにする段階に入った。それは、カナダでも外国でも実際に起こることだ」と懸念する。WWF によると、野生動物減少の最大の要因は生息地の減少と乱獲だが、気候変動が大きな要因になりつつある。また、カナダでは、道路や公害など人間が作り出した物による生息地の崩壊と(外来種などの)侵入生物種がいずれも、野生動物の減少の要因となっていると Snider は言う。

そして、彼は次のように続ける。野生動物を守るための行動を取るために、本当に緊急を要する事態になっている。カナダでは政界指導者たちが、UN Convention of Biological Diversity 生物の多様性に関する条約を通じて、海域の10%と陸地の17%を保護すべく、この問題に取り組んできたが、そうした目標を達成するに至っていないだけでなくはるかに遅れている。なお、野生動物を保護するために森林、湿地帯、沿岸部を守ることは、有益な副産物を生み出す。というのも、これらの種の生態系は炭素も蓄えていて、生態系を保護することによって炭素が大気中に放出されるのを防ぐことになるからだ。

う~ん、40数年の間に野生動物が60%も減少したとは、びっくりとだね。そういえば、私は20年近く Central Park でバードウォッチングをしてきたが、この十年くらいで野鳥の数がとても少なくなっている気がする。特に、Warbler ムシクイFlycatcher ハエトリの類が少なくなった。ひょっとすると、これも野生動物の減少と関係あるのだろうか。それにしても、こんな事を言っていると、どこぞの大統領には「中国の陰謀だ」なんて言われるかもね・・・(^^;)。


* Monarch Butterfly オオカバマダラについては、2009年にこんなトピックを書いた。

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Langley の高校で旭日旗が問題に (2018.10.22)

Langley の高校で、歴史教育のために旭日旗を教室の壁に飾ったら、韓国系の学生が問題視してネット上に書き込み、それが多数の人から支持を得て、結局、学校側は旗を降ろさねばならなくなった。

Langley の Walnut Grove Secondary 高校の歴史教師が、11年生と12年生のための歴史教育の一環として教室内の壁に旭日旗を飾った。それを廊下から見た同校の9年生 B. J. Moon と他の韓国系学生たちが、第二次世界大戦にまつわる帝国主義時代の日本の暗い歴史を思い出すとして、旗を不快に思った。そして、旭日旗に抗議するメッセージをネット上に掲載し、10,000万人近くの人から支持を得た。

事態を考慮して、学校側は旗を壁から降ろし、教室内で廊下からは見えない場所に飾ることにした。Moon はこれを歓迎し、「学校が即座に行動して正しいことを行った。私の祖父母たちが経験した悲劇を思うと、この旗が非人道的で非倫理的だと思わない人を想像することができない」とネット上に書いた。

一方で、Langley School District のスポークスパーソン Ken Hoff は、「旗は、歴史教師が20世紀の歴史のいろいろな出来事について話すために教室で使う工作物のひとつだ」として教師をかばう。特定のグループの学生たちを刺激するのが目的ではないとするのが、彼の立場だ。Hoff はまた、旗に苦情を申し立てた学生たちが(旗についての授業を受けられる)11年生と12年生のクラスの学生ではないことと、彼らが学校に抗議する前にオンライン上で抗議したことは残念だと話す。

う~ん、なにやら難しい問題だね。まあ、ともかく、歴史教育として特定の学生たちに見せるための物なら、廊下から見える場所に飾る必要はないかもね。もっとも、廊下から見えるようにしたから議論が発生して多くの人が旭日旗の意味を知り、一種の”歴史教育”が行われたような気もするしね・・・(^^;)。


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ICBC の傷害保険金を大幅に改定 (2018.10.21)

NDP の BC州政府は、自動車事故による傷害に対して ICBC の保険金に大幅な改定を加えることを発表した。NDP は、交通事故と障害による保険金請求額が急増する中で、交通事故で負傷したドライバーに新たな制限を加えることが必要だと説明する。

新政策の中で注目されるのは、軽傷による痛みと損傷に対する保険金に5,500ドルの限度額を設けることで、これは(来年?)4月から施行される。また、身体能力を損なわない程度の脳震盪は「軽傷」に含まれる。一方で、医療費の請求額限度は150,000ドルから300,000ドルに引き上げられる。ICBC は、軽傷の場合の痛みや苦しみへの平均支給額は16,500ドルとなっていると説明する。賃金ロスなどのための災害給付金が新設されたり増額されたりして、これらも4月1日から施行される模様だ。

この改定により、推定で毎年200ミリオンドルの出費が生じるが、その分は、訴訟費用の減少、保険金支給額の限度額設定、および、新たな係争解決モデルによって毎年発生する1.2ビリオンドルの蓄えが賄うとされる。詳細は、州政府ウェブサイトで見ることができる。今回の改定については、「これでは州民の権利を取り上げるような制度で、NDP が野党時代に批判してきた Liberals 自由党のやり方と同じではないか」と批判の声が上がっている。

う~ん、自由党の前州政権が残していったICBC の巨額赤字をなんとか解消しようと、NDP 州政府も苦しいところだね・・・(-_-;)。


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Lions Gate Bridge が ”80才” に (2018.11.20)

今月12日、Lions Gate Bridge が80回目の”誕生日”を迎えた。1938年11月12日に開通した Lions Gate Bridge は今では、毎日、約60,000台の車両が利用する。しかし、長さ847メートルの橋が、大恐慌のさなかに、海外からの完全な私的投資によって建設されたことを知る人は少ないかもしれない。Lions Gate Bridge について本を書いたDon Luxton と Lilia D'Acres によると、橋の歴史はあらまし以下の通りだ。

19世紀末にバラード入江をまたぐ橋あるいはトンネルの構想が生まれた。ノースショアも含めて当時のバンクーバーは好景気に湧いていた。しかし、1910年代半ばになると景気後退が始まり、そうした構想も消えていった。その後、バンクーバーとウェストバンクーバーを結ぶアイデアを現実化したのは、Alfred J. T. Taylor の決意によるものだった。

1925年に、今の Second Narrows Bridge あたりに小さな橋がかけられた。しかし、ウェストバンクーバーに土地開発の大きな可能性があると見ていた Taylor は、Guinness family を含むイギリスの投資家たちと関係を持ち、橋建設のために彼らが6ミリオンドルを出資することを成功させた。橋は、後に Guiness family によって開発される British Properties の土地4,000エーカーへの交通路になるわけだ。

20年近く、Taylor は橋建設の許可を得るために自治体やカナダの政府に働きかけた。いろいろ反対の声もあったが、1930年に Second Narrows の橋に船が衝突して、4年間もノースショアとバンクーバーの間で車での交通ができなくなると、橋建設への支持の声が高まった。1936年にカナダ政府が、royal assent 国王の裁可による橋の建設を認可し、その一年後に建設が開始された。開通した時の橋の利用料金は、人が5セント、車は一週間のパスが1.25ドルで、この料金は1954年に州が個人投資家たちから橋を買い取ってからも続けられた*。それは、納税者たちが基本的に、橋の料金を二度払っていたことを意味する**。橋は、1963年に双方向2車線から3車線に変更された(時間によって、真ん中の車線の方向が変わる仕組みだ)。

州が買い取った頃から、橋をかけ替えるアイデアが聞かれるようになった。当時、Lions Gate Bridge は当初計画されたよりも3倍の交通量があった。1972年、技術専門家たちが、橋は安全性に問題を生じたまま放置されていて、緊急の修理が必要だとした。1990年代後半になって、州が大掛かりな修理を行って今日に至っている。この時の修理ではデッキが広げられて強化され、新しい歩道と自転車道が設けられた。


* ウィキペディア "Lions Gate Bridge" によると、通行料は1963年に廃止された。なお、同じサイトに、開通時の利用料金では、車と馬が一回につき25セントだったと書かれている。

** 私は思うのだが、”料金の二度払い”は最近でもあった。数年前まで有料だった Portmann Bridge を利用した人たちは、通行料を毎日払った他に、税金を通して料金を払っていたのだから。

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州政府:農地での住宅敷地面積に制限 (2018.11.19)

少し前のニュースだが、BC州政府は、ALR(Agriculture Land Reserve)農地に建てられる住宅の敷地面積に制限を設けるための新しい州法を議案提出した。この議案が議会を通過すれば、 ALR 農地に建てられる住宅は、5,400平方フィート以下に制限される。ALR 農地は1973年に、農業と酪農のための土地を保護する目的で制定された。ALR 農地は現在、州内の耕作可能な土地約460万ヘクタールを保護している。

州政府農業大臣の Lana Popham は声明の中で、「(Liberal Party による)前州政府は、若い農業者たちが買えなくなってしまうほど、金持ちの投資家たちによる農地価格引き上げを許し、州内の最も価値のある農地のいくつかが農地として不適格になってしまうという結果を招いた」と話す。前州政府が制定した現行の州法では2種類の農地が存在し、そのうちの1種類では農業以外の土地開発が許されている。Popham は、今回提出した議案ではこれまでの2種類区分は廃止されると話す。また、今回の議案には、農地を傷つけ農地の価値を損ねるような農地への建設ゴミその他の投棄に対して罰則を強化することが含まれている。

う~ん、Richmond あたりの農地に立っている豪邸を見るとびっくりするよね。州政府や市政レベルの法律・条例によって一般住宅での投機が難しくなっているので、(特に海外の)資産家たちが、そうした法律・条例が及ばない農地に豪邸を建てているということなのだろう。ともかく、異常な住宅価格を少しでも緩和してほしいものだ。


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一組の夫婦から子供18人と子孫合計400人 (2018.11.18)

オンタリオ州 Clarington で、「カナダで最大のファミリー」を記念する記念額の除幕式が催され、数百人の子孫が集った。Lorne Potter と妻 Ada は、大恐慌直前の1927年にオンタリオ州 Clarington の農家に5人の子供を連れて引っ越してきた。土地は肥えていた上、Potter 夫婦も肥えていて(^^;)、彼らは13人の子供をもうけた。1923年から1949年の間に生まれた11人の女の子と7人の男の子たちで、当時、カナダでは血のつながった家族としては最大だった。

女の子一人が生後6ヶ月で死んだが、残る兄弟は成人してみな家庭を持ち、Potter 一家の子孫たちは今、約400人と推定される。Bowmanville Creek 近くにあった農家と一家が住んだ2階建てのレンガ造りの家は、1975年に焼失したが、その場所が Clarington の町によって heritage site に指定された。

先日の除幕式には約200人が参列して、Potter 一家の栄誉を祝ったが、その多くは今でも Clarington の Bowanville 地区周辺に住んでいる。Potter ファミリー三代目の Dakota は笑いながら、「この町では Potter 一家から逃れることはできないのよ。だって、どこに行っても親戚が歩いているんですもの」と言う。今、Potter 家の屋敷跡は公園になっていて記念額が飾られ、一世紀前にそこでなにが始まったかかをいつまでも思い出させてくれる。

え~、すごい夫婦だったね。今や、ほとんどの先進国が少子化社会になっているが、昔は日本も含めてどこの国でも、子だくさんの大家族があったんだよね。それにしても、18人の子供というのはちょっとすごいね・・・(^^;)。


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自動車の信頼度ランキング (2018.11.17)

Consumer Reports が乗用車の信頼度ランキングを発表した*。Consumer Reports は毎年、そのメンバーが1年間に経験した重要な問題点を調査していて、今年の Auto Reliability Survey では50万車以上のデータを集めた。この種の調査としては最大だ。

ランキングで上げられた29社/ブランドの中で、ブランドの最上位には Lexus、Toyota、Mazda が並び、最下位には Tesla、Cadillac、Volvo が並んだ。この中で、 Mazda は昨年から9位も上がって最大のランク上昇を見せた。最も信頼できる車種の上位には、Lexus GX、Toyota Prius C、Mazda MX-5 Miata がランクされ、最も信頼できない車種には Ram 3500、Tesla Model X、Cadillac ATS がランクされた。

レクサスは前年2位、トヨタは前年1位で順位を入れ替えた形。10位までに入った日本勢は、スバルが4位、日産自動車の高級車ブランド Infiniti が6位。ところが、日産本体は、前年の11位から順位を3つ落として14位になった。一方、Tesla は順位を6つ落として27位とされた。なお、Alfa Romeo、Fiat、Jaguar、三菱自動車工業などは、データ量が不十分であることから調査対象とならなかった。

* Consumer Reports のサイトでは、メンバーにならないと、"10 Most Reliable Cars"(信頼度が最も高い10車種)の詳細を見られない。一方、同じ情報を載せた別のサイト CNET 「自動車メーカー信頼度調査」 では上位10社/ブランドのランキングが見られる。

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「SkyTrain 延長案」と「横須賀造船所」 (2018.11.16)

先日、SkyTrain の Langley への延長計画に、TransLink CEO が一定の理解を示したというトピックを書いた。要は、安上がりで簡単に造れるが路面電車で速度が遅い LRT と、金はかかり完成は遅れるが、速くて乗換なしで Langley から Vancouver ダウンタウンまで直行できる SkyTrain のどちらにするか、という話だ。人口が増え続けるバンクーバー都市圏について長期的に見れば、郊外まで SkyTrain を伸ばしたほうが得策ではないのか。そんな事を考えながらふと思った、「この話は、幕末に小栗上野介忠順が徳川幕府に造らせた横須賀造船所の話と似てるね」と。

幕末の1860年に遣米使節団の三使節のひとりとして訪米し、アメリカの進んだ文明、特にワシントン海軍基地の造船所を見てきた小栗上野介は、財政難の真っ只中にあった徳川幕府を説得して横須賀造船所*を造らせた。当時としてはびっくりするような巨額投資で、勝海舟などは「船は自国で造らずに外国から買えばいい」と言って建設に反対したと言われる。しかし、今となってみれば、横須賀造船所が完成して近代日本の原動力となったことは明らかで、しかも、その投資額は大した額とは見えないわけだ。

横須賀造船所のスチームハンマーは「機械を造る機械」という意味でマザーマシーンと呼ばれ、1996年(平成8年)ころまで使われた。横須賀造船所は1871年(明治4年)に完成したから、なんと約130年間も使われたことになる。さらに言えば、造船所内に造られたドックは、現在でも在日アメリカ軍が使っている**。それほど、とてつもなく将来を見据えた造船所だったわけで、小栗自身もそこまで使われるとは思っていたかどうか・・・(^^;)?。

と言うわけで、あれやこれや考えると、Metro Vancouver の都市設計も遠い将来を見据えて行うべきだ・・・そんな気がしてくるのだ・・・(^^;)。

* 「・・・製鉄所」と呼ばれた時代もある。

** こちらのサイト(東善寺ホームページ「横須賀造船所建設」)で、2つ目の写真の説明に「慶応三年に着工したドック・・・幕末に掘りはじめ、明治に完成したドックは現在も米軍基地の中で使われている・・・」と書かれている。

<参考サイト>
東善寺ホームページ「横須賀 製鉄所・造船所
東善寺ホームページ「横須賀造船所は『蒸気機関を原動力とした日本最初の総合工場』だった
東善寺ホームページ「東郷元帥の謝辞」東郷平八郎が小栗の遺族に感謝。
東善寺ホームページ「世界遺産の富岡製糸場は横須賀造船所の『妹』
東善寺ホームページ「マザーマシンに感動
当ホームページ「小栗上野介

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黒人女性を描いた新しい10ドル札が登場 (2018.11.15)

近日中に、カナダ東部で人種差別と戦った黒人女性 Viola Desmond を描いた新しい10ドル札が流通し始める。彼女が、ノバスコシア州 New Glasgow の映画館で ”whites-only”(白人オンリー)の座席から追い出されてから、72年余りが経過する。1946年11月8日、Desmond は Roseland Theatre から警官に引きずり出されて逮捕され、12時間留置所に入れられて罰金を食らった。アメリカ・アラバマ州で人種差別のバスで白人席から立ち上がることを拒否した黒人女性 Rosa Parks の事件よりも、10年近く前のことだった。

公民権運動の先駆者でありビジネスウーマンでもあった Desmond は、カナダの紙幣に登場する初めてのカナダ人女性だ。紙幣には同時に、Halifax の歴史的な地域 North End の地図が描かれているが、この地域はカナダで最も古い黒人街があった地であり、また Desmond が最初のサロンを開店した地でもある。この新札の発行により、Nova Scotia 州が、1965年に亡くなった Desmond に対して死後の謝罪と恩赦を与えるのに、63年*かかったような形だ。

Halifax の North End 地区の有力者であり元教育委員長だった Irvine Carvery(65才) は、「New Glasgow で彼女が席から立つのを拒否したことは、頂点を極める出来事だった。だから、彼女を札に描くということは、私にとって、そうした戦いが実際に起ったことであり、今日まで続いていることを認識させるものだ」と話す。

う~ん、私は Desmond のことをちらっと聞いたことはあるが、どんな事件なのかよく知らなかった。今は、昔ほどの人種差別はなくなって多文化国家として、様々な民族に人達が仲良くしているカナダだが、過去にはこうした”戦い”があったわけだ。それにしても、Desmond といい Parks といい、女性が先に立ち上がるというのも面白いね。あるいは、女性だからニュースになったということだろうか。

*「63年」は意味が分かりにくい。彼女の「没後」の意味なら、「2018-1965=53」だから「53年」なのだが・・・(^^;)?。

ニュースソース> 新札の写真が載っているが、この札はカナダで初めて縦にデザインされている。

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呆れ果てる”花札男”大統領のお粗末さ (2018.11.14)

私は、アメリカ”花札男”大統領のお粗末さには慣れっこになったつもりだったが、またしても、”開いた口が塞がらない”ようなことを彼がしでかした。30人以上の死者が出ているカリフォルニアの山火事について、彼はツイッターで次のような意味のことを言ったのだ。

「カリフォルニアで発生している山火事は、大規模で、人命に関わるほどひどくて、犠牲が大きいが、それは森林管理がきちんと行われていないからだ。・・・毎年、巨額が投じられているのに、たくさんの人たちが命を落とす。森林の全体的管理がなっていないからだ。すぐに森林管理を修正すべきだ。さもなければ、連邦政府はもう金を払わない」

何十人もの人が死に、数千軒もの住宅が焼失し、一万人近い消防士たちが山火事と戦っているさなかに、”最高責任者”たる大統領がこんなこと言うとは、無責任もはなはだしい。彼のこのツイートに対して、消防組織関係者、政治家、著名人たちから一斉に非難の声が上がっている。俳優のレオナルド・ディカプリオは、大統領を批判しながら、今回の山火事には気候変動が関係しているのではと指摘する。カリフォルニアで夏の山火事は”年中行事”だが、11月半ばにこれほどの山火事は記憶にない。そう考えると、彼の指摘は当たっていると思えてくる。地球温暖化が、これまでにない形の災害を生み出しているのかもしれない。

もっとも、こんな事を言っても、「地球温暖化は中国の捏造」と言ったり、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から離脱したりした花札男大統領には、理解できないだろうけどね・・・(-_-;)。

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カエデそっくりのフウノキ (2018.11.13)

紅葉も峠を超えつつあるが、街を歩いていると、カエデそっくりでとてもきれいに紅葉しているのに、実はカエデではない木がある。私はこの数ヶ月、その木の名前が思い出せなくて、ずう~っと喉にものがつっかえたような気分でいた・・・(^^;)。先日、その木の名前をやっと思い出した。それはフウノキ(単に「フウ」とも言う)*だ。

フウノキの中でもモミジバフウ American Sweetgum はアメリカ原産と言われ、街路樹などにたくさん使われているのは、これではないかと思う。葉の形はカエデにそっくりだが、葉の肌が少しテラテラした感じだ。しかし、カエデ・モミジ類との決定的な違いは実だ。カエデ・モミジ類の実はプロペラ状だが、フウノキの実はイガグリ状だ。こちらの写真が、きれいに紅葉したモミジバフウの葉と実を写している。私はカエデやモミジの紅葉も好きだが、フウノキの紅葉が特に好きだ。

ちなみに、どんなカエデも葉は五弁の形をしているかと思えば、そうではないらしい。だいぶ前にバンクーバー島の Butchart Gardens に行った時、Manitoba Maple という木を見つけた。Maple だからカエデの一種なのだが、葉の形が全然違う。一弁の”普通の葉っぱ”なのだ。「へえ~?これでもカエデ?」と思ったが、カエデの”証拠”になる部分があった。実がやはりプロペラ型なのだ。植物って意外なことがいろいろあるね・・・(^^)。

* フウノキは「葉は掌状に3裂し・・・」とあるが、モミジバフウの葉は5裂なので、いっそうカエデ・モミジに似ている。

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ハイウェー15ヶ所で制限速度を下げる (2018.11.12)

ブリティッシュコロンビア州は、速やかに州内のハイウェー15ヶ所で制限速度を下げることになった。UBCの調査によって、4年前に制限速度が緩和されて以降、死亡事故が倍増したことが判明した、という結果を受けての措置だ。対象となる区間には、Sea to Sky HighwayOkanagan ConnectorIsland Highway の半分以上、Highway 1 の5ヶ所、が含まれる。可変式速度制限システムが使われている Coquihalla Highway は変更の対象にならない。今回の措置によって、州内合計で570キロの距離のハイウェーで減速が行われ、339個の道路標識が付け替えられた。

UBC による調査結果は Sustainability という刊行物に発表された。UBCは、4年前に速度制限が時速120キロに緩和されたハイウェー区間の総延長1,300キロについて、交通事故と保険クレームのデータを調査した。その結果、死亡事故件数は118%増加し、ICBC への傷害保険請求額は30%増加し、総保険請求額は43%増加したことがわかった。ICBC のデータによると、2016年に州内で発生した総死亡事故の30%はスピードが原因だった。

<今回、制限速度が10キロ下げられた区間>(太字= Lower Mainland、
青字= バンクーバー島、普通字=内陸部)
Highway 1: Cowichan Bay to Nanaimo — 90 km/h ⇒ 80 km/h
Highway 1: Whatcom Road to Hope — 110 km/h ⇒ 100 km/h
Highway 1: Boston Bar to Jackass Mountain — 100 km/h ⇒ 90 km/h
Highway 1: Tobiano to Savona — 100 km/h ⇒ 90 km/h
Highway 1: Chase to Sorrento — 100 km/h ⇒ 90 km/h
Highway 3: Sunday Summit to Princeton — 90 km/h ⇒ 80 km/h
Highway 7: Agassiz to Hope — 100 km/h ⇒ 90 km/h
Highway 19: Parksville to Campbell River — 120 km/h ⇒ 110 km/h
Highway 19: Bloedel to Sayward — 100 km/h ⇒ 90 km/h

Highway 97A: Grindrod to Sicamous — 90 km/h ⇒ 80 km/h
Highway 97C: Merritt to Aspen Grove — 110 km/h ⇒ 100 km/h
Highway 97C: Aspen Grove to Peachland — 120 km/h ⇒ 110 km/h
Highway 99: Horseshoe Bay to Squamish — 90 km/h ⇒ 80 km/h
Highway 99: Squamish to Whistler — 100 km/h ⇒ 90 km/h
Highway 99: Whistler to Pemberton — 90 km/h ⇒ 80 km/h


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SkyTrain の Langley 延長に TransLink も理解 (2018.11.11)

TransLink の CEO である Kevin Desmond は、Greater Vancouver Board of Trade の席で、現地の自治体(Surrey や Langley)が、LRT(ライトレール) に代えて Skytrain を建設したいと希望するなら、TransLink もそれに沿って検討するという立場を表明した。ただし、増大する工費の工面については別の問題だとした。LRT は2020年に着工して2024年に完成する予定だった(計画されている LRT 路線の地図)。

Desmond は、あらまし次のように述べた。Surrey 市議会が先日 LRT 建設計画の破棄を決定したことにより、1.65ビリオンドルの工費を見込んでいた LRT 建設は中止されたことになる。TransLink は他のオプションである Fraser Highway を走る SkyTrain、つまり Surrey Centre から Langley のダウンタウンまで SkyTrain を延ばすオプションも検討していく。それには SkyTrain を地面に走らせることも含まれている。しかし、SkyTrain にするには低く見積もっても、LRT の工費の約2倍となる2.9ビリオンドルの工費がかかる。

う~ん、私は、LRT の話が出始めた頃から「あれ?SkyTrain じゃあないの?」と思っていた。せっかく伸ばしていった SkyTrain 路線を、なぜ途切らせてしまうのかと思ったのだ。急拡大するバンクーバー都市圏だから、郊外まで SkyTrain を拡大しても需要は充分あるだろう。工費についても、将来、「あの時の2.9ビリオンドルって、今となってみれば、大した額ではなかったね」なんて感じるかもしれないしね・・・(^^;)。


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近い将来、「一年中夏時間」になるかも・・・(^^)? (2018.11.10)

先ごろ、John Horgan 州知事は、州民からの支持が少ないとして、現行の daylight time saving 夏時間システムを変更する可能性を否定した。ところが、今、アメリカ太平洋岸諸州は一年中夏時間を使う*ことを検討している。

今月6日、アメリカのカリフォルニア州では、一年中、夏時間を使う時間システムを導入する案について州民投票が行われ、約60%の州民が賛成票を投じた。今後、州議会で3分の2以上の賛成が得られ、さらに、アメリカ連邦議会で法律の変更が行われた場合は、導入される可能性が高くなる。さらに、ワシントン州とオレゴン州でも、カリフォルニア州に追随する動きが出ている。

もし、アメリカ太平洋岸諸州が一年中、夏時間を使うようになったら、BC州はどうするのか。今まで通りにしていたら、冬の数ヶ月間は、国境を越えてワシントン州に入る度に時計を1時間進ませねばならない。それだけでなく、太平洋岸諸州と関係が深いBC州のビジネス界では、1時間の違いでいろいろ問題が出てくるだろう。ということは、BC州も「一年中、夏時間」にしたほうが便利だ。

う~ん、年に2回、時計調整しなければならない今のシステムは、たしかに面倒だよね。切り替えるたびに、睡眠時間が狂って交通事故を誘発しているというような話も聞くし・・・。だとしたら、「一年中、夏時間」にしたほうがいいに決まってる。そうすれば、「夕方の明るい時間を長くして消費電力を節約する」という夏時間システムの本来の目的をさらに推進することにもなるし・・・。

もっとも、私は、以前ゴルフを一生懸命やっていた頃は、(遅くまでプレーできるから)「夏時間大好き」だったが、ゴルフをめったにしない今は、「(秋の)夜長もいいね」と感じている。早く日が暮れたほうが体内時計がそれに反応してか、寝付きが良くなるような気がするのだ。と言うわけで、「一年中、冬時間」のほうがいいかなあとも思うし・・・(^^;)。

*「一年中、夏時間を使う」ということは、時間帯を現在の「太平洋時間帯」から東へひとつ移動して「山岳部時間帯」にすることとも言える。ちなみに、こちらが現在の北米の時間帯で、「-8」が太平洋時間帯、「-7」が山岳部時間帯だ。「-8」太平洋時間帯には、ユーコン、ブリティッシュコロンビアの大部分、ワシントン、モンタナの一部、オレゴンの大部分、カリフォルニア、ネバダの各州が属す。

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カナダ議会でフカヒレ禁止の動き (2018.11.09)

カナダ議会の上院で、フカヒレの輸出入を禁止するための法案が全面的な支持を得た。先日、問題の法案 Bill S238は上院で三度目の読会を通過し、次には House of Commons 庶民院に送られて審議される。

バンクーバーにあるグループ Shark Truth は、ヒレを切り落とされたフカ(サメ)が水に戻されると溺れて死んでしまうとして、フカヒレの問題を人々に訴えてきた。近年、彼らのようなグループによるフカヒレ禁止への動きは成果を得つつあるようだ。2009年の創立以来、同グループの努力によって80,000皿分のフカヒレスープが作られなくてすんだ。

ブリティッシュコロンビア州では、North Vancouver、Maple Ridge、Port Moody、Nanaimo などいくつかの自治体が、すでにフカヒレを禁止している。しかし、Metro Vancouver ではまだフカヒレスープを提供するレストランがある。カナダ議会で同法案が通過すれば、レストランは現在の在庫は使うことができるが、新たにフカヒレを輸入することはできなくなる。

う~ん、この問題はずいぶん前にもニュースになって、私はすでに禁止されたのかと思っていたが、そうでもなかったんだね。ともかく、食べ物はおいしいとしても、その一方で動物が半殺しの状態になるなんて、心穏やかではない。そんなことはもうやめるべきなのだろうね。

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ちょっと変わった歯ブラシ (2018.11.08)

歯ブラシがだいぶ”くたびれて”きたので、新しいのに代えて使い始めた。すると、なにやらこれまでのと感じが違う。ブラシの毛の先端が歯の間に深く入ってくる感じなのだ。それと、ブラシの柄が細くなっているのも使いやすい。なんだろうと思って、一旦ゴミ箱に捨てた歯ブラシの説明部分を取り戻して読んでみると、次のように書かれていた。

   Colgate SlimSoft
   17X slimmer tip bristles to sweep away food particles from:
   * Narrow gaps between teeth
   * Along the gum line

要は、「17倍の細さの先端剛毛が、歯と歯の間と歯肉線から食べ物の粒を取り去る」のような意味だろうか。こんな歯ブラシをわざわざ買った覚えはないから、たぶん歯科クリニックでもらったのだろう。ともかく変わっていて面白そうだ。忘れないうちにと思って、同じのを2つ Shoppers Drug Mart で買ってきた・・・(^^;)。

なお、歯ブラシの説明書きに、「歯ブラシは3ヶ月毎に替えましょう」と書かれていたが、これまではそんなことまで考えたこともなかった。1年くらい使ったのもあったかも・・・オヨヨ・・・(*_*)。

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Burnaby Lake にオシドリ (2018.11.07)

最近、ニューヨークのセントラルパークにオシドリ Mandarin Duck が現れて、ニューヨークっ子が大騒ぎらしい。しかし、Burnaby Lake では半年も前からオシドリが観察されているのだ。ニューヨークなら大ニュースになるのに、Burnaby ではほとんどニュースにもならないとは「これいかに?」だ・・・(^^;)。

私は10月12日に Burnaby Lake のオシドリを撮影してきた。撮影場所はこの地図で赤い印のあるところだ。オシドリは水路を行ったり来たりしている。ただし、姿が見えないことも多いので、注意して探す必要がある。北米版オシドリの Wood Duck アメリカオシと同様にけっこう木の上が好きなので、木の枝にとまっていることもある。

もし見に行きたければ、いくつか注意点がある。
①極端に近づかないこと。
②木の実など自然のエサは与えてもいいが、絶対にパンなどの加工食品は与えないこと。
③写真を撮りたければ、ズーム付きのカメラやスマフォがおすすめ。
④駐車場は、Piper Avenue を南下して線路を越えると右側にある(線路の北側にも駐車場があるが、そこからでは余分に歩くことになる)。Lake 近くの公園管理人の家付近にも数台停められ、全部で20台くらいは駐車できる。

日本では各地で見られるオシドリだが、北米ではとても珍しい。ただし、この鳥がアジアから飛んでくることは考えにくいので、Buunaby Lake も New York も(どこかで飼われていたのが逃げ出した)篭脱けのオシドリではないかと言われている・・・真実は、”本人”に聞かないとわからない・・・(^^;)。ともかく、きれいな鳥なので肉眼で見れば目の保養になること間違いなしだ・・・(^^)。


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IDカードに性区別のない「X」マークが登場 (2018.11.06)

BC州では、運転免許証や健康保険証などの IDカードの性別欄に、「男でも女でもない」X という記号を導入することになった。この記号を使えるのは、自分自身を「男でも女でもない」と思っている人ということだ。

健康大臣 Adrian Dix は、「昨年の夏以来、自分自身を男でも女でもないと思っている人たちを認識し彼らに配慮する中で、政府関係の書類への変更を検討してきた。重要な身分証明書に”性別 X”を含めることは大切な一歩だ」と話す。健康省、市民サービス省、司法省は、性別 X のオプションを設置するために共同作業してきた。Jinny Sims 市民サービス大臣は、「ジェンダーアイデンティティ(性自認)については、私たちはBC州を21世紀という時代に合わせるために行動してきた。そうすることが正しいことなのです」と言う。

ちなみに、2017年8月、カナダ政府はカナダ人のパスポートに”性別 X”のオプションを導入した。また、オンタリオ州、アルバータ州、ノースウェスト準州はすでに、政府発行の IDカードに”性別 X”のオプションを導入している。なお、"性別 X”を使いたい人たちは、代名詞も he や she ではなく、they を使ってほしいと言われる

う~ん、自分を「あらゆる差別に反対する人間」と思ってきた私だが、これはとてもわかりにくいことだ。そもそも、男と女の定義は何なのか・・・体の違いだけではないのか・・・と思って、調べてみると、どうやらそう単純ではないようだ。実際に、自分を男でも女でもありたくないと思う人がいるようだし、”体の違い”も単純に線引できないケースがあるらしいから・・・。私も頭を切り替えねばならないようだ・・・(-_-;)。


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<参考サイト> (ウィキペディア)性差 (ウィキペディア)アンドロゲン不応症 

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危険交差点ワースト5 (2018.11.05)

冬になると歩行者を巻き込んだ自動車事故が多発する。特に、11月は4年間連続で交通事故発生件数が最悪だった。歩行者が交通事故に巻き込まれる交通事故の70%近くは交差点で発生し、毎年60人くらいが死亡している。そんな中、ICBC が2013年~2017年に、Lower Mainland で最も事故が多かった交差点5ヶ所を発表した。それらはすべて、Vancouver、Burnaby、Surrey の交差点だった。以下がワースト5だ。

#1 — East Hastings Street & Main Street (Vancouver) 事故数35
#2 — Lougheed Highway & North Road (Burnaby) 事故数21
#3 (同位) — 104 Avenue & King George Boulevard (Surrey) 事故数20
#3 (同位) — Kingsway & Victoria Drive (Vancouver) 事故数20
#5 — 128 Street & 96 Avenue (Surrey) 事故数19

う~ん、ワースト1位の E. Hastings/Main St. の交差点はやはりダントツで事故が多いね。私はめったに通らないが、あそこは信号無視の歩行者がとても多いから、通る時には本当に注意が必要だ。


ニュースソース> 
サイト下部にある地図で、交差点ごとの事故発生件数を見ることができる。操作がちょっとややこしいが、次の操作が使えそうだ。
①地図左上にある4つのボタンのうちボタンをクリックすると4つのメニューが表示され、その中のボタンをクリックしておくと、マウスドラッグで地図を左右上下に移動できる。
②マウスホイールで拡大縮小ができる。+ーボタンを使ってもいい。
③交差点を示す○にカーソルを置くと、事故発生件数が表示される。

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空港周辺の野鳥対策に”ギョロ目”技術 (2018.11.04)

世界の空港では、離着陸する飛行機のエンジンに飛び込んで事故を引き起こすワシタカ類への対策に頭を悩ませている。アメリカ連邦航空局によると、2014年以来、鳥が飛行機にぶつかった事故は13,159件も発生していて、1990年から2016年の間に野鳥と飛行機の衝突によって世界で少なくとも262人が死亡した。これまでもいろいろな対策が行われたが、どれも大した効果がなかった。

しかし、このほどフランスで考案された方法が、ひょっとするとうまくいくかもしれない。フランス国立科学研究センターと University of Rennes が Airbus 社の協力を得て、一つの方法を開発した。ワシタカ類は非常に遠くの物体を識別する能力があるが、それを利用したこの技術では、2つのギョロ目が(鳥にとって)自分の方に近づいてくるように見える。 次の動画が野鳥撃退用のギョロ目だ。

   

こんなものをワシタカ類が敬遠するのかと思うだろうが、ワシタカ類にとっては大きなギョロ目が迫ってくるのは気味が悪いらしい。まるで、他の鳥が迫ってくるように見えるのだ。研究者たちは、この方法をフランスの Lourdes-Tarbes-Pyrénées 空港で使ってみた。こちらの図が示すように、空港建物の数カ所にLED スクリーンを設置し、大きなギョロ目を連続的に映した。5週間の間に8,800回野鳥を見たが、ギョロ目は驚くほど効果的だった。LEDスクリーンのギョロ目がワシタカ類から見える地域では鳥の数が激減したのだ。しかも、鳥たちがギョロ目に慣れてしまうこともなかった。

この実験をワシタカ類の立場から考えてみよう。ワシタカ類が餌を探しているとする。突然、迫りくるギョロ目が現れる。その”鳥”と衝突するのは困るからギョロ目を避ける・・・そんなことが想像できるが、実際にワシタカ類が何を感じているかは分からない・・・(^^;)。ともかく、研究者たちは他の空港でも実験してみねばと考えている。この方法は、風力発電のタービンその他の人工物に衝突する野鳥を遠ざけることにも使えるかもしれない。

う~ん、どこの空港でも飛行機に衝突する野鳥は本当に悩みのタネになっているようだ。バンクーバー空港でも鷹匠を使ったり猟銃を響かせたりして野鳥を追い払っていると聞く。そうした苦労を考えると、わりと安上がりに見えるこんな方法で問題が解決すれば最高だね。


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古川夏好さん殺人犯に終身刑 (2018.11.03)

昨日、BC州最高裁判所において、2016年に日本人女子学生の古川夏好(こがわ・なつみ)さん (当時30才)を殺した犯人 William Schneider(51才)に、14年後の仮釈放の可能性を残した終身刑が言い渡された。今月初めの裁判で陪審員団が、Schneider に第二級殺人罪で有罪判決を下していた。古川さんの遺体は、殺されてから約3週間後の2016年9月28日に、バンクーバーのウェストエンド地区の豪邸の庭で発見されていた。

昨日の法廷で Schneider は夏好さんの母親に向かって次のように言った。
「私は、あれほど苦しむ人の声を聞いたことがありません。私が想像できないほどあなたは苦しんでいることでしょう・・・。あなたは私が死んでほしいと願っているかもしれません。その気持はわかります、そして、あなたを苦しめていることを、ただただ申し訳ないと思っています」

裁判の中で、被告側弁護士の Joe Doyle は、最短期間の10年後仮釈放の可能性が Schneider に与えられるべきだと主張した。その根拠として、Schneider が最後に暴力を奮ったのは「かなり以前」だったことをあげた・・・Schneider には、Edmonton で女性の口と鼻を手で塞ぎ首を絞めた前歴があるらしい。また、Doyle は、被告が夏好さんの遺体がある場所を警察に明らかにしたことについても、酌量されるべきだと主張した。これらの主張は、結局、退けられた形だ。


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<関連トピック> 日本人女性殺人犯に有罪判決 (2018.10.20)

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危険運転の罰金が増額された (2018.11.02)

先日、州政府司法長官 David Eby が発表したように、11月1日付で飲酒運転、スマフォ操作などによる不注意運転、その他の悪質運転に課せられる driver risk premium(ドライバーリスク割増金?)および driver penalty point premium(ドライバー交通違反点数割増金?)での罰金が20%増額された。来年11月にはさらに20%増額される。

driver risk premium は、スピード違反あるいは2回以上の不注意運転違反などの運転態度によって算定され、penalty point premium は一年間に4点以上の交通違反点数をつけられたドライバーに課せられる。両方とも、最初の違反に関わる罰金やその他の罰金に加えて課せられるもので、自動車保険の支払いの前、あるいは自動車免許の更新の前に支払うことが求められる。

司法省によると、driver point premium はこれまで、交通違反点数が4点の場合175ドル、50点以上の場合24,000ドルになっていたが、今回の変更によって4点の場合で210ドル、50点以上の場合で28,800ドルに増額された。司法長官によると、penalty premium は ICBC の基本保険料の増額に比例して増額されるため、ICBC は来年2019年には26ミリオンドル、2020年には32ミリオンドル、2021年には36ミリオンドルを集めることになる。

う~ん、街を運転していると、本当に悪質ドライバーが目につく。先日も、少し混み合っている Willingdong Avenue で私の横をスピードを上げて走りすぎていった車が、前方の交差点で信号がすでに赤になったのに飛び込んでいった。あんなドライバーが大事故を起こすのは時間の問題だろう*。


* いつかも書いたが、私はむかし、目の前を走っていたバンが赤信号の切り替わり直後に交差点に飛び込んで、青信号で横から入ってきた車にぶつけられて態勢を崩し、前方の横断歩道を渡っていた歩行者にぶつかったのを見たことがある。ひどいぶつかり方だったから、歩行者の女性はたぶん死んだろう。止まれるタイミングの黄信号では、絶対に止まるべきなのだ。

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Granville Island の駐車が年中有料に (2018.11.01)

Granville Island では来年6月1日から、これまで無料駐車できた場所でも一年を通して有料化することになった。有料化されるのは 11 am~6 pmの間で、それ以外の時間には無料駐車できる。この変更の狙いは、駐車の空きスペースが増え、車両の流れが改善され、駐車に関するデータがより多く集められることだ。そして、いかなる時でも15%の駐車スポットが空いていて、ドライバーが苦労することなく駐車できるようにすることが究極の狙いだ。

この変更によって、11 am~6 pm の1時間あたり駐車料金は、5月~9月が $3 に、また10月~4月が $2 になる。ただし、これまでよりも小刻みの時間単位での支払いが可能になる。なお、現行の有料駐車スポットの1時間あたりの料金は、7 am~7pm で $3.5 となっている。現在、Granvile Island には約1,200の駐車スポットがあるが、そのうちの60%が1時間または3時間まで無料、また、約40%のスポットが 7 am~7pm の間に有料となっている。

一方、 混雑の大きな要因だったツアーバスについて、5月15日に運行ルールが変更された。ツアーバスの(無料?)駐車場を廃止し、ツアーバスに入場料を課すようにしたのだ。新ルールでは、夏のピークシーズンである5月~9月の間、6 pm 以前にGranville Island に入るツアーバスは一日券を買わなければならない。同期間の 9 am~6 pm には、バスの駐車場はなくなる。夏の夕方(5月~9月の 6 pm 以降)と冬(10月~4月)は、6つのバス駐車スポットが設置され、先着順方式で1時間あたり $10 を払えば駐車できる。

う~ん、これまでは確かに Granville Island で駐車スポットを探すのは大変だった。この変更によって、駐車代はかかるものの、駐車スポットを簡単に探せるようになれば、それはそれでいいかもしれないね。要は、用事がすんだら早く出ていってくださいということかな・・・(^^;)。


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Okanagan で水素エネルギー電車が走る? (2018.10.31)

BC州内陸部の Okanagan 地方にドイツの技術者がやってきて、Hydrail と呼ばれる水素エネルギーを使った新輸送システムについて講演を行った。Hydrail は LRT(Light Rail Transit 軽軌鉄道交通)に似たシステムだが、頭上や地面に張った電線から動力を得る代わりに、水素燃料電池から動力を得る。ハンブルグの技術者であり政府科学アドバイザーの Holger Busche は、「Hydrail の電車が排出するのは水だけだ」と話す。水素燃料電池では、化学反応によって水素が酸素と混ざって電流を発生させる。

今年9月16日、世界で初めての水素燃料電池による電車が、ドイツの Lower Saxony 地方のハンブルグ近郊で走り始めた。これは、今のところ世界で唯一の Hydrail 列車だ。現在2ヶ月経過したところだが、すべてスムーズに行っていると Busche は言う。しかも、その技術はブリティッシュコロンビア州で生まれたと言う。Busche によると、線路があまり敷かれていない Okanagan 地方は、Hydrail を導入するのに適している。「なぜなら、水素燃料で動く列車は、金のかかる電線の敷設工事を必要とせず線路を敷くだけでいいからだ」。Hydrail は既設の鉄道を使うことさえも可能のようだ。

Hydrail を紹介する Youtube 動画があったのでリンクしてみた。

   

う~ん、トヨタが力を入れる燃料電池車もそうだが、水素燃料を使ったやり方は、今のところ環境にとってベストらしいから、とても興味あるシステムだね。


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90週年を迎えた日系人会館 (2018.10.30)

今年、Vancouver の 487 Alexander Street にある Japanese Hall 日系人会館が創立90週年を迎えた。先週土曜日、同Hallでは90週年を祝って、Heart of the City Festival の一環として Emerging Heritage Fair を催し、文化セミナー、音楽演奏などが開催された。バンクーバー日本語学校と Japanese Hall の理事会議長を務める Deb Saimoto は、「日系カナダ人にとって、Japanese Hall は復活のシンボルでした。また、私自身、1980年代に日本語を習いにここに来ていました」と、当時の老朽化した建物を思い出しながら言う。

同 Hall が崩れかかった建物から日本文化の中枢に変わっていったことを、彼女は子供の頃から見続けてきた。「第二次世界大戦以降、Japanese Hall は大きな変化を遂げました。一時は誰も使わなくなりましたが、戦後に再び使われ始めました。それは大変な時期でした。当時は、だれもお金と時間がなくて、今のようなすてきな場所にはできなかったのです」と、彼女は言う。

同Hall の始まりは、日本人移民がバンクーバー日本語学校を設立した1906年に遡る。最初の校舎は、戦前に Powell St. 周辺にあった Japan Town に建てられた。しかし、バンクーバーで日系人社会が大きくなるに連れて、日本語と日本文化を教えるためにもっと大きなスペースが必要になった。そして、日系人社会が40,000ドルを集め、それを資金にして1928年に今日の Japanese Hall を建てた。

1941年12月7日の真珠湾攻撃により、カナダを含む連合軍と日本の間で争いが始まり、その時点で同Hall は強制的に閉鎖された。「当時、1,000人以上の学生がいたのです」と、Saimoto は言う。カナダ政府による日本人の強制収容が始まり、日系人の財産は押収された。「Japanese Hall の建物自体が日系人社会にとってとても重要な意味を持ちました。なぜなら、1949年に強制収容が終わった時に元の所有者に戻された唯一の財産だったからです」。1953年、同Hall は再び活動を開始することが許され、日本語と日本文化のコースが再開された。


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道路のど真ん中に高さ40mの”芸術” (2018.10.29)

最近、Kingsway を Vancouver ダウンタウン方向に向かって走っていくと、Gladstone St.(Nanaimo St. と Victoria St. の中間)との交差点手前で、大掛かりな工事が進められている。中央分離帯の上に”はしご”が建てられているのだ。この工事のために交通規制が行われて、しばらくの間、かなりの渋滞が発生していた*。

「えらい迷惑な工事だが、ありゃ、いったいなんじゃい?」と思っていたが、先日のニュースでやっと”その正体”が分かった。それは、”108 Steps”と名付けられた”芸術作品”なのだそうだ・・・(-_-;)。高さは40メートルで、数週間のうちに完成する見込みだとか。道路のすぐ南側にはコンドミニアムビルが完成間近だが、”108 Steps” はそのビルの開発企業が(Vancouver 市に?)寄付したらしい。

「あんな物作ったら、誰かが登ろうとするに違いない」と思ったら、そのあたりはアーティストも当然考えていて、地面から5メートルのところに登るのを防ぐためのガラス板が設置されるらしい。それでも登る人が出てくるだろうね。交通量が少なくなった夜中に、ガラス板にはしごをかけて登ればいいのだからね。登れそうなものがあれば、どうしても登りたくなるのが人間の心理なのだ・・・(^^;)。

それにしても、芸術ということは見るためのもので、他に用途はないわけだ。しかも、単なる”はしご”が芸術とは・・・(-_-;)?。私には”目立ちたがり屋”が作った道路上の”邪魔物”としか思えない。最近、芸術作品と称されるものには、あまりに主観的で”普通人”が芸術として楽しめない代物が多い。ともかく、ドライバーが”はしご”に気を取られて交通事故になったとか、あれがあったために大事故になったなんてことにならなければいいが・・・。

* 昨日、現場を通ったら、完成間近らしくてすでに交通規制はなくなっていた。

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日本国外でのマリワナ使用も処罰対象に (2018.10.28)

バンクーバーの日本総領事館は今月4日付で、カナダ国内でのマリワナ(大麻)使用に関して注意喚起の通知を行った。それによると、カナダ国内でのマリワナの消費であっても、日本の法律が及んで処罰の対象になる可能性があるということだ。そして、それはマリワナそのものだけでなく、マリワナを含む食品や飲料でも同様に処罰対象になる。詳しくは、総領事館のウェブサイトを参照されたし。

う~ん、食品や飲料でも処罰対象になるとしたら、よほど注意する必要があるね。日本入国の際に旅行者が海外でマリワナを使用したか否かを証明するのは簡単ではないとしても、君子危うきに近寄らずだ。それにしても、これからはお土産を買う時には要注意だね。まちがっても、マリワナ入りのお菓子なんかスーツケースに入れないこと・・・即、捕まっちゃうよ・・・(-_-;)。

なお、日本の法律は、大麻関係の罰則を大麻取締法によって以下のように規定している*。
○所持の場合:五年以下の懲役(同法24条の2第1項)
○営利目的による所持の場合:七年以下の懲役及び二百万円以下の罰金(同法24条の2第2項)
○栽培の場合:七年以下の懲役(同法24条1項)
○営利目的の栽培の場合:十年以下の懲役に処し、又は情状により十年以下の懲役及び三百万円以下の罰金(同法24条2項)

* 面白いことに、「大麻を吸ってしまっても必ず逮捕される訳ではありません。大麻取締法で吸引は禁止されていないからです」なのだそうだ・・・(^^;)(参考サイト)。

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ライム病がますます拡大 (2018.10.27)

最新の調査によると、オタワではダニ3匹のうち1匹がライム病を持っていることがわかった。オタワに住む Kristy Giles はライム病にかかって以来しばらく寝たきりだった。今では、森の中を犬と散歩する時には藪の中に入らないようにしている。数年前、Giles はハイキングをした日の晩、体に7匹のダニが食いついていたのを発見し、指でつまんで取った*。「それが元で私は、とても活動的な人間から、寝たきりの人間になってしまったのです」。

オタワ全域の23ヶ所で得られた新しいデータは、ライム病を運ぶダニが劇的に増加していることを示した。オタワ大学の疫学者 Manisha Kulkarni 医師は、調査で見つかったダニのうち3匹に1匹がライム病を運ぶダニだったと話す。ライム病に感染しやすいのは、バクテリアの B. burgdorferi を運ぶダニが生息する地域だ。近年の調査では、そのダニ blacklegged tick クロアシダニがカナダの東部と中央部で拡大していることが分かった。

カナダ政府は、カナダ全国のライム病危険地域を特定したが、それらにはマニトバ、オンタリオ、ケベック、ニューブランズウィック各州の一部地域、ノバスコシア州全域が含まれる他、BC州内では、バンクーバー島、メインランド南部、ジョージア海峡に面した本土側沿岸部、州南部の河川域などが含まれる。2010年以来、カナダ全体のライム病感染は着実に増加していて、2010年には143だった感染数が、2016年には992と増加し、昨年2017年には倍増して2,025となった。


* ダニを不用意に指で摘んで取るとバクテリアが体内に残ってしまう。体に取り付いたダニを発見したら、ダニを潰したり分断したりしないように、ピンセットでできるだけダニの根本を掴みまっすぐ引き抜く。そうすれば、どんなダニなのかを試験所で突き止めることも簡単だ。これについては、下の「関連トピック」を参照。

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<関連トピック>
ライム病への理解を深める」 (2017.08.08 & 09)  ダニの取り除き方などが説明されている。
ライム病ワクチンが復活する」 (2018.08.27)

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ブラウザ Vivaldi がさらに進化 (2018.10.26)

私が愛用するブラウザVivaldi が先月26日*に最新バージョン 2.0 を公開し、これに同期機能 Vivaldi Sync を正式に搭載した(Vivaldi Sync は、これまでも Vivaldi ベータ版で利用できた)。Vivaldi Sync を使うと、複数のコンピュータ間で Vivaldi の各種設定を同じ状態に保つことができる。同期できるのは、たとえばブックマーク、スピードダイアル、パスワード、拡張機能、設定などだ。

今回のアップデートは、2016年に「Vivaldi 1.0」がリリースされて以降、初めてのメジャーバージョンアップだ。Vivaldi の詳細やインストール方法については、当ホームページの 「Vivaldi」ページを参照。また、同期機能の詳細については同ページのこちらを参照。


* 私はバタバタしていて、ひと月前のこのニュースを最近まで知らなかった・・・(^^;)。Vivaldi は、今回の同期機能の正式搭載で基本機能が出揃った感じだ。Vivaldi には、基本機能に加えて、タブスタック、クイックコマンド、マウスジェスチャー、拡張可能なサイドパネル、ビジュアライズされた履歴機能など、他のブラウザー(Google Chome、Microsoft Edge、Internet Explorer など)にはないユニークな機能が数多く標準搭載されている。外観や機能のカスタマイズ性が高く、ユーザーが隅々まで自由に変更できるのも魅力だ。

ニュースソース> Vivaldi の各種機能が図解されている。

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需要に追いつかない電気自動車の供給 (2018.10.25)

Clean Energy Canada が、BC(ブリティッシュコロンビア)州で行った最近の調査によると、電気自動車への需要はたくさんあるのに、カーディーラーにはそれに応えるだけの在庫がほとんどないことが分かった。その結果、電気自動車を注文してから受け取るまで最長で18ヶ月も待たされるような状況が発生している。Clean Energy Canada の政策担当ディレクター Dan Woynillowicz は「州政府の電気自動車振興策はうまくいっているのに、いざ、カーディーラーで電気自動車を買おうとすると、在庫不足の壁にぶつかってしまう」と話す。

同レポートは州内の292のカーディーラーを調べた。そのうち、電気自動車を在庫しているのはわずか40%だった。その結果、Lower Mainland ではほとんどのディーラーが、電気自動車を注文してから受け取るまで数ヶ月から1年かかるとしている。一方、B.C. Hydro が作成した今年4月のレポートでは、ドライバーの3人にひとりが、次に買う車は電気自動車にしたいと答えた。

BC州政府は、ZEV (zero emission vehicle) を義務付ける新政策を検討している。これは、ディーラーではなく、カーメーカーに対して毎年一定数の電気自動車を販売することを義務付けるものだ。この政策はすでに、ケベック州のほかアメリカの10州で施行されている。ZEV 義務付けの一部として、BC州政府は、目標とする電気自動車の販売数を2020年までに、(全自動車販売数の)5%、2025年までに10%、2030年までに30%とすることを検討中だ。


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21年間、空き缶で寄付を続ける女性 (2018.10.24)

バンクーバーの BC Cancer Foundation ブリティッシュコロンビア州がん基金で、ほぼ毎日見られる光景がある。小柄な中国系の女性(62才)がやってきて爆発的な笑顔を振りまき、空き缶類を”空き缶ディポ”で換金して得たお金をがん基金に寄付していく光景だ。

先日も、その女性 Gia Tran は、基金事務所のスタッフに10ドル札1枚と2ドル硬貨を渡していった。感謝の言葉とともに手書きの領収書が彼女に渡されると、彼女は笑顔を見せた。基金事務所のレセプショニスト Dianne Parker は言う、「いつも同じです。彼女は笑顔いっぱいでやってきて、『私はここの誰もが好きですし、人々を助けたいんです』というのです」。Tran がチャリティー基金にしてきたこの小さな寄付は、21年以上に及ぶ。同基金には過去10年間しか記録が残っていないが、スタッフは Tran が寄付した総額は15,000ドルに上るだろうと言う。

「子供が言うの、『今日は寒いから、行かないほうがいいよ』ってね。でも私が『いいえ、行きます、人々を助けたいから』というと、子供たちは『OK、OK、それなら行けばいいよ』って言うのね」。Tran は Main St. と East Hastings St. 付近に住み、いつもは Hastings に沿った地域で空き缶類を集める。彼女は、人々が外で飲むことが多い夏のほうが稼ぎがいいと言う。また、空き瓶よりも空き缶がいいと言う。軽いからだ、特に大きな袋に入れた時には、重さが全然違ってくる。

Tran は、袋いっぱいに空き缶類を集めたら、換金してくれる”空き缶ディポ”まで歩いて持っていく。バスは時間がかかるし、バスドライバーが彼女の”荷物”を制限するからだ。「私は歩くの。バスには1袋はいいけど2袋は持ち込めないからね。歩くのは全然気にならないし」。”空き缶ディポ”から同基金事務所までは、バスに乗ったり歩いたりする。天気が良ければ歩いて片道45分だが、冬だと1時間半かかることがある*。

なぜ、がん基金に寄付するようになったかはよくわからないが、それほど習慣づいているので、彼女はともかく基金の人達の顔を見るのが楽しくて仕方ない。同基金の責任者 Sarah Roth は、Tran がやってくるのは毎日のハイライトだと言う。「彼女は、ただただ親切心でやってくるのです。そして、その親切心をここの事務所全体に振りまいて、誰もが笑顔になり、気分よくしてくれるのです。まったく、利他主義の極みで、ものすごいことです」。このニュースが Youtube にあったのでリンクしてみた。

   


う~ん、本当にすごい人だね。私はこれまで、空き缶を漁る人がいても「ああ、かわいそうに、空き缶でも拾わないと生活できないんだ」くらいにしか思わなかった。Tran のような人がいることを知ったら、人の行為をうわべだけで判断してはいけないんだと、あらためて思えてくる・・・(-_-)。


* 「空き缶ディポ」がどこにあるかわからないが、Google Maps で見ると、Main St./E. Hastings の交差点から BC Cancer Foundation(686 West Broadway)までは3キロ以上あり歩いて40分以上かかる。Tran が毎日、この距離を歩くことだけでもびっくりしてしまうね。

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バンクーバー島沖で5つの”異常地震” (2018.10.23)

おととい日曜日の深夜、バンクーバー島沖の太平洋で3つの大きな地震と、2つの中程度の地震が連続して発生した(さらに、24時間以内に小さな地震が2回あったとも報道されている)。マグニチュード6レベルの地震が約1時間のうちに3つも連続して発生するのは、非常に珍しいようだ。今のところ、地震と津波による被害は報告されていない。

United States Geological Survey アメリカ地質調査所によると、1つ目の地震は、日曜日午後11時直前にバンクーバー島北端の町 Port Hardy の南西190キロの太平洋で発生し、マグニチュード6.6だった。それから約40分後に2つ目の地震がその近くで発生し、マグニチュード6.8だった。3つ目の地震は零時直前にやはり同じ地域で発生し、マグニチュード6.5だった(参考地図)。

ブリティッシュコロンビア州には環太平洋火山帯が通っていて、毎年、たくさんの地震が発生しているが、ほとんどはとても小さな地震だ。その大半は、Juan de Fuca プレートが North American プレートの下に潜り込む Cascadia subduction zone カスケード沈み込み帯付近で発生し(参考動画)、その範囲はバンクーバー島からカリフォルニア州北部にまで及ぶとされる。

う~ん、私が住み始めてから30数年で有感地震は3~4回しかなく震度も1~3程度だったから、「バンクーバーでは巨大地震なんか発生しない」と思いがちだが、こんなニュースを聞くとうかうかしてられない感じだね・・・(-_-;)。それにしても、今回、津波が発生しなかったのが不思議な気がする。1964年、アラスカのアンカレッジ付近で発生したマグニチュード9.2の地震では、太平洋上で1~2メートルだった津波がバンクーバー島西海岸のフィヨルド Alberni Inlet に入って増幅され、フィヨルド最奥にある Port Alberni では最大3メートルを超えて何度も街を襲った。これにより、住宅など400棟以上が流失し5ミリオンドルの損害が発生したが、さいわい死者は出なかった。

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異常な好天続きの原因は・・・ (2018.10.22)

このところ、季節外れの好天と高温が続いている。暑がりの私などは、半袖短パンで外出しても平気なほどだ。こうした好天をもたらす原因は何か?それを説明するニュースが先日、報道された。

この異常気象をもたらすのは、気象学者たちが”blob”と呼ぶ現象らしい(blob には、「斑点、染み、球状の小さな塊」などの意味がある)。Environment and Climate Change Canada カナダ政府環境及び気候変動庁の Armel Castellan は、blob は大洋の広い範囲で気象配置が安定して変化がない時に発生すると言う。風が吹かず雨が降らないことによって、海面近くの海水が下の方の冷たい水と混ざり合わないために、海水温が上昇して停滞し温まったままになる。

Blob の影響は十分に理解されていないが、blob が多くの環境異変を引き起こすとする科学者もいる。そして今、"son of the blob"*と呼ばれる水温の高い海水の塊が、BC州沿岸部の沖合にできつつあると Castellan は話す。こちらのサイトの地図で、太平洋北部の広い海域が赤くなっているが、この部分が (son of the) blob のようだ。サケのえさの減少、多くのクジラの死、BC州の北部と中央部で発生する干ばつなど、いずれも blob が関係していると見られている。

さいわい、今週中には天気が悪くなって海水が混じり始めると期待されるが、それでも、荒天がどれほど続くか、またどれほどの効果をもたらすかははっきりしていない。近年、blob が”ふつうのこと”になりつつあることが心配され、「こうした現象が気候変動とどれほどの関係があるのか」という疑問が湧いてくるという。

* 「blob の子供」、つまり「ひとつの blob が発生させた別の blob」の意味か?

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州政府が投機税を議案提出 (2018.10.21)

州政府の財務大臣が、論議を呼んでいる投機税を議案提出した。投機税は、誰も住んでいないか、あるいは十分使われていない住宅にかけられる税金だ。もし法案が議会で承認されれば、州内の指定地域のすべての住宅に対して施行される。住宅に所有者が住むか賃貸されている場合は、一年ごとの申告用紙を作成することによって投機税を免れることができる。この申告ができない住宅については、不動産評価額の数%を投機税として支払うことになる。詳細は以下の通りだ。

*2018年については、0.5%が投機税として徴収される。
*2019年以降は、
  ①州内に住む人の場合は、引き続き0.5%の投機税を払い続ける。
  ②州外に住むカナダ国民あるいは永住権所持者は、1%の投機税を支払う。
  (ただし、これはその後に①と同様、0.5%に修正されたようだ*)
*外国人の住宅所有者あるいは年収の50%以上が州外で得られている”サテライト家族”は、2%の投機税を支払う。

この法律の目的は、投機目的での住宅購入を防ぎ、使われていない住宅を賃貸に回させることだと、財務大臣の Carole James は言う。投機税を採用するかどうかは自治体に任せるべきだという意見が複数の市町村長から出ていたが、James はそれを拒否した。

う~ん、これだけ住宅価格が高騰し、賃貸住宅の不足によって家賃も高騰し、その結果、ホームレスの人たちが急増していることを考えれば、やむを得ないだろうね。もっとも、不動産評価額の0.5~2%を毎年支払うって小さくないけどね・・・(-_-;)。

* その後のニュースでは、次のように報道された。
The legislation will also be amended so that all Canadians — regardless of whether they live in B.C. — will pay the same annual tax rate of 0.5 per cent of a vacant home's assessed value.
つまり、「カナダ人は州外に住む場合でも、州内に住むカナダ人と同様に0.5%の投機税を支払う」ということのようだ。

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日本人女性殺人犯に有罪判決 (2018.10.20)

一昨年9月に日本人女性、古川夏好(こがわなつみ)さん(死亡当時30才)を殺した容疑で起訴されていた William Schneider(現在51才)が、B.C. Supreme Court(BC州最高裁判所)において second-degree murder 第2級殺人罪で有罪判決を受けた。11月1日に刑が確定する。古川さんの遺体は、死亡から約3週間後に、バンクーバーのウェストエンド地区の豪邸の庭で発見されていた。

女性8人、男性4人の陪審員団が3日間にわたって審議し判決(評決)*に達した。裁判の中で Schneider は、遺体の遺棄や侮辱については罪を認めたが、(第2級)殺人罪については無罪を主張していた。第2級殺人罪では自動的に終身刑に、また、遺体侮辱罪では最長で5年の懲役刑となる。(一定刑期終了後の)釈放の可能性については後日決定される。 裁判を傍聴した夏好さんの母親は、記者から夏好さんに何を言いたいかと尋ねられて、「天国から私たちを見守ってね(と言いたい)」と述べた。

う~ん、遺体の損傷が激しくて死因が特定できなかったために、Schneider が殺したという確たる証拠がなく、その点が難しかったようだ(夏好さんが自分で飲んだ薬が死因になったなどの可能性が残る)。しかし、状況的には Schneider に不利に展開した。Schneider と夏好さんが一緒に歩く姿を写した写真を警察が公開すると、それを Kelowna に住む Schneider の兄の家族が見て、Vernon に戻っていた Schneider を兄が問い詰めた。Schneider は、「自分は自殺する。自分が死んだら夏好さんの遺体のある場所を警察に知らせてほしい」と話して自殺を図るが、未遂に終わる。殺人については、Schneider が日本にいる妻**に電話した時に「夏好さんを殺した」と話し、それを兄が聞いていた。そうした状況を、兄は法定で証言した模様だ。

* 日本の報道では、「議論して決めること、また、その結論」を意味する「評決」が使われているが、「判決」と考えていいようだ。

** Schneider は日本人女性と結婚していて、妻とティーンエージャーの息子は日本に住んでいるという報道がある。

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マリワナ:BC州のルール (2018.10.19)

おととい、ついにカナダで娯楽目的のマリワナ(大麻)が合法化されたが、マリワナについてのルールは州によって多少異なる。ブリティッシュコロンビア州のルールは以下の通りだ。

誰が買えるか?
19才以上の人は、BC Cannabis Stores(BCS)のサイトで医療目的以外のマリワナを合法的にオンライン購入できる。Liquor Distribution Branch (LDB) は、オンラインで注文されたマリワナを Canada Post が顧客に配達することで Canada Post と契約を交わした。もし配達先の顧客が25才以下に見えた場合、Canada Post 配達員は顧客に身分証明を求める。

価格はいくらか?
以下が予想される各種マリワナ製品の価格だ。
乾燥した花は、1gあたり$6.99~$13.99。
オイルは、15ml(ミリリットル)、20ml、30ml の瓶で売られ、価格は$20.99~$139.99。
カプセルは、30個入りのパッケージで $34.99。
紙巻きは、半グラム、1グラム、複数パックなどがあって、$4.20~$54.99。
水ギセルは、$54.99 および $74.99。

どこで買えるか?
合法的には、BC Cannabis Store で買うことになる。一号店は、Kamloops の Columbia Place Shopping Centre にオープンした。今のところ、州内で合法的に買えるのはこの店だけだが、数ヶ月の間に、法規制や許可の手続きを経た店が複数開店すると見込まれている。

どこで吸えるか?
喫煙が禁止されている場所ではマリワナ吸引も禁止されている。また、学校、遊園地、スポーツ施設、スケート公園など、子供が頻繁に利用する車両や場所でも禁止されている。

う~ん、日本を含めて多くの国で違法とされる物質がふだんの生活の中で売買されるなんて、私たちはまったく”新しいカナダ”に住むことになったように感じるね。ともかく、こうしたことに”慣れてしまって”、外国に行ったときに摘発されるなんてことがないように、くれぐれも気をつけたいものだ・・・(-_-;)。

ニュースソース> 最下部にある「Cannabis laws across Canada」のところで、カナダ各州のルールがそれぞれ紹介されている。

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”花札男”が日本のギャンブル中毒増大に加担? (2018.10.18)

安倍首相が昨年2月に訪米した際、”花札男”大統領が安倍氏に対し、花札男の大口献金者が会長を務めるカジノ運営大手業者の日本参入を働きかけていたというニュースがあった。

日米首脳が昨年2月に花札男のフロリダにある別荘でゴルフや食事など週末をともに過ごした際、花札男が大口献金者A氏のカジノ事業について話題に持ち出したらしい。安倍さんはびっくりしながらも、「情報をありがとう」とだけ述べたという。A氏は2016年大統領選に関連して、花札男に総額2,500万ドル(30億円弱)を拠出している。日本のカジノ市場は最大で年250億ドル規模になると予想されており、A氏は長年、日本参入を切望してきた。

う~ん、大統領になる前からラスベガスとは”密接な関係”を持っていた感じだから、花札男がこんなことをしたとしても別に驚くことではないかもしれない。しかし、大統領が献金者の個人的なビジネスの利益を他国の首脳に求めることは規範に反する異例な行為だというから、「ひょっとして、それって”お縄”スレスレの行為では?」と思えてくる・・・(-_-;)。ともあれ、日本の”ギャンブル中毒増大ビジネス”に花札男の影が落ちるのかと思うと、いっそう癪に障ってくる。

* 「ト・・プ」と呼ぶのさえはばかられる私がつけたニックネーム。「ト・・プ=花札」みたいなものだろうからね。あ、そういえば、カジノには「ト・・プ」は必需品だから、それを「外せ」なんていう私が間違ってるのかも・・・(^^;)。

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今日からマリワナが合法化 (2018.10.17)

ついに今日から、カナダではマリワナ*(大麻)が合法化された。これまでも医療目的では合法だったが、嗜好目的のマリワナも合法化されたものだ。主要国の中では、カナダはウルグアイに次いで2番目**にマリワナを(完全)合法化した国となる。

う~ん、私はよく見られる光景のタバコ式の吸引は縁がないが、食べ物や飲み物に入れられていたらうっかり(あるいは、知らないうちに)口にしてしまうかもしれない。なにしろ、今回の合法化によって、お菓子に入れたりビールやコーラなどに入れたりする計画があるらしいから・・・(^^;)。しかし、そうなると、”知らない間の消費”によって日本で摘発された、なんてことになったらたまったものではない。気をつけねば・・・(-_-;)。

ちなみに、こちらの世界地図(青=合法/一部合法、オレンジ=非犯罪化、ピンク=非合法だが非強制施行、赤=非合法)にマリワナを合法化している国や州が示されていて、カナダは今日から青に色分けされた。なお、マリワナ常習者はアメリカへの入国の際は気をつけたほうがいいと、カナダメディアが報じている。たとえば、バンクーバーの南にあるワシントン州では合法化されているが、マリワナを所持したまま国境の検問所に行ったりすると、入国を拒否される可能性があるらしい。なぜなら、アメリカは国としては合法化しておらず、国境警備員はアメリカ国家の役人だからだ。ご注意あれ・・・(-_-;)。

* 日本では「マリファナ」と綴られるが、スペル marijuanaと英語の発音を考えれば、むしろ「マリワナ」が適当だ。発音記号も mæ̀rəwɑ́ːnə となっていて、f の音は入っていない。

** 後述の世界地図を見ると、オランダ、スペイン、南アフリカ、ベネズエラ、チリなども「合法/一部合法」の青に色分けされているのに、カナダは「ウルグアイに次いで2番目」となっている。これは、どうやら、「完全合法化」した国がウルグアイとカナダということのようだ。つまり、他の国はまだ「一部合法」の状態ということらしい。

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Walmart がメトロタウンにオープン (2018.10.16)

今月11日(木)にバーナビーの Metrotown モールで、Walmart が開店した。バーナビーでは、 Lougheed Town Centre 店についで2店目だ。売り場面積は118,000平方フィートで、従業員数は約250人。野菜と果物、食料雑貨、衣類、電気製品、家庭用品、健康用品、健康機器など総合的な品揃えだ。薬局とフォトセンターもある。場所は、モール中央部のユニクロがある”四つ角”を南に突き当たったところで、2015年にカナダから完全撤退した別のアメリカの巨大小売チェーン Target の店舗跡だ。

う~ん、これはまた便利になるね。私はこれまで、同モール内の Superstore と T&T でよく買い物をしていたが、これからは選択肢が増える。そういえば、同モール内では無印良品が隣の店の跡地を獲得して、売り場面積を拡大する工事をしている。あれも19日(金)に新装開店するようだ。面積は、7,770平方フィートから12,305平方フィートに拡大される。

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Okanagan 地方のガラガラヘビが激減 (2018.10.15)

この前、トランスカナダハイウェーにかかる”動物用の橋”のことを書いたが、あの橋を思い出させるようなニュースが最近あった。

ブリティッシュコロンビア州の内陸部はかなりの乾燥地帯で、ガラガラヘビ(の一種 western rattlesnake)が生息するのはよく知られたことだ(州内のガラガラヘビ分布図*)。ところが、近年、道路上で車にひかれてしまうガラガラヘビが多くて、いずれ絶滅してしまうのではと心配されている。たとえば、Okanagan 地方には約2,500匹のガラガラヘビがいるが、毎年、そのうちの6~7%が車にひかれて死ぬ。

そこで今、大学や政府の研究者たちが、州政府交通省にヘビが道路を渡らなくてすむようにヘビ用のトンネルを造るよう働きかけている。しかし、ヘビにどうやってトンネルを使うよう教えることができるのか、それが問題だ。研究者たちは、とりあえず、ヘビがどれほどの頻度でトンネルを使うか、また、トンネルが有効かどうかを調査する計画だ。

う~ん、クマやシカなどの大型の動物たちと違って、ヘビでは道路の両側に金網を張っても役に立たないだろうしね・・・(-_-;)。いったいどうやったら、トンネルを使うようにできるのか難しそうだ。”奇跡の星”地球に共に生きる生物として、ヘビたちにも住みやすい環境ができると良いが・・・。

* 分布図が示すように、州内でガラガラヘビがいるのは Okanagan-Similkameen 地方と Thompson Nicola 地方の二地方だ。

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キッチンタイマーの音が聞こえない (2018.10.14)

数ヶ月前から、キッチンタイマーの音が聞こえにくくなってきた。それも、キッチンとコンピュータデスクにある2個ともだ(両方共まったく同じ Tanita 製の赤と黒)。キッチンのはもちろんよく使うのだが、音が聞こえないものだから煮過ぎたりしてしまう。デスクのは1メートルもないところに置いてあるのにほとんど聞こえず、目の前50センチ以下のところに持ってきても同じだ。

以前から耳が遠くなっているのを感じていた私は、ついに本格的な難聴の段階に入ったのだろうかと思った。4人兄弟の末っ子なのだが、4人とも耳が遠くなっていて、すでに補聴器を使っている姉もいる。ネットで調べてみても、難聴の兆しのひとつとして「キッチンタイマーや電子レンジの音が聞き難くくなる」と書かれている。「これだな」と思った。そして、次回の日本訪問時には音量調節できるタイプを買うべく、「次回の日本訪問」ファイルにメモもした。その一方で、この1~2ヶ月で急に聞こえなくなったのが変だと感じていた・・・(^^;)。

そんなこんなを考えながら、だめだろうと思いながら、両方のタイマーの LR44 電池を取り替えてみた。すると、なんのことはない、すぐに音が大きくなり文字も鮮明になった。「な~んだ、電池がなくなってたのか!」。なんとまあ、ずっこけた話だ・・・(-_-;)。それにしても、2つのタイマーの電池が同時に 切れるとは・・・タイマーごときの分際で人間様をおちょくるのもいいかげんにせえ、と言いたくなる・・・(^^;)。

ということで、とりあえずは事なきを得たのだが、同時に「ひょっとすると、これは、将来実際に発生する事態の”予行演習”なのかもしれない」と思っている・・・(-_-;)。

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「州の化石」候補に日本人が発見した化石 (2018.10.13)

アルバータ州やサスカチュワン州ではすでに「州の化石」が指定されているが、今、ブリティッシュコロンビア州でも「州の化石」を決めるオンライン投票が進められている。11月23日に締め切られるオンライン投票はこちらのサイトからできる。候補に挙げられているのは以下の7つだ。

①Canadoceras yokoyamai (Canadian Horn Ammonite)  アンモナイトの一種
②Marrella splendens (Lace Crab) "lace crab"の別称がある Marrella の一種
③Elasmosaur (Marine Reptile) 海生爬虫類
④Oleoides serratus (Trilobite) 三葉虫の一種
⑤Eosalmo driftwoodensis (Salmon) サケの先祖
⑥Yabeina columbiana (Fusulinid Foraminifera) 有孔虫の一種?
⑦Shonisaurus sikanniensis (Ichthyosaur) 魚竜の一種

この中で注目されるのは、日本人が発見した①の Canadoceras yokoyamai だ。これは、"yokoyamai" からも推測できるように、横山又次郎(1860/04/25 – 1942/01/20)という日本人の古生物学者が発見した*。江戸時代から昭和時代まで生きた横山又次郎は日本古生物学界の祖と呼ばれ、貝化石の命名者として学名に yokoyama の名を数多く残している。

Canadoceras yokoyamai アンモナイトは、通称 Canadian Horn Ammonite(参考サイト)と呼ばれ、約8,000~8,400万年前の中生代白亜紀に、恐竜よりも長い間海洋に生息した絶滅化石グループに属する。これらの化石は通常、カナダではバンクーバー島の東側で発見される。数百万年前には、ブリティッシュコロンビア州のかなりの部分が海底にあったため、州内でたくさんの水生動物の化石がたくさん発見されている。

う~ん、Canadoceras yokoyamai が選ばれたら嬉しいが、アンモナイトなんて地味だから不利だね・・・(^^;)。カナダだから、「サケの先祖」あたりに人気が集中しそうだし、子供たちに人気がありそうな「海の爬虫類」も有利な感じだ。ともあれ、横山さんを応援したい人は一票を投じよう・・・\(^o^)/。

* Canadoceras yokoyamai は日本を含む環太平洋地域でも発見されているので、横山又次郎がカナダに来て発見したということではなさそうだ。
(参考サイト)British Columbia Proposes Provincial Fossil
This genus of Ammonite was named after Canada, the species name, yokoyamai, is named after the Japanese palaeontologist Yokoyama and examples of the species are also known from Japan. This fossil is also known from many other regions of the Pacific Rim, including California, Alaska, and Far East Russia.  

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速度制限の緩和で死亡事故が増加 (2018.10.12)

UBC の研究者たちによる調査の結果、数年前に制限速度を緩めたハイウェーで、死亡事故が二倍以上に増加したことがわかった。「Sustainability」という名前の刊行物で公表されたその研究では、2014年に制限速度が時速120キロに緩められたハイウェー1,300キロメートルの区間の、交通事故と保険クレームのデータが調査された。その結果、死亡事故は118%増加し、ICBC への傷害クレームは30%増加し、総保険クレームは43%増加したことがわかった。

研究結果の著者のひとり、UBC Okanagan 校で持続的輸送安全性を教える Gordon Lovegrove 教授は、「交通量の増加というファクターを考慮しても、悪化しているのがわかる」と話す。調査報告書の著者たちは、制限速度が緩められて以降、それがどのような影響をもたらすか調べてきた。今、彼らは、緩和された制限速度をもとに戻すべきだと訴えている。

一方、州政府は、次のステップをどのようにするかを決めるために、過去3年間の交通事故のデータの分析を開始したと発表した。州政府交通省のスポークスパーソンはEメールで、「この分析結果を元にして、交通省は、制限速度が緩められたハイウェーの33セクションについてあらゆるオプションを検討し、制限速度を下げることもオプションのひとつだ」と述べた。

う~ん、やっぱりスピードを上げれば上げるほど事故は起きやすいということだろうね。ひとつ興味があるのは、どんなドライバーが事故に遭遇するのかってことだね。長距離トラック運転手のようなプロのドライバーと遊びで運転する人たちの事故遭遇確率はどんなんだろうね。私は、後者のほうが事故遭遇確率が高いのではと想像するのだが・・・(^^;)?。

ニュースソース> 制限速度緩和の前と後での事故発生を示す地図が面白い。

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ICBC:”追加ドライバー料”50ドルを新設? (2018.10.11)

もし、あなたが車を友達あるいは家族に貸したとしたら、ICBC から新しい料金請求があるかもしれない。あるいは、車を借りた人が事故を起こしたら、あなたは大きな罰金を支払うことになるかもしれない。

ICBC(Insurance Corporation of British Columbia ブリティッシュコロンビア保険公社)が、「追加ドライバー料金」として年間50ドルを徴収することを提案している。もし、これが承認されれば、家族や友達に一年のうちに12回以下の回数で車両を貸す予定のドライバーに対して年間保護プランが適用され、ドライバーは車両を借りるかもしれない家族の名前を申請するよう求められる。保険料は、主ドライバーの運転履歴を元に計算され、最も危険度が高いドライバーで最大25%までの割増になる。なお、「追加ドライバー料金」は、保険料の計算方式を徹底検証するためのいくつかの変更の一つとして提案されたものだ。

ICBC の Joanna Linsangan は、提案されている変更によって ドライバーの説明責任が増加すると話す。「私たちが今行っているのは、ドライバーを基準にしたシステムへの変更であり、もしあなたが事故を起こしたら、その事故は(車ではなく?)ドライバーとしてのあなたに関係してくる。それによって、あなたのドライバーとしての危険の度合いは、あなたが支払う保険料に正確に反映される」。

Linsangan は、ICBC のそれらの提案は同時に、安全運転するドライバーに有利に働くと話す。「たとえば、自動ブレーキシステムへの割引が導入されて、もしあなたの車に同システムが装備されていれば、自動的に10%の割引になる。また、もし、あなたが何年も無事故で運転してきたなら、基礎保険料が最大で52%まで割引される」。

う~ん、ちょっと分かりにくい部分があるが、要するに、悪いドライバーには保険料で厳しくし、良いドライバーには安くしてあげるということのようだ。まあ、なんというか、あまりにもひどいドライバーが多いから、こうした変更はいいことかもしれないね。

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ハイウェーにかかる”眼鏡橋”は? (2018.10.10)

8月末、私はカルガリー空港で日本から来る旧友たちを迎えるために、トランスカナダハイウェーをアルバータ州に向かって走っていた。バンフ国立公園あたりにやってくると、時々、ハイウェー上に”眼鏡橋”がかかっているのが見えた。いったいこれはなんだろう?普通の橋にしては、”メガネ”の部分が盛り上がっていて平らでないし草木まで生えているから、通りにくそうだ。しかも、橋の両側は森だから橋をかける必要性が感じられない。

何度かそれを見ているうちに気づいた。「ああ、これは、動物がハイウェーを渡らなくていいように造られた動物たちのための橋に違いない」と・・・。さらに、ハイウェーの両側にネットフェンスが張られているのにも気づいた。これも動物がハイウェーに入らないようにするためだろう。ネットで調べてみたら、Parks Canada カナダ公園局のサイトがこれについて説明していた。以下がその内容だが、橋やネットフェンスの他に、トンネルがたくさん造られているようだ。

*1981年~2014年の間、バンフ国立公園内のトランスカナダハイウェーで行われた大規模工事(対向2車線から4車線に拡張)に伴い、野生動物保護のために、ハイウェー下にトンネル38ヶ所、ハイウェー上に橋6ヶ所が建設され、ハイウェーの両側にネットフェンスが張られた。
*これらの完成後、事故死する動物が80%減少し、特に、エルクとシカに至っては事故死する個体が96%減少した。
*バンフ国立公園の、野生動物のためのハイウェー横断構造物の数は世界最多だ。
*1996年~2012年の間に、動物がハイウェー横断構造物を使った回数は15万回以上。
*これらを使う動物はグリズリーベア、ブラックベア、オオカミ、コヨーテ、クーガー、ムースエルク、シカ、ビッグホーンシープなどで、最近ではウォルヴァリンリンクスも使っている。
*グリズリーベアやオオカミなど多くの動物は、構造物に慣れて横断し始めるまでに最長で5年かかった。一方、エルクはまだ工事中の時から構造物を通って横断し始めて、大型の動物としては一番早かった。
*グリズリーベア、エルク、ムース、シカは、橋を含めて高くて広くて距離の短い構造物を好み、ブラックベアとクーガーは長くて低くて狭い構造物を好むことが調査でわかった。


う~ん、素晴らしいことだね。動物たちの世界に人間が後からやってきて道路を造り、動物たちの”社会”を分断してしまったのだから、そろそろ彼らが住みやすい世界に戻してやるのはとてもいいことだ。なお、カナダ公園局はこんな動画も作っている。

   

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ガソリン価格が半日で10セントも変わる (2018.10.09)

一昨日の朝、そろそろガソリンが空になりそうなので買わねばと思いながら、近くのガスステーションの前を通ったらリッターあたり159セントと表示されていた。「え~~~、いつの間にかこんなに上がってたの?ほとんど160セントではないか。まいったなあ」と思った。ところが、夕方、そこからあまり遠くないガスステーションの前を通ったら、なんと149セントと出ている。「なんじゃこれ、朝夕でこんなに違うの?」とびっくりした。

夕方のほうが安くなるのは知っていたが、10セントも違うとはどうなってるんだろう。最近のガソリンの値段はちょっと変だね。ともかく、そろそろガソリン買う人は絶対に夕方買ったほうがいいよ。10セントってちょっとでかいものね・・・(^^;)。

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大銀行がこんな間違いをする (2018.10.08)

バンクーバーに住む Tage Kendall(29才)は今年6月、Surrey の取り立て会社から Facebook でメッセージを受け取った。近く、Kendall の所有する車(2006 Subaru Impreza WRX STI)を取り立てに来るというのだ。毎月2週間に渡って Yukon 州の鉱山で働く Kendall は「なにかのまちがいではないか」と返事し、すでに車へのローンを完済している彼は、それ以降、そのメッセージを無視した。

数週間後の7月初旬、Kendall が Yukon 州にいる時、彼の住宅コンプレックスのビルディングマネジャーから電話がかかってきた。取り立て執行吏が来ていて Kendall の車を取り立てるために地下の駐車場に入れろと言っているというのだ。結局、車は持っていかれ、取り立て会社は Kendall に「車は21日後にオークションで売り払われる」と連絡してきた。

Kendall は、すぐに休暇をもらって飛行機でバンクーバーに戻った。その時点で、Kendall は、取り立て会社に取り立てを頼んだのがカナダの大銀行 RBC (Royal Bank of Canada) であること、(別の?)スバル車の連帯保証人として Kendall の名前を使った人物がいて、その人が債務不履行に陥っていること、そして、それが取り立ての根拠となっていることを知った。

Kendall は、自分は連帯保証人ではないと主張した。彼の名前は、彼の承諾なしに使われたのだ。Kendall は、問題をはっきりさせようと銀行に連絡を取ったが、銀行は問題の関係書類をいっさい彼に見せるのを拒否した。そうこうするうちに、7月11日、取り立て会社は車を Kendall に返してきたが、なんの説明もなかった。また、銀行も「もはやスバル車には関心がない」との手紙を Kendall に送ってきた。

Kendall は今、RBC を相手に、Yukon での仕事を抜け出さねばならなかったことと、取り立てされている間に紛失した車のカバーの代金など、合計35,000ドルを要求して裁判を起こした。Kendall の車は非常に珍しいタイプの車だ。それだけに彼は、今回の出来事に憤りを感じている。

う~ん、一流銀行でもこんなメチャクチャな間違いをするんだね。そもそも、本人の承諾なしに連帯保証人にされてしまうってのが恐ろしいし、おそまつなこと極まりない。裁判が Kendall の納得の行く形で進むことを祈りたいね。

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白内障手術費減額に眼科医たちが反発 (2018.10.07)

年令とともに白内障になる人はとても多くて、私の周りにも手術した人が何人かいる。だから、白内障のニュースは他人事ではないのだが、最近、こんなニュースがあった。州内の眼科医たちが、州政府が決定した白内障手術費の減額を撤回させようとして、Medical Services Commission と州政府健康省を相手取って訴訟を起こそうとしている。

州政府は10月1日から、白内障手術とレンズ・インプラントの費用を425ドルから350ドルに減額した。健康省は、技術の進歩によって治療にかかる時間が短縮され、医師たちは一日の間により多くの手術をできるとみている。これに対して、医師たちは、2012年にも533ドルから425ドルに減額されていて、今回また減額されたら十分な医療行為が施せなくなるとして、反発している。

こうしたことの背景には、州内で眼科医たちが他の医師たちに比べて飛び抜けて高額収入を得ていることがあるようだ。オンラインで閲覧可能な Medical Services Plan (MSP) Bluebook (2017) によると、昨年、1万人以上いる医師たちの中で、高額収入を得た内科医のリストで上位10位までがすべて眼科医で、彼らは2.2~3.6ミリオンドルの収入を得た。

う~ん、、医療費はどのくらいが適当なのかはわからないが、高額所得者リストで上位10人をすべて眼科医が占めているというのは、やっぱりちょっと偏っているかなあという気がするが・・・(^^;)?。

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見捨てられるギャンブル中毒者 (2018.10.06)

近々参入する日本を含めて、たくさんの国にカジノがどんどんできて、”ギャンブル中毒者生産国”が増える一方だが、先日、ギャンブルに関して興味深いデータが報道された。

昨年、カナダ人は、(各州)政府が運営するギャンブル施設で約17.3ビリオンドル(約1,500億円)を使った。カナダ全国でギャンブル中毒になっている人たちの数はわずかだが、各州政府のギャンブル収入への彼らの”貢献度”は大きい。Problem Gambling Institute of Ontario オンタリオ州ギャンブル問題協会によると、極度のギャンブル中毒に陥っているカナダ人はたったの約3%だが、彼らは(各州政府の歳入になる)ギャンブル収入総額の約33%に貢献している。一方、各州政府は、ギャンブル中毒者を救済するプログラムにはギャンブル収入のほんの一部を当てただけだ。

カナダにはこれまで、ギャンブル中毒者救済のために self-exclusion program 自己排除プログラムなどの方策があったが、さっぱり実効が上がっていない。自己排除プログラムに登録した人は、カジノの入口で入場を拒否されることになっているが、実際には、ほとんど入場拒否されないからだ。それもそのはずだ。全収入の3分の一を作り出してくれる100人中たった3人のお客様を、誰が自分から排除するのか。それを考えたら、自己排除プログラムなんて最初から矛盾の産物だ*。

公営ギャンブルは実に簡単に政府歳入を増やすから、州政府、国、都道府県がいったんのめり込んだら抜けられなくなるのではなかろうか。国や自治体の全歳入のかなりの部分を占めるようになったら、ギャンブル中毒者たちが人生を破滅させることなど、どうでもよくなってしまう。それが、これからカジノを導入しようとする日本の姿だと私は思う。昔は「射幸心はいけないこと」というブレーキが日本人の心の何処かにあった。今はもう、そんな言葉は誰も言わなくなっている。どこか異常だ。

* ブリティッシュコロンビア州で自己排除プログラムに登録している人の数は、ずいぶん前にすでに1万人くらいいたが、今では2万人くらいいるかもしれない。

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巨大なチョウザメの救出 (2018.10.05)

Agassiz 付近を流れる Fraser River で、浅瀬に入り込んでしまったチョウザメを、カナダ原住民や警察の人たちが協力して助け出し、ピックアップトラックで運んで本流に戻してやった。今回の救出劇を映した動画があったのでリンクしてみた。135キロもある魚を捕まえてトラックに乗せるのは、簡単ではなかったようだ・・・(^^;)。

   

それにしても、このチョウザメの大きさにはびっくりする。体長2.5メートル、重さ135キロもあるのだ。年令は、大きさから判断しておよそ75才くらいだろうという。チョウザメが長生きして大きくなるのは聞いてはいたが、実際のデータを聞くと驚かずにいられない。Upper Fraser Valley RCMP の警官は、チョウザメが閉じ込められた浅瀬近くには狼とクマの足跡があったらしいから、救出しなかったらチョウザメは殺されてしまったかもしれない。

Fraser River の white sturgeon シロチョウザメは6,500万年前から生息していて、絶滅が危惧されている。Fraser River Sturgeon Conservation Society フレーザー川チョウザメ保存協会によると、チョウザメは150才まで生存し、体長6メートル、体重600キロにまで成長するらしい。

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来年からビーチでの飲酒が一部解禁に (2018.10.04)

バンクーバー市公園局は、来年からパイロットプロジェクトとして、English Bay と Kitsilano beaches にある売店でのビールとワインの販売を許可することを決定した。ただし、飲んでいいのは売店に付設される指定場所に限られ、それ以外の場所で飲酒した場合は230ドルの罰金の対象になる。

公園局のレポートによると、このプロジェクトは、昨年行われた調査で回答者の79%が公園内の売店で酒類の販売をすることに賛成したことをうけて行われる。English Bay と Kitsilano beaches の2つの売店が選ばれたのは、それらが、酒類免許ルールに従う経験を持つチェーンレストランが経営しているためだ。このプロジェクトによって、今後3~5年の間に、他の売店でも酒類を販売することが可能かどうか見極める。English Bay の売店は Cactus Club が、また、Kitsilano の売店は Boathouse が経営している。

う~ん、もうほとんど酒を飲まない私としてはどうでもいいことだが、まあ、この程度のことは許されるのかもしれないね。許可したところで、日本の人たちと違って、カナダの人たちはぐでんぐでんに酔っ払うこともまずないだろうしね・・・。

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日本で1人殺されるとアメリカでは・・・ (2018.10.03)

この前、「日本人女子学生殺害事件の裁判開始」のところで次のように書いた。
人口10万人あたりの殺人発生率はカナダが1.68人、日本が0.28人で、カナダは日本の6倍。日本は人口大国の中では飛び抜けて殺人発生率が低い。ちなみに、アメリカは5.35人で、日本の19倍、カナダの3.2倍。」

あれを書いた時は、単純に「日本で1人殺されると、アメリカでは19人殺されるのか・・・」と思ったが、それが間違いだと気がついた。日本の人口が約1億2,000万人なのに対し、アメリカは約3億3,000万人、つまり日本の2.75倍もいるわけだ。だとすると、「19倍」を2.75倍しないといけない。その結果、次のようになる。

 「日本で1人殺されると、アメリカでは52人殺される」

ひえ~~~!なんともおっそろしい国だね、アメリカは・・・(-_-;)。

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びっくりさせられる104才 (2018.10.02)

日本の動画ニュースを見ていたら、東京都名誉都民表彰で美輪明宏さんら3人がに選ばれたと報じた。その中で、びっくりしたのは3人目の笹本恒子さんという人だ。

車椅子で表彰されて、「ああ、足が悪くて車椅子に乗っておられるんだな。年齢は70代後半から80代かな」と思った。ところが、104才だというのだ。いや~びっくりした。車椅子に乗ってはいるが、よぼよぼした感じはまったくなくて、表彰状もしっかり受け取った。下の動画が表彰の模様で、3人目に笹本さんが出てくる。その若さをご覧あれ!

   

笹本さんは日本初の女性報道写真家で、今でも活動を続けているそうだ。それにしても、先日のカーリングプレーヤー(100才)といい笹本さんといい、最近はスーパーシニアが目立つね。若くいられる秘訣はどうやら、仕事でも趣味でもいいから、好きなことを年取っても頑張るってことだろうか。私も、がんばらなくちゃ・・・(^^;)。

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”サムライバチ”にカメムシ駆除の期待が・・・ (2018.10.01)

今、州内陸部のオカナガン地方で、日本(アジア?)原産の昆虫2種類が”生死”をかけた戦いを繰り広げようとしている・・・(^^;)。昨年夏、Kelowna のダウンタウンで1,000匹以上の brown marmorated stink bugs クサギカメムシWikipedia)が発見され、州全域でこの害虫について調査が実施された。州政府農業省の昆虫学者 Susanna Acheampong は、「まだクサギカメムシはダウンタウンにとどまっているようですが、いずれは他の地域に拡散していくでしょう」と話す。

クサギカメムシは、果実、ベリー類、ブドウ、野菜、トウモロコシ、観葉植物などにとりついてそれらを食べつくす農業病害虫だ。いったん農業地帯に拡散したら、莫大な対策費用が必要になる。たとえば、2010年にはアメリカ東岸地域で37ミリオンドルの損害を与えた。だから、研究者たちは、クサギカメムシの拡大を防ぐための方策を血眼になって探している。そして、今、彼らはある昆虫にその白羽の矢を立てようとしている。

Acheampongは、「アジアには、「samurai wasps サムライバチ」と呼ばれるゴマ粒ほどの大きさの小さなハチがいて、 これがクサギカメムシの卵を攻撃してくれるのです」という。サムライバチは北米にはいない種だったが、アメリカのワシントン州やメリーランド州では見つかっている。Acheampong は、サムライバチがカナダにもいないかどうか、また、それをクサギカメムシ対策に使えないかどうか調べている。クサギカメムシもアジア原産だが、2001年にアメリカのペンシルバニア州で初めて発見された。

う~ん、私はカナダではカメムシは見たことがないが、どうやらいるんだね~?。私の田舎、群馬県の山村ではカメムシはよく見る昆虫だった。大人から「カメムシがいたら、匂いが出てくる前に息をハーッと吹きかければいいよ」と教わって、確かにあの方法はうまくいった。オカナガンの果樹園ではカメムシを見つけるたびに、「ハーッ」なんてやってられないだろうからね・・・もっとも、それだけじゃあ駆除にはならないが・・・(^^;)。

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<関連トピック> カメムシが襲来・・・(^_^;)? (2012.10.04)

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道路に激突死したホシムクドリの群 (2018.09.30)

何日か前、Tsawwassen フェリーターミナルへの道路でたくさんの European Starling ホシムクドリ*が道路に叩きつけられて死んだ。ヒッチコックの映画「鳥」を思い出す人や、悪い事の前兆ではと心配する人もいて、いったい何が起こったのかとちょっとしたニュースになっていた。その謎が最近解けた。

目撃者によると、一羽のワシタカ類がホシムクドリの群を追いかけると、群は地面に向かって急降下し地面近くまで来ると急転回して上昇に転じた。ところが、群の最後の方が急上昇に転じる前に地面に叩きつけられてしまった。専門家の話では、ホシムクドリはとても大きな群を作り、ワシタカ類などから身を守るために、驚くような急降下と急転回をするという。今回は、約200羽が地面にぶつかったが、死んだのは42羽で群の大半は難を逃れた。死んだ個体のほとんどは若鳥で、胸を圧迫したことによる急性外傷が死因とされ、伝染病など他の病気を持っている鳥はいなかった。

う~ん、鳥の世界にも苛酷な戦いがあるんだね。記事には書いてないが、群で急降下するのは、それを追いかける大きなワシタカ類が急転回できずに地面に叩きつけられるようにするためかなあ、なんて思うのだが、当たってるだろうか・・・(^^;)?

* ホシムクドリは、バンクーバーではどこでも見られるが、特に、Granville Island にたくさんいる。この鳥は季節によってかなり色が変わり、私が 2013年4月に Iona Beach(Richmond)で撮影した個体はこんな色だった。

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デュープレックス住宅地域の拡大 (2018.09.29)

先ごろ、バンクーバー市議会は、賛成7、反対4で、低人口密度の一戸建て住宅地域にデュープレックス住宅を建設できるようにする議案を決議した。これによって、どんな変化が発生するのか。以下がその詳細だ。

*市内の一戸建て住宅地域の99%でデュープレックス住宅の建設が可能になる。
*これは、これまで最大で3つの housing units の建設が許されてきた RS 区画地域で、今後は4つの housing units を建設することが可能になることを意味する。
*これまでの制度では、一戸建て住宅区画では、1つの primary residence 主住宅、1つの secondary suite 第二次スイート、それに laneway house レーンウェイ住宅を造ることが可能だった。今回の条例改正によって、それぞれの duplex unit デュープレックスユニットがそれぞれ secondary suite 第二次スイートを持つことができる。
*レーンウェイ住宅の他に duplex unit デュープレックスユニットを造ることは許されない。
*duplex unit デュープレックスユニットを造ったら、その一つだけを売ることは可能だ。バンクーバー市の主席都市計画担当者 Gil Kelly は、片方だけ売れることが duplex unit デュープレックスユニットの重要な利点だと話す。

市によると、新しいデュープレックス区画変更は、市内の一戸建て全住宅の99%、あるいは68,000軒のうちの67,300軒が摘要の対象になる。一方、West 37th Ave.、West 49th Ave.、Granville St.、Cypress St. に囲まれた区域には、不規則形の区画で大きくて独特の造りの住宅が多い。そのため、同区域にはより緻密で複雑な条例改正が必要だが、いずれは、同地域にも同様の変更を行うことが見込まれている。

う~ん、住宅問題が大きくなっているバンクーバー都市圏では、もはや Shaughnessy 地区に代表されるような豪邸が立ち並ぶ住宅環境は実情に合わなくなっているのだろうね。その意味で、デュープレックス住宅地域の拡大はしかたないのだろう。と言っても、あまりに過密化した街は造らないでほしいし、あくまでも”ゆったりしたバンクーバー”は維持してほしいよね・・・(-_-)。

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バンクーバー空港:満足度が北米最高レベル (2018.09.28)

J.D. Power という調査機関によると、バンクーバー国際空港は利用者の満足度が向上して、北米でも最高レベルになっている。バンクーバー空港の満足度は、1,000点満点のうちの781点を獲得した。調査項目は、チェックイン、食べ物、飲み物と小売店、アクセスビリティ、ターミナル施設、バゲージクレームなどだ。

そのほか、モントリオール(Pierre Elliott Trudeau)国際空港、トロント(Pearson)国際空港も満足度が向上し、モントリオール空港は774点、トロント空港は761点だった。また、カルガリー国際空港は2年前の調査と変わらず756点だった。なお、最高点815点を獲得したのは、John Wayne Airport という聞いたこともない空港だった・・・(^^;)。

う~ん、他の空港をよく知らないからなんとも言えないが、バンクーバー空港はそれほどいいのだろうか。それはともかくとして、先月末に初めてカルガリー空港に行った時、国際線の到着ゲートから出てくる利用客数がバンクーバー空港に比べてとても少ないことにびっくりした。高校時代の旧友たちが出て来るまで30分くらい待ったが、その間、パラパラとしか人が出てこなかったし、彼れが出てきたときも他には誰も出てこなかった。「カルガリー空港で会えなかったらどうしよう」なんて心配し合ったのはまったくの杞憂だったのだ・・・(^^;)。バンクーバー空港は、さすがにカナダの西の玄関口なんだなあと改めて思う。

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<参考トピック> バンクーバー空港の拡張工事がスタート (2018.06.20)

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デスクトップ表示を画面右下クリックで (2018.09.27)

Windows 10*になってデスクトップの表示がとても簡単になっているが、意外と知られていないようなので、あらためて、ここに書くとしよう。

最近の Windows では、ブラウザなどのプログラムが立ち上がっている時にデスクトップを表示するには、画面下のタスクバー右端にカーソルをぶつけてクリック(タップ)するだけでいい(参考画像)。あるいは、「画面右下にぶつけて・・・」という言い方もできる。以前は、いくつかのプログラムが立ち上がっている時にデスクトップを表示させるには、それらのプログラムをいちいち下に落とさねばならなかった(実際には、もっと簡単な方法もあったが)。

さあ、あなたも試しに今、画面右下にカーソルをぶつけてクリック(タップ)してみよう。デスクトップが表示されるはずだ。元に戻すには、同じところを再度クリック(タップ)すればいい。

* 厳密には Windows 8 以降の機能。

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ギネス級世界最高齢のカーリングプレーヤー (2018.09.26)

「世界最高齢のカーラー(カーリングプレーヤー)」としてギネスブックに載るかもしれない女性が、バンクーバーに住んでいる。その事自体すごいが、9月16日に100才になった Lola Holmes が20代の時の少しだけやったことがあるカーリングを再開したのは、なんと80才を過ぎてからだった。私には、この事のほうがびっくり・・・(^^;)。Lola は、「いつも健康のためにはカーリングすることを第一に考えています。・・・ほとんどの人たちは自分が思っている以上に物事をできると私は思います」と、95才の弟と一緒に住むバンクーバー市西部地区にある自宅で語った。Lola の息子 Aubrey Holmes によると、ギネスが今、最高齢カーラーとして Lola の適格性を精査している。

Lola は、サスカチュワン州 Luseland で生まれ育ち、看護婦として働いた。初めてカーリングをしたのは、亡くなった夫と Sudbury(オンタリオ州)に住んでいた25才の頃だった。しかし、二人の男児を育てながら看護婦として働いていたから、一年くらいでやめねばならなかった。リタイヤしてから夫とバンクーバーに引っ越し、80才になって間もなく再びカーリングを始めた。いつも活動的でいたかったし友達も作りたかったからだ。冬には、週2回カーリングをし、シーズンオフには太極拳をする。加えて、毎日45分歩き*、コントラクトブリッジは週に4回やっている。昨年ペースメーカーを入れる前には水泳もしていた。

両手に手根管の手術を受けてからは、スティックカーリング(ストーンを、手ではなくスティックで押すカーリング)に切り替えた。Lola のカーリング歴でハイライトだったのは、2011年の Vancouver Curling Club での試合だった。「私は相手チームから3点を奪い取って、それがイベントでの語りぐさになったの・・・」と彼女は嬉しそうに言う。Lola があと何年カーリングを続けるかについて Aubrey は、「5年や10年はプレーしそうだよ。ひょっとすると、私のほうが先に逝ってしまうかもしれない」と言って笑った。

う~ん、すごい女性だね。いくつになっても心も体も元気でいたいという気持ちが素晴らしい。それに、ともかく、80才を過ぎてから新しいことをやりだすのがすごいね。「この年ではもう遅い」などと言ってはいけないってことだね・・・みんな、がんばろう・・・\(^o^)/。

* 100才の女性が毎日45分歩くって・・・(^^;)。これもすごい。私なんか、彼女には子供扱いされる年令だが、毎日30分しか歩かない。ちょっと増やさないと笑われそうだよ・・・(*_*)。

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日本人女子学生殺害事件の裁判開始 (2018.09.25)

2016年9月28日、バンクーバーに語学留学していた日本人の女子学生コガワ・ナツミさん(当時30才)が、バンクーバー市 Davie St. にある豪邸 Gabriol Mansion の裏庭で遺体となって発見された。コガワさんが行方不明になってから2週間後のことだった。同じ日に、 William Victor Schneider(現在51才)が州内陸部の町 Vernon で逮捕された。昨日、その男の裁判が開始された。

裁判の中で検察側は、コガワさんの裸の遺体がスーツケースに入れられた状態で発見されたことと、遺体の損傷が激しくて死因を特定できなかったことを明らかにした。Schneider は第2級殺人罪と死体遺棄の容疑で起訴されているが、彼はいずれについても無罪を主張した。裁判には、コガワさんの母親が傍聴席にいて、容疑者が出廷すると涙を抑えることができなかった。

陪審員たちには、9月8日に Schneider とコガワさんが Harbour Centre Mall 内を一緒に歩いている映像が見せられ、その映像がコガワさんの遺体発見に大きな役割を果たしたと説明された。警察当局は、まだ生存の期待が残る時に、その画像を一般公開した。Schneider の姪が画像の中の Schneider に気づいて、父親つまり Schneider の兄(または弟)に話し、その人が Vernon に Schneider を訪ねた。自殺しそうな状態だった Schneider は、兄(または弟)にどこでコガワさんの遺体を発見できるかを話したとされる。遺体は9月28日に警察犬を使って発見され、Vernon の警察が同日中に Schneider を逮捕した。

う~ん、あれはなんともひどい事件だった。日本では「カナダは安全」と思われているようだが、日本の安全さに比べたら、その危険度は比較にならない*ということを、日本の人たちに知ってほしい気がする。

* 人口10万人あたりの殺人発生率はカナダが1.68人、日本が0.28人で、カナダは日本の6倍。日本は人口大国の中では飛び抜けて殺人発生率が低い。ちなみに、アメリカは5.35人で、日本の19倍、カナダの3.2倍。

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カナダで最高値の住宅 (2018.09.24)

家を探している方へ耳寄りの情報、この家はどうでしょう・・・(^^;)?。

   

オンタリオ州 Oakville にあるこの豪邸は、現在売りに出ている住宅の中ではカナダで最も高い値段がついている。お値段は、59ミリオンドルなり・・・\(^o^)/。どんな家かというと、こんな家・・・。

敷地面積 43,850平方フィート、寝室が6つ、バスルームが13、プールが2つ、映画館、ボーリングアリー、ダイニングホール、テニスコート、800平方フィートのチャペル

すごい家があったもんだね・・・(^^;)。

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中華街をユネスコ世界遺産にする動き (2018.09.23)

バンクーバー市とブリティッシュコロンビア州が、バンクーバーの中華街をユネスコの世界遺産に登録申請すべく動き出した。John Horgan 州知事と Gregor Robertson バンクーバー市長が、先日、市東部にある Chinese Cultural Centre で覚書を交わし、世界遺産登録に向けて努力することを誓ったもの。世界遺産に登録されれば、中国系カナダ人が果たした大きな貢献*を顕彰するものとなるだろうとしている。1800年代後半に形成されたバンクーバー市の中華街は、カナダでは最大であり、Victoria の中華街についでカナダで二番目に古い**。

中国系カナダ人に対しては二度、過去の歴史的不正行為について謝罪が行なわれていて、世界遺産への登録申請の動きはそれに続く和解の動きだ。今年初め、バンクーバー市は公式に、中国系カナダ人に不動産所有の権利を与えなかったり、居住地域を限定したりした事も含めて、過去に差別行為があったことについて、中国人コミュニティに謝罪した。州政府も2014年に、中国からの移民に対して人頭税を課したこと、中国系移民に投票権を与えなかったことなどを含めて、160件の人種差別的政策がこの州で行われたことについて謝罪した。

ユネスコに登録申請するための最終権限はカナダ政府にある。世界遺産登録は、世界的に”傑出した”文化的価値あるいは自然としての価値があると考えられる場所について行われ、それが傷つけられたり破壊されたりしないよう守るためのものだ。現在、州内の世界遺産には、ロッキー山脈の国立公園の一部とHaida Gwaii にある Haida の村 SGang Gwaay Llnagaay がある。昨年、カナダは、州内の Hecate 海峡と Queen Charlotte Sound の glass sponge reefs ガラス海綿岩礁を世界遺産登録に推薦している。

* バンクーバーの中華街の人たちは、その多くが1880年代の大陸横断鉄道建設工事に従事した中国人の子孫と言われる。

** Victoria の中華街は1858年ころから形成され、北米でもサンフランシスコの中華街に次いで古い。

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オンタリオ州の町がランサムウェアの餌食に (2018.09.22)

オンタリオ州の町 Midland では、9月1日以来、町のコンピュータシステムを使うことができない。ハッカーによって、身代金要求型不正プログラムのランサムウェアを、システムに送り込まれてしまったからだ。そして今、そのハッカーがシステムを復旧させる代わりに身代金を払えと言っている。町と犯人たちとの交渉は続いているが、市の職員は交渉されている金額についてはコメントを拒否している。通常、ランサムウェアは、不用意にEメールの添付書類を開けると侵入されてしまう。

近くの町 Wasaga Beach は、この春、同様の攻撃を受けた。町役場のデータに5~6週間もアクセスできなくなり、町ではハッカーたちと交渉してビットコインの身代金を144,000ドルから約35,000ドルに下げさせて支払った。町では、この攻撃による総被害額を250,000ドルとした。Midland は、Wasaga Beach の事件を知って、ランサムウェア攻撃に対して保険をかけた。また、コンピュータシステムのファイアウォールをアップグレードを試みたが、アップグレードが完了する直前になって攻撃を受けてしまった。

町のコンピュータシステムは、ハッカーたちとの交渉が進むに連れて少しずつ復旧してきている。町の役人たちは、この数日のうちに完全復旧することを望んでいて、次の攻撃がしにくくなるようにサイバーセキュリティのアップグレードも計画している。そうはしても、どこの町のネットワークもランサムウェア攻撃を完全に防ぐようなセキュリティ対策は存在しない。そして、Midland の役人たちがいうように、次の攻撃がやってくるのは “if”(もし)ではなく “when”(いつ)なのだ。

ランサムウェアでの攻撃は、ハッカーたちの間で急速に拡大する(不正)ビジネスとなっている。アメリカのサイバーセキュリティ会社 RiskIQ の最近のレポートでは、世界中で今、約40秒ごとに企業一つがランサムウェアの手に落ち、平均で15,000ドルの費用が被害企業にかかっている。

う~ん、公共機関がランサムウェアを送り込む犯人たちに手玉に取られて、身代金を払わされるなんて、なんとも癪に障るね。インターネットの時代になって何もかも便利になったと感じる半面、こんな事件を聞くと、すべてがペンと紙で行われていた”素朴な時代”が懐かしくなってくる・・・(-_-;)。

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おすすめの「ぶつくさ式ウォシュレット」 (2018.09.21)

私が考案した「ぶつくさ式ウォシュレット」については以前もここに書いたが、あまり普及していないようなので、あらためておすすめしたい。

日本に旅行すると、いたるところにウォシュレット付きトイレがあって実に快適だ。ところが、カナダではまだほとんど普及していない。そこで、私は研究に研究を重ねた結果、ついに"ぶつくさ式ウォシュレット"を開発した・・・(^_^;)。世界中の"ウォッシュレットレス・ピープル"のために、あらためて、その方法を紹介する。

①まず、いつものようにトイレットペーパーを使う。
②もう一度トイレットペーパーを取り、
③(次がこのテクノロジーの最も大事な部分・・・)おもむろに"つば"を付ける・・・できるだけたくさん。
④そして、もう一度静かに"なでなで"する・・・(^^;)。
⑤必要なら、②~④を1~2度繰り返す。

この方法でかなり快適に生活できる。しかも、つばには殺菌作用があるというから、その意味でも素晴らしいアイデアなのだ。私は、朝シャワーを浴びる前以外は、必ずぶつくさ式ウォシュレットを使っている。

これ、まじめな話。ぜひ、お試しあれ・・・(^_^)。

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なんとも空々しい「復興五輪」 (2018.09.20)

ネット上でこんなサイトに遭遇した。あらまし、次のように書かれている。
「2016年の春に、死者267人、住宅被害20万棟以上を出したを出した熊本・大分地震では、いまなお4万人近くが仮設住宅などでの生活を余儀なくされているが、生活再建の基盤である住宅建設は遅々として進んでいない。その大きな原因はオリンピック優先の政策にある。東京五輪のための建設工事に人手がとられて被災地で人手不足が発生している・・・(2011年3月の東日本大震災の)津波で破壊された東北の三陸沿岸地域の復興も、遅々として進んでいない。オリンピックのために資材も人件費も高騰し、大変な困難に直面している・・・」

ここでも2016年に、「バンクーバーに住む東北出身の友人が日本を旅行し、三陸海岸にある東日本大震災被災地を訪ねた。そこで彼が目にしたのは、東京オリンピックが決定してから復興事業が進まなくなってしまった被災地の姿だった。オリンピック決定以前は復興事業に携わっていた労働者が、より金になる東京オリンピック関連の建設事業に流れてしまったからだ・・・」と書いた。

日本中、「オリンピック、オリンピック・・・」と大騒ぎだが、こんな状況を知ったらそんなお祭り騒ぎはできないはずだ。ましてや、2020年東京オリンピックを「復興五輪」などと呼ぶのはなんとも空々しい。ここでも国民を犠牲にしたオリンピックの姿がある。先日の Canada Line 訴訟でも書いたが、「オリンピックなんて地元でやるもんじゃあねえ」のだ・・・(-_-;)。

* 何かの手違いで、このトピックを含めて2016年前半のトピックの大半を削除してしまった。

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投機税の一律施行に自治体から反対意見 (2018.09.19)

Union of B.C. Municipalities BC州自治体連合の会議で、州政府が(一部の地域を除いて)施行する予定の投機税を採用するか否かは各自治体に委ねるべきだとして州政府に申し出ることを、ほぼ満場一致で採択した。動議を提出した Oak Bay の市長 Nils Jensen は、「投機税の施行は自治体に任せるべきだ。それぞれの自治体はそれぞれの状況を知っているのだから」と話す。投機税は、所有者自身の主住宅でなく、しかも、一年に6ヶ月以上テナントも誰も住まない住宅に対して課せられる。

投機税は、住宅市場への投機を抑える方法として今年2月の州政府予算に盛り込まれた。しかし、その適用が広範囲に渡りすぎるとして批判され、いくつもの自治体が、同税は長年別荘を所有してきた人たちに影響を及ぼすとして、憂慮を表明した。NDP の州政府は、その後、同税を Gulf Islands、Parksville、Qualicum Beach あるいは Fraser Valley 郊外の不動産には適用しないなど、いくつかの変更を加えた。

州政府財務大臣 Carole James は、自治体の意見にも耳を傾けるものの、0.5~2.0%の投機税は(一律に)施行されると述べた。「ブリティッシュコロンビア州には、住宅危機の問題がある。私たちはその問題に対処する必要があり、州民もそうした対処を支持している」と James は言う。James によると、世論調査では州民の80%以上が同税を支持しているということだ。

う~ん、要するに、「別荘を持てるようなお金持ちを守るのか、高騰する住宅価格と家賃のために住む家もない人たちを守るのか、どっちにする?」という問題だね。投機税だけで過熱しきった住宅市場を冷やせるかどうかは分からないとしても、より多くの人に家を持ってもらいたいと思ったら、答は自ずと出てくる。要するに、今の時代は、別荘を持つということはお金(投機税)がかかるものだということだよね・・・(^^;)。

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Delta 市でのハイウェー改良計画が進展 (2018.09.18)

州政府は、Delta 市を走る数本のハイウェーで大規模な改良工事が始まることについて資格審査要請書(Request for Qualifications、RFQ)を発行した。

商用車の混雑緩和を目的とした総工費 245ミリオンドルの改良工事は、Highway 91、Highway 17、Highway 91 ConnectorDeltaport Way の各所で行われる計画だ(参考地図)。これらの案件は来年の春以降に承認されて、工事は2023年ころには完了するものと見込まれる。なお、運輸省は Deltaport Way 地区と 27B Avenue に沿った地区での工事について2件の事業契約を承認していて、これらのプロジェクトはまもなく開始される計画だ。

う~ん、私は稀に Highway 91 や Highway 17 を使うが、そのたびに交通量がどんどん増えていると感じる。Delta 市には、Roberts Bank Superport に北米でも有数規模の石炭とコンテナーの積出しターミナルがあるし、アメリカにつながる幹線道路99号線も走っている。それを考えると、同市のハイウェー網はカナダにとってとても重要だろうね。

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Canada Line 訴訟で原告側が勝った (2018.09.17)

2010年のバンクーバー冬季オリンピック前に建設されたスカイトレインの Canada Line 建設では、当初の説明よりも工期が長引いたため、Cambie St. の商店街が客足を大幅に減少させて大打撃を受けた。工事は2005年から2008年まで続けられ、完成後も何ヶ月にも渡って道路の補修工事が行われた。

これについて、数十人の商店主グループが建設企業と TransLink を相手取って集団訴訟を起こしていたが、最近、そのうちの一部が勝訴して賠償金を受け取ることになった。TransLink が支払いを命じられた賠償金は、Park Theatre オーナー に 128,880ドル, Thai Away Home レストラン・オーナーに 44,560ドル、そして Cambie General Store オーナー に 7,600ドルだった。この判決は、今後、残る100店舗以上の商店主達による集団訴訟に大きな影響を与えるとみられる。なお、今回勝訴した3人のケースは、後続の訴訟にとってさきがけの判例となるとの希望から、集団訴訟から分けて判決が下されることになっていた。

Canada Line 完成後、最初の電車が運行される2日前に、Cambie Village Business Association は、「TransLink などの被告側は、(トンネル工法ではなく)より金のかからない”掘ってはカバーする”工法を採用したために、”(問題が発生するのを)知っていながら故意に”地元のビジネスを阻害した」として、訴訟を起こしていた。

う~ん、少し光が見えてきたが、なんとも長い道のりだったね。他のグループも勝訴するといいが・・・。しかし、一人で裁判を起こしたマタニティードレス店経営の女性は、たしか、一度は勝訴したが控訴審で逆転判決を受け、財産をすべて失ったと言われていた。その後、彼女はどうなったのだろう。私は思う、オリンピックなんて地元では絶対にやるものではないと・・・*。

* 公式には Canada Line の工事はオリンピックと関係ないということになっているが、トンネル工法を採用しなかったのはオリンピックに間に合わせるためだったことは明らかだ。(建設業界やスポンサーの大企業ばかりが潤って)庶民が犠牲になるとしたら、そんなものはやらないほうがいい。

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地元のバス停が”北米最悪の栄冠”を獲得・・・(^^;) (2018.09.16)

先日、風変わりなコンテスト「北米で最悪のバス停留所はどこか」で Pitt Meadows の停留所が”ベスト4に勝ち残っている”と書いたが、ついに、その停留所が”北米最悪の栄冠”を獲得した・・・ヤタ~~~\(^o^)/。Streetblog の "Sorry Bus Stop" コンテストで「北米最悪の停留所」に輝いたのは、Pitt Meadows の Lougheed Highway 上で Old Dewdney Trunk Road の交差点のすぐ西側にある停留所画像)だ。同停留所はコンテストの決勝で、アメリカ・シンシナチの停留所を投票率58%対42%で下した。

同停留所付近の Lougheed Highway にはバス車線1つを含んで片側4車線あり、走る車のスピードは時速80キロを超える。停留所のポストは道路際の側壁に作られている。バスの利用者は、側壁の外側でバスを待ってバスが来たら側壁をまたぐか、あるいは、側壁のハイウェー側に立って高速で走る車に轢き殺される危険にさらされるか、そのどちらかだ。側壁をまたげない身障者は後者を採るしかない。まさに、”命がけのバス停”なのだ・・・(^^;)。

それに加えて、関係者の対応の違いもコンテストに影響したようだ。シンシナチの交通関係者は即座に停留所をより安全な場所に移動すると発表したのに対し、TransLink とBC州政府は責任のなすり合いをするだけで、具体的な解決策をまったく示さなかったのだ。

う~ん、責任のなすり合いしかできないなんてなんとも情けないね。根本的な解決は先になるとしても、とりあえずコンクリート側壁を2メートルくらい切り取るだけでも、かなり安全になると思うのだが、そんなアイデアすら出てこないとはね・・・(-_-;)。

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いつかはやってくるコンドミニアムの大修理 (2018.09.15)

コンドミニアムに住んでいる人にとって、「こんなこともあるんだよ」と警告してくれるようなニュースがあった。

バンクーバー市 West End でコンドミニアムを所有する Anne Kates は2016年11月に、州の人権裁判所に住民組合を告発した。彼女の言い分は、ビルの共有部分から彼女のコンドミニアムに水が染み込んできて有毒カビを発生させたが、その責任は共有部分の所有者である住民組合にあるというものだった。Kates のスイートからは3種類のカビが発見され、そのうちの2種類は「通常の室内環境ではいかなる程度にも存在してはならない」ものだという。しかも、彼女の2つ目の寝室はカビの侵入がひどすぎて使用に耐えないとされ、それ以来、その寝室は密閉して使っていない。

一方、住民組合は Kates のコンドミニアム内の被害については Kates に責任があると反論し、住民組合はKates の申立が却下されるよう試みた。しかし、裁判所は最近住民組合からの却下申請を拒否し、告訴は進められた。そのビルでは2015年以来、ビルへの雨水の侵入の問題が何度も発生し、コンサルタント企業は大掛かりな外壁修理計画を勧めた。しかし、住民組合は2016年以来二度にわたり大修理工事を行なうことを住民投票で否決した。二度目の時の推定工事費は2.6ミリオンドルだった。BCコンドミニアム所有者協会関係者によると、多くの住民組合が、工費が手におえないほど高くなるまで、基本的な保全と修理を先延ばしにしている。

う~ん、大変なところまでもつれ込んだもんだね。実は私が住むコンドミニアムでも、以前から似たような問題が発生していた。しかし、幸いなことに、ここの住民組合執行部は最初から大修理を行って根本的解決をする姿勢でいた。初めは修理費の高さに尻込みしていた多くの住民も、執行部の説得で賛成に回り、ついに大修理をすることが決まった。住民はかなりの額を負担することになるが、Kates のケースを聞くと、私たちの決断は間違ってなかったとつくづく思う。どんな家に住んでいても、いつかは大修理が必要なのだからね・・・(^^;)。

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大活躍だった GPS (2018.09.14)

8月末から敢行した高校時代の旧友たちとの「カナダでクラス会」で、私はバンクーバー → プリンストン → レベルストーク → カルガリー → バンフ → カムループス ( → ウィスラー)→ バーナビーの走行距離約3,000キロを一人で運転したが、持参した GPS (カーナビ)が大いに役立った。

10回近くロッキー&バンクーバーを旅行したことがある旧友の一人が旅行計画を立ててくれたが、ロッキーに2日しか滞在したことがない私は観光地(たとえば Cave&Basin, Bow Falls, Morain Lake など)をほとんど知らない・・・(^^;)。そこで出発前にそれらの目的地十数ヶ所をあらかじめ GPS の “お気に入り” に記憶させ、旅行中それぞれの名前をタップするだけでルート検索できるようにしたのだ。おそらく、GPS がなかったら何度も道を間違えて、時間をそうとう無駄にしたことだろう。

もっとも、出だしはそれほどスムーズではなかった。バンクーバーでレンタカーしたミニバンを Chilliwack あたりまで運転してから気づいた。なんと、2016年製 Dodge Caravan にGPS を接続するための USBソケットがないのだ。最近の車は USBソケットがついてて当然と思っていたから、ひどくがっかりした。「これじゃあ、GPS が使えない上に荷物になるだけだ」・・・人間の頭って、いやなことがあると思考が止まってしまうようだ・・・(^^;)。

いったいぜんたい、どうやって旧友たちをカルガリー空港で迎えてから目的地に案内できるのかと暗い気持ちで運転を続け、夕方、Princeton の安宿に到着した。そして、夕食を買いに近くのスーパーに行った時にふと思った、「あ、そうだ。シガーソケットUSB ソケットに変換するアダプターを買えばいいじゃん」。翌朝、Penticton の Canadian Tire で10ドルくらいのアダプターを買った。以後、GPS 君をこき使ったが、”彼”は文句も言わずに大いに働いてくれた・・・\(^o^)/。

ふだんの生活では、鳥見で稀に使うくらいでほとんど無用の GPS だが、こんな時には本当に役立ってくれる。ちなみに、今私が使っている GPS は TomTom 社製だが、以前使っていた Garmin 社製*の方はるかに使いやすかった。

* 地図の更新が有料(100ドル近い)のため今では物置に入ったままだ。最近売られている GPS は、たいがい地図更新が無料。なお、私が GPS を使い始めたのは、2010年に小栗上野介のことで日本からやってきた兄をヘルプしにアメリカ東部へ行った時だった。現地のレンタカー会社から GPS を借りると一日10数ドル取られる。一週間以上の行程だったから、「これじゃあ、自分で買ったほうが安い」と思って、バンクーバーで買って行ったのだった。あの時も、ニューヨーク、ワシントン、ボルチモア、フィラデルフィアを行き来するのに大変重宝した。

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Central Park 少女殺人事件 (2018.09.13)

昨年7月18日の夜(厳密には19日早朝)、Burnaby の Central Park 南東部で中国系の少女 Marrisa Shen(13才)が遺体となって発見された。遺体発見現場は私の家から歩いて5分もかからないところで、少女自身もこの近くの高層コンドミニアムに家族と住んでいたようだ。翌日には警察が一斉聞き込みを始め、私のコンドミニアムでも数人の警官が入ってきて各スイートのドアを叩き、私も質問された。

あれから1年2ヶ月、容疑者が捕まった。やはりこのあたりに住む永住権保持者のシリア人男性(28才)だ。警察は今のところ詳細を明らかにしていないが、なにか相当の証拠を掴んでいるような気がする。特に、犯人の DNA が遺体発見現場から採取されていれば、犯人の特定がかなり容易になる。なにしろ、DNA 鑑定技術は大幅に進化し、「最近のDNA鑑定は、約21,000兆人を一人ずつ見分けられ、・・・人種や先祖の系統も分かる」らしいから・・・。

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大坂なおみ選手の強さ (2018.09.12)

テニスの全米オープン女子シングルスで日本の大坂なおみ選手(20才、公式サイト)が優勝して日本中大騒ぎだが、彼女の戦績を見てその強さを改めて感じた。優勝するまでに7試合戦ったが、落としたセットはたった1つだったのだ。

こちらのサイトを少し下がると彼女の7試合の結果が出てくる。セットを落としたのは、4回戦の A. Sabalenka 選手(ベラルーシ)との試合だった。それ以外はすべて2セットを連取し、しかも接戦が一つもない。勝ったセットの中で最も多くのゲームを取られたのは4だ。つまり、6対6から始まるタイブレークがないのはもちろん、5ゲーム取られたセットすらない。ちょっとすごいね、この子・・・(^^)。

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Shaw Go WiFi が便利 (2018.05.11)

高校時代の旧友たちとの「カナダでクラス会」では、カルガリー空港からバンクーバーまでドライブしながら観光したが、私はこの旅行にノートパソコンを持参した。一昨年の暮に買った13.3インチのノートパソコンは、(携帯しても)大きすぎず(目のためには)小さすぎずでとても気に入っていて、最近ではちょっとした外出でも持ち歩いて、まるで”私のスマフォ”になった感がある・・・(^^;)。

旅行中、ほとんどの場所で Wifi が利用できるとは予想していたが、特に便利だったのが Shaw Go Wifi のサービスだった。Chilliwack のショッピングモールでは、モールの Wifi サービスに接続するためにパスワードを教わろうとモール内をウロウロしたが、気がついたら、すでに Shaw Go Wifi に自動接続されていた・・・(^^;)。また、州内陸部の小さなストリップモールでファストフード店に入ってノートパソコンを立ち上げたら、そこでも Shaw に自動接続された。その他にも数カ所で Shaw につながった。

Shaw Go Wifi を1年くらい前に知り、「無料なら使わない手はない」と思ってアカウント設定したが、その時には、まさか、これほどあちこちで使えるとは思ってみなかった。こちらのサイトで青色の Shaw Go Wifi サービスエリアを見ると、かなり広範囲に使えることがわかる。Shaw がここまでやるなら Telus も同じだろうと思ってネットで調べたら、やはりあった。近い内に、Telus にもアカウント設定をしようと思う。なお、Shaw も Telus もプロバイダ契約の有無とは関係なく、Wifi サービスを無料で使えるはずだ。

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Joffre Lakes 州立公園がいい (2018.09.10)

トップページの写真でも紹介したが、Whistler から車で約1時間のところにある Joffre Lakes Provincial Park がとてもいい・・・発音は「ジョフリー・・・」。

8月末、カルガリー空港に降り立った高校時代の旧友たちとロッキー山脈からバンクーバーに向けて車で降りてきて、偶然、この公園を見つけた。3つの湖があって、そのうちハイウェー脇の駐車場から5分で行ける Lower Joffre Lake からでも、湖の向こうに氷河 Martier Glacier が見える。私たちは時間がなくて行けなかったが、片道1時間かけて約3キロを Middle & Upper Joffre Lakes までハイキングすれば、ものすごい眺望が得られるようだ。

Youtube で検索すると、Joffre Lakes 州立公園を紹介する動画がたくさん出てくる。そのうちの一つにリンクしてみた。

   

Middle & Upper Joffre Lakes へのハイキングは、こちらのサイトに詳しく書かれている。また、同公園での注意事項5つがこちらのサイトにある。なお、同 Park では最近、あまりの人気にハイウェー脇に駐車する人まで現れて、駐車違反の取締りを厳しくすると伝えられている

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99号線の起点を見てきた (2018.09.09)

バンクーバーで生活していれば、99号線のお世話にならない訳にはいかない。Lions Gate Bridge、ダウンタウンの Georgia St.、市中央部を南北に縦断する Granville St. はいずれも99号線の一部だ。Richmond からはフリーウェーとなって Delta を通過しアメリカに通じている。アメリカでは西海岸の大幹線道路 I5(Interstate Hiway 5)となり、シアトル、ポートランド、サクラメント、ロサンジェルス、サンディエゴを経由し、メキシコに入る。そして、その先は道路名は変わるだろうが、南下を続けて南米大陸の南端まで続くはずだ。

そんなわけで、私は99号線に特別な意味を感じ、いったいどこから始まるのかといつも思っていた。先日、その疑問がついに解けた。高校時代の旧友たちと Kamloops から Whistler 経由で Vancouver に降りてきたが、その途中でハイウェー99号線の起点を通過したのだ。99号線は、Cache Creek の北方約11キロのハイウェー97号線から南に向けて始まっていた。下のストリートビューが99号線の起点だ・・・右上にある「全画面ボタン」をクリックすると見やすい(全画面を閉じるには同じボタンか ESC キーを押す)。

   

右手前方に伸びているのが99号線、左から来るのが Cache Creek から続く97号線だ。木がほとんど生えていない乾燥地帯に造られた田舎のハイウェーだ。なお、97号線を北(このビューでは右)に行けば、Yukon 州を経てアラスカに伸びる道路が続いている。なんとなく夢を感じるルートだ・・・(^^)。

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NBA のスティーブ・ナッシュが殿堂入り (2018.09.08)

Victoria 出身でバスケットボールのプロリーグ NBA で大スターだったSteve Nash が、バスケットボール殿堂 The Naismith Memorial Basketball Hall of Fame 入りを果たした。Nash は、1996年~2015年の間 NBA の3チームに所属し、オールスターゲームに8度出場、2005年と2006年には2年連続でシーズンMVPを受賞した。彼のアシスト数10,335 は、NBA 史上第3位。

私は特にバスケットボール・ファンではないが、Nash が活躍していた頃はよくテレビで試合を見た。身長191センチ(実際には186センチと言われる)でバスケットボール選手としては小柄な Nash だが、チームの要ポイントガードとして魔術的なプレーを操ってチームメートの得点力を引き上げ、チームを好成績に導いた。当時 NBA では、「Nash がいると、それまで平凡な選手だったチームメートが、突然強力なポイントゲッターに変身する」と言われた。

カナダの”国技”と言っていいアイスホッケーの選手は別にして、それ以外のカナダのスポーツ選手の中で彼は最高の選手かもしれない。

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地元のバス停が”北米最悪”になれるか・・・(^^;)? (2018.09.07)

なんとも風変わりな”コンテスト”が行われている。「北米で最悪のバス停留所はどこか」というもので、その”ベスト4”に Pitt Meadows の停留所が”勝ち残って”いる・・・(^^;)。Streetblog の "Sorry Bus Stop" コンテストで「北米で最悪の停留所”ベスト4”」に残ったのは、Pitt Meadows の Lougheed Highway 上で Old Dewdney Trunk Road の交差点のすぐ西側にある停留所画像)だ。

同停留所をコンテストに推薦した Jason Lee は言う。
「同停留所は、701と791の西向きバスを待つ人達にとって”命がけの問題”だ。現在、Lougheed Highway にはバス車線1つを含んで片側4車線あり、走る車のスピードは時速80キロを超える。停留所のポストは道路際の側壁に作られている。バスの利用者は、側壁の外側でバスを待ってバスが来たら側壁をまたぐか、あるいは、側壁のハイウェー側に立って高速で走る車に轢き殺される危険にさらされるか、そのどちらかだ。側壁をまたげない身障者は、命がけの後者を採るしかない」

TransLink によると、その土地は州政府が所有していて、TransLink は停留所を改良するよう州政府に要請してきた。州政府運輸省は、安全性の向上を計るために TransLink と協議中だと説明する。

同停留所は、アメリカ・カリフォルニア州 Beverly Hills の停留所と準々決勝を争って”勝った”。次の Pittburgh との準決勝は来週行われる。他では Cincinnati と New Orleans が準決勝に勝ち残っている。詳しいトーナメント結果はこちらだ。果たして、Pitt Meadows は”栄えある”北米最悪の停留所となれるか・・・(^^;)。

う~ん、私はあのあたりを年に数回は通るが、たしかに恐ろしい停留所だね。そもそも、あんなところに停留所があったなんて気が付かなかった。錦織圭選手が準決勝に残っているテニスの全米オープン*はそっちのけで、Pitt Meadows の”準決勝”に気が引かれるね・・・(^^;)。固唾をのんで見守ろう。

* ジョコビッチ選手との準決勝は、今日の午後5時半以降に行われるようだ。なお、女子ではなんと、大坂なおみ選手が決勝に残っているんだね。日本女子としてはメジャー大会で初めての決勝進出だ。決勝では、(たぶん明日の土曜日に)”超”強豪のセリーナ・ウィリアムズと戦う。こちらも目が離せない。

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長時間運転でも肩がこらなかった (2018.09.06)

8月25日から30日までレンタカーで、 Vancouver → Princeton → Revelstoke → Calgary(カルガリー空港で高校時代の旧友たちを迎える)→ Banff → Kamloops →(Whistler)→ Burnaby と、3,000キロ以上を一人で運転した。ところが、そんな長時間運転にもかかわらず肩こりがまったく発生しなかったし、疲れも特に感じなかった。以前、Portland や San Francisco を往復した時には、かなり強烈な肩こりと疲れが発生したのに・・・。

何が違うのだろうと考えた。唯一、思い当たるのは数年前から毎日やっている鉄アレイの運動だ。何十年も前に合計20ポンド(約9キロ)のダンベル(2個のセット)を買ったら、10種類の運動を描いた附属書類がついてきた。その10種類を4年くらい前から毎晩やるようになったが、10種類のほとんどが肩甲骨に関係あるように思える(参考サイト)。これらの運動が肩こりを抑えてくれたのだろう。

始めた時には、単に「せっかくお手本があるのだからやってみよう」と思っただけで、肩こり解消などの効用はまったく考えなかった。10種類をそれぞれ10回だから全部で100回だが、一日あたりにしてみたら大した運動ではない。しかし、毎日やることの積み重ねが効果をもたらすんだね*。サンキュー、ダンベル・・(^^)。

* いつも言うことだが、やった日は、表計算ファイルで作った「健康記録帳」の「鉄アレイ」欄に「100」と記入している。表計算が使えない人は、カレンダーにマークするのでも十分だ。ともかく、しばらく記録し始めたら、もうやめられない・・・(^^;)。

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カナダ政府が交通インフラに$1.37Bを出資 (2018.09.05)

Justin Trudeau 首相は昨日、Surrey に建設予定の LRT(Light Rail Transit 軽量軌道交通)Phase 1と Vancouver の Broadway に地下鉄として建設予定のスカイトレイン(Arbutus St. まで)に、カナダ政府が総額1.37ビリオンドルを出資すると発表した。カナダ政府のほか、BC州が3ビリオンドル、それに Translink、Vancouver、Surrey が合計で1.23ビリオンドルを出資することになっている。

(Arbutus St. までの)Broadway 地下鉄では、約6キロの距離に6つの駅が造られる。Surrey-Newton-Guildford の軽量軌道交通は、10.5キロの路線となり道路上に11の駅が造られる。州知事 John Horgan は、これらのプロジェクトによって地域に約7,000人の新しい雇用が創出されると話す。

う~ん、人口が急増するバンクーバー都市圏だから、交通インフラの整備は急務だろうね。なお、この春には UBC が、Broadway 地下鉄を大学まで延長することについて支援を申し出ていたが、とりあえず Arbutus St. までしか建設されないということのようだ。

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サウジ人学生たちがカナダ亡命を模索 (2018.09.04)

以前ここに書いたが、ブログでサウジ政府を批判したとされるモントリオール在住のサウジアラビア人が、同国から「1,000回のムチ打ちと10年の刑務所入り」を宣告されたことに端を発して、カナダとサウジアラビアの関係が大混乱に陥った。そして、そのとばっちりでカナダの学校で学んでいるサウジアラビア人学生たちが、サウジ政府から8月末までにカナダから出国するように命令された。

カナダ出国の期限8月31日は過ぎたが、少なくとも20名のサウジアラビア人学生たちがカナダに残りたいとして亡命申請している。モントリオールでよく知られた活動家のサウジアラビア人学生 Omar Abdulaziz (27才)は、「学生たちはカナダで勉強を続けたがっている。彼らは、これまで学習し働いてきた実績と時間のすべてを無駄にしたくないのであって、少なくとも、彼らはなんらかの解決策を模索しているのだ」と話す。Abdulaziz 自身も、政治活動のためにサウジアラビア政府から脅迫を受け、2013年にカナダに亡命申請して承認された。なお、サウジ政府は、約1,000人の医療訓練生はなんらかの方策が採られるまでカナダに残っていいとしているが、一般の学生にはそうした救済策がない。

う~ん、学生たちの気持ちはわかるね。何年間もカナダで勉強してきて、仮に卒業も近いとなったら、それをすべて反故にして国に帰るなんてことはとてもできない。そんな”個人の幸せ"を国家のメンツだけでぶち壊すとしたら、それは国民のことを考えない国家ということになる。ともかく、特定の人間どもが牛耳る国家というのはいずれ破綻する。牛耳っているのが王家一族、特定政党、あるいは特定の家系であっても同じだ。そして、サウジは新しい中東の火種になる・・・そんな気がしてならない。

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なかなかいい Sea to Sky Gondola (2018.09.03)

先日、カナダ旅行に来ていた高校時代の旧友たちと Squamish にある Sea to Sky Gondola地図) に登った。私の感想はひとこと"very good"。眺望が素晴らしくて、小さな吊橋のほかにトレイルがいくつもあり、かなり楽しめる(参考図)。Howe Sound フィヨルドや Squamish の街、それに Whistler 方面の谷間が眼下に広がり、背後には下の道路からは見えない大きな岩山(Sky Pilot Mountain)がそびえ、トレイルを歩いて展望台にいくと Mt. Garibaldi が大きく見える(私達が登った時には雲に隠れて見えなかった・・・残念!)。Sea to Sky Gondola を紹介する動画があったのでリンクしてみた。

   

シニア料金は39.95ドルだった*。5月に奥さんと"下見旅行"に来た仲間の一人は、その時にも登ったが、もっと安かったらしい・・・上にまだ雪があったため安くしてあったのだろう。Grouse Mt. や Capilano の吊橋も似たような料金だが、Sea to Sky Gondola のほうが価値があると私は思った。この春、白人フレンドが「Sea to Sky Gondola の年間チケットを買った」時には、「あんなものに年間チケットを買うなんて・・・」と思ったが、自分で登ってみたら少し考えが変わった・・・(^^;)。

* オンラインで買うとシニアは37.95ドル。「大人料金」は窓口が43.95ドル、オンラインが41.95ドル。詳しくはこちらを参照。

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カルガリー空港:ひどすぎる為替レート (2018.09.02)

日本からやってきた友達グループの一人が、カルガリー空港の両替店で2万円をカナダドルに両替した。カナダドルとレシートを受け取って彼はびっくりした。なんと、為替レートが「1カナダドル=98円」となっているのだ。しかも、手数料が引かれているから、受け取った額は200ドルにもならなかった。最近のカナダドルの為替レートは「1カナダドル=85円」前後だ。だとすれば、彼は少なくとも220ドルくらいは受け取るはずだった。

一般に空港の為替レートが悪いとはよく言われていて、たとえば、こちらのサイトでも「空港の両替屋の為替レートが悪い」と書かれている。それにしても、85円が98円とはひどすぎる。今後、日本から親戚知人がやってくる場合は、そのあたりよく連絡しておかねばならないと思った・・・(-_-;)。

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UBCで「ユニバーサル血液」の研究 (2018.09.01)

UBC(ブリティッシュコロンビア大学)で、「誰にでも輸血できる」というO型の血液の仕組みを利用して、A型やB型の血液をO型の血液に変換し、誰にでも輸血できるようにする研究が進められている。この研究を行っている研究チームのリーダー Stephen Withers(UBC 生化学教授)は「我々は赤血球からA抗原またはB抗原を除去する酵素に関心を持っています。単純な糖だけの抗原を取り除くことができれば、A型またはB型の血液をO型のものに変換することが可能です」とコメントしている。

下の動画が、どのようにして変換が行われるかを説明している。英語の説明で、しかも antigen(抗原)や enzyme(酵素)などの専門的用語が出てくるのでちょっと分かりにくいが、抗原を取り除くことによって血液型がA型やB型から0型に変換される仕組みが視覚的に説明されている。

   

う~ん、血液型を変換するなんて、すごいことができるものだね。これが可能なら、災害などの緊急事態発生時に、このユニバーサル血液を使って人命を救ったりできるらしい。

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無料のオフィスパッケージ LibreOffice (2018.08.31)

無料のオフィスソフトウェア LibreOffice がさらに進化したというニュースがあった。私はこの無料ソフトをみなさんにぜひおすすめしたい。

私は LibreOffice を(その前身の OpenOffice も含めて)20年近く使ってきた。Microsoft Office とほとんど同じ機能を持っているのに無料なのだから、これを使わない手はない。以前は多少プログラミングに問題があったようだが、最近は改良が進んで、私はなんの不便も感じずに使っている。

なんと言っても、LibreOffice では Microsoft Office で作成したファイルをそのまま使えるのが便利だ。インストールした LibreOffice を開き、「ファイル → 開く」と行って、Microsoft Office で作成したファイルを開けば、そのまま作業ができてしまう。また、LibreOffice で新規のファイルを作り、それを Microsoft Office のファイル形式で保管することが可能だ。

さあ、あなたも何百ドルもする Microsoft Office にグッドバイして、無料の LibreOffice をダウンロードして使ってみよう!

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南米アマゾンで孤立する先住民 (2018.08.30)

この21世紀に、他の世界からまったく隔絶されて生活する人たちがいるなんて、とても想像できなかった。最近、南米ブラジルのアマゾンで孤立する先住民の姿をドローンで捉えることに初めて成功したというニュースがあった。下は、ブラジルの先住民を保護する政府機関が、南米ペルーとの国境近くのアマゾンに住む人々をドローンで撮影した動画だ。

   

弓矢とみられるものを持ち歩く人の姿が見える。数年前に発見されていたが、当局はこの部族について「名前はない」と話していて、周辺地域には少なくとも11の孤立する部族の存在が確認されているという。当局は、不用意な接触は伝染病などの危険*があるため、接触の予定はないとしている。

* おそらく先住民が持っている伝染病が私達に伝染るのではなく、私達が持っている伝染病が先住民に伝染するのを心配しているのだろう。18~19世紀にカナダに住んでいた原住民(インディアンなど)は、ヨーロッパ人が持ち込んだ天然痘やインフルエンザなどに感染して人口が激減したと言われる。また、天然痘だけでも原住民の三分の一が死亡したと言われる(60~90%が死亡したと主張する説もある)。

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州南部でカラスの死骸に西ナイルウイルス (2018.08.29)

Interior Health の防疫官が先日発表したところによると、西ナイルウイルスが州南東部の Kimberley 地区で発見されたワタリガラスの死骸から見つかった。西ナイルウイルスは、鳥から蚊へ、そして蚊から人へ感染する可能性があるが、これまでのところ人間に感染したという報告はない。

B.C. Centre for Disease Control によると、西ナイルウイルスに感染した人のほとんどはなんの症状も発症しないが、感染者150人のうちの1人の割合で西ナイル熱の重篤な症状に発症する。重篤な症状になると、脳腫脹、脳被膜の炎症、麻痺などの症状が現れ、死亡する可能性がある。50才以上の人と免疫不全の人は、一般の人達に比べてより感染の危険性が高い。

西ナイルウイルスを防ぐには、窓にスクリーンを取り付けて蚊を入れない、蚊が最も活発な時間の夕暮れと夜明けには屋外での活動を避ける、蚊に刺されないような支度をする、蚊よけの防虫剤を使うなどが考えられる。庭付き住宅では、敷地内に蚊が発生するような池を造ったりしない、さらに植木鉢の受け皿さえも置いたりしない、などの対策が考えられる。

う~ん、西ナイルウイルスなんてカナダに住んでいたら関係ないのかと思っていたが、 そうでもないんだね。ちょっと古いが、「2003年までに、西ナイルウイルスはカナダの(BC州を含む)8つの州と1つの準州に広がった。2003年には1,400人以上が西ナイルウイルスに感染して西ナイル熱を発症した」なんていうニュースもあった。暑がりの私は半袖短パンで過ごす季節が長いが、西ナイル熱といいライム病といい、蚊に食われたりダニに噛まれたりする可能性が高いということになる。気をつけねば・・・(-_-;)。

* 参考サイト:カナダ政府 West Nile virus 

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”受難”続きのカナダの初代首相 (2018.08.28)

少し前に、Victoria 市役所の玄関先に建っていたカナダの初代首相 John A. Macdonald の銅像が撤去されたニュースはここでも書いた。ところが、ついに彼の祖国スコットランドでも政府ウェブサイトで Macdonald についての記述がすべて削除された。Macdonald はカナダの初代首相ではあったが、同時に、カナダ原住民の子供たちに対する隔離政策による寄宿学校の創設を支持した人物として、「カナダ原住民に対する暴力のリーダー」でもあったためだ。

先日、スコットランド政府は声明を発表し、カナダ原住民から提起された“もっともな心配” にしたがって、Macdonald についての記述をスコットランド政府の広告サイト Scotland.org から削除したと述べた。声明では、「私達は、スコットランドの人たちが世界中で行ったプラスの貢献を祝福する一方で、彼らの業績を公正に評価したい。その観点から彼らについての記述表現を見直ししている」としている。

Macdonald は、1815年にスコットランドの Glasgow で生まれた。5才の時に北米(Britain’s North American colonies)に移住し、1867年にカナダの初代首相に就任した。彼は、3つの州を Confederation(イギリス自治領カナダ連邦)に組み込んだことと、カナダ太平洋鉄道の建設で主導的な役割を果たしたとして称賛されてきた。その一方で、彼の率いたカナダ政府は原住民の子供たちに対する寄宿学校制度を創設した責任が問われている。また、Macdonald は1879年に、「原住民の子供たちを、白人の習慣と考え方を会得させるために、親元から切り離して industrial schools(実業学校?)に入れさせるべきだ」と言ったともされる。

う~ん、歴史上の人物や出来事は、時代時代によって評価が変わってくるということだね。たしかに、カナダ原住民の人達にしてみたら、Macdonald の名前や銅像を見た時にはおぞましい過去しか浮かんでこないだろう。

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ライム病ワクチンが復活する? (2018.08.27)

ライム病はまだ一般にはあまり知られていないが、感染すると最悪の場合は廃人のようになって死んでしまう恐ろしい病気だ。ライム病を媒介するマダニはカナダの森林地帯にもいて、カナダのライム病患者は増え続け、昨年は1,500人がライム病を発症した。下の動画は、水上スキーなどする活発な女性がライム病にかかったケースだ。

   

こうした状況の中で、なぜライム病に対するワクチンが存在しないのかと思っている人は少なくない。実は、20年くらい前には、LYMErix というとても有効なライム病ワクチンがあった。ところが、ある理由でメーカーが生産をやめてしまったのだ。

今、ヨーロッパのワクチンメーカー Valneva 社がそのワクチンの復活を計画している。同社は、LYMErix と同じ技術を採用して、6種のライム病菌株を防ぐ VLA15 という名前のワクチンを開発した。同社によると、VLA15は現在、第2段階の有効性試験が行われているところであり、自己免疫反応を引き起こすことはないと確信するとしている。すべてが順調に行った場合、5年でワクチンを市場に出せると同社は説明する。

かつて LYMErix は、SmithKline Beecham 社が製造していた。LYMErix は、ワクチンを摂取した人の抗体に作用するのではなくて、ダニそのものの中でライム病を発症させるバクテリアを無力化させてしまうのでとても有効だった。ダニがワクチンを摂取した人の血を吸うと、ワクチンがダニに作用してバクテリアがダニから人体に入り込むのを防ぐのだ。SmithKline Beecham 社はLYMErix が80%近い確率で効果があったことを確認し、1998年12月にアメリカで販売が認可された直後は販売は好調だった。

ところが、ワクチンが発売されてから1年後、何人かのワクチン接種者が、接種直後に神経学的問題あるいは関節炎を発症したと訴え始めた*。FDA はすぐにそれらの症状とワクチンとの因果関係を調査したが、なんの因果関係も発見されなかった。しかし、その調査が完了する前に前述の根拠のない噂が広まり、販売量が減少した。加えて、ワクチン使用者たちが集団訴訟を起こすと、SmithKline Beecham 社は裁判所で巨額の裁判費用を使うことをきらった。その結果、LYMErix は発売開始から3年で市場から消えた。それ以来、ライム病は拡大を続け、それを運ぶダニは新たな地域に広まってより多くの人々が感染した。

* このあたり、ライム病を治療する医者を嫌ったアメリカの保険業界が、裏で工作していたなんてことはないのだろうか。ちなみに、ライム病の治療では Chilliwack に住んでいた Dr.ムラカミという日系人医師が有名だった。治療方法を批判されてリタイアを余儀なくされた彼も、保険業界の陰謀による犠牲者だったのかもしれない。

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近くEast 1st Avenue が完全に再開 (2018.08.26)

Fortis B.C. によると、East 1st Avenue が近々完全に再開する。片側一車線に減らされていた Rupert St. と Nanaimo St. の間は今日から、また、完全に閉鎖されていた Clark Dr. と Nanaimo St. の間は8月31日に完全復旧する。5月末から始まった East 1st Ave. の部分閉鎖は、Fortis 社が道路の地下に新しいガスの供給配管を埋設していたためだ。

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今日から旅行に出る (2018.08.25)

今日から30日まで旅行に出る。28日に高校時代の友達5人(男2人、女3人)が成田からカルガリーに飛んでくるので、バンクーバーで7人乗りのミニバンをレンタカーし、途中三泊してカリガリー空港で彼らを迎える。その後、6人で BanffKamloops に泊まりながら観光を続けて、30日にウィスラー経由でバンクーバーに降りてくるという設定だ。5人はバーナビーのホテルに三泊して周辺を観光し、9月2日に日本に帰国する。

最初、私は飛行機でカルガリーに飛んで彼らに合流し、カルガリー空港でミニバンをレンタカーしてバンクーバーに降りてくる予定だった。ところが、普通車ならバンクーバーで返却できるのだろうが、数が少ないと思われるミニバンはバンクーバーで返却できるのがない。しかたなく、私がバンクーバーからレンタカーしていくことになった。

カルガリーまで行くのには途中二泊*で十分だが、三泊もすることになったのはレンタカー料金のせいだ。6日借りるよりも7日借りたほうが Weekly Rate になって、なんと150ドルも安いのだ。ということで、一泊分宿泊費が増えるが、私にとってはかえってありがたい展開となった。なぜなら、これまで一度もやったことのない州内陸部でのバードウォッチングをゆっくりできるからだ・・・(^^)。

何十年ぶりかで会う人もいたりして、なんとも懐かしい「カナダでクラス会」になりそうだ。今から、期待に胸を膨らませている・・・\(^o^)/。

* 28日はカルガリー空港に午前中に着かねばならないから、途中一泊ではかなりきつい。

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カエデの葉がシワを伸ばすかも・・・(^^;)? (2018.08.24)

シロップが作られたりカナダの国旗に描かれたり衣服の柄になったりと、用途の広いカナダのカエデだが、ひょっとするとシワを伸ばすためのスキンケアにも使えるかもしれない・・・(^^;)。

アメリカの研究者たちは、カエデの葉に含まれる成分が次世代の”シワ取りクリーム”の重要な材料になるかもしれないとして、それを “plant-based Botox”(植物性ボートックス)と呼ぶ。(カエデの葉と樹液に含まれる)GCGs (glucitol-core-containing gallotannins) を研究するロードアイランド大学の研究者 Navindra Seeram は、「カエデの葉には化粧用の効用があると信じる」と話す。人間の皮膚に弾力性を与えるタンパク質を分解してしまうのは elastase エラスターゼと呼ばれる酵素だが、GCGs はエラスターゼに作用してその分解力を抑えるとみられる。

今のところ、研究室での実験段階でまだ人間の肌に試されてはいない。しかし、実験段階の結果でも非常に興味深いもので、メープルシロップ業界の関心を呼んだ。ケベック州メープルシロップ生産者連盟の Nathalie Langloisは、その研究を「非常に有望だ。メープル業界からの付加価値生産物になる可能性がある」と評価する。International Maple Syrup Institute の Dave Chapeskie は、「まだ実験段階ではあるが、この研究はケベック州、オンタリオ州、それにアメリカ北東地域に集中するメープル業界にとって良いニュースだ」と期待する。

う~ん、いろんな分野で科学の発達がめざましいね。そのうちに、80代でも90代でもシワのないシニアたちが普通になるかもしれないね。ぶつくさ男もシワがなくなったりして・・・(^^;)。え?「ちょっと気持ち悪い」って・・・?そ、そ、そんなことないと思うよ・・・(-_-;)。


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バンクーバー市:サイクリストが増加 (2018.08.23)

バンクーバー市のサイクリストは増加を続けて、この7月、自転車専用車線を利用するサイクリストの数がこれまでの最高記録を達成した。また、Mobi 自転車シェアサービスも、7月に11万人以上の利用回数を記録して、この夏、記録的な利用率を達成した。

Gregor Robertson 市長は、自転車専用車線網などのサイクリング・インフラの利用が大きく向上し、かつてない数の人たちが自転車を利用していることは喜ばしいと述べた。さらに、それは、もし自治体がすべての年齢およびすべての身体能力の人達に安全で快適なサイクリング環境を提供するなら、人々は手頃で持続可能な、そして活動的な移動手段として自転車を選ぶことを証明している、とつけ加えた。

う~ん、考えてみれば、自転車は素晴らしい人類の発明物だよね。なにしろ、字のごとく”自分で転がす車”であって、エンジンなどの動力を必要としないから極めて環境に優しいしね。アメリカの自動車業界はかつて複数の大都市の路面電車網を買収して、自動車を走らせるのに邪魔な路面電車を廃止したことがある(アメリカ路面電車スキャンダル)。世界中がそんな調子だったろうから、その結果が、いま私達を苦しめる地球温暖化だ。その意味で、自転車は「そろそろ自然に帰ろうよ」という考え方のシンボルなのかもしれない。


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「寄宿学校制度」の祭日が作られる (2018.08.22)

カナダ政府(自由党政権)は、カナダの Truth and Reconciliation Commission TRC (TRC) 真実和解委員会)による勧告を受けて、1870年代から開始された”原住民の子どもの隔離政策”とも言えるカナダの悲劇的遺産「寄宿学校制度」を記念して、国の祭日を制定すると発表した。 カナダ遺産大臣 Pablo Rodriguez のスポークスパーソンは声明の中で、原住民の人々と協議して、最適な日を祭日にあてると述べた。

今のところ、次の2つの日にちが祭日の候補になっている。
6月21日:現在、National Indigenous Peoples Day(カナダ原住民の日)となっている。
9月30日:現在、"Orange Shirt Day"と呼ばれている日。1973年、ブリティッシュコロンビア州 Williams Lake に住む原住民の女の子 Phyllis Webstad が祖父からもらったオレンジ色のシャツを寄宿学校に来ていったら、学校の人間がシャツを取り上げてしまったことから名付けられた。9月30日が選ばれたのは、その時季に子供たちが寄宿学校に送られたためだ。

カナダの寄宿学校制度は、原住民の文化や言語を否定することから始まっていることから、cultural genocide(文化的大量虐殺)とも呼ばれている。TRC によると、寄宿学校では肉体的、精神的、性的な虐待がはびこっていて、栄養不良あるいは病気によって約6,000人の子供たちが死亡した。いつから祭日が開始されるかは決まっていないが、政府関係者は原住民との協議が続けられていると言っている。憲法上は、管轄区域内でどの日を祭日にするかは、それぞれの州と準州に委ねられている。

現在、カナダ連邦政府関係機関の従業員は次の9つの祭日を持っている。
New Year's Day、Good Friday、Victoria Day、Canada Day、Labour Day、Thanksgiving Day、Remembrance Day、Christmas Day、Boxing Day


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尾畠さん、走り過ぎだよ・・・(^^;) (2018.08.21)

山口県で3日間も行方不明になった男児(2才)を、”ボランティアのプロ”としての経験と勘で、いとも簡単に探し出した尾畠春夫さん(78才)。地元の警察などが延べ550人体制で3日間探しまくって見つからなかった男の子を、20分で見つけ出してしまう”偉業”を達成しながら、まったく思い上がるところもない。男児の祖父が尾畠さんにお礼の品物を渡そうとしたら、「謝礼をもらったら、ボランティアとして失格」と言って固辞した。尾畠さんにはまったく頭が下がる。まさに「人間の鏡」と言っていい人だと思う。

その尾畠さん、ちょっと気になることがあった。78才のご高齢にもかかわらず、ボランティアの合間に家にいる時には「毎朝8キロのランニングが日課」だというのだ。8キロと言ったら、おそらく1時間は走るだろう。これ、ちょっとやりすぎだよね。私の周りにも走りすぎて膝を痛め、ドクターストップで走れなくなった高齢者が何人かいる。そんなことがあるから、私は30分の”チンタラジョギング”*を週に4日以上はやらないことにしている。また、走った翌日は絶対に走らない・・・以前は連日走ることがよくあって、3日くらい連続で走ると左足かかとに違和感を生じた。

というわけで、「尾畠さん、ちょっとスローダウンしてはどうでしょう?」と言ってあげたくなる。小柄な体で長距離走にはぴったりの体型ではあるのだが・・・(^^;)。

* 歩く人が抜いていくこともあるほどのゆっくりジョギング・・・(^^;)。ある時、女性の歩行者が2度も抜いていった。あの女性は、私を”カモ”だと思って、わざわざ回り道して戻ってきたに違いない・・・嫌味だよね・・・(^^;)。

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週に3~5回の運動で心が最も健康に (2018.08.20)

アメリカで行われた大規模な調査で、運動をする人たちは、そうでない人たちに比べて一月の間に精神的健康状態が良くない日が1.5日少ないことがわかった。ただし、運動のし過ぎは逆効果であることもわかった。このイェール大学などからなる研究チームが行った研究は、アメリカの120万人を対象にして、運動の種類、頻度、時間的長さが精神的健康にどれほど影響するかを調査したもので、この種のものとしてはこれまでに最大の観察研究だ。

参加者は2011年、2013年、2015年に肉体健康、運動の仕方、精神的健康についての質問に答え、ストレス、気分の落ち込み、感情などの問題に基づいて 「良くない」日がどれほどあるかを答えた。この調査では、気分の落ち込み以外の精神的健康障害は考慮しなかった。75種類の運動が調査に盛り込まれ、それらは育児、家事、芝刈り、釣りから始まって、サイクリング、ランニング、スキーなどまでだ。また、年齢、性別、気分落ち込み診断などが考慮された。

参加者は平均で、一ヶ月の間に3.4日精神的健康状態が良くない日があった。しかし、運動をした人たちは精神的健康状態が良くない日が月に2.0日だったと答えていて、運動をしない人たちに比べて1.5日少なかった。パーセントで言えば、約43%も精神的健康状態が良くない日が少ないことになる。調査対象となった運動はどれもが、精神的健康の向上と関係があった。家事や雑用をするだけでも、精神的健康を10%向上させることができる。最も大きな向上を見せたのはチームスポーツ(22.3%)で、それにサイクリング(21.6%)、エアロビクスとジムでの運動(それぞれ20.1%)が続いた。

しかしながら、運動すればするほどいいということでもなかった。週に3~5回45分の運動をする人たちが最大の精神的健康を得たのに対し、運動量がそれよりも多かったり少なかったりする人たちは精神的健康が少なかった。調査に参加した医師の一人は、「これまでは、運動をすればするほどよい精神的健康が得られると考えられてきたが、今回の研究では、そうではないことがわかった。月に23回以上運動するか、あるいは、90分以上の長時間運動することは、かえって良くない精神的健康を引き起こす」と話す。

う~ん、面白い研究だね。「家事や雑用まで”運動”と呼べるの?」と思ってしまいそうだが、私自身、思い当たる節はある。家事や雑用をすると気分転換になることがよくあるからだ。要するに、”体を動かすこと”が精神的健康に良い結果をもたらすってことだね。納得・・・(^^)。

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”最も住みやすい都市”世界ランキング (2018.08.19)

イギリスの定期刊行物「Economist」の調査部門 Economist Intelligence Unit が、2018年版の The Global Livability Index(世界住みやすさインデックス)を発表した。世界140都市を対象に、安定性、医療、文化と環境、教育、インフラストラクチャの5分野の中の30項目について調査した結果だ。カナダからはカルガリー、バンクーバー、トロントがベスト10に入ったが、昨年は3都市ともベスト5に入っていたから、全体としてはやや評価が落ちた。また、意外なことに大阪と東京がベスト10入りした。以下がベスト10だ(カッコ内は調査による得点)。

1. Vienna, Austria (99.1)
2. Melbourne, Australia (98.4)
3. Osaka, Japan (97.7)
4.
Calgary, Canada (97.5)
5. Sydney, Australia
6.
Vancouver, Canada (97.3)
7.
Toronto, Canada (97.2)
8. Tokyo, Japan
9. Copenhagen, Denmark
10. Adelaide, Australia

前年にはベスト5入りしていたバンクーバーとトロントが下がったのは、高騰した住宅価格が影響したためのようだ。この種の調査では、カナダやオーストラリアのように人口密度の低い国の都市が上位にランクされる傾向がある。人口密度の世界平均が1平方キロメートルあたり58人に対して、両国とも同3~4人しかいない。その中で、人口密度が最も高い国の一つである日本から大阪(3位)と東京(8位)が上位に入ったのは例外的だ。私などは間違っても日本の大都市圏には住みたくないが・・・(^^;)。なお、”ワースト3”は、最下位から Damascus(シリア)、Dhaka(バングラデシュ)、Lagos(ナイジェリア)となっている。

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「黒人は泊められません!」 (2018.08.18)

Chilliwack 出身の Corne Van Hoepen はトロントの大学でジャーナリズムを勉強する学生だ。夏休みで帰省していた彼は、オンタリオ州に戻る前に Richmond で数日を過ごそうと、友だちと二人で Richmond の Airbnb に宿泊を申し込むことにした。

彼がコンタクトしたのは、“High-end apartment at Heart of Richmond Centre”(Richmond 中心部にある高級アパートメント)と銘打った物件で、スマフォで問い合わせると Grace というオーナーが出てきた。Grace は Van Hoepen の友だちについて聞き始めると、「その人は黒人?このビルでは黒人が入ることは許されない」と言って、宿泊を断ってきた。Van Hoepen はスマフォ画面に出てきたそのメッセージが信じられなかった。彼は、「こんなことは二度と起こってはならない。今は2018年なのだ」と怒る。

さらに話をややこしくしたのは、彼らが AirB&B に苦情を訴えると、Airbnb がオンラインサービスからその物件を削除したことだ。そのため、Van Hoepen のアカウントから、人権侵害の申立てに必要なレシートと交換メッセージも削除されてしまった。ただし、Airbnb のスポークスパーソンは、それらのデータは Airbnb のシステム内には残っていて、裁判所の命令があればそれらを提出すると話す。

CTVニュースが、問題の物件が Richmond のコンドミニアム Carrera にあることを突き止めてコンタクトすると、ビルディングマネジャーは「ビルとしては、黒人の入居を禁止してはいないし、そもそも Airbnb を含むいかなる短期賃貸も許していない」と言った。Richmond 市によると、市の条例でも「アパートメントの短期賃貸は許されない。違反した場合は、一件に付き1,000ドルの罰金が課せられる」。

う~ん、21世紀のこの時代に「黒人は泊めない」などとは、本当にびっくりしてしまうね。こんな考え方をいまだにする人は、それこそどこの人種だろうね・・・私のこの言い方も人種差別・・・(-_-;)?。

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最近、自虐気味のぶつくさ男・・・(-_-;) (2018.08.17)

先日、「お盆玉」のトピックを書いていて、「シニア」という言葉が心に引っかかった。ひょっとして、「シニア」って「死 near」から来てるんだろうか・・・(-_-;)。え?「あほ!英語の senior だ!」って?あ、そ、そうだったんですか?いや~、子どもたちのように「・・・玉」をもらえないものですから、ちょっぴりひがみっぽくなっておりまして・・・(-_-;)。

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赤信号カメラ24時間稼働へ (2018.08.16)

カナダ国内でも交通事故の比率が高いBC州では、赤信号で交差点に突入する自動車を捕まえるための赤信号カメラを、州内140ヶ所の交差点で24時間稼働させることになった。自分の車を他人が運転中に赤信号カメラで違反が見つかった場合でも、車の所有者は罰金を支払う義務があるが、免許証に罰点はつかない。州政府公衆安全大臣 Mike Farnworth によると、昨年、州内では過去最高の35万件の交通事故があり、そのうちの約60%は交差点で発生した。

赤信号カメラのほとんどは Lower Mainland にあり、その他は Vancouver Island と内陸部に設置されている。なお、州政府はこの3月、州内で最も事故が多い交差点の赤信号カメラを改良して、交差点を違反速度で通過する車の速度を計測できるようにする計画を発表していた。対象となるカメラの設置場所と設置数は、この秋に発表される予定だ。

う~ん、私は以前から、あのカメラは24時間稼働と思っていたが、違うんだね・・・なんと・・・(-_-;)。BC 州で事故が多いのは、何から何まで”甘すぎる”から当たり前だよね。日本で飲酒運転を厳罰化したら、交通事故が急減した。カナダでももっともっと厳しくしたらいい。そもそも、赤信号への切り替わりのタイミングで交差点に進入するドライバーがあまりにも多すぎる。彼らはあの運転がどれだけ危険か知らないんだね。私は昔、そのケースで歩行者が(おそらく)死んだ事故を見ている*。

*Davie St. を東に向かって走行中、前を走っていたバンが赤信号への切り替わり直後に Burrard St. との交差点に進入した。それに左から青信号への切り替わり直後に高速で飛び込んできた乗用車がぶつかり、バンは体勢を崩して前方の交差点を歩き始めていた女性にぶつかった。女性はアスファルトに頭を強打し、動けなくなった。青信号への切り替わりに高速で飛び込んだ乗用車もアホだが、一番悪いのは赤信号切り替わり直後に飛び込んだバンだ。女性は死んだかもしれない。

<ニュースソース> CTVニュース CBCニュース

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「お盆玉」なんじゃそりゃ・・・(^^;)? (2018.08.15)

日本の動画ニュースを見ていたら、「お盆玉」と言う言葉が出てきた。「お盆玉?なんじゃそりゃ?」。さらに「平均5,800円」と説明された・・・(^^;)?。しかし、動画を見ていたら、だんだん分かってきた。どうやら・・・おっと、動画を見てもらったほうが早いね。

   

なんのことはない、「お年玉」の”お盆版”なのだ。山梨県の祝儀用品を主に取り扱う文具店が2010年に名付けたらだんだん広まって、今や”常識”になりつつあるらしい。まったく余分なものを作ってくれるよね。これじゃあ、夏もうっかり日本に帰れない。親戚の子どもたちがうじゃうじゃいるのだからね・・・(^^;)。

しかし、私は子どもたちだけを”甘やかす”のは良くないと思う。そこで考えたのだが、その文具店に頼んで、シニアの人たちにも”ご褒美”を上げる「・・玉」を作ってもらおう。これなら子どもも年寄りも”公平に”幸せになれる。で、名前は、先輩たちに感謝する意味があるから「感謝玉」なんてのはどうだろう。う~ん、我ながら素晴らしい命名だ。え?「”癇癪玉”と間違えそうだ」って?あ、う~、そ、そ、そりゃ弱ったね・・・(-_-;)。


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カナダ在住のサウジ人学生にもとばっちり (2018.08.14)

モントリオール在住の女性の夫で人権活動家のサウジアラビア人 Raif Badawi が、ブログでサウジアラビア政府を批判したという理由で「1,000回のムチ打ちと10年の刑務所入り」を宣告された。これについてカナダ政府関係者が Badawi を早く釈放するよう求めたことがサウジアラビアの怒りを買い、在サウジアラビアのカナダ大使が追放されたり、在カナダのサウジアラビア大使がカナダからの帰国を命令されたり、両国間の飛行機便がすべて廃止されたり、両国間の商取引がすべて破棄されたりと、混乱が続いている。

そんな中、この事件はカナダで生活するすべてのサウジアラビア人にもとばっちりが及んでいる。たとえば、ブリティッシュコロンビア州の学校で学んでいるサウジアラビア人学生たちが、サウジアラビア政府から今月末までにカナダから出国するように命令された。現在、カナダで高等教育を受けているサウジアラビア人学生は8,000人以上いて、そのうちの1,600人余はブリティッシュコロンビア州で学んでいる。

う~ん、国家間の対立はいつの時代にもあるが、一つの問題を巡って、特定の国に住む自国民をすべて帰国させるというのはかなり異常だ。同国では、人口の数パーセントを占めるに過ぎない王家一族が国家の富のほとんどを握っていると言われる。そんな状態がいつまでも許されるわけがない。今回の同国の過敏な反応を見ると、逆に、国民の間に国家体制への批判が相当あるのではと思えてくる。次の”中東の火種”がサウジアラビアでなければいいが・・・。


ニュースソース> 

別の動画ニュース(最初コマーシャルが流れるかも)では、トロント空港からの最後の飛行となったサウジアラビア航空機のパイロットが航空管制官に向かって送ったメッセージが紹介されている。パイロットは、「ありがとう、カナダ。あなた方はいつも暖かく迎えてくれました。当分の間、これが最後の飛行になってしまうかもしれないのは、悲しいことです」と言っている。穏当な表現ではあるが、言下にサウジ国家体制への批判が感じられ、画面の説明もそのことを指摘している。なお、カナダの病院に入院しているサウジ人患者すらも帰国せねばならないらしい。

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Victoria:初代カナダ首相の像を撤去 (2018.08.13)

Victoria 市は、市役所の玄関前に立っていたカナダの初代首相 John A. Macdonald の像を一時的に撤去した。先日、(Victoria 周辺に住む原住民との)和解の問題に取り組むために市が設立したグループ City Family からの撤去提案を、市議会が賛成7反対1で採択した。市によると、銅像は何らかの形で再設立されるが、それがいつになるかは分からない。

Macdonald はカナダの初代首相ではあったが、同時に、カナダ政府が出資設立した residential schools 寄宿学校* の創設を支持した人物として、「カナダ原住民に対する暴力のリーダー」でもあった。また、中国人に対する人頭税50ドル(のちに”法外な額”の500ドルに増額)を導入したのも Macdonald が率いたカナダ政府で、Macdonald は中国人を「半野蛮人で劣等な人種」と呼んだとも言われる。

今回の決定を「性急すぎる・・・もっと話し合いを」と批判する人もいるが、市長によると、この件については昨年7月から一年以上にわたって話し合いが続けられてきた。銅像は、1982年に Sir John A. Macdonald Historical Society が市に寄付したものだった。同ソサエティは、今後どこに像を再建するかについて市から相談を受けたいと話す。

う~ん、10ドル札にも描かれている Macdonald にこんな側面があったとは知らなかった。それにしても、銅像が建立された1982年には MacDonald のマイナス面は表立って問題視されなかったわけで、35年以上たった今、時代が変わったということかもしれない。

* 1870年代から始まった Residential School 制度は、カナダ原住民の子供たちをヨーロッパ人に同化させるために、寄宿生活を強制するのが目的だった。100年以上にもわたって続けられたこのシステムで、原住民の子供たちの約30%、15万人が原住民集落から切り離された。このシステムによる原住民の死亡者数は、歴史資料が不完全なためはっきりしないが、3,200~6,000人と言われる。

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州内23ヶ所で気温の新記録 (2018.08.12)

Environment Canada カナダ環境省によると、今月9日の木曜日、ブリティッシュコロンビア州内の23ヶ所で最高気温の新記録を達成した。Cache Creek では(摂氏)41.0度を記録し、2013年の101年ぶりの新記録37.9度を3.1度上回った。Kamloops では40.8度を記録し、1898年の37.8度を3度上回った。その他、Castlegar(40.0度)、Clearwater(37.9 度)、Clinton(34.2度)、Grand Forks(39.1度)、Princeton(38.5度)、Trail(41.1度)などが新記録だった。全記録はこちらのサイトに。

日本の観測史上最高気温は数週間前に埼玉県熊谷市で記録した41.1度だから、Trail の41.1度と同じだ。もっとも、"List of extreme temperatures in Canada"によると、カナダは実は日本よりかなり暑そうだ。州別の観測史上最高気温は、サスカチュワン州45.0度(1937年 カナダの最高記録)、ブリティッシュコロンビア州44.4度(1941年 Lillooet & Lytton)、マニトバ州44.4度(1936年)、アルバータ州43.3度(1931年)などとなっていて、軒並み日本の最高記録よりも高い。なお、バンクーバー市の観測史上最高気温は、2009年7月30日の34.4度となっている。

いや~、カナダがこれほど”暑い”とは私も知らなかった・・・(^^;)。

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ICBC 保険料:「悪」に高く「良」に安く (2018.08.11)

州政府が、より多くの事故を発生させる運転手により多くの責任を課すために、保険料額の計算方法を変更する計画を発表した。それには、長年に渡って運転してきた運転手に(最長40年として)保険料を割引し、事故が発生した場合は自動車所有者ではなく運転していた人間に責任を課すような”運転手基準モデル”に変更することなどが含まれる。

新システムでは、過去10年間に交通事故を引き起こした運転手はより多額の保険料を支払うことになる。しかし、もし20年以上の運転歴があって10年間無事故の期間があれば、過失事故一回分は一時的に割増金を免除してもらえる。また、新制度では、経験がない運転手もより多額の自動車保険料を払うことになる。

州全体の運転手のうち、三分の二は保険料が減額され、三分の一は増額される。州政府によると、この変更によって保険料がより公平に徴収されるものの、全体として保険料収入が増減することはない。また、ICBC が直面している1.3ビリオンドルの推定赤字額には変化をもたらさない。今回の提案が B.C. Utilities Commission によって承認されれば、新システムは2019年9月から施行される。

新システムには以下も含まれる。
*9年以上の運転歴を持つ人、身障者、娯楽目的だけに運転する高齢者には、新たな割引がつけられる。
*メーカー仕様で自動ブレーキが搭載されている車と、年間走行距離が5,000キロメートル以下の車に割引が行われる。
*仮免許期間中の運転手には新たな割増保険料が課せられる。
*都市部に住むか郊外に住むかによって、保険料率の変わってくる。

う~ん、巨額の赤字を抱える州の自動車保険制度について、やっとこさ改革の狼煙が上がったね。悪質運転手にはどんどん厳しくしてもらう一方で、優良運転手には”ご褒美”をあげるやり方に大賛成だ。ともかく、私がカナダに来てからの30数年間、最初は日本よりも良かった運転マナーがどんどん悪くなっている。信号が赤に切り替わるタイミングで交差点に突入するような危険運転をする人には、どんどん”寄付”してもらったらいい・・・(^^;)。

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日本の高校生がVRで原爆を再現 (2018.08.10)

広島市の夏の朝、木々ではセミが鳴いていた。一機の飛行機が頭上を飛んだ。閃光が走り、ものすごい爆音がした。一瞬にして、たくさんの建物がぺしゃんこになり、暗い空の下でパチパチと火の手が上がり煙が立ち上った。1945年8月6日、広島に落とされた原爆で14万人が死んだ。3日後、アメリカ軍は長崎市にも原爆を落とし7万人が死んだ。それから6日後、日本は降伏し第二次世界大戦が終わった。

広島県の福山工業高校コンピュータ技術研究クラブの学生たちが、2年以上の年月をかけて、73年前の月曜日にアメリカ軍が落とした原爆の情景を音を交えて5分間の VR(virtual reality 仮想現実)に作り上げた。VR を見る人は、ヘッドセットをつけて、原爆投下前の元安川を散策し、破壊される前の商店街や建物を見ることができる。郵便局や(爆心地となった)島病院の中庭に入ることもできる。近くの川岸には現在、骨組みだけになった原爆ドームが悲劇の証として立っている。

学生たちと彼らを指導した Katsushi Hasegawa 先生は、広島が焼け野原になった瞬間を VR で人々に伝えながら、こんなことは二度と起こらないようにと願っている。原爆から半世紀以上も後に生まれた学生の一人、Yuhi Nakagawa 君(18才)は言う。「以前、原爆投下時に何が起こったかについてはあまり関心がありませんでした。でも、原爆投下前後の街並みを作る過程で、たくさんの建物が(原爆で)消えてしまったのを見て、原爆はなんと恐ろしいものかと心から思いました。そうした情景を作りながら、このことを他の人たちと共有することが本当に大事だと感じました」。

原爆投下時の広島を再現するために、学生たちは古い写真や絵葉書を調べ、原爆からの生存者たちにインタビューして、彼らの情報を VR の中に取り込んだ。学生たちはコンピュータグラフィックスのソフトウェアを使って、建物の壁面に光の当たり方や自然の痛み具合を加えていった。先生は、「当時の街並みを知っている人たちからは、VR がとても良くできていて、(昔の街並みが?)懐かしいとも言われました」と言う。今後も VR を作り続ける学生たちは、エアコンがなくて室内温度が35度にもなる教室で作業している。「原爆からの生存者がどんどん年をとっていく中で、学生たちの作業は時間との戦いです」と先生は言う。

ニュースソース> これについては日本でもいくつかのメディアが採り上げている。日本経済新聞Mogura VR などには学生たちが作った VR 映像の一部も載っている。

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尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(2/2) (2018.08.09)

<「尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(1/2)」から続く>

Cody Stuart は仲間と12月にハワイ旅行を計画した。彼らは皆トランプ政権の政策に反発を感じるが、それでも彼らはハワイ旅行に行くことにした。「言い訳するとすれば、ハワイは最も反トランプの州の一つだし、彼らには観光業がとても重要で、もし反トランプの人たちが皆ハワイに行かなくなったらハワイの経済が落ち込んでしまうからだ」と彼は言う。大リーグ試合観戦の May も、ワシントン州が反トランプの州の一つであると言い訳する。

しかし、越えてはならない一線をきちんと守る人たちもいる。カルガリーの Sandra は、よほど必要ない限りアメリカに行かないことにしている。「私は怒っています」と彼女は言う。「カナダ・アメリカの両国は、これまで常に、前向きな隣人同士で互いに利益を共有してきたのに、(トランプ政権が課した関税によって)それが台無しにされている」。彼女の夫は頻繁にアメリカに行き来するような商売をしてきたが、今では極力アメリカに行かないようにしている。

カルガリーに本部を置く Janet Brown Opinion Research によると、人々が言ったとおりに行動しないのはよくあることらしい。人々の考えと実際の行動には大きな違いがあると、Janet は言う。「別に批判しているのではなく、それは人間の自然のなりゆきだ」。

う~ん、なんだか知らんが、「ボイコット・アメリカ」運動は尻つぼみだね。でも、私はまだ頑張ってるよ。トランプ政権発足以来アメリカには行ってないし、行くつもりもないのだからね・・・(^^;)。

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尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(1/2) (2018.08.08)

アメリカでトランプ大統領が誕生して以来、カナダではトランプ政権の政策に反対して「アメリカ・ボイコット」運動があちこちで起こった。実は、私もトランプ大統領がいる限り、アメリカには行かないと思った。ところが・・・(^^;)。

カルガリーの Adam May は昨秋、友人たちとシアトルに大リーグの試合(トロント・ブルージェイズ対シアトル・マリナーズ)を見に行く旅行を計画した。しかし、アメリカのトランプ政権がアメリカ・メキシコ国境でメキシコ人親子を引き離すという問題が発生して、彼は野球観戦について気が変わった。アメリカをボイコットすべきだと思ったのだ。ところが、旅行をキャンセルするには遅すぎて返金してもらえない。休暇もすでに取ってあった。そのため、複雑な思いの中で国境を越えるのだ。そして、そんな気持ちでいるのは彼だけではなかった。

カナダでは、トランプ政権のいろいろな政策に反対して、アメリカをボイコットしようという動きがあちこちであった。しかし、実際には「言うが易く行なうが難し」という結果になっている。アメリカで一泊以上の旅行をするカナダ人は、トランプ政権発足以来6%も増えている。特に、カナダ西部の三州(ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州)では10%以上も増えたのだ。こちらのリンクに、カナダ統計局がまとめた過去10年間のカナダ全体でのアメリカへの旅行者数がグラフになっている。

AMA Travel in St. Albert, Alta. のマネジャー Roland VanMeurs は、「アメリカに行くカナダ人が増えている要因は、上向く景気、アメリカの人気スポットへの航空便の増加、数年前に比べて有利なカナダドルなどだ」と言う。2016年には1カナダドルは69セント米ドルにまで下がり、アメリカへの旅行者が底をついて減少した。それが、トランプ政権が発足する頃から逆転してカナダドルが強くなったのだ。結局、カナダ人は政治よりも為替率によってアメリカに行くか否かを決めるということだ・・・(-_-;)。

<「尻つぼみの「アメリカ・ボイコット」(2/2)」に続く>

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「お尻体操」が役立ったかも・・・(^^;) (2018.08.07)

一昨年10月、頻尿に悩んでいた私は、NHK の(ためしてガッテン)「快尿!おしっこトラブル:全部解決の5秒ワザ」のことを人から聞いて、ネット上で番組を見た。あれ以来、番組が紹介した「お尻体操」を毎日やってきたが、最近やっとその効果が現れてきたような気がする。以前ほど頻尿ではなくなったし、前はよくあった”ちょい漏れ”がこのところ発生していないのだ。まだ”結論”を出すには早すぎるが、このまま推移してくれればと思っている。

私にとって、お尻体操はもはや、歯磨きやひげ剃りと同じで日課になっている。これからも、その効果いかんにかかわらず、毎日お尻体操を続けるだろう。しかし、お尻体操はなかなか難しい。椅子に座ってやると肛門を締めているかどうかよくわからないのだ。そこで、私は毎朝、便座に座っておしっこをした後にお尻体操をすることにした。便座に座った状態では肛門を締めているのが分かりやすいのだ。パジャマならベルトがないから、便座に座りやすいのも幸いだ。

番組では「4週間で多くの人に効果が現れます。3か月で症状の改善が期待できます」としていたが、すぐに効果を期待しないのがいい。私の場合は、お尻体操を開始したのが2016年10月21日だったから、2年近く効果が感じられなかったわけだ(効果が出ていたのに気づかなかったのかもしれない)。それから、毎日続けるコツは、いつも言うようにカレンダー*などにマークすることだ。お尻体操をすることによって失われるものはなにもない。もしあなたが頻尿に悩んでいるなら、お尻体操を日課にすることをすすめる。


* もちろん、エクセルなどの表計算ソフトで「年間記録帳」を作って、そこに記録するならさらに良い。

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海面上昇に備えて1ビリオンドルが必要 (2018.08.06)

バンクーバー市は、上がり続ける海面と暴風雨の襲来によって海岸線に沿って起こるかもしれない洪水に備えるために、今世紀中に1ビリオンドルを使う必要があると発表した。市の報告書は、2011年に作成された洪水に関するアセスメントの推定値を使用していて、なんの対策も講じなかった場合、今後30年間で海面が0.5メートル上昇し、2100年までには1メートル上昇すると推定している(最少でも0.6メートル)。

2100年に起こりうる極端な天候を想定して、高潮によってどの地域が影響を受けるかを表した地図が作成されている(左が現在の海岸線、右が2100年時点に想像される海岸線)*。それによると、Stanley Park の沿岸部が水没してダウンタウンから切り離され、Kitsilano Beach、Burrard Inlet に沿った地域、空港の北側の地域は海面下になる。Granville Island は完全に水没し、False Creek は Clark Drive 付近まで広がる。水没する面積は約13平方キロメートルだ。

Coastal Flood Risk Assessment (CFRA) 報告書 は、海面上昇によって引き起こされると考えられる洪水を5つのモデルに分けて検討した。海面上昇の速さによって1,700~4,800人が避難を余儀なくされ、5,000~14,300人が避難所を必要とすることになる(参考地図**)。場合によっては、862~5,484個の建物が損害を受ける。避難者の多くは、ダウンタウン中心部、False Creek、それに市南部の Fraser River 沿いおよび海岸線地域で発生する。本報告書は、市による全体的戦略の第一段階だ。報告書の第二段階では洪水の危険を軽減したりするなどのオプション対策を検討するとしている。

う~ん、地球温暖化による海面上昇の問題は、ゆっくり発生することと遠い未来のことで自分には関係ないように思えることから、つい見過ごしてしまいそうだが、「高潮によってどの地域が影響を受けるかを表した地図」などのデータを見ると、のんびり構えているわけにはいかないと思えてくるね。それにしても、この地図の右下には Fraser River に水没する地域があるが、今、その地域で林を伐採して住宅などが大規模に建設されているよ。どうなってるんだろうね・・・(-_-;)?。

* バンクーバー市のウェブサイトには同じ地図があって、縦の白線の中央部にある円を掴んで左右に動かすと、2016年~2100年の間に海岸線がどのように変化するかがわかりやすい。

** 赤色が濃い地域では、多くの人たちが避難する必要がある。

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死んだ子シャチを悼み続ける母シャチ (2018.08.05)

最近、Salish Sea セイリッシュ海*に生息する killer whale シャチの母親が、すでに死んでしまった子どもシャチの死骸を何日にもわたって”溺れないように”海面に浮かせようとする姿が、時々報道されている。まるで、人間が死んでしまった子どもを嘆き悲しむような光景だ。

“J-35” と名付けられた母親シャチは、少なくとも7日間は、子どもシャチの死骸を鼻の上に乗せて水面上に持ち上げようとしている。子どもシャチは、先月24日ころ生まれたが、数時間で死んでしまった。それ以来、J-35 は子どもシャチにつきそっているが、疲れ切って仲間とはぐれてしまったため、死んでしまうのではとアメリカ・バージニア州 College of William and Mary の名誉教授 Barbara King は心配する。このシャチのことを伝える動画があったのでリンクしてみた。

   

J-35 は、セイリッシュ海南部海域に生息するシャチの群れの一匹だ。その群れには現在75匹しか残っておらず、過去3年間は死産続きで無事に育ったシャチがいないこともあって、群れそのものの絶滅が心配されている。なお、死んだ仲間を嘆き悲しむ感情は人間独特のものと思ってしまいそうだが、実は、クジラやイルカ、象やチンパンジーにもそれらしい行為が見られるということだ。

* Georgia Strait、Strait of Juan de Fuca、それに Puget Sound を合わせた海域を Salish Sea と呼ぶ。

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Victoria の毒キノコがガンを治すかも (2018.08.04)

世界的にも最も毒性が強い毒キノコの一つが人命を救うかもしれない・・・そんな研究が UBC で行われている。Victoria 周辺で採れる death cap mushroom タマゴテングタケ(学名:Amanita phalloides)は、肝不全を引き起こす毒キノコだ。2016年には、Victoria のダウンタウンで家族で採取したタマゴテングタケを子供(3才)が食べて死亡した。この毒キノコが今年は、UplandsCedar Hill などの地域で例年になく早い時季から生えていて、Island Health では警告を発している。

UBC の化学者 David Perrin は、この毒キノコからガンの治療薬を開発する研究で大きな発見をした。タマゴテングタケは青酸カリよりも100倍も毒性が強いが、そのことが研究者の目から見ると興味深いと、彼はいう。10年くらい前、Perrin は他の化学者たちによるタマゴテングタケの研究に注目した。彼は、タマゴテングタケの毒素がガン細胞を殺すのを見ながら、なにか重大な問題があることに気づいた。それは、化学者たちがタマゴテングタケそのものからしか毒素を使うことができないのに、タマゴテングタケが生えるのが地域的、季節的に限定されていることだった。

自然状態の毒素は管理することができないため、Perrin は毒素を合成する研究に着手した。「合成物質を作って、願わくば、ガン細胞に対しては毒性が極度に強くて肝臓に対しては毒性が弱いような毒素を作る」。それは長い試行錯誤の道のりだった。しかし。研究グループは、タマゴテングタケの化学的性質について何度も何度も研究を重ねて、ついに、その毒素を合成するための複雑な化学式を突き止めた。「これにより、いろいろなガンに対して、新しくて効果的な治療が行える可能性がある。私たちが費やした時間、努力、すべてのトラブルとすべての失敗が、報いられると確信する・・・」と学生の一人は言う。

合成物質を作ることが可能になった今、Perrin たちは、毒素が肝臓に及ぼす害をできるだけ少なくなるようにし、また、毒素をある種の抗体に合体させるための研究を行っていく。「これらの抗体がガンを攻撃目標にして、ガンが存在する場所に毒素を物理的に運んでいく」と Perrin は言う。

う~ん、毒キノコからガンの治療薬を開発するとは、まさに「災い転じて福となす」だね。化学者たちの研究によってガンがますます「死の宣告」でなくなっていくのは、なんとも嬉しいことだ・・・(^^)。

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"ぶつくさ式"パスワードの作り方・・・(^^;) (2018.08.03)

「パスワードは使いまわししないで、毎回違うのを作るのがいい」とよく聞くが、そんな事は至難の業だ。このハイテクの時代には、いろんなところでパスワードが必要で、すべて異なるパスワードを作っていたら、そうとう頭のいい人でも覚えられるものではない。そこで考えたのだが、こんな方法はどうだろう。

*自分にしか分からない語句を組み合わせて、
*20文字以上を使い、
*アルファベットと数字を混ぜ、
*アルファベットは大文字をところどころに入れ、
*3~4個のパスワードを作り、
*使いまわしする。

これなら、見破られる可能性はかなり低いと思うのだが、どうだろう・・・(^^;)?。ちなみに、私は以前、地名を使った(今思えばかなり簡単な)8桁のパスワードを使いまわしていたら、Yahoo やプロバイダーの Shaw から「パスワードが見破られた形跡がある」と連絡を受けたことがある。実害はなかったが、それ以来、かなり難しいパスワードを複数個作って使っている。

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役立ってる 「バックレスト」 (2018.08.02)

だいぶ前にダイソーで「バックレスト」なる品物を買った。椅子や運転席に取り付けて背筋を伸ばすためのものだ。とりあえずコンピュータの前の椅子に取り付けて使っていた。まあ、半分は気休めだろうくらいに思いながら・・・。

ところが、先日、意外な発見をした。バックレストをコンピュータの椅子から外して他の椅子に取り付けて使い始めたのに、それを忘れて、コンピュータの前に座ったら、次第に背中が丸まって腰が痛くなってきた。「ああそうだ、バックレストを外してたんだ」と気づいてすぐに元通りに取り付けたら、背筋が真っすぐ伸びた気持ちの良い姿勢に戻った。やっぱり役に立ってるんだね・・・(^^;)。

私は、コンピュータで仕事をしていたころの2011年、悪い姿勢でキーボード操作を長時間したために RSI(Repetitive strain injury* 反復性ストレス障害)にかかり**、何ヶ月も、左手(特に小指)から左肩甲骨にかけてのものすごい痛みに悩まされた。それ以来、姿勢には注意していて、バックレストを買ったのもそのためだった。RSI にかかる前は、椅子に浅く座って背中を丸め、机の下にあるウーハースピーカーの上に足を乗せていたのだから、今考えると呆れてしまうような姿勢だった・・・(^^;)。

ところで、先日、2つ目のバックレストを買いにダイソーに行ったら売り切れだった。でも、人気のある商品らしいから、また入荷するだろう。ともかく、こんな役立ち商品が2ドルちょっとで買えてしまうんだから、"Thank you, Daiso." だよね***。


* ページ中程に、「こんな姿勢でキーボード操作するのがいい」と図解されている。
** ページを少し下がって、「以下、私の病状経過を日記にしてみた」以降に、いかに大変な障害かを書いてある。
*** 試しに、"backrest" で Google 写真検索して類似の商品を見たら、10ドル以上していた。

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”カナダ流”に翻弄される日本・・・(^^;)? (2018.08.01)

日本の新聞に、「産出ガス、日本に運べず 国が800億円出資、液化頓挫」と題した記事があった。読んでみると、問題となっているのはカナダにあるガス田だ。

日本の「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」が、2012年度以降、開発会社に計800億円あまりを出資したり、計約1,475億円分の債務保証をしたりして天然ガスの産出は開始できた。ところが、別の企業が建設する施設でLNG液化天然ガスに加工する予定だったのに、資源価格の下落を理由に建設計画が中止されるなどし、輸送に必要な液化の加工ができなくなったという。日本は、大半を輸入に頼る天然ガスや石油を安定的に確保するため、同機構を2004年に設立し海外での資源開発に出資してきたが、カナダのガス田開発もこうしたプロジェクトのひとつだ。

う~ん、カナダに長いこと住んでいると、のんびりした”カナダ流”に振り回されることがよくあるが、日本は”国を挙げて”カナダに振り回されてしまったのだろうか・・・(^^;)?。もっとも、頓挫したのはカナダのプロジェクトだけでなく、同機構が出資した世界50社のうち23社は既に開発や生産を断念しているらしい。それにしても、どこのプロジェクトなんだろうね・・・地下資源はたいがいアルバータ州が産地だが・・・。それから、輸送面ではブリティッシュコロンビア州も当然関係あるのだろうね。


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「出会いは2012年…」が衝撃に・・・ (2018.07.31)

昨年9月に、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんが婚約内定の記者会見をした直後にはニュースにもなっていなかったが*、あの時の眞子さまの発言が、日本の"保守派"の人たちにショックを与えたのだそうだ。それは、「初めてきちんとお話をしましたのは2012年……」の言葉だった。

これだけでは「何が問題なの?」と思う人が多いだろう。問題は年号だ。皇族の人が、天皇制を基準にした和暦の「平成・・・」ではなく、キリストの誕生が基準になっている西暦を使ったことが問題になったというわけだ。眞子さまに続いて発言した小室さんも西暦で答えたらしい。通常、天皇陛下は記者会見で、基本的に元号のみか元号と西暦の両方を用いる。そんな中、皇族の会見で元号が使われなかったことが異例だったのだろう。

う~ん、たしかに日本人にはキリストを基準にする年号には抵抗があるね。かと言って、和暦は来年、新天皇が即位して新しい元号が始まり、ますます複雑になる。そんなこんなを考えながら、ウィキペディア「西暦」を読んだら、こんな記述があった。
「19世紀以降においては、非キリスト教徒との関係から、AD を Common Era(略:CE、「共通紀元」の意)へ、同時に紀元前(BC)を Before Common Era(BCE)に切り替える動きが広まっている。」
いまさら新しい年号システムを始める訳にはいかないから、”キリストから切り離した”この考え方で西暦を使うのが現実的かもしれないね。


* 気づいた人はたくさんいたのだろうが、それを取り立ててニュースにするのはお祝いごとにケチを付けるようなことになるので、控えていたのかも・・・(^^;)。

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