バンクーバーのぶつくさ男        The Mumbling Man in Vancouver
英語表現のコツ ホーム

英語で大失敗 ETC.
企業人にビジネスメールの書き方を教えてきた中で気付いた、表現上のコツや注意事項。
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一般 句読点・スペース 文法全般 動詞  名詞
代名詞 形容詞 副詞 接続詞  前置詞(句)
冠詞 助動詞 間投詞 慣用表現  メール形式
参考サイト
<一般>
項目 説明
すべて大文字にするのは略語 EMAIL、INTERNET などと大文字で書く人がいるが、すべて大文字にするのは略語に限るのが望ましい。
全角文字は文字化けの元 「 」【 】・( )?など日本語ワープロにしかでてこない全角文字は、英語版OS搭載のコンピュータでは文字化けする。
略語はほどほどに 他社宛のメールでは、CD、OS、IT など"定着した略語"は使っても良いが、そうでない略語は略さないで書くのが無難だ。たとえば、as soon as possible (ASAP)などの副詞句や前置詞句は略さずに書くことをすすめる。一般に、略せるのはほとんどが名詞の略語だ。
隠された主語 日本語では代名詞(主に主語)が頻繁に省略されるから、英文にする場合は「省略された主語(人)」を探し出して、人主語の能動態にする必要がある。
<例>
「車が壊れたので、明日直します」
英語: My car broke down, so I will repair it tomorrow. (My と I を補った)
"直訳"して物主語・受動態にすると、次のように主体があいまいになる。
The car broke down, so it will be repaired tomorrow.
thank you や sorry を使いすぎない 私たち日本人は、物事を丸く収めたい気持ちが強くて、根拠もなく thank you や sorry を使う傾向がある。その点、"外国人"は本当に必要なときにしかそれらを使わないように感じる。

<例>
相手または自分のプロバイダーのサービス不良が原因で相手からのメールを受け取れず、商談が遅れたとする。そんなとき、"外国人"はできるだけ"自分を責めない"表現を使う。
○ I am very sorry for what has happened. ・・・ A
× I am very sorry for the trouble I have caused you. ・・・ B

日本人の場合は、たいがい B まで言ってしまうだろう。だが、ネイティブは what has happened (発生したこと)については sorry というが、the trouble I have caused you にまでは言及しない。だれにメール紛失の責任があるか分からないからだ。安易に自分の非を認めると、それを元に損害賠償を求められたりすることがある。
状況説明は事実の発生順に 過去に起こった事実を説明する場合、発生順に書いた方が読みやすい。次の2つの書き方を比較してみる。

<発生順に書いた場合>
I found your digital camera on your homepage the other day and I liked it. Now, I would like to buy one.
「先日、貴社のホームページでデジタルカメラを見つけ、気に入りました。で、そのカメラを買いたいと思っています」

<順序を逆にして書いた場合>
I would like to buy your digital camera because I liked it when I found it on your homepage the other day.

どちらが読みやすいだろう。

同格用法 同格用法を使うと簡潔な文章が書ける。カンマではさむのがコツだ。
<例>
We, Tom and I, are college students.
  私たち、トムと私は大学生です
They, John and Mary, have been married for fifteen years.
  あの夫婦、ジョンとマリーは結婚して15年になります
Taro Yamada, our president, will vist China next month.
  当社社長の山田太郎は来月、中国を訪問します。

<注>肩書きを前に持ってくるときはカンマを使わない。
Our president Taro Yamada will vist China next month.


丁寧度 相手に対する丁寧さは,現在形よりも過去形,単純形よりも進行形のほうが強くなる。たとえば、「手伝っていただけると嬉しいのですが」という場合、次の4パターンが考えられるが、4. の表現が最も丁寧と言える。

1. I wonder if you can help me.       (現在形)
2. I am wondering if you can help me.   (現在進行形)
3. I wondered if you could help me.     (過去形)
4. I was wondering if you could help me.  (過去進行形)

過去形が現実との距離感を生み、進行形が「今そう思っているだけ」と一時的な状態を示すからだ。


時制の勘違い 日本語では「しばらく見ないねえ」などと現在形で言うから、これにつられて次のように言ったりする。
I don't see you for a long time.

ところが、実際には「しばらく見なかったねえ」の意味だから、現在形ではなく現在完了が適当だ。
→ I haven't seen you for a long time.

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<句読点・スペース>

項目 説明
句読点とスペース 句読点のあとに単語が続く場合は、たいがいワンスペース必要。正しくスペースが開いていないと、スペルチェックで引っかかる。
(正) When Mr. Tanaka was in London, he met Mr. Smith.
(誤) When Mr.Tanaka was in London,he met Mr.Smith.

カッコとスペース カッコの前後には半角スペースが必要。
(正) His company (ABC Inc.) is not listed in Japan.
(誤) His company(ABC Inc.)is not listed in Japan.

文章間のスペース 最近のビジネス英語では、文章と文章の間のスペースは原則的に半角スペース1つだ。タイプライターの時代には、慣行上スペース2つと決まっていた。と言うのは、そうしないと、ピリオドの後のスペースが"見にくかった"からだ。ワープロの時代になってからはその問題がなくなって、スペース1つが常識になっている。

(正) Mariko likes Taro. Akiko likes Jiro.
(誤) Mariko likes Taro.  Akiko likes Jiro.

and の前にカンマの打ちすぎない and の前にカンマを打ちすぎないようにしよう。
(誤) Mariko likes Taro, and Jiro. ・・・A
(正) Mariko likes Taro and Jiro. ・・・B
(正) Mariko likes Taro and Jiro, and Hanako likes Saburo. ・・・C

C の2つ目の and は、一つ目に比べてより大きな区切りになるから、その前にカンマが必要だ。

C の文章にカンマを2つつけると、次のようになってほとんど意味が取れない。
Mariko likes Taro, and Jiro, and Hanako likes Saburo.
Jiro が likes Saburo の主語のようにもみえてしまうのだ。このようなことがありるので、”カンマのつけすぎ”は避けたほうが良い。

ちなみに、after, before, until, since, because など、ほとんどの接続詞の前にはカンマを付けない(特に、短文の場合)。ただし、but の前にはカンマを付けるのが普通だ。

and の前のカンマ 基本的には、and の前にはカンマを入れない。必要になるのは特殊な場合だ。たとえば、次のような場合。

I met Tom and Mary, and told them about the accident.
*二つ目の and は、一つ目よりも大きな区切りなので、カンマがあったほうが読みやすくなる。

句読点は引用符の中 ピリオドなどの句読点は通常引用符" "の「中」に入れるのがルールだ。ただし、イギリス英語の場合は、「外」に句読点を打つ人もいる。
He said, "I will do it." (ピリオドを中にした一般的な書き方)
He said, "I will do it". (イギリス式、若干"間延び"した感じがします)

ただし、?マークは、引用文自体が疑問文かどうかで中か外かが決まりるので要注意だ。
Did she really say, "Your report was excellent"?
He asked, "Don't you think this report is not great?"

ピリオドは文章につけるもの ピリオドは文章につけるものだから、名詞句にはつけない。だから、「件名」や「名詞句で書いた箇条書き」などにはつけない。
○ 件名: My trip to Hawaii
× 件名: My trip to Hawaii.

箇条書きを導く文章はコロンで締める as follows、following、below などの単語を使った箇条書きを導く文章はふつうコロン(:)で締める。
I would like to show you some advantages of the printer, as follows:
- You can use it for any computer sold in Japan.
- You can buy the ink cartridges anywhere in Japan.

これは、箇条書き自体が疑問文で、それを導く文章が疑問文の場合でも同じだ。
Could you please answer the following questions:
- When will you begin to sell the software in Japan?
- How much will the software cost?
コロン コロンは、敷衍的または付加的説明、言い換えなどを続ける場合に使う。

(1)文章の内容を次の文章で拡充したりまとめたりするときに、第1文の最後に
「すなわち」という意味でコロンを打つ。
You have two choices: you can take walk to the school, or you can take a bus from the shopping center.

(2)第1文を受けてリストのような形で列挙していくとき、第1文の終わるところにコロンを打ってから項目を列挙する。箇条書きを導く文章にコロンをつけるのも、これと同じだ。
Bring the following items for the tour: a map, a pair of binoculars, and a camera.

(3)冒頭礼辞(礼辞)の最後にコロンまたはカンマをつける。  
Dear Mr. Dickinson:

セミコロンやコロンの後に文章や語句を続ける場合、書き出しは固有名詞や略語でない限り、小文字にするのがふつうだ。

セミコロン セミコロンは、ネイティブにも使い方が難しいと言う人がいるくらいで、実際、セミコロンを使わなくても英文は書ける。だが、一応の説明をすると、以下の様な感じだ。

セミコロンは、ピリオドとコンマとの中間的役割を担う。区切りの強さは、ピリオドより弱く、コンマよりは強いと言う感じ。だから、前後にあるセンテンスにおける「テーマの共通性」を維持できる。また、
接続詞を使わずに2つのセンテンスを結ぶことができる。つまり、内容が共通している2つの独立節を接続詞抜きで結びたいときに使うのがセミコロンだ。

The teacher praised Tom for the performance; he was especially pleased with Tom's singing.

また、中にコンマを含む句を区切る場合などにも使う。
These are the singers I like the most: Nat King Cole, for his warm voice; and Mel Torme, for his velvety voice.

セミコロンやコロンの後に文章や語句を続ける場合、書き出しは固有名詞や略語でない限り、小文字にするのがふつうだ。

句読点の区切りの強さ comma(,),colon(:),semicolon(;),period(.)の順に区切りが強くなる。

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文法全般

項目 説明
仮定法と直説法 私たちは、if ... 節の時制でよく混乱する。それは仮定法と直説法の違いをよく理解していないからだ。次の二つの文章を比べててみよう。

(A) If she
were satisfied, she would praise you. ・・・ 仮定法(過去)
「もし彼女が満足していたなら、君をほめただろう」・・・話者は、「彼女は満足していない」と思っている。
(B) If she
is satisfied, she will praise you. ・・・ 直説法(現在)
「もし彼女が満足すれば、君をほめるだろう」・・・話者は、「彼女が満足している可能性がある」と思っている。

(A)は仮定法(過去)だ。"事実に反した仮定"で表現するときには、仮定法にして過去形の動詞を使う。
(B)は直説法(現在)だ。述べられている事柄に可能性があるときには、直説法にして現在形の動詞を使う。

過去完了 過去完了にはいろいろな使い方があるが、最もよく使われるのは大過去(過去のある時より前の動作・出来事の表現)だ。事実の発生順に述べる場合はすべて過去形になるが、順序を逆に述べる場合は大過去表現が必要になる。
<例>
I bought a book last week and read it today. 
(順番どおりですべて過去形)
I read the book today which I
had bought last week. 
(遡った過去で過去完了が必要)

時制の一致と不一致 時制の一致とは、「主節の動詞が過去になると従節の動詞も過去になる」ということだ。たとえば、次のような場合だ。

John thinks that you will go to Canada. ジョンはあなたがカナダに行くと思っている
    ↓ (これを過去形にすると)
John
thought that you would go to Canada. ジョンはあなたがカナダに行くと思っていた

しかし、時制の一致には例外が多すぎて、そもそも「時制の一致」という言葉自体をなくした方がいいという意見もある。“不一致”でも良いのは、心理、格言、習慣、事実、比較、仮定法の表現など、たくさんある。

真理: She told me that the sky is blue. 彼は、空は青いと言った
格言: Blood is thicker than water. 血は水よりも濃い
習慣: He said that she usually leaves home at 6:00. 彼女は、いつもは6時に家を出ると言った
事実: None of us knew what it is. それがなんなのか誰も知らなかった
比較: We had less rain last year than we have this year. 去年は、今年ほど雨が多くなかった
仮定法: He said if he were a bird, he would fly to her. 彼が鳥なら彼女のもとへ飛んで行くのだがと彼は言った

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<動詞>
項目 説明
現在完了と"時を表す副詞(句、節)" 現在完了は「〜したことがある」と言う意味で、"時を意識しない表現"になっている。したがって、

(1)"明確な過去を表す副詞(句)"が文中にある場合には、現在完了は使えない。
(正) I saw him yesterday.
(誤) I have seen him yesterday.
(正) I have seen him before.
注: before は「時」を漠然と示しているだけで、特定しているわけではないから、現在完了も使える。

(2)when で始まる疑問文では、(完了の意味の)現在完了は使えない。
(正) When did the Civil War break out?
(誤) When has the Civil War broken out?

他動詞と目的語 他動詞のあとには目的語をおく。

<例>
Haruko helped Takashi translate the book into English. He should appreciate.
「ハルコはタカシがその本を英訳するのを手伝った。タカシは感謝すべきだ」

ここで2つ目の文章には誤りがある。次のように目的語をつけなければならない。
He should appreciate it.
(appreciate はふつう他動詞扱い。自動詞もあるが意味が違ってくる)

このように、英語は日本語に比べると几帳面な(論理的な)言語だ。


「行ったことがある」 have been to vs.
have gone to
「…へ行ったことがある」という経験を表すには、I have been (to)という形と I have gone (to)という形がある。

通常は been to だ。
I have been to New York.

しかし、手段・回数などの表現を伴う場合は gone to を使う。
I have gone to New York several times by train.

「教える」
teach と tell
日本語では「知らせる」の意味で「教える」と言うことがある。これを“直訳”してteach を使うとおかしな文章になる。
(誤) He taught me about the accident.
(正) He told me about the accident.
teach は「(「学問」など、かなり努力を要するものを)教える」の意味だ。単に「知らせる」の意味なら、tell や inform of (about) などが適当。


「借りる」 *(アメリカ)代金を支払って一定期間借りるという意味では rentが最も一般的。
*(イギリス) hire と rent で使い分けがあり、hireは車や器具、衣裳などを何時間、何日といった比較的短い期間で借りる場合。また、rentは家屋やオフィス、電話などを何か月、何年といった比較的長期間で借りる場合。ただし、長期・短期にかかわらずrent が一般的な傾向もある。
*leaseは、建物、土地、器具などを長期間、特に商業用の目的で借りる場合。
*charterは、航空機や船舶、バスなどを使用料を支払って借りる場合に用いる。
*borrowは使用料を払わない借用(lend 「貸す」はborrow の反対語)。


「聞く」と「問う(尋ねる)」 日本語では、「問う(尋ねる、訊く)」という意味で「聞く」を使うが、これにつられて hear を使うと、まず通じない。
(誤) I will hear him how to do it.
(正) I will ask him how to do it.
*「問う」は ask や inquire だ。


「確認する」 confirm、check、make sure、verify などがあるが意味が微妙に違うので、状況にあった使い分けが必要だ。

confirm = 物事の念を押す、裏づけを得る(「既に成立しているものにつき、駄目押しで再確認する、あるいは事実に相違ないと認める」ニュアンスがある)(check や make sure にある「どのような状態かを調べる」の意味はない)

check = 何かが本当に正しい(真実、安全)かどうかを確かめるために何らかの手を打つ(ただし、「手を打つこと」に重点)

make sure/ensure = あることがその通りかどうかを確かめる( 「何かであること、または、何かとなるよう、確実を期する」というニュアンスであり、事実の存否の問題ではない。この点、confirm, verify とは趣きが違う)。

verify = check や make sure とほとんど同じだが、「事実として確定されていないものにつき、それが成立しているかを検分して確定する」というニュアンスで使われる。やや形式ばった堅い表現。


「証明する」 「証明する」には prove、certify、verify などがあるが、意味が異なる。
prove = より一般的な表現
certify = (公的機関が)(文書で)証明する」などかなり改まった表現
verify = (真実であることを証拠などによって)検証(立証)する


「目的」の to不定詞の位置 ネイティブに言わせると、「目的」を表す to不定詞を until の前に出すとぎこちないようだ。

(正) Let's wait until she comes to eat dinner.
(誤) Let's wait to eat dinner until she comes.


宿泊数 宿泊数を書くときには days ではなく、nights で書いた方が明快だ。
I will stay at the hotel for two nights. [A]
I will stay at the hotel for two days. [B]
[B] では、二泊なのか三泊なのかはっきりしない。


話し合う、議論する、説得する discuss = 違った意見を出し合って軽く「話し合う」の意味合い。dispute ほどとげとげしさがない。
dispute = 日本語で言う「議論する」に最も近い表現。しばしば感情の対立・とげとげしさを含む。
argue = 相手を説得しようと自分の考えを主張すること。
debate = 公的問題を賛否両面から討論すること。


許す allow 「暗黙または消極的に同意を与える」場合も含む
permitは「公に同意[許可]を与える」
let は通例会話語で、「阻止しない」というニュアンスが強い


ハイフンの有無で意味が異なる動詞 ハイフンの有無で意味が異なる動詞がある。以下がその例だ。
recover (取り戻す) → re-cover (張り替える)
recollect (想起する) → re-collect (再び集める)
recount (詳しく話す) → re-count (数え直す)
recreate (楽します) → re-create (改造する)

adopt と adapt adopt = (新しい理論・技術など)を採用する
adapt = 修正を加えて採用する(適合させる)


ask、request、demand 「頼む」 「依頼する、頼む」を意味する ask、request、demand は、この順序で強意になる。つまり、demand がもっともきつい表現だ。さらに強く表現すると、order 「命令する」になる。

check と check on check something は通例「ちょっとしたこと」を、check on something はもっと一般的で「重要なことを調べるとき」に用いる。
check the date 日付を調べる
check on somebody's condition 人の状態を調べる


change と vary 
「変わる」
change = 「全体的に変わる」ことをさす。
vary = 「部分的にしだいに変る」ことをさす。


change と alter
「変更する」
change = 「全体的に変わる」ことをさす。
alter = 「部分的な変化」を強調する。


change in と change of
「〜の変化・変更・取替え」 

(1)自然現象以外の場合
(1)自然現象以外の場合、「部分的な変化・変更」は in、「全体的な変化・変更、取替え・差し替え」は of を使うと言える。

a change in policy 政策の変更 (部分的な変更)
a change in government 閣僚の更迭 (部分的な変更)
a change in policy 政策変更 (部分的な変更)
changes in the immigration laws 移民法の変更 (部分的な変更)
a change in personality 人格の変化 (部分的な変化)

a change of address 住所変更  (差替え、取替え、交替・・・全体が変わる)
a change of government 政権交代 (差替え、取替え、交替・・・全体が変わる)
a change of heart 心変わり、転向 (全体的な変化)
a change of diet 食事内容の変更 (全体的な変更)

change in と change of
「〜の変化」 

(2)自然現象の場合
(2)自然現象の場合、明確な区別はなく、ほとんど慣用的に in と of が使い分けられるようだ。

a change in temperature 温度の変化 (一時的変化に言及しているように聞こえる)
a change in the weather 天候の変化
a change of temperature 温度の変化 (長期的変化に言及しているように聞こえる)
a change of wind (direction) 風向きの変化
a change of tide 潮の変わり目、危機
take charge of

be in charge of の違い
be in charge of ... 「〜を担当している」 (状態表現)
take charge of ... 「(これから)〜を担当する、引き受ける」 (行為表現)

I am in charge of selling computers. 「私はコンピュータの販売を担当しています」
I will take charge of selling computers. 「私は(これから)コンピュータの販売を担当します」
choose と select choose = 単に欲しいものを選ぶこと
select = 最高[最適]のものを多くの中から入念に選び出すこと
come と go 英語では、相手のいる場所へ「行く」時には go ではなく come を使うのが普通。例えば電話で、"Could you come here soon?" と聞かれたら、返事は"I'm coming now." となる(I'm going ...ではない)。
crush、crash、clash crush = 〈物など〉を押しつぶす,踏みつぶす,ぺしゃんこにする
crash = (大きな音を立てて)衝突する、大きな音を立ててぶつかる

clash = (物が)(ぶつかりあって)ガチャンと音をたてる、(…に)ガチャンとぶつかる
decline と refuse 「断る」にはいろいろな表現があるが、最も柔らかいのは decline。
decline = (丁重に)断る
turn down = 断る、はねつける(reject、refuseより遠回しな表現で、やや会話的)
refuse = (きっぱり)断る (「拒否する」「拒絶 する」に近い言葉)
reject = (きっぱり,すげなく)拒絶する
 (refuse よりもきつい)

discount のあとの前置詞 a discount for quantity 大量取引に対する割引
a discount of 20% on new cars 新車についての2割の値引き
a 10% discount off the official price 定価の 1 割引
a ten percent discount on tickets 入場料 1 割引
a discount to the trade 同業者への割引

find と find out find = 「(単に)見つける、発見する」
find out = 「(努力の末に)探り出す」

find と look for 次のような、「見つける」と「探す」を混同した間違いが良くある。
(誤) I am finding the book.
(正) I am looking for the book.
find 「見つける、発見する」、look for 「探す」。
stop ...ing 「〜(するの)を止める」は stop ...ing と動名詞を使うのが正しい。... to do の形にすると、まったく違う意味になることがある。
I stopped singing. 「歌うのを止めた」
I stopped to sing. 「歌うために立ち止まった」
get get はいろいろな意味に使えて便利だが、多義なだけにあいまいさになることがある。また、多分に会話調のニュアンスがある。したがって、他にもっとふさわしい単語があれば、そちらを使う方が明快だ。
「乗る」を意味する単語 get on, take の違い get on と take にはいずれも「乗る」という意味があるが、少しニュアンスが異なる。

take = 〈乗物〉に乗って行く、…を利用する
get on = (バス・馬などに)乗る

つまり、take は「乗る」行為そのものというよりも、「利用する」という意味。

<例文>
When the bus stopped,we got on. バスが止り我々は乗った。
*目の前にバスが来て、まさに「乗った」行為を意味するので get on が使われている。
I plan to take a train at 3 pm. 3時の列車に乗る予定だ。
*「乗る」と訳されてはいるが、「〜を利用する」という意味で使われている。
happen、 occur、 take place の違い happen と occur はほとんど同じ意味で両方とも「(物事が偶然に)起る、生じる」という意味だが、occur は「"an event"または"a process"として発生する」というニュアンスを伴う。また、take place は happen と同じ意味の他、「(事前に計画されたことが)行われる、開催される」という意味がある。

<例文>
happen:
1. It happened yesterday.
2. What is happening here?
いずれも単なる"take place"(起こる)の意味で、take place に置き換えることができる。
occur:
1. The earthquake occurred in the morning.
2. A chain reaction occurs during the experiment.
1.は「ひとつの event として発生した」、2.は「ひとつの process として発生した」というニュアンスがある。

参考:DifferenceBetween.com
listen と hear listen = (〜を)聴く、聞こうと努力する、耳を傾ける(積極性のある行為表現)
hear = 自然に耳に聞える (消極的な状態表現)


include と contain contain = (物を中味の全体として)含む、持っている、入っている
include = 中味の一部として含む


introduce vs. recommend introduce 「紹介する」は、「人を人に紹介する、人を物事に紹介する」の意味で使われるが、「物を人に紹介する」にはふつう使われない。

「タカシはアキコをジョンに紹介した」
   ↓
○ Takashi introduced Akiko to John.

「トムはヒサコをそのMLに紹介した」または「トムはそのMLをヒサコに紹介した」
   ↓
○ Tom introduced Hisako to the mailing list.
× Tom introduced the mailing list to Hisako. → このような場合は、代わりに recommend を使う(少し意味は違うが)。
○ Tom recommended the mailing list to Hisako.


know、know of、know about
know は「直接よく知っている」
know of は「人から聞いて間接的に知っている」
know about は「(詳しい)知識をもっている」


know know はふつう、「知る」(行為表現)ではなく、「知っている」(状態表現)の意味で使われる。「知る」の意味の場合には、以下の単語を使うと明快だ。
find 「〜と分かる、発見する」
realize 「悟る、理解する」
learn 「耳にする,聞く,知る、…に気がつく」
discover 「…ということを知る,…に気がつく,悟る」

<例>
I learned the details of the accident. 「その事故をくわしく知った」(行為表現)
I knew the details of the accident. 「その事故の詳細を知っていた」(状態表現)


occur や happen は自動詞 「起こる」を意味する occur や happen には自動詞しかないから、目的語は取れない。
(正) A problem happened to the computer.
(誤) The computer happened a problem.
(正) The computer had (got) a problem.
なお、happen にくらべて occur はやや堅い表現だ。


solve、resolve、settle solve = 単なる問題解決や回答を用意する場合の表現
resolve = 当事者が納得するような解決策、回避策を用意する場合の表現
settle = 問題・紛争などを法的に決着をつけるニュアンス

I can't solve this problem. 私はこの問題が解けない
The police solved the crime. 警察はその犯罪を解決した.
The problem will resolve itself. その問題はおのずと解決するだろう.
I settled the claim with the insurance company. 補償問題を保険会社との間で処理した

study と learn 「学ぶ」には study と learn がるが、少し意味が違う。
learn = 「覚える」「習得する」という結果的意味
study = 「そのために努力して勉強する」の意味

したがって、learn は very hard など積極的努力を表す副詞とともには用いない。
(誤) I am learning very hard.
(正) I am studying very hard.


talk to と talk with talked to = (短い話で)話しかける
talk with = (長い話で)話し合う、相談する

tell の直接目的語 tell の直接目的語の名詞はそれ自体が話す[語る]内容を含んだものに限られる。
(正) He told me the secret (the fact,the story,his name). 
(誤) He told me the accident.→ 代わりに、He told me about the accident.などとする


tell と say の違い say は単に「言う」、tell は「伝える」のニュアンスの違いがある。

want you to do はきつい want you to do は少し命令口調できつさがある。would like you to do なら多少柔らかい。あるいは、please do ... のほうが丁寧。
I want you to read the book.
Please read the book.
上司が部下に何か命令するような場合には、次のように言える。
I want you to do the job.


wish は要注意 wish は仮定法的な使用が多いので要注意の単語だ。例えば、次のような用法で、wish は現実には起こりえない欲望などを表すことが多い。
I wish I were a bird. 「私は鳥だったら(空を飛べるのに)なあ!」

したがって、「普通の希望」を表したりするときには hope や want の方が無難だ。なお、want to の丁寧表現は would like to だ。


ただし、I wish to do ... の形にすると「(できれば))…したいと思う」の意味になって、want to do や would like to do よりも丁寧な表現になる。

I wish ... の仮定法表現 I wish I were a bird. 私が鳥であればいいのだがなあ(実際には鳥でなくて残念だ)
I wish I had bought the ticket. そのチケットを買っておけばよかった
I wish it would stop raining. 雨がやめばよいのに(とてもやみそうにないが)
*いずれも、実際には起こっていない(起こりえない)事柄への願望の表現になっている。were, had bought, would とすべて過去(完了)表現になっている点に注意が必要だ。

want, hope, wish の違い 【語法】 want、hope、wish は意味が似ているが、微妙な違いがある。

Want = 「〜したい」「〜して欲しい」
語源の「欠けている」から「欲しい」の意味が生れた。

hope = 「〜できるといいな」
他者(物)への希望や望みを表す。

wish = 「〜したいと思う」「〜であればいいなあ」
「実現不可能なことを望む」の意味で仮定法に使うことが多い。その点、hopeは「可能と信じて望む」の意味で直説法を取る。

例文
I want to see her.「彼女に会いたい」→「会わせろ/なんとしても会う」
I hope to see her.「彼女に会えるといいな」
I wish (that) I saw her. 「彼女に会えたら良かった」(実際には会えなかった)

watch, look, see, notice find = 「発見する、見つけ出す、捜し出す」の意味
watch = 注意をそらさずずっと見る。変化のあるものを持続的に見ることを含意
look = 対象に視線を向ける動作に重点をおく(look for は「探す」)
see = 映像を受身的に目でとらえることと、意図的に認知することの両義がある
notice = 見て気がつく、(細部に)注意を向けて見る.
meet = 面談する、落ち合う、偶然(人に)会う


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<名詞>

項目 説明
可算名詞 可算名詞はふつう、無冠詞単数形では使われない(例外はある)。
(正) I read a book.
(正) I read books.
(誤) I read book.

無冠詞単数形で使うケースで良くあるのは「方法」を意味する場合だ。
<例> I would like to pay by credit card. 
     「クレジットカードで支払いたいのです」
card は可算名詞だが、このように by を使って「方法」を意味する場合は無冠詞単数形で使うのがふつう。


固有名詞と the 固有名詞には the はつかないのが基本だが、つく場合もある。the をつけるか否かで、固有名詞を次の3グループに分けることができる。

1. the をつけない固有名詞:
人名、地名、社名、国、山、駅、空港、学校、公園、広場、通り、小湾(bay)、湖

2. the をつける固有名詞:
(水に関係するもの・・・ bay, lake を除く) 大洋、海、海峡、湾(gulf)、川、運河
(砂に関係するもの) 砂漠、砂丘
(人が集まる建築物) ホテル、美術館、劇場、タワー

3. どちらでもよい固有名詞:
橋、動物園、植物園、水族館

「問題」
problem と trouble
日本語の「問題」に対応する英語には、problem、trouble、issue、question、difficulty、matter などがあるが、それぞれニュアンスが違う。

problem = 状況が発生している「原因」
trouble = (problem が発生して)困っている「面倒さ、困難さ」
issue = (trouble を抱えて)それを解決するための「問題点、論争点」
question = (解決すべき)論点、懸案

つまり、原因(problem)があって、面倒さ・困難さ(trouble)が生じ、問題点(issue)と懸案(question)を生み出すような関係と言える。そのほか、「問題」の意味がある単語には以下がある。

difficulty = (物事をことを行うための)困難さ
matter = (考慮または対処を必要とする)議題、状況

できごと 「出来事」にはいくつか表現があるが、次の順に重大性が小さくなる。
Disaster (最も重大)
Accident
Incident

たとえば、テーブル上でコーヒーカップがひっくり返ったくらいのことで
There was an accident.
とは言わないし、ましてや、
It was a disaster.
などとも言わない。


その他、似たような表現に event があり、これは「(重要な)できごと,(注目すべき)(大)事件」の意味だ。
《◆incident は event に付随的に起る小さなできごと,accident は好ましくない偶然のできごと》

略語の複数形 最近は OS(operating system)、CD(compact disk)、DVD(digital video disk)など略語が良く使われるが、略語の複数形も以下のように単に s をつけるだけだ。
OSs、CDs、DVDs

なお、これらも可算名詞だから無冠詞単数形で使われることはふつうない。


氏名 日本では、中国語や韓国語同様に「苗字を先にしよう」と言う動きがあるようだが、変にいじるのは混乱を招くだけだと私自身は思っている。実際にあった話だが、韓国人の名前で、韓国人にさえ、どちらが苗字か分からない書き方があった。順序がはっきりしていれば、そういうことは起こらない。

所有格 's と the 所有格 ...'s の形には the はつかない。というのも、...'s の形は my/your/his/her などの所有格と同じだからだ。つまり、the his camera などと言わないのと同じだ。
<例>
(正) This is my father's camera.
(誤) This is the my father's camera.


「特権、利益」
benefit と privilege
benefit = 複数の人々を対象とした「利得、恩恵」
privilege = 個人的に与えられる特権

You can get a lot of benefit on the Internet. 「インターネットによって数多くの恩恵を受けられます」 A
I will grant a privilege to you. 「あなたに特権を与えましょう」 B
A は、「誰でもが受けられる恩恵、利得」、Bは、「一人の個人が受ける特権」を意味する。ここで、benefit と privilege を入れ替えたら、間違いとはいえないものの、少し意味が違ってきそうだ。

coffee 本来、coffee は不加算名詞なので a をつけたり複数形にしたりすることはできない。その点、water、 oil など他の液体と同じだ。だから、これらを「数える」時には a cup of coffee、a bucket of water、2 liters of oil などと「容器」や「尺度」を借りて、数えるのがふつう。しかし、お店で「コーヒー三杯ください」などと言う場合には、"Three coffees, please" などと言う。また、coffee の「種類」を表すときにも加算扱いになる。

congratulations 「おめでとう」は必ず Congratulations と複数形になる。
customer と client 「客」を意味する単語はいくつかあるが、それぞれ意味が違う。
customer = (商店の)顧客、常連、得意先、(銀行の)口座主
client = (弁護士など専門家の)依頼客、(公的機関に)相談する人
guest = 招待客
visitor = 訪問客
*client は「(商店の)客」の意味で、customer に代わって使われることがあるが、その場合でも、その店は単に物を売るだけではなく専門的なサービスを伴うことが多い。


country, nation, state の違い country は「地理的な国土」としての国の意味。
nation は「歴史的共同体としての国民からなる国」の意味。
state は「法律的・政治的な概念としての国家」の意味。


danger と risk danger = (生命の)危険、危険状態、(被害・損失・苦痛の/…という)危険性、(…にとって/…という)危険なもの(人、こと)、脅威
risk = (危害・損害などの「…に対しての/(人が)…する/…という)危険、恐れ(dangerと違って「危害・損害などにあう高い可能性」または「みずから覚悟して冒す危険」を意味する)


day と date 通常、date は「日にち」を、day は「曜日」を意味する。
What date is this[it]? 「今日は何日ですか」
What day is (it) today? 「今日は何曜日ですか」

denomination vs. redenominaton

「デノミ」は「リデノミ・・・」 
日本語で「デノミ」と言う言葉があるが、英語の denomination とは意味が違うから要注意だ。貨幣単位の呼称変更を意味する「デノミ」は、英語では redenomination。一方、denomination には、「(貨幣)単位、額面金額」などの意味しかない。

<電子辞書 Babylon> denomination 【名】
1 ((正式))【C】 名称,呼称(name);【U】 命名.
2 【C】 宗派,教派《◆しばしばsectより大きい》.
3 【C】 種類,種目.

4 【C】【U】 (貨幣・度量衡などの)単位(名);(貨幣・証券などの)額面金額;〔数〕分母‖ money of small 〜s 小額貨幣/ What 〜s (do you want)? 金種は何にしますか《◆銀行員が客に希望の金種を聞く表現》

<英辞郎> redenomination 【名】
《経済》デノミ(ネーション)◆通貨の呼称単位の切り下げまたは切り上げ 

following following という単語(名詞または形容詞)はあるが、followings という単語はない。
heart, mind, soul
heart = (喜怒哀楽などの感情の宿る)心
mind = (知性・理性の宿る)心
sould = (魂が宿る)心


house、home、residence house = 人々がいっしょに住む「建物」としての家というのが基本的な意味。
home = 家族を含んだ「家庭」のニュアンス。自分が居住している家というのが基本的な意味。
residence = りっぱな住居ないしは重要人物の住む住居。


in future と
in the future
the の有無でニュアンスが異なる。
in future = 「今後」、「これから先は」。ずうっと続く未来を意味し、from now on と似ている。
in the future = 「将来のある時点」というニュアンス。
mail、email 本来、mail は不加算名詞だったが、最近は加算化しているので、a (an) をつけたり複数形にしたりしても間違いではないようだ。e-mail も同様だ。

meeting と conference conference = 年に一度開催されるような大きな大会
meeting = 随時行われるようなミーティング(社内会議など)


my friend と a friend of mine 「私の友達」を初めて述べる場合には one of my friends あるいは a friend of mine と言う。いったん述べたあとは特定されるので、my friend と言うことができる。言い換えると、最初から my friend とはあまり言わないということだ。

その他の「人」を意味する名詞では、friend ほどはっきりした決まりはないようだ。しかし、friend に準じて、初めての場合は、one of my colleagues などとしたほうがスムーズだ。

a friend of mine と one of my friends "one of my friends"では、「複数の人間からなるグループ」があって、その中の一人を選び取っている。一方、"a friend of mine" は初めから心に浮かぶイメージは一人の人間だけになっている。

news は不加算 news という単語は不加算名詞だから、a をつけたり複数形にしたりすることはできない。数えるときには a piece of news などと言う。

night と evening 通常、evening は「日没から寝るまで」、night は「夕食後から翌朝まで」を意味します。ですから、夕食などの場合には evening をふつう使います。
I will go to a restaurant with Tom this evening. 
この場合、... tonight. とはふつう言わない。


order for と order of order for something = これから注文する場合(あるいはまだ受け取ってない場合
order
of something = すでに受注した注文、あるいは、納品された注文

I would like to place an order for the computer.
Thank you very much for your order of the computer.


order 「注文」 call for orders 注文を聞く
make an order
for beer from a liquor store 「ビールを酒屋に注文する」
place an order
for goods with a firm 「品物を会社に注文する

sample と example sample = 見本、標本、サンプル、実例、(形容詞的に)見本の、標本の
example = (ある種類の代表的な)例、実例、(辞書の)例文、例、 模範,手本

Please send me some samples of cloth.
とは言えるが、
Please send me some examples of cloth.
とはふつう言わない。


software  X soft 日本語では software のことを「ソフト」と言うが、英語では soft だけではまず通じない。

software 不可算 日本語では「ソフトウェア」は数えられる名詞として扱われているが、英語ではこれは不加算扱いだ。だから、a (an) をつけたり、複数形にしたりすることはできない。数えたい場合には、a software application などとする。
Takashi bought a software application in the store.


staff と stuff staff と stuff は日本語では両方とも「スタッフ」だが、意味がまったく違う。
staff = 「職員,部員,局員,社員,スタッフ」など
stuff = 「材料,原料,資料,物、要素」など
実は、発音もかなり違う。


staff 集合的に使う staff は「職員全体」を意味するので、「職員一人」の意味では a staff や staffs とは言わない。「一人」の意味の場合には、a staff member や a staffer と言う。

store vs. shop store = (北米)商店、小売店 (イギリス)百貨店
shop = (北米)専門店 (イギリス)商店


the Internet 「インターネット」そのものを意味する場合は、the Internet と必ず the がついて大文字始まりになる。「世界に一つしかない共通のもの」の意味で特定できるからだろう。

time 加算、不加算? time は基本的には不可算だ。しかし、「期間、間」などの意味の場合には a time と可算の形になるし、意味によっては可算扱いになることがある。一般に可算の形でよく使われるのは、過去に発生した事柄について表現する場合だ。前後の区切りがはっきりしているからではないかと思う。
<例>
(通常の表現) Take time. 「あわてないで!」 (不可算)
(過去の表現) I had a good time. 「楽しみました」 (可算)


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<代名詞>

項目 説明
自然現象の it 気象など自然現象をあらわすときには、it を主語にします。
It is getting warm today.
It is raining in Tokyo.
It is snowing on the mountains.
これを、Today is getting warm. や Osaka is raining. などとは言わないことです。


each other each other は日本語では「お互いに」と訳しますが,英語では副詞ではなく代名詞ですので、他動詞・前置詞の目的語として用いるのが正しいです。
They looked at each other. 彼らは互いを見た (x They looked each other.)
They talked with each other. 彼らは話し合った (x They talked each other.)


代名詞の one と it 代名詞 one は次のように使います。
A: "Do you want any pencils?"
B: "Yes, I want a red one." (red pencil が複数ある場合)
   または、 "Yes, I want the red one."(red pencil が一本しかない場合)

次の場合には、it を使うのが正しいです。
A: "Do you want the red pencil?"
B: "Yes, I want it." (または、"Yes, I do.")

つまり、物事が最初から特定(限定)されている場合には it を使い、そうでない場合には one を使います。


代名詞 one は不可算名詞には使えない 代名詞 one は不可算名詞には使えません。たとえば、「彼は、市場情報よりも技術情報が必要です」という文章の場合、「情報」に one は使えません。
(正) He needs technical information rather than commercial inforamtion.
(誤) He needs technical information rather than commercial one.


your product ビジネスメールでは、we/our/us で「当社」、you/your/you で「貴社」の意味ですから、company はつけないほうが簡潔です。たとえば、「貴社の製品」は your company's product ではなく your product で十分。
<例>
I am sure you will be satisfied with
our product.

関係代名詞 what what は「先行詞をかねる関係代名詞」ですから、先行詞はとりません。
<例>
「お約束の物をお送りしましょう」
(正) I will send what was promised.
(誤) I will send the thing what was promised.


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<形容詞>

項目 説明
「興味がある」と
「興味を持つ」
interested はその前の動詞によって意味が違いますので、使い分けが必要です。
 be interested in ... 「〜に興味がある」(状態表現)
 become (get) interested in ... 「〜に興味を持つ」(行為表現)
She was interested in the story. 「彼女はその物語に興味があった」
She became (got) interested in the story. 「彼女はその物語に興味を持った」
複数名詞が続く場合でも an が必要なことがある形容詞 additional, estimated, extra などの語の後に「数詞+複数名詞」が来る場合は、全体が1つのまとまりと見なされ、an が用いられる。下記参照。

an addtional ten days  (さらに後10日間)
an estimated 300 people  (およそ300人)

「壊れている」の broken と out of order どちらも 『故障している』 という状態表現だが、使う状況とニュアンスが異なる。

broken = 比較的小さな物が故障している状態を表す。時計やコンピュータなど。
out of order = 比較的大きなものの故障を表す。特に、エレベーターや公衆電話など「公共のもの」が故障していることを表す決まり文句。

effective と
efficient
effective = 効果的である、(薬などが)ききめがある、(法律などが)有効である
White clothes are effective in summer. 白い服は夏を過ごすのに効果的だ
The rule is no longer effective. その規則はもう無効である

efficient = (人が)有能な,敏腕な、要領がよい、(機械などが)能率的な
She's very efficient at her work. 彼女は仕事にそつがないね
The telephone system is highly efficient. その電話網は能率的にできている


very と so so は一般に、その前に「その程度」を示す文章があった後で使われます。

He jumped for joy. He was so happy.
「彼は歓喜に飛び上がった。それほど嬉しかったのです」

この場合、He jumped for joy. がなかったら、He was very happy. とするのがふつうです。

つまり、very は客観的であまり感情が入らない表現で、一方 soは主観的で話し手の感情が強く入る表現といえます。


〜重 1重〜10重は、
single、double、triple、quadruple、quintuple、(1重〜5重)
sextuple、septuple、octuple、nonuple、decuple (6重〜10重)
さらに、百倍(重)は centuple となります。


same, similar, identical the same = 同一物・あるいは別のもので程度・質・量などが内容的に同じこと.
identical = 同一物・あるいは別のもので質・量などが「寸分違わない」という厳密な同一性を強調する.
similar = 同種のもので性質・形状などが似ていることをいう.

some と any 条件節では any を使うのがふつうですが、some を使う場合もあります。
If you have any questions, please let me know.
If you have some questions, please let me know.
some を使った場合は、相手が questions を持っていることが分かっているようなニュアンスになります。


「〜以上(以下)」 「〜以上(以下)」の more than ...、less (fewer) than は"境目の数字"の扱いが微妙ですから、要注意です。
more than five 「6以上」(5は含まれない)
fewer (less) than five 「4以下」(5は含まれない)


疑問形容詞
which と what
which は「何があるか分かっている場合」、what は「何があるか分からない場合」に使います。
<例>
「その店でどのコンピュータを買いましたか」
Which computer did you buy at the store?
(その店にどんなコンピュータがあるか分かっている場合)
What computer did you buy at the store?
(その店にどんなコンピュータがあるか分からない場合)


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<副詞>

項目 説明
文頭の副詞句は避ける 日本語の語順に惑わされて、長い副詞句を文頭につけると、ぎこちない文章になります。
× To have dinner with my family, I want to go home now.
○ I want to go home now to have dinner with my family.


「たぶん」表現の確信度 「たぶん」やそれに類する表現の確信度は、おおまか以下のようになります.
a) 「確信度」50%ないしそれ以下 = possibly,conceivably,perhaps,maybe.
b) 「確信度」50%以上90%ぐらいまで = likely,presumably,doubtless,probably.
c) 「確信度」90%以上 = inevitably,necessarily,definitely,unquestionably,certainly,undoubtedly.


each other vs. one another 通例 each other は二者について、one anotherは三者以上について用いるといわれてきましたが、現在では3つ以上に each other を使うのも一般的です。
The three people helped each other.


especially particularly 文頭で Especially, ... や Particularly, ... という使い方はしません。例えば「特に寿司が好きだ」は Especially, I like sushi.ではなく I like sushi in particular. などとなります。

hopefully 「願わくば、できれば」を意味する副詞 hopefully はとても便利。たとえば、次のように使います。
I will finish my work hopefully by Friday. 「できれば金曜日までに仕事を終えたいね」
(= I hope that I will finish my work by Friday.)


the other day vs. one day the other day (先日)と one day (ある日)は似ていますが、使い方が違います。
the other day = 先日 (特定の日を意識している表現)
one day = ある日 (特定の日を意識していない表現)

ですから、特定の日にちを意識している場合に、one day を使ったら少しおかしな文章になります。
○ The other day, I found your digital camera on your homepage.
× One day, I found your digital camera on your homepage.


only の位置 I have only been to Canada on business.
「カナダへは仕事でしか行ったことがない」
という文章があります。これは理屈から言ったら、
I have been to Canada only on business.
のような気がしますが、そうすると、ネイティブの人たちに言わせるとぎこちないそうです。言語習慣ですから覚えるしかないですね。


properly, correctly, normally, usually, regularly これらの副詞は意味が似ていますが、少しずつ違いますので、使い分けに注意が必要です。
properly = きちんと、適切に、正当に、妥当に
correctly = 正しく、正確に、適切に
normally = 標準的に、普通に、正常に、正規に
usually = 普通は、通例、いつもは
regularly = 規則正しく、整然と、つり合いよく、本式に、必ず、いつも


recently, lately, these days と時制 この3つ副詞は時制と大いに関係があります。
recently = 過去・現在[過去]完了の文に用い、現在時制には普通は用いない。
lately = 通例現在完了形に用いられる(現在形や過去形に用いるのは特殊な条件下のみ)。
these days = 通例現在形で用いる(完了形での使用も可だが特殊な場合のみ)。

○ He recently completed the plan. (× He recently complete the plan.)
○ I have been busy lately. (I am busy lately. でも間違いとは言い切れないが、ふつうは完了形)
Akira doesn't listen to me these days. × Akira didn't listen to me these days.)

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<接続詞>

項目 説明
「〜ゆえに、〜だから」 理由付けを表す接続詞には、because、since、as、for などがありますが、一般に、この順番で因果関係が弱まります。because が最も理屈っぽいということです。

「時や条件」の文節は現在形 when、 until、if、before、unless などに続く「時や条件を表す文節」は現在形で書きます。未来形ではありません。
(正) I will wait until he comes.
(誤) I will wait until he will come.


and and は接続詞ですから、... and ... の形で文中に使うのが普通です。文頭の and は also にしたほうがきれいな場合が多いです。

because because は接続詞ですから、.... because ... の形で主節に続けて文中に使うのが普通です。口語文では主節を省略して because 節だけの文章もありえますが、文語文ではふつうありません。
(誤) I am very happy. Because my father bought me a new computer.
(正) I am very happy because my father bought me a new computer.


because 「理屈っぽさ」を出さないように使う 「〜なので・・・だ」という日本語を訳すと、どうしても ... because ... の形にしたくなります。ところが、この形では理屈っぽさを生じることがあります。特に、文頭に Because を置いた場合はそうです。そんなときは、because に代えて so (so that) で接続したりします。
Because I have only been to Seattle on business, I have never seen a Mariner's game.
→ I have only been to Seattle on business, so I have never seen a Mariner's game.
「シアトルには仕事でしか行ったことがないので、マリナーズの試合は見たことがない」


because と because of because は接続詞ですから、そのあとに文節を続けることができますが、because of は前置詞句ですから、文節ではなく名詞句を続けるのが正しいです。
(正) I like it because it is beautiful.
(誤) I like it because of it is beautiful.
(正) I like it because of its beauty.


but but は文頭に使われることもありますが、本来、接続詞ですから... but ... の形で文中に使うのが普通です。文頭に使いたい場合は、副詞の however に代えるとスムーズです。
× There were many computers in the store. But I did not like any of them.
○ There were many computers in the store, but I did not like any of them.
○ There were many computers in the store. However, I did not like any of them.


if と when 通常、「もし〜したら」という条件節表現は if で表します。代わりに when を使うと、話し手が「そうなること」を少し予想(期待)しているようなニュアンスになります。
I'll help you if you have any problem.
(話し手は問題があるかどうか分からない)
I'll help you when you have some problem.
(話し手は問題があることを感じている)


unless と if... not の違い unless節は「もし…という例外(的なこと)がなければ」を表します。つまり、unless節で述べられていることが実際に起こる確率は if... not の場合よりも低いという含みがあります。
You don't need to call me unless you fail in the exam.
(余りないとは思うが)入試に失敗しない限り電話をくれなくていいよ。
これに対して、if ... not ... は次のような意味になります。
You don't need to call me if you do not fail in the exam.
入試に失敗しなかったら電話をくれなくていいよ。


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<前置詞(句)>

項目 説明
疑問文の末尾につける前置詞 うっかり付け忘れるのが疑問文の最後につける前置詞です。

We are
on the 5th floor.
→ 「いま何階にいるのですか」
○ Which floor are we
on?
× Which floor are we?

I bought this book
for $15.
→ 「いくらでその本を買ったんですか」
○ How much did you buy the book
for?
× How much did you buy the book?

言い換えると、疑問文を作るときに前置詞の使い方に不安がある場合は、平叙文を考えてみるとよくわかるということです。


「時」の前置詞 「時」を表す前置詞は、通常、次のように使い分けます。
in = 年、月、週、季節など比較的長い時 (in the morning、in a year、in the month of January)
on = 日にち (on Monday、on the day before yesterday)
at = 時刻 (at 9 p.m.、at noon)

ただし、要注意なのは「〜日の朝(午後、夕方)に」の表現で、これは in のほかに on を使うことがあります。
例:「4月4日の朝5時に」
at 5
in the morning of April 4 (in は時刻と午前であることを強調)
at 5
on the morning of April 4 (on は時刻を強調、通常はこの形がが多い)

before と by の違い before = 単に「(ある)時間前に」の意味。
by = 「ある時間ぎりぎりまで(かかる)」ことを暗示する。
I will finish my work by six o'clock.  (きっかり)6時までには仕事を終える
They will come back before spring.  彼らは春になる前に帰ってくる


by と until by は「〜までに」、until は「〜まで」。
例: I'll wait until he comes. 彼が来るまで私は待ちます。 
例: I'll finish the job by 5 pm. 5時までに仕事を終えます。


about と on about も on も「〜について」の意味がありますが、on の方が about よりも専門的な内容を暗示します。
He spoke about his computer.「彼は彼のコンピュータの話をした」
We are talking on Japanese history. 「日本史について話しています」
ですから、あまり専門的でないことに on を使うとぎこちなさが出ることがあります。


by と with 「道具」の with と「方法」の by はよく混同されます。
(正) I want to cut this apple with the knife.
(誤) I want to cut this apple by the knife.
(正) I will call him by phone.


except vs. except for except も except for もほとんど同じ意味ですが、except for は文修飾的で文章全体にかかる場合が多いです。

This is a good picture,
except for the darkness.
暗いのを別にすればこの写真はよくできている
I like all the neckties
except the blue one.
青いネクタイ以外はみんな好きです。


except, other than、besides, apart from の使い分け except 「〜を除いては」(除外)
besides 「〜に加えて」(追加)
apart from 「〜に加えて」(追加) 「〜を除いては」(除外)の両方
other than 「〜に加えて」(追加) 「〜を除いては」(除外)の両方

There are four blue tables besides (apart from, other than, ×except) a red one.
(赤いテーブル以外に青いテーブルが4つある)

I have done everything except (×besides, ×apart from, ×other than) turning off the TV. (私はテレビを消す以外は、すべてのことを行った)

否定文ではどれも使える:
I have not met anybody except (besides, apart from, other than) George.
(ジョージ以外には誰にも会っていません)

from と「始まり」の意味の動詞 start、begin、commence など「始まる」の意味の動詞には from は使えません。
<例> その店は10時に開店する。
(正) The store will be open from 10 o'clock.
(誤) The store will start from 10 o'clock.
(正) The store will start at 10 o'clock.
<例> 事務所は9時に始まる。
(正) The office begins at 9 o'clock.
(誤) The office begins from 9 o'clock.


期間を表す
from A to B
from A until B
from A through B
from A to B
from A until B

両方とも「(期間の)AからBまで」の意味で、次のように使います。

from Tuesday to Saturday (月曜日から金曜日まで) 
We will stay there from 3 o'clock until 8 o'clock. (そこに3時から8時まで滞在します。)

しかし、to や until では、後に続く[時]が含まれるかどうか曖昧な場合があります。その場合には、次のように through を使います。

from Tuesday through Saturday

こうすれば、Saturday まで含まれることが明快です。なお、イギリス英語では「〜を含んで」という意味の「inclusive」を後ろに置きます。
 
from Tuesday to Saturday inclusive
(advertise) in/on 新聞や雑誌など「紙面上」で宣伝する場合は advertise in、ラジオやテレビで宣伝する場合は advertise on に区別できます。

I saw it advertised in yesterday's paper. それを昨日の新聞広告で見ました
advertise in magazines 雑誌の中で宣伝する

advertise on the radio ラジオで宣伝する
advertise cars on television テレビで自動車の宣伝をする


in case of ... と
in the case of ...
in case of = もし〜の場合、〜の場合に備えて、もし〜が起ったら
◆【用法】通例、文頭で用いられる。
in the case of = 〜について言えば、〜ついては、〜にしてみれば

(例)
In case of rain, it will be cancelled. 雨天の場合は、それは中止になる。
In the case of the hotel owner, compensation amounted to a mere \300,000.
そのホテルオーナーについては、慰謝料はたったの30万円だった。

be in charge of ... と
be in the charge of ...  
この2つは the の有無だけが異なるが、意味はまったく違うので要注意です。
be in charge of him = 「彼を世話している」という意味。ofは目的格関係を表す。
be in the charge of him = 「彼が世話をしている,彼に世話されている」という意味。of は主格関係を表す。 

たとえば、次のような意味になります。
I am in charge of him. 私は彼の世話をしています。
I am in the charge of thim. 私は彼に世話をしてもらっています。

since vs. from
(時間的な意味の場合)
since = 〜以来、〜から(現在まで)(または、その時まで) 
(注)「〜まで」の継続性があるため、原則として完了時制で使う。
from = 〜から(ずっと)

*「5時からずっとここにいる」
(正) I have been here since Monday.
(誤) I have been here from Monday.

*from には、from ... to (till, until) ... などの形はあるが、since にはない。
*from は未来の表現にも使われるが、since は未来表現にはあまり使われない。
a month from today 来月の今日
I'll visit my hometown from May 1. 5月1日から田舎に行きます。


within vs. in within 「〜以内に」と in 「〜(経過)したら」には次のような違いがあります。

The bus leaves within five minutes. バスは5分以内に出発する
The bus leaves in five minutes. バスはあと5分で出発する


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<冠詞>

項目 説明
the で特定する 物事の特定はふつう the でします。the は難しい単語ですが慣れるととても便利。たくさん使って早く慣れてましょう。the の代わりに that、 this などを使うのは、特にその必要がある場合に限ります。
Mariko took an apple and an orange from the basket. She then put
the (X that) apple on the table.

the の使い方 the は日本人には難しい単語ですが慣れるととても便利。the を必要とする代表的な用法を以下に示します。

「相手がすでに知っているもの」
(例) I bought a book and a pencil yesterday. I am reading the book today.
解説:一つ目の文章では聞き手は本のことを知らないことなので a をつけ、二つ目の文章では聞き手がすでに知っているので the をつけます。

「一つしか存在しないと分かっているもの」
(例) He is the president of ABC Computing Ltd.
解説:どこの会社にも「社長は一人しかいない」ことが社会通念です。

「一つしか存在しない、と暗示できるもの」
(例) This is the bedroom.
解説:聞き手は知らないことですが、話者は the をつけることで「この家には寝室は一つしかない」ことを暗示します。言い換えると、bedroom が2つ以上ある場合は、This is a bedroom. と言います。

このほかにも the を使う用法がたくさんありますので、詳しくは辞書や文法書をごらんになってください。


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<助動詞>

項目 説明
過去から見た未来 日本人に難しいのが、would を使う「過去から見た未来」の表現です。たとえば、次のように時制を変えて作ります。
I
know you will be a good player.
「あなたが良い選手になるのがわかっています」

これを過去形にして、
I
knew you would be a good player.
「あなたが良い選手になるのが分かっていました」
などとします。


意思未来の will 「(私は)〜します」という表現は単に I do .... などと do だけで書いてしまいそうです。しかし、この表現には本人の意思が表れていますので、意思未来の will を使ったほうがスムーズな場合が多いです。
(正) I will tell him about the book.
(誤) I tell him about the book.


各種未来表現の比較 be ...ing (現在進行形) = 確定的な未来・予定 (あらかじめ計画された行為や、すでにその準備が目下進んでいる含みがある。)
I'm leaving for Vancouver on Monday. (月曜日にバンクーバーにたちます)

be going to = be going to も近い未来を表すが,単なる進行形のほうが強い決意を表すことがある。

be to do = 「〜することである」という意味を表す以外に、be toで1つの助動詞に似た働きをすることが多い。いずれも形式ばった言い方。
The meeting is to be held tomorrow morning. 会議は明朝開かれることになっている

will (未来形) = (意志未来) …するつもりである
I will give you my reply tomorrow. 明日返事します


話し手の確信度 「(ひょっとして)…かもしれない」の意味の助動詞はいくつかありますが、話し手の確信度は以下の順に強くなります。

could,might,may,can,should,ought to,would,will,must (must が最も強い)

しかし,最近では may と might は強さの差はなく用いることも多いです。また、mayは許可などに用い、主に北米では可能性・推量にはもっぱら might を用いる傾向があります。

仮定法過去完了

"助動詞+have done"の形の応用
have done の前に、助動詞の must, might, should, could, would などを置いて、いろいろな意味の仮定法過去完了の表現ができます。いずれも起こらなかった事実について仮定的に述べています。
I must have done it.  やったに違いない
I might have done it.  やったかもしれない
I should have done it.  やっておくべきだった
I could have done it.  やれたかもしれない
I would have done it.  (私なら)やったのに

依頼表現の丁寧度 【語法】 依頼表現の丁寧度
丁寧度は次の順に強くなります。
Will you ...?
Can you ...?
Would you ...?
Could you ...? (最も丁寧)

* Could you ...? のほうが Would you ...? より多少丁寧ですが、ほとんど変わりなく使えます。Could (Would) と過去形にすることで「もしお願いできれば」という控えめな気持ちが含まれるので、より丁寧な言い方になります。
*Can you ...? も Will you ...? も「〜してくれますか」という依頼の意味を表しますが、Will you ...? を使うときには注意が必要です。Will you ...? は基本的に相手の〈意志〉を問う表現なので、状況によっては失礼に聞こえかねないからです。

may と can 人に許可を求める場合、一般に May I...? は Can I...? よりていねいです。しかし、相手に許可を与える場合には,You can のほうが You may よりやわらかく響きます。You may は話し手の権威を感じさせる表現で,時には命令に近くなります。
You can take the book home.
「その本、家に持って行っていいよ」とややカジュアルな表現。
You may take the book home.
「その本、家に持って行くのを許すよ」と許可のニュアンス。


can vs. be able to can と be able to の使い分けは次の通りです。
- 現在時制: can が一般的
- 未来時制: will be able to、またはcan
- 過去時制:
  could = 「…する能力があった」(「実際に実行した」を意味しない)
  was able to = 「…する能力があり、かつ実際に行なった」
  (例) He was able to sing the song.
     「彼はその歌を歌うことができた(実際に歌った)」
  (例) He could sing the song.
     「彼はその歌を歌うことができた(が、実際には歌わなかった)」
   ただし、否定文では両者の区別はない
- 受身ではcanが普通: The table could not be moved. (The table was not be able to be moved. とは言わない)


Would you …?
Could you …?
Could you ...? には「依頼」、Would you ...? には「(丁寧な)命令」のニュアンスがあります。

Could you send me the report?
「報告書を送っていただけますか」
Would you send me the report?
「報告書を送ってください」


should を使った条件節 「if+主語+should+原形不定詞」や、if を省略した「Should +主語+原形不定詞」の形の条件節表現があります。たとえば、次のような文章です。

Should he go there, call us at once.
(=If he should go there, …)
(もし彼がそこに行くなら,すぐ電話してください)

この should を使った形は、「万一〜ならば」という意味で、「そうした事態が起こるか起こらないかわからないが、話し手が可能性が少ないと思っている場合に用いる」という特殊なニュアンスがあります。そして、絶対に起こりえないことの仮定には用いません。つまり、特に必要ない限り、should を使わない形にしたほうが無難だということです。


→ If he goes there, call us at once.

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<間投詞>

項目 説明
please の位置 間投詞 please の位置によって、懇願の強度が違います。たとえば、次の例では下の文章ほど懇願の意味が強くなります。
「どうか私とご一緒に働いていただけませんか」
Can you work with me,please?
Please can you work with me?
Can you please work with me? (正式表現)


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<慣用表現>

項目 説明
be pleased to do 「喜んで〜します」という顧客むけに使える便利な丁寧表現。
I am pleased to explain how to use the software.
「喜んで、ソフトウェアの使い方をご説明します」

このほか、次のような類似表現があります。
I am delighted to do ... (pleased よりも強意的、状況によっては大げさに聞こえる)
I am glad to do ... (happyより丁寧で積極的)
I am happy to do .... 


by the way
(話の転換に使う)
これは話の転換に使う表現ですから、いきなり本題に入るときや,あいさつなど前置き的な談話しか前にないときにはふつう用いません。ですから、用件部の書き出しに使うとぎこちなさがでることがあります。

(敬辞) Dear John,

(導入部) How have you been? As for me, I have been very fine, but quite busy as usual.

(用件部) By the way, I bought a new computer yesterday. It has the latest version of Windows ....

    ↓↓

(敬辞) Dear John,

(導入部) How have you been? As for me, I have been very fine, but quite busy as usual.

(用件部) I bought a new computer yesterday. It has the latest version of Windows ....


do one's best 励ましの表現で do one's best 「最善を尽くして」というのがありますが、使い方に注意が必要です。というのは、次のように聞こえかねないからです。
「(あなたにはそんな力はないんだろうけれども)ともかく精一杯がんばってね」
「結果はあまり期待していないけど、ともかくがんばってね」

ですから、相手が自信満々のときに Do your best. などとはいえないということです。逆に、相手が「実はこの仕事には自信がないんだ」などと言っている場合には使えます。


How about ....? How about ...? は会話調の略式表現ですから、メールではあまり使わないほうが無難です。

会話で使う場合でも使い方がある程度限定されます。たとえば、下の会話表現のように、前に類似の疑問文があった場合やその質問を暗示する表現があった場合に、「ところで、〜についてはどうですか」の意味で使います。
Tom: "How is your father?"
Bill: "He is fine."
Tom: "How about your mother?"
つまり、最初から How about ...? とはふつうしないということです。


How are ...? ご機嫌伺いの表現で How are (is) ...? という形がありますが、そのあとは「人」の場合は doing が、また、「物」の場合は going が続きます。
How are you doing?
How are things going?
ですから、How are you going? などとしたら変です。


I think that ... 日本語では「〜と思います」とよく言いますが、これをそのまま訳して I think that ... などとすると、たいがい婉曲さやぎこちなさを生みます。そんなときは、代わりに seem to do や look like を使います。
I think that it is a good idea to do it.
→ It seems to be a good idea to do it.
I think that it is a tree.
→ It looks like a tree.


long time no see long time no see はスラングで、文法的にもめちゃくちゃですので、メールなどではあまり勧められない表現です。できるだけ「正しい表現」を覚えましょう。他に考えられる書き方としては、 I haven't seen you for a while. などがあります。

look forward to ... 「〜を楽しみにする」look forward to のあとには名詞(句)が続きます。to不定詞ではありません。
(正) I look forward to seeing you.
(誤) I look forward to see you.


to tell the truth <意味>実を言えば
(注意)この句は言い訳や人の言葉を否定する場合にも用いられるので、多用するとよくうそをいっている人かととられる恐れがあります。


would like to do want to に代えて would like to とすると丁寧な表現になります。

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<メール形式>

メールには7つの要素がある。件名、敬辞(冒頭礼辞)、導入部、用件部、結部、結辞、署名の7つだ。以下で@〜Fで示すのがそれら。ただし、ビジネスメールではこれらをきちんと守ることが多いが、私信ではその限りではなく、* 印の要素は省略しても良い。
項目 説明
@件名 件名は簡潔さが大事だ。具体的には以下に気をつけたら良い。
*メールの内容を的確にあらわす単語を使う。
*文章ではなく名詞(句)にする。
  ○ Questions about your book
  X I would like to know about your book.
*日本語では「〜の件」「〜について」などと書くが、それにつられてAbout や Regarding をつけないことだ。というのは、「件名(Title)」自体にそれらの意味が含意されているからだ。
  ○ 件名: My trip to Hawaii
  X  件名: About my trip to Hawaii

A敬辞* 日本語書信の「拝啓」にあたる Dear xxxx, のことだ。
Dear John,  (親しい場合、敬称なしの名前だけ)
Dear Mr. Thompson:  (親しくない場合やビジネスの場合、敬称付きの苗字)
ビジネスメールで他社宛に出す場合には、どんなに親しい相手でも敬称付きの苗字にしたほうが無難だ。

フルネームは通常使われないが、相手の性別が不明の場合に(敬称なしで)フルネームを使うケースがあるようだ。
Dear Kaoru Takahashi:

最後に、コロンまたはカンマが必要。セミコロンは不可。

そのほかの敬辞 主な敬辞には次のようなものがある。
Dear xxxx Manager: (たとえば、人事課長などの場合は Dear Hiring Manager: などとする)

Dear Sir/Madam: (「担当者殿」「御中」、性差別のない表現)
Dear Sir: (「担当者殿」「御中」、性差別が残るので最近はあまり使われない)

次の形は、やや特殊な形だ。
To Whom it May Concern: (「関係者殿」「関係者各位」、不特定多数あての表現)

Dear Sir/Madam: と To whom it may concern: の違い Dear Sir/Madam: と To whom it may concern: はニュアンスが異なるので注意を要する。

Dear Sir/Madam:

企業などに初めて書く場合で、担当者が一人いることは分かっているが、その人の名前や性別が分からないときに使うもの。つまり、"特定の一人"を意識した表現で、日本語で言ったら「御中」にあたる。

To whom it may concern:

日本語の「関係者各位」に相当する用語で、そのメールがだれに関係するか分からないが、ともかく関係するであろうすべての人(複数かもしれないし一人かもしれない)にあてて使う表現。
<例>
たとえば、社内である機種のPCに問題があることが分かり、誰がその機種を使っているか分からないが、ともかくみんなにその問題を知らせたい。そのような場合には、To whom it may concern: を使ってメールを書き出すことになる。つまり、特定の人を意識しないで書くのがこの表現だ。

というわけで、両者を混同しても“間違い”というほどのことではないものの多少ニュアンスが異なる。また、Dear .... としたほうが丁寧に聞こえることも注意点だろう。
B導入部* 用件部の前に導入部を設けて、ご機嫌伺い、近況報告、時候の挨拶、前回の仕事のことなどを簡単に書いても良い。
<例>
How are you? How was your trip to Hawaii? As for me, I have been very busy.
Thanks to your help for our last project, it seems to be going very well.
「お元気ですか。ハワイ旅行はいかがでした?私のほうは、とても忙しくしていました。この前のプロジェクトは、お手伝いいただいたおかげで、とてもうまく行っているようです」

ただし、導入部はあまり長くしないのがコツだ。長すぎると、それだけ用件部への到達が遅れてメールの焦点がぼける。特に、複数の段落にはしないことだ。どうしても詳しく書きたい場合は追伸を設けるとよいだろう。

C用件部 メールの用件を書く部分。要点を抑えて簡潔に書くのがコツだ。具体的には、以下に気をつけたら良い。
*長文を避ける。
*同じ事を何度も繰り返さない。
*できるだけ人主語能動態を使い、物主語受動態を避ける。
*状況説明などは、できるだけ事実の発生順に書く。
*代名詞と the ... の特定表現を最大限利用して、簡潔化をはかる。

D結部* 最後のまとめの言葉を書くところ。コツとしては、用件に直接関わるような具体的なことは書かないこと・・・それらは用件部に書くべきだ。たとえば、よく使われるのには次のがある。
I am looking forward to hearing from you. 「ご返事お待ちします」
If you have any questions, please feel free to ask me. 「ご質問があったら、お気軽におたずねください」

E結辞* 良く使われる結辞は、次の四つだ。
Best regards, = 草々(くだけた表現なので、商業文では使わないほうが無難)
Sincerely yours, = 敬具(私信、商業文いずれにも使える)  
Faithfully yours, = (商用も含めた手紙の)敬具、イギリスで多用
Very truly yours, = (商業通信文の)敬具、北米で多用

なお、イギリスでは Yours sincerely, Yours faithfully, などと逆に言う。

その他の結辞 Yours, (親族や友人間で)
Truly yours, (あまり親しくない知人への手紙または商用文で)
Cordially yours, (主に米、友好的な手紙・商用文で)
Affectionately yours, (家族・親友などへ、時に女性的)
Respectfully yours, (年長者・長上へ)
そのほかにもたくさんある。

敬辞と結辞は対に 敬辞と結辞は対にするのがふつうだ。「拝啓、敬具」や「前略、草々」などが対になるのと同じだ。だから、Dear xxxx: を書いておいて、Best regards, などの結辞を書かないのは変だし、その逆もおかしい。

なお、敬辞が Dear Sirs や、Dear Sir/Madam など、特定の人物宛てでない場合、Sincerely yours, (Yours sincerely,) は使えず、Faithfully yours, (Yours faithfully,) となるので要注意だ。

F署名 他社宛のビジネスメールではフルネームにするのがふつうだ。社内連絡や私信の場合は、ファーストネームだけを使うこともある。
段落内では無改行 日本語でもそうだが、「段落内では一切改行しない」のが基本だから、文章ごとに改行するのは変だ。
段落間の行開け 用件部が長くなったら適当に段落を切るが、段落と段落の間には行開け(一行)を入れるのが適当だ。通常の商業通信文(コレポン)では、段落の書き出しに字下げを入れる形(インデントスタイル)もあった。しかし、イーメールでは字下げをしない"ブロックスタイル"が主流だから、行開けをしないと段落の切れ目が"見えなく"なってしまうことがある。

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参考サイト

サイト名 内容
BBC Learning English (Ask About English - Confusing words & expressions) 複数の似たような単語のニュアンスの違いを説明する。
DifferenceBetween.com 二つの単語を検索欄に記入して、違いを調べることができる。
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