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            カテゴリー別            
バンクーバー&BC州・ニュース

ボクシングウィーク2010年版 (2010.12.27)
強い家族 (2010.12.21)
道路に大穴 (2010.12.13)

バンクーバー空港にライバル (2010.12.09)
Wバンクーバーに日系スーパー (2010.11.22)
初雪 (2010.11.20)
Holy Shit! なんてこった! (2010.11.02)
路地沿い住宅の波紋 (2010.10.27)

カナダ人は寿司が大好き (2010.10.20)
あっちもこっちも野菜高騰 (2010.10.14)
サケの遡上の映像 (2010.10.11)
バーナビー山にゴンドラ (2010.09.23)
97年ぶりの豊漁 (2010.08.28)

マリワナ番のクマの運命は・・・? (2010.08.26)
グラウス山に登ろう (2010.08.25)
モヤだと思ったら・・・(・_・; (2010.08.05)
「強制収容所」が国立史跡に (2010.08.01)
山火事の季節 (2010.07.31)

血液検査結果をネットで (2010.07.29)
しょーしょーしょうじょうじ・・・ (2010.07.26)
アリ地獄・・・冗談でしょ編 (2010.07.25)
“911”じゃあダメよ (2010.07.24)
ますます“お粗末な”警察 (2010.07.22)

アリ地獄・・・ネット編 (2010.07.16)
「セイリッシュ海」正式命名 (2010.07.15)
アリ地獄・・・告訴編 (2010.07.14)
72歳の"学生" (2010.07.12)
ヌードになってギネス記録! (2010.07.10)

「スタンレーパーク」を改名? (2010.07.04)
BC州への移民 (2010.07.01)
万引きはダメよ・・・(・_・; (2010.07.01)
アリ地獄 (2010.06.30)
悲喜こもごものワールドカップ (2010.06.24)

「人」とはなんぞや・・・(^_^; (2010.06.18)
ビ、ビ、ビルが倒れる~~~! (2010.06.14)
ハイダグアイ諸島海域の保護 (2010.06.10)
ペルー産ミカン (2010.06.07)
ポートマンブリッジも有料化 (2010.06.04)

「まだ生きてますね?」 (2010.06.03)
いったい、いくらなんだ・・・? (2010.06.02)
空が壊れた? (2010.05.29)
どこでも同じだ・・・(・_・; (2010.05.20)
マーモットは高級ホテルがお好き (2010.05.19)

ゴールデンイヤーズ橋の不人気 (2010.05.15)
路地沿い住宅第一号 (2010.05.08)
自転車車線の拡大 (2010.05.08)
今度はクジラとイルカ (2010.05.06)
クジラの訪問 (2010.05.05)

盗品オークションに歯ブラシ (2010.05.02)
大学のパブで未成年が・・・(^_^; (2010.03.29)
トイレのない駅 (2010.03.29)
上村さ~ん、もう一度~! (20103.11)
浜辺の歌 (2010.03.03)

殺人予告まで出るオリンピック(・_・;? (2010.02.26)
夏冬で活躍したクララ・ヒューズ (2010.02.24)
人気沸騰の「ジャパドッグ」 (2010.02.21)
地元初の金メダル (2010.02.14)
極めてカナダ的だった聖火台点火(^_^; (2010.02.13)

チップとはなんじゃ・・・(・_・;? (2010.02.05)
キティマットのほろ苦い一日 (2010.01.31)
ストリートビューが見てたよ~ん (2010.01.30)
マリファナが精神分裂病を・・・ (2010.01.29)
捨てる神あれば・・・ (2010.01.27)

相変わらず失態続きの警察 (2010.01.27)
オリンピック?どこで? (2010.01.22)
路面電車が帰ってきた (2010.01.22)
さらなるカナダライン訴訟 (2010.01.17)
ヒーローは飼い犬 (2010.01.04)

カナダ&アメリカ・ニュース

病院から110番 (2010.12.03)
日曜ショッピングOK (2010.12.02)

裁判員制度もさまざま (2010.12.01)
最低の人間 (2010.11.30)
新しいテレビ局 (2010.11.29)
またしてもカリフォルニアへ (2010.11.14)
ドーナツ5個で5%、6個で0% (2010.10.31)

火星への片道切符 (2010.10.29)
カナダ版“オレオレ詐欺” (2010.10.25)
科学する・・・(^_^;)? (2010.10.16)
お茶一杯も出ない・・・ (2010.10.04)
1860年の日本人は・・・ (2010.09.29)

肥満度、世界第6位 (2010.09.25)
人力飛行機で新記録 (2010.09.22)
二大都市間の大きな違い (2010.09.15)
二大都市間の大きな違い (2010.09.15)
最後にまたハプニング (2010.09.10)

ワシントンの印象 (2010.09.08)
ニューヨークの印象 (2010.09.02) 
なんとか兄に会えた・・・(^_^; (2010.08.31)
遣米使節に熱狂したアメリカ (2010.08.23)
アメリカ東海岸へ (2010.08.23)


エアカナダが羽田便を就航 (2010.08.18)
カナダガンの危機! (2010.07.05)
いったい、どっちが客? (2010.04.21) 
男女差別のカナダ国歌? (2010.03.08)
ハイチの地震とカナダ (2010.01.14)
映画スターは”特権階級”? (2010.01.09)

日本のニュース

東善寺住職が新著(平凡社新書) (2010.12.20)

こんな人もいたんだあ・・・(ー_ー) (2010.12.04)
時速30キロに・・・ (2010.10.17)
「最長寿国」危うし・・・(^_^;)? (2010.08.10)
やっぱりカナダとは違う・・・(^_^) (2010.06.25)
そういうものなの? (2010.06.06)

割り箸が消えた? (2010.05.21)
世襲議員にタレント議員 (2010.05.18)
東善寺住職の講演「小栗上野介」 (2010.05.17)
感心した運転マナー (2010.04.21)
トイレ革命 (2010.04.09)

京都の怪物 (2010.04.05)
なぜ東京経由? (2010.04.02)
聞いたことのある話 (2010.02.06)
ありゃ!ブレーキが・・・ (2010.02.04)
浅川マキ急死 (2010.01.18)


コンピュータ&ハイテク・ニュース

オペラの「ダブルスタッキング」機能 (2010.12.29)
バックアップに Dropbox を使おう (2010.12.23)
デスクトップが変だ・・・ (2010.12.16)
新ソフト、Foxit フォックスィット (2010.11.23)

Google 日本語入力で顔文字 (2010.11.19)
画面切り取りソフト (2010.10.26)
タスクバーを左に置くと便利 (2010.10.24)
YouTubeダウンロード用ソフト (2010.10.19)
スカイプ最新バージョン (2010.10.15)

グーグルが自動車生産? (2010.10.12)
写真合成ソフト (2010.09.24)
Gmail から電話 (2010.09.20)
スカイプで英会話 (2010.09.18)
スカイプの新ベータ版 (2010.09.10)

Gmailから普通電話へ通話 (2010.08.27)
Googleマップの「日本語」ボタン (2010.08.24)
ソフトウェアTeamViewer (2010.05.25)
デフラグのすすめ (2010.05.23)
ややこしいデジカメ (2010.05.22)

スカイプで5人までのビデオ通話 (2010.05.14)
[デスクトップの表示] アイコンの復元 (2010.05.11)
アイフォンでスカイプ (2010.04.24)
新しい家庭内LAN=PLC接続 (2010.04.24)
不思議な世界 (2010.04.24)

オンライン格納サービスDropbox (2010.03.27)
格段に使い易くなったオペラ (2010.03.25)
Picasa の「顔だけ表示」機能 (2010.03.16)
Opera で複数のタブを一度に閉じる (2010.03.16)
無料ウィルス対策ソフトの使用開始 (2010.03.13)

レシピ検索を食材から (2010.01.21)
スカイプが圧倒的シェア (2010.01.19)
Yahooカテゴリー検索 (2010.01.12)
進化する外付けハード (2010.01.10)
デスクトップ・アイコンの再表示 (2010.01.08)

その他のニュース

男と女の違い (2010.11.18)
世界の人口69億人突破 (2010.10.21) 
チリの奇跡・・・と国歌 (2010.10.13)
2年2ヶ月ぶりのゴルフ (2010.08.12)
2年ぶりのゴルフスウィング (2010.08.02)

ブルーベリーと血圧 (2010.07.28)
驚異の80才 (2010.07.19)
チベット医学 (2010.06.12)
今度は"四十肩"? (2010.05.14)
テニス肘が治った? (2010.05.02)

なに食やあいいんだ・・・(・_・;!? (2010.03.24)
”新”魚の焼き方 (2010.03.13)
踵骨の疲労骨折? (2010.02.24)
ハイチの養子縁組ビジネス (2010.02.02)
時間とはなんじゃ・・・(^_^;)? (2010.01.24)

英語関連ニュース

「デノミ」は「リデノミ・・・」 (2010.11.15)
the の有無でこんなに違う・・・(・_・; (2010.08.15)
ユニクロも英語で (2010.07.08)
"英語にする"楽天 (2010.07.03)
「ご結婚おめでとう」は英語で? (2010.04.14)

(^_^;マーク・ニュース

散髪時間のギネス記録? (2010.10.01)
「今日は何日?」 (2010.02.27)


タッド・フジカワ&ゴルフ・ニュース

T・フジカワQスクール通過ならず (2010.11.22)
T・フジカワ、ぎりぎり通過 (2010.10.22)
T・フジカワ、プレーオフで惜敗 (2010.09.26)
T・フジカワ、プロツアーで初優勝 (2010.08.07) 
タッド・フジカワ、マイナーツアーへ (2010.01.26)
WB01523_.gif (379 バイト) オペラの「ダブルスタッキング」機能 (2010.12.29)
先ごろ、ブラウザのオペラ Opera で新バージョン v11.00 が発表された。今回はいくつか大きな改良があったが、特に、複数のタブをグループにまとめる「ダブルスタッキング」機能が面白い。これは、タブをドラッグして他のタブ上に重ねることでグループ化*できる機能だ。これによって、大量にウェブページを開いていても、見失うことなく管理できる。

私は当初、この機能についてはそれほど有用性を感じなかったが、実際に使ってみるとかなり重宝だ。というのは、タブが増えるとタブの幅が狭くなって名前が消えてしまい、どれがどれだか分からなくなってしまうからだ。それがグループ化によって、どこに必要なタブがあるかが簡単に分かる。

* グループ化されたタブは、“代表タブ”上にカーソルを置けば、その下にグループ内の全タブが表示される。それぞれのタブについている x をクリックして、削除することも可能だ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ボクシングウィーク2010年版 (2010.12.27)
先日から、デスクトップで使っていたマウスがおかしくなっていた*。

幸い今週は、街中で年に一度の大安売りが行われるボクシングウィーク**だ。カナダの電器店チェーン Future Shop では、通常40ドルくらいするロジテック(ロジクール)のマウスを10ドルくらいで売っていた。そこで、夕方、徒歩5分のところにある Future Shop メトロタウン店に行ってみた・・・用事があったので、もっと早くには行けなかった。

しかし、ボクシングデーの26日だけはどの店も朝6時から開店し、目玉商品を狙って早朝から・・・いや前日から・・・客が並ぶほど人々が殺到する。だから、夕方ノコノコと出かけて行って目的のマウスを買えるとは、あまり期待していなかった。

案の定、欲しいマウスはなかった。しかも、一日中ごった返した店内は商品の陳列がめちゃくちゃになっていて、商品をさがすのも大変だ。しかたなく、昨日はすぐに帰ってきた。そして、今朝「ひょっとしたら、割引商品をまた陳列するかもしれない。でなくちゃあ、昨日の陳列状態のままでは商売にならない・・・」と思い、“ダメもと”で10時ころ行ってみた。

すると、あったあった。ロジテックのマウスが少しだけ並んでいたのだ。税金を入れて12ドルくらい払ってそそくさと家に帰ってきた。去年に続いて今年も、めでたしめでたしのボクシングウィーク・ショッピングだった・・・(*^_^*)。

* 数段の文章をハイライトしようとすると斑にハイライトされたり、ブラウザをXで閉めると、その後にあるメールソフトまで閉まったりするのだ。

** 以前は「ボクシングデー・セール」と言って26日だけだったのだが、最近は「ボクシングウィーク・セール」になって31日までバーゲンセールが行われるようになった。この時季の安売りは、クリスマス商戦で売れ残った品物を履き出すことから始まったのではないだろうか。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) バックアップに Dropbox を使おう (2010.12.23)
先日、デスクトップコンピュータにリカバリーをかけたが、その後の経過は良好だ。一、二度シャットダウンの不具合が発生したものの、外付けハードがいたずらした節があって、特に気にしていない。

ところで、リカバリーしたということは買ったときの状態に戻ったということだから、当然データは全て失われた。しかし、今回助かったのは「オンライン格納サービス」 Dropbox* を使っていたことだ。私の大事なデータはすべてクラウド上の Dropbox に保存されていた。したがって、リカバリーのあと、Dropbox をインストールして自分のアカウントにログインするだけで、それらのデータが一瞬にして戻ってきた**。なんという便利さか。

以前、コンピュータ間でのファイル共有サービスとして Dropbox をすすめたことがあるが、バックアップサービスとしても素晴らしいということだ。ぜひ、みなさんにも Dropbox をすすめる。なお、Dropbox は無料バージョンで最初2ギガまでの容量が与えられる。2ギガといったら、ワードやエクセルのファイルなら相当量入る・・・容量の大きい動画には向かないとしても、写真や音楽ならかなり入る容量だ。

* Dropbox と似たサービスに SugarSync がある。これのほうが機能的に優れている上、5ギガまで無料なのだが、使い方がやや難しい。個人使用には Dropbox で十分だろう。Dropbox は英語サイトだが、ダウンロードはそれほど難しくないし、使い方も(マイ)ドキュメント内の Dropbox フォルダを管理するだけだかから、極めて簡単だ。

** もちろん、外付けハードにもバックアップが取ってあるのだが、Dropbox のほうがデータ回復が簡単だ。ともかく、外付けハードも壊れることがあるから、二重の安全対策として重宝。



容量は、他人に Dropbox をすすめるたびに、0.25ギガ増えていく。管理人(私)にメールして「Dropbox の紹介状」を書いてもらい、管理人の「ギガ数増大計画」に協力しよう・・・ちょっと図々しい?・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 強い家族 (2010.12.21)
バンクーバーから4時間くらい内陸へ行ったところにバーノン Vernon の町がある。以前、私の親戚の高校生がホームステイしたことがある町だ。この町で、何年か前、結合双生児が生まれた。結合双生児が生まれる確率はものすごく低いのだが、この子たちの場合はさらに珍しいことに脳みそが結合*していた。そんなことから、この子たちのことは前からニュースになっていた。

先日、CBCテレビのドキュメンタリーシリーズ Doc Zone が、この子供たちを取り上げた。私は Doc Zone の番組は自動的に録画しておくので、その番組も録画された。しかし、私は最初見るのを躊躇した。あまりにも痛々しいからだ。それでも、昨夜思い切ってそれを見始めた。

すると、見るに連れて痛々しさが消えて、“直視”できるようになった。そして、私は「なんと幸せな子供たちか」と感じるようになった。なぜなら、子供たちを囲む家族がものすごく強くて愛情に満ちているからだ。妊娠中に結合していることを知らされた時、医師が堕胎をすすめたにもかかわらず産む決意をした母親の強さはものすごいし、彼女の母親、つまり子供たちの祖母がまた素晴らしい。

祖母は、娘が子供の頃はパニック障害を患っていて、部屋にこもりきりで、ろくに娘の世話もしなかったらしい。それが、双生児が生まれてくるとまったく人間が変わった。がぜん外に出られるようになり、双生児を連れてどこへでも行く。もう何十回となく家族でバンクーバーへ行ったが、そんな時、双生児にはいつも祖母がついていた**。まるで、双生児は祖母を“閉じこもり人生”から抜け出させるために生まれてきたような話なのだ。

私は映像を見ていて思った。こんな家族に囲まれている限り、この子たちは大丈夫だと・・・。

* 子供Aが見ている物が、子供Bにも見えたりするらしい。

** バンクーバー水族館に行ったときの映像があった。双生児はとても嬉しそうだった。しかし、中には「奇形児は家に置いてこい」とか、「公衆の面前に連れてくることはない」などと言う人がいたらしい。そんな無慈悲なことをよくも言えると驚いてしまう。

ニュースソース> "Related Video"をクリックすると番組を観られる。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 東善寺住職が新著(平凡社新書) (2010.12.20)
東善寺住職(私の兄)が、小栗上野介について新しい本を書いた。

平凡社新書 「小栗上野介 - 忘れられた悲劇の幕臣」 
村上泰賢 著
2010年12月15日 発売
約800円

小栗が参加した1860年遣米使節や、彼がアメリカでの体験をもとにして推し進めた日本近代化への業績について書かれている。主だった書店の店頭には並んでおり、たとえば、渋谷の紀伊国屋には数十冊が積まれているそうだ。また、以下のオンライン書店から入手することも可能だ。

ヤフー  アマゾン  ツタヤ  ビーケーワン  ライブドア 



「私の兄」を丁寧に言ったら「愚兄」なのだろうが、「愚兄」を英訳したら "my stupid brother" となる。なんとも笑える表現だ・・・(^_^;。このあたり、日本語の“へりくだり度”が極端だということだろう。いまどき、こんな言葉は使われないかもしれないが・・・。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) デスクトップが変だ・・・ (2010.12.16)
この数週間、デスクトップ・コンピュータ(Sony VAIO)の調子がおかしい。勝手に再起動したり、通常のシャットダウンができずメインスイッチで切る破目になったり、しばらく使わずに起動すると砂時計が出っぱなしになったりするのだ。時間を戻すなどしていろいろ手を尽くしたが改善されない。7年以上も使ってきたから*、そろそろ寿命なのか。かと言って、起動したときにはデスクトップまでは出るのだから、まだ使えるような気もする。

そこで、昨日、思い切ってリカバリーをかけてみた**。リカバリー後はきわめてスムーズに作動した。しかし、一番問題が発生するのは朝の起動時なので、まだ喜ぶわけに行かない。今朝の起動が問題なく行くかどうかが大きな山だった。今朝、恐る恐るスイッチを入れた。すると、まったく問題なく作動した。うまく行ったのかもしれない。

でも、まだ安心はできない。もしハードウェア部分が老朽化していれば、遅かれ早かれ問題が再発するに違い無い。しばらく注意しながら使うことになりそうだ。

* 友達から、「そろそろ買い換えてやらないと、ソニーが潰れちゃうよ・・・(^_^;。コンピュータは4年周期くらいで買い換えるように出来てるらしいから・・・」なんて言われた。かもしれないが、地球に優しく生きたい私としては、できるだけ資源の無駄使いはしたくないのだ・・・(^_^;)?。

** 当然のことだが、70%もあったハードディスク(Cドライブ)の使用率が10%くらいまで下がった。いいゴミ掃除になったのかもしれない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 道路に大穴 (2010.12.13)
昨日、バンクーバー市の幹線道路 S.E. Marine Drive で東向きの三車線全体にわたって、直径10メートルもある大きな穴が開いた。場所は、Fraser Street の交差点から少し西側のこのあたり。市南部を東西に走る S.E. Marine Drive はかなりの交通量なのに、怪我人が出なかったのは奇跡的だ。

市の話では、埋設されている下水用か上水用のパイプが破れたのが原因かも知れないという。この付近の地盤は1930年代に工事が行われたらしく、老朽化が進んでいたのだろう。

現在、市、メトロ・バンクーバー、それに Terasen のスタッフが総出で復旧に当たっているが、完全復旧は早くて金曜日ということだ。このため、マリンドライブは当分の間通行止めとなった。また、水道とガスのパイプが壊れたため、付近の住宅や商店が数日間影響を受けそうだ。

それにしても、道路にあんな大穴が開くなんて、おちおち運転していられない。石橋ならぬ道路を叩いて確認してから走らねばならないかもしれない・・・(^_^;)?。

ニュースソース> ビデオニュースで大穴が映される。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) バンクーバー空港にライバル (2010.12.09)
バンクーバー空港から南下すると、30分くらいでアメリカとの国境だ。そして、国境を越えて30分も走るとベリンガム Bellingham の町がある。人口8万人の小さな町だが、この町の空港がバンクーバー空港にとってあなどれない競争相手になりつつある。というのは、アメリカへ旅行するバンクーバー周辺のカナダ人にとって、往々にして、ベリンガム空港から出発したほうが航空料金が安いからだ。

バンクーバー都市圏の人たちは車でベリンガム空港へ行き、車を日単位で駐車して旅立つ。今のところ、ベリンガム空港からはアメリカ本土にしか行けない。しかし、来年1月からはハワイ行が導入され、さらに滑走路を拡張して、2012年からはより大きな機種でメキシコまで行けるようになる。

近年、バンクーバー空港からアメリカへ出発する旅行者の数は、年間約400万人に上る。しかし、ベリンガム空港またはシアトル空港を利用するカナダ人も、約150万人いると推定されている。2001年に7万人弱だったベリンガム空港からの出発客数は、2010年には40万人に増加した。しかも、その55%がカナダ人らしい。



それにしても、ベリンガム空港では駐車代が一日7~9ドルかかるから一週間旅行したら50ドル以上になる。バンクーバー空港ではベリンガム空港にない空港使用料があるのが不利だとしても、駐車代を考えたら、バンクーバー空港のほうが安いように思うのだが・・・どうもよく分からん・・・(・_・;?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) こんな人もいたんだあ・・・(ー_ー) (2010.12.04)
先日、中国山東省済南市である日本人が亡くなった。山崎宏さん(102歳)という人だ。

山崎さんは、1937年に軍属として中国に渡り、軍馬の獣医師として従軍した。しかし、日本軍の中国国民に対する仕打ちのひどさに耐えかねて軍を脱走する。そして、終戦を迎えても、「(日本軍の行為への)償いとして残って役に立ちたい」と残留を決心。数年間の放浪生活の末、生活を立てなおし、1952年に医師になって、地元の診療所で治療にあたってきた*。2009年11月に日本の総理大臣表彰を受けた際には、「ずっと贖罪の気持ちを持ち続けてきました」と心情を語った。

こんな人が一人でもいたということは、いつまでも争いの絶えないこの世界に、一条の光があてられた思いだ。いがみ合ってばかりいる世界中の人達は、山崎さんの爪の垢でも煎じて飲むべきだったかもしれない・・・(ー_ー)。

* 100歳を超えても働いていたらしい。それにしても、山崎さんが軍を脱走後に物乞いをして暮らしたとき、中国人は彼に食べ物と着る物を与えたという。叩き殺されてもおかしくない敵国の人間に、施しをした中国の人たちにも驚かされる。

<ニュースソース:JAPANESE.CHINA.ORG.CN* 朝日新聞

*JAPANESE... のサイトに「中国を何十年も転々とした・・・」とあるが、「何年も・・・」の間違いだろう。さもないと、つじつまが合わない。なお、JAPANESE... のサイトはなんとなく“中国系”を感じさせるが、朝日新聞や他のメジャー報道機関もほぼ同様の報道をしていた。なお、朝日新聞の記事はその後、なぜか見られなくなっている。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 病院から110番 (2010.12.03)
エドモントン Edmonton に住むスティーブン・レッキーは、フィアンセのエリン・シュミットを病院に訪ねた。エリンは二人の子ども(女の子)を産んだばかりだ。

ところが、スティーブンは病室で、突然、糖尿病の発作に襲われた。居合わせた看護師は彼にブドウ糖を与えたあと、なんと、911*して救急車を呼んだ。救急隊員が到着し、スティーブンをストレッチャーに乗せて病院内で三階分運び、救急治療室に入れた。救急隊員は約20分間病室にいて状況を見守った。

何日かして、スティーブンはアルバータ州保健局から、救急サービス代として395ドル(約31,000円)**の請求書を受け取った。スティーブンは「たった三階分の移動なのに、めちゃくちゃ高すぎる」と、完全に頭に来た。しかし、それから数日後、保健局は395ドルを全額免除した・・・当然だよね・・・(^_^;。

二人はいまだに、「そもそも、なぜ看護師が911したのかさっぱり分からない。病院で病気になったら病院のスタッフが911するなんて、だれが想像しますか」と呆れ顔だ。

世の中には不思議なことが起こるものですねえ・・・(^_^;。

* 日本の「110番」。

** 15年くらい前、私のお腹で”ピロリ菌が暴れた”時には、救急車代は30ドル(約2,400円)くらいだった。時代も州も違うとはいえ、スティーブンの場合はあまりに高い・・・(・_・;?。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 日曜ショッピングOK (2010.12.02)
何十年にも渡る議論の末、ついにPEI (プリンスエドワードアイランド)州でも日曜日に買い物ができるようになった。昨日、PEI州議会は州法を改正し、来年1月2日から商店は店を開けて良いようになった。議員の評決は賛成派と反対派がタイだったが、最後に議長が賛成に投票して決着がついた。

もともと“キリスト教国”だったカナダは、日曜日は安息日とするキリスト教教義によって、国の法律(Lord’s Day Act)でも日曜日の小売店開店を禁じていた。ところが、1982年に Canadian Charter of Rights and Freedoms (権利と自由のカナダ憲章)が制定されて信教の自由が認められとともに、主に移民によって、次第に他宗教の人達が増えてきた。そして、1985年4月24日にカナダ最高裁が Lord’s Day Act を憲法違反と断じて、日曜開店を禁ずる同法が廃止された。

ここブリティッシュコロンビア州では、1980年に州法が改正され、日曜開店の是非はそれぞれの自治体に委ねられることになった。しかし、私が1984年にカナダに来たときには、まだ、ほとんどの店が日曜日に閉めていた。ところが次第に開ける店が増えて、数年のうちにほとんどすべての店が開店するようになった。1989年には、日曜日開店に関する州の規制がすべて撤廃された。

なお、いまだにマニトバ、ニューブランズウィック、ノバスコシアの三州は、日曜日(と祭日)の開店について規制を設けているらしい。特に、ノバスコシア州では最も厳しい規制があるということだ*。

* 最高裁の決定にもかかわらず、いまだに州によってこうした規制が残るのがどうもよく分からん・・・(・_・;?。

ニュースソース> <参考サイト



なぜ、PEIのような小さな島(人口=14万人弱、面積=四国の三分の一)がひとつの州なのか疑問だったが、下のようなウィキペディアの説明で一応納得した。それにしても、アメリカに入られなくてよかった・・・(^_^;。

「1867年の連邦制発足とカナダ独立に向けての話し合いが行われた。しかしニューファンドランド州と共にプリンスエドワードアイランドは連邦に加盟せず、独立した植民地となるか、アメリカ合衆国の一部になるかの検討をしていた。1870年代には鉄道の敷設を開始したが、成功せず多額の負債が残った。この負債を相殺すると共に、本土との蒸気船交通の確保等の条件により、プリンスエドワードアイランドは1873年7月1日に(カナダの)連邦政府に加盟した。」

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WB01523_.gif (379 バイト) 裁判員制度もさまざま (2010.12.01)
Knowledge Network (チャンネル5)で、1978年にサンフランシスコ市長と共に殺された市会議員ハーヴィ・ミルクのドキュメンタリー番組*が放送された。彼を題材にした映画「ミルク」(2008年)が、アカデミー賞の脚本賞、主演男優賞(ショーン・ペン)を獲得したので、この事件のことを知っている人も多いだろう。ミルクは「アメリカで初めて、自らゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職者」だった。彼らを殺したのは、ダン・ホワイトという同僚議員だったが、裁判の結果、二人の人間を殺した男にわずか7年の禁固刑が課された。

番組の中で、当時を振り返ってたくさんの人がインタビューを受けていた。その中で、ある人が「陪審員(裁判員)の人選が終わった時点で、この裁判では公正な判決が出ないと思った」と言った。というのは、陪審員団は、ゲイが完全に排除されマイノリティーが一人もおらず、保守的な白人で占められていたからだ。

これを見て思った、「日本でも始まった裁判員制度だが、国によっては非常にややこしいシステムになるものだ」と。たとえばアメリカでは、いろいろな人種がいて、いわゆるマイノリティーが多い。ゲイなどの人権活動も盛んだし、宗教もいろいろあって人々の価値観が異なる。そのため、陪審員の人選が判決に大きく影響するのだ。例のO・J・シンプソン事件でも陪審員の大半が黒人だった。そのため、どう見ても有罪のシンプソン(黒人)が無罪になっている。

その点、日本は人種的にそれほど複雑ではないし、人権運動もそれほど顕著ではなく、宗教もアメリカほどの多様性がない。したがって、裁判員の人選がそれほど判決に影響するとは思えないのだ。

* 途中から観たので分からなかったが、アカデミー賞を勝ち取った1984年のドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク』(The Times of Harvey Milk)だったようだ。

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WB01523_.gif (379 バイト) 最低の人間 (2010.11.30)
先日、コーチ*としてNHLのチームをスタンレーカップ**に導いたことのあるパット・バーンズ Pat Burns 氏が亡くなった。ガンと戦い続けた彼は、まだ58歳だっということだ。私はそれほどのアイスホッケーファンではないが、彼がNHLのチームを率いるゲームをなんどか見たことがある。

葬儀は昨日行われた。ところが、なんということか、今朝、悲しみにくれる未亡人の車を車上荒らしして、30枚のサイン入りホッケージャージー、宝石類、それにバーンズ氏の財布まで盗んだ人間がいるらしい。財布には写真やクレジットカードも入っていた。彼のいとこに当たる人は、「(その盗人は)なんとも嘆かわしい人間だ」と怒りをあらわにした。

ケベック州の警察官だったバーンズ氏は、80年代にNHLマイナーリーグチームのコーチになった。その後 NHL に昇格して、モントリオール、トロント、ボストン、ニュージャージーのコーチを努め、2002/03年のシーズンにはニュージャージーをスタンレーカップに導いた。

悲しみのどん底にある遺族を狙うなどということは、人間のクズのやることだ。なんとも、やりきれない事件だ。

* 「コーチ」と呼ばれるが、野球でいう「監督」のこと。

** 1892年に、アイスホッケーに魅了された時のカナダ総督、スタンレー卿 (Frederick Arthur Stanley) によって寄贈された。なお、バンクーバーのスタンレー公園も、同氏にちなんだ名称だ。


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WB01523_.gif (379 バイト) 新しいテレビ局 (2010.11.29)
カナダでは、CBC News Network(バンクーバーではチャンネル26)、CTV News Channel (同17) に続く、第三のニュース専門テレビ局が生まれるらしい。 Sun TV News Service というのがそれで、専門家の間では Fox News North とも呼ばれるらしい(アメリカのテレビ局 Fox と関係があるのか?)。24時間放送で、早ければ来年1月1日から放送開始の予定だ。

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WB01523_.gif (379 バイト) 新ソフト、Foxit フォックスィット (2010.11.23)
PDF閲覧ソフトのFoxit フォックスィットというのを発見した。「高速で軽量」と評判もよく、世界ですでに1億ダウンロードを突破しているという。

私はこれまで、PDFファイルの閲覧は Adobe Reader を使ってきた。しかし、Foxit はそれ以上に便利そうだ。というのも、Adobe ではできない書き込み機能があるからだ。たとえば、テキストや付せん、図形などを貼り付けられる。また、元のPDF文書に用意されたインタラクティブフォームだけでなく、記入欄が線で提示されただけの部分にも文字を書き込める。

<参考サイト:窓の杜> 

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WB01523_.gif (379 バイト) Wバンクーバーに日系スーパー (2010.11.22)
17日、ウェストバンクーバー市内に日本食中心の大型スーパー「Osaka」が開店した。場所は、パークロイヤル・ショッピングセンター Park Royal Shopping Centre の二階だ。面積は37,000平方フィート(約3,400㎡)。

中華系スーパー「T&T」が市場環境を考慮して、“中華系”ではなく、あえて“日系”にしたようだ。しかも、カナダでも有数の”お金持ちの町”ウェストバンクーバーという立地のため、“高級色”が強いらしい。T&T よりも30%は日本の食材が多く、味噌は60種類、日本の麺類は80種類が置かれているという。

Osaka は、“一号店”がすでにリッチモンド市にある。何年も前にヤオハンが倒産して、それをT&Tが買取って改名したものだ。しかし、リッチモンドは人口の60%が中国人なのに、ウェストバンクーバーには中国人が数千人しかいない*。そんな環境が考慮されたのだろう。

先日、私はシアトルで大盛況の日系スーパー Uwajimaya を見てきた。客の大半は日系人以外だった。あれを見ると、Osaka “二号店”も成功するかもしれないという気がする。ただ、場所がバンクーバー都市圏の端なのが気になる。たとえば、私の家からも30分はかかってしまう・・・もう少し都市圏の真ん中ならいいのにと思うのだ・・・(・_・;。

* 1996年から2006年の推移では、3,740人から3,360人に減少した。ウェストバンクーバーは、バンクーバー都市圏の中では例外的に中国人が少ないといえる。

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WB01523_.gif (379 バイト) T・フジカワQスクール通過ならず (2010.11.22)
17日~20日のPGA の Q-Scool 第二次ステージに参戦していた我らがタッド・フジカワは、通算4オーバー(75、75、73、69)の57位タイに終わり、最終ステージに進めなかった。がっくり。

第二ステージは20位タイまでが通過ラインだった。最初の二日間で6オーバーまで落ちてしまったのが痛かった。しかし、まだ19才。今の苦しみが、いつか実になるに違いない。

来年こそ頑張ろう、タッド!

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WB01523_.gif (379 バイト) 初雪 (2010.11.20)
例年より早く初雪が降った。なんでも今年はラニーニャ(エルニーニョの反対)の年だそうで、バンクーバーは寒くて雪の多い冬が予想されている。日課の散歩がてら、セントラルパークを撮ってきた(PiacaウェブアルバムのスライドショーYouTube)。

今夜は零下7度までさがり、その後ももっと寒い日が続きそうだ。

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WB01523_.gif (379 バイト) Google 日本語入力で顔文字 (2010.11.19)
感情表現方法として便利な顔文字は、いまや email には欠かせないものになっている。そんなおり、日本語入力ソフト「Google 日本語入力」では、「顔文字」と入力すると変換候補の中にたくさんの顔文字が出てくるのを発見した。けっこう便利そうだ。

<参考ページ:Google日本語入力

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WB01523_.gif (379 バイト) 男と女の違い (2010.11.18)
1860年遣米使節関連の新聞記事に lunatics と idiots という単語が出てきた。似たような意味だが厳密には異なるので、Google 検索でいろいろ調べていたら、たまたま次のような文章が検出された。

"The main difference between men and women is that men are lunatics and women are idiots."

訳すと、「男と女の大きな違いは、男は lunatics で、女は idiots であることだ」となる。

当たっているかも・・・あ、いえ、あの、その、私が言ったんじゃあなくて、そういう文章があったって言う話でして・・・(・_・;。

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WB01523_.gif (379 バイト) 「デノミ」は「リデノミ・・・」 (2010.11.15)
日本語で「デノミ」と言う言葉がある。英語の denomination から来た言葉だと思っていたら、そうではないらしい。

貨幣単位の呼称変更を意味する「デノミ」は、英語では redenomination なのだそうだ(下記参照)。denomination には、「(貨幣)単位、額面金額」などの意味しかないらしい。和製英語に気をつけねば・・・!。

denomination 【名】
1 ((正式))【C】 名称,呼称(name);【U】 命名.
2 【C】 宗派,教派《◆しばしばsectより大きい》.
3 【C】 種類,種目.

4 【C】【U】 (貨幣・度量衡などの)単位(名);(貨幣・証券などの)額面金額;〔数〕分母∥ money of small ~s 小額貨幣/ What ~s (do you want)? 金種は何にしますか《◆銀行員が客に希望の金種を聞く表現》

redenomination 【名】
《経済》デノミ(ネーション)◆通貨の呼称単位の切り下げまたは切り上げ

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WB01523_.gif (379 バイト) またしてもカリフォルニアへ (2010.11.14)
今月3日から11日まで、友達二人とサンフランシスコへドライブ旅行してきた。今回も、小栗上野介関連のシンポジウムに参加するため日本からやってくる兄をアシストするのが目的だ。ウーさんの新車のおかげで、実に快適な旅行になった。簡単に旅行記を書いてみた

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WB01523_.gif (379 バイト) Holy Shit! なんてこった! (2010.11.02)
数日前から、宝くじで50ミリオンドル(約40億円)を当てた人がいることがニュースになっていた。しかし、当選者が誰だか分からなかった。今日、宝くじ公社で小切手の授与式があって、ついに当選者の名前が判明した。当選者は、バンクーバーのダウンタウンに住むカート(63才)とクロード(52才)というゲイのカップルだ。来月は、二人が“結婚”してから30周年になり*、より大きなお祝いになりそうだ。

二人が当選を知ったのは土曜日(30日)朝のことだった。しかし、カートが「日曜日は教会に行くし、月曜日は時間がなかったので」、今日火曜日まで小切手の受け取りを待っていた。二人は、家の近くのコンビニでチケットを買い、7つの番号がすべて当選番号に一致した。

カートは言う、「チケットを機械に入れたときに自分の目が信じられなかったよ。今になってやっと実感が湧いてきた」。「(チケットの番号を見たとき)もう一度目をこすったね。そして、"Holy shit!"って言っちまったのさ**」・・・(^_^;。

クロードは言う、「当選したことを僕に言ったとき、カートの頭は真っ赤で、爆発しちゃうんじゃあないかと思った。なんとかカートの血圧を下げてやろうとしたよ」。菓子職人のカートと室内装飾職人のクロードは、12月30日に中古車を買う予定だったが、大当たりした今では家を買うことを検討している。でも、資金運用の専門家と相談して、できるだけ控えめに生活していきたいと言っている。

* BC州では2003年に同性結婚が認められるようになった。この二人の場合は、それ以前からだから、“内縁関係”を含めての期間かもしれない。

** Holy shit! は罵りの言葉だ。悪い意味で使うのが普通で、およそ次のような意味だ。
「うわー!/何てこった!/ひでえ!/最低!/くそっ!/ちくしょう!」
holy (神聖な、清浄な)は良いとしても、shit (大便, 糞)は罵りの代表のような単語だから、かなり下品な表現だ。しかし、この場合のように、良い出来事で驚きの表現に使うこともある。


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WB01523_.gif (379 バイト) ドーナツ5個で5%、6個で0% (2010.10.31)
フジテレビで、「世界の消費税」と称するニュース特集があった。その中で、各国の消費税の仕組みが紹介され、まずカナダの例が挙げられた。「カナダではドーナツ5個を買うと消費税5%がかかるが、6個買うと0%になる」と説明した。私はこんなことまったく知らなかったので、ちょっと驚いた*。

また、「低所得者は補助金がもらえる」例でもカナダがあげられた。これはそのとおりで、年収が一定金額以下の場合は、年に数度、国から「GST還付」の小切手が送られてくる。

ただし、「カナダの消費税5%」というのは誤解を招くので訂正しておく。というのは、5%は国が徴収するGST(Goods and services tax、物品サービス税)のことで、それに、各州が定めた売上税**を加算する必要があるからだ。BC州では売上税7%だから、両方合わせると12%にもなる***。

* これから買い物をするときには、レジで個数と税金をいちいち確認するか・・・(^_^;)?。それにしても、友達に聞いたらみんな知っていた。知らないのは私だけだったとは・・・(・_・;

** 各州の売上税はまちまちだ。アルバータ州は0%だが、これは例外的で、それ以外は5%(サスカチュワン州)~10%(ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州)とかなり高い。プリンスエドワードアイランド島に赤毛のアンを探しに行く人はご注意あれ・・・(^_^;。

*** BC州政府は、今年7月1日から、GSTと州税を合併したHST(harmonized sales tax、統合売上税)12%なるものをスタートさせた。ところが、課税対象品目が少し変わるらしくて大変な不評を買い、いまや州政権を握る自由党が沈没するのは間違いないと言われている。


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WB01523_.gif (379 バイト) 火星への片道切符 (2010.10.29)
NASA が信じられないような計画を立てている。火星に向けての飛行計画がそれで、火星に行く人を募集しているのだ。ただし、居住に必要な物資は送るが、地球への帰還は費用がかかりすぎるので行わないという。ということは、人間が住めるかどうか分からないところに“行きっぱなし”だあ・・・(・_・;。

「本気かいな?」と言いたくなるが、どうやら本気らしい。すでにカリフォルニアの調査センターは、計画開始のために100万ドル以上の予算をもらっている。同センターの所長によると、2030年までには火星に人間が住めるようになるという。ただし、帰還は、費用が往路費用の5倍もするので*、行わないということだ。

地球から火星への飛行時間は4ヶ月。太陽系の中では火星が最も居住可能性があり、水も存在するかもしれない。しかし、そうとう寒くて氷点下を大幅に下回る気温だ。大気のほとんどは二酸化炭素(炭酸ガス)なので、酸素の補給が必須。飛行を敢行する前に、合成生物学などの新技術を駆使してヒトゲノムを変えることも考えられている。

さあ、人類始まって以来の大事業に、あなたも参加してみませんか。え?ゴルフ場があるなら行くって?。ちょっと~~~、氷点下なんだよ!スキー場ならあるかもしれないけど・・・(^_^;)?。

ニュースソース> 
 
 

いつの日か、地球に住めなくなる可能性もあるから、いずれは他の天体を探す必要があるかもしれない。しかし、地球環境がますます破壊されているとはいえ、まだ“引越し”が必要なほどではないような気がするのだが・・・(^_^;)?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 路地沿い住宅の波紋 (2010.10.27)
1年ほど前にバンクーバー市の条例が改正されて、路地に沿った住宅が建てられるようになったことは以前書いたが、これまでに175件の建築申請があったらしい。

ところが、路地沿い住宅をあまり歓迎しない人たちがかなりいるらしい。路地沿い住宅が建てられると、隣の家はプライバシーが侵されるからだ。特に、路地沿い住宅のバルコニーから隣家の庭が丸見えになる。ある住民は訴える、「私のブロックでは5軒が路地沿い住宅を建築するが、あまりに多すぎる。一つの路地に建築できる路地沿い住宅の数を制限すべきだ」。

路地沿い住宅の目的は安い住宅づくりだが、何事もうまく行くということでもないようだ。プライバシーの問題の他に、過密化というもっと深刻な問題もあるし・・・(・_・;?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 画面切り取りソフト (2010.10.26)
またまた面白いソフトを見つけた。名前は Jing (ジン)と言い、次のような機能がある。
*画像(静止画)を切り取って保存する。
*動画を切り取って保存する。

英語版しかないが、使い方はかなり簡単だ。動画の場合、このソフトをインストールした機械でないと再生できないのががっかりだが、静止画の切り取りにはともかく便利だ。詳しくはこちらで。

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WB01523_.gif (379 バイト) カナダ版“オレオレ詐欺” (2010.10.25)
ニューウェストミンスター New Westminster に住むマリー&ビル・ローレンスに、彼らの孫リーバイだと称する男から電話がかかってきた。モントリオール Montreal に来ているという男は、「交通事故に遭って留置所に入れられてしまった。大変困っているよ、おばあちゃん」と言う。男はさらに続けた、「弁護士費用、壊れたレンタカー、BC州に帰るための飛行機代など、1万ドルくらい必要だ。恥ずかしいから、誰にも言わないでね」。

電話を受け取ったマリーは、「神に誓って言うけど、あれは孫の声だったわ」と言う。すぐに、二人は近くの銀行に行って12,000ドル(約96万円)を“孫”宛に送金してしまった。

犠牲になりかけたのは彼らだけではなかった。実は、隣の住人も同じ日に同様の電話を受け取った。しかし、こちらは“孫”ではないとすぐに分かり電話を切った。また、この夏、91才のジュリエット・スワンソンは同様の手口で、4,600ドル(約37万円)を騙し取られた。

警察によると、シニアの人たちが詐欺に合うのはよくあることで、12人に一人の割合で20,000ドル(約160万円)以上を騙し取られているらしい。しかし、今回のケースで気になるのは、犯人が親戚をかたっていることだ。ソーシャルネットワーキングがこうした風潮の原因かもしれないと言う*。ローレンス夫妻のケースはまだ操作中だが、現金を送ってしまったため、犯人割り出しは難しいと見られている。

* 日本ではソーシャルネットワーキングが流行る前からオレオレ詐欺があったから、関係ないだろう。“先輩国”として、カナダの警察にそのあたりの日本の経験を教えてやるか・・・(^_^;)?。

ニュースソース> 


 

悪の世界はどこかで通じているから、日本の振り込め詐欺の手口がいずれはカナダにも“輸入”されるとは思っていた。シニアを狙う悪いのがどこにでもいるものだ。ひっぱたいてやりたい気持ちになる・・・(>_<)。

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WB01523_.gif (379 バイト) タスクバーを左に置くと便利 (2010.10.24)
コンピュータ画面下部にタスクバーがある。スタートボタンや時計のあるところだ。これを思い切って左側に寄せてみたら、けっこう使いやすい。詳しくはこちらを参照

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WB01523_.gif (379 バイト) T・フジカワ、ぎりぎり通過 (2010.10.22)
PGA の Q-Scool 第一次ステージは、19日~22日の4日間に13ヵ所のコースで行われた。我らがタッド・フジカワは、The Club at Irish Creek ゴルフコース(ノースカロライナ州)に出場し、ステージ通過ラインぎりぎりの22位タイで終了し、なんとか第二ステージに勝ち上がった*。

初日3アンダーで7位タイ、2日目さらに2アンダーで4位タイと好調な出だしだったが、3日目1オーバーで11位タイに後退し、今日の最終日は3オーバーでがた~んと落ちてしまった。それでも、なんとか通過できてよかったよかった。フ~~~・・・(^_^;!

第二次ステージ(4日間、11月16日~19日または17日~20日)は、5ヶ所で行われ、それぞれのトーナメントのおよそ20位タイまでが最終ステージに進む。そして、最終ステージ(6日間、12月1日~6日)では25位タイまでが翌年のPGAツアーカードを得ることができ、その後の50位タイまでが Nationwide Tour のツアーカードを得ることができる。

* 通過ラインは23位タイまでだったが、22位が何人かいたので、もう一打悪いと25位以下になってしまうところだったのだ・・・(・_・;。あぶないあぶない!

<参考ページ> タッド・フジカワ

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WB01523_.gif (379 バイト) 世界の人口69億人突破 (2010.10.21) 
世界の人口が69億人を突破した。今から40年後には91億人を超えるらしい。1万年前、地球には数百万人しか人間がいなかったそうだ。それが少しずつ増えてきたのだ。特に、第二次世界大戦終了後は、急カーブを描いて増大した。ある資料による、太古からの地球上の人口変化は次のとおり。
   
  紀元前1万年
紀元前5千年
紀元前1千年
西暦1年
1000年  
1500年
1950年     
2010年     
2050年予想
400万人
500万人
5,000万人
2億人弱
3億人弱
4億人強
25億人
69億人
91億人以上 

一方、人間の増加と逆比例して、動物たちはいるところがなくなって、どんどん数が減っている。人口の爆発と動物の減少(消滅)を、なんとかせねば・・・(・_・;?

ニュースソース
<参考サイト> ウィキペディア

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WB01523_.gif (379 バイト) カナダ人は寿司が大好き (2010.10.20)
味噌がなくなってきたので、久しぶりに日本の食材屋さん「ふじ屋」本店に行った。午後2時ころだったが、相変わらず賑わっている。特に、テークアウト(持ち帰り)のランチコーナーが忙しそうだ。弁当や寿司が並んでいて、値段は2ドル台から8ドル台くらいまでだから、レストランで食べるよりかかなり安い。

面白いのは、ランチコーナーのお客さんのほとんどが日系人以外だということだ。今や寿司はカナダ人の大好物だ。26年前、私がカナダにきたばかりの頃は、カナダ人は”恐る恐る”寿司を食べていた。生の魚を食べるなんて、想像しただけでも気分が悪くなる人が多かったのだから、無理もない。それが、日本人につれられ、味をしめたカナダ人の友達に誘われて、彼らも次第に寿司を食べるようになった。そして、今では猫も杓子も寿司を食べている。

最近は、すし飯に魚の切れ端を“くっつけた”だけの怪しいのも多いのだが、寿司は寿司だ・・・(^_^;。ともかく、自国の味覚がこんなに流行るとうれしい*・・・(*^_^*)。

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WB01523_.gif (379 バイト) YouTubeダウンロード用ソフト (2010.10.19)
ユーチューブ・ダウンローダ YouTube Downloader というソフトウェアを見つけた。これを使うと、YouTube やそのほかのビデオをダウンロードして、自分のコンピュータに取り込むことができる。動画の好きな人には便利なソフトだ。ソフトを紹介するサイトの評価もいい。英語版しかないが、インストールも使い方もわりと簡単だ。詳しくはこちら

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WB01523_.gif (379 バイト) 時速30キロに・・・ (2010.10.17)
岐阜県で小学4年生が軽乗用車にはねられ、意識不明の重体となった。妹(5)と2人で幼稚園に行く途中で、現場は幼稚園の前だったらしい。現場に信号機はなく、運転していた男性は「女の子1人が走って飛び出してきた」ということだ。

これを読んで、ふと思った。日本では小学校や幼稚園の前の道路では速度制限が厳しくなっていないのだ。BC州では、市内の道路では50キロ制限だが、年少者の教育施設の周辺道路は30キロ制限になっている。子供は、まわりの状況判断が十分できないから、大人が想像できないような動き方をする。そんなことを考えると、日本でも子供たちが集まる施設の周辺では速度制限が必要かもしれない・・・(ー_ー)。

     <学校付近の30キロ制限の道路標識・バーナビー市 Rumble St.>
     
     大きな地図で見る

ニュースソース

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WB01523_.gif (379 バイト) 科学する・・・(^_^;)? (2010.10.16)
「進化論」を説いたダーウィン(1809年2月12日 - 1882年4月19日)についてのテレビ・ドキュメンタリーがあった。彼が何年もかけて南米から南太平洋、特にガラパゴス諸島などを旅した時の様子、生物の進化に気づく過程、それに、時には議論を戦わせ時には彼を支援した三人の人物*などが描かれていた。それを見ながら、先月初めのアメリカ旅行中、兄が言った言葉を思い出した。

私たちは、ワシントン滞在中、国立自然史博物館(National Museum of Natural History)を見た。宇宙の誕生、地球の誕生、そして、生物の進化の過程などが解説され、化石など多数の展示物がとても面白かった。その中で、類人猿から人間への進化のあたりの展示を見て回った時、兄がボソッと言った。「(キリスト教徒が多い)アメリカの人々は、こうした科学的な思考にどのように対応しているのだろう」。

北米に住んでいると、そのあたりの状況が少しは見えてくるのだが、日本にいたら分からないかもしれない。私は兄に言った、「北米には、『科学や進化論は学校で教えない方が良い』と主張するキリスト教団体もあるよ・・・」。実際、アメリカにはこのような主張をする“原理主義的”キリスト教会派があるし、私自身、同じようなことを言うカナダ人のキリスト教関係者に出会ったことがある**。

「人間に“科学する心”がなくなったら・・・」と思うと、空恐ろしくなるのだが・・・(・_・;。

*「神が人間を創造した」とするキリスト教の考えが支配的だった時代だから、進化論などを唱えると異端者扱いされたようだ。なお、三人のうちの一人は、ダーウィンとは関係なく南太平洋の各地に住み、ほとんど同時期に進化論にたどり着いたが、ダーウィンの方が先に世の中に発表した。この人は、他の人たちが様々な分野で名をなす中、晩年、一人だけ不遇をかこったが、ダーウィンが自分の年金を分けて助けてやったと言われている。

** 身近な人だったので、返す言葉もなかった・・・(・_・;。

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WB01523_.gif (379 バイト) スカイプ最新バージョン (2010.10.15)
スカイプの最新バージョン5.0 が正式版になった。三人以上のビデオ通話が可能だが、恐れていた通り、お試し期間のあと有料オプションになるようだ・・・がっかり・・・(・_・;。でも、まあ、三人以上のビデオ通話なんてめったに必要ないからいいか。なお、これまでの正式バージョン4.2に比べると映像がきれいになったような気がする。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) あっちもこっちも野菜高騰 (2010.10.14)
日本では記録的に続いた猛暑のため野菜の生育が異常で、小売店の野菜価格が高騰しているらしい。レタスやイモ類などは1.5~1.7倍の値段だという。

実は、バンクーバー周辺でも今年は野菜価格が高騰している。こちらの場合は、9月に166mm という記録的な雨(観測史上2番目)が降ったためだ。CTVニュースのビデオには、リッチモンドあたりの農地で、イモ類が雨で水浸しになり腐ってしまっている映像が出てくる。農夫は、「私が農業を始めてから最悪の被害だ。フレーザーバレー Frazer Valley *の農家全体でも莫大な被害額になる」と嘆く。

おかげで、私が好きなキュウリやトマトが高くてかなわない。特にキュウリが高くて、当分食べないことにした・・・(・_・;。

* バンクーバー周辺でフレーザー河に沿った平野部

<ニュースソース:TBSテレビ CTVニュース> ビデオ付き。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) チリの奇跡・・・と国歌 (2010.10.13)
チリの鉱山*で発生した落盤事故で、69日間、地下700メートル**のところに閉じ込められていた人たち33人が全員救出された。まったく奇跡的な出来事だった。世界中のメディアが、一人ずつ救出される様子を24時間近く報道し、世界中の人々がテレビの前にクギ付けになった。ある女性は「すばらしい出来事だ。でも、おかげで私は昨日から全然寝てないの・・・」と苦笑いしていた。世界中で寝不足の人が増えたかもしれない・・・(^_^;。

最後の坑夫が救出されると、すべての救出シーンを現場で見守ったチリの大統領を初めとして、現場にいる大勢の人達がチリ国歌を歌った。みんな喜びに溢れていた。中継する現地の記者(チリ人?)も、「救出された人たちは今後はセレブリティだ。何人かは国会議員に立候補したら当選するだろう。特に、最後に救出されたまとめ役の男性は、チリの大統領になれるかもしれない・・・」とやや悪乗り気味だ・・・(^_^;。そしてまた、みんなで国歌が始まった。

それにしても、初めて聞くチリの国歌はあまりアピールしない曲だった。南米の国々はラテン音楽の本場なのに・・・そういえば、チリ音楽ってのはあまり耳にしないなあ・・・。アピールしないという意味ではどこぞの国の国歌に似ていた・・・(^_^;)?。

* コピアポ Copiapo 付近のサンホセ San Jose 鉱山。

** バンクーバーの北方、スコーミッシュにあるスタワマスチーフ Stawamus Chief地図)の一枚岩が海抜700メートルだ。ほぼ、この山の麓から頂上まで引き上げられるのと同じ高さだから、それを想像すると、閉じ込められた地点はものすごい深さだということが分かる。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) グーグルが自動車生産? (2010.10.12)
グーグル Google と言ったら、インターネット検索の会社だと思っていたら、なんと自動車を造り始めたらしい。それも、運転手のいらない車だ。グーグル社は、カリフォルニアですでに“運転手なし自動車”の走行試験を22万キロ以上もしているらしい。ビデオカメラやレーダーセンサー、レーザー測距器などを使って交通状況を確認し、詳細な地図をもとに走行するのだそうだ。

いくら奇抜なアイデアが売り物のグーグルでも、自動車生産とは驚いた。それにしても、故障したらどうなるのだろう・・・(・_・;?。

ニュースソース

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) サケの遡上の映像 (2010.10.11)
以前も書いたが、今年は97年ぶりに大量のサケがBC州の川を遡上している。おかげでサケの値段が安くて消費者は大喜びだ。

そんな中、サケの遡上のビデオ映像が放送された。バンクーバーから数時間内陸に入ったところのアダムズ・リバー Adams River *の映像だ。遡上するサケの数もすごいが、それを見に来る人たちの数もすごい。先週だけで5万人も来たらしい。シアトルから来た人もいれば、なんと、インドのバンガロール Bangalore から来た人もいる・・・(^_^;)?。

ハクトウワシやクマにとってもサケの遡上は待ち遠しかった。サケは産卵すると死んでしまうが、それを動物たちが食べるのだ。冬眠を迎えるクマにとっては大事な栄養源だ。それから、サケが遡上する川の周辺の森も、死んだサケの栄養分のおかげで木々の成長が顕著なのだそうだ。BC州の生物にとって、サケはまさにすべての生命の源なのかもしれない。

* BC州では各地の川でサケの遡上が見られるが、アダムズ・リバーは特に有名だ。今年はこの川だけで、200万匹が遡上すると見込まれている。

ビデオ1> 矢印クリックでビデオ開始。コマーシャルのあと、サケの映像が始まる。"Full Screen" (全画面)をクリックして楽しもう。


ビデオ2

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) お茶一杯も出ない・・・ (2010.10.04)
先のアメリカ東海岸の旅行中、こんなことがあった。ある都市で万延元年(1860年)遣米使節に関連して、アメリカ側の施設と面談の約束を取り付けておいてから、その施設を訪ねた。ところが、けっこう長時間いたのにコーヒーも紅茶も出ない*。施設を出てきてから、兄が苦笑いしながらボソッと言った、「やっぱり、お茶一杯も出ないんだあ」・・・(^_^;。

旅行から帰ってきて、兄がくれた万延元年遣米使節に関する本を読んでいた。その中に、こんな文章があった。
「副使の村垣は、『使節がワシントンの国務大臣にあいさつに行ったら、お茶一杯も出してくれなかった。だから、アメリカは野蛮国だ・・・』と思った・・・」

ははあ、兄はこの一節を読んでいたので、ああ言ったんだ・・・(^_^;。兄も予想はしていたものの、実際に“お茶の出ない状況”に置かれたら、「相手が野蛮」とは思わないにしても、違和感を感じたのかもしれない・・・(^_^;)?。

しかし、カナダに住んでいると、こんなことはあたりまえだ。誰かが訪問してきたからといって、長居をすることが分かっている場合以外は、コーヒーや紅茶を出すことはめったにない**。こんな小さな事でも“文化の違い”があるのだと、あらためて思った・・・(*^_^*)。

* 日本人の施設に行った時には、ちゃんとお茶が出た。

** 出すとしても「コーヒー(または紅茶)飲みますか」と必ず聞く。飲まない人もいるから、聞かずに出したら強制するような感じになってかえって失礼だ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 散髪時間のギネス記録? (2010.10.01)
久しぶりに床屋に行った。スターバックス・メトロタウン店の並びにある床屋だ*。大幅値上げしたショッピングモール内の床屋からここに切り替えて、一年近い。左奥の控え室に、いつもやってくれる中国人のバーバーが見えた。愛想はないのだが、わりと丁寧に刈ってくれる。しかし、どうやら彼はお昼休みのようだ。私を見ても出てこない。

そのうちに、右のほうで働いていた三人のバーバーのひとりが私に声をかけた。小柄な女性だった。人種が分かりにくい顔つきだったが、あとでタイ人と分かった。「どう刈りましょうか」というので、例によって「二ヶ月分願いします」というと、彼女は笑った。

散髪が始まった。これがものすごい刈り方だ。ハサミはほとんど使わずにバリカンだけでバサバサと刈っていく。まるで、「二ヶ月分刈っていい・・・」と聞いて“嬉しく”なったかのように・・・(^_^;。ところが、時々バリカンの歯が私の頭にガツガツ当たるのだ。その上、私の頭を“あっち向けこっち向け”と手でぐりぐり押す。

彼女、愛想だけはいい。私の頭を小突き回しながら、「ペチャクチャ、アハハハ」とよくしゃべりよく笑う。「Are you a Japanese? ・・・アハハハ・・・飛行機の乗り継ぎで成田には降りたことがあるわ・・・アハハハ・・・あなた、日本の映画俳優に似てる・・・アハハハ」という調子だ・・・タイ語なまりのため、何を言っているかほとんどわからないのだが・・・(^_^;。

そうこうしながら、散髪はあっという間に終わった。例の中国人君ならこのあとハサミで丁寧に仕上げるのだが、それがない・・・(・_・;。「ウヘ~!これで終わりなの?」と思いながらも椅子を立った**。たぶん、5分くらいしかかからなかった・・・少なくとも10分はかかっていない。

こんなことなら、最初から時間を計っておくべきだった。そうすれば、「散髪世界最短時間」としてギネスブックに載ったかもしれないのだ・・・(^_^;)?。

* 予約制をやめたためか、最近、客が多くなり店員も増えている。カナダの散髪は短時間で終わるのだから予約なんて必要ないし、面倒なことだ。そんなわけで、以前はなんとなく入りにくい店だった。

** うるさい客なら、「最後はハサミでやってください」と頼むのだろう。しかし、これ以上頭をこづき回されるのも気が進まないし、あの調子では、間違って耳を切り落とされかねない・・・(・_・;。



次回からは、中国人君を指名することにしよう。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 1860年の日本人は・・・ (2010.09.29)
私はいま1860年のアメリカの新聞記事をかき集めて読んでいる。小栗上野介が参加した万延元年遣米使節がアメリカでどんな行動をとったのかを知るためだ。76人からなる使節団*は東海岸の主要都市を歴訪し、さらに地球を一周して日本に帰って行く。

記事を読んでいて面白いのは、新聞記者が日本人について新しい発見をするたびに、非常に好意的に書いていることだ。たとえば、下のような文章があった。パナマ地峡を鉄道で大西洋側へ渡って、待っていたアメリカの艦船ロアノーク号に日本からの食器類を積み込んだ時の模様だ。

... They use charcoal in this range, and all the pots and kettles are kept as clean and bright as the most fastidious housekeeper could desire.
・・・彼らはこのコンロで炭を使うが、鍋や釜はすべて、最高に入念な家政婦が手入れしたと思われる程、きれいに輝いていた。

新聞記者は日本人がとても清潔であることを発見したのだ。

そのほか、「日本人は自然の色を好み、あまりけばけばしい配色をしない」「礼儀正しい」「いつも落ち着き払っている」などの記事もあった。「実に不思議な髪型(ちょんまげ)をして、体が小さくて貧相・・・」といった感想も述べられるが、それ以上にこうした賛辞がいくつも出てくるのだ。

* 77人だったが、一人が病気のためサンフランシスコから日本に帰った。



それにしては、私の台所を見ると「最高に入念な家政婦が手入れしたと思われる程、きれいに輝いて・・・」とはとても言えない状態だ。カナダ生活が長いからだろうか・・・。えっ?「日本にいた時からそうだったろう」って・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) T・フジカワ、プレーオフで惜敗 (2010.09.26)
eGolf Professional Tour の Caddy For A Cure Classic(9月22日~24日、3日間トーナメント)に出場したタッド・フジカワは、通算17アンダー(64 68 67)で首位タイとなり、3選手でのプレーオフに臨んだ。しかし、プレーオフ第一ホールで他の選手がバーディーを取り、2位タイで終了した。惜しい!

eGolf Tour もいよいよ2トーナメントを残すだけとなった。シーズン前半はもう一つパッとしなかったタッドだったが、後半に入って常に上位に食いこむようになり、賞金ランキングも現在第4位だ。本格的なプロツアー参戦の一年目としては、ほぼ目的を達成したような気がする。次は、10月19日から始まる PGA のQスクールを突破するのが目標だ。がんばれ、タッド!

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 肥満度、世界第6位 (2010.09.25)
OECD(経済協力開発機構)が行った世界の肥満度調査*の結果、カナダは世界で6番目に肥満度が高いことが分かった。カナダでは、大人の人口の60%くらいが太りすぎで、25%くらいが肥満らしい。ワースト5は、アメリカ、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリア、イギリスの順だ。ただひとつカナダにとって良いニュースは、「肥満人口の増加率がこれらの国に比べて低いだけでなく、調査対象国の中でも最も低い国々に属する」ということだ。

一方、アメリカでは2020年までに、人口の75%が太りすぎまたは肥満になるだろうと予測されている。確かに、今回アメリカを旅行して本当に肥満の人が目立った。日本から来た兄にはよけい目についたらしく、街を歩いていて大きな人に出遭うたびに、「よくまあ、あんなに太れるね」と驚いていた・・・(^_^;。なお、日本は調査国の中では最も肥満の少ない国の一つになっていて、大人の24%が太り過ぎで1%が肥満らしい。

* ページ下方に国別ランキングの表がある。
Overweight =太りすぎ
Obesity = 肥満
数字 = (大人の)%。

ニュースソース> (注)「カナダの太りすぎが3分の一」と書かれているが、OECD の表では60%になっている。



肥満は「マック症候群」と言っても良いのではないだろうか・・・(^_^;。ハンバーガーは「脂肪(とコレステロール)の塊」のようなものだし、フレンチフライを一緒に食べたら、「私は肥満になりたい」と言っているようなものだ。それに、肥満とは関係ないが、大口を開けて食べるから口がどんどん大きくなってしまうし・・・(^_^;)?。

OECDの説明では、1980年代から世界的に肥満が急増したらしい。マクドナルドを始めとするファストフッド産業の成長期と合致するかも・・・(・_・;?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 写真合成ソフト (2010.09.24)
親戚の人から面白い無料ソフトを教わった。マイクロソフトICEというのがそれで、これを使うと広い景色を何枚もの写真に撮って一枚の写真に合成できる。たとえば、こんなふうにだ。英語サイトだが、インストールと使い方はそれほど難しくない(下記参照)。

<インストールとスタート>
①(ほとんどの場合は)"Download for 32-bits Windows" をクリック*。
②"Download" をクリック(数分でインストール終了)。
③スタート→プログラム→Microsoft ICE とクリック(ICE ウィンドウが表示される)。

<写真取り込み>
④複数の写真を**"一度に”ICE画面上部にドラッグ&ドロップ(数秒で合成写真が完成)。

<合成写真を保存>
⑤"Automatic Crop"をクリックして、切り取り範囲を指定。
⑥"Export to disk ..." をクリックし名前を付けて保存する。

* 64bits Windows の場合は、もう一つのボタンをクリックする。

** 写真が重なりあっていないと、うまくいかない。

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WB01523_.gif (379 バイト) バーナビー山にゴンドラ (2010.09.23)
トランスリンクは、ダウンタウン(バンクーバー)の東方十数キロにあるバーナビーマウンテンに、麓からゴンドラ設備を建設することを立案した。ゴンドラ線は、スカイトレインの Production Way 駅から山頂までの約2.5キロを結ぶ。頂上にはサイモンフレーザー大学があるので、計画が実現すれば、多くの学生がゴンドラで通学することになる。

奇抜なアイデアに聞こえるが、電気をエネルギー源とするため環境には優しいらしい。また、これまでは雪が降るとバスがスリップして運行に支障があったが、その問題も解消されるようだ。予想では、一日2,000~3,000人の利用者が見込まれている。建築費用は7千万ドル(約60億円)で、長期的には採算の合う話だとトランスリンクは説明する。

上から覗かれる住宅地のプライバシー保護や騒音など、今後解決を要する課題があるが、景色はいいだろうから、実現すれば観光資源になるかもしれない*。

* と言って、まだまだ自然が残っているバーナビーマウンテンが荒らされるのは困る・・・たしか、あの山にはクマも生息するはずだ。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 人力飛行機で新記録 (2010.09.22)
今年8月、トロント大学の学生たちが制作した人力飛行機「スノーバード」Snowbird が、“羽ばたき式飛行機”として、これまでの最長飛行時間を記録した。飛び上がりはさすがに自動車(?)で引っ張ったが、いったん舞い上がったら、自力で羽ばたいて飛行した。飛行時間は19.3秒で145メートルを飛んだ。スノーバードは重さが42.5キロ、翼の長さが32メートルで、ボーイング737よりも大きい。

いまのところ人力では飛び上がれそうにないから、まだまだ実用性は低いが、ここまでできるのはとても興味深い。なによりも、翼が羽ばたくときの優雅な動きがなんともいえない・・・(*^_^*)。

人類最初の人力飛行機のアイデアは、1485年にレオナルド・ダ・ヴィンチが考え出したと言われる。いつの日か、ダ・ヴィンチの夢が実現にするのだろうか・・・(^_^)。

ニュースソース> ユーチューブで優雅な翼の動きをご覧あれ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) Gmail から電話 (2010.09.20)
Gmail には、Gmail ユーザー間での音声&ビデオ通話の機能*がある他、通常の電話にも電話できる。しかも、今年中はカナダとアメリカの通常電話あて通話は無料になっている。ところが最近、以前表示された"Call Phone" (電話をかける)のアイコンが表示されなくなっていた。これについて友達から解決法を教わった。次の手順で使用言語を英語(English - US)にすればよいのだ。

設定 → 言語 → English - US

これにより、左側に "Call Phone"のアイコンが出て、電話を掛けるための文字盤を表示することができる。なお、この音声&ビデオ通話の機能を使うには、Gmail に登録することはもちろんだが、さらにこのページから必要なソフトウェアをインストールする必要がある。

* 要するに、スカイプと同じ機能だ。また、通常電話への通話はスカイプアウトと同じ機能だ。映像はスカイプのほうが良さそうだが、音声は Gmail のほうが良いかもしれない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) スカイプで英会話 (2010.09.18)
最近、スカイプを使って英会話を学習させてくれるサービスの宣伝が目につく。たとえば、英語教育で定評のあるアルク社が、こんな「オンライン英会話」サービスをしている。また、こちらの会社のサービスでも、スカイプを使って低料金でネイティブ英語人の先生から”個人レッスン”を受けられる。「レッスン風景」の動画で実際の授業の様子を見ても、一対一のきめ細かなレッスンの様子がうかがえる。

スカイプは、いままでは考えられなかった学習形態を造り出したようだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) スカイプの新ベータ版 (2010.09.17)
スカイプが新たにベータ版(お試し版)v5.0を発表した。以前発表された同じ v5.0 のベータ版の場合は、画像が逆さになるなど、かなりバグがあったが、今回のバージョンは少し良くなったようだ。最近、通常版で頻発していた飛行機のような“轟音”の問題も、このベータ版では今のところ発生していない。ただし、コンピュータによっては音声の途切れが発生した*。

新ベータ版は、こちらからダウンロードできる。画面がだいぶ変わって少しとまどうが、慣れると使いやすそうだ。なお、売り物の「3人~10人でのビデオ通話」機能はやはり有料のようで、開始しようとすると「28日間(4週間)のお試し期間」のメッセージが出る。

* 私のデスクトップコンピュータは Windows XP だが、これで友達とスカイプしたら音声が途切れた。直後に、Vista が搭載されているノートパソコンでやってみたら問題なかった。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 二大都市間の大きな違い (2010.09.15)
今になって、東京とニューヨーク(マンハッタン)の大きな違いに気がついた。東京では首都高速道路があちらこちらで“空中を”走っているのだが、ニュークークにはそれがまったくないのだ。それどころか、高速道路はマンハッタン島の回りを走っているだけで、中心部には地下道ですら造られていない*。下の地図を見るとそれがよくわかる。オレンジ色の線が高速道路だ**。

   
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いつかも書いたが、東京の高速道路網は、周辺県からの車が必要以上に”集中”するように造られていて、本当におかしな造りだ。

誰かが言っていたが、韓国ではオリンピックに向けてソウル市内に高速道路網を張り巡らしたが、その後、かなりの部分を撤去したらしい。東京も見習うべきかもしれない。なにしろ、あの日本橋が高速道路に“押し潰されて”無残な姿をさらしているのは見るに耐えないのだ。

* 唯一、 495号線が地下道で東西につながっているようにもみえるし、そうでないようにも見えるが・・・。

** もっとも、この高速道路のせいで、海(川)沿いの景観と生活環境はかなり“破壊”されているように見えた。なお、高速道路網が中心部にないことと、マンハッタンの“交通無法地帯”には因果関係はないような気がする。後者は、要するに、人々がルールを守らないだけの話だろう。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 最後にまたハプニング (2010.09.10)
今朝9時すぎに、フィラデルフィア Philadelphia の街を出てニューヨークのJFケネディ空港に向かって走りだした。約2時間の行程だ。兄の飛行機は午後2時ころの出発だから、かなり余裕がある。バンクーバーで買ってきた携帯GPS(カーナビ)で、目的地を「ニューヨークJFK空港」に設定した。

アメリカ東部のフリーウェー網はものすごく複雑だ。片側4~5車線あるフリーウェー I-95 号線の、すぐ隣に同じような大きなフリーウェーが走っている。そんな光景にいまさらのように驚きながら、車は順調に進んだ。途中、サービスエリアでガソリンを入れてまた走りだした。この調子で行けば、出発の3時間前には空港に着くと思われた。

ニューヨークまで50キロくらいのところにやってきた。そろそろ I-95号線を東に外れて I-278 号線に入り、スタテン島 Staten Island に向かうあたりだ。スタテン島からは空港のあるブルックリン Brooklyn に橋でつながっている。ところが、GPSにI-278に入る指示が出ない。そのうちに、左手に大きな空港が見えてきた。このあたりで大きな空港はニューアーク空港しかないが、そんなところを通るはずはないのだ。それでも、GPSを信じてさらに進んだ。

  
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そうこうしているうちに、マンハッタン Manhattan へのトンネルを潜り一般道に下ろされてしまった。何が起こっているのかさっぱりわからないまま、マンハッタンの“交通無法地帯”を走り続けた。そして、マンハッタンのど真ん中にやってきた時、GPSが「目的地に着きました!」と言った。ここでやっと事態が飲み込めた。ガソリンを買うためにエンジンを止めた時、「目的地」がなぜか「ニューヨーク市(マンハッタン)」に変わってしまったのだ*。

すでに、出発時刻まで2時間半を切っていた。マンハッタンから空港まで距離はそれほどないが、“交通無法地帯”のマンハッタンを通り抜けるのに、どれほどかかるか予測もできない。ともかく、GPSの目的地を「JFK空港」に再設定して進み始めた。マンハッタンの超混雑道路をぬって走り続け、ブルックリン橋を渡った。ブルックリンに入れば多少混雑は緩和されるだろう。しかし、刻々と時計の針は進んで出発まで2時間を切った。

しばらく走ってから、兄が「フリーウェーに入ると思ったのに、いまだに一般道だ。このGPSまたおかしいのでは・・・」と言い出した。冗談じゃあない、この上GPSに狂われたら、もう兄は出発に間に合わない。時計の針は出発まで1時間45分を切った。いくら走っても「空港」のサインが出てこない。「兄はもう一日ニューヨークを楽しむことになるのか・・・」と観念し始めた頃、前方にやっと「空港」のサインが出た。フ~~~!時計の針は1時間半を切っていた。

最初は、レンタカーを返してから兄が搭乗する第3ターミナルに向かう予定だったが、もうそんな時間はない。第3ターミナルに直行して兄を下ろし、「自分でチェックインして、時間が来たら僕を待たずに搭乗して」と頼んだ。AVIS レンタカーをようやく探し出し、8つのターミナルを結ぶ電車 Air Rail を使って大急ぎで第3ターミナルに戻った。

同時テロ以来、特に空港のセキュリティーは厳しい。それでも、セキュリティースタッフに頼み込んで、デルタ航空の搭乗券なしでは入れないエリアまで入れてもらった。搭乗前のセキュリティチェックを受けている兄が遠くに見えた。兄に向かって「ここから入れないから、じゃあ、ここで・・・」と叫んだ。“別れのハグ”もできなかった**・・・(^_^;。

* 「目的地設定」が間違っていたのかと思ったが、あとで確認したら「JFK空港」の記録があったから、間違いではなかったようだ。ひょっとすると、このGPS60ドルも割引されていたが、欠陥品だったのだろうか。一番売れているメーカーなのに・・・(・_・;?。

** もっとも、兄と別れのハグなんてやったこともない・・・照れくさくいし・・・(^_^;。


 

今回は、GPSに頼りすぎるのも良し悪しであることがよく分かった。地図を頼りの運転なら地理が頭に入るのだが、GPSに"盲従"してしまうと、自分がどこを走っているかまったく分からないのだ。

ではあるが、田舎町の図書館や歴史情報センターなどを飛びまわった時に、GPSが大活躍だったことは、言い添えておこう・・・(*^_^*)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ワシントンの印象 (2010.09.08)
昨日、ワシントンからボルチモアに移動した。忘れないうちに、ワシントンの印象を書いておこう。

ワシントンは一言でいうと、ニューヨークと"正反対"の街だ。
*摩天楼がない。そのためか、空が大きくて気持ちが落ち着く。
*道路が広くて歩道がゆったりとってある。
*街を歩く人が少ない・・・実際にはかなりいるのだが、道路が広いため、まばらに見える。
*運転がそれほど荒っぽくない・・・と言っても、ニューヨークと比較しての話。無理な追い越しやクラクションの使用は、バンクーバーに比べるとかなり頻繁に見られる。

人種的には、ヒスパニックが多いのは相変わらずだが、エチオピア人がたくさん働いているのが目についた。私たちが泊まったホテルでバレーパーキング・サービスをしているのはほとんどがエチオピア人だったし、タクシーの運転手もそうだった。ひょっとすると、ケニア人もいるのかもしれない。タクシーの運転手の話では、お金を貯めていずれは国に帰りたいということだった。

観光客ではインド人がなぜかとても多かった。残念ながら、どこから来るのか聞けなかったが、支度から見ると北米に住んでいるインド人のように思えた。と言っても、インド語(ヒンズー語やパンジャビ語)もよく聞こえたので、インドから旅行に来た人も少なくないのだろうか・・・これまで、インドからの旅行者というのはバンクーバーでもほとんど聞いたことがないが・・・。

観光地としてはニューヨークの方が名高いが、ホワイトハウスやワシントン・モニュメントなどの建物、それにたくさんの博物館を考えると、ワシントンの方が見所が多いように感じた。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ニューヨークの印象 (2010.09.02)
明日は、ニューヨークからレンタカーで5時間ドライブしてワシントンに移動する。その前に、ニューヨークの印象をまとめておこう。一言でいうと、世界一のモダン・メトロポリスは、私が抱いていたイメージとかなりかけ離れていた。

<ホテルは1925年築>

私たちが泊まったホテル、Comfort Inn は1925年に建設された。下のグーグルマップ・ストリートビューで右にあるのがホテル。小さいながら、クラシックで落ち着いた雰囲気のホテルだった。

     
     大きな地図で見る

私はこれまで、ニューヨークには近代的なビルが林立していると思っていた。ところが、実際には、古いビルが何百何千とあって、それが新しいビルと混在していた。バンクーバー市全体に高層ビルがたち並び、その半分以上がマリーンビルディング Marine Building のような光景を想像したらいい。

最初は、「なぜ、こんなに古いビルが多いのか」と不思議な気持ちだった。でも、考えて見れば当然のことなのかもしれない。20世紀前半からすでに摩天楼の世界だったニューヨークは、こうした古いビルがあまりにもたくさんあって、簡単に建てなおすわけにはいかないのだろう。文化財として意図的に残されたビルも多いのだろうが・・・。

<最悪の交通事情>

ニューヨークの交通事情にはまったく驚いた。変な比較をしてインドには申し訳ないが、私が昔住んでいたカルカッタ(現コルカタ)の交通事情を彷彿とさせるのだ・・・牛は歩いていないが・・・(^_^;。

赤信号でも、横切る側の信号が黄色になった途端に、横断歩道を歩き出す人、向こうから車がかなりのスピードで来るのに、赤信号の横断歩道を平気で渡る人、赤信号なのに交差点のど真ん中で立ち往生する車、意味もなくクラクションを鳴らす運転手などなど・・・*。

ではあったが、恐ろしいことに、兄も私もいつの間にか赤信号で横断歩道を渡るようになっていた・・・(^_^;。

* 大通りは別にして、ほとんどの通りは三車線しかなく一方通行になっている。そうした通りでは、両側の車線に車が停まっているので、実際に通行できるのは真ん中の一車線だけだ。おそらく、20世紀前半に建てられた超高層ビルがあまりにも多くて、街全体として駐車場が足りないのだろう。なぜなら、それらのビルは車が少ない時代に建てられたため、今なら義務付けられるであろう地下の駐車場がないからだ。

<人種のるつぼ>

人種のるつぼであることは想像していたが、想像以上のミックスぶりだった。一番驚いたのはヒスパニック(スペイン語系の人たち)の多さだ。店の売り子、輸送関係の仕事で働く人、道路工事の人たちなどは、英語よりもスペイン語を話す人のほうが多いくらいだ。中南米からの移民してきたヒスパニックの急増が、カリフォルニアやフロリダ、テキサスあたりのアメリカ南部だけではなく、アメリカ全土の現象であることがよく分かった。

ユダヤ人の多さにも驚いた。キッパーと呼ばれるユダヤ人の帽子を被る男性がとても目立つのだ。そういえば、ブルームバーグ市長もユダヤ系だ。韓国系の店の多さにも驚いた。特に、宿泊したホテルの周辺には韓国料理店が多くて、ちょっとしたコリアンタウンの様相だった。また、混血の人もかなり多かった。特に、白人と黒人の混血が目立った。そんな具合で、純粋の"白人"は珍しいほどだった。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) なんとか兄に会えた・・・(^_^; (2010.08.31)
昨日、ニューヨークに到着しあとから来た兄にも会えた。と言っても、ハプニングの連続でクタクタの旅ではあったが・・・(・_・;;。

(1)秘密の搭乗ゲート

ハプニングはバンクーバー空港から始まった。

午後11時15分発のキャセイ航空CX888の出発ゲートはD71だった。私は余裕を持って、1時間以上前にゲートへ行ってみた。ところが、ゲート内に人がたくさんいるのにドアは閉まったままで入れない。そして、外側のベンチに20人くらいの人が腰掛けている。変に思って一人に聞いてみたら、「中にいるのは香港からバンクーバー経由でニューヨークに行く人達で、外にいるのがバンクーバー搭乗の人たち」ということがわかった。「しばらくしたら入れてもらえるでしょう」ということだったので、私もベンチに腰掛けた。

しかし、時間がどんどんたって出発30分前になっても入れてくれない。どうも変だ。ゲートに入ったら中にあるトイレに行こうと思っていたのだが、トイレに行く時間もなくなる。そこで、D70ゲートの向こうにあるトイレに行ってくることにした。ところが、D70の手前あたりまで来ると立て看板にCX888と書かれており、沢山の人が搭乗を始めているではないか。なんということだ、こんなところに"秘密のゲート"があるとは・・・(>_<)。私は慌ててトイレをすまし、"秘密ゲート"から搭乗した*。

D71内のキャセイ航空スタッフは何をやっていたのか。私を含めて何人もの人が、D71の入口のドアを開けようとしているのが中から見えたのに、誰一人としてドアの隙間から「搭乗ゲートは向こうですよ」と教えてくれないのだ・・・。

* ベンチに腰掛けていた人たちが気になったが、遠くに見えるベンチの一部が空になっていたから分かったのだろう。ともかく搭乗が進んでいて、人の事をかまっている余裕はなかった・・・(・_・;。

(2)隣の乗客

D71ゲートの外で待たされていたとき、ゲート内で中国人の子供の兄弟が走りまわっているのが見えた。下の子が4歳くらい、上の子が6歳くらいだろうか。やんちゃ坊主たちはそれは賑やかだった。そのうちに、キャセイ航空のスタッフが兄弟に近づいて、荷物をまとめさせて搭乗を促すような仕草が見えた。驚いたことに、兄弟は大人が同伴していないようだった。二人は一般客より先に搭乗口に消えた。

"秘密ゲート"から搭乗した私は、混み合う機内を少しずつ進んだ。通路際が欲しかったのに窓際を与えられて、少し腐った気分を引きずりながら・・・。次第に私の席38Aが見えてきた。しかし、BにもCにも人の頭が見えない。「しめしめ、両方とも空席らしい・・・(^_^;」とほくそ笑んだ。ところが、だんだん近づいてみると小さな頭が二つ見えてきた。あの"やんちゃ兄弟"が私の隣だったのだ・・・嫌な予感がした・・・(>_<)。

予定通りに飛行機は離陸した。兄弟は仲良く中国語でぺちゃくちゃしゃべっている。軽食がすむと、二人とも目の前にあるスクリーンでゲームを始めた。私の隣にいる弟は"宇宙戦争"のゲームらしい。中国語で「バギューン、バギューン」と奇声をあげながら、"敵"の宇宙船を撃ち落としている。お兄ちゃんはそのうちに眠り始めたが、弟はいつまでもゲームに興じている。時々ゲーム操作用の機器のコードが絡まったりして、その度に私が直してやると、いたずらっぽい目を私に向けてニコッと笑った。私も次第にうとうとしてきた。

少しは寝たのだろうか・・・。何かが私の右太ももに当たった。弟くんが床に届かない足をブラブラさせて、ゲームに興奮して足でけるような仕草をしていたのだ。夢中だから、私に当たろうが何に当たろうが、知ったこっちゃない。なんども蹴られているうちにだんだん目がさめてしまった。しかも、さっきまで気にならなかった「バギューン、バギューン」も耳障りになってきた。そうこうしているうちに、閉めた窓の隙間から朝日が入り始めた・・・。

兄弟はニコニコしながら、寝不足でボケーッとしている私に中国語でバイバイし、乗務員に促されて先に降りていった・・・。

(3)ターミナル3はたまた4? 

朝7時過ぎに飛行機はニューヨークのジョンFケネディ空港に到着した。さて、これから兄が日本から到着する3時半まで時間をつぶさねばならない。荷物を空港の荷物預り所に預けて、ブルックリン橋あたりまで電車で行き、マンハッタンがきれいに見える橋を歩いて往復した。マンハッタンの街中まで行こうかと思ったが、寝不足の上に33度の太陽光線だ。湿度もバンクーバーとは比較にならない*。疲れて果てて、2時過ぎには空港に戻った。

兄が到着するのはターミナル3だ**。デルタ航空専用なのに、まるでスーパーマーケットの裏口にあるトラックターミナルのようなコンクリートむき出しの造りだ。「さえないターミナルだなあ、これで巨大航空会社のターミナルなの?」とブツブツ言いながら待ち始めた。次第に待ち人が増えてきた。成田発の飛行機なので日本人らしき待ち人も何人かいて、「日本旅行」や「HIS」のネームボードも見える。

乗客が出始めても不思議でない時刻になった。なかなか兄は現れなかった。到着時刻から30分、35分、40分とたっても現れない。「でもまあ、2時間くらい待たされることはあるし・・・」とのんびり構えて待ち続けた。そのうちに、待っていた人たちが、ターミナルのスタッフらしき黒人男性と一言二言言葉を交わすと、足早に立ち去り始めた。何人かいた日本人も同様にして消えた。「変だな」と思いながら、私も念のためと思って黒人スタッフに聞いてみた。そうしたら、なんと「ターミナル4に変更になりました」というではないか。「えええ・・・っ!」と驚いて、私も大急ぎで第4ターミナルに向かった***。

なぜ、到着前に知らせないのだろう?なぜ、アナウンスや張り紙をしないのだろう?こんなやり方では、スタッフに声をかけない人は、ターミナル3で待ち続けることになるのだ・・・。カナダで時々"カナダ流"を痛感させられるが、どうやら"アメリカ流"はもっとひどいのかもしれない・・・(・_・;。

かくして、8月29日の朝から30日の夜まで、ハプニング続きで、ほとんど眠れない"長~い二日間"が経過していった・・・(>_<)。

* あとで兄は、「湿度がないねえ」だと・・・(^_^;。そりゃあ、記録的な猛暑の日本から来たら、そうかも知れない。でも、気温15~20度で低湿度のバンクーバーからきたら、こたえるのだ。

** ジョンFケネディ空港はすごく大きくて、ターミナルビルが8つもあり、それらを空港内無料電車でつないでいる。

*** 結局、兄が出てくるまで1時間45分かかった。普通なら心配になる長さだが、例の日本人たちもいたので心配はしなかった。すったもんだの挙句、兄を発見したときには肩の力が抜けた。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 97年ぶりの豊漁 (2010.08.28)
今年はものすごい数のベニザケ(Sockeye Salmon)がフレーザー河を遡上しているらしい。今シーズンの遡上数量は3,000万匹と予想され、3,900万匹が遡上した1913年以来の豊漁ということだ。

カナダ西海岸のサケは、過去数年間、不漁がつづいていた。特に去年は、1,100万匹が予想されたのに、実際の遡上数はたったの150万匹に終わった。壊滅的とも言える数量に、漁業の将来に暗雲が立ち込め、州政府も特別に調査チームを立ち上げたほどだった。それが、今年は97年ぶりの遡上数というのだから、自然界のしくみはわからない。なお、今年遡上しているのは、2006年に生まれ2008年に川を下ったサケらしい。

テレビニュースでも、リッチモンド南部の漁港スティーブストン Steveston地図)に、たくさんの市民が押しかけて、着岸する船から直接買いあさる様子が報道されていた。ある漁師が「今日はもう全部売り切れだ。こんなに沢山の人が買いに来たのは見たことがない」と嬉しい悲鳴をあげていた。

ニュースソース>  



私は去年辺りから、コレステロールのバランスを取るために魚を増やしているが、なんとタイミングのいいことか・・・(*^_^*)。値段もずいぶん下がりそうだから、一生懸命食べるとするか。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) Gmailから普通電話へ通話 (2010.08.27)
GoogleのメールサービスGmail には、以前から、Gmail ユーザー同士で音声通話やビデオ通話が可能だった。これに加えて、最近、普通電話に音声通話をする機能が追加された。つまり、スカイプアウトと同じ機能だ。ただし、料金はスカイプアウトよりもやや低めになっているらしい*。今年中はカナダとアメリカ国内では無料サービスで、そのあとは有料になる。

最初に Gmail のアカウントを作らねばならいのが面倒だが、使ってみた限りではビデオも音質もかなり良い。特に、音質はスカイプよりも良さそうだ。これまで、インターネット電話ではスカイプがひとり勝ちの様相だったが、競争が出てきたことはユーザーにとってはいいことだ。

* 日本からカナダにかける場合、スカイプアウトの一分 2.40セントに対し、Gmail では2セント程度。 

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) マリワナ番のクマの運命は・・・? (2010.08.26)
何日か前、BC州内陸部クリスチーナ・レイク Christina Lake 付近の山中で、マリワナ*栽培が摘発された。しかし、マリワナ畑に近づいてみると番をしていたのは、なんと、人間ではなく10数匹のクマだった。餌づけされたクマが、マリワナ畑のまわりで“警備員のアルバイト”をしていたのだ・・・(^_^;。

警察は麻酔銃を用意して現場に近づいた。ところが、このクマくんたち、完全に人間に慣れてしまっていて、逃げもしないし襲っても来ない。麻酔銃もいらない始末で、摘発にあたった警察官も苦笑いだ。しかし、いったん人間に餌づけされたクマは、餌がなくなると人間に襲いかかるようになるらしい。そのため、“マリワナ番”のクマくんたちも安楽死させられる・・・と思われた。

このニュースが伝わると、2,000通以上の抗議のメールが寄せられた。「クマを山奥に放したらどうか」とか、「餌がもらえないと分かったら、クマも山の中に消えていくでは・・・」とか言うのだ。しかし、野生動物に詳しい専門家は、「いったん人間に慣れてしまった野生動物が、完全な野生に戻るのはとても難しい」と言う。

自然保護団体 Canadian Parks and Wilderness Society の人は、"安楽死反対”の動きを評価しながらも、一方で疑問符を投げかける。「一年前に、アルバータ州コンクリン Conklin で10頭以上のクマがゴミ捨て場に出没するようになって、結局、安楽死させられた。それと同じ状況なのに、なぜ、あの時には反対運動がおきなかったのか」と言う。

BC州の野生動物を管轄する役人は、当分の間、クマくんたちをどうするか状況を見守る予定だ。環境大臣も「クマに責任はないが、人間に利用されて野生を失ったら処分しなければならない。実に不幸なことだ。クマった~!、いや、困った~!」と言ったとか言わないとか・・・(^_^;)?。クマくんたちの運命や、いかに・・・。

* 日本では[マリファナ」らしい。しかし、marijuana には f はないのだから、「ファ」とはならないはずだ。“発音改善委員会”としては、あくまでも原音に近い表記にしておこう・・・(^_^;。発音の確認は、こちらでスピーカーアイコンをクリック。

<ニュースソース:CBCニュースビデオ

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) グラウス山に登ろう (2010.08.25)
バンクーバーの北にそびえるグラウス山 Grouse Mountain (標高1,231メートル)は、冬はスキー場として、また、夏は頂上からバンクーバーの大パノラマを楽しめる観光スポットとして、人気が高い。ほとんどの人たちはロープウェーで登るが、氷河地形で急峻なこの山に歩いて登る人も多い。

グラウス山に歩いて登ることをグラウス・グラインド Grouse Grind* と呼び、健康志向の高いバンクーバーっ子のレクリエーションの一つになっている。距離はたった2.9キロしかないが、高度差が 853メートルもあり、平均斜度は30度に達する。昨日、そのグラウス・グラインドに関連してニュースが2つあった。

* grind には「(マラソンなど)長くつらいレース」と言う意味がある。

◇80歳で週三回◇

今年80歳のUBC元教授ムハマッド・イクバル Muhammad Iqbal さんはパキスタンの出身だ。彼は、大洪水で被害を受けた母国のために募金をしたいと、毎週三回グラウス・グラインドをすることを決意した。一回登るたびに800ドルの募金を目標とし、最終目標額は16,000ドルだ。

昨日の初登りでも、何人もの人たちが登山中のイクバル氏に寄付をした。初日の所要時間は1時間46分だった。イクバル氏は、「なんども登っているから、別に大変でもない」と意気軒昂で、冬も続けると言っている・・・(*^_^*)。

ニュースソース

◇新記録達成◇

昨日、バンクーバー在住のセバスチアン・サラス Sebastian Salas さん(23歳)は、グラウス・グラインドで 23分48秒の新記録を達成した。これまでの記録は、6年前にニュージーランド人が達成した 24分22秒だった。なお、普通の人は約1時間かかるそうだ。

ニュースソース



実は、私はまだ一度もグラウス・グラインドをやったことがない。友達と「やろう」と約束してはいるのだが、なかなか時間が取れなくて・・・(^_^;)?。私の知っている人でグラウス・グラインドの経験者には、この友人と、何年か前に語学留学していた姪がいる。私も早くやらなくては・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) Googleマップの「日本語」ボタン (2010.08.24)
Googleマップに「日本語」ボタンができた。このボタンを押すたびに、地図上の地名が「日本語・英語の併記」と「英語のみ」で交互に表示される。

    
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これはとても良いアイデアだ。なぜなら、日本語表示では英語のスペルが分からず、なにかと不都合が生じるからだ。特に、Googleマップは日本語表示がお粗末なので、できるだけ英語表示を読んで、正しい読み方を身につけたいものだ。

たとえば、上の地図では Yaletown が「ヤルタウン」と書かれている。Yale は「イェール」であって「ヤル」とは”絶対に”読まない。アメリカの有名な大学 Yale University (イェール大学)を「ヤル大学」などと読まないのと同じだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 遣米使節に熱狂したアメリカ (2010.08.23)
29日からの訪米の準備で、1860年当時の新聞記事などをインターネットで見付け出して読んでいる。ありがたいことに、ニューヨーク・タイムズは当時の記事を全て無料で見せてくれる・・・他の新聞社はほとんどが有料。新聞記事を読んでいて思うのは、「今の報道と変わらない・・・」ということだ。つまり、あの当時すでにアメリカでは“普通に”新聞が読まれていたのだ。かたや鎖国の真っ只中だというのに・・・。

そうした報道のおかげで、アメリカの人たちは日々刻々と遣米使節のことを知ることができた*。神秘的な東洋の国からやってきた、風変わりなヘアスタイル(ちょんまげ)をした人たちは、行く先々で群衆に“襲われた”。

ある町では、使節が到着してからホテルまで行く行列を見ようと、通筋は立錐の余地もないほどの人々でうずまった。滞在するホテルの周辺には、使節団員の姿を一目見ようと、いつも人々が集まっていて、ホテルは「無用者立ち入り禁止」の張り紙をしなければならなかった。また、ある田舎町の女学校では、すぐ前の線路を使節が乗った列車が通過する際、女学生たちが窓から身を乗り出して黄色い声で「トミー!トミー!」**と叫んだ。

ワシントンで通商条約の批准を終えた遣米使節は、東海岸の主要都市を歴訪したあと、ニューヨークを出港し、アフリカ南端をまわり、インド洋を越え、インドネシア、香港経由で日本に帰ってくる***。日本を発ってから約9ヶ月後の、1860年秋のことだった。

* もちろん、今と違って電気通信がまだ”卵”くらいの時代だから、少し遠い町のニュースは数日遅れにはなったが・・・。

** 立石斧次郎のこと。当時16歳だった通訳見習いの斧次郎は、まだあどけなさの残る容姿から「トミー」とあだ名されて、アメリカ中、特に、ご婦人たちの間で絶大な人気を博した。新聞報道のおかげで、トミーが自分たちの町へやってくる前から人々は彼のことを知ることができた。


*** つまり、「万延元年遣米使節」は世界一周した・・・この事実を、ほとんどの日本人は知らない。

<参考サイト:東善寺

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アメリカ東海岸へ (2010.08.23)
8/29~9/11の予定でアメリカ東海岸へ行くことになった。小栗上野介関連で日本からやってくる兄のお供だ。ニューヨーク、ワシントン、ボルチモア、フィラデルフィアの4都市を回る予定だ。

    
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今年は、1860年(万延元年)に徳川幕府が遣米使節をアメリカに送ってから150周年になる。「万延元年遣米使節」は、長い鎖国を続けていた徳川幕府が初めて外国に送った使節団であり、日本とアメリカの国交開始を告げる大きなできごとだった。

そのため今年は、ニューヨークなどで記念行事が行われている。私たちの訪米の目的は、東善寺から出張展示されている「ネジ釘」を見とどけるのと、遣米使節の足跡をたどってみることだ。そして、なにか新しい情報が見つかれば幸いだと思っている。 

<参考サイト:東善寺

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) エアカナダが羽田便を就航 (2010.08.18)
エアカナダは来年1月29日から毎日、バンクーバー羽田便を就航させるらしい。これにより、従来の成田便と合わせて東京地区への輸送力が二倍になる。羽田便は、シンガポールやバンコックへの経由便としても便利になるものと期待されている。羽田便は曜日によって発着時刻が異なる。詳細は「ニュースソース」を参照。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) the の有無でこんなに違う・・・(・_・; (2010.08.15)
ある英文を読んでいたら、どうも意味が取れない。Mr. A is in charge of Mr. B. 「A氏はB氏を担当している」という形なのだが、状況から判断すると「B氏はA氏を担当している」でなければならないのだ。

そこで辞書を引いてみた。すると、電子辞書 Babylon(ジーニアス英和)*の、charge(名詞)の項に次のような説明があった。

◇[語法]
be in charge of himは「彼を世話している」という意味でofは目的格関係を表す.
be in the charge of himは「彼が世話をしている,彼に世話されている」(=be in his ~)という意味でofは主格関係を表す.

つまり、the の有無で意味がまったく逆になるのだ。おそらく、上の文章も Mr. A is in the charge of Mr. B. という意味で書かれたのだろう・・・ネイティブの人達もけっこう間違うから・・・(^_^;。

* ジーニアス英和辞典は、日本人が陥りやすい間違いのポイントを「語法」説明してくれるので使いやすい。しかも、画面の単語上で右クリックするだけで辞書が飛び出してくるから、とても手軽だ。もっとも、Babylon 社は、私の“悪徳企業リスト”に入っているのだが・・・(^_^;。私がインターネットでこの辞書を購入したときには「2つのコンピュータまで使えます」と書かれていた。ところが、数年前に突然「一台までしか使えません」と“ルール変更”したのだ・・・詐欺だよね、こんなの・・・(・_・;。

 

よく「文法なんかいらない」とか、「日本の英語教育は文法に偏りすぎている」とか言われる。私はそうした言い方にはすなおに賛成できない。水と油ほど違う日本語と英語なのだから、英語の構文を理解するには文法を修得することが一番の近道なのだ。だから、英文の読み書きには文法は不可欠だ。

一方、「英会話に(ある程度)文法はいらない」ということはできる。なぜなら、英会話では意思が通じればよいのであって、多少、文法が間違っていても通じるからだ。それどころか、文法の細かなところまで考えていたら、会話にならない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 2年2ヶ月ぶりのゴルフ (2010.08.12)
2年2ヶ月ぶりにゴルフをした。初めは“三十肩”の左肩がテークバックでかなり痛かったが、プレーしているうちに気にならなくなった。ところが、予想していた以上にスウィングはぎこちなかった。ドライバーは以前からおかしくなっていたのだが、アイアンまでもがおかしくなっていた。やはり、2年のブランクがあるのと、身体がどんどん硬くなっているためだろうか。ちょっと練習しなければ・・・(^_^;。で、スコアはというと、一応“目標”は達成したとだけ言っておこう・・・(>_<)。

それにしても、フレイザービューゴルフ場のグリーンフィーが上がったのには驚いた。57ドルと書かれているので、60ドルでお釣りをもらおうとしたら、「税金を足して63ドル・・・」だという。7月1日から新しい税金 HST(12%) が掛かるようになったためらしい。フレイザービューは市営なのに、これでは市営以外のコースのほうが安い場合もありそうだ*。

* フレイザービューではシニア料金(40ドル+税金)は65歳からだが、UBCゴルフ場では60歳からシニア料金(48ドル+税金)らしい。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「最長寿国」危うし・・・(^_^;)? (2010.08.10)
ついに所在不明の高齢者が100人を超えた。こんなにたくさんの高齢者が所在不明では、先ごろ発表された"世界一の長寿国”のレッテルも「本当なの?」と思ってしまう。ある県では、125歳の人の所在がわからないらしい。生きていれば”日本一”の長寿だと言うが、それどころか”世界一”ではないの・・・(^_^;。

それにしても、よくも、こんなにずさんなやり方でやってきたものだ。役所の人が高齢者宅を訪ねても、家族が「寝たきりの状態を見られたくない」と本人との面会を断られると、役所はなにもできないらしい。それもおかしな話だ。年金支給や保険が絡むのだから、本人を確認するのは当たり前のことではないの・・・(・_・;。

な~んて偉そうなことを言っては見たが、よ~く考えてみたら、ずさんなのは日本ばかりではないかもしれない。なにしろ、カナダには住民登録さえないのだから*・・・(^_^;。

* そう、カナダには住民登録がない。A町からB町へ引っ越しても、役場に届ける必要がないのだ。そのかわり、住基ネットに相当する Social Insurance (社会保険)という制度があって、各自が Social Insurance Number (社会保険番号)を持っている。たとえば、税金の申告などはすべてこの番号で本人を確認するのだ。昔、カナダ人の友達に日本の住民登録のことを言ったら、「共産主義みたいだ」だと・・・(>_<)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) T・フジカワ、プロツアーで初優勝 (2010.08.07) 
身長155cmのハワイの日系プロゴルファー、タッド・フジカワ*が、プロツアートーナメントとしては初めての優勝を飾った。

去年、高校を卒業したタッドは今年2月から、ミニツアーの一つ eGolf Professional Tour**に参戦していた。その eGolf Tour のメジャートーナメント eGolf Tour Championship (8月4日~7日)の最終日を 68でまわり、通算25アンダー(65、64、66、68)でツアー初優勝を飾った。初日から首位タイに立ち、2日目で2位に3打差、3日目で6打差、そして最終日に9打差をつけてぶっちぎりの優勝だった。

PGAのトーナメントでなんども予選通過して、首位にたったことさえあるタッドだから、eGolf Tour では最初から飛ばしてもおかしくないと私は思った。ところが、プロの道はそんなに甘くなかった。もう一つ精彩のない戦いが続いて、なかなか上位に食い込めなかった。それが、6月後半から次第に調子を上げて、ついに優勝した。ようやくプロの水に慣れてきたのかもしれない。

いや~、こんな嬉しいことはない・・・ヤッター・・・\(^o^)/。いよいよ本領を発揮してPGAツアーに駆け上がる日も遠くないかもしれない。さあ、あなたも“小さな巨人”タッド・フジカワのファンになろう!

* 三ヶ月半も早産で生まれたタッドは身長が155cmしかない。これは日本人男性なら中学一年生くらいの身長だ。そんな人が300ヤードも飛ばすなんて、あなたは信じられる?eGolf Tour ホームページには、優勝したタッドと主催者の人たちが並んで写っているが、タッドはまるで子供のように見える。

** PGCツアーからみると“三軍”ツアーともいうべきもの。“三軍”と言っても、PGAツアー経験者もいて決してあなどれない。ここで好成績を上げると、“二軍”ツアーの Nationwide Tour から、さらには“最高峰”の PGAツアーのツアーカードを獲得する道が拓かれる。

しかも、今秋のQスクール次第では Nationwide Tour を飛び越えて PGAツアーのツアーカードを獲得することもありうるのだ。これまでのPGAトーナメントでの成績を考えれば、タッドには十分Qスクールを勝ち抜く力がある。あとは精神力と、その時の調子だ。


<参考> タッド・フジカワの主な実績

2006年6月 (15才5ヶ月)
ハワイ予選で大人のゴルファーを破って、史上最年少で全米オープン出場

2007年1月 (16才0ヶ月)
ソニーオープンで、PGA史上2番目の若さでPGAトーナメントを予選通過。一時は4位タイまで行った。最終成績20位タイ。

2009年1月 (18才0ヶ月)
ソニーオープンで予選通過し、3日目にワイアラエカントリークラブ(ハワイ)のコースレコードタイの62をマーク。一時は首位タイまで行った。最終成績32位タイ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) モヤだと思ったら・・・(・_・; (2010.08.05)
久しぶりにガイドの仕事をした。客を乗せて空港からの運転中、こんな好天なら綺麗に見えるはずの北側の山々が見えない。ダウンタウンに近づいたら見えるだろうと思ったが、グランビル橋 Granville Bridge まで来ても見えない。それどころか、少し遠くの建物まで霞んでしまっている。「ありゃあ、今日はすごいモヤですね・・・」なんて言ってしまった。

ところが、夕方のニュースで聞いたら、これはなんとBC州内400ヶ所以上で燃えている山火事の煙らしい。山が見えなくなるほどの煙とは経験したことがない。ともかく、どっちを向いても景色がモヤ~っとしている。今夏は、山火事の件数自体は例年よりも少ないのに・・・(・_・;?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 2年ぶりのゴルフスウィング (2010.08.02)
二年ぶりにゴルフの練習場に行ってみた。左腕がテニス肘のあと“三十肩”**になってしまい、長い間ゴルフクラブを握れなかったのだ。しかし、ネットで調べたら「多少無理してでも運動したほうがいい」とあるので、思い切ってみた。

サンドウェッジから始めた。テークバックすると左肩がかなり痛い。「ありゃ、こりゃだめかな・・・」と不安がよぎったが、無理して続けた。久しぶりということと痛みのためトップスウィングがかなりぎこちない。しかし、痛み自体は次第に薄れていく感じだ。だんだん長いクラブにして、最後はドライバーも打ってみた。ほとんどのショットがダフリ気味だった。でも、思ったよりはまともにスウィングできた。フ~~~・・・(^_^;!。

この分なら、コースに出ても大丈夫かもしれない。ともかく、今日の練習で肩にどんな影響が出るか、それ次第だな・・・。

* 別の呼び方の方が一般的らしいが、あえて、これにしておこう・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「強制収容所」が国定史跡に (2010.08.01)
第二次世界大戦中、カナダ西海岸に住んでいた約1,500人の日系カナダ人が、BC州南東部の山岳地帯に強制収容されてから70年近くなる。そんな中、強制収容を記念する施設がカナダの国定史跡に指定された。

パークス・カナダ Parks Canada*は、この程、ニューデンバー New Denver(地図上のA点)にある「日系人強制収容記念館」 Nikkei Internment Memorial Centre を国定史跡に指定した。ニューデンバーの収容所は1942年に開設された。真珠湾攻撃に際して、カナダ政府が「“敵国民”の強制収容」を決定してから数カ月後のことだった。バンクーバー周辺に住んでいた日系人は家や財産を失い、粗雑に造られた各地の収容所に送られ**、大戦が終了するまで収容された。

サイモンフレーザー大学のカーステン・マカリスター Kirsten McAllister 教授は、「『日系人強制収容記念館』が史跡に指定されたことは重要なことだ。というのも、強制収容がカナダの歴史の中でも大きな意味を持つからだ」と述べた。教授はさらに、「1980年代には、当時のマルローニー首相が“カナダ政府の不正行為”だったことを認め日系人に謝罪して、強制収容が大きなニュースになっていた。しかし、その後はその歴史的事実が人々の記憶から消え始めていた・・・」と述べた。

* カナダ政府直轄の「公園管理庁」。

** Relocation Centres 「仮収容所」も含めると、収容所はカナダ全土で18ヶ所あり、大半がBC州内だった(ウィキペディア「Japanese Canadian internment」参照)。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 山火事の季節 (2010.07.31)
例年のことだが、今年も「山火事の季節」がやってきた。4月1日以来、BC州では約1,940ヶ所で山火事が発生し*、現在でも約280ヶ所で燃え続けている。そのうち、約1,470ヶ所は人為的な原因によるもので、他の約460ヶ所が落雷による。

今週末はロングウィークエンド Long Weekend** で、沢山の人がキャンプやハイキングを計画しているのかもしれない。しかし、州政府は焚き火を全面的に禁止する措置に出た。違反すると345ドルの罰金だ。また、焚き火が原因で山火事が発生した場合は、3年以下の懲役または1ミリオンドル(約8,300万円)の罰金を課せられる上、防火作業にかかる費用すべてを負担させられる。

* この州は人口が希薄で山ばかりだからまだよいが、日本で1,900ヶ所も山火事が発生したら大変だあ・・・(・_・;。

** (3連休以上の)通常より長い週末休暇。

<ニュースソース> CTVテレビ 7/30 7/31(BC州の山火事危険度地図つき)

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 血液検査結果をネットで (2010.07.29)
BC州では年に一度、BC Medical* によって無料で健康診断をしてもらえる。ドクターを訪ねて身長、体重、血圧などを計ってもらい、さらにドクターの書類を持って行って外部の医療検査機関で血液検査をしてもらえる。年に一度行うから「アニュアルチェック」 annual check とも呼ばれる。

先日、私はファミリードクターにアニュアルチェックをしてもらい、血液検査も近くの検査機関で行った。その際、ドクターから「血液検査の結果を検査機関から直接入手できる」と言われていたので、施設にそのことを聞いてみた。すると、インターネット上で登録すれば、ネット上で検査結果を閲覧できることが分かった**。

今日、数日前に登録したばかりの自分のアカウントにログインしてみたら、検査結果が出ていた。医療用語が分からなくて辞書引きが大変だったが、なんとか意味がわかった・・・(^_^;。それにしても、自分で細かく見ることができるのはとても良い。

いままでは、ドクターから口頭で「あれがいい、これが悪い」と説明されるだけだから、漠然としたことしか分からなかった。それが、この方法なら、実際の数値がどのくらいなのか、さらには、どのくらいの数値ならいいのかまで説明されているから、とても分かりやすい。しかも、過去5回(5年)の検査結果をいつでも見ることができるのだ***。

* 州の健康保険制度。

** my ehealth というインターネットサービス(BC州政府のサービスかも?)で、BC BioMedicalLifelabs という2つの機関の検査結果をこれで見られる。おそらく、BC州ではほとんどの人がこれら2機関のどちらかを使うのだろう。なお、登録は検査後10日間しか行えないので要注意。

*** ただし、「登録してから5回分」という意味だから、今回は一回分しか見られなかった。


 

検査結果はおおむね良好だった。この数年ドクターから警告されていたコレステロールも血糖値も”正常値”に戻っていた・・・魚を多くしハチミツと絶縁するという“涙ぐましい努力”の結果だ・・・(^_^;。ただし、肥満の原因となると言われる中性脂肪は高かった。私は、以前、親戚や友人宅の体重計で測った時も体脂肪率が高かった。けっこう運動しているつもりなのに不思議だ・・・いわゆる“隠れ肥満”か・・・(・_・;?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ブルーベリーと血圧 (2010.07.28)
4月の日本滞在から帰ってきてから、しばらく高めだった血圧が少しずつ下がって、いつもの“夏の状態”(上=125~135、下=85~90)になっていた*。ところが、「下」が4日前から急に低くなって80、81、83、82と続いた。気温が上がるほど血圧は下がるとはいえ、私の場合めったに85以下にはならないから、これは異常とも言える推移だ。

なぜなのだろう?食生活で変わったことはほとんどない。ただ、一つだけ思い当たるのはブルーベリーをこのところたくさん食べていることだ。23日(金)に友達とラドナー Ladner の農場でブルーベリー摘みをし、それ以来、毎日ブルーベリーを食べている。ブルーベリーは血圧も下げるのだろうか。

そこで、Google先生に聞いてみた。そうしたら、どうやらブルーベリーには降圧効果もあるようだ。目に良いということは以前から聞いていたが、「記憶力と学習力を高め、血糖値とうつ症状を低下させる」ほか、「高血圧にも良い」らしい。だったら、もっともっと食べなくては**・・・(*^_^*)。

* 毎朝、三回測って平均値を出す。したがって、数字はいずれも平均値だ。血圧は計測ごとにかなりブレるから、数回計測して平均値で比較しないとほとんど意味がない。なお、私は(軽目の)薬を常用している。

** 「これほど急に効くのか」という疑問もあるのだが・・・(・_・;?。

<参考サイト>
http://www.rda.co.jp/topics/topics4926.html
ブルーベリーが血圧を下げて、血管を守る!!

Wikipedia
A study soon to be published in the Journal of Agricultural and Food Chemistry found that supplementation with wild blueberry juice enhanced memory and learning in older adults, while reducing blood sugar and symptoms of depression.
「・・・高齢者の記憶力と学習力を高め、血糖値とうつ症状を低下させる」

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) しょーしょーしょうじょうじ・・・ (2010.07.26)
夕方、例によってセントラルパークを走り始めた。バンクーバーはこの夏、冷夏気味の日が続いていたが、ようやく”真夏”の暑さがやってきた感じだ。涼を求めて、森の中を散歩する人が多い。

前方に中国人の一家が歩いていた。幼児がプラスチック製の三輪車に乗り、もう一人の幼児がそれを押す。そして、3~4人の大人が一緒に歩いている。みんな楽しそうに話したり鼻歌を歌ったりしている。私が走り過ぎようとしたとき、自転車の幼児がハンドルのあたりについているボタンを押した。

すると、音楽が鳴り始めた。それがなんと「しょーしょーしょうじょうじ、しょうじょうじのにわは、つんつん月夜だ、みんなでてこいこいこい」(しょうじょうじの狸ばやし)のメロディーなのだ。お父さんらしき男性も、メロディーにあわせて「・・・ランラランラン、ランランラン」と歌っている。

「へ~え、日本の童謡がけっこう中国にも行ってるんだあ」と嬉しくなった・・・(*^_^*)。もっとも、日本にだって中国、韓国、それに東南アジアの音楽がけっこう入って来ているから、別に不思議なことではないのかもしれないが・・・(^_^)。

<参考サイト>
まんが日本昔ばなし「しょじょ寺の狸ばやし

まんが日本昔ばなし「ぶんぶく茶釜

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アリ地獄・・・冗談でしょ編 (2010.07.25)
またしても“アリ地獄”ニュースだ・・・(>_<)。

あるギャンブル中毒の男性が公営カジノ施設へ行ったら、自己排除プログラム*に署名しているにもかかわらず、入場を拒否されなかった。そして、スロットマシーンでプレーしたら約42,000ドル(約400万円)を当てた。彼はすぐに換金に行った。ところが、なんと「自己排除プログラムに署名している」という理由で勝ち金の支払いを拒否された。

自己排除プログラムに署名している人が負けても何も救済されないのに、勝ったら今度は勝ち金を渡さないという・・・じょじょ冗談でしょ、これ・・・(・_・;。こんなのはもう、詐欺と同じだ。この男性は相当頭に来た。先日、ある女性がBCLC**に対して30万ドル(約2,800万円)の訴訟を起こしたが、男性も彼女に続いてBCLCを訴えた。

* 自己排除プログラム = ギャンブル中毒者がギャンブルを辞めるのを助けるためのプログラム。このプログラム名簿に署名したギャンブル中毒者が公営カジノ施設に入場しようとしたら、施設は入場を拒否することになっている。しかし、実際にはまったく入場拒否されず、実効がないと言われている。現在、BC州では7,000人近くがこれに署名している。

** BCLC = B.C. Lottery Corp. 州立の公営くじ会社

(注) アリ地獄 = ギャンブル中毒者も、ギャンブル施設が近くになければ普通に生活するに違いない。言い換えると、「ギャンブル施設は、ギャンブル中毒者が人生から転げ落ちるように造られた“アリ地獄”のようなものだ」ということ。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) “911”じゃあダメよ (2010.07.24)
昨日、オカナガン盆地の町バーノン Vernon で火事があった。インディアン居留地にあるトレーラーハウス・パーク mobile home park*内の家が燃えたのだ。火元となった家の人が“911”に電話したのに、消防車が着いたのは30分もたってからだった。そのため、けが人はなかったものの、三軒が全焼し4軒目が半焼してしまった。

なぜ、消防車の到着が遅れたのか。それは、電話番号が間違っていたからだ。カナダやアメリカでは、警察や消防の電話番号は“911”というのが常識だ。日本人ならだれでも“110番”を知っているように、カナダの人はだれでも“911”が頭に入っている。ところが、その居留地内では独自の消防組織が作られていて、“545-4111が”非常時番号だったのだ。

今回の火事のあと 、パーク内の住人に聞いてみると、ほとんどの人が“545-4111”を知らなかった。居留地内のところどころに "Emergency 545-4111"の立て看板がたっているのに、だれの目にも入らなかったということらしい。今回の事態を受けて、居留地のチーフ**は「今後、同じような混乱を避けるためにも、“911”の導入を検討したい」と言っている。

* インディアン居留地は広いので、インディアンの人たちが相談して、インディアン以外の人たちを相手にいろいろなビジネスをする。トレーラーハウス・パークもそのひとつで、たくさんのトレーラーハウスが立ち並んで主に白人が住んでいる。トレーラーハウスというと貧弱に聞こえるが、けっこう大きな家もある。ノースバンクーバーにも、ライオンズゲートブリッジを渡ったところにパークが一つある(下の写真参照)。

** インディアン部族の長の意味。昔風に言えば「酋長」だが、鳥の羽飾りをつけたインディアンを想像したらちょっと違う・・・(^_^;。ビデオニュースにも出てくるように、きわめて普通の服装をした人だ。

     <欄干越しに見えるのがノースバンクーバーのトレーラーハウス・パーク>
     
     大きな地図で見る
(← クリックするとよくわかるが、大きい家が見える)

ニュースソース> ビデオニュース付き

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ますます“お粗末な”警察 (2010.07.22)
このところ、“お粗末さ”が売り物の当地の警察だが、またしても、お粗末さを露呈する事件が起こった。

ダウンタウン東部の歩道を三人の警察官が歩いていた。すると、前方から足の悪そうな女性がぎこちない足取りで歩いてきた。女性が警察官の間を通り抜けようとした。そのとたん、一人の警察官が女性を突き飛ばした。女性は道路に倒れた。そばにいた他の女性が倒れた女性を助け上げたが、警官は見ているだけで助けようともしない。

この数年、警察官の質が本当に悪くなった。警官の酔っ払い運転、一般市民への暴力事件、はては“空港殺人事件”まで、数えきれないほどだ。これほど質が悪くなるには、よほど警察組織そのものに問題があるように思えてならない。幸いにも、今回の事件はその一部始終が、近くのホテルのセキュリティーカメラに収録され、本日のトップニュースとなった。

ニュースソース> ビデオ付き



それにしても、三人の警察官が肩で風を切って歩き、歩いている人を理由なく突き倒すなんてのは、どこぞの国の“グループ的暴力組織”とおんなじだ。え?「冗談じゃあねえ、“グループ的暴力組織”だって、そんなこたあしねえ」って・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 驚異の80才 (2010.07.19)
去年4月、スーザン・ボイルが登場して話題になったイギリスの新人発掘番組 Britain's Got Talent に、また“異色の新人”が登場した。

今度は、子どもが7人、孫が13人、曾孫が4人もいる80才のおばあちゃんジェイニー・カトラー Janey Cutler だ。グラスゴー Glasgow から来たジェイニーは耳が遠いらしくて、審査員の質問にもまともに答えられない。そんなジェイニーに観衆も審査員も呆れ顔だ。ところが、歌が始まると雰囲気は一変した・・・。

世の中には、人知れず埋もれている才能があるものだ*・・・(*^_^*)。頑張れジェイニー!

* 字幕に"Retired Cleaner" (元掃除婦)とある。掃除婦さんだったのだろうか。だとすると、歌にはまったく関係のない世界にいたわけで、ますますすごい。

<参考ぶつくさ> "田舎のおばちゃん"がスターに・・・(^_^;)? (2009.04.17)

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アリ地獄・・・ネット編 (2010.07.16)
こんなニュースばかりで嫌になるが・・・(>_<)。

先日、「アリ地獄・・・告訴編 (2010.07.14)」を書いたばかりだというのに、今度は、BC州政府がオンライン・ポーカー・サイト*を今年中に立ち上げるというニュースが伝わった。これは、北米では初めてらしい・・・まったく、自慢できる話ではないが。

州政府と BCLC(州の公営ギャンブル公社)の発表によると、すでに運営されているギャンブル・ウェブサイトを拡大し、カジノゲーム、スポーツ、宝くじ、その他のゲームを加えるという。また、それによる歳入を100ミリオン・カナダドル(約85億円)と見込んでいる。

この計画を進める理由について州政府は、「BC州民がネット上で外国の違法ギャンブルに消費している金額約100ミリオン・カナダドルを、州内に”取り戻し”たいからだ」と説明している**。昨年BC州は、オンライン・ギャンブルサイトから34ミリオン・カナダドル(約30億円)の歳入があった。これは、カジノや宝くじを含むギャンブル関連事業歳入総額の約1%に相当する。

特に問題なのは、これまで週に120ドルだった掛け金の限度額も、約10,000ドルにまで増額されることだ。週に10,000ドルと言うことは月に40,000ドルにもなる。数百ドルなら庶民でも耐えられるが、40,000万ドルではふつうの人ならあっという間に破産してしまう。アリ地獄がどんどん大きくなっていく・・・。

* アメリカでは、インターネット上でのカジノ型ギャンブルは違法だ。

** まったくの詭弁だ。ゴードン・キャンベル知事の自由党政権も長く居座りすぎて、完全に腐ってきた。


(注) アリ地獄 = ギャンブル中毒者も、ギャンブル施設が近くになければ普通に生活するに違いない。言い換えると、「ギャンブル施設は、ギャンブル中毒者が人生から転げ落ちるように造られた“アリ地獄”のようなものだ」ということ。

<ニュースソース: CBC CTV(1) CTV(2)> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「セイリッシュ海」正式命名 (2010.07.15)
以前、このあたりからシアトル(アメリカ・ワシントン州)付近まで広がる内海を「セイリッシュ海」 Salish Sea と呼ぼうという提案があったが、ついに正式名称となることが実現した。

今日、ビクトリア Victoria でファーストネーション(インディアン)の人たちとBC州政府関係者立ち会いのもと、「セイリッシュ海」の命名式典が行われた。「セイリッシュ海」は次の三つの海の総称で、それぞれの呼称もそのまま残る。

  フアンデフカ海峡 Juan de Fuca Strait (バンクーバー島とオリンピック半島の間)
  ピュージェット湾 Puget Sound (シアトルの方に伸びる湾)
  ジョージア海峡 Strait of Georgia (バンクーバー島とBC州本土の間)
  *結局、フアンデフカ海峡以東の内海全体を意味する。

式典は、カナダ副総督(BC州在任)、BC州政府の原住民関係省大臣、沿岸セイリッシュ*に属するいくつものインディアン部族の関係者など、多数が参列して行われた。また、最初に「セイリッシュ海」を提案した西ワシントン大学元教授 Bert Webber 氏も参列した。

式辞で、自身もインディアンのカナダ副総督(BC州在任) Steven Point 氏が、「この命名は、インディアンの歴史に敬意が払われ、インディアン文化への理解が深まっていることの現れだ」と述べた。

* Salish は、BC州からワシントン州、オレゴン州にかけて分布したインディアンの言語的な分類名称 Coast Salish (沿岸セイリッシュ)に由来する。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アリ地獄・・・告訴編 (2010.07.14)
ついに、アリ地獄に落ちて大金を失った女性が、BCLC(B.C. Lottery Corp. 州立の公営くじ会社)とその関連企業を相手取って、告訴した。

デルタ Delta 市に住む女性ジョイス・メイ・ロス(54才)は、公営カジノに通いつめて、自分の財産と友人からの借金、計33万ドル(約3千万円)を失った。彼女はカジノ施設が提供するギャンブル中毒者のための"自己排除プログラム" self-exclusion program に署名しており、彼女が入場しようとしたらカジノ側は入場を拒否することになっていた。ところが、「プログラムはまったくの見せかけで、一度たりとも入場拒否されなかった。その結果、大金を失うことになった」というのが彼女の言い分だ。

ダメ政府が造ったアリ地獄にアリが一匹一匹と落ちていく・・・。以前、オンタリオ州でも同様の裁判沙汰があったが、BC州もいよいよ"一人前"になってきた・・・(・_・;。

(注) アリ地獄 = ギャンブル中毒者も、ギャンブル施設が近くになければ普通に生活するに違いない。言い換えると、「ギャンブル施設は、ギャンブル中毒者が人生から転げ落ちるように造られた“アリ地獄”のようなものだ」ということ。

ニュースソース

<関連ぶつくさ: アリ地獄(2010.06.30) 
どこでも同じだ・・・(・_・; (2010.05.20) 最後のギャンブル (2009.04.10)>

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 72歳の"学生" (2010.07.12)
半月ほど前、久しぶりにガイドの仕事をした。「日本からホームステイする学生が来るので、空港からホストファミリーに送って欲しい」という依頼だった。

ネームプレートを持って空港で待っていると、かなり年配の小柄な男性が近づいてきた。「あれ、変だな、学生を待っているんだけど・・・?」。ところが、その男性 Fさんが"学生"だったのだ*。大阪から来た Fさんは72才、バンクーバーでは英語学校にも行くという。

「いや~、とっくの昔に定年退職して、ホームステイなんて今回が初めてだけれど、思い切ってやってきました。英語学校も若い人ばかりでしょうが、私のような人間でも大丈夫でしょうか」。「すごい元気な人だなあ」とは思いながら、「大丈夫なの、この人?」というのが正直なところだった。ともかく「大丈夫でしょう」と答えた。

先日、またガイドの仕事が入った。日本に帰る Fさんを空港にお送りする仕事のようだ。朝、バンクーバー市北東部、小高い丘の上にあるホストファミリー宅に行った。ホストファミリーをつとめたのは、Fさんと同年齢くらいのイタリア人ご夫婦だ。奥様が顔を出し、イタリア語なまりで「今、Fさんは支度してます。ちょっと待っててください」と言う。さらに小声で、「Fさんはとてもいい人だ。言葉はそれは大変だったけれど、今までお世話した学生の中で一番いい・・・」。

そのうちにFさんが出てきた。荷物を車に積み、さて出発という段になって、車の中で Fさんがカメラを取り出してもじもじしている。もう一度、ファミリーの写真を撮りたいらしい。後部座席の窓が曇りガラスなので、「車から降りて撮られたらいいですよ」とすすめると、いそいそと出て行った。そして、ご夫妻の笑顔を数枚撮ると、なんどもなんどもご夫妻に頭を下げて、ようやく車に戻った。車がそろそろと走りだすと、Fさんはご夫妻にいつまでも手を振っていた**。

* こちらで英語学校に行くので"学生"ということになっていたようだ。

** 数週間ではあったが、英語学校もずいぶん楽しんだらしい。最後のクラスでお別れのあいさつをすることになった。たどたどしい英語ながら、「日本の家内に電話して『バンクーバーはとてもいいところだ。日本よりいい』と言ったら、家内が怒った」とスピーチしたらしい。そうしたら、自分の孫くらい年齢の"学生仲間"から爆笑を買ったと、うれしそうに言っていた・・・(*^_^*)。




こんな高齢のホームステイ"学生"は私も初めてだった。年齢など関係なく、やりたいことをやって人生を楽しむ・・・そんな生き方を実践している Fさんだった。

空港での別れ際に Fさんは「大変お世話になりました」といって、私にチップをくれた。ホームステイの学生からチップを貰ったのも初めてだった・・・(*^_^*)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ヌードになってギネス記録! (2010.07.10)
今日(土曜日)、バンクーバー市東端、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)脇の崖下にあるレックビーチ Wreck Beach にヌーディストが大集結した。

       
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昨年から始まった、北米規模のスキニーディッピングイベント Skinny Dipping Event の一環で、「北米全体で同じ時刻に、できるだけたくさんの人がヌードになって泳ごう」というイベントだ。今年は東部時刻午後3時(バンクーバー時刻正午)にいっせいに海に飛び込む。

今日、レックビーチには382人が参加した*。昨年の489人には及ばなかったが、レックビーチは北米でも屈指の大集結地だ。昨年のレックビーチの人数はカナダで最大、全体ではガニソンビーチ Gunnison Beach(ニュージャージー州)、ハウローバービーチ Haulover Beach (フロリダ州マイアミ)についで三番目だった。

昨年は結局、北米全体で139ヶ所に13,674人のスキニーディッパーが集結しギネス記録を作った。今年は、昨年の全体記録を破ることができるかどうか・・・(*^_^*)。

* もちろん、裸になるのは違法に違いない。しかし、これだけ沢山の人が出るとおまわりさんもどうしようもないのかも・・・。「みんなで脱げば怖くない!」・・・(^_^;)?。

<ニュースソース:CTVテレビ/The Province

 

レックビーチは普段でもヌードビーチとして名高い。真夏になると、数百人ではきかないくらいたくさんの人が出る。中には、"Wreck Beach"のTシャツを木の枝にいくつもひっかけて売る人や、駅弁売りのような格好をしてソフトドリンクを売る人もいて、実に楽しい・・・(^_^;。

それにしても、なぜ、それほど人気があるのか。それは銭湯や温泉の爽快さと同じなのかもしれない。つまり、裸になるってことはすごい爽快なことなのだ。たとえば、温泉で水着を強要されたら、たいがいの日本人は入る気もしなくなる。それと同じことなのだろう。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ユニクロも英語で (2010.07.08)
ユニクロも、近い将来、社内会議の公用語を英語にするらしい。また、社内文書なども英語化して、グローバル企業への転換を加速させるのだそうだ。ユニクロの親会社ファーストリテイリングには役員が23人いるが、そのうちの5人は外国人ということだ。そのため、日本語中心では彼らが蚊帳の外になってしまうというのが、英語化の大きな理由らしい。

楽天が先日同じような方針を発表したばかりだ。ますます、英語が身近なものになりつつある。へたをすると、英語がしゃべれないと就職もできない時代が来たりして・・・(・_・;。英語教育が本当に大事な時代になってきた。しっかりしてよ、文科省!

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) カナダガンの危機! (2010.07.05)
7月1日はカナダデーだったが、お祝い気分をよそに「カナダのシンボル*、カナダガンがいま危機に瀕している」とのニュースが伝わった。アメリカ・オレゴン州のある町で、カナダガンを食卓にのせ始めたのだ。

オレゴン州ベンド Bend の町では、カナダガンの"フン害"に音をあげて、109羽を有毒ガスで"処刑"してしまった。街の公園課の説明では、カナダガンは二酸化炭素ガスで安楽死させられ、食べられる部分は安全なまま保たれたということだ。そして、街のホームレスシェルター** で食卓にのせられることになった。シチューにすると美味しいし、ニンニクとローズマリーでもいけるらしく、インターネットにもレシピがずいぶん載っているという・・・(^_^;。

しかし、このニュースにバンクーバーっ子はカンカンだ。「南へ飛んでいったカナダガンがもう帰ってこないかもしれない」と心配し、ベンドの町のやり方を「野蛮で気が狂った行為だ!」と非難している。バンクーバー市公園局の局長も、「もしカナダガンが増えすぎたら、私たちは巣を見つけてタマゴを処理する。ベンドの町のようなやり方はしない」と怒っている。

ベンドでもいろいろ検討したのだが、最終的に安楽死が選ばれたのだとか。安楽死が今後も行われるかどうかは、決まっていないらしい。

* 一部にはカナダの国鳥と思われているが、正式にはカナダでは国鳥は指定されていない。ちなみに、1ドル硬貨に載っているアビ loon もカナダの国鳥ではなく、オンタリオ州の"州の鳥"だ。

** ホームレスの人達のための宿泊所。

ニュースソース> 動画ニュース付き。




私も以前から「おいしそうだな」とは思っていた・・・(^_^;。でも、カナダの"準国鳥"を食べたりしたら怒られるし・・・。それにしても、人間の"勝手な思い入れ"で食べて良い動物と食べてはいけない動物があるというのも、おかしなものだ。怒っているバンクーバっ子は、スーパーに並んでいる鶏や牛のことを考えたことがあるのだろうか・・・こ、こ、これって屁理屈・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「スタンレーパーク」を改名? (2010.07.04)
バンクーバーの"宝物"スタンレーパークの改名案が話題になっている。「スタンレーパーク」は、1888年当時カナダの総督だったダービー・スタンレー Derby Stanley 16世にちなんだ名前だ。これを、スクォーミッシュ族 Squamish Nation* の長老が、「インディアンがもともと使っていた地名 Xwayxway (クワァイクウェイ**)に戻そう」と"非公式に"提案した。

ところが、"スタンレー"に慣れ親しんだ一般市民からはかなりの反対意見が出ている。なによりも、Xwayxway が読みにくそうなのが問題だ。しかし、市長は「最終的な決断は"所有者"の連邦政府***によることになるが、両方を使うのも一つの案だ」と述べている。

カナダ西海岸にはインディアンの人たちが太古から住んでいたわけで、彼らの歴史の上にたって私たちが生活していることを考えると、こうした提案は前向きに考える必要があるのかもしれない。なお、Xwayxway はランバーマンズ・アーチ Lumberman's Arch あたりにあった部落の名前らしい。

* バンクーバー付近に分布するインディアン部族。

** 読み方は人によってまちまちで、「クウェイクウェイ」、「クウェイクワァ」などと言う人もいる・・・(^_^;)?。

*** スタンレーパークはカナダの連邦政府が所有し、バンクーバー市が借りた形になっている。というのも、この土地はアメリカの侵略に備えた軍用地として、1800年代後半から1900年代初頭にかけて連邦政府が管理していたからだ。2007年までの「99年契約」だったから、数年前に"更新"が必要だった。特にニュースはなかったが、「延長可能」条項によって"自動延長"されたのかもしれない。なお、99年契約当時の賃貸料は年間たった1ドルと言われていた・・・(^_^;。ちなみに、第二次世界大戦時、西側海岸サードビーチ Third Beach には、日本軍の攻撃に備えて大砲が備え付けられた歴史がある。

ニュースソース> 右側"Video"の"Renaming Stanley Park?"をクリックすると、動画ニュースを見られる。




数日後、連邦政府の担当大臣がインタビューに答えて「名称変更しない」と述べたが、その翌日、今度はスコーミッシュ族の酋長が、「XwayXway の名前を使うことはより深い意味が込められるわけで、観光業の観点からも有益のはずだ。だから、今後も改名を訴えて行きたい」と反論した。なにやら白熱してきたぞ・・・(^_^;。歴史を考えれば、バンクーバー市長が言うような"Stanley Park Kwaykway"などの併用名称にしても良さそうなものだ。連邦政府もちょっと冷たい・・・(・_・;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) "英語にする"楽天 (2010.07.03)
楽天が、社内の公用語を英語にするらしい。「日本は世界経済の中でどんどん小さくなっていく。もはや日本市場だけを考えていたのではダメだ。世界展開を促進するためにも“世界語”に切り替えておこう」ということらしい。それにしても、会社全体で英語を公用語にするとは思い切ったものだ。

もっとも、これは私自身かなり身近に感じるやり方だ・・・規模は比較にならないが・・・(^_^;。と言うのは、私がむかしバンクーバーでやっていたコーヒー店では、ルールとして英語を公用語にしていたからだ。店員の募集をすると、時々ワーキングホリデーの日本人が応募してきた。しかし、店内では絶対に日本語をしゃべらせなかった。それには、いくつかの理由があった。

数人の日本人が日本語を話したのでは、カナダ人の店員に失礼だしコミュニケーションも取れない。客はカナダ人だから英語がしゃべれなかったら仕事にならない。さらには、応募してくる日本人はみな英語力の習得が目的でカナダに来ていたから、毎日、日本語をしゃべったのでは英会話の習得などおぼつかない。

そんなわけで、ある程度英語のできる日本人を雇って「日本語はダメです」とはっきり伝えた*。もちろん面接も英語でした。日本人同士で英語を話すのは初め少し照れくさい。しかし、慣れてくるとまったく気にならなくなり、次第に相手が日本人であることすら意識しなくなった。

このルールは私自身の会話力向上にとても役に立った。なにしろ、あのころは全く日本語を話す必要がなかったのだから・・・。

* 日本人の店員は、日常業務では英語だけでもそれほど苦労しなかった。ところが、店内会議の時にはかなりしんどかったようだ。英語できちんと意見を言わねばならないからだ。それでもルールはルール、すべて英語で話させた。

ニュースソース 



それにつけても、日本の英語教育はじれったい。やっと小学校高学年で教えることが決まったくらいだ。言葉は若いうちから始めるのが一番いい。英語と日本語は"水と油"ほどの違いがあるから、相当の努力を必要とする。ヨーロッパ言語の人たちが英語を習うのとはまったく違うのだ。

それなのに、一部の人達は「英語にばかり力を入れたら日本語がおろそかになる」と言う。これだけ国際化が進みインターネットの時代になって、否が応でも英語に向き合わねばならないこの時代に「なにをおっしゃいますか」と言いたくなる。それに「英語教育、即、日本語衰退」という理屈が分からない。

そういえば、民主党政権の"仕分け"でJETプログラムが「見直し」対象になってしまったのもがっかりだ。仕分け自体は大賛成だが、もっと子供たちの将来を見据えた仕分けをして欲しいものだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) BC州への移民 (2010.07.01)
今日は、1867年7月1日にカナダが建国*されたことを祝うカナダ・デーだ。カナダ・デーではカナダ国籍取得者のニュースが良くあるが、今日もあった。それによると、今年1月~3月の間に、ブリティッシュコロンビア州内でカナダ国籍を取得した人の数は、下記の通りだ。

総数 9,568人          
     
アジアから(中国、インドを含む) 6,821人  
  中国本土から 2,299人  
  インドから 969人  
     
ヨーロッパから 1,408人  

人口が約400万人しかいないこの州に、3ヶ月で一万人近くもの人がカナダ人になる。しかも、その多くがアジア系だ。いかに、カナダが移民の国で多国籍かということが分かる。

* と言っても、最初に“カナダ”を形成したのは今のカナダ全土ではなく、東部のノバスコシア州、ニューブランズウィック州、それにプロビンスオブカナダ州(後にオンタリオ州とケベック州に分割)だけだっだ。その他の州は、その後少しずつカナダに加入していった。ちなみに、ブリティッシュコロンビア州が加入したのは1871年7月20日だった。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 万引きはダメよ・・・(・_・; (2010.07.01)
17歳の女の子が、バンクーバーの大手スーパーで20ドル相当の化粧品を万引きして店員に捕まった。店員は「警察も呼ばないし告訴もしない。あなたの住所氏名を教えてくれるだけでいい」と言う。女の子は「助かった!」と思った。

ところが、数週間後、店から手紙が送られてきた。手紙の内容は、「あなたはX月X日、当店で20ドル相当の商品を万引きしようとしました。ついては、この手紙を書くまでにかかったすべての費用を請求いたします。金額は300ドルです・・・」というものだった。

日本人だったら、「万引きをして見つかったら、そのくらいの金額を請求されても当たり前」と感じるだろう。ところが、その女の子と家族はカンカンに怒っている。「たった20ドルの品物でこんな高額を請求するなんてひどい・・・」というのだ。インタビューを受けた父親も、「店は、本気になれば子供を告訴できるという。こんなのは、親を脅迫し子供にとって事態をいっそう難しくして、まったく金儲け本位のやり方だ。実に気分が悪くなる」と憤慨している。

さらに、テレビ局がこれについて町の人にインタビューしてみると、「それは店がやりすぎだ」という人もいる。インタービューが、「あなたは最近万引きをしましたか」という質問に及んだ。それに対して、顔も隠さずに平然として、「オリンピックの時に、〇〇店でチョコレートを・・・」とか、「この間、XXX店でソフトドリンクを・・・」などと言う人がいるのだ。

私はときどきカナダ人の考え方がわからないことがあるが、今日もまたそんな気分だった・・・(・_・;?。

ニュースソース> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アリ地獄 (2010.06.30)
大相撲の大嶽親方*が、TBSテレビのインタービューに答えていた。野球賭博に、最初は数万円、次第にゼロが増えて、一度に100万円以上掛けたこともあったという。記者が「なぜ額が増えてしまうんですか」との問いかけに、「やっぱり(賭け事が)好きだからです・・・」と言った。そして、「琴光喜は私をかばってくれたんです。現役力士の彼だけは助けてやって欲しい」と、涙ながらに語った。

世の中にはいろんな人がいる。スポーツが好きな人、歌が好きな人、旅行が好きな人・・・。中にはギャンブルが好きで好きでたまらない人も多いのだろう。そんな人達が、何かのチャンスで人生を狂わすほどのギャンブルにのめりこんでしまう。

以前も書いたが、カナダでも公営ギャンブル施設(カジノ)が大流行だ。この数十年でいろんなところにできた。そんな施設に"ギャンブルが好きで好きでたまらない人たち"が通い始める。そして、いつの間にか生活できなくなってしまうほどの多額をつぎこんでしまう。

公営ギャンブル施設は、それがなければ普通に生活するであろう人達が、人生から転げ落ちるように造られたアリ地獄だ。そんなアリ地獄を、カナダだけではなく、日本でも造ろうとしている人達がいる。

* 大嶽親方は元関脇の貴闘力だ。身体は小さいのに元気のよい相撲で、よく"大物食い"をした。私は、彼のそんな相撲っぷりが好きだった。それが、こんなふうに転げ落ちてしまうとは・・・(ー_ー)。

 

「公営ギャンブル施設からの収益が自治体財政を潤う」というのが、建設を叫ぶ人たちの持論だ。私は他人が苦しむことによって、自分が利益を得るようなシステムなんて、まっぴらゴメンだ。そして、そんなアイデアしか出てこないような政治家もまっぴらゴメンだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) やっぱりカナダとは違う・・・(^_^) (2010.06.25)
ワールドカップで日本はデンマークに勝ってベスト16進出を決めたが、今日は日本の熱狂ぶりがニュースで伝わってくる。日本時間で深夜から開始の試合だったにもかかわらず、各地で町に繰り出したファンが歓喜の大騒ぎだ。埼玉スタジアムでは大スクリーンを見る大観衆が本田選手の先制ゴールに沸き上がっていた。東京の六本木や渋谷でも、群衆が道路に出て大騒ぎだ。でも、それを見ながらふと思った、「やっぱりカナダとは違うな・・・」。

1994年にNHLの決勝で、バンクーバー・カナックスがニューヨーク・レンジャーズに3勝4敗で負けてスタンレーカップを逃した。最終戦のあと、ニューヨークで行われた試合のテレビ観戦を終わった若者たちが、大挙してバンクーバーの目抜き通りロブソン・ストリートに繰り出した。そこまではよかった。ところが、一部の群集が商店街のガラス窓を破って略奪を行うなど、大変な騒ぎになってしまったのだ。北米では必ずと言っていいほど、大きなスポーツイベントの後には群衆の暴走が発生する。

その点、日本の人たちはずうっとおとなしい。それというのも、日本人はとても公共心が強いからだと思う。今回も道頓堀に飛び込んだ若者がいたらしいが、その程度までで、とても略奪をする人などはいない。北米のファンに比べるとずうっとおとなしいのだ。北米でも大半のスポーツファンは“善良”なのだが、一部の悪玉が群集心理を利用できる“チャンス”を狙っているらしい。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 悲喜こもごものワールドカップ (2010.06.24)
午前11時を少し過ぎた頃だった。なんの気なしにテレビをつけたら、CBCの3チャンネルがオンになった。どうやらワールドカップの中継らしい。今日はどこがやるのだろうと思ったら、なんと日本対デンマークではないか。

いろいろスポーツがある中でなんでサッカーばかりにあんなに騒ぐのかと、私はどちらかというとワールドカップを冷ややかに見ていた。そんなわけで、中継だからといって別にエキサイトもしないのだが、音は出さずにテレビをつけっぱなしにしておいた。時々仕事の手を休めてテレビを見ると、日本がどんどん点を入れるではないか。ありゃあ、これはすごい。さすがの私も引きこまれた。そして、ついにデンマークを破ってベスト16進出を決めた。

一方、前回の覇者イタリアは、予選リーグで敗退してしまった。まさかの敗退にイタリア人はがっかりだ。バンクーバーにもイタリア人が多い。特に、コマーシャルドライブ Commercial Drive 地域にはイタリア系の店が軒を並べていて、さながらリトル・イタリアだ。テレビニュースでは、あるレストランを経営するイタリア人が、「あんまりがっかりして仕事に身が入らない」とぼやいていた・・・(^_^;。

国民の30%が外国生まれのカナダ。普段はみんな仲がいいが、スポーツのビッグイベントがあると、まさに悲喜こもごもだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「人」とはなんぞや・・・(^_^; (2010.06.18)
「人」とはなんぞや・・・な~んて言うと、えらい哲学的な話と思うかもしれない。実は、そうではなくて、「自分は"人"ではない」と主張している"ヒト"がいると言うお話・・・その男性の主張によると、「人」ではないらしいから、「ヒト」と書いておこう・・・(^_^;。

オカナガン Okanagan 地方に住むデイビッド・ケビン・リンゼイ David Kevin Lindsay 氏は、1996年以来、所得税の申告をしていない。その理由は、「自分は"人"ではないから」と言うのだ。そのリンゼイ氏に、昨日、ブリティッシュコロンビア州最高裁判所で判決が下り、彼の「"人"ではない」という主張は退けられ、5,000ドルの罰金と、150日から減刑された30日間の懲役が課されることになった。

リンゼイ氏は、税の申告をしなかった罪で2006年に有罪判決を受けたが、「自分は、Income Tax Act 所得税法上の"人"ではない」と主張して控訴していた。彼は「1996年に"人"であることをやめた」のだそうだ・・・(・_・;?。そして、「自分は("人"ではなく)、なんの負い目もなく血肉の通った David Kevin Lindsay なのだ」という・・・ますます(・_・;?。

しかし、昨日の判決で(彼にとっては)残念なことに、裁判長が「いかなるカナダ人も勝手に"人"であることを放棄することは許されない」として、彼の言い分を却下した。さらに裁判長は、「(所得税法上の)"人"の定義にはなんの曖昧さもなく、常識的に使われている意味そのものだ。もし、他のカナダ人がリンゼイ氏に追随することになったら、所得税の徴収はほとんど不可能になってしまう」とした。

判決は下ったが、Lindsay 氏は相変わらずだ。「今後も税金を支払う気はない」と言い、「自分が"人"でなければならないなんて、どこの法律にも書いてないし、”人”であることを拒否したところでそれを罰する法律もないのだ」と息巻いている。そして、昨日の判決についても、控訴を検討中らしい。

ニュースソース> 

 

カナダにはおもしろい人が・・・いや"ヒト"が・・・いるものだ・・・(^_^;。やっぱり、かなり哲学的でオレにはよく分からんわ・・・(・_・;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ビ、ビ、ビルが倒れる~~~! (2010.06.14)
先週木曜日、夕方のラッシュアワー時に、ダウンタウンの一角で信じられないことが起こった。

ヘルムケン通りとホーンビー通りの交差点付近で、ビルの解体工事が行われていた。敷地の内側でクレーンのような大きな重機が作業をしていた。内部から解体が進み、交差点に面した角の部分だけが残った。

重機が壁の内側で作業をしていた。突然、ヘルムケン通りに面した壁が轟音とともに道路に倒れた。高さが5メートルもあろうかというほどの壁はセンターライン近くまで達し、コンクリート片がすごい勢いで周囲に飛び散った。赤信号で停まっていた車が飛んできた瓦礫で傷付いたようだったが、奇跡的にも壁が直接ぶつかった人や車はなかった。それにしても、この車の運転手(女性)はどんなにか肝をひやしただろう。なにしろ、ビル全体が倒れてきたように見えたのだから・・・(>_<)。

ところが、それで終わらなかった。今度は、重機がホーンビー通りに面した壁の二階部分をつかんで、内側に引っ張った。すると、二階部分は内側に倒れたが、一階部分が道路側に倒れた。壁は高さは3メートルくらいしかないが、歩道に立っていた照明用の鉄柱にぶつかった。そのため、7~8メートルもある鉄柱が道路を遮るようにバタ~ンと倒れたのだ。こちらも奇跡的に、けが人はいなかった。

サリー Surrey に事務所のあるこの解体工事会社*は、現在、警察の聴取を受けていて工事そのものも中断だ。この会社は過去にも安全上の問題を起こしていたらしいが、こんな会社が事業を許されるとは、怖くておちおち歩けない・・・(・_・;。ともかく、あんな工事をしても重機を操作した作業員が「教科書通りにやったのに・・・」と言っているのだから、”スバラシイ”会社だ・・・(>_<)。

下の「ニュースソース」のビデオを見れば、いかにお粗末な工事かよく分かる。

* 会社名は Global Excavating & Demolition という。global は「世界的な、全世界の」、demolition は「解体」の意味だから、「全世界をぶっ壊す」という意味にもなる。まさに、それを地で行っているつもりかもしれない・・・(・_・;?。

ニュースソース> ビデオで二度の倒壊シーンを見られる。




こんなことは“カナダ特有”かと思っていたら、その後の10月には日本でも同じようなことが起こった。しかも、通りがかった女子高生が死亡してしまったのだ。「ちょっと~」と言いたくなる。ビルの解体工事などはよく見る光景だ。今までは、ビル工事脇の歩道を歩いていても、あまり気にしないで通っていたが、うかうか近づかないのが賢明だ・・・。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) チベット医学 (2010.06.12)
CBCのドキュメンタリー番組 Nature of Things で、ラマ教と密接な関係があるチベット医学が取り上げられた(lost secrets of tibetan medicine)。デイビッド・スズキのナレーションで紹介される、西洋医学とは異なる発想のチベット医学がとても興味深かった。チベット医学の医師は、「西洋医学は即効力のある療法だが、チベット医学はもっと根深いところから治すので長期的な効果がある」という。

さらに興味深かったのは、ロシア・バイカル湖南方のウランウデ付近に多数のチベット人が住んでいて、そこでもラマ教とチベット医学が実践されていることだ。チベットから3,000キロは離れているこの地域に、昔、チベット人が住みついたらしい*。

ロシアのラマ教は、ソビエト連邦の共産主義時代、弾圧されて大変だったが、今は宗教として認められている。現地に住むチベット医学の医師は、西洋医学では治らない人たちの治療に当たっている。ロシア政府からは医師として認可されているのだが、チベット医学の特殊性からか普通の病院では働けず、自宅で開業していると言うことだ。

* 1741年、チベット仏教がロシア帝国許容の宗教と認められて、いくつも礼拝所が建てられ、哲学、医学、占星術、建築、絵画、彫刻など学問の中心地として、賑わいをみせ、多くのチベット語、モンゴル語、サンスクリット語による本が刊行された。

参考サイト:菅野さんのチタ、ウランウデ訪問記  ブリヤート共和国の民族と信仰(チベット仏教)。




なんでもかんでも、「新しいもの」「西洋のもの」が一番と思いがちだが、こうした"古い医学"が実際に、西洋医学では対応できない病人を治してしまうのを見ると、まさに目からウロコの気分だ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ハイダグアイ諸島海域の保護 (2010.06.10)
ブリティッシュコロンビア州北部沖合にあるハイダグワイ諸島 Haida Gwaii*(旧クイーンシャーロット諸島)は、全島区域の5,000平方km以上がカナダの国立公園として長年保護されてきた。このほど、これに加えて、周囲の海域も保護される可能性が出てきた。カナダ連邦政府が、自然そのままのこの海域とその大陸棚、約3,500平方kmを国立の保護区域に指定する検討を始めたのだ。

環境保護団体によると、この海域は、シロナガスクジラ blue whale や絶滅危惧種のトド Steller sea lion が棲息するほか、サンゴ礁やいろいろな海鳥もたくさんいて、いわば、「北のガラパゴス」とも言うべき海域だ。連邦政府は近く、保護のための法案 Gwaii Haanas National Marine Conservation Area Reserve and Haida Heritage Site(グアイハナ国立保護海域およびハイダ遺産区域法?)を国会に提出し成立を期す。

同法が成立すると Canadian National Marine Conservation Areas Act (カナダ国立保護海域制定法?)としては初めてのものとなる。

* Haida Gwaii は、インディアンの言葉で「人々の島々」を意味する。島の数は150以上。カナダの著名な画家エミリー・カーは、ハイダグアイのトーテムポールをたくさん描いて歴史に残した。

ニュースソース> 

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WB01523_.gif (379 バイト) ペルー産ミカン (2010.06.07)
八百屋さんに行ったら、ミカンが並んでいて「ペルー産みかん“サツマ”」と書かれている。見たところも日本産とそっくりだ。最近、日本銘柄の果物が他の国から輸入されることがよくある。富有柿や二十世紀梨などもそうだ。でも、日本産ほど甘さがなかったりして、がっかりさせられるのがふつうだ。

「まあ、これもそんな口だろう」と思いながら、いくつか買ってきた。そしたら、これが実に美味しい。つやつやしていて新鮮で、とても甘いのだ。「これはいける!もっと買ってこなくちゃ!」ということになった・・・(*^_^*)。

カナダで生活していてありがたいのは、中南米から安い果物がたくさん入って来ることだ。しかも、南の国だと四季が逆だから、意外な季節に意外な果物を楽しむことができる。サンキュー、ペルー!。

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WB01523_.gif (379 バイト) そういうものなの? (2010.06.06)
テレビニュースを見ていたら、数日前に国家のボスをやめたばかりの人が、某大学で講演しているシーンが出てきた。辞める前は連日、硬い表情でニュースに出てきていたが、講演中のその人はえらく機嫌がいい。笑みを浮かべてかなり饒舌にしゃべっている。新しくボスになった人について辛口ジョークまで飛び出して、学生の爆笑を誘っていた。

まあ、就任以来、難しいことばかりが続いたから、辞めてほっとしたのかもしれない。しかし、その一方で、私の頭の中では「そういうものなの?」という思いもした。もし、ある人が「この国を変えたい」と大望を持って国家のボスになり、それが志半ばで辞めることになったら、逆にがっかりするのではないのだろうか。「自分がダメだった」ということになれば、悔しさでジョークなど出てこないのではないのだろうか。とすると、結局、この人には「大望」がなかったのかもしれない。

今回の辞任劇について、外国のあるメディアが、「これまで4人連続して短命政権だったが、いずれも親や祖父の七光りで上り詰めた人たちだった・・・」という意味のことを言った。そういえば、4人とも就任時はなかなか派手に飛び出した。しかし、どんどん落下して、あっという間に墜落してしまった。堕ち方が非常に良く似ている。

もし「大望」があれば、もう少し“抵抗”するのではないだろうか。それが、なんの抵抗もなく落ちていくということは、“七光り”の人たちには大望なんてないということかもしれない。

 

最近、感じるのだが、某野党の人たちがニュースに出てくると、ほとんどが“七光り族”だ。こんな“大望”があるかどうか分からないような人たちに、国を任せるわけには行かないという気がますますしてきた。

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WB01523_.gif (379 バイト) ポートマンブリッジも有料化 (2010.06.04)
フレーザー河にかかるポートマンブリッジ Port Mann Bridge地図)は、カナダの大動脈トランスカナダハイウェイが通っていて、とても重要な橋だ。カナダ東部からやってきた車両は、ほとんどすべてがこの橋をわたってバンクーバー都市圏の中心部に入ってくる。

この橋の架け替え工事が去年から始まり、すでに25%の工事が終了した。完了すると、片側5車線の新しい橋になり、45年前に造られた現在の橋(片側3車線)は壊される。関係者は、この架け替えにより利用者が増大すると見込んでいる。

ところが、問題は、今までは無料だったのが有料化されることだ。新しい橋になったら、渡るごとに3ドル払わなければならない*。これはかなり大きな数字だ。往復したら6ドルだから、毎日利用する人は毎月120~180ドル、年間にしたら、なんと1,400~2,200ドルにもなるのだ**。

そのため、「去年完成したゴールデンイヤーズブリッジの二の舞になるのでは」と心配する人もいる。有料のゴールデンイヤーズブリッジでは、当初の見込みの3分の2しか利用者がいないのだ。そんな状況を考慮して、ポートマンブリッジでは 3ドルよりも安くすることも、一部で考えられているらしい。

できれば安くしてもらいたいものだ。ともかく、特定の橋や道路を有料化すると言うのは、正当なやり方ではない。なぜなら、そうしたインフラは本来は税金でまかなうべきものだからだ。有料化されたインフラを利用せざるを得ない人たちは、税金の二重取りをされているのと同じだ**。

* 週5日から7日利用するとしての数字だ。もちろん”定期パス”を使えば、もっと安いのだろうが・・・。

** ポートマンブリッジの東側にあるサリー Surrey の住民はいつもいじめられる・・・(・_・;。
Google Map では分かりにくいが、サリーの町は大きくて、ポートマンブリッジを東方向に渡ったらすぐにサリーの町だ。

ニュースソース> 

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WB01523_.gif (379 バイト) 「まだ生きてますね?」 (2010.06.03)
天候不順でしばらくサボっていたが、夕方、久しぶりにセントラルパークをジョギングした。例によって、東側のテニスコート脇から出発し、5キロのテリーフォックスルート Terry Fox Route も終盤にかかった。公園の南西端にあるロウアーポンド池 Lower Pond あたりにやってくると、向こうから小柄な年配の白人男性が歩いてくる。「あれ?どこかで見たことある人だな・・・そうだ、○○○さんだ」。数年前に、遺書を作ってもらった Lawyer (弁護士?)の○○○さんだ。

「ミスター・○○○?」。彼もわかったらしく、笑顔で手を挙げた。「いつか遺書を作っていただいた・・・」と言ったら、彼が "You are still alive." (まだ生きてますね?)という。オヨヨ、Lawyer らしいジョークだ・・・(^_^;。他の人が言ったら、「なに言ってんの、この人?」ということになる。しかし、彼の場合は、「・・・だったら、まだ遺書を執行する必要がないですね」という意味になるから、むしろ職務に忠実ということになる・・・(*^_^*)。

4月の一時帰国の話をすると、彼も日本から帰ってきたばかりだと言う。彼の奥さんは日本人で、日本で生活している娘さんを訪ねて行ってきたらしい。彼は日本の大学を卒業していて日本語もペラペラだから、日本を旅行するのも不自由のないことだろう。しばらく立ち話をして別れた。別れ際に彼が、「通勤で毎日、自宅とパターソン駅の間を歩いているから**、また会えるかもしれませんね・・・」と言った。

* カナダでは年齢に関係なく遺書を作る人が多い。私もだいぶ前に一度作成したが、担当した弁護士が亡くなったりして、ほとんど失効状態だった。それではまずいと思って、数年前に作り直したのだ。特に外国から来た人の場合は、きちんとやっておかないと財産がどこに行くのか分からないらしい・・・カナダ政府がもらっちゃうとか・・・(^_^;)?。

** 彼の家からパターソン駅までは、片道15分はかかりそうだ。机に座りっぱなしの生活に違いないから、運動不足解消にいいのだろう。

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WB01523_.gif (379 バイト) いったい、いくらなんだ・・・? (2010.06.02)
私が住む、築30年のコンドミニアムで雨漏りがして、みんなで資金を拠出して大修理をすることになった。一年以上前からなんどか住民会議が開かれてきたが、最近になって修理コンサルタント会社から手紙が来た。それによると、「状況の変化により、当初の見込みより修理費が少なくてすみそうだ」と言う。それは良いニュースだと喜んだ。ところが、そのあとにこんな文言がある。

While we won't know final costs until work is nearing completion, ...
「修理工事が完了間近になるまで、最終的な修理費はわからないのだが・・・」

なんじゃこれは・・・(・_・;。工事が終わるまで分からないのなら、今からいくらだと言ってみてもほとんど意味ないのと違う?どうも、私のような素人には、カナダの建築土木費用はよく分からない。日本的に考えれば、「最初に業者が請け負った金額は変わらないんじゃないの?」と言いたくなるのだが*・・・。

* 州や地方自治体が行う公共工事でも、「費用が当初予算の2倍になってしまった」などというニュースを良く聞く。もっとも、減る場合もまれにあるのだが・・・(^_^;)?。



後で良く考えてみたら、コンサルタント会社は工事そのものを請け負うのではないから、彼らとしてははっきりした数字は出せないことがわかった。それにしても、請負業者が決まった時点ではいくらで請け負うかはっきりするはずだ。それが、工事完了間際まで分からないと言うのは、やはりおかしい・・・(・_・;?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 空が壊れた? (2010.05.29)
この一週間くらい、かなり低温の日々が続いている・・・今日は11度。私は暑がりで、家の中では2月くらいから半袖短パンになることもある。ところが、この何日かは寒くて長袖長ズボンなのだ。この先一週間くらいの予報でも、多少気温が上がるものの最高が17度くらいだから、今の季節にしてはかなりの低温だ。しかも、全部雨マーク・・・。

日本の人に聞いたら、日本も同じような天候らしい。いったいどうなったんだろう、この天気は*。空が壊れちまったのか・・・(・_・;?。

* 北極を中心にした天気図を見たことがある。あれを見ると、寒気団が南下しているところがあれば、必ず北上しているところがあるのがよく分かる。たとえば、バンクーバー付近が寒ければ、日本あたりが暖かかったりするのだ。ところが、今回は両方とも寒い。ということは、ヨーロッパあたりが暖かいのか?でも、そんなニュース聞いたことがないなあ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ソフトウェアTeamViewer (2010.05.25)
ティームビュアー TeamViewer というソフトウェアを見つけた。個人使用する限り無料のソフトだ。

これは CrossLoop クロスループと同じく画面共有ソフト*。ただし、CrossLoop より優れているかもしれない。たとえば、接続が安定している、切れない、画面が鮮明・・・などの長所がある。さらには、ファイル転送と言う便利機能もついている。これにより、コンピュータ間でファイル転送を非常に簡単にできる**。

その上、特殊設定をすると、一方的に相手の画面を見ることができる。他人に勝手に入り込まれてもいい人は少ないから・・・(^_^;?・・・他人相手にはなかなか使えない。しかし、一人で複数のコンピュータを持っている場合には、自分のコンピュータを遠隔操作できる。たとえば、こんな場面を想像してみよう・・・。

ノートパソコンを持って友達の家にやってきた。うっかりして、家にあるデスクトップコンピュータから必要なファイルをコピーしてくるのを忘れた。さあ、どうする。一度家に戻るか。そこで思い出した。「あ、家のデスクトップはオンのままだ。だったら、ノートパソコンで TeamViewer を使ってデスクトップに入り込み、必要なファイルを転送すればいい・・・」ということになる***。メデタシメデタシ・・・(*^_^*)。

* 画面共有ソフトを使うと、相手画面が見えるから、コンピュータの使い方を教えあうのにとても便利だ。その上、これらのソフトでは操作までできる。

** 「ファイル転送」機能があれば、ルーターを介してネットワークを張る必要がなくなる・・・共有プリンタがある場合は、相変わらずネットワークが必要だが。

*** さらに、世界中どこからでもウェブベースで、自分のコンピュータを遠隔操作できる機能もあるようだ。

<参考ページ:「コンピュータのすすめ」>

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) デフラグのすすめ (2010.05.23)
6,7年前のことだろうか。当時使っていたデスクトップ・コンピュータでデフラグを試してみたら、なんと30時間たっても終了しない。なんどか試したが、いずれも同じ結果だった。「なんだ、こりゃ?」と呆れて、それ以来、デフラグと言うものを信用しなくなってしまった*。

ところが、最近、知人から「簡単にデフラグできてコンピュータのスピードもあがった」と聞いた。「ほんまかいな?」と思いながら、自分のデスクトップをデフラグしてみた。以前とは違って、1時間もかからずに終了した。さっそく再起動してみたら、たしかにスピードが格段に早くなった。以前は、スイッチを入れてからスカイプの「ポワッ!」という音が出るまで4分半くらい掛かっていたのが、約3分に短縮された。ついでにと、ノートパソコンもやってみたら、やはりかなり効果があった。

そんなわけで、デフラグをすすめたい。やり方はきわめて簡単。下のようにクリックして行って、最後に「最適化」ボタンを押せばデフラグが開始される。機械によっては数時間かかることがあるかもしれないから、コンピュータを使わないときにやるのがよさそうだ。

スタート → (すべての)プログラム → アクセサリ → システムツール → ディスク デフラグ → 最適化

デフラグなんてメインテナンス作業としては基本の基本なのだろうが、知らない人もいるだろうから、一応、書いておこう・・・(*^_^*)。

* それ以前にも、なんとかデフラグしたものの、全然効果がなかったこともあった。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ややこしいデジカメ (2010.05.22)
5年前に買った私のデジカメはコニカミノルタ Dimage Z3*。400万画素、12倍ズームだから、今では"古~い"タイプだ。ついてきたSDカードも容量が512MBしかない。

最近、鳥などを動画撮影することが多くなったため、カード容量がすぐに足りなくなってしまう。そこで、2GBのSDカードを買ってきた。ところが、「このカードは使えません」とメッセージが出る。カードに問題があるのかと思って、別のカードを買いに行った。店員さんに状況を説明したら、「使えないはずはない。もし使えなかったら返品して良い」という。そこで、また2GB のを買ったが、やはり使えず返品する羽目になった。

「なんじゃ、このカメラは2GBにも対応していないのか。いくら5年前とは言え、これじゃあ・・・」という感じだ。第一、1GBのSDカードなんてもう売っていないから、今持っているカードがダメになったら、カメラ自体もお払い箱じゃあないか。

「しかたがない、そろそろ買い替えか?」とあきらめかけたが、念のためと思って、Google 先生に聞いてみた。なかなか情報がなかったが、やっと英語サイトで関係のありそうな情報が見つかった。どうやら、このカメラはもともと2MBには対応していなかったが、それに対応すべく修正ソフトが配布されているらしいのだ。ややこしい手順だったが、コニカミノルタのホームページで当該ソフトをインストールしたら使えるようになった**・・・フ~・・・(^_^;。

それにしても、デジカメはややこしい。そもそも、カメラ自体に修正ソフトをインストール出来るなど思いもしなかった・・・(・_・;。

* いわゆる「高倍率ズームカメラ」だ。むかし、一眼レフのフィルムカメラを買ったことがあるが、大きくてしかもレンズを別に持ち運ばねばならない。どっちかというとカメラ音痴の自分だから、ろくに使いきれないうちに、デジカメの時代になってしまった。そんな苦い経験から、自分にはもう一眼レフはいらないと決めている・・・(^_^;。

** 2GBカードが使えるとなると、急にカメラがいとおしくなってきた。当分、使ってあげるとしようか。物を大切にすることは、地球に優しいってことでもあるし・・・(*^_^*)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 割り箸が消えた? (2010.05.21)
マーモットに関して森林の皆伐のことを書いていたら、日本の割り箸のことを思い出した。先月の一時帰国中、日本のレストランで割り箸をまったく見なかったのだ。以前は、「レストランでは割り箸」が当たり前だった。ところが、今回は私が行ったレストランでは、どこも、客用にふつうの塗り箸が用意されていた。

むかし、勤めていた会社に、以前ソロモン諸島で林業関係の仕事をしていた人がいた。彼がやっていたのは、割り箸用木材の輸出だった。彼から、「日本で使われる割り箸のために、南洋のジャングルから大量の木材が切り出される」と聞いて私は驚いた。実際、自分が割り箸を使うときにはそこまでは考えない。あんなちっぽけな木の”切れ端”が、そんな”自然破壊”に関係しているとはとても想像できないからだ。

だから、今回、レストランで客用の塗り箸を見て、ほっと救われる思いだった。これもやはり地球に優しい生活かも*・・・そんな気がした・・・(ー_ー)。

* 塗り箸を洗う時に使用する洗剤の増加などを考えれば、単純にはどちらがいいとは言えな。しかし、長い間「なにもかも割り箸で・・・」の時代がつづいていたのは間違いない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) どこでも同じだ・・・(・_・; (2010.05.20)
以前、オンタリオ州のギャンブル中毒者に対する The voluntary self-exclusion program (自発的自己排除プログラム?)なるシステムのことを書いた。このプログラムに参加した"ギャンブル中毒者”がギャンブル施設に入ろうとしたら、施設側が入場を拒否すると言うシステムだ。ところが、プログラムはまったくの見せ掛けで実効がない。そのため、ある男が持ち家2軒を失うほどの大金をすって、3,000億円弱の訴訟を起こしたと言うニュースだった。

ここブリティッシュコロンビア州でも似たような状況らしい。裁判にはなってはいないが、同様のプログラムに参加している6,500人*のギャンブル中毒者が、まったく入場拒否されずにいるらしいのだ。シャノンという女性は2008年に同プログラムに参加した。にもかかわらず、ギャンブル施設*に入場を拒否されなかったため、過去1年半で40,000ドル(約360万円)をすった。

そもそも、そんなプログラムを本気で実行すると期待するのが馬鹿げている。なぜなら、施設側はプログラムを厳格に実行すれば、6,500人の”常連客”を失うことになるからだ**。とは言っても、そんなプログラムにすがりつかねばならないほど、中毒者は自分をコントロール出来ないということかも知れないが・・・。

とにもかくにも、ギャンブル中毒者を頼りにした公営ギャンブル収入で自治体の財政をまかなおうとする発想自体が病的だ。ギャンブル施設ができる度に新しいシャノンが生まれる。日本でも、何人かの首長さんが時々ギャンブル施設の建設を訴えているのだが***・・・(・_・;。

* リッチモンドのリバーロックカジノ。

** こうした中毒者たちはほぼ毎日ギャンブルしに来るに違いない。一日の入場者数がどのくらいか知らないが、6,500人という数字は小さくないはずだ。そういえば、オンタリオ州では同プログラムへの参加者が12,000人もいたが、なおさらの数字だ。

*** 為政者は、6,500人、12,000人という数字の大きさを考えるべきだ。ギャンブル施設の売上の大半は、「本当はギャンブルしたくないが、しないでいられない」中毒者からのものではないのか。

ニュースソース> 



私はギャンブルに関してまったく中毒性がないのでラッキーだ。それどころか、こんなことがあった。むか~し、パチンコ屋で玉がどんどん出てきて機械からあふれそうになった。困り果てて、玉を機械に残したまま店から出てきてしまった・・・「アホ~ッ!」・・・(・_・;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) マーモットは高級ホテルがお好き (2010.05.19)
バンクーバーへ旅行したことがある人なら、バンクーバー島南端のビクトリアでエンプレスホテル The Fairmont Empress Hotel地図)を見たかもしれない。ヨーロッパのお城のような造りの高級ホテルだ。

そのエンプレスホテルに、いま珍客が”滞在”している。一匹のマーモットだ。一年くらい前から、本土側内陸部に棲息するキバラマーモット maverick marmot (yellow-bellied marmot) が、ホテルの周りの現れるようになった。エンプレスホテルが至極お気に入りのマーモットは、ホテルの裏庭に立派な”コンドミニアム”を造って棲んでいるらしい。可愛いマーモットの姿に町の人達や観光客は大喜び。"マーミー”と名づけて、ピーナッツや木の実を与えたりしている*。

しかし、どうやら、この珍客の”ホテル滞在”も長くはなさそうな形勢になってきた。この種類のマーモットはバンクーバー島にはもともと棲息せず、島にいるのはバンクーバーアイランドマーモットVancouver Island marmot という種類だ。そのバンクーバーアイランドマーモットは絶滅の危機に貧している**。そのため、外来のキバラマーモットが島に棲みついたら、バンクーバーアイランドマーモットを駆逐してしまう恐れがあるのだ。

そんなわけで、BC州環境省の役人は近いうちにマーミーを護送して、本土側のカムループス Kamiloops あたりへ送り返す計画だ。なぜ、本土側のキバラマーモットがビクトリアに棲みついたのかについては、「トラックなどに乗り込んだまま運ばれてきてしまったのかも・・・」と言われている。

マーミーはエンプレスホテルがすっかり気に入っていて、"強制退去"させられるのはかわいそうだが、やむを得ないかもしれない・・・(^_^;。

* 環境省の役人は、人間がマーミーに人口食品を与えることを心配している。自然界の動物には、糖分などを多く含んだ人口食品は絶対に与えてはならないのだ。

** 2003年には、バンクーバーアイランドマーモットは自然界に21匹しか棲息していなかった。しかし、増殖のために捕獲されたマーモットがカナダ各地の動物園に数十匹いて、それらの子どもが年々バンクーバー島の山の中に放たれた結果、少しずつではあるが増えているらしい。2007年の段階で、自然界に棲息する個体数は約90匹と確認されている。

ニュースソース:右上の Video の写真をクリックしてビデオニュース開始> 




Vancouver Island marmotの YouTue ビデオを見ると、バンクーバー島の森林がいかに皆伐されてきたかがよくわかる。これでは、動物が棲めなくなるのも当然だ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア(BC)州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 世襲議員にタレント議員 (2010.05.18)
参院選が近づいて、各党の候補者選びのニュースが飛び交っている。相変わらずタレント議員候補者が目立つ。その一方で、同じく"知名度優先"の世襲議員が多いことはいまさら言うまでもない。一人や二人なら世襲議員やタレント議員がいたっていい・・・中には真剣に国のことを考える人がいるだろうから。しかし、もし国会議員のほとんどが世襲議員とタレント議員だったとしたら・・・空恐ろしくなる・・・(・_・;。

カナダではどうだろう。私が知る限り、世襲議員もタレント議員もほとんどいない*。どうしてこうも違うのか。結局、日本の選挙が中身(政策論争)のない"人気投票"だからではないだろうか。誰かが言ってたが、選挙のやり方から変えないとダメなのかもしれない**。

* 数少ない例外として、ピエール・トルードー元首相の長男で、ケベック州選挙区選出の国会議員ジャスティン・トルードーがいる。

** もっとインターネットを使って、候補者の政策展望を見られるようなシステムを造ってはどうか・・・(^_^;)?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 東善寺住職の講演「小栗上野介」 (2010.05.17)
東善寺住職が会津で行った小栗上野介についての講演を、ネットで見ることができる。約2時間と長いので分割して見ると良いかも。映像はもう一つはっきりしないが、全画面で見れば悪くない。音声は聞きやすい。特に、歴史の好きな方はお見逃しなく・・・(^_^)。

講演の内容は、私たちの教科書には書かれていなかった、幕末から明治初期にかけてのできごとだ。小栗上野介と遣米使節、それに小栗の業績、なかでも横須賀造船所のことなど・・・。

咸臨丸のことは誰でも知っている。しかし、咸臨丸が、遣米使節団を乗せたポウハタン号の護衛船でしかなかったことや、使節団77名が世界一周してきたことは、ほとんど知られていない。さらには、「日本人だけで太平洋を渡った」とされている咸臨丸が、10数名のアメリカ人とジョン万次郎なくしては、おそらくサンフランシスコまで行けなかったという事実もある。

なぜか、咸臨丸ばかりが美化されてきたのだ。そして、美化されたのは咸臨丸にとどまらなかった・・・。

* NHK大河ドラマ「龍馬伝」もバッサリ・・・(^_^;。

<参考サイト:東善寺

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WB01523_.gif (379 バイト) ゴールデンイヤーズ橋の不人気 (2010.05.15)
フレーザー河にかかるゴールデンイヤーズ橋 Golden Ears Bridge は去年の今頃完成した橋からの写真)。ひょっとすると、この橋の通過料金が値下げされるかもしれない。というのも、期待したほど利用者がいないからだ。橋を管理するトランスリンクでは、当初、毎日3万台近い車両が利用すると見込んでいたが、約2万台しか利用していない。

不人気の原因については、経済不況がある程度関係しているとトランスリンクは見るが、料金がけっこう高いことも大きな原因のようだ。一つの橋を渡るだけで最低でも往復5.7ドルもかかる。20年位前、私がノバスコシア州のハリファックス Halifax とダートマス Dartmouth を結ぶ橋を渡ったときには、片道25セント(往復50セント)だった。時代が違うこともあるが、それにしてもと言う気がする*。しかも、ゴールデンイヤーズ橋ができる前に使われていたフェリーボートは無料だったのだから、利用者としては余計に「高い!」と感ずるだろう。

ともかく、そんなこんなで橋は赤字経営らしく、料金の値下げをトランスリンクは検討中と伝えられる。特に、時間帯によって料金を変えることが検討されているようだ。

* カナダの物価は、その間、いくらなんでも10倍なんて上昇していない。

ニュースソース>  

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WB01523_.gif (379 バイト) 今度は"四十肩"? (2010.05.14)
左腕のテニス肘が治ったと思ったら、今度は"四十肩"だろうか。左腕を後ろに回したり、飛行中の鉄腕アトムのように両腕を頭上に伸ばしたりすると、左肩のあたりがかなり痛いのだ。で、Google 先生に聞いてみたら、どうも四十肩の症状だ*。

<以前、ここで「安静にしておくべき・・・」と書いたが、それは間違いのようだ。「無理をしない程度に運動をするのがいい」と多くのサイトに書かれている。ネットの情報もいろんな人が書いたり、古い情報があったりするから、100%は信用できないものだ。ネットで調べるときには、一つのサイトだけではなく、必ずいくつかのサイトを読むべきことが今さらながら分かった・・・(^_^;。>

* 誰ですか、「"六十肩"だろう」なんて言ってるのは?・・・そんな言葉はありません・・・(・_・;。ん?「五十肩はあるだろう」って?いいじゃん、そ、そんな細かいこと・・・(^_^;。

参考サイト> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) スカイプで5人までのビデオ通話 (2010.05.14)
スカイプの新バージョン(5.0、ベータ版)*で、いよいよ5人までのビデオ通話が可能となった。

今はまだベータ版(お試し版)のため、いくつか問題があるようだ。しかし将来的には、それらの問題を解決して、2010年中にはグループビデオ通話を正式機能として公開する模様。また、現在はウィンドウズ版のみだが、2010年後半にはMac版も公開予定だとしている。

さっそく親戚の人たちと三極ネットのビデオ通話をやってみた。それが想像以上に素晴らしい出来栄えだった。音声も映像もよく、特に映像の鮮明度が大幅に向上した感じだ。一部報道では、「最新のPCが必要」などと書かれているが、数年前の機械でもまったく問題なかった。詳しくは下のニュースソースを参照。

<このニュースに大喜びしたのもつかの間、「正式バージョンになったら有料サービスになる」というニュースがある・・・がっかり。しかし、なんども友達と"テスト"してみると、有料でも使ってみたくなるほど高品質だ。安い料金設定で利用者が多ければ多いほど、誘い込まれる利用者も多いだろうから、そのあたりを"スカイプさん"に十分考慮してもらいたいものだ。 (2010.05.15)>

* ダウンロードは、こちらをクリックすればすぐに開始される。無料のうちにどんなものかを試されることをすすめる。万一、新バージョンがうまく作動しなかった場合には、正式版4.2をクリックして元に戻せばいい(上書きインストールでOK)。

ニュースソース> <スカイプのページ

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) [デスクトップの表示] アイコンの復元 (2010.05.11)
ノートパソコンのクイック起動から[デスクトップの表示] アイコンが消えてしまった。これがないと、とても不便だ。いくつものプログラムが立ち上がっている時にデスクトップを出すには、プログラムを一つ一つ最小化せねばならないからだ。

そこで、Google 先生に聞いてみたら、アイコンを復元する方法が見つかった・・・しかも、とても簡単だ・・・(^_^)。詳しくは「コンピュータのすすめ」を参照。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 路地沿い住宅第一号 (2010.05.08)
バンクーバーで初めての laneway home (路地沿い住宅?)が、市の東部地区に完成した。二階建てで床面積710平方フィート(約76㎡)のこの住宅は、一階に寝室、バスルーム(風呂とトイレ)、およびランドリールーム、二階にリビングルームとキッチンがある。

以前は路地に沿った住宅は建築が許されなかったが、昨年7月、市議会の決議で認可されることになった。ただし、独立した住宅ではなく道路側の住宅の付属家屋としてのみ認可され*、間口が最低33フィート(約10m)、床面積が最大750平方フィート(約81㎡)という条件がある。したがって、道路側住宅の家族が住むか、あるいは賃貸することになる。

建築費は16万ドル~22万ドル(1,500~2,000万円)で、賃貸した場合は1,100ドル~2,200ドル(10~20万円)の家賃になるということだ。バンクーバーには、この種の住宅を建てられる土地が6万~7万ヶ所あるらしい。市では、こうした住宅がうまく行くかどうかに注目しており、100軒の路地沿い住宅が建つか、あるいは3年が経過するかした後で、調査報告書を作成する予定だ。

第一号住宅は現在オープンハウスになっていて、正午から午後4時まで見ることができる(毎日?)。住所は 2703 McGill Street

* このあたり、日本と住宅事情が違う。カナダの(一戸建ての)住宅街では、たいがい表側の道路に面して家がたち、後ろ側に路地がある。そして、路地側には裏庭とガレージがあって、車は路地から入る。ところが、自動車を持っていない家庭などは路地側が"遊んでいる"ことがある。その、遊んでいる土地を利用するのがこのアイデアだ。

ニュースソース:ビデオニュース付き>
 

 

あんまり窮屈な住宅街は造って欲しくないものだ。しかし、気が狂ったような住宅価格の高騰で、家を買えない人が増えていることを考えると、いろいろ新しいアイデアで住宅需要を満たさねばならないのかもしれない。ともかく、バンクーバーはカナダで住宅が最も高いのだ。しかも、二位のトロントに大差をつけてダントツ。いったい、なにがこんなに住宅価格を押し上げているのか・・・(・_・;?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 自転車車線の拡大 (2010.05.08)
バンクーバー市は、今後2年間で25ミリオン・ドル(約22億円)をかけて、自転車専用車線を拡大することを決めた。

新たに造られる車線距離は55キロに及び、これにはバンクーバー南部からリッチモンドに渡るカナダライン・ブリッジ Canada Line Bridge への接続を良くすることが含まれている。そのほかの大きな変更は、バラード通りとダンズミュア・バイアダクト Dunsmuir Viaduct、ヘルムケン通り Helmcken Street 沿いの歩行者自転車兼用グリーンウェイ、および45丁目通り沿いの"東西接続道路"で、自転車専用車線を拡大することだ。

現在、バンクーバー住民の約4%が自転車通勤しているが、市ではこれを10%にまで押し上げたいとしている。「25ミリオン・ドルは、自転車車線に関してはこれまでで最大の投資額だ」と市長は言う。「安全に自転車の乗れる環境づくりで、北米でのリーダーシップを握りたい」と続ける。

昨年の夏、バラード橋で行った試験的自転車車線はおおむね成功した。また、ダンズミュア・バイアダクトに新設された自転車車線も好評だ。自転車通勤する人たちは、「恐い思いをしながら自転車に乗ることが少なくなる」と、市の決定に喜んでいる。

ニュースソース> 

 

バンクーバー都市圏は氷河地形のため坂の多いところだ。しかも、かなりの急坂が多い。そのため、町中を乗りこなすにはかなりの体力がいる。ではあるが、安全に乗れる環境が整えば、若い人達だけでなくシニアでもその気になる人も多いかもしれない・・・(^_^;)?。ともかく、排気ガスを出さない人が増えることはいいことだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 今度はクジラとイルカ (2010.05.06)
昨日、フォルスクリーク False Creeek の入江にクジラが入り込んできたと思ったら、同じクジラが今朝もフォルスクリークに入ってきた。一方、バンクーバー郊外にあるホーシューベイ Horseshoe Bay のフェリーターミナル付近には、150頭以上ものカマイルカ Pacific white-sided dolphin がやってきて泳ぎ回った。二日続けての”無料マリーン・ショー”にバンクーバーっ子たちは大喜びだ・・・(*^_^*)。

クジラ・イルカ類の専門家は、「これほどたくさんのイルカが町の近くまでやってきたのは前例がない」と言う。また、ある海洋生物学者は、「イルカは、ニシン Herring を追ってやってきたのかもしれない。イルカは大食漢で、これだけの数がやってくるからには、それだけの食べ物があると言うことだ。その食物とはニシンではないだろうか」と言う。

このことは、バンクーバー付近の海が環境改善されてきていることの証拠でもあるようだ。ホーシューベイから北に伸びるハウサウンド・フィヨルドは、パルプ工場や銅鉱山の廃液でかなり汚れていたのだが、それらが閉鎖されて、海がきれいになってきているのかもしれない。

ニュースソース:ビデオ映像付き>

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) クジラの訪問 (2010.05.05)
今日、コククジラ gray whale がダウンタウン南側のフォルスクリーク False Creek の入江に迷い込んできた。クジラは、一番奥(東側)のサイエンスワールド(Science World 科学博物館)とグランビルアイランドの間を数時間ゆうゆうと泳ぎ回って入江の”探索”を終えた後、キャンビー橋、グランビル橋、バラード橋をくぐって、西方のイングリッシュベイ English Bay に帰っていった。


大きな地図で見る

コククジラがイングリッシュベイにくることはよくあるが、フォルスクリークにまで入ってくるのは非常に珍しい。フォルスクリーク付近に住む女性は「30年ここに住んでいるが、こんなの初めてだ」と驚いていた。コククジラのおかげで、今日は、沢山の人が”無料の”ウェールウォッチングを楽しむことができた。

クジラの専門家によれば、メキシコ沖とアラスカ沖の間を回遊するコククジラが、夏に向けてアラスカにのぼる途中で”おやつ”でも探しにやってきたのかもしれない、ということだ・・・(*^_^*)。

ニュースソース:ビデオ映像付き>

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 盗品オークションに歯ブラシ (2010.05.02)
バンクーバー市警恒例の「盗品オークション」が始まった。金、ダイヤモンド、ローレックスの時計から、果ては歯ブラシまで・・・(^_^;。いずれも、犯罪人が盗品として所有していたものの、正規の所有主が見つからなかった物品だ。市警は、今年のオークションでは計15万カナダドル(約1,400万円)の売上があるものと見込んでおり、全額がバンクーバー市の一般歳入に当てられる。

特に人気があるのは、約500台の自転車だ。ブランドは Norco、Rocky Mountain、Kona と一流どころながら、値段は通常の4分の一くらいだ。しかし、市警の担当者は「自転車をオークションで当てたら、即、自分の運転免許証番号を自転車に刻み込むことだね。さもないと、来年もここに並ぶことになるかもよ・・・」と警告している・・・(^_^;。

変り種は、ウサギやブルドッグの形をした等身大"衣装"だ。そんなもの誰が欲しいかと思うかもしれないが、市警では「間違いなく買い手が見つかるさ、ハロウィーンに使えるだろうしね・・・」と自信たっぷりだ。それにしても、こういう品物を盗む人ってどんな人間だろうね・・・(^_^;)?。

その他、炊飯器、建築用機器、電気製品から、バンジョー、歯ブラシ、髭剃り、紙幣勘定器まで並んでいる*。言っとくけど、歯ブラシはまだ使ってないやつだよ・・・(^_^;。さあ~、買った買ったあ~!

* 品物の一部は www.ableauctions.ca. で見られる。

<ニュースソース:Global BC 等身大衣装の写真付き>

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) テニス肘が治った? (2010.05.02)
日本から帰ってきて、軽目の鉄アレイを使って左腕の屈伸をやり始めた。最初は20回、数日後に50回、さらに数日後に100回と増やしてみた。まったく異常を感じない。ひょっとすると、テニス肘が治ったかもしれない・・・(・_・;?。

2008年6月に痛めてから2年近くになる。以前、右腕がテニス肘になったときに数カ月間で完治した経験から、今回は甘く見てしまった。病状が出てからも、まったく注意せずに左腕を使い続けたのだ。特に、週末ごとに友達のヘルプで、ホームステイの子どもたちを空港からホストファミリー宅まで送る仕事を続けたのがいけなかった。重いスーツケースを扱う仕事だ。その結果、病状が慢性化して、治りかけても何かの拍子ですぐに元に戻ってしまうようになった。

これではいけないと気がついて、2008年の暮れくらいから左腕では重い物をまったく持たないようした。あれから、一年半ちかくになる。一時は「永遠にテニス肘かも・・・」と思ったこともあったが、どうやら、それはなさそうだ*・・・フ~・・・(^_^;!

* ゴルフクラブを振れる日も遠くないかも・・・。二年ぶりのゴルフってどんなだろう。ちゃんと当たるだろうか・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) アイフォンでスカイプ (2010.04.24)
スカイプの呼び出し音が鳴った。スカイプ名は「ジャガイモ・・・ナントカ」となっていて、聞いたことのない名前だ。「誰だろう?」と思いながら受信ボタンを押すと、実家の姪の声が聞こえてきた。あれ?姪はまだスカイプを使ってないはずだが・・・?。

彼女はアイフォンからスカイプしてきたのだった。しかも無料らしい。なんということだ。アイフォンから無料でスカイプできると言うことは、私からいつでも彼女のアイフォンへ無料で連絡できると言うことだ*。これはすごい。いや~、ハイテクの世界は想像以上に広がっているようだ・・・(*^_^*)。

* 後で分かったことだが、「いつでも」とは行かないようだ。姪と通話した後、しばらくは彼女のスカイプアイコンが緑だったが、そのうちに灰色になってしまった・・・灰色では通じないだろう。どうも良く分からない。

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WB01523_.gif (379 バイト) 新しい家庭内LAN=PLC接続 (2010.04.24)
群馬の実家は寺院のため、無線LANでは端から端まで電波が届きにくい。他に方法があるのではと思って Google 先生に聞いてみたら、「PLC接続」(電灯線インターネット)というのがあることが分かった。しかも、無線LANよりもPLC接続の方が、今や家庭内LANとしては一般的らしい。設置がきわめて簡単な上、かなり高速、しかも有線だから接続も安定している。

以前、電灯線を使ったインターネット技術のニュースを聞いた覚えがあるが、こんな形ですでに実用化されていたとはまったく知らなかった。日本では、2006年末頃から始まったらしい*。

* いままで聞いたことがなかったが、カナダにもあるようだ

<参考サイト: PLCアダプターの比較 IT用語辞典(
電灯線インターネットPLC - 高速電力線通信)>

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WB01523_.gif (379 バイト) 不思議な世界 (2010.04.24)
バンクーバーに帰ってきて数日が経った。昨日、日本の実家とスカイプで話した。ビデオ映像で、可愛い姪の子供や家族がみんな元気そうだった。

それにつけても思うのは、スカイプは実に不思議な世界を造ってくれる。先日まで一緒に生活していた人たちが目の前にいて話している。まるで、私が相手と一緒に"そこにいる"ような感じで・・・。彼らと私の間には、数千キロにも及ぶ太平洋があるのにだ*・・・(^_^;)?。

* パナソニックなどが(アメリカで?)スカイプつきのテレビを発売したと聞くが、スカイプのビデオ映像が大画面になったら、いっそう"不思議な気分"になるだろう。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 感心した運転マナー (2010.04.21)
先日、日本でトイレ革命がかなり進んだことを書いたが、今回の帰国では、日本のドライバーの運転マナーがよいのにも感心した。スピードも車間距離もかなり抑えて走っている。横道から入ろうとすると、合図して譲ってくれる人もいる。

カナダに来たばかりの頃は、カナダの方が運転マナーが良いと感じたのだが、最近は逆転したかもしれない。カナダは移民が多くて、母国の運転マナーをそのまま引きずってしまう人が多いのだ。特に、世界有数の経済成長率を誇るアジアの二つの大国から来た人たちの評判が悪い。
まあ、その二国からの移民が特に多いから、目立つこともあるのだろう*・・・(^_^;。

* 日本人が変な運転をしても、"カナダ人"は「また、C国人が・・・」と思うかもしれない・・・濡れ衣着せられて、C国人がカワイソ・・・(^_^;。

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WB01523_.gif (379 バイト) いったい、どっちが客? (2010.04.21)
今朝10時半ころ、予定どうり飛行機はバンクーバー空港に到着した。友達に出迎えてもらって家に着き、荷物の整理をしていたら猛烈に眠くなってきて数時間昼寝した。約8時間の飛行中殆ど眠れなかったので、よく眠れた。

目が覚めてから、冷蔵庫が空っぽなのを思い出しスーパーマーケットに行った。久しぶりに左ハンドルだった。野菜や果物、それに豆腐やハムなどを買って、レジに並んだ。私の順番が来た。レジの女性は中東系だろうか、黒髪に黒い瞳だ。無愛想でニコリともしない。

エコバッグを車に忘れてきたので、プラスチックバッグ*を買わねばならない。"Three bags, please." (3袋ください)と言った。レジ嬢は"How many did you say?" (いくつって言ったの"さ"?)。こちらが怒られているような言い方だった。"I said three." (3袋です)。勘定が終わった。私は口癖で"Thank you." と言った**。しかし、レジ嬢は何も言わなかった。

買う方が「ありがとう」と言って、売る方はブスッとしている。いったい、どっちが客なんだろう?それにしても、こんな接客にあって「ああ、自分はカナダに帰ってきたんだ」と実感した・・・(^_^;。

* カナダでは「ビニール」と言う表現をほとんど使わない。

** 必要以上に「ありがとう」Thank you. と「すみません」Sorry を言うのは、日本人の悪い癖かもしれない。"外国人"は必要な時にしか言わないように思う。


 

数週間、日本で生活して、日本人の接客態度の良さを再認識した。どの店の店員もとても親切で、実に気分良く買い物ができる。それにくらべて、カナダ人の接客態度は・・・(・_・;?。カナダ人は個人的にはみんないい人達なのだが、仕事になると、ほとんどの人が事務的でそっけない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 「ご結婚おめでとう」は英語で? (2010.04.14)
京都で、兄一家と親戚の結婚式に参列した。久しぶりの結婚式だった。

式のあと、昔カナダ人から「英語では『ご結婚おめでとう』 に congratulatons は使わない」と聞いたのを思い出した。「Congratulations は努力して成功した人に贈る言葉なので、通常、結婚式の場ではいわないらしい。Congratulations を使うと、よっぽどの玉の輿にいやみを込めて言うような表現になる」のだとか・・・(^_^;。

それではなんと言うのか。Google 先生に聞いてみたら、次のような表現が挙げられていた。
I wish you every happiness.
I hope you will be very happy.
Wish you great happiness.
Best wishes!

一方、最近の若者の間では、Congratulations を使っても失礼には当たらなくなってきているとも言われる。いずれにしても、少し年齢の行った人の結婚式なら、"Congratulations!"は避けた方が無難かもしれない・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) トイレ革命 (2010.04.09)
今回の帰国でちょっと驚いていることがある。それは、日本の(公衆)トイレがとてもきれいになったことだ。ホテルやレストランはもとより、鉄道の駅でもトイレがきれいになって、臭い匂いがしなくなった。東北の民宿でもとてもきれいだった。ペーバータオルや"ハンドドライヤー"を備えるトイレが多くなったのにも驚かされた*。

26年前にカナダに来た時に、トイレの清潔さとペーパータオルの完備に感心したが、ついに日本も"トイレ革命"を達成して"トイレ先進国"になったようだ**。


* カナダではハンカチがほとんど不要なため、日本に旅行するときにハンカチを持っていくのを忘れることがよくあった。これからは、ハンカチを忘れても良さそうだ。

** 一般家庭のトイレに関しては、日本は先進国だがカナダはまだ後進国だ。なぜなら、カナダにはまだウォシュレットがほとんどないからだ。私は今日(4月21日)からまた、"ブツクサ式ウォシュレット"を使わねばならない・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 京都の"怪物" (2010.04.05)
京都・大原で民宿に泊まり、三千院のあたりを散策した。久しぶりの京都はよかった。古い街並み、茅葺きの屋根、立ち並ぶ寺院。みんな素晴らしかった。

ところが、そんな古都のたたずまいの中を歩いていると、とつぜん"怪物"が現れる。派手な配色で人の背丈ほどもある自動販売機の"怪物"があちこちに立っている。あまりにも周囲の景観に合わない。けばけばしい自販機の"軍隊"が歴史の町、京都を占領しているのだ。

日本の家屋の大きさを考えると、すべての自販機を屋内に置くのは難しいかもしれない*。しかし、街の雰囲気に合わせて、もう少し落ち着いた配色や形に規制するとか**、覆いを付けるとかできないのだろうか。数も多すぎる・・・建物を覆い隠すほど並んだ自販機は実に醜い。

* カナダでは、屋外で自販機を見ることはまずない・・・おそらく法律で禁止されている。だからカナダ人が、日本でずらりと並んだ自販機を見ると驚いてしまう。さらに、酒類の自販機まであるのには、「あれでは誰でも買えるではないか」とほとんど呆れてしまうのだ・・・(・_・;。

** 「京都仕様」を造りあげるということ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) なぜ東京経由? (2010.04.02)
久しぶりに成田空港から高崎行の長距離バス「アザレア号」に乗った。成田を出発したバスは、千葉県の農業地帯をすぎ幕張や浦安のあたりを通って、東京の都心へ入った。東京証券取引所、高島屋デパート、皇居などが見える。運転手さんが「今日は、XXX線が混んでいますので、◯◯◯線を通っていきます」などとアナウンスしている。それでもバスは次第にスピードが遅くなった。かなりの渋滞だ。

アザレア号に乗ると、いつも頭に浮かぶ疑問がある。「成田から高崎行のバスが、なぜ東京経由なのか?」。それが不思議でならなかった。成田と高崎を直線で結ぶと、取手、春日部、熊谷あたりを通過する。東京よりもはるかに北だ。それなのに、”わざわざ”混雑する東京都心を通らされる。


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どうやら、首都圏の高速道路が、あまりにも”東京中心”で放射線状に造られていることが原因のようだ*。もともと混雑が激しい首都圏の高速道路網に、さらに周囲の県を行き来する車両を呼び込んでいる。これでは、都心の高速道路が混むのは当たり前だ。このあたり「何もかも東京中心」という日本の悪い面が出ている**。

* 北米のフリーウェー(高速道路)網と比較すれば、いかに東京中心かと言うことが分かる。たとえば、シアトル都市圏、ロサンジェルス都市圏、トロント都市圏などでは、フリーウェーが都市圏全体に実に平均的に造られている。それどころか、トロントや我がバンクーバー都市圏では、都心部にはほとんどフリーウェーが通っていない。このあたり、東京はやり方がまったく逆なのだ。

** 環状線(東京外環自動車道)が途中まで造られているが、これなどは"100年前に"完成されていて然るべきものではなかったのか。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 大学のパブで未成年が・・・(^_^; (2010.03.29)
UBC(ブリティッシュコロンビア大学)はついに堪忍袋の緒が切れて、構内にあるパブ"Koerner's Pub"に対して酒類の販売を禁止した。18才以下の未成年者が飲酒していたのが見つかったからだ。同パブでは2008年と2009年にも未成年者の飲酒が発覚して、大学から厳重注意を受けた。三度目となる今回は、これ以上放置することができないと大学が判断したのだ。同パブの関係者は「ほかのパブでも問題が発生しているのだが、ともかく、大学と警察の支持に従って早急に酒類の販売ができるように営業方針を変えて行きたい」と言っている。

それにしても、大学構内にパブがある事自体が日本人にとったら"不思議"だ・・・(^_^;)?。そのあたりの事情を理解するには、そもそも大学の大きさを考えねばならない。バンクーバー市南西部の半島の先端にあるUBC は面積402ヘクタールで、皇居(142ヘクタール)の3倍近くもある*。学生数も約5万人を数え、教職員などを加えたら日中の人口はかなりの数になる。そのため、構内にはスーパーマーケットから郵便局まであって、ひとつの”街”を形成しているようなもので、パブやバーも数カ所にあるというわけだ。

* 大学の東側にある森を併せると皇居の10倍近い広さがある。実は、この土地は1800年代にアメリカの侵攻に備えて確保された軍用地だったのだ。その軍用地が、森林公園と大学になった。

ニュースソース

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) トイレのない駅 (2010.03.29)
ダウンタウンの北側、バラード入江に面したところにウォーターフロントステーション Waterfront Station駅舎がある。この駅舎は、1885年に完成した大陸横断鉄道の最終駅だった建物だ*。現在は、スカイトレイン三線(カナダライン、ミレニアムライン、エクスポライン)の最終駅であり、同時に北バンクーバーへの渡し船シーバス Seabus、および通勤電車ウェストコーストエクスプレス Westcoast Express のターミナルでもある。

ところが、この駅舎には公衆トイレがない。そのため、駅周辺のファーストフッドレストランがあおりを食っている。たとえば、駅のすぐ前にあるカナダのドーナツ・チェーン「ティムホートンズ」 Tim Horton's では、トイレだけ利用する人が多くて困り果てている。一時は、トイレのドアに「お客様だけがご利用できます」と張り紙がしてあったし、最近ではスタッフから鍵を借りないと使えないようになった。

日本では考えられないことだが、スカイトレインのほとんどの駅にはトイレがない。通常の駅なら利用客数が少ないからあまり問題ない。しかし、毎日、何万人もの人たちが利用するウォーターフロントステーションの場合は話が違う。

「郷に入っては郷に従え」**とはいうが、いまだにカナダ人のやり方が理解できない時がある・・・(^_^;)?。

* 1979年以降、大陸横断鉄道の列車は、ダウンタウンから少し東側に行ったところにあるPacific Central Station (通称 VIA station)から発着するようになった。

** 英語では、(When in Rome,) Do as the Romans do. 「(ローマにいるときには、)ローマ人がやるようにやれ」と言う。カッコ内はよく省略される。

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WB01523_.gif (379 バイト) オンライン格納サービスDropbox (2010.03.27)
親戚の人からまたまた便利サービスを教わった。ドロップボックスDropbox* というのがそれだ。このサービスでファイルを格納すると、複数コンピュータ間で簡単にファイル共有を行える。たとえば、コンピュータAのあるファイルに書き込みをすると、即、コンピュータBの当該ファイルでも書き込みが行われるのだ・・・信じられないような話・・・(^_^;。しかも、容量2Gバイトまでは無料で、ある条件を満たすと3Gバイトまで無料で使える。

なお、Dropbox とよく似た(あるいは、「その上を行く」と言われる) SugarSync というサービスもあるが、まだ私は試していない。


<参考サイト:ITmedia できるネット マイコミジャーナル

* 英語サイトなのが辛いが、いったん"Download Dropbox"をクリックしてインストールすれば、あとはわりと簡単だ。マイドキュメント(Vista以降では「ドキュメント」?)内にドロップボックスのフォルダができるので、そこに共有したいファイルを入れるだけだ。おっと、その前にアカウント登録する必要があるが・・・(^_^;。詳しくは上記の参考サイトを参照。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 格段に使い易くなったオペラ (2010.03.25)
ブラウザ*のオペラ Opera が、格段に使いやすくなった。新バージョン 10.50 の主な改善点は次の通り。
画面上部の各種バーがなくなって、画面が広くなった 他のブラウザではいまだにメニューバー*やその他のバーがいくつもあって、画面を狭くしている。Opera にはそうした余分なバーがまったくなった。メニューバーすら消えてボタン一つに集約された。
スピードが早くなった あるテストではインターネットエクスプローラ、ファイアーフォックス、グーグルクロームなどを抑えて最速の結果が出た。たしかに動きが非常に軽い。
Google製のJavaScript規格準拠テストで好成績を上げた ・・・私には意味が良くわからないのだが・・・(・_・;。
「ウェブ検索」機能 リストがキー付きで表示されるようになり使い易くなった。
* ブラウザとは、インターネットを閲覧するためのソフトウェア(さらに詳しくはこちら)。ほとんどの人は、最初からコンピュータに搭載されているマイクロソフト社のインターネットエクスプローラを使っている。しかし最近は、ファイアーフォックス、グーグルクローム、オペラなどが少しずつシェアを拡大していて、”戦国時代”の様相だ。それぞれ特徴があるが、機能性ではオペラが一歩抜きん出ている・・・と私は思う・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) なに食やあいいんだ・・・(・_・;!? (2010.03.24)
クジラは何十年も前からほぼ禁漁状態だし、地中海のクロマグロが禁漁になるのも時間の問題のような情勢だ。他にも、近い将来、いろいろな魚が禁漁になる可能性があるという。

人間が魚を捕りすぎたのは間違いないのもしれない。世界のあちこちの漁場で、「昔は○○○が山ほど捕れたのに、今ではほとんど捕れない」と言う声がする。寿命が短くて”再生産”が短期間でできる魚はまだ良いとしても、クジラのように百年も二百年も生きる動物は”再生産”が遅いから、いったん捕りすぎたら資源の回復はほとんど不可能らしい。実際に、セミクジラ、シロナガスクジラ、ナガスクジラ、イワシクジラなどが絶滅危惧種に指定されている。

しかし、それじゃあ、いったい何を食やあいいんだ!?私は一時的にコレステロールが高くなったことがあったが、その時、ファミリードクターからできるだけ魚を食べるようにいわれた*。でも、「あの魚もだめ、この魚もだめ・・・」ということになったら、いったい何を食えばいいのだろう。だれか、クジラやマグロを養殖できるようにしてくれないだろうか**・・・(^_^;)?。

* 私はもともと魚が好きなのだが、こちらの魚事情が日本と異なるため、ほとんど食べなくなっていた。種類が少ないうえに、ビーフやチキンに比べて値段が高いのだ。ではあるのだが、自分の体のことなので、ドクターに言うとおりに食生活を変えたら、コレステロールはすぐに改善された。

** 瀬戸内海をせき止めてクジラの養殖なんてアイデアはどうだろう・・・環境破壊かなあ・・・(・_・;?。


 

ブリティッシュコロンビア州沿岸でも、漁業資源は急激に減少している。プリンスルパート Prince Rupert に住んでいたころ、”漁業博物館”で昔(1800年代?)のハリバット(オヒョウ)漁の様子をビデオを見たことがある。映像では、ものすごい量のハリバットが漁獲されていた。今では、カナダ西海岸で大規模なハリバット漁のことなど聞いたこともない。また、バンクーバー周辺の河川を遡上する鮭も減少する一方だ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) Picasa の「顔だけ表示」機能 (2010.03.16)
日本の親戚の人から、写真管理ソフト「ピカサ」 Picasa の新バージョン(v. 3.6)に、「顔だけ表示」する新機能が追加されたことを教わった。たとえば、何十人も並んで撮影した写真でも、自動的に顔だけ取り出して並べてくれる。しかも、それぞれに名前をつけることができる。

いままでは、たくさん人が並んだ写真はそれぞれの人をしっかり見ることはなかったが、この機能を使うと一人ひとりをはっきり認識できる。なお、この機能はピカサをダウンロードするだけで作動する。画面左上に表示される「人物」タブがそれだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) Opera で複数のタブを一度に閉じる (2010.03.16)
オペラ Opera は多機能でとても便利なブラウザ*だ。ところが、10個も20個もタブを開きっぱなしにして使っている人がいる。こんなにたくさん開いていると、メモリーを消費してスピードがにぶるかも知れない。そんな時、複数のタブを一度に閉じる便利な方法がある。

次のがそれだ。
*任意のタブ上で右クリック。
*「アクティブなページ以外すべて閉じる」をクリック → 閲覧中のタブだけ残す。
*または、「すべて閉じる」をクリック → すべてのタブを閉じる。

Opera は最近、新バージョン 10.50 を正式発表した。このバージョンはある情報誌の調査で、他社ブラウザをしのいで最速スピードを示した。その他、検索機能**をさらに充実させるなど、ますます改良が進んだ。


* ブラウザとは、インターネットを見るためのソフトウェアのこと。たとえば、大半の人が使っているマイクロソフト社のインターネットエクスプローラもそのひとつ。そのほか、Firefox や Google Chrome が有名だ。

**ただし、「ページ内検索」機能では閉口させられた。以前のバージョンで「ウェブ検索」機能から「ページ内検索」を削除したために、ページ内検索(Control + F)ができなくなってしまったのだ。インターネットで調べまくった結果、なんとか同機能を復旧させることができたが、きわめて一般的に使われているページ内検索をあれほど簡単に使えなくしてしまうような”改悪”はごめん被りたいものだ。なお、解決策については Opera のページに書いておいた。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 無料ウィルス対策ソフトの使用開始 (2010.03.13)
これまで使っていた「ノートン・アンチウィルス」*が数日で更新日を迎える。そこで、いろいろ検討した結果、AVGという無料ソフトに切り替えることにした。友人が何年も使っているし、定評のあるソフトらしいので、無難に機能を果たしてくれるものと期待している。

無料版 AVG を試したい人は、同社サイトで「個人向け無料版:AVG Anti-Virus Free Edition」のところにある"AVG Anti-Virus Free Edition 9.0"をクリックする。あるいは、CNET の download.com からタウンロードしても良い。こちらは英語サイトだが、"Download Now"をクリックすると、即、日本語のダウンロードウィンドウが出てくる・・・私はこちらからやってみた**。

無料のウィルス対策ソフトはいくつもあるが、AVG の他、Avira や Avast、それに去年マイクロソフトが発表した Security Essentials などの評判がいいらしい。

* ノートン社のアンチウィルスソフトウェアは、削除用ソフトウェアをダウンロードしないと、完全に削除することができない。削除が不完全な場合、他のアンチウィルスソフトをインストールできなかったりする。

** 同社サイトに比べて、download.com のほうが「有料版」に"誘導"される危険性が少ない。


<参考サイト:Livedoorニュース



AVG を使い始めたら、コンピュータのスピードが格段に早くなった。たとえば、立ち上がりは今まで6~7分も掛かっていたのが・・・"ギネスブック級"の遅さだ(^_^;・・・、今では約3分だ。それだけノートンの”立ち上がり時のチェック”が入念だったと言うことかも知れない。しかし、ウィルス対策さえきちんとしてくれればいいのだから、スピードが早いに越したことはない。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) "新"魚の焼き方 (20103.13)
しばらく前に日本の親戚の人から、フライパンで煙を出さずに魚を焼く方法を教わった。焼け目もきれいについて、とても快適だ。最近、「ぶつくさ~」に載せて欲しいという要望があったので紹介しよう。以下がその方法だ。

  ①パーチメント紙*をフライパンに敷く。
  ②紙の上に魚を乗せる。
  ③フタをする。
  ④中火で5分焼く。
  ⑤ひっくり返して更に3分焼く。

ひどい臭いや煙、油のはねる音もなく、焼いた後は紙をとってフタを洗えばおしまいだ。フライパンには臭いすら残っていない。フタも、サンマを焼く時のような油汚れがない。

* 私はワックスペーパーがあったので、それでやっている。ワックスペーパーの場合、火が強いと魚がくっついてしまうことがあるが、火を弱めて焼く時間を長めにすれば、なんとかうまくいく。そのほか、クッキングシートでもいいらしい。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 上村さ~ん、もう一度~! (20103.11)
今朝、起きたら、一面の銀世界。先日も雪がチラホラしたし、なんだか冬に逆戻りした感じだ。オリンピック会場だったサイプレス山 Cypress Mountain にも、この数日、ずいぶん降ったらしい。

バンクーバー市のすぐ北にあるサイプレス山は雪不足で、オリンピックのために、200kmくらい内陸にあるマニングパーク* Manning Park の山から、トラックとヘリコプターで雪を運ばねばならなかった。それが、やっと先日から降り始めて、スキー場も再開したらしい。結局、サイプレス山にはオリンピックを挟んで、2ヶ月近く雪らしい雪が降らなかったことになる。

モーグルの上村さ~ん、もう一度滑って~!今度こそ本物の"現地の雪"だから、メダルが取れるかも知れないよ~!



よりによってオリンピックの年にこんな暖冬とは、なんとも意地の悪いお天気だった。平地でも、ベニスモモが2月初めから、また桜が2月末から咲き出した。例年よりも約1月早い開花だ。逆に、この一週間は、夜中に気温が零下まで下がったりして、これから冬になるような気分すらする。今週末からサマータイムが始まるなんて信じられない・・・(^_^;)?。

* 地図:マニングパーク


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(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 男女差別のカナダ国歌? (2010.03.08)
カナダ国歌*に男女差別の表現があるといると言うことで、ハーパー首相が歌詞の修正を議会に求めたが、国民から批判が殺到して、即、撤回したらしい・・・(^_^;。

問題の部分は次の一節だ。
True patriot love in all thy sons command. 「汝の息子すべての中に流れる愛国心」
ここで son (息子)と男性だけを指している。

それにしても、politically correct な(差別のない)表現が強く叫ばれている今の時代に、女性国民からも格別支持がなかったのはまったく意外だ。

そういえば、何年も前に当地バーナビー市選出の国会議員スベン・ロビンソン Svend Robinson (NDP、新民主党)が、「国歌にGod (神)という表現があるのは**、宗教的な差別につながる」と修正を訴えたことがあったが、あの時もさほど支持されなかった。

ハーバー首相の言うこともスベン・ロビンソンのいうことも”正しい”のだろうが、いったん慣れてしまうと「そんなのどうでもいい」ということか・・・(^_^;)?。

* この YouTube では son を単に「子」としているが、英語としてはどうしても「息子」の意味だ。

** 後半にある God keep our land glorious and free! の部分(参考サイト)。

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WB01523_.gif (379 バイト) 聞いたことのある話 (2010.02.06)
高校無償化を計画しながら、"某国系"学校を除外するようなニュースが流れている。"某国"が人さらいなどめちゃくちゃなことをやるからという理由で、"某国系"学校だけを除外するのだという。

なんだか、聞いたことがあるような話だなあ。そうだ、むかし北米であった日系人の強制収容に似ている。第二次世界大戦のころカナダやアメリカは、「敵国から来た人々とその子供たち」という理由だけで、約15万人の日系人を強制収容した。今回も”某国系”という理由だけで高校無償化から除外すると言う。強制収容に比べれば程度は軽いが、本質は同じじゃあないの・・・(・_・;?。

”某国”は本当に”狂っている”と思うし、人さらい被害者の気持ちもわかる。でも、「それとこれとは別では・・・?」と思うのだ。それに、"某国系"学校の関係者も税金を払っているのだろうが、だとしたら、「なぜ自分たちだけ分配に預かれないの?」という理屈にもなる・・・。

人間は、いつまで経っても過去の経験が生かせないのかもしれない。それとも、「差別されるのは困るが、差別するのはかまわねえ」ってことか*・・・(・_・;?。

* その後、国連の人種差別撤廃委員会も日本の動きに「懸念」を示した。当然のことという気がする。



最近読んだ"Bridge of Hope" という本に、アメリカでの強制収容のことが書かれていた。この本は、ロサンジェルスの日系女性起業家たちが、いろいろな運命でアメリカに渡ってきた日本人のことをまとめたものだ。古くはジョン万次郎、ジョセフ彦、それに、小栗上野介が加わった幕末の遣米使節のことなどが書かれている。

強制収容のほかにも、ヨーロッパ戦線で活躍した日系人部隊、第442連隊戦闘団第100歩兵大隊のことが書いてあった。人種差別の中、大変な犠牲を払って戦い、アメリカへの忠誠を示した日系人のことだ。

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WB01523_.gif (379 バイト) 浜辺の歌 (2010.03.03)
シアトルの King-FM* をインターネットで聞いていたら、突然、懐かしい音楽が流れてきた。メロディーだけなので、題目が思い出せない。調べてみたら、「浜辺の歌」だった・・・(*^_^*)。日本の歌が、こちらの放送局で流されるのは珍しい。そのせいか、とても新鮮に聞こえた。

まれなことだが、日本の曲や演奏家が出てくると嬉しいものだ。ずいぶん前にも、群馬交響楽団の演奏が放送されたことがあった。あの時、ディスクジョッキーが演奏を褒めていた。ふるさと楽団が評価されて誇らしい気分だった。

* King FMは、最初のページの「ネットで音楽を・・・」で"King FM"をクリックすれば聞ける。

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WB01523_.gif (379 バイト) 「今日は何日?」 (2010.02.27)
電話で友達と長電話をしていた。かなりしゃべってから、「今日は何日だっけ?」と聞いた。友達が笑い出した。「また聞いたよ、それ、3回目だ・・・」。オヨヨ!どうやら同じことを3度も聞いたらしい・・・(^_^;。

年取ると忘れっぽくなると言うが、ついに私もここまで来たかと言う思いだ。私の脳みそ内には、むかしはたぶん5ギガくらいのメモリーがあったのだろうが、最近は1ギガもないのかも知れない・・・(^_^;)?。だから"保存されるデータ量"に限りがあるのだ。人間の場合、メモリー増設なんて難しいし、ましてや "CPU"自体を取り替えるなどは夢の夢だ・・・。

でもまあ、年取るのは自分だけじゃあないから、そんなに慌てることもない。「みんなで年取りゃ怖くない」かも・・・(^_^;)?

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WB01523_.gif (379 バイト) 殺人予告まで出るオリンピック・・・(・_・;? (2010.02.26)
オリンピックのショートトラックスケートで、オーストラリア人の審判員が数万通もの抗議メールや"殺人予告"などを受けたため、安全を考慮して今日は審判員を努めないことになったらしい。事の発端は、昨日の女子リレーでのできごとだった。K国が首位でゴールインしたのに、K国選手がC国選手に対して違反行為を行ったと判定して、K国チームを失格にし、C国チームが金メダルを獲得したのだ。

K国の人たちの気持ちはわかるが、どんな理由であれ、スポーツの世界で殺人予告まですると言うのはまったく異常なことで、「いい加減にしてください」と言いたくなる・・・(・_・;。

それにしても、このスポーツは分かりにくい。問題のシーンでも、一見、C国選手のほうが"異常接近"したようにも見えるし、K国選手がC国選手の"進路妨害"をしたとも見える。要するに非常に曖昧なのだ。そのほかにもいろいろある。たとえば、スタートラインが不公平に作られている(明らかに外側が不利)。また、首位を走る選手が転倒して2位につけていた選手がそのあおりで転倒すると、2位につけていた選手は"自動的に"次へ昇格する*。

ともかく、あんな短いトラックをレーンなしで競走したら前の選手を抜くのは至難の業で、そうとうの強引さが必要だ**。最近は、ショートトラックスケート以外の種目でも、スピードそのものよりも"競走の面白さ"ばかりを追求するものが増えてきた。オリンピックなら、ロングトラックスピードスケートのように、純粋にスピード計時して競うスポーツだけで良いのではないかと言う気がする。

* その選手だけ再競技するのなら分かる・・・もっともこのスポーツは一人だけでは競技できないから、それは不可能だが。

** どこぞの国の遠慮深い国民性の人たちには向かないスポーツ・・・(^_^;)?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 踵骨の疲労骨折? (2010.02.24)
先日、朝起きたら、右足踵の後にある踵骨(しょうこつ)のあたりがかなり痛い。その日はびっこ引きながらなんとか歩くことはできたが、翌日になったらほとんど歩けない。隣の部屋の窓を開けに行くのに這っていく始末だ。そんな状態が次の日も続いた。

Google 先生に聞いてみたら、似たような症状の書き込みがいくつかあって、冷湿布が良いと書いてある。そこで、昨晩、冷湿布をしてベッドに付いた。すると、今朝はかなり痛みが引いて歩行もなんとかできるようになった。ふ~、一安心・・・(・_・;。

いくつかのサイトを読んだ結果、(ジョギングによる)踵骨の疲労骨折ではないかと疑っている。心あたりがあるのだ。痛みが始まる前の晩、例によって地下の運動ルームで、トレッドミルを使って45分ジョギングをしたが、走り初めに、右足にわずかながら違和感があった。あの時に、走るのをやめておけばよかったのだろう。

それにしても、昨日はガイドの仕事があったので気が気ではなかった。オリンピックで人手不足の中、いまさら他人に仕事を代わってもらうことは不可能だった。朝、足を見るとかなり腫れていた。ともかく支度を始めたが、靴をはくのが大変だった。靴の後ろ側が踵骨に当たるからとても痛い。それでもなんとか足を靴に入れた。足の腫れで靴(チャック付き)のチャックも締められない。

しかし、靴をはいてみると意外なことが起こった。踵骨のあたりがそれほど痛くないのだ。しかも、なんとか歩ける。靴底のクッションが痛みを和らげているのだろうか。ウィスラー Whistler 往復の長時間の仕事だったが、運転中はまったく足を気にすることなく仕事を終了した。午後になったら腫れも引いたらしく、チャックも締めることができた。どうやら、この"病気"はじっとしているよりも少し動いた方がいいらしい・・・(^_^;)?。

<参考サイト:踵骨骨折 踵骨疲労骨折



実は、今回が初めてではなかった。過去3年間で二度、左足にほとんど同じことが起こった。もっとも、今回ほど痛みはなく多少びっこを引けば歩行はできたし、回復も早かった。一応ファミリードクターにも見てもらったが、これがまた"ダメ"ドクターで、「数日すれば治ります」というだけで、なにもしてくれない。あの時に、レントゲンくらい撮ってもらえば、ジョギングが関係していることが分かったはずだと後悔している。ともかく、ジョギングのやり方を少し変える必要があるかも知れない。

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WB01523_.gif (379 バイト) 夏冬で活躍したクララ・ヒューズ (2010.02.24)
カナダのスポーツ界にとって、今日も記念すべき一日となった。9月に38才になる女子ロングトラック・スピードスケートのクララ・ヒューズ Clara Hughes は、今日行われた5,000mで銅メダルを獲得した。このメダル獲得で、このオリンピックを最後に引退する彼女は、見事に花道を飾ることができた。

実は、これは彼女にとって夏冬オリンピック通算で6個目のメダルだった(自転車で銅2、スケートで金1、銀1、銅2)。それどころか、これまで世界で4人が夏冬オリンピックでメダルを獲得したが、それぞれのオリンピックで複数のメダルを獲得したのは彼女だけだ。

今日は、もう一人の素晴らしいカナダ人アスリートが光った一日だった。

* 彼女は、開会式でも旗手を務めた。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 人気沸騰の「ジャパドッグ」 (2010.02.21)
先日、ガイドの仕事で久しぶりにダウンタウンをドライブした。目抜き通りは、オリンピックで賑やかだ。バラード通り Burrard St. とスマイス通り Smithe St. の交差点に差し掛かった。すると、サットンプレース・ホテルの前あたりに長蛇の列*ができている。なんだろうと思って列の先を見たら、屋台があってパラソルに「Japa Dog」ジャパドッグと書かれていた。

はは~あ、だれかが「ダウンダウンに人気沸騰中の"日本発の食物"がある」と言っていたが、どうやらこれのことだな、と思った・・・(^_^)。ホットドッグに、照り焼き味、わさび、ワカメ、大根おろし、味噌などを使って日本風の味付けをしたら大ヒットしたらしい。それにしても長い列だ・・・ロブソン通り Robson St. に届かんばかりだった。

最近は、カナダ人も本当に和風味が好きだが、日本食ブームもついにここまで来たかと言う思いだ・・・(*^_^*)。

* 写真自体をクリックすると、次から次へとジャパドッグの写真が出てくる。なんだか知らんけど、経営者のご主人は、今、国際宇宙ステーションに滞在する野口聡一さんにそっくり・・・(^_^;)?

<参考サイト:大紀元 Japa Dog のページ

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 地元初の金メダル (2010.02.14)
今日は、カナダにとって記念すべき一日となった。カナダはこれまで、モントリオール(夏季)、カルガリー(冬季)と二度オリンピックを開催したが、誰も地元で金メダルを取れなかった。それが今日、初めて地元の金メダリストが誕生したのだ。記念の金メダリストとなったのは、男子モーグルのアレクサンドル・ビロドー Alexandre Bilodeau だ。22才のケベック州の青年は、必ずしも優勝候補ではなかったが、オーストラリアやアメリカの優勝候補を退けて頂点に立った。

アレクサンドル・ビロドー には、脳性麻痺で会話や歩行が困難な兄フレデリックがいる。アレクサンドルは、子供のころアイスホッケーが好きだった。しかし、当時から大変な兄思いだったアレクサンドルは、兄が一緒にプレーできないため、兄の気持ちを考えてアイスホッケーをやめたほどだった。今年28才になるフレデリックは、10才までに歩けなくなると言われていたが、いまでもなんとか歩くことができる。しかし、ほとんどは車椅子の生活で、アレクサンドルは兄を車椅子に乗せてよく街を散歩する。

アレクサンドルはいつも、体の不自由な兄がたくさんのことを教えてくれたことに感謝している。今日も、兄に金メダルを見せながら「ありがとう」と言った。

ニュースソース

参考ビデオ:アレクサンドルのインタビュー。後半で、赤いジャケットを来た家族の歓喜のシーンが出てくる・・・左の眼鏡の人がフレデリック。兄のことを聞かれたアレクサンドルは、涙ぐみながら、兄への感謝の気持ちを述べた。> 




銀メダルに終わった優勝候補のデイル・ベッグ・スミス Dale Begg-Smith (オーストラリア)は、実は、バンクーバー生まれなのだそうだ。今ではオーストラリアに住み、オリンピックもオーストラリアを代表して出場した。今日、先に滑った彼は高得点を上げて、いったんは優勝間違いなしと思われたが、アレクサンドル・ビロドーはそれ以上の高得点を上げて逆転した。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) 極めてカナダ的だった聖火台点火・・・(^_^; (2010.02.13)
昨日の聖火台点火は、「・・・開会式のクライマックスとなる聖火台への最終点火には、地元カナダのスポーツ界を代表するスーパースター4人が登場した・・・」と、ここまではカッコよかった。ところが、なんと、4人のうちの一人の聖火台はなぜか点火できなかったのだ・・・(^_^;。

開会式の総合プロデューサー氏の説明が、これまた"カッコよかった"・・・(^_^;)?。「一生懸命にやったが、誰もが人間なんだから、こういう失敗もある。世界にいいメッセージを伝えられたと思っている」だと・・・(>_<)。あ~あ、なんともカナダ的だよね*。これだから、カナダって大好きだ!

* 日常生活でも、たとえば右開きの冷蔵庫を注文すれば左開きのが配達されたり、ダブルベッドを注文すればシングルベッドが配達されたり・・・。よくあるのさ、こんなこと、カナダでは・・・(^_^;。

ニュースソース> 

 

その後15日に行われたスピードスケートでは、二台の製氷機が両方とも故障して1時間以上競技が中断した上、記録表示器も故障したらしい。翌日の責任者の話では、「製氷機は、(1,000キロ東にある)カルガリーからもう一台取り寄せるから"問題ない"」らしい・・・(・_・;?。

あまりにも"カナダ的"で、この先思いやられる。「でもまあ、世界の皆さん、今年中にはオリンピックが"無事"終了しますから、そのおつもりでいてください」・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) チップとはなんじゃ・・・(・_・;? (2010.02.05)
どうやらオリンピックは人間を欲の塊にするようだ。

ダウンタウンのあるレストランは、オリンピック期間中だけ料金を二本立てにする予定だ。地元の常連客には低料金用の”メンバーシップカード”を利用してもらい、常連客以外には数%からそれ以上の高料金を請求するという。そのほか、”オリンピック景気”を狙って、全般的にレストランの料金が上昇傾向らしい。

さらには、チップを「サービスチャージ」として請求書に載せるレストランが現れ始めた*。これまで、チップは客の判断でだいたい10~15%をテーブルに置けばよく、バンクーバーでは「サービスチャージ」として請求書に載せるレストランは聞いたことがなかった。それどころか、サービスが極端に悪い場合はノーチップでもよかった**。

むかし、ハワイのレストランで20数%の「サービスチャージ」が請求書に載せてあって、驚くやら頭にくるやらしたことがあったが、「もらって当然」のように”請求”するのでは、もはやチップではない・・・(>_<)。

いずれも、オリンピック期間中の観光客がターゲットのようだ。せっかく、世界の人達にバンクーバーを見てもらう絶好のチャンスなのに、こんなレストランが現れたのではまったくの逆効果だ。さもしい人種が多くなったものだ。

* うっかりすると、(高額の)「サービスチャージ」がつけられているのに、それを知らずにさらにチップを置いたりする・・・(・_・;。

** アメリカでは「ノーチップにしたらウェイターが怒り出す」らしい。

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(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ありゃ!ブレーキが・・・(・_・; (2010.02.04)
世界のトップにたったばかりのトヨタが揺れている。アクセルペダルの問題に加えて、ハイブリッド車のプリウスでブレーキの問題が出てきた。それについて、今朝、トヨタの常務と言う人が記者会見して、「プリウスのブレーキ不具合は、タイヤのロックを防ぐABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が原因・・・」などと説明した。

これで思い出したのは、ガイドの仕事を始めたばかりのころの、ある出来事だ。私は、フォードの11人乗りのバンにようやく慣れてきていた。ところが、ある時、ブレーキを踏んでもすぐにかからず、スーっと前に行ってしまうではないか。少ししてからブレーキが効くが、また、スーっと前に進む。これを数度繰り返してやっと止まった。「ありゃ、なんだこれ?」と思って、あとでガイド会社の社長に聞いた。すると彼の説明がまさに「あれはABSのために起こることで、正常な動作だよ」だった*。

ひょっとすると、プリウスの問題もまったく同じことかも知れない。常務の説明も、「(他の会社の車にもついている機能なので、特に顧客に説明しなかったが)判断が甘かったかも知れない」と言っているように聞こえた。別にトヨタの肩を持つつもりはないが、もし同じ現象のことを指しているなら、トヨタだけの問題ではないなあと感じるのだ**・・・(・_・;?。

* 乗用車の場合は、ABSつきの車は少ないためか、私は同じ現象を経験したことがない。ともかく、一般の人達はABSを良く知らないだろうから、あの現象に出あったら驚くに違いない。

** だいたい、一つ問題が出てくると、あれもこれもと突っつかれるのが常だ。当分の間、トヨタは"蜂の巣"状態かも・・・(^_^;)?。



昨日、車に詳しい友達にこのことを話したら、「ABS だって、そんな動きはしないよ。故障じゃあなかったのかなあ」と言われた。なんだか、分からなくなってきた ・・・(・_・;?。  (1010.02.07)

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WB01523_.gif (379 バイト) ハイチの養子縁組ビジネス (2010.02.02)
アメリカのあるグループが、地震から数週間立ったハイチで33人の子供を国外に連れだそうとして、ハイチの空港で捕まった。正当な出国手続きを経ていなかったらしい。「私は孤児じゃない、親がいる」と泣いていた子供もいるということだ。地震後まもなくして、子供の誘拐事件が多発していると報じられていたが、その子どもたちはこんなグループに売り飛ばされていたのかも知れない。

それにしても、今回の地震で驚かされるのは、地震そのもののニュースのほかに、ハイチからの”養子縁組ビジネス”がいかに盛んだったかということだ。地震後、すでに何十人ものハイチの子どもが養子としてカナダへ引き取られてきた。ほとんどが地震発生以前から手続きが進められていたらしいが、数の多さに驚いてしまう。それほど、ハイチは貧しいと言うことか・・・(・_・;?。

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WB01523_.gif (379 バイト) キティマットのほろ苦い一日 (2010.01.31)
ブリティッシュコロンビア州北部の太平洋沿岸*にキティマット Kitimat の町がある。人口は9,000人くらいだが、この州が山ばかりで集落が少ないため、北部沿岸では有数の町だ。そのキティマットにとって、今日はほろ苦い一日となってしまった。オリンピックの聖火リレーが到達してお祭り気分を味わった一方で、パルプ工場(Eurocan Pulp & Paper mill)が今日限りで閉鎖され、535人が職を失ったのだ。

このパルプ工場は、アルミニウムメーカー、リオ・ティント・アルキャン Rio Tinto Alcan の工場と並んで、町で最大の職場だった。それが閉鎖されたことは町にとって大きな打撃だ。ともかく、人口の5%以上が職を失ったのだ。町の将来を見越して、すでに町を出て行った家族もあれば、これから引っ越す家族もある。町に残る人たちは、なんとかキティマットを活気のある町に再生しようと懸命だ。

ブリティッシュコロンビア州は第一次産業が盛んだ。特に、地方都市の多くが鉱業や林業に大きく依存している。そのため、鉱山が閉鎖されたり、林業関係の工場が閉鎖されたりすると、町自体の存続が危うくなってしまう。この州の内陸部を旅行すると、むかし栄えたと思われるようなゴーストタウンを通過することがある。

* 地図で見ると、"沿岸"とはとても見えないが、大きなフィヨルドの最奥にあるので、一応"沿岸"だ。

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私が1987年ころ住んだプリンスルパート Prince Rupert はキティマットから近い。内陸部にあるテラス Terrace の町まで2時間走り、それから小一時間南下して、キティマットへ遊びに行ったことがある。小さな町だが、フィヨルドがきれいだったのを覚えている。

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WB01523_.gif (379 バイト) ストリートビューが見てたよ~ん (2010.01.30)
バンクーバー周辺では、一定の太さ以上の樹木は、たとえ自分の敷地内にある場合でも市の許可がないと切ることはできない。日本では考えられないルールだが、こちらでは「樹木はみんなの財産」ということかもしれない。

バンクーバー市南西部に住んでいたある親子は、去年、敷地内の二本だけを切り倒すことで、市から許可を取った。ところが、庭師に頼んで、杉や糸杉、その他の常緑樹をなんと23本も切り倒してしまった。「どうせ、わかりゃあしない」とでも思ったのだろうか。

ところがだ、これを見ていた"人"がいた。グーグルのストリートビューだ。切り倒し作業をしている時に、偶然、ストリートビューを撮影する車が通りがかり、撮影してしまったのだ*。"誰でも見られる"絶対的証拠を突きつけられ、親子は数千ドルの罰金を払う羽目に・・・(^_^;。

もっとも、市に訴えたのは、あまりにたくさん切られて景色が変わってしまい、怒りだした隣人たちだった・・・グーグルが訴えることはないだろうし・・・。隣人の一人は、「今まではかなりプライバシーが守られていたのに、木が切られてからは丸見えになってしまった」と嘆く。

親子と木を切り倒した庭師は6月に裁判所に出廷する。グーグルの画像が、証拠として提出されるかどうかは不明だとか・・・(^_^;)?。

* これが問題のストリートビューだ(一度で出ない場合は、なんどか”更新ボタン”を押す)。塀沿いの木が切り倒された。向こうの方に庭師らしき人がいる。
<見方>
 ズームイン = マウスホイールを回す、+-をクックする、または、地面上の+マークをダブルクリックする。
 移動 = 画面上で好きな方向にドラッグする。
 全画面 = 右上隅の小さな四角をクリックする。


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WB01523_.gif (379 バイト) マリファナが精神分裂病を・・・ (2010.01.29)
デイビッド・スズキの Nature of Things (CBCテレビ) は、今週、マリファナ(大麻)が精神分裂病(Schizophrenia)を誘発する可能性があることを取り上げた。特に、10代からマリファナを常用した人が危ないらしい。また、血縁に精神分裂病の人がいる場合は、さらに危険性が高くなると言うことだ。

番組では、バンクーバー地域に住む三人の若者が登場した。三人とも10代からマリファナを初めて、精神分裂症を起こした人たちだ。幻覚や幻聴に襲われ、普通の生活ができなくなってしまった。いま、三人はリハビリ中だ。

日本の人たちには想像もできないほど、北米では麻薬が蔓延している。特に、マリファナをやっているカナダ人は多く、少量を所持するだけでは逮捕もされないのが現状だ。その上、一般には”無害”と信じられていて、「酒や煙草の方がどんなに有害か・・・」とうそぶく"麻薬運動家”もいる。

しかし、マリファナは精神分裂病に加えて、肺ガンとの関係も一部で伝えられている。タバコも同じだが、若いうちに興味本位で始めてやめられなくなり、余計な苦しみを味わったり、人生を台無しにしたりする。若い人達に言いたい、「"必要ないものには手を出さない主義"で行くのが賢明だよ」・・・(・_・;。

ニュースソース:番組そのものを見ることができる> 

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WB01523_.gif (379 バイト) 捨てる神あれば・・・ (2010.01.27)
昨日、アメリカ人の家族がオリンピックに関連して詐欺に遭ったと言うニュースが流れた。被害に遭ったのは、ボブスレーのアメリカ代表選手としてバンクーバーオリンピックに出場する、スティーブ・メスラー選手の両親だ。両親は息子の競技を見に行こうと、家族や親戚のために、インターネットを使ってウィスラー Whistler のコンドミニアムを予約し、8,000ドル(約70万円)を支払った。しかし、最近になって、コンドミニアムの提供をした人物ジェイソン・ハートレンは、当該のコンドミニアムの所有者ではないことが分かったのだ*。

ところが、今日は、このニュースを聞いたある人が、ウィスラーに所有するコンドミニアムをメスラー一家に無料で提供した。その人ミシェル・ムーアさんは、「最近購入したばかりで、オリンピック期間中は使う予定もなかったのです。あまりに酷い事件なので、その人達に使ってもらえたらと思い提供することにしました」と言っている。

時々思うのだが、カナダと言うところはこういう所だ。めちゃくちゃ悪事を働く人がいれば、逆に、気前よくすごい親切をする人がいる。それで善悪のバランスがうまく取れていると言うか・・・(^_^;)?。捨てる神あれば拾う神あり・・・。と言っても、捨てた方は、間違っても「神」などとはいえないクズ人間だが・・・(>_<)。

* 他にも、ジェイソン・ハートレンによる同様の詐欺行為に遭い、2,500ドルをだまし取られた人がいるらしい。ブリティッシュコロンビア州のベター・ビジネス・ビューローは、「オリンピックが近づくにつれて、こうした事件がいくつも発覚すると予想される。中には、ウィスラーにやってくるまで詐欺に気がつかない人もいるかもしれない」と心配する。

ニュースソース



どこの誰だか分からない相手に、インターネットで金を払うことがいかに危険かと言うことだ。私もまれにクレジットカードで支払いをするが、ほとんどが大手のソフトウェア企業だ。もっとも、それでも詐欺まがいの扱いを受けたことがある・・・(^_^;。

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WB01523_.gif (379 バイト) 相変わらず失態続きの警察 (2010.01.27)
空港殺人事件”やダウンタウンでの”集団暴行事件”を初めとして、数年前から警察官の不祥事が相次いでいるが、またしても警察官の失態が2件起こった。

先日、バンクーバー東部地区で家庭内暴力の通報が警察にあった。通報者によると「ベースメント*に住んでいて、入り口は裏庭側にある」ということだった。ところが、駆けつけたバンクーバー市警の警察官二人は、うかつにも正面玄関のドアを叩いた。そして、出てきた中国人の男性を”犯人”だと思って、言葉の通じない男性に殴る蹴るの暴力を働いたのだ。男性は体中に傷を負ったほか、左目まぶたが大きく腫れ上がって見えないほどだ。

一方、2007年の”サリーシックス”殺人事件を担当していたRCMPの捜査官は、ある逮捕者の元ガールフレンドと恋愛関係に陥ってしまった。それも、何十年も経験のあるベテラン捜査官だという。女性は元ボーイフレンドの裁判で証人に立つかも知れず、いま、RCMPはスタッフのうかつな行動に頭を抱えている。

* 一戸建ての半地下部分。追加収入が欲しい家庭はよくベースメントを賃貸する。半地下とはいえ、普通に窓がついていて部屋もいくつかあるので、けっこう快適だ。それに、夏涼しくて冬暖かいと言う利点もある。カナダでは、地下を掘ると水が出るリッチモンドのような三角州地帯をのぞいて、ほとんどの家屋にベースメントが造られる。だから、一見、平屋のように見えても”二階建て”である場合が多い。

<ニュースソース:ぶん殴られた中国人 恋しちゃった捜査官

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WB01523_.gif (379 バイト) タッド・フジカワ、マイナーツアーへ (2010.01.26)
"ハワイの若き日系ゴルファー"タッド・フジカワ*(19才)は、ジョージア州のローカルツアー eGolf Professional Tour(旧 Tar Heel Tour)に参戦することになった。このツアーでは、2月から10月までの間に18トーナメントが行われる。

現在、タッドはジョージア州の Todd Anderson (Sea Island Golf Learning Center)から指導を受けているので、地元のツアーを選んだのだろう。ここで力をつけて、Nationwide Tour** または PGA Tour への昇格を狙うことになる。若いうちは苦労した方がいいから、このあたりから出発するのは良いことかも知れない。地道に力をつけて行くことを期待したい。なお、昨年大活躍したソニーオープンで、タッドは今年(1月14~17日)予選落ちした。

* 2006年6月、PGA史上最年少(15歳5ヶ月)で全米オープン出場。2007年1月のソニーオープンで、PGA史上2番目の若さ(16歳0ヶ月)で予選通過。超未熟児として生まれたため、今でも身長が155センチしかないが、ドライバーの平均飛距離は300ヤード近い。

** PGAツアーの下部ツアー。このツアーで年間賞金ランキング上位に入るとPGAツアーに昇格する。

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WB01523_.gif (379 バイト) ぶつくさ式時計:時間とはなんじゃ・・・(^_^;)? (2010.01.24)
昔から夜型人間だった私は、どうも夜更かし&朝寝坊の生活になりがちだ。「これではいけない、少し生活を変えなければ・・・」といつも思っていた。自由業と言うことも原因だろうし、時差が日本より7~8時間"早い*"ため、スカイプなどで日本の人たちと遅くまで話していたりと言うこともある(たとえば、日本の午後6時はこちらの午前1時か2時)。

そこで、ある実験をしてみた。それが意外にもうまく行く・・・(^_^;。どんな実験かと言うと、枕元の時計を数時間進ませるのだ(今回は2時間進めた)。たとえば、朝7時になると枕元時計ではすでに9時になっている。頭の中ではもちろん7時であることは分かっているのだが、"9時"という数字を見ると、なんとなく起きずにいられない。夜も、たとえば11時になると枕元時計ではすでに午前1時になっている。「ありゃ、もう1時だ。寝なきゃあ」ということになる。

これを思いついたのは、サマータイム切替時の人々の反応からだ。たとえば、3月半ばのサマータイム開始時には、前の晩に時計を1時間進ませる。ところが、人々は翌朝「1時間寝足りない」などと感じることもなく、"時計がいつもの時間を指せば"普通に起きる**。そして、その後も当然のように"一時間早くなった生活リズム"を継続する。つまり、人間の体内時計は、"時計の時刻を見ること"に大きく影響されているのではないかと思ったのだ。

果たして、"ぶつくさ式時計"は永久にうまく行くかどうか・・・乞うご期待・・・(^_^;)?。

* 正式には、冬は日本の方が17時間早いのだが、逆に考えるとバンクーバーの方が7時間早い。また、夏はバンクーバーの方が8時間早い。ただし、いずれも一日遅れ。

** 前の晩、1時間早く就寝するかと言うと、ほとんどの人はそうでもないようだし・・・。

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WB01523_.gif (379 バイト) オリンピック?どこで? (2010.01.22)
日本にスカイプすると、「いよいよオリンピックですね。日本では選手が決まったりして連日ニュースになっていますが、バンクーバーでも盛り上がっていますか」などと聞かれたりする。ところが、「いや~、そうでもないです。早く終わって欲しいというのが一般市民の気持ちかも・・・」などと返事してしまう。

確かに、こちらでもオリンピック関連のニュースが日に日に多くなって"一部では"盛り上がっている。しかし、一般市民はもうひとつ冷めているというのが実感だ。オリンピックに関連していくつも否定的なニュース*が流れていることもあるが、それ以上に、肝心のオリンピック出場選手のニュースがほとんど聞こえてこないのだ**。

なぜだろう?・・・考えていたら、一つ思い当たった。こちらのマスコミでは、プロスポーツばかり取り上げて、アマチュアスポーツのニュースが極端に少なく、オリンピック出場選手のニュースなどはほとんど報じられないのだ。たとえば、スポーツ専門局の22チャンネルには1時間のニュース番組があるが、今の季節なら大半がNHL(アイスホッケーリーグ)の報道になってしまう。そのほか、バスケットボール、アメリカンフットボール、ゴルフ、野球などプロスポーツが目白押しだ。

カナダへ来たばかりのころも感じたが、あらためて「北米のスポーツ界はなんとも味気ない」と思う。

* オリンピックに合わせた電車路線の建設で商店街が大損害を蒙った。交通規制がきつくなって日常生活に影響がでている。また、観戦切符が一般の人達には入手困難なのに、州政府が確保している数千席を誰が利用するのか不明。

** 2006年トリノ・オリンピックで、女子スピードスケートのシンディ・クラッセン Cindy Klassen は、金1、銀2、銅2と5つもメダルを獲得した。こんなことを日本の選手がやったら、それこそ"国民的英雄"だ。ところが、彼女の名前を知らないカナダ人はけっこう多い。ましてや、日系人にはほとんど知られていない。"実績ゼロ"のマオちゃんの大人気とも比較にならないのだ・・・(^_^;。



最近行われた調査でも、オリンピックの成功を信じている人は、カナダ全体では70%もいるのに、ここブリティッシュコロンビア州では50%しかいないらしい。他の州の人達には否定的なニュースが届かないと言うことの表れかも知れない・・・(・_・;?。

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WB01523_.gif (379 バイト) 路面電車が帰ってきた (2010.01.22)
以前も書いたように、バンクーバーの路面電車が試験的に復活した。カナダラインのオリンピックビレッジ Olympic Village 駅とグランビルアイランド Granville Island を6分間で結ぶ路線だ。試験運転は、オリンピックを挟んで今日から3月21日までの2ヶ月間、朝6時半から毎日18時間運行され運賃は無料だ。

バンクーバー市長グレゴー・ロバートソン Gregor Robertson は、「スタンレーパーク Stanley Park からダウンタウンを通過して西部地区のアビュータス通り Arbutus St. まで伸びる路線の一部として、恒久的にこの路面電車が復活するすることを望んでいる」と述べた。しかし、トランスリンクは現在資金繰りが良くないので、「5年~10年後のタイムフレームのことになるだろう」と言うことだ。

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WB01523_.gif (379 バイト) レシピ検索を食材から (2010.01.21)
あれは食べ飽きたし、これも先日食べた。冷蔵庫を見ると、あまり食材が残っていない。さて、この少ない材料でなにを料理するか。そんな時、次のようなレシピ検索が便利だ。冷蔵庫にある"食材"を書き込んで Google 検索するのだ。たとえば、「白菜 鶏肉 大根」と書き込んで検索する。すると、それらの食材を使った献立がずらずらっと出てくるというわけだ。

レシピ検索と言うと、ふつうは「すき焼き」「カレーライス」などと料理名で検索するが、これは逆に"食材"から検索するという裏技・・・(^_^;。多少、食材が足りなくてもなんとかなってしまう。お試しあれ。なお、Opera の「ウェブ検索」機能を使うと、さらに有効に絞り込まれる*。

* Google 検索では、料理以外のサイトも出てきてしまう。「白菜 鶏肉 大根 料理」などと、必ず「料理」を入れて検索すれば、まだ良いだろうが。

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WB01523_.gif (379 バイト) スカイプが圧倒的シェア (2010.01.19)
無料のインターネット電話スカイプ Skype は、ついに世界中の国際通話でも12%を占めて、圧倒的なシェアを誇っているらしい。スカイプは2003年のサービス開始以来、急速にシェアを伸ばしてきたが、さらに2008年には51%の増加、2009年には63%の増加を示した。詳しくはこちら。最初のグラフでは、紺色が一般の「国際通話」(電話対電話)、オレンジ色がスカイプ(スカイプ対スカイプ)だ。

私自身、2003年からスカイプを使い始め、最近では一日になんども日本の親戚や知人にスカイプしている。一方、通常の国際電話(電話対電話)を使うのは年に数えるほどしかない*。「いつかスカイプが世界を制覇する」とは思っていたが、いよいよその時がやってきたようだ。

あまりに強くなっても、どこぞのスーパー・ソフトウェア企業のように"横柄サービスカンパニー"にならないことを祈りたい・・・(^_^;)?。

* 電話にかける場合でも、たいがいスカイプアウト(スカイプ対電話)を使うので一分約2.60円という安さだ。

<参考:スカイプのページ

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WB01523_.gif (379 バイト) 浅川マキ急死 (2010.01.18)
昨日、私が好きだった歌手、浅川マキが急死した。67歳だった。

私がまだ二十歳くらいの頃、何かのきっかけで浅川マキが好きになった。彼女のLPも何枚か買った。アングラ歌手だから、一般的には人気歌手とは言えなかったが、物憂い歌い方が私のその頃の気持ちにぴったりだった。と言っても、代表作ともいうべき「夜が明けたら」や「かもめ」はそれほどでもなく、むしろ、もう一つ知られていない「ふしあわせという名の猫」と「赤い橋」が好きだった。英語の発音は怪しかったが、ジャズっぽい歌も独特の雰囲気で味があった。

今の時代には出てきそうにないタイプの歌手が、また一人いなくなった。

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WB01523_.gif (379 バイト) さらなるカナダライン訴訟 (2010.01.17)
冬季オリンピックに合わせて建設された電車路線カナダラインの建設では、工事の影響でキャンピー通りのたくさんの店舗が売り上げを大幅に減らし、中には閉店を余儀なくされた店があった。先週金曜日、トランスリンクなどの建設主を相手取って新たに約40店が集団訴訟を起こした。

昨年5月には、キャンビービレッジ*のある商店主が、60万カナダドル(約5,100万円)を勝ち取ったことは以前書いた。それに続いて、キャンビービレッジのほかの約250店が集団訴訟を起こし、現在係争中だ。今回の40店とあわせて、全部で300店舗近くが訴訟を起こしたことになる。

キャンビー通りでも、キャンビービレッジと南部のマリンドライブ付近の商店街の状況は多少違うとしても、工事の影響を受けた点では同じだから店主側が勝訴するのは間違いないだろう。仮に、一店舗あたり60万ドルを勝ち取ったとしたら、総額で1億8千万ドル(約160億円)にも上る。

ある店主が言っていた。「金額の問題ではない。建設主が私たちをどんなふうに扱ったかが問題なのだ」。分かるような気がする。ともかく、今度のオリンピックでは、住民に対する州政府や公共機関の arrogant (横柄)な態度がなにかと目立っているのだ・・・(・_・;。

* キャンビー Cambie 通り北部の商店街。16th アベニューから19th アベニューにかけてのあたり。

ニュースソース> 



他に、ダウンタウンのグランビル通り Granville St. でもたくさんの店舗が工事の影響を受けている。ひょっとすると、さらに訴訟が起こされるかも知れない。

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WB01523_.gif (379 バイト) ハイチの地震とカナダ (2010.01.15)
カリブ海の小国ハイチ Haiti で大きな地震があったが、カナダはハイチに少なからぬ関係がある。カナダに住むハイチ系の人たちは10万人を超える。フランス語がハイチの公用語*の一つのためか、大半がケベック州に住んでいる。

また、教育、援助、ビジネスなどで、現地に滞在するカナダ人も少なくなく、カナダの外務大臣が今朝、発表したところによると、「今回の地震で連絡が取れなくなっているカナダ人は、1,415人にも上る」らしい。カナダで連絡を待つ行方不明者の家族や友達、同僚らは、どんなに心配の日々を送っていることだろう。

ビクトリア Victoria からハイチに行っていた女性は、倒壊したビルの下敷きになったしまった。瓦礫の中から女性の声が聞こえる。どうも彼女の声らしいが、二次災害が怖くてなかなか救助できない。しかし、ある人が決死の覚悟で瓦礫の中に入って行って、その女性を助け出した。こうした朗報が伝わる一方で、これまで看護婦やRCMP警察官など4人のカナダ人の死亡が確認されている。

実は、現在のカナダ総督もミカエル・ジャン Michaelle Jean** というハイチ生まれの女性だ。彼女は昨日、今回の地震について記者会見したが、途中で涙を抑えられなくなってしまった。彼女の親戚や知人と連絡が取れず、夜も眠れないらしい。

ハイチは世界でも有数の貧困国だ。今回、犠牲者が10万人を超えるかもしれないと言われていて、被害の拡大が心配される。

* もう一つの公用語はハイチ語(クリオール語)。フランス語を話す人は10%くらい。その他、英語を話す若者が増えていると言う。

** 1968年に難民としてハイチから移民してきた。2005年に、カナダで初めての黒人総督として就任した。

<ニュースソース:Thaindian News National Post



関連サイト:カナダ赤十字 日本赤十字社

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WB01523_.gif (379 バイト) Yahooカテゴリー検索 (2010.01.12)
最近は Google を初めとしてロボット検索が優勢だが、自分でカテゴリーを絞り込んでゆくカテゴリー検索もとても便利だ。ロボット検索では”有力”なサイトだけが常にトップ表示されるが、カテゴリー検索ならロボット検索では上位に出てこない”弱者”サイトを見つけることができる。

先日書いたように、当サイトはYahooカテゴリー検索で「バンクーバー」に掲載変更された。時には、カテゴリー検索で面白サイトを探してみよう。

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WB01523_.gif (379 バイト) 進化する外付けハード (2010.01.10)
暮に外付けハードドライブを購入したことは書いたが、暮正月の慌ただしさも落ち着いて、やっと箱を開けてセットアップしてみた。初めは、表示画面がおかしかったりして「返品するか」と思ったほどだったが、メーカーのカスタマーサポートを受けて、なんとか使えるようになった*。

すると、今までの機械とは違って、格段に使いやすいことに気づいた。一番すごいのは「自動バックアップ」だ。たとえば、エクセル・ファイルなどで少し変更を加えると、瞬時に外付けハードの同じファイルでも変更が行われるのだ。これなら、コンピュータと外付けハードが同時に壊れない限り、データ紛失は起こらない。日進月歩のIT技術に感謝!

* メーカーのウェブサイトで最新ソフトウェアをダウンロードしたら問題は解決し、画面表示も見えるようになった。なんのことはない、最初、縦のスクロールバーが出なかったため、画面下部に下がれなかったのだ。新しいノートパソコンでは問題ないから、6年以上使っているデスクトップが古すぎるのかもしれない・・・(^_^;。



私が購入したのはウェスタンデジタル社の My Book Essential という機械。動画など容量の大きなものはほとんど扱わないので、500 GB にした。

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WB01523_.gif (379 バイト) 映画スターは”特権階級”? (2010.01.09)
先ごろのアメリカでの飛行機爆破未遂事件以来、どこの空港でもセキュリティーチェックが強化され、搭乗までの時間が余計にかかるようになった。そんな中、モントリオールのトルドー国際空港で、アメリカの有名な女優ハリー・ベリー Halle Berry *とその家族は、モントリオール市警察官の案内で、順番を待つ長蛇の一般客を尻目に、セキュリティーチェックを最優先で受けたらしい。

これには、”平等を大事にする”カナダ国民もカンカンだ・・・(^_^;)?。一般客は一時間以上も待たされて、空腹にはなるし、赤ちゃんは泣き出すしと、たいへんな目にあっている。それなのに、(アカデミー賞受賞の)映画俳優だからという理由で、警察のエスコート付きで特別扱いしてもらえるのか。そんなことは許せねえ・・・!・_・!。

ハリー・ベリー一家が搭乗したエアカナダの説明では、人の身分では特別扱いすることはないが、航空券の種類によってはありうるという。どうやら、エクゼクティブ・クラスの航空券を持っていたハリー・ベリー一家は、それが理由で列に並ばなくてすんだらしい。ではあるのだが、公僕たるモントリオールの警察官がヘルプしたというのは、やっぱりおかしい。こりゃ、モントリオール、なんとかせい!

* 日本では、「ハル・ベリー」と書かれるようだが、こちらでは間違いなく「ハリー・ベリー」と発音されている。誰が決めるのかしらないが、一生つきまとう人名なのだから、もう少し原語に近い発音で表記すべきだと、おかしな日本語名を見る度に思う。

ニュースソース

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) デスクトップ・アイコンの再表示 (2010.01.08)
日常的に使っていたデスクトップのプログラム・アイコンが突然消えてしまうことがある。そんな時は、次の方法で簡単にアイコンを再生できる。

スタート → プログラム → 目的のプログラム(右クリック) → 「送る」をクリック → デスクトップ(ショートカット作成)をクリック

これだけだ。要注意なのは「目的のプログラム」に達したときに、複数のアイコンがある場合だ。そんな時は、最も”それらしい”アイコンを右クリックすることだ。

たとえば、写真編集ソフト Picasa の場合は、5つくらいアイコンが出るが、"Picasa 3"(番号はバージョンにより異なる)を右クリックすればよい。そのほかは「・・・の設定」、「アンインストール」などとあるので、関係ないことが分かる。間違っても「アンインストール」はクリックしないこと・・・これを行うと、アンインストール作業を行ってしまうかも知れない・・・(・_・;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク

WB01523_.gif (379 バイト) ヒーローは飼い犬 (2010.01.04)
この土曜日の夜、ホストンバー Boston Bar *に住む11歳の少年オースティンは、家の外の焚木置き場に薪を取りに行った。暗闇の中で庭の端に何かが動くのが見えた。最初は犬かと思ったが、よく見るとクーガーだった。オースティンは「家に入らなければ・・・」と思ったが、クーガーはオースティンの行く手を遮るように近づいてきた。オースティンは震え上がった。

その時だった。オースティンと一緒にいた飼い犬のエンジェルがクーガーに向かっていった。エンジェルはクーガーよりも少し小さい。あっという間にクーガーに噛み付かれてしまった。オースティンは家に飛び込んで「エンジェルがクーガーに・・・」と母親に向かって叫んだ。しかし、オースティンはあまりにも動揺していて、何を言っているか分からない。なんどか言い直させてやっと事態が分かるが、母親は自分でもどうしようもない。窓から外を見ても、クーガーもエンジェルも見えず、ただ、エンジェルの鳴き声だけが聞こえた。ともかく義父に電話した。それから義父のすすめでRCMP に電話した。

幸いにも、RCMPの警官が付近にいて数分でやってきた。クーガーは、裏庭のベランダの下でエンジェルの首根っこにかみついていた。警官は、クーガーの背面から拳銃を二発発射したが、クーガーはエンジェルへの攻撃をやめない。2メートルくらいまで近づいて、もう一度拳銃を撃つとクーガーは動かなくなった。クーガーは致命傷を負ってからもエンジェルに噛み付いている。エンジェルはぐったりしたままで、一瞬、死んでしまったのかと思われた。しかし、しばらくすると突然大きく息をして立ち上がった。

エンジェルは近くの動物介護施設で回復に向かっている。頭と首にたくさんの噛み傷があるほか、右目が腫れ上がっている。クーガー事件の前、エンジェルはオースティンにやたらとまつわりついていた。家族はそれを可愛いと思っていたのだが、今考えると、エンジェルは今回の事件を予感してオースティンを守っていたのかも知れない。

先週、雪の中で遊ぶエンジェルを見て、家族は「スノー・エンジェル」と呼んだが、今では「ガーディアン・エンジェル(守護神)」だと母親は感謝する・・・(*^_^*)。

* ボストンバーは、「大陸横断鉄道の列車を停めた日本人」にも登場した地名。フレーザー河が海岸山脈をけずってできた峡谷地帯にある小さな町だ。

ニュースソース> 

 

この話は、ローカルニュースにとどまらず、アメリカの三大ネットワークやイギリスのテレビ局でも報道された。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパーク


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