バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver | ||||
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野鳥の比較 Comparison of Birds | ★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S.A. |
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
ワシタカ類の大きさ比較(順位はMax.での比較) Comparison of Raptors in Size |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
バンクーバー周辺で見られるワシタカ類の大きさ比較をしてみた。順位は Max. (最大)を比べてつけた。
Rank | Bird | Size (cm) | Ramerks | |
Max. | Min. | |||
1 | Bald Eagle ハクトウワシ | 109 | 86 | |
2 | Golden Eagle イヌワシ | 97 | 69 | |
3 | Northern Goshawk オオタカ | 69 | 48 | |
4 | Gyrfalcon シロハヤブサ | 64 | 51 | |
5 | Red-tailed Hawk アカオノスリ | 64 | 48 | |
6 | Osprey ミサゴ | 61 | 53 | |
7 | Rough-legged Hawk ケアシノスリ | 61 | 46 | |
8 | Northern Harrier アメリカチュウヒ | 61 | 41 | |
9 | Cooper's Hawk クーパーハイタカ | 53 | 36 | |
10 | Peregrine Falcon ハヤブサ | 51 | 41 | |
(参考) | Prairie Falcon ソウゲンハヤブサ | 48 | 38 | バンクーバーではかなり珍しい種 |
11 | Sharp-shinned Hawk アシボソハイタカ | 36 | 25 | |
12 | Merlin コチョウゲンボウ | 33 | 28 | |
13 | American Kestrel アメリカチョウゲンボウ | 30 | 23 | |
★赤字=カラス(Northwestern Crow 41cm)のサイズと同じか、それより小さい値。 ★Red figure = the value equal to or smaller than the size (41cm) of the Northwestern Crow |
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
シギ類の識別 Identification of Shorebirds | ★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
シギ類は、種類が多い上に体型がよく似ているのが多くて、識別がとても難しい。そこで、こんな表を作ってみた。少しは識別の助けになればと思っている。
参考サイト: Phillip's Fetching Birds
体長での順位 | 鳥名 | 体長 (cm) | くちばしの形 | くちばしの長さ | 脚の色 | 胸の模様 | 参考サイトなど |
★ 鳥名をクリックすると写真が出る。 | |||||||
<識別が難しいシギ> | |||||||
1 | Pectoral Sandpiper | 20-23 | 少し下に曲がっている | 頭の長さくらい | 黄色 | ||
(参考) | Sharp-tailed Sandpiper | 少し下に曲がっているが、Pectoral ほどではない。 | 頭の長さくらい | 黄緑色 | アジアの鳥だが、まれにバンクーバーに来る。脚の色はPectral に比べて、緑がかっている。 | ||
Pectoral Sandpiper アメリカウズラシギによく似ている Sharp-tailed Sandpiper ウズラシギはアジアの鳥だが、毎年、少数が北米大陸北西部沿岸にやってくる。両者の識別ポイントを調べてみた。 <参考サイト> ID Feature - Pectoral Sandpipers Bill くちばし The Pectoral Sandpiper's bill has a distinctly different shape compared to a Sharp-tailed Sandpiper's, which with practice can provide an excellent indication of Pectoral Sandpiper, even with relatively brief views. The bill of a Pectoral is typically noticeably longer and gives the impression of a drooped tip. Pectorals also have a more extensive pale base to the bill, whereas Sharp-tails have a small pale base. Pectoral Sandpiper のくちばしは Sharp-tailed Sandpiper とは明らかに違う形をしており、練習すれば短時間でも Pectoral Sandpiper を見分けることができるようになります。嘴は長く、先端が垂れ下がっているように見える。また、Pectoral Sandpiper は嘴の基部が青白く広がっているが、Sharp-tailed Sandpiper は基部の青白さが小さい。 Head 頭 Generally, Pectoral Sandpipers have a less contrastingly marked head, as a result of a less distinct pale supercilium (eyebrow), especially behind the eye, and a less obvious cap. Pecs also lack rufous colouration in the cap, which is usually (but not always) evident on Sharp-tailed Sandpipers. 一般に、Pectoral Sandpiper は目の後ろの上嘴(眉毛)があまりはっきりしないため頭部のコントラストが弱く、特に目の後ろの眉毛が薄く、頭部もあまり目立たない。また、Pectoral Sandpiper の頭部には赤みがかった色彩がないが、Sharp-tailed Sandpiper では通常、このような色彩が見られるものの常に見られるわけではない。 Breast 胸 Pectoral Sandpipers have dark, heavily streaked breastplates, sharply demarcated from their white belly and this is often the feature most emphasized for separating the species from Sharp-tailed Sandpiper, which typically has a less prominent breastplate. The Pectoral's breastplate also meets at a point in the centre, although this feature is not always conspicuous. Pectoral Sandpipers are typically described as having cleaner white underparts below the breast cut-off compared to Sharp-taileds; however this is not always reliable. Obvious dark chevron markings on the flanks (retained from breeding plumage), however, are a good indicator of Sharp-tailed Sandpiper. 胸部は暗色で縞模様が多く、白い腹部とはっきりと区別されるため、胸板があまり目立たないシャープテールシギとの区別に最も重視される。また、胸板は中央で合流するが、これは必ずしも顕著ではない。胸から下はシャープテイルズに比べて白っぽく見えるが、これは必ずしも信頼できるものではない。しかし、これは必ずしも信頼できるものではありません。脇腹の明らかな暗色のシェブロンマーク(繁殖羽のまま)は、シャープテイル・シギの良い指標となります。 <参考動画> YouTube: Pectoral & Sharp-tailed Sandpiper |
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2 | Sanderling | 20 | (完璧に)まっすぐ | 頭の長さくらい(だが、Western Sandpiper よりも短く見える) | 黒 | 体全体が白っぽい。ただし、繁殖期には頭から羽にかけて赤茶色と黒のまだらになる。 | |
3 | Dunlin | 19-22 | 曲がっている (上または下に) |
頭よりも長い | 黒 | 赤茶色の上体で黒い筋。成鳥では、腹に黒い大きな斑点で、胸に筋がある | 成鳥では黒い大きな斑点が特徴的 |
4 | Baird's Sandpiper | 18-20 | 少し下に曲がっている | 頭よりも短い | 黒 | ||
5 | Western Sandpiper | 15-18 | まっすぐ(だが、若干下にカーブして見える) | 頭の長さくらい(だが、Sanderling よりも長く見える) | 黒 | 上体は栗色でうろこ状。下の方は白っぽく暗い色の山形模様がついている。 | Pacific
Northwest Birder |
(Kさん情報)Western Sandpiper:夏羽は頭頂部、背中、眼の下が赤茶色になる。 | |||||||
6 | Semipalmated Sandpiper | 15-18 | まっすぐ | 頭よりもかなり短い | 黒 | 上体は灰褐色がうろこ状にあり、下の方は白くて、胸から脇にかけて細かな筋がある | Pacific Northwest Birder |
7 | Least Sandpiper | 15 | まっすぐだが、少し下に曲がっている | 頭よりも短い | 黄緑色 | 黒っぽい斑点があり、腹から下の方にかけては白い | |
体長での順位 | 鳥名 | 体長 (cm) | くちばしの形 | くちばしの長さ | 脚の色 | 胸の模様 | 参考サイトなど |
Greater Yellowlegs | 36 | まっすぐ、または曲がっている(上または下に) | くちばしの長さが違うということになっているが、一緒にいない時には識別が難しい。 | ||||
Lesser Yellowlegs | 25-28 | まっすぐ | |||||
(Kさん情報) Solitary Sandpiper クチバシのベースが暗いピンク色。脚は暗い黄緑色でYellowlegsほど長くない。背中は暗い茶色。 Yellowlegsはクチバシ全部が黒く脚は明るい黄色。 |
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Short-billed Dowitcher | 27-30 | 特に繁殖期に識別が難しい。 Identification of Dowitchers in the Pacific Northwest |
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Long-billed Dowitcher | 28-32 | ||||||
(Kさん情報)Short-billed Dowitcher 脚のつけ根より後ろのお腹が白い。繁殖期は胸とお腹のサイドにたくさんのスポットが見られる。 | |||||||
Black-bellied Plover | Black-bellied は頭が黒くないので識別しやすいが、American と Pacific はかなり似ている。 | ||||||
American Golden-Plover | |||||||
Pacific Golden-Plover | |||||||
Killdeer | 首の黒い筋が二本 | ||||||
Semipalmated Plover | 首の黒い筋が一本 | ||||||
Black Turnstone | |||||||
Ruddy Turnstone | 名前のごとく赤みがかっている。 | ||||||
Surfbird | Black Turnstone に似ているが、顔に白がない。 | ||||||
Wilson's Phalarope | |||||||
Red-necked Phalarope | 首から後頭部にかけて赤茶色。 | ||||||
体長での順位 | 鳥名 | 体長 (cm) | くちばしの形 | くちばしの長さ | 脚の色 | 胸の模様 | 参考サイトなど |
Solitary Sandpiper | 20-23 | まっすぐ | 頭より少し長め | 黄緑、オリーブ色 | Yellowlegs にかなり似ているが、小さい。 | ||
(Kさん情報) Solitary Sandpiper クチバシのベースが暗いピンク色。脚は暗い黄緑色でYellowlegsほど長くない。背中は暗い茶色。 Yellowlegsはクチバシ全部が黒く脚は明るい黄色。また、Solitary は (Lesser) Yellowlegs と違い、翼の裏と尾の部分にハッキリした縞模様がある。 |
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Black Oystercatcher | 体全体が黒く、くちばしが赤い。足はピンク色だが、かなり赤い場合がある。 | ||||||
Spotted Sandpiper | 19 | お腹の斑点が特徴的。ただし、若鳥には斑点がなく、他のシギ類と見分けにくい。 | |||||
Wilson's Snipe | 25-28 | Dowithcer に似ているが、くちばしが極端に長い(頭の2倍くらい) | |||||
Whimbrel | 43-46 | 長いくちばしの先端が下にカーブしている | |||||
Marbled Godwit | 46-48 | 長いくちばしの先端が上にカーブしている | |||||
Red Knot | 25-28 | 顔から腹にかけて赤茶色。体型は上記6種に似ているが、かなり大型。 | |||||
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
Flycatchers 類(ハエトリ、ヒタキ、タイランチョウ)の識別 Identification of Flycatchers |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
バンクーバーで見られる Flycatcher 類(Flycatcher、Wood-pewee、Kingbird、Pheobe)の比較をしてみた。体長が短い方から並べてある。Flycatchers がバンクーバーにやってくるのは4月から9月まで。私の経験から言えば、バンクーバーによく飛来する6種の Flycatchers について最も分かりやすい識別ポイントはアイリングだろう。アイリングに関しては次のように言えると思う。
<小型の Flycatcher 3種>
◯ 普通のアイリングがはっきり見える → Hammond's Flycatcher ハモンドメジロハエトリ
◯ Teardrop shape 涙型のアイリングがはっきり見える → Pacific-slope Flycatcher キノドメジロハエトリ
◯ アイリングがほとんど見えない → Willow Flycatcher メジロハエトリ
<大きめの Flycatcher3種>
◯ アイリングがほとんど見えないが、体(特に腹)が黒っぽい → Western Wood-Pewee ニシモリタイランチョウ
◯ アイリングはなく Western Wood-Pewee に似ているが、腹の両側が黒っぽくて真ん中が白っぽい → Olive-sided Flycatcher ナキヒタキモドキ
◯ アイリングはなく、頭から背中にかけて黒く、腹は白い。他の5種とはかなり違う。 → Eastern Kingbird オオサマタイランチョウ
全体的な比較は以下のとおり。なお、 Flycatchers の比較については、「Empid identification」が写真つきでわかり易く説明していて、とても参考になる。
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<よく見られる種> | |||||||||||
名前 | 全体 | 頭 | 腹部 色 |
くちばし 色とサイズ |
喉 | アイリング | 尾 | メモ | 体長 (p) |
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1 | Hammond's Flycatcher ハモンドメジロハエトリ *酷似する Dusky Flycatcher との違いはこちらを参照 |
明るい灰色 | rounded to peaked crown | (上)Olive-gray (下)Pale gray with pale yellow sides. |
色:(上)黒、灰色 (下)根元だけオレンジ色、先端は灰色 サイズ:小さ目 small bill |
Gray 小さい |
◯ bold messy eye-ring |
先端に少し切込みがある。 Dusky に比べて、尾が短く見える(初列風切羽が長いため) short tail, narrow tail long primary extension |
背中が薄い灰色に見える。アイリングがはっきりしている。プライマリーとセカンダリーの境に large step がある。 |
14 | -very steep forehead -low contrast throat -gray throat, chest- - medium wingbars - no wing panel contrast - dark (mostly) lower mandible |
2 | Pacific-slope Flycatcher キノドメジロハエトリ |
茶色、黄色、時に黄緑っぽい | crested crown | (上)Olive-brown (下)Olive-brown breast and pale yellow belly |
(上)黒、灰色 (下)オレンジ色 サイズ:medium bill Hammond's よりも大きめかも? |
Pale Yellow 中くらいの大きさ |
◯ teardrop-type 涙型 distinct, tear-dropped eye-ring |
Willow に比べて、先端に少し切込みがある。 尾は、ネット情報では long となっているが、実際にはそれほど長く見えない感じがする。 |
涙型のアイリングが最も特徴的。 | 14 | -medium forehead -overall yellow coloration above and below -low contrast throat -medium primary extension - strong wingbars -no wing panel contrast -orange lower mandible |
3 | Willow Flycatcher メジロハエトリ |
オリーブ色 | peaked crown 後頭部の尖りがWestern Wood-pewee ほどではない。 |
(上)Black (下)Pale olive-brown with pale yellow on sides. |
(上)黒、灰色 (下)オレンジ色、ただし黒っぽい場合もある medium to large bill |
ガッチリと大きい | △ あるが、かなり見にくい。 |
先端がほとんど一直線で、Hammond's、Pacific-slope との違いがある。 | 背中が薄茶色に見える。アイリングがほとんど見えない。 | 15 | 枝から枝に飛び回って、同じ枝に戻る習性がない・・・Western Wood-pewee と対照的。 -shallow forehead -medium contrast throat -medium primary extension -short tail, fat tail -dull wingbars -no wing panel contrast -orange lower mandible |
名前 | 全体 | 頭 | 腹部 | くちばし | 喉 | アイリング | 尾 | メモ | 体長 (p) |
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4 | Western Wood-Pewee ニシモリタイランチョウ |
灰色 | 後頭部が、かなり尖っている。 | (上)Olive-gray (下)Dull white with olive-gray on breast, sides and flanks. |
(上)黒、灰色 (下)薄いオレンジ色、ただし黒っぽい場合もある |
Dull White | △ あるが、かなり見にくい。 |
先端がほぼ直線のWillow よりも切込みがあるようにみえる。 | 腹の両脇にある灰色が、それほどは濃くない。くちばしのオレンジ色が大きいのを Paler、小さいのを Darker と呼ぶ。 | 16 | 飛び出した枝に戻ってくる習性がある・・・Willows Flycatcher と対照的。 |
5 | Olive-sided Flycatcher ナキヒタキモドキ |
黒っぽい茶色 | (上)Dark olive-gray (下)White with olive-green sides. |
(上)黒、灰色 (下)薄いオレンジ色、ただし黒っぽい場合もある |
White | X | 腹の両脇にある濃い灰色が目立つ。 | 19 | |||
6 | Eastern Kingbird オオサマタイランチョウ |
白、黒 | X | 20~23 |
<Hammond's と Dusky の違いについては、All About Birds に以下のように書かれている。>
Dusky Flycatcher と Hammond's Flycatcher は酷似していて、色と模様ではおろか、声でさえも識別が難しい。この2種について、熟練したバードウォッチャーは “primary projection” (初列風切羽プロジェクション)を使って識別する。それは、三列風切羽を過ぎて出ている初列風切羽の先端の形態を見る方法だ。Dusky ではむしろ短くて太く見え、Hammond’s ではいかにも長くて狭く、とんがって見える。さらには、Hammond’s では初列風切羽が長いために尾が短く見え、Dusky では逆に初列風切羽が短いために尾が長く見えるようだ。
<やや珍しい種> | ||||||||||
名前 | 全体 | 頭 | 腹部 | くちばし | 喉 | アイリング | 尾 | 体長(p) | メモ | |
7 | Least Flycatcher チビメジロハエトリ |
灰色 | Round head | (上)Olive-gray (下)White with gray breast and pale yellow sides |
(上)黒、灰色 (下)オレンジ色 |
White | ◯ | 先端に切込みがある。 初列風切羽が長いので、尾が長く見える。 |
13 | Least Flycatchers are the smallest Empidonax flycatcher in the East. Like
other flycatchers they tend to perch upright, but they appear a little
more compact than most. The primary feathers on their wings are short, which makes their thin tail
look longer. Their head is round and is not peaked at the back of the head like some other Empidonax. Least Flycatchers are grayish olive above with a dusky breast. Their head is grayish olive as well with a bold white eyering. They have a very faint yellow wash to the belly and 2 white wingbars. |
8 | Dusky Flycatcher ネズミメジロハエトリ *酷似する Hammond's Flycatcher との違いはこちらを参照 |
灰色、 オリーブ色 | Round head | (上)Olive-gray (下)White with pale olive wash |
White | ◯ | Hammond's に比べて、初列風切羽が長いので、尾が長く見える。 先端にほとんど切り込みがない・・・わずかにみえることがある。 |
15 | Dusky and Hammond's Flycatchers are so similar that telling them apart is a true challenge. Color and pattern do not help. Even the voices, usually the most helpful character in distinguishing Empidonax flycatchers, are quite similar. In the field, birders use “primary projection” to distinguish the two species visually: the tips of the primary feathers that stick out past the innermost flight feathers (tertials) are rather short and stubby in Dusky Flycatcher, notably longer, narrower, or pointier in Hammond’s. | |
9 | Say's Phoebe チャイロツキヒメハエトリ |
灰色 | (上)Gray-brown (下)Pale gray with pale red-brown belly and sides |
Pale Gray | X | 18-20 | ||||
10 | Ash-throated Flycatcher ハイノドヒタキモドキ |
茶色、灰色 | (上)Gray-brown (下)Pale Gray |
Pale Gray | X | 19-20 | ||||
11 | Western Kingbird ニシタイランチョウ |
茶色、灰色、 黄色 |
(上)Gray (下)Bright yellow with pale gray breast |
Pale Gray | X | 22 | ||||
12 | Tropical Kingbird オリーブタイランチョウ |
茶色、黄色、オリーブ色 | (上)Olive-gray (下)Yellow with olive breast |
White with Gray wash | X | 18-24 |
<かなり珍しい種> | ||||||||||
名前 | 全体 | 頭 | 腹部 | くちばし | 喉 | アイリング | 尾 | 体長(p) | メモ | |
13 | Alder Flycatcher キタメジロハエトリ |
Usually round head | 先端がほぼ直線的で、ほとんど切り込みがない。 初列風切羽が長くて、尾が短く見える。 |
13-15 | Vancouver Master Checklist では、夏の間に点線となっている。 1973年まで、Willow Flycatcher と同種とされていた。 The Alder Flycatcher breeds farther north than any other member of the tyrant flycatcher family (Tyrannidae). It nests as far north as the Kenai Peninsula in Alaska. |
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14 | Black Pheobe クロツキヒメハエトリ |
バンクーバーでは超珍しくて、2019年8月に私は初観察。アメリカでも分布域は狭くて、オレゴン州南端からカリフォルニアにかけての海沿い、アリゾナ、ニューメキシコ両州の南部あたりまでで、さらにメキシコからパナマ地峡にかけて分布する。 | ||||||||
15 | Eastern Pheobe ツキヒメハエトリ |
Vancouver Master Checklistt では、5月〜6月に点線となっている。 | ||||||||
16 | Scissor-tailed Flycatcher エンビタイランチョウ |
Vancouver Master Checklist では、5月〜6月に○が3つある。 |
<Vancouver 周辺では観察記録がない種> | |||||||||||
名前 | 全体 | 頭 | 腹部 | くちばし | 喉 | アイリング | 尾 | 印象 | 体長(p) | メモ | |
17 | Yellow-bellied Flycatcher キバラメジロハエトリ |
黄色、オリーブ色 | big head that sometimes shows a peak at the rear | (上)Yellowish (下)Yellowish |
(上)黒、灰色 (下)オレンジ色 |
White with Gray wash | ◯ かなりはっきりしている |
2019.09.06 Central Park, Burnaby, BC, Canada でこれに似た鳥を見た。まさかとは思うが・・・(^^;)。 | 14 | ||
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
カモメの識別 Identification of Gulls |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
バンクーバーで見られるカモメを比較してみた。体部の色は繁殖期の成鳥のもので、冬季や若鳥の場合は異なる場合が多い。たとえば、Franlkin's Gull のくちばしの色は、繁殖期の成鳥では赤だが、それ以外では黒っぽい。
*鳥名欄の地色の緑が濃いほどバンクーバーでよく見られる種とした。
*サイズ順で小さい方から並べた。
*それぞれの特徴を赤字にした。
鳥名 | 頭 | 足 | くちばし (色) |
くちばし (斑点) |
くちばし (太さ) |
目 | 翼 | 全体的特徴 | サイズ (p) |
メモ | |
1 | Bonaparte's Gull ボナパルトカモメ |
黒 | ピンク | 黒 | なし | 尖っている | 黒、白いアイリング | 先端上部が黒 | 成鳥は顔の前半分が黒色。背中が灰色。 | 28〜38 | バンクーバー周辺では、海上にいることが多い。 |
2 | Short-billed Gull (和名は、2021.09 現在、まだ決まってないかも) |
白 | 黄色 | 黄色 | なし | 黒、赤い縁 Yellow-brown to green-yellow iris |
先端が黒 | Ring-billed Gull に似ているが、くちばしに斑点がなく、目に黄色がない。 | 41〜46 | 2021年に Mew Gull が2種に分けられて、北米西海岸の種が Short-billed Gull、ユーラシア大陸の種が Common Gull となった(日本のカモメはこれ)。 | |
3 | Ring-billed Gull オビハシカモメ (2014年まではクビワカモメと呼ばれていた。) |
白 | 黄色 | 黄色 | (上下)黒 | 太い | 黄色っぽくて、虹彩は黒 Pale straw yellow |
先端が黒 | 体は Short-billed Gull に似ているが、黄色い目とくちばしの斑点が特徴的。 | 46〜48 | Central Park では、これとGlaucous-winged Gull がよく見られる。 |
鳥名 | 頭 | 足 | くちばし (色) |
くちばし (斑点) |
くちばし (太さ) |
目 | 翼 | 全体的特徴 | サイズ (p) |
メモ | |
4 | California Gull カリフォルニアカモメ |
白 | 黄色 | 黄色 | (下)赤と黒 | Dark brown、赤い縁 | 先端が黒で白い斑点。 | Short-billed Gull と似ているが、くちばしの赤と黒の斑点が特徴的。 | 53〜56 | ||
5 | Herring Gull セグロカモメ |
白 | 極端に薄いピンク | 黄色 | (下)赤 | 太い | 薄い黄色、虹彩は黒 | 先端が全体的に黒で白い点がある。 | 56〜66 | 海沿いにいることが多いようだ。 | |
6 | Thayer's Gull カナダカモメ (Iceland Gull の亜種) |
白 | 赤 | 黄色 | (下)赤 | 小さい | 黄色っぽくて、虹彩は黒、赤い縁 | 先端は黒で白い点が並ぶ。 | 足の濃い赤とくちばしの赤い斑点が特徴的。 | 58〜64 | 以前は別種だった Thayer's は、今では Iceland Gull の亜種となっている。Central Park にも来るようだ。 |
7 | Glaucous-winged Gull ワシカモメ (参考:whatbird.com) |
白 | 薄いピンク | 黄色 | (下)赤 | 太い | 黄色っぽくて、虹彩は黒、赤い縁 |
先端までほとんど背中と同じ淡い青緑色。 | 背中の羽の色が淡い青緑色。 (MKさん情報:頭が平ぺったい) |
61〜69 | Central Park では、これとRing-billed Gull がよく見られる。 |
鳥名 | 頭 | 足 | くちばし (色) |
くちばし (斑点) |
くちばし (太さ) |
目 | 翼 | 全体的特徴 | サイズ (p) |
メモ | |
8 | Franklin's Gull アメリカズグロカモメ |
黒 | 赤 | 赤 | (上下)先端がわずかに黒っぽい | 黒、白いアイリング | 先端が黒と白の斑 | Bonaparte's に比べて、背中が黒っぽい。 | 32〜36 | ||
9 | Heermann's Gull オグロカモメ |
白 | 黒 | 赤 | (上下)黒 | 焦げ茶、赤い縁 | 先端が黒。 | くちばしの赤が特徴的。背中から鬼かけて黒っぽい灰色。 | 46〜53 | ||
鳥名 | 頭 | 足 | くちばし (色) |
くちばし (斑点) |
くちばし (太さ) |
目 | 翼 | 全体的特徴 | サイズ (p) |
メモ | |
10 | Sabine's Gull クビワカモメ |
黒 | 灰色 | 黒で先端だけ黄緑なのが特徴的。 | 斑点はないが、黒と黄緑が特徴的 | 黒で、赤黒い縁 | 先端が黒で白い点。 | 頭が黒っぽ灰色で、しかも、縁に黒っぽい線がある。 | 33〜36 | ||
11 | Black-legged Kittiwake ミツユビカモメ |
白 | 黒 | 黄色 | なし | 黒 | 先端が黒。 | くちばしがほとんど無印なのが特徴的。 | 41〜43 | ||
12 | Western Gull アメリカオオセグロカモメ |
白 | ピンク | 黄色 | (下)赤 | 大きい | 黄色っぽくて、虹彩は黒、赤い縁 Brown to gray brown and sometimes yellow-brown |
先端は黒で白い点が並ぶ。 | 羽がかなり黒っぽい。 | 61〜69 | |
13 | Glaucous Gull シロカモメ (参考:whatbird.com) |
白 | ピンク | 黄色 | (下)赤 | 黄色っぽくて、虹彩は黒 | 先端は白。 | 羽の色が glaucous(淡い青緑色)。 | 66〜76 | 一度、Glaucous-winged Gull の群れの中に見つけたが、体がかなり白っぽくてすぐに別種だと分かった。 | |
頭 | 足 | くちばし (色) |
くちばし (斑点) |
くちばし (太さ) |
目 | 翼 | 全体的特徴 | サイズ (p) |
メモ |
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
Canada Geese カナダガン7亜種の識別 Identification of Canada Geese's 7 subspecies |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
Canada Geese カナダガン(Branta canadensis)の7つの亜種*を比較してみた(参考サイト:Canada Goose - Subspecies Atlas of Breeding Birds of British Columbia)。
亜種名 (学名) |
特徴 | バンクーバーでの観察可能性 参考分布地図 |
Vancouver Canada Goose (B. c. fulva) オオクロカナダガン |
色が濃い亜種の中では最大種。胸の色が濃い。重さ6〜13ポンド。 sometimes merged with occidentalis (Palmer 1976) but disjunct range, moderate differences in morphology, and differences in mtDNA. Slightly larger than occidentalis, and darker on average, but otherwise similar in appearance. |
◯ ブリティッシュコロンビア州南部の海沿いからアラスカ南部アンカレッジ付近にかけて分布する。大半が渡りをせず、通年、ブリティッシュコロンビア州周辺に棲む。 |
Moffitt’s or Great Basin Canada Goose (B. c. moffitti) オオカナダガン |
大きな種で、重さ5〜12ポンド。額付近に白色マークがある場合がある。 Large goose, weighing about 8 - 12 pounds. Bright breast (silvery-breasted) with a distinct break between neck and breast. |
△ アラスカ内陸部で繁殖しオレゴン州あたりで越冬するので、迷鳥がやってくるかもしれない。"West of the Rockies"とするサイトもある。 |
Dusky Canada Goose (B. c. occidentalis) クロカナダガン |
The dusky has breast feathers that are the color of cocoa rather than battleship
gray. a medium large goose, dark overall, underparts chestnut to dark chocolate brown (except white vent), feather borders on dorsum rather narrow, reddish brown; upper breast dark, merging with neck. |
△ アラスカ南部で繁殖しワシントン州&オレゴン州沿岸部で越冬するので、迷鳥がやってくるかもしれない。 |
Lesser Canada Goose (B. c. parvipes ) チュウカナダガン |
reportedly intergrades with taverneri in w AK, with hutchinsii throughout tundra, with maxima and moffitti to south. Merged with taverneri by Palmer 1976; but mtDNA shows little or no interbreeding. Medium-size, similar in color to moffitti, with pale to dusky breast. | x ブリティッシュコロンビア州北部を含むカナダ北西部の内陸部からアラスカにかけて繁殖し、テキサス州からメキシコに掛けてで越冬する。バンクーバーに飛来する可能性は低そうだ。 |
Giant Canada Goose (B. c. maxima ) オニカナダガン |
This is the largest of the subspecies. The Giant Canada was believed to
be extinct but was rediscovered in the 1960's. Ganders can reach to the
size of 23 pounds or more and both sexes may also have a full or partial
white band above the bill and eyes. There is a small backward projecting
hook on the white cheek patch. nearly extirpated in early 1900s, but now reintroduced and common. Very similar to moffitti and merged by Palmer 1976. Often very difficult to distinguish from moffitti. Very large, appearing rather pale overall, especially on underparts, white on cheeks tends to extend somewhat farther up sides of head than on canadensis. |
x アメリカ東部に分布するので、可能性はかなり低い。「ミシシッピ川の東にある全ての州に分布」とするサイトもある。 Originally coastal west Alaska - feral populations now widespread in North America |
Hudson Bay Canada Goose (B. c. interior ) ナイチカナダガン |
Similar in size to canadensis, mantle somewhat browner and darker, with dark continuing uninterrupted to black of neck, feather edges on dorsum average darker, contrasting less with black of neck, breast light to medium grayish towards slaty gray. | x 北米大陸東部の内陸部に分布するので、可能性はかなり低い。 |
Atlantic Canada Goose (B. c. canadensis) カナダガン |
large, light colored, with white at base of neck relatively clear and extending to back and forming a sharp line with black neck The Atlantic weighs six to eleven pounds and is light colored. |
x 北米大陸東部に分布するので、可能性はかなり低い。 Eastern Canada, also the primary form that has been introduced in Europe. |
参考サイト:
カナダガン7種とシジュウカラガン4種
カナダガン(ウィキペディア)
Canada Goose - Subspecies
Canada goose(Wikepedia)
Sibley Guide: Distinguishing Cackling and Canada Goose
Identification and range of subspecies within the (Greater) Canada and (Lesser Canada) Cackling Goose Complex (Branta canadensis & B. hutchinsii).
バンクーバーのぶつくさ男 The Mumbling Man in Vancouver |
Cackling Geese シジュウカラガン4亜種の識別 Identification of Cackling Geese's 4 subspecies |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
Cackling Geese シジュウカラガン(Branta hutchinsii)の4つの亜種*を比較してみた。Cackling Geese のサイズは58〜84センチとなっているが、亜種ごとにはデータが見つからない。
バンクーバーで見られる亜種は、(Small) Cackling と Taverner's の2種と思われる。バンクーバーで Cackling Geese が見られるのは通年ということになっているが、最もよく見られるのは4月〜5月中旬、8月中旬〜11月初めの渡りの季節で、夏季が最も可能性が低い。
亜種名 (学名) |
サイズ | 首の長さ | 胸の色 | 首の白リング | バンクーバーでの 観察可能性 |
分布域(地図) |
(Small) Cackling ** (B. h. minima) ヒメシジュウカラガン |
最も小さくて、Mallard マガモと同じくらい。 | とても短くて、カモより少し長いくらい。 | 他の3種に比べて、茶色が濃い。 | ***まれに白リングが見られるが、完全なリングでないことが多い。 | ◯ 私自身、なんどか観察した。 | strictly a Pacific population, with few if any acceptable records east of the Rockies |
Aleutian (B. h. leucopareia) シジュウカラガン |
2番めに小さい。 | Cackling よりも長い。 | Cacklingほどは茶色が濃くない。 | はっきりした白リングがある。 | X | a rare goose with a very limited range and few records east of the Sierra-Cascade mountains, California. |
Richardson's(注) (B. h. hutchinsii) コカナダガン |
2番めに大きい。 | 体のわりには短い。 | Cacklingほどは茶色が濃くない。 | たぶん白リングのある個体はいない。 | X | nests in Arctic Canada and winters mainly in Texas and Mexico. |
Taverner's (B. h. taverneri) チュウショウカナダガン |
一番大きくて、Lesser Canada Goose と同じくらい。 | Lesser Canada Goose と同じくらい長い。 | Cacklingほどは茶色が濃くない。 | ***まれに白リングが見られるが、完全なリングでないことが多い。 | ◯ どう見ても Canada Goose より小さいのがいるから、それらがそうかもしれない。 | nests in Alaska and apparently winters mainly in Washington and Oregon, and must be rare east of the Rockies. |
* 「5つの亜種」と説明するウェブサイトもあるが、5つ目の Bering cackling goose (B. h. asiatica) コシジュウカラガンは絶滅した可能性がある(参考サイトを参照)
** Small Cackling Goose は Cackling Cackling Goose とも呼ばれるようだが、どちらが正式なのかは明確でない。
*** Both B. h. minima and B. h. taverneri sometimes have white neck rings, but these are usually narrow or indistinct. (Wikipedia: Aleutian cackling goose)
参考サイト:
カナダガン7種とシジュウカラガン4種
シジュウカラガン(ウィキペディア)
Cackling goose(Wikepedia)
Sibley Guide: Distinguishing Cackling and Canada Goose
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Northern Flicker: Red-shafted と Yellow-shafted の識別 Identification of Red-shafted and Yellow-shafted |
★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
Northern Flicker ハシボソキツツキには、Red-shafted(赤い羽軸)と Yellow-shafted(黄色い羽軸)の2つの亜種がいる。ロッキー山脈を境にして、西部には Red-shafted、東部には Yellow-shafted が多く、その中間には両者のハイブリッド(雑種、羽軸がオレンジ色)が分布する。バンクーバーで見られるのは Red-shafted がほとんどだが、まれに Yellow-shafted も飛来する。両者は昔は別種とされていたようだが今では同種として扱われている。2亜種の識別はちょっとややこしいが、ネット情報を元に識別ポイントをまとめてみた。
Red-shafted | Yellow-shafted | |
顔 | 灰色 | 茶色 |
頬ヒゲ(くちばしの後) | (オス)赤 (メス)なし | (オス)黒 (メス)なし |
うなじ(頭の後) | 灰色でパターンなし | 灰色に赤い三日月 |
羽軸(shaft) | オレンジ色 | 黄色 |
ただし、私自身が撮影した Northern Flicker で、頬骨が赤くて、頭の後ろに赤い三日月のある個体があった。また、幼鳥と思われる個体には上記の特徴がほとんど現れていないものもあるので、実際にはもう少し複雑なのかもしれない。
参考サイト:
Northern Flicker ? Red-shafted, Yellow-shafted, Intergrades ? Which Do You Have?
Northern Flicker
Red-shafted と Yellow-shafted の分布域を示す地図 赤線と青線に挟まれたでは両亜種が共生する。
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Swallow ツバメの識別 Identification of Swallows |
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鳥名 | 特徴(成鳥のオス) | 頭〜顔 | 背中 | 腹 | くちばし | 目 | 翼 | サイズ (p) |
季節 (月) |
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1 | Purple Martin | 体全体が青っぽくて、腹はさらに黒っぽく、白い部分がないのが特徴的。メスは腹が白い。 | 暗い青 | 暗い青 | 暗い青 | 黒で先端が下に曲がっている | 黒 | 暗い青で先端が灰色から黒っぽい | 18〜22 | 5-8 やや珍しい |
2 | Tree Swallow | 背中は青くて尾に近くなると黒っぽく、腹は白い。 | 明るい青 | 明るい青 | 白 | 黒 | 黒 | 明るい青で先端が灰色から黒っぽい | 12〜14 | 3-8 |
3 | Violet-green Swallow | 背中上部から頭にかけて青緑っぽいのが特徴的。顔から腹にかけては白。 | 薄い青緑 | 濃い青緑 | 白 | 黒で小さい | 黒 | 灰色で背中部分だけ青緑 | 13〜14 | 3-9 |
4 | Northern Rough-winged Swallow | Bank Swallow とよく似ているが、背中は薄い茶色で、腹は白。Bank Swallow と異なり、胸上部に帯がなく白っぽい。尾は角型。 | 薄い茶色 | やや濃い目の薄い茶色 | 白 | 黒 | 黒 | 薄い茶色 | 12〜15 | 4-9 |
5 | Bank Swallow | Northern Rough-winged Swallow とよく似ているが、首から胸上部にかけて薄い帯があるのが特徴的。また、尾の先端が燕尾型をしている。背中は黒っぽい茶色で、腹は白。 | 黒っぽい茶色 | 黒っぽい茶色 | 白 | 黒 | 黒 | 薄い茶色 | 12〜14 | 8-9 (5-9) かなり珍しい |
6 | Cliff Swallow | 前頭部が白いのが特徴的。顔が茶色で頭が紺色。背中は青茶色で、腹は白っぽい。 | 青黒いが前頭部と後頭部に白がある。 | 紺色から下の方では薄い茶色。 | 白 | 黒 | 黒 | 薄い灰茶色 | 13〜14 | 4-9 |
7 | Barn Swallow | 顔の目から後ろが紺色で、前頭部が茶色なのが特徴的。頭から背中にかけて青っぽいが、前頭部と顔が茶色い。 | 顔の目から後ろが紺色で、前頭部が茶色 | 薄い青黒 | 薄茶色なのが特徴的。腹が白い亜種は欧州に分布。 | 黒 | 黒 | 薄い青灰色 | 15~20 |
4-10 |
鳥名 | 特徴(成鳥のオス) | 頭〜顔 | 背中 | 腹 | くちばし | 目 | 翼 | サイズ (p) |
季節 (月) |
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Crow と Raven の比較 | ★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
Vancouver 周辺には American Crow アメリカガラスと Common Raven ワタリガラスがいる。Youtube で Crow と Raven を比較する動画を探したら、American Crow アメリカガラスと Common Raven を比較する動画があったので、下にリンクした。なお、2020年6月30日までは、Vancouver を含む BC州沿岸部の Crow は Northwestern Crow ヒメコバシガラスと呼ばれて、American Crow とは別種だった。北米大陸の殆どの地域で見られる American Crow は、Northwestern Crow に比較して若干体が大きめで鳴き声が甲高いほかは、とても良く似ていた。
Size, Body, Beak, Wingspan, Length and Shape of the tail
When the bird is Landing, Sitting and Flying.
Sounds and calls
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House Finch と Purple Finch の比較 | ★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
House Finch と Purple Finch を比較するサイトから情報を集めた。
出典: House Finch or Purple Finch? | ||
Body Shape | House finches are typically more slender than purple finches, which often look stocky with a larger head and thicker neck in proportion to their body size. Body shape can be distorted by a bird's posture and movement, however, so it is important to observe birds in a casual, relaxed perch pose to accurately determine shape. Overall, purple finches are slightly larger than house finches, but if the birds are seen at different distances, size can also be hard to judge. | |
Plumage Color | The males of both these finches are red and brown, but there are many different shades of red. House finches are a classic red or red-orange like a ripe strawberry, while purple finches are more of a dark pink or rosy hue similar to a raspberry or red wine. Purple finches also have much more extensive red extending on the crown, nape, back, chest, cheeks, and flanks. The red on house finches is more confined to the forehead, brow, and upper chest. House finches can also show orange or yellow color variants, while similar variants are very rare in purple finches. | |
Markings | The sharpness of the markings is key for distinguishing these female finches. Female house finches have blurry streaks on their underparts and a relatively plain face. Female purple finches, meanwhile, have sharply defined streaks and a well-marked face with a distinct whitish eyebrow and fine streaks on the crown. For both genders, house finches have streaked undertail coverts while purple finches are plain white underneath their tails. | |
Wings | When perched, house finches show two thin white wing bars, while the thin wing bars on purple finches have a rosy or red wash. The primary feather projection, or how far the primary feathers reach past the end of the secondary feathers of folded wings, on house finches is shorter than on purple finches. | |
Tail | House finches have a longer tail than purple finches, but only show a faint notch that is not always visible. Purple finches have shorter tails with a much more distinct notch. Tail notches can be seen on perched birds but are not always easy to compare. | |
Bill | Both of these seed-eating birds have similar bills, but the house finch's bill is slightly smaller and has a more distinct curve on the upper mandible, giving it a more bulbous shape. The purple finch's bill is larger with less of a curve, giving it a more classical triangular shape. | |
Sounds | Both house finches and purple finches have similar songs, but their call notes are markedly different and can be useful for identification. The house finch has a louder, longer "chirp" call with a rising pitch, while the purple finch's call is a soft "pik" sound. | |
Range | While these finches' ranges do overlap, knowing the ranges for each species can help with identification. House finches are found in the continental United States and along the Canadian border year-round, and they do not typically migrate. Purple finches prefer a more northern range from Canada's boreal forests in the summer to the continental United States in the winter, but they are absent from the western plains and Rocky Mountain regions. Year-round purple finch populations can be found along the Pacific coast, in the northeastern United States, and in the Great Lakes region. These areas are where the most confusion between these species is likely to occur. |
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Sharp-shinned Hawk と Cooper's Hawk の比較 | ★バンクーバーとカナダの野鳥 Birds of Vancouver & Canada ★日本の野鳥 Birds of Japan ★アメリカの野鳥 Birds of U.S. |
こちらの英文サイト Sharp-shinned Hawk and Cooper’s Hawk の情報を和訳してみた。識別ポイントは、私がよく使う順に並べた。
なお、英文サイトでは、Field Mark の Size(サイズ)、Tail Tip Shape(尾の先端)などをクリックすると、図や写真が出てきて、とてもわかりやすい。
識別ポイント | Sharp-shinned Hawk | Cooper's Hawk | 私のメモ | |
1 | 尾の先端 | 四角く、角が目立つ。尾羽の外側は通常最も長い(またはほぼ同じ)。注:急上昇する鳥の尾の先端は丸みを帯びているように見える。 | 尾は通常、先端が丸みを帯びている。中間の尾羽は通常、最も長い。注:鳥が止まっているとき、短い羽は長い羽の内側に入り込んでいて、正面からしか見えないことが多い。 | 一番わかりやすい識別ポイント。Sharp-shinned の尾の先端はほぼ直線に見えることが多いが、Cooper's では常に丸みを帯びている。 |
2 | 体型 | 幅広い胸と細い腰。重心が高いことが多い。 | 太く、筒状の体型で、重心が低い。 | 二番目にわかりやすい識別ポイント。Sharp-shinned は鳩胸のような体型をしている。 |
3 | 頭の大きさ | 頭は体に比べて小さく見える。 | 体に対して頭部が大きく見える。後頭部の羽が盛り上がっていることが多く、giving the bird a crested look 紋付き袴のように見える。 | Sharp-shinned は首がないようにみえることがある。まるで、肩に頭が付いているような感じ。 |
4 | 脚 | Cooper’s の脚と比較すると、細く、鉛筆のような脚で、長く見えることがある。 | Sharp-shinned と比較すると、太く、短く見える。 | Sharp-shinned は「細い脛(すね)」という意味だが、まさにその通りで、足が細く長く見える。 |
5 | サイズ | カケスやハトに近い大きさ(平均体長25.5〜35.5 cm)。メスの方が大きく、オスの Cooper’s と同じ大きさになることもある。 | カラスに近いサイズ(平均35.5〜51 cm)。オスは小さく、メスの Sharp-shinned と同じくらい小さくなることがある。 | 一緒にいればわかりやすいが、片方だけ見たのではサイズの違いは分かりにくい。 |
6 | 目 | 頭部と後頭部の中間付近に目があるように見える。 | 目は頭の前面に寄っているように見える。 | 写真の角度がよければ目の位置がよく分かるが、なかなかそうはいかない。 |
7 | 尾翼の色 | 尾翼の先端は細く白い。 | 尾の先端は通常、透明な白色だが、時間の経過とともに白色が薄れることがある。 | |
8 | 成鳥の頭: “HOODED” または “CAPPED” |
頭頂部と首の後ろの羽が黒っぽく、「フード付き」のような印象を与える。 注:このフィールドマークは成鳥の羽毛にのみ適用。 |
冠羽は首の後ろの羽より濃く、giving the bird a “capped” appearance「冠羽」のように見える。 注:このフィールドマークは成鳥の羽毛にのみ適用。 |
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9 | 幼鳥の縞模様 | 胸と腹に重く、太い、赤みがかった縞模様がある。注:このフィールドマークは幼鳥の羽毛にのみ適用される。 | 胸の上部を中心に薄く暗い縞があり、下腹部はほとんど白い。注:このフィールドマークは幼鳥にのみ適用される。 | |
10 | 飛行中の体型 | 丸みを帯びた短い翼は手首を前に出し、小さな頭部は翼を越えてほとんど外に出ていない。 | 飛翔時には、大きな角ばった頭部が翼から大きくはみ出し、十字架のような姿になる。 | |
11 | 飛び方 | 通常、数回の素早いウィングビートとそれに続く短いグライドで飛行する。翼の動きは不規則で、Cooper’s のものより数えにくい。 | しばしば、ゆっくりとした翅の動きと短いグライドを繰り返す。頭上を飛ぶとき、ゆっくりとした規則的な翼の動きを簡単に数えることができる。 | |