戻る ガスタウン

バンクーバー発祥の地。1867年、イギリスからやってきたギャシー・ジャックという男が旅館兼酒場を造った。すると、その2年前に近くの海岸にできていた製材所の労働者たちがやってきて、酒場がにぎわった。それがきっかけで次第に町が形成され、今日の"200万都市"バンクーバーに発展した。なお、「ガスタウン」(番地:Water Street, Vancouver)の名称は、「ギャシー Gassy(*)」が短くなって Gas (Town) となったもの。

ギャシー・ジャックが酒場を造る前、現在のバンクーバーはどこもかしこも針葉樹の大木が生い茂る大森林が続き、原住民の集落がぽつんぽつんとあるにすぎなかった。今、ガスタウンは町全体が文化財指定され、建物の通りに面した外壁は壊してはならないことになっている。

(*) gassy は「おしゃべりの、ほら吹きの」などを意味する、彼のあだ名。

左側のアズキ色の建物のところがギャシー・ジャックの酒場があった場所で、現在、建物の前には彼の像が立っている。

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