バンクーバーからブツクサ〜 英語で大失敗 セントラルパーク バンクーバー 野鳥 & 野生動物 小栗上野介 
カナダ基礎知識 タッド・フジカワ(驚異の少年ゴルファー) コンピュータのすすめ インターネットラジオ音楽局 
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よく登場する地名 バンクーバー市バーナビー市リッチモンド市ブリティッシュコロンビア州セントラルパーク は、太字にして各項目の最下部に地図リンクをつけた。
用語解説: ジョグウォク=ジョギングとウォーキング(散歩)・・・自前の合成語(・_・; BC州=ブリティッシュコロンビア州
            カテゴリー別            
バンクーバー&BC州・ニュース
ボクシングデイの買い物 (2009.12.26)
新しいシーバス (2009.12.23)
床屋のオヤジ(続き) (2009.12.22)

「ハイダ・グアイ(諸島?)」の誕生 (2009.12.12)
路面電車の復活 (2009.12.08)
間一髪、暗殺を逃れる (2009.11.28)
震度6.5 (2009.11.18)
ヒーローは9歳の女の子 (2009.11.16)

ジョージ・バンクーバーが泣くよ(^_^; (2009.11.07)
日系人がアルゼンチンで`・・・ (2009.11.06)
バンクーバー古文書サイト (2009.11.04)
分かりにくい乗り物料金 (2009.10.26)
バンクーバーは世界一グリーンに? (2009.10.26)

海上に怪しい船、スリランカ難民?  (2009.10.20)
バンクーバーでもコケコッコー?  (2009.10.18)
受賞ラッシュのBC州  (2009.10.12)
戻った財布 (2009.10.05)
グラウス山で風力発電 (2009.10.04)

進む"自転車革命" (2009.09.27)
ディア・レイクにこんな自然が・・・ (2009.09.26)
バンクーバー島の湖に巨大生物? (2009.09.20)
今度は道路の有料化・・・(・_・;? (2009.09.20)
ナイト・ブリッジまで有料化・・・(・_・;? (2009.09.16)

ディズニー・クルーズがやってくる (2009.09.12)
日本人を巻き込んだ交通事故 (2009.08.29)
クマさんのお散歩 (2009.08.27)
運転中の携帯使用禁止 (2009.08.26)
病的な発想 (2009.08.23)

カナダ・ライン開通 (2009.08.17)
鹿はダメよ! (2009.08.11)
山火事700ケ所 (2009.08.03)
フクロウが三羽・・・ (2009.08.02)
気温の新記録達成! (2009.07.29)

セントラルパークにテント (2009.07.27)
アボッツフォードの不名誉な記録 (2009.07.22)
「宝くじ詐欺」の犯人逮捕 (2009.07.19)
オカナガン盆地の山火事 (2009.07.18)
バラードブリッジに自転車専用車線 (2009.07.14)

ガスタウンが「カナダ歴史地区」に (2009.07.14)
バンクーバーの古い映像 (2009.07.04)
子供がコヨーテに襲われた (2009.07.01)
子供同乗車で禁煙 (2009.06.23)
カリフォルニアから無事帰着 (2009.06.21)

"生き残る"ホローツリー (2009.06.11)
またしても「世界一住みやすい都市」 (2009.06.09)
久しぶりのアメリカ (2009.06.09)
ベルーガの赤ちゃん誕生 (2009.06.07)
元KGBスタッフの"駆け込み" (2009.06.02)

バンクーバーで歩行者天国 (2009.05.31)
キャンビー通りの商店主が勝訴 (2009.05.27)
完成近いゴールデンイヤーズ橋 (2009.05.26)
新しい海「セイリッシュ・シー」 (2009.05.19)
州議会議員選挙の結果 (2009.05.14)

州議会総選挙に日系人候補者 (2009.05.12)
ハクトウワシの虐殺 (2009.05.03)
父娘の再会に"カナダ方式"の壁 (2009.04.27)

みんなで捕まりゃ恐くない (2009.04.24)

カナックス勝ち進む (2009.04.22)
お犬様"ピットブル" (2009.04.15)
スカイトレインに改札口設置 (2009.04.09)
子グマの新施設 (2009.04.08)
ニワトリを飼ってもよい! (2009.04.08)


"Surrey Six"事件 (2009.04.05)
新コンベンション・センター完成 (2009.04.03)

雪?まさか・・・(・_・; (2009.04.01)
ライブカメラでハクトウワシ! (2009.03.31)

カナダ・ライン完成間近 (2009.03.31)

異常気象の春 (2009.03.30)
Googleストリートビューがやってくる (2009.03.29)
ホワイトロック市長がアライグマに・・・ (2009.03.27)
重警備刑務所の行方 (2009.03.27)
強制収容日系人に粋な計らい (2009.03.25)

カナダ・ライン工事の訴訟 (2009.03.24)
またしても警察の問題行為 (2009.03.23)
ユズの芽が出た (2009.03.22)
熊を殺さないで・・・ (2009.03.17)

意気盛んな「北のハリウッド」 (2009.03.11)


サマータイムなのに雪・・・(^_^;)? (2009.03.09)
どうなってんの、警察は? (2009.03.08)
桜まつり (2009.03.04)
バンクーバー周辺の警察組織 (2009.02.19)
"空港殺人"の裁判 (2009.02.06)

花火大会がなくなりそう (2009.02.05)
頻発する銃撃事件 (2009.02.04)
トロントよりも降った (2009.01.05)
ついに洪水発生 (2009.01.08)
とんでもない警察官 (2009.01.22)

日本のニュース
小学校からの英語教育 (2009.12.04)
郵便番号でグーグルマップ (2009.11.12)
路面電車がやってくる  (2009.10.11)
朝青龍のガッツポーズ (2009.09.30)
某芸能人夫妻のニュース (2009.09.16)

"カナダ的"総選挙・・・(・_・;? (2009.08.24)
日本の「渡り蝶」 (2009.08.18)
Auf Wiederseh'n Sweetheart (2009.08.01)
ふつうの生活に戻ろう・・・(>_<) (2009.05.21)
アカウミガメの日本への長旅 (2009.05.14)

騒ぎすぎ・・・(・_・;? (2009.05.09)  
水際作戦 (2009.04.30)
消え行く「電話リクエスト」 (2009.04.13)
ロスで東善寺住職が講演 (2009.03.18)
「おくりびと」にアカデミー賞 (2009.02.22)

定額給付金あげません! (2009.02.13)
またしてもスーパーシニア (2009.01.11)
ピロリ菌の全員除菌 (2009.01.23)
おいしいユズ・ジュース (2009.01.26)
映画「おくりびと」 (2009.02.02)


(^_^;マーク・ニュース
秋の木立・・・(^_^;)? (2009.10.17)
マネキンはダメよ・・・(^_^; (2009.06.11)
リモコンの紅茶漬け (2009.06.01)
ブツクサ式ウォッシュレット (2009.02.08)

タッド・フジカワ&ゴルフ・ニュース
成長したタッド・フジカワ (2009.03.13)
"返ってきた"タッド・フジカワ (2009.01.17)

カナダ&アメリカ・ニュース
沈みゆく極北の村 (2009.12.13)
エドモントンで新記録! (2009.12.13)
「911」はブッシュ政権の陰謀? (2009.11.29)

極北地方でG7国際会議 (2009.11.18)
カナダ人も相当そそっかしい(^_^; (2009.11.16)
50ミリオンドルの宝くじ (2009.11.11)
タバコ自販機は違法・・・? (2009.11.08)
「フォートバンクーバー市」に改名? (2009.11.02)

新型インフルのワクチン接種 (2009.10.31)
握手の代わりにお辞儀?  (2009.10.25)
マイケル・ムーアの映画"Sicko" (2009.10.06)
ヘリコプターで買い物・・・(^_^;)? (2009.10.02)
健康ランク:日本が首位、カナダ10位 (2009.09.28)

通常インフル・ワクチンは問題あり? (2009.09.25)
希望のマラソン」テリー・フォックス (2009.09.14)
「ミリキタニの猫」 (2009.09.06)
浜辺には国境がない・・・(・_・;? (2009.08.22)
ハリケーンは女性名では・・・? (2009.08.17)

人糞から肥料製造 (2009.08.05)
雷に打たれてピアニストに・・・ (2009.07.08)
"コミュニケーション監督" (2009.07.07)
"光る"少年 (2009.06.26)
マリナーズ専用ラジオ局 (2009.06.24)

数分通話で電話代16ドル (2009.06.24)
イヌイットに着せられた濡れ衣 (2009.05.23)
建築家アーサー・エリクソン死去 (2009.05.21)
揺れるカナダの銃規制 (2009.05.17)
水彩画家トニー・オンリー (2009.05.13)

少年を救ったホームレス (2009.05.05)
時給74ドル (2009.05.02)
運動すると頭がよくなる・・・(^_^;)? (2009.04.23)
サンピエール・ミケロン諸島 (2009.04.21)
一味違う今年のマリナーズ (2009.04.18)

最後のギャンブル (2009.04.10)
ATMは200キロ先 (2009.04.09)
「赤い河の谷間」と砂袋 (2009.04.08)
ユニークな法律の撤廃 (2009.03.28)
日系人にカナダ総督賞 (2009.03.26)

失業率7.7%に上昇 (2009.03.13)
神なしに生きる?サンジャック氏の場合 (2009.02.28)
米商務長官候補に前ワシントン州知事 (2009.02.23)
インディアンの祖先 (2009.02.17)
カナダ極北地域の先住民 (2009.02.15)

不思議な切手 (2009.02.15)
A・ロッドよ、お前もか (2009.02.11)
ナット・キング・コールの死因 (2009.02.10)
神なしに生きる・・・? (2009.02.04)
渡り蝶 (2009.01.31)

コンピュータ&インターネット・ニュース
Yahooの掲載カテゴリー変更 (2009.12.29)
エクセル・テクニック:冒頭のゼロ (2009.12.09)
OpenOffice をやっと物にした (2009.12.07)
Googleマップで新幹線時刻表 (2009.12.05)
和暦まで出る「Google日本語入力」 (2009.12.04)

外付けハードが壊れた! (2009.12.03)
MSの無料ウィルス対策ソフト (2009.11.13)
複数プログラムを一度に閉じる (2009.11.01)
OperaでGoogleマップ検索 (2009.10.29)
Alt+Tab ⇒ プログラム切り替え  (2009.10.22)

ローマ字・ひらがな入力変換  (2009.10.14)
Google 検索で引用符を使う  (2009.10.10)
Google「ストリートビュー」開始 (2009.10.07)
インターネットでカラオケ (2009.09.14)
グーグル・マップの日本語化 (2009.08.31)

ノートパソコンで焼死 (2009.08.26)
コンピュータのリサイクル (2009.08.16)
CLCL=コピー履歴表示ソフト (2009.08.06)
スカイプの画面共有機能 (2009.07.26)
画面共有ソフトCrossLoop (2009.07.02)

エクセル小技集 (2009.06.12)
CDを入れずにソフトを使う (2009.05.16)
ハードウェアの取り外し (2009.05.06)

シャットダウンなのに再起動・・・(・_・;? (2009.04.22)
ラップトップに殺されないように (2009.04.17)

どうなってるの、この値段 (2009.04.11)
最近のコンピュータは"強い!" (2009.04.06)
テンキーの打ち方 (2009.04.05)
日本語学習サイト (2009.04.03)
システム復元 (2009.03.10)

クリック・・・右、左? (2009.03.09)
ゲイツさんは意外と小心者(^_^;)? (2009.03.04)
迷惑メール対策ソフト (2009.03.03)
ショートカットキーのすすめ (2009.02.25)
「電池は冷蔵庫に」はウソ (2009.02.24)

新種の「ボットウィルス」にご注意 (2009.02.23)
Operaページをさらに充実 (2009.02.22)
スカイプ新バージョン (2009.02.08)
日本語混じりのURL (2009.02.07)

スカイプの音声不具合 (2009.01.03)

Office 2007 のファイルが使えない (2009.01.04)
Opera のマウスジェスチャー (2009.01.07)
スカイプのページ (2009.01.27)
エクセル:セル内改行 (2009.01.31)
偽ソフトにご注意! (2009.02.02)

英語関連ニュース
「信じて、でも信じないで」・・・(^_^;)? (2009.12.15)
英語には「りょ」がない・・・(^_^;)? (2009.07.17)
日本語はダメ! (2009.06.23)
良い人生を (2009.04.29)
「レッツ・オリンピック」・・・(・_・;? (2009.04.19)

not to do はたまた to not do (2009.03.02)
as follows の構文 (2009.02.14)
「エクセトラ」・・・(^_^;)? (2009.02.07)
読書鏡と呼ぼう! (2009.01.22)
大統領の週末演説 (2009.01.24)

その他のニュース
砂漠が”生き返る” (2009.12.20)

「渡り蝶」が飛べない・・・(^_^; (2009.12.08)
私の日本語 (2009.09.13)
パラリンピックを前に (2009.09.04)
減少するオス (2009.06.28)
スーザン・ボイルの初めてのCD (2009.04.27)

宵っ張りの勝ち (2009.04.26)
"田舎のおばちゃん”がスターに (2009.04.17)
環境意識ゼロのプリンター・メーカー (2009.03.22)
宇宙ゴミ (2009.03.20)
人類は台湾経由で南太平洋へ (2009.01.27)


番外編
英語化した日本語
カナダと日本の違い


 Yahooの掲載カテゴリー変更 (2009.12.29)
このほど当サイトは、Yahoo 「カテゴリー」で次のカテゴリーに掲載変更された。

トップ > 地域情報 > 世界の国と地域 > カナダ > 州と地域 > ブリティッシュコロンビア > 都市 > バンクーバー

これまでは次のカテゴリー*に掲載されていたが、ややわかりにくい場所だった。

トップ > 地域情報 > 世界の国と地域 > カナダ > 州と地域 > ブリティッシュコロンビア > 生活と文化

このため、何度も「バンクーバー」への掲載変更を申込んだのだが、いつも却下されていた。それが今回やっと実現したわけだ。これで、よりたくさんの、バンクーバーに興味のある人に閲覧してもらえると期待している。

* 最初に、「バンクーバーの隣町バーナビー在住」と書いたのがいけなかったらしい。北米では、トロント、ニューヨーク、ロサンジェルスなどと大都市名を書いた場合には、周辺都市までを含んだ都市圏を意味するが、そのあたり、Yahoo Japan の人たちには理解してもらえなかったようだ。実際、「バンクーバーの人口220万人」と言うときには、バンクーバー都市圏の人口を意味する・・・バンクーバー市の人口はたった60万人。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 ボクシングデイの買い物 (2009.12.26)
12月26日はボクシングデイ Boxing Day といい、ブリティッシュコロンビア州では数年前から祭日*になっている。教会が、貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日であったことから、"Boxing Day"と呼ばれる。もともとはイギリスの風習だ。アメリカでは知らない人も多いし、カナダで祭日になっていない州もある。

面白いのは、北米ではボクシングデイが大安売りの日になっていることだ。私は外付けハードが壊れてしまったので、この日を狙っていた。大型チェーン電器店 Best Buy で、私が以前から買いたいと思っていたハードドライブが20ドル引きで売られるらしい。そこで、近所の Best Buy に朝7時ころ行ってみた。この日に限って、どの電器店も朝6時に開店していたが、前の晩から列を作って開店時間を待った人たちの”戦争状態**”を嫌って、少し遅くしたのだ。

店は買物客でごった返していた。どのセクションに行っても、人、人、人の波だ。レジも通常の台数では足りず、数倍の数の臨時レジが造られて、すでに沢山の人が支払いに並んでいた。私は人をかき分けかき分けして、やっとハードディスク・セクションにたどりついた。遅く行ったので、目的の品物がまだあるかどうか心配だったが、幸いにもいくつか残っていた。一つを鷲掴みすると、また人をかき分けてレジに並び、約90ドルを払ってやっと店の外に出ることができた。

かくして、初めてのボクシングデイ・ショッピングは成功裏に終わった。フ〜・・・(^_^;。

* statutory holiday (法定休日)ではなく public holiday (公的な休日)。

** 私の場合はたった20ドルだが、品物によっては100ドル台の割引になり数量限定だ。大幅割引の品物を争って殺到するので、大変な混雑らしい・・・(^_^;。



これまでは、「ボクシングデイ・ショッピングなどは若い人のやること」と思っていたが、意外とオジサンも多くて”疎外感”はなかった・・・(^_^;。けっこう賑やかさが面白いし、ことによっては来年もやってもいいな、と思った・・・(*^_^*)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 新しいシーバス (2009.12.23)
ダウンタウンとノースバンクーバー North Vancouver を結ぶ渡し船、シーバス SeaBus に新たな一隻が就航し、当分の間これまでの二隻とあわせて三隻で運航する。これにより、15分おきの出発だったものが10分おきになるのだ。ただし、これは来年二月のオリンピックが終わるまでで、それ以降はまた二隻で15分おきの運行となる。古い二隻のうちの一隻が”30歳”を越えてリタイアするためだ。

これまで、トランスリンクとブリティッシュコロンビア州政府は、「2010年から三隻による10分おきの本格運行」を地元自治体に約束してきた。そのため、今回の変更*にノースバンクーバー市民は落胆を隠せない。

* 州政府の財政難が、こんなところにも影響を及ぼした感じだ。

ニュースソース



私は常々、「ガラス張りの屋根などにして視界の広いシーバスにしたら、もっともっと観光客も利用するのに」と思っていた。残念ながら、新しい一隻もあまり視界は良くなさそうだ。安全上、どうしようもないのだろうか。モスクワにはこんな船もあるのだが・・・。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 床屋のオヤジ(続き) (2009.12.22)
いつも私を”自分の客”と決めていた床屋のオヤジを、久しぶりに街で見た。少し古い型だがベンツを運転していた・・・隣には奥様と思しき女性を乗せて・・・。心なしか年取ったように見えた。

そういえば、しばらくオヤジにはお世話になっていない。というのも、彼は最近、床屋を他人に売ったらしいのだ。70半ばのオヤジは、老化防止のためか、イラン人の新オーナーに雇ってもらって時々店で働いているらしい。ではあるが、自分の店として切り盛りしていた頃とは違って、やはり”生きがい”の意味が薄れているのかも知れない。

「ハロー、ハウアーユー」・・・今となっては、オヤジのギリシャ語なまりが懐かしい。なんども私の頭を刈ってくれたオヤジよ、いつまでも元気で・・・(ー_ー)。



私も、その床屋には最近行かなくなった。以前は10ドル前後だったのが、最近は15ドル近くもするからだ。特に、新しいオーナーになってからまた上がった。日本なら15ドル(約1,200円)は安いが、こちらでは安いとは言えない。なぜなら、こちらの刈り方はとても簡単で、ヒゲも剃らなければ頭も洗ってくれず、15分くらいで終わってしまうからだ。

そんなわけで、隣のショッピングモールにある10ドルくらいの床屋に行くようになった。こちらは中国人のスタッフが多い。
「どんなふうに刈りますか?」
「二ヶ月分、お願いします・・・」
気の良さそうな中国人のお兄ちゃんがニタッと笑った・・・。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 砂漠が”生き返る” (2009.12.20)
ネットニュースを見ていたら、中国の太陽光発電のことが出ていた。ゴビ砂漠で超大規模な太陽光発電設備の建設が進んでおり、風力発電の設備も建設されつつあるらしい。そして、シルクロードの要衝の地、敦煌(とんこう)の町(地図)がふたたび繁栄の気配を見せているのだと言う。

これまで”無用の長物”だった砂漠が、これからはエネルギーの宝庫になって、地球を救うかも知れない。地球の陸地の三分の一は砂漠だ。「砂漠に降り注ぐ太陽エネルギーのほんの一部を利用するだけで、世界で一年間に消費されるエネルギー量に匹敵する電力を得ることができる」というから、”埋蔵量”も計り知れない。

意外と早く、化石燃料に頼らなくてもいい世界がやってくるかも・・・(^_^;)?。

<参考サイト:ウィキペディア> 

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 「信じて、でも信じないで」・・・(^_^;)? (2009.12.15)
沖縄の基地の問題で日米が揺れている。それについて、TBSテレビのニュースキャスターが、アメリカ政界で流行っている英語表現を紹介していた。それは、「鳩山首相は、オバマ大統領と会談したときに"Trust me."と言ったが、実は、そのあとに but don't believe me" と続けたかったのでは・・・」というものだ。

Trust me, but don't believe me. 

これは私たち日本人にはわかりにくい表現だ・・・(^_^;。というのは、trust も believe も訳すと「信じる」だからだ。ネットで両者の違いを検索してみると、英語のエキスパートと思しき人は「このような違いは、英和辞典ではわかりません。英英辞典で調べてください・・・」などと言う。それじゃあと英英辞典を調べてみるが、余計わからなくなってしまう・・・(>_<)?。

そんな中、ある書き込みに「trust は believe in ... に近い」とあった。あ、そうか、だったら believe ... と belive in ... の違いを見つければいいんだ・・・ということになる。そこでネット辞書バビロンで調べてみた・・・ついでに trust も。

believe ... = 〈人が〉〈人・言葉など〉を信じている,信用している、
believe in ... = 〈人・人柄・能力〉を(一時的ではなく)信用する
trust ... = 〈人が〉〈人・話など〉を信用する,信頼する;〈記憶・直観など〉を当て[頼り]にする

やはり”英和辞典の限界”で、trust がもう一つ明解に説明されていない。しかし、どうやら believe in ... と trust ... は「恒久的な信用・信頼」、believe は「一時的な信用」ということのようだ。だとすると、鳩山首相は「(長期的には)私を信頼してください。でも、(短期的には)信用しないでください・・・」と言ったことになる・・・日本政府に対する相当な皮肉・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 沈みゆく極北の村 (2009.12.13)
ノースウェスト・テリトリー準州のトゥクトヤクトゥク Tuktoyaktuk 村(地図)は、いま”消えようと”している。

人口870人のほとんどがイヌイット(エスキモー)のトゥクトヤクトゥク村*は、北極海に面したツンドラ地帯にある。地球温暖化により、海面上昇と、地盤となっている凍土が溶け始めたことによって、村全体が沈み始めたのだ。道路が沈み、墓地が沈み、住宅地が沈む。以前は簡単に行けたところも、今では海が広がったために遠回りしないと行けない。

極北地域では1970年以降、気温が2.5℃も上昇した。これは、地球全体の上昇を遥かに上回る上昇だ。村の人達はいう、「冬は昔ほど寒くない。-40℃になることも少なくなった。蚊は(気温が上がって)大きくなったし・・・」。

北極海の氷も薄くなった。そのため、以前はなんの心配もなく氷上を隣村までソリで出かけることができたのに、最近は氷が割れて海に落ちはしないかと命がけだ。それどころか、トナカイやアザラシなど、人々の”主食”を確保することも危険が伴うようになった。

連邦政府の地質学者は、「トゥクトヤクトゥクは毎年、3ミリメートルのペースで沈んでいる。海岸線も毎年2メートルくらいの幅で海に落ちている」と語る。「このペースで行けば、トゥクトヤクトゥクは30〜40年のうちに”砂州”になってしまう・・・」

* 村は今、風力発電を始める計画だ。地球温暖化を引き起こした最大の”犯人”は化石燃料を大量に消費してきた”南の人たち”だ。トゥクトヤクトゥクの住民はその意味でははるかに罪が軽いのに、逆に地球温暖化の影響をもろに受けてきた。「そのトゥクトヤクトゥクの人たちが、地球温暖化を軽減する風力発電を率先して行おうとしているのは、まさに皮肉なめぐり合わせだ」と村長はいう。

ニュースソース> 1996年に撮影した村の航空写真が載っている。

 

開催中のコペンハーゲンでのCOP15を前にして、「地球温暖化理論は、地球が実際には寒冷化していることを示すデータを隠した学者の捏造・・・」のようなニュースが流れた。そんな馬鹿げた夢物語を唱える人たちは、”沈みゆく”トゥクトヤクトゥク村の状況をどう説明できるのだろう・・・(・_・;?

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

 エドモントンで新記録!!! (2009.12.13)
アルバータ Alberta 州の首都、エドモントン Edmonton 市が新記録樹立!!!

なんのことはない、寒さの新記録だ・・・(^_^;。エドモントン市は昨夜、-46.1℃*を記録し、同市の新記録を”達成”してしまった。これまでの同市の最低気温は昨年記録した-36.1℃だったというから、なんと10度も更新したわけだ。しかも、風速を考慮した体感温度は-58℃に達したとか・・・ワ〜オ・・・(>_<)。

* 昨日の気温としても北米大陸で最も低温だった。

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 「ハイダ・グアイ(諸島?)」の誕生 (2009.12.12)
ブリティッシュコロンビア州北部の沖合に、クイーンシャーロット諸島 Queen Charlotte Islands がある。このほど、この諸島の名前を「ハイダ・グワイ(諸島?*)」 Haida Gwaii に正式改称することを、ゴードン・キャンベル州知事が発表した。

ハイダ・グワイは、ちょうどバンクーバー島を北へ延長したところに位置する。一つの大きな島のように見えるが、よく見ると切れているのが分かる。北にあるのがグラハム島 Graham Island、南にあるのがモレスビー島 Moresby Island だ。そのほか、たくさんの小島があり、全部で大小約150の島々からなっている。総人口約3,800人のうち、45%がハイダの人たち(インディアン)だ。

バンクーバー都市圏から遠いこともあって目立った産業がなかったが、付近の海に石油や天然ガスの鉱床が見つかっており、また、風力発電の計画も進んでいる。しかし、「いずれの計画も、環境保全に注意して進めていかなければならない・・・」と環境運動家のデイビッド・スズキは指摘する。

* Haida Gwaii には "Islands" がつかないのだろうか。だとしたら、「諸島」と訳すわけには行かない。かと言って、150もの島々からなるのだから、「諸島」と呼ばないのでは知らない人は混乱する・・・(^_^;)?。

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近年、インドでは主要都市の名前をムンバイ(ボンベイ)、コルカタ(カルカッタ)、チェンナイ(マドラス)などと、もともと使っていた名称に切り替えた。それと同じで、ハイダ・グワイへの改称も一種の「アイデンティティの回復」運動だろう。日本が戦争に負けたときに、仮に「東京」を「ニューシカゴ」や「ニューサンフランシスコ」などと変えられたとしたら、ちょっとした”鳥肌モノ”だ・・・(>_<)。元の名前に改称をしたい地元の人達の気持ちがよくわかる。なお、Queen Charlotte は18世紀後半のイギリスの女王の名前。

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 エクセル・テクニック:冒頭のゼロ (2009.12.09)
よく必要になりそうなエクセル・テクニックに気づいたので、書いておこう。

セルの中にゼロから始まる数字を入れると、ゼロが消えてしまう。そんな時は、アポストロフィ(')を最初に打てばよい。たとえば、次のようにだ。

'0273-78-2230

これでエンターキーを押せば、' は消えて0から始まる数字が表示される。電話番号を打ち込む時に便利。冒頭に、+ や - を打ち込むときも同じだ。つまり、

'+4450...   や   '-6604...

などと打ち込む。さもないと、意味不明の文字列が出てしまう*。

* アポストロフィ付きで打つと、ソフトウェアが文字として認識する。アポストロフィなしだと、数字(数式)と誤認識してしまうのだ。

 

その他の表計算テクニックについては、「表計算ソフト小技集」を参照。

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 「渡り蝶」が飛べない・・・(^_^; (2009.12.08)
以前、メキシコとカナダの間を親子四代かけて渡りをする Monarch Butterfly オオカバマダラのことを書いたが、そのオオカバマダラがISS(国際宇宙ステーション)に”乗り込んだ”。ところが、無重力状態の宇宙では飛べないらしい。

緑豊かな地上と違って、”へんちくりんな”機器ばかりが並んだISSの中では、調子が狂ったのかも知れない・・・(^_^;。

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 路面電車が復活 (2009.12.08)
1月21日からフォルスクリーク False Creek の南側で、カナダラインのオリンピックビレッジ Olympic Village 駅とグランビルアイランド Granville Island を結ぶ路面電車が復活する。しかも、オリンピック期間を挟んだ3月21日までは無料だ。

車両は、ボンバルディア社が製造した Bombardier Flexity(ボンバルディア・フレクシティ)と呼ばれる物で、毎日18時間運行される。北米で初めてとなる床の低い車両は、最新技術を駆使したヨーロッパ風のデザインらしい・・・もっとも、車両はベルギーのブリュッセル交通会社からの貸付けということだから当然か*。

路線は、現存する Downtown Historic Railway** (ダウンタウン歴史鉄道)を利用する。バンクーバー市は、8.5ミリオンドル(約7億円)をかけて路線の改良工事をするということだ。また、将来的には、メイン・ストリート Main Street、ダウンタウン、スタンレーパーク Stanley Park まで延長して、21駅を設ける路線が計画されている。

できるだけ沢山の人が車の代わりにこのシステムを利用すれば、環境保全に少しでも寄与できるのではと期待される。また、窓も大きくとってあって観光の足としても便利だ。

* カナダ製なのに、わざわざベルギーから借りるのも変だが、ひょっとするとオリンピック期間中はあくまで試験運行で、その期間だけ借りるということかも知れない。

** リンクページの下部には、将来の計画路線が点線で示されている。それによると、スタンレー公園への路線のほかに、フォルスクリーク北側に沿った路線や、さらにはラウンドハウス Roundhouse あたりからダウンタウン中心部まで伸びる路線も計画されているようだ(ウィキペディアにも同様の説明あり)。

ニュースソース> 
<参考サイト:ボンバルディア社・・・車両の写真が載っている>
<参考サイト:YouTube・・・現在のDowntown Historic Railwayの様子>

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 OpenOffice をやっと物にした (2009.12.07)
サン・マイクロシステムズ社の OpenOffice は、Microsoft Office に代わる「オフィス」パッケージだ。ワープロ、表計算など、ほとんどのオフィス用ソフトが入っている。しかも無料だ。私は、Microsoft Office に嫌気が指していたので*、なんとか OpenOffice、特に表計算ソフトをなんとか物にしたいと思って少しずつ”研究”してきたが、やっと使えるようになった。

OpenOffice の表計算ソフトは Calc(カルク)という。使い方はエクセルとほとんど同じだし、Calc を開けておいて、エクセルのファイルを開けると、そのまま表示できる。さらには、「名前を付けて保存」で「ファイル・タイプ」を「ODF表計算ドキュメント[.ods]」にすると、そのまま Calc のファイルが出来てしまう。

ただし、いくつか異なる点もある。たとえば、セル内改行が Control + Enter だ(Microsoft Officeでは Alt + Enter)。また、結合したセルの上では行や列の挿入ができない**。そのほか、セルの移動なども少し異なる。そんなわけで、慣れるまで少し時間がかかった・・・(^_^;。

* Microsoft Office の場合、新バージョンが出る度に旧バージョンが使いにくくなるのが嫌になっていた。

** ただし、一時的に結合を解除すれば挿入が可能。しかも、結合解除はエクセルよりも簡単だ。実際、OpenOffice のほうが使いやすいところもかなりある。

<参考サイト:ウィキペディア ITpro

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 Googleマップで新幹線時刻表 (2009.12.05)
グーグルは、Googleマップで新幹線時刻表の提供を開始した。たとえば、「高崎駅」と検索すると、地図と一緒に上越新幹線と長野新幹線を示すボックスが出てくる。そして、それらをクリックすると、当日の時刻表が表示されるという仕組みだ。

ニュースソース



グーグルはなにからなにまでものすごい勢いだ。あまり力をつけすぎて、最近、傲慢さが目立つMS社のようにならなければいいが・・・(^_^;)?。 

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 和暦まで出る「Google日本語入力」 (2009.12.04)
Google が先日発表した無料ソフトウェア「Google日本語入力」(ベータ版)をさっそく試してみた。マイクロソフトの MS-IME やジャストシステムの ATOK に代わるものだ。

使ってみた感想は「使いやい!」「軽い!」だ。特に、タイプを始めるとすぐに候補の表現が表示される「サジェスト」機能が、”軽さ”を生んでいるようだ。「サジェスト」で表示された表現は、タブキーでスムーズに選択できる。Google日本語入力をインストールしても使い勝手はMS-IMEとほとんど同じだし、MS-IMEとの切り替えもボタン一つでできる。

「サジェスト」機能で特に面白いのは、西暦を打ち込むと和暦もサジェストの候補として出てくることだ。たとえば、「1855年」とタイプすると「安政2年」という候補が出てくる。詳しくは、こちらのページで2つ目の YouTube を参照。


なお、MS-IMEで使用していた辞書ツールを、そのままGoogle日本語入力にインポートできることも分かった。この発見は嬉しい。これは新しいコンピュータを購入した場合でも利用できる。今までのように、最初から一つ一つ単語登録をする必要がないのだ・・・(^_^;。

ニュースソース> <参考サイト




私はこれまで MS-IME を使ってきたが、往々にしておかしな変換がしつこく出るのが嫌になっていた。たとえば、「『XXX』の」と打ち込むと「の」が「野」になってしまうのだ・・・(・_・;。今のところ、Google日本語入力には「再変換機能」がないが、まだベータ版(お試し版)なので今後に期待しよう。

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 小学校からの英語教育 (2009.12.04)
2011年から、小学校での英語教育が義務化されるらしい。とてもよいことだと思う。日本の人が「英語のメッセージが出てきて、それ以上コンピュータ操作ができなかった・・・」などとぼやくのは、珍しいことではない。インターネット時代の到来で、日常的に英語を使わざるを得ない時代になったということだ。

「(小学校での英語教育義務化は)国を滅ぼす最も確実な方法」などという人もいるが、そうした人たちは、たいがい「英語教育⇒日本語衰退」という図式を振り回す。そのあたりが、私には理解できない。英語を教えると同時に、日本語もしっかり教えれば、それでよいのではないだろうか。ともかく、「子供の学習時間が限られているので、英語は後回し・・・」では、実情に即しているとは思えない。

英語力は、外国人との意思疎通のためだけではなく、情報や知識の吸収のための強力な武器になる。たとえば、英語をある程度読めれば、世界中のサイトに飛び込んで、"日本語の世界"では得られない情報を得ることができる。さらには、より多くの日本人が英語サイトを"平気で読む"ようになったら、国全体の利益は計り知れない。ならば、英語教育をなおざりにすることこそ、「国を滅ぼす最も確実な方法」ではないのか・・・(^_^;)?。



日中韓三ヶ国の中でも、日本人の英語力は劣るらしい。だったら、なおさらだ。バスケットボール・リーグNBAで活躍する中国人選手ヤオ・ミンは、数年で英語のインタビューを受けられるようになった。英語と中国語は語順が似ているので、中国人は有利なのだろう。発音も英語に近いらしい。日本人大リーガーで、英語インタビューを平気で受けられるようになったのは元マリナーズの長谷川くらいだ。

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 外付けハードが壊れた! (2009.12.03)
外付けハードが壊れてしまった。「ひょっとしたら・・・」と思って、時間を置いて接続しなおしてみるのだが、まったく動かない。がっくり!

ほとんどのデータは他の場所にもコピーされていたので問題ないのだが、過去数年間の写真だけはすべて失ってしまった*。なんともうかつだった。買ってから3年くらいしか経っていなかったので、「ちょっと〜」という気分だ。当時としては値段が安かったし、メーカー名もあまり聞いたことのない会社だった。結局、「安物買いの銭失い」だったのかもしれない・・・(・_・;?。

* かなり金をかければ回復する方法もあるようだが、それほどの値打ちもない。

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 「911」はブッシュ政権の陰謀? (2009.11.29)
「2001年の同時多発テロ事件はブッシュ政権の陰謀かも・・・」という噂は以前から伝えられていたが、CBCテレビの報道シリーズ"The Fifth Estate"が、またしてもこの問題を取り上げた。"The Unofficial Story"と言うのがその番組だ・・・矢印をクリックすると番組全部を見られる(英語)。

陰謀説は簡単には信じがたい。あれほどの"大規模な陰謀"なら、かなり多数の人が参画したはずだが、誰もが口を閉ざしていられるとは思えないし、いくら"やりたい放題"のブッシュ大統領でも、そこまでやるとは思えないからだ。

しかし、たしかに腑に落ちないこともある。ハイジャック機がぶつからず、しかも6号棟の"向こう側"にあった7号棟(47階建て)がなぜ崩壊したのか*。なぜペンタゴンに衝突した飛行機の映像や目撃証言がないのか**。ハイジャック機から携帯電話を使用して家族に連絡した人が十数人いたが、1万メートル上空の飛行機から携帯が通じるのか***・・・。これらを考えていると、「ひょっとすると・・・」と言う気にもなってくるのだ・・・(・_・;?。

* ウィキペディアでは、下の写真の左後に茶色っぽく見えるビルが旧7号棟(上の写真は事件後に建設された新しいビル)。ウィキの説明では、「北棟が倒壊、瓦礫が7 ワールドトレードセンターに降りかかり火災が発生して崩壊した」ことになっている。しかし、火災でビル全体が崩壊したなどという例は聞いたこともない。

** 衝突"直後"の映像は公表されたが、飛行機は映っていない。つまり、飛行機が飛び込む映像が映っていないのだ。まさか、カメラ撮影が"その直後から"開始されたわけでもあるまいし・・・。

*** 番組では、「実験の結果、ほとんど不可能」と主張する人のコメントがあった。

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 間一髪、暗殺を逃れる (2009.11.28)
アフガニスタンのカンダハー州知事は、Mr. Tooryalai Wesa (トゥーリアライ・ウェサ)と言うカナダ人だ。彼はカンダハーの生まれで14年くらい前にアフガニスタンからカナダに移民した。現在でもコキットラム Coquitlam に家があり家族が住んでいる。

そのウェサ氏が昨日、カンダハー市内を車で走行中に暗殺されそうになったが、間一髪、難を逃れ無事だった。道路に仕掛けられたリモコン操作の爆弾が爆発したものだ。彼が乗っていた車は損傷を受け、警察官一人が負傷した。

ウェサ氏は1991年にアフガニスタンを出るまで、カンダハー大学の初代学長を勤めた。カナダに来てからは、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)でも農学専門家として仕事をしたこともある*。カルザイ大統領とは幼馴染でもあり、2008年12月に大統領からの要請でカンダハー州知事に就任していた。

* "... served as an agricultural expert..." とある。

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 極北地方でG7国際会議 (2009.11.18)
来年の2月5日〜6日に、ヌナブト Nunavut 準州*の首都イカルイト Iqaluit で、G7の財務相・中央銀行総裁会議が開催されることになった。カナダでは、来年6月にもオタワでG8とG20の首脳会議が開催されるので、そのさきがけとなる極北の地での開催だ。会議では、世界経済の強化、金融セクター改革、国際金融機関の強化などが話し合われる。

ヌナブト準州は、1999年4月1日にイヌイットの自治準州としてノースウェスト準州の一部を分割して設立された。しかし、極北の地であるため、大半のカナダ人はいまだに、首都イカルイトがどこにあるか知らない・・・(^_^;。Googleマップを見れば分かるが、イカルイトはカナダ最大の島バフィン Baffin 島**の南端にあるのだ。北緯 63度45分というから、日本付近で言ったらベーリング海峡の少し南あたり。そんなところで国際会議を開くなんて、カナダ政府もなかなか”しゃれたこと”をやる・・・(*^_^*)。

* 面積は日本の5.5倍。人口は約3万人。

** 日本より大きな島だが人口は約9,000人しかいない。そのうちの5千人あまりがイカルイトに住んでいる。なんと、私の田舎の人口に少し足したくらいだ・・・そんな小さな町で国際会議なんて開けるのかいな・・・(^_^;)?。

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 震度6.5 (2009.11.18)
昨日の朝7:30ころ、BC州北部沿岸海域*でマグニチュード6.5の地震があった。震源地はクイーンシャーロットアイランド諸島南方で、深さは約10キロメートルと見られている。プリンスルパート Prince Rupert** からは260キロメートル南西の海域だと言うことだ。6分後には、マグニチュード5.6の余震が発生した。シャーロットアイランドの住民は大きな揺れを感じたが、特に被害はなく津波の心配もなかったらしい。

クイーンシャーロットアイランド諸島は、クイーンシャーロット断層の南端にある。この断層は3年から30年の間隔で大きな地震を起こしていて、マグニチュード6〜7クラスの地震もよく発生する。1949年にはマグニチュード8.1という大地震が発生していが、これが、これまでにカナダで記録された最大の地震だ。

* 震源地は、厳密にはGoogleマップ上の"A"マークよりもやや西側。すぐ上にある島々がクイーンシャーロット諸島(一つの島に見えるが、よく見ると切れている)。クイーンシャーロット断層は、この諸島の西側を南北に走っている。

** プリンスルパートは、私が1886年ころ半年間住んだ町。人口2万人くらいだが、急峻な山岳地帯が続くカナダ西海岸ではバンクーバーと並んで重要な港町。カナダの内陸から鉱産物や農産物が輸出される・・・特に、日本は重要な輸出先。

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このように、この州の北部沿岸海域では時々地震が発生するが、バンクーバー周辺はほとんど揺れたことがない。私が住み始めてからの25年で、有感地震はたったの3回だった。それも震度2〜3くらいの小さなもの。みんな「地震があってもおかしくない地域」と言うが、とても本気になれない・・・(・_・;。

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 ヒーローは9歳の女の子 (2009.11.16)
今朝4時ころ、ミッション MIssion で火事があった。家は全焼したが、最初に目がさめた9歳の女の子、メイシーの敏速な対応で一家六人が無傷で助かった。

メイシーが目を覚ますと父親の部屋が煙につつまれていた。メイシーは息ができなかったが、鼻をつまんで床を這い、まず隣で寝ていた2歳の弟を「息ができる戸外」に連れ出した。それから、煙の中を両親が寝ている二階へ駆け上がり、「火事だ〜!」と叫んで両親を起こすと、両親は一目散に一階へ駆け下りた。その間に、他の二人の子供も戸外へ逃げた。

"お兄ちゃん"のミランは、「あっという間の出来事だった。ほとんど息ができないし、眠くてなにをしたらいいのかも分からなかった」」と振り返る。しかし、メイシーは学校で受けた災害訓練が役立ったと述懐する・・・「火事のときには、逃げ道を探し出して外に出るの」。父親のマイクはメイシーを抱いて、「この子が家族を救ったんだ」と感謝のキスをした。

昨夜は夜中に強風*が吹いて近所で倒木で電線が切断され、一家はろうそくを使う羽目になった。その一本が衣類棚に引火したようだ。消火に当たった消防士もメイシーの勇敢な行動に驚きながら、「家は建て直すことができるが、人間の命はそうはいかないのだから・・・」。

* 11月は「パイナップル・エクスプレス」のシーズンで、カナダ西海岸はよく強風に見舞われる。数年前には、異常にたくさんのパイナップルエクスプレスが発生し、スタンレー公園セントラルパークの針葉樹がたくさん倒れ、景色が変わるほどだった。

ニュースソース> "ヒーロー"メイシーの写真付き。右の"・・・ VIDEO PLAYER"の矢印をクリックして、ビデオニュース閲覧。



家は焼けてしまったが、みんな怪我一つなくよかったよかった・・・(ー_ー)。それにしても、9歳の子供があれほど冷静に行動したのは本当にすごい・・・(*^_^*)。

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 カナダ人も相当そそっかしい・・・(^_^; (2009.11.16)
カナダ人もかなりそそっかしいということが、よ〜く分かった・・・(^_^;。

"事件"はトロントで起こった。与野党の大物政治家らが顔を出して開かれたパーティーの最中に「サッチャーが死んだ」というニュースが流れたのだ。イギリスの元首相サッチャー氏が亡くなったものと思って、カナダ政府は大混乱。APEC 出席後アジア歴訪中のハーパー首相も、「急いで補佐官を首都オタワに帰らせ、イギリスに連絡を取らせて確認作業に入らせた。同時に弔意を表す首相声明文の準備もさせた」というのだから、かなりの慌てぶりだ・・・(^^ゞ。

ところが、「サッチャー」は閣僚が飼っていたネコの名前だったのだ・・・(^_^;。

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 MSの無料ウィルス対策ソフト (2009.11.13)
マイクロソフト(MS)が無料のウィルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」(略称MSE)を発表した。私もあと数ヶ月でノートンの更新日がやってくるので、今度は無料ソフトでもいいかなと思っている。

無料版ウィルス対策ソフトには、MSEのほかにもたくさんある。たとえば、ウィキペディアには(ページの真ん中あたりに)30近くのソフトが紹介されているが、ほとんどが無料版だ。なかでも、AVG や Avira はウィルス検出率が高いといわれる。

考えてみれば、いろいろな無料ソフトが入手できるインターネットの世界で、ウィルス対策ソフトだけノートンやマカフィなどの有料版が幅をきかせてきたのは、"異常"ともいえる*。そして、大半の人が毎年、かなりの料金を"払わされて"来たわけだ**。そろそろ、"無料版ウィルス対策ソフトの時代"がやってきてもおかしくないように思う。

* スカイプクロスループを初めとしてたくさんの無料ソフトに"甘やかされてきた"私の言い過ぎ・・・(^_^;)?。

** ふつうのソフトウェアなら、一度料金を払うだけだが、大半の有料版ウィルス対策ソフトは毎年更新料を払わねばならない。それを考えると、かなり割高なものだ。たとえば、更新料を毎年3,000円払ったとしたら、10年で30,000円にもなる。

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 郵便番号でグーグルマップ (2009.11.12)
北米では以前から、グーグルマップで郵便番号を打ち込むと地図が出たが、日本でもこれが可能になった。たとえば、検索欄に「370-3401」と入れて検索してみる。そうすると、小栗上野介の寺「東善寺」の場所を示す地図が出てくる。また、Google が一歩前進した・・・Very good! ・・・(*^_^*)。

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 50ミリオンドルの宝くじ (2009.11.11)
マニトバ州のインディアン、カービー・フォンテーンと妻のマリーは、"最後の10ドル"で Lotto Max の宝くじを買った。カービーは数ヶ月前に(脳?)卒中に襲われて警備会社の職を失い、その10ドルはそれこそ最後の所持金だった。カービーは今でも歩行が困難で杖を使っている。

ところが、先日発表された50ミリオンドル(約42億円)*の当選番号は、彼が買ったくじの番号だった。子供二人を抱え苦労の連続だった二人は、記者会見で喜ぶとともに感極まってしまった。「これからは、自分たちを助けてくれた人たちを助けてあげたい。今後も Sagkeeng** に住むつもりだし、今までどおりの人間でいたい」と述べた。マニトバ州の外に出たことにない二人は「世界を見てみたい」とも言った。

* カナダでのこれまでの宝くじの最高額は、2005年の Lotto 6/49 による54.3ミリオンドル(約46億円)。アルバータ州 Camrose 近くのオイル&ガス会社の17人のスタッフが当てたらしい。

** ウィニペグ北西の Sagkeeng First Nation のインディアン居留地。

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ずいぶん前だが、バンクーバー地区でレストランチェーン"Troll's" を手広く展開するお金持ちの夫婦が、14ミリオンドルの宝くじを当てたことがあった。あの時はだれもが「なんでまた、お金持ちがさらにお金持ちにならねばならないの?」と、くやしがった。それにひきかえ、今回は本当に困っている人たちなので、「めでたしめでたし」というところだ・・・(*^_^*)。しかし、宝くじは人を不幸にすることもあるようだから、よほど本人たちも気を引き締めて行く必要があるかもしれない・・・(^_^;?。

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 タバコ自販機は違法・・・? (2009.11.08)
朝日新聞にこんな記事(たばこ自販機急減・・・)があった。日本ではタバコ自販機が、2002年の62万9100台から12万台も減って、09年9月末現在40万9108台だそうだ。

カナダにはどのくらいあるのかグーグル先生に聞いてみた。すると、ウィキペディアに "Cigarette machines were declared illegal in Canada in the mid 1980s."(カナダでは、1980年代半ばにタバコ自販機は違法になった)とあった。たしかに街で見た記憶がないが、違法とは知らなかった。また、アメリカでもほとんどの地域で、カジノやバーなど大人だけが入場できる施設内にしか、タバコ自販機の設置が許されないらしい。

ちなみに、カナダやアメリカでは自販機を戸外に置くこと自体が禁止されているように思う。どんな自販機も建物の中でしか見たことがない。 



翌日の朝日新聞にはこんな記事(喫煙率、過去最低・・・)も載っていた。昨年の調査で日本人の喫煙率は、男性36.8%、女性9.1%だったそうだ。両方とも減少したが、特に男性は2003年の調査から10%も減ったらしい。そろそろ日本でも自販機をなくしたらどうだろう・・・(^_^)?。

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 ジョージ・バンクーバーが泣くよ・・・(^_^; (2009.11.07)
9月初旬に開通したカナダライン Canada LIne*の、各駅の入り口には方位を示す羅針盤が地面に描かれている。ところが、そのうちの一つ、「バンクーバーシティーセンター」 Vancouver City Centre 駅のものが、なんと25度も狂っていて正しく北を指していないらしい。市でも間違いを認めており作り直すそうだ。数百ドルかかるが、請け負った業者に負担させたいと言っている・・・当然だよね・・・(^_^;。

探検家キャプテン・ジョージ・バンクーバー George Vancouver は、"正確な羅針盤"を駆使して航海を続け、1792年6月13日にヨーロッパ人として初めて、バラード入江 Burrard Inlet に入ってきた。もし、彼が生きていたら、「君たち、なにやってんの?」とあきれてしまったことだろう・・・(^_^;。

* バンクーバーと空港およびリッチモンドを結ぶ鉄道路線。

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カナダ国歌には、"the true north, strong and free" (真の北、強く自由に)という一節があるくらいだから、"真の北"に向けなくては・・・(・_・;。 

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 日系人がアルゼンチンで・・・ (2009.11.06)
日系カナダ人と思われる男性がアルゼンチンで他殺体で発見された。アダム・カタオカと言うこの人は、ギャングに強い関係があったということで、1990年に発生したカナダ有数の富豪ジム・パティソン Jim Pattison の娘の誘拐事件にも関わっていたらしい*。警察によると、彼はアメリカとカナダに勢力を張るギャング団「ユナイテッド・ネーションズ」 United Nations のメンバーだった可能性もあるようだ。

日系人がこうした犯罪グループに関係することは、これまで聞いたことがない。中国人やインド人に比べて、日系人の人口が少ないこともあるのだろうが・・・。

* 彼は死亡時34歳だった。と言うことは、誘拐事件にかかわった1990年には15歳くらいだったわけで、その若さに驚いてしまう。その事件で彼は3年の刑期を終えている。首謀者は終身刑で収監中だとか。

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 バンクーバー古文書サイト (2009.11.04)
いつかも書いたが、City of Vancouver ARCHIVES (バンクーバー市古文書館)のサイトは昔の写真などが見られて面白い。

たとえば、1886年のこんな写真があった*Georgea St. & Granville St. あたりの光景で、切り倒した大木の前に紳士が二人立っている。いまやダウンタウンのど真ん中になっているこの地域に、こんな大木があったのだ。ヨーロッパ人が来るまでは大森林が広がっていたわけだから、当然と言えば当然だが、それにしても、ちょっとした驚きだ。

検索はこのページで行える。たとえば、記入欄に次のように書き込んで検索してみよう。
   KEYWORD(S)  → granville
   DATE: SEARCH YEARS BEFORE → <1920

1920年以前に撮影された granville と言う単語の入った写真がすべて出てくる。DATE ... に、「それ以前」を意味する"<"を使うのがミソだ。"<"を入れないと、1920年撮影の写真だけが出てくる。

* 時々、英語のメッセージが出るだけで、写真が出てこないことがあるが、時間を置いて検索すると必ず出る。



カナダ基礎知識」のページの「バンクーバー古文書検索」にも書いた。

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 「フォートバンクーバー市」に改名・・・? (2009.11.02)
おとなりアメリカ・ワシントン州にもバンクーバー市(地図)があるが、明日、その"兄弟都市"が住民投票を行う*。今のまま「バンクーバー」にとどまるか、それとも、"カナダのバンクーバー"と区別しやすいように、むかし使っていた「フォートバンクーバー」 Fort Vancouver に改名するかどうか、というのが投票の目的だ。

おそらく、"外国"の人が「バンクーバー」と聞いたときには、ほとんどが「カナダのバンクーバー」を思うだろう。中には、勘違いして郵便物をこちらに送ってしまう人もあるのかもしれない。「そんな混乱はもうたくさんだ」と同市の人たちが訴えて、住民投票になったようだ。

一方、現市長を含めて改名に反対する人も多く、「アメリカには、ほかにバンクーバー市はないのだから・・・」と"強がり"を言っているのだとか・・・(^_^;。

* 後で分かったことだが、これは市長選挙だったようだ。改名反対派の現市長と賛成派の市議会議員が争い、結局、市会議員が新市長に当選したらしい。これで、ついに「フォートバンクーバー市」が誕生するかもしれない。

それにしても、改名論議の中で、「私たちはもう砦(fort)に住んでいるのではないから・・・」とか、「恐れていたように、今では(市民の)だれもがカナダのバンクーバーが恐くて震え上がっている・・・」とか言っているのが、なんともおかしい・・・σ(^^)。

ニュースソース

二つのバンクーバーとも、探検家ジョージ・バンクーバー George Vancouver に由来するが、 実は、アメリカのバンクーバーのほうが古い。

ワシントン州のバンクーバーは、1824年にハドソンズベイ・カンパニーが砦(fort)を築いて Fort Vancouver と呼んだのが始まりで、1857年には Vancouver として市制が引かれた。一方、こちらのバンクーバーは、1860年代からヨーロッパ人が住み始め、1886年に市制が引かれた。だから、本来なら改名しなければならないのは、"あとから来た"こちらなのかもしれないのだが・・・(^_^;)?。

両都市がもっと遠くにあれば問題なかったのかもしれない。たとえば、ポートランドはオレゴン州にもメイン州にもあるし、カナダにはロンドンパリもあるが、いずれも遠いから"改名騒ぎ"にならない・・・(^_^;)?。

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 複数プログラムを一度に閉じる (2009.11.01)
たくさんのプログラムを一度に閉じる方法が見つかった。次の方法だ。
@ [Ctrl] を押しながら、タスクバー上で閉じたいアプリケーションを複数選択する
A 右クリックして [閉じる] を選択

今までは一つ一つ閉じていたが、これで一発終了できる。フ〜・・・(^_^;。

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 新型インフルのワクチン接種 (2009.10.31)
カナダでも新型インフルのワクチン接種が始まった。医療従事者や妊婦など、感染の危険が高い、あるいは、感染すると重症化する確率が高い人たちが、最初に接種されるようだ。

ところで、新型インフルの危険度に関しては、いまだに、「ふつうの季節性インフルのほうが死亡率が高い」というニュースもある。これまでに、カナダ全体での新型インフルによる死者は100人に達していないようだ。一方、季節性インフルエンザでの死者は、毎年、数千人に上るらしい*。

新型インフルについては、私もころを見計らってファミリー・ドクターにワクチンのことを聞いてみようと思っていた。しかし、こんなニュースを聞くと「季節性インフルのワクチンも接種したことがないのに、(危険度の低い)新型インフルにワクチン接種をしなくても・・・」と思ってしまう・・・(^_^;)?。まあ、ワクチンも足りない状態らしく、摂取できるとしても少し先になるだろうから、様子をみるか・・・。

* 季節性インフルでの死亡者は高齢者が多いらしい。新型インフルではむしろ若い人たちが重症化するようだ。

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 OperaでGoogleマップ検索 (2009.10.29)
オペラ は慣れるととても使いやすいブラウザだ。特に、どんなページからも直接検索できる「ウェブ検索」は非常に便利。

ところが、これまで Googleマップだけはウェブ検索でうまく設定できなかった。それが、"研究"の結果、やっと使えるようになった。詳しくはこちらへ。

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 分かりにくい乗り物料金 (2009.10.26)
近日中に空港へ行く用事ができた。スカイトレインを使って、Patterson 駅(Burnaby)からダウンタウン(バンクーバー)へ行き、乗り換えて空港へ行くのが時間的に早そうだ。

ところが、分かりにくいのが料金だ(料金ゾーン地図)*。Patterson も空港も第2ゾーン、しかしバンクーバーは第1ゾーンだ。ゾーンを二度またぐから3ゾーン分の料金かも知れない。一方、同じゾーン内だから1ゾーン分という理屈も成り立つ。そこで、トランスリンクに電話で聞いてみたら、2ゾーン分で良いと言う。分かったような分からないような気分だった・・・(・_・;?。

ついでに、第3ゾーンにある King George 駅(Surrey)から空港に行ったらいくらか聞いてみた。すると、それは3ゾーン分だという。なんだかサリーの人たちが可哀想になった。なぜなら、サリーから空港へは隣のゾーンに行くだけなのだから、理屈から言ったら2ゾーン分でいいはずなのだ。実際、バンクーバーを経由せずにバスで空港やリッチモンドへ行く人は、2ゾーン分ですんでいるはずだ。

ともかく、あまりにも大雑把でさっぱり分からない。こんな決め方をしておいて、一駅でもゾーンを越えて仮に見つかったら、即、173ドルの罰金が課せられてしまう。駅に精算所がないためだ・・・(・_・;。

* 平日の始発から6時半までは、同じゾーン内は$2.50、隣のゾーンまでは$3.75、2つ隣のゾーンまでは$5.00という料金設定。それ以外の時間は一律に$2.50。



当日、空港で券売機の脇に、次のような手書きの看板があるのに気がついた。

  Richmond = 1 Zone
  Vancouver = 2 Zone
  North Vancouver = 2 Zone
  Burnaby = 2 Zone

二つばかり気になった。なぜ Surrey が書かれていないのか。それから、ゾーンを2つまたいで明らかに"反対側"にある North Vancouver が、なぜ 3 Zone ではないのか・・・利用者には有利だが、Surrey の人たちに不公平だ。

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 バンクーバーは世界一グリーンになれるか? (2009.10.26)
バンクーバーは世界一グリーンになれるか?バンクーバー市長グレゴー・ロバートソン Gregor Robertson は先日、バンクーバー・コンベンションセンターで開催された環境会議で、"Vancouver 2020: A Bright Green Future"なるレポートを発表した。

世界一グリーンな都市行動チーム Greenest City Action Team が作成した同レポートによると、「10の目標を達成することで、2020年までに、バンクーバーを世界一グリーンな都市にすることができる」としている。10の目標とは、グリーンな仕事の従事者を20,000人創出、2007年を基準として温室効果ガスを33%削減、ビルディングの(エネルギー)効果を20%向上、交通手段をグリーン化などだ。

バンクーバーはこれまでも常にベストテンにランクされてきた。たとえば、2007年のランキングでは、レイキャビク Reykjavik(アイスランド)、ポートランド Portland (アメリカ・オレゴン州)、クリチバ Curitiba (ブラジル)、マルモー Malmo(スウェーデン)に続いて第5位だった。

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 握手の代わりにお辞儀?  (2009.10.25)
新型インフルの感染を防ぐにはよく手を洗うことが大切らしい。そんなことから、人との接触をできるだけ避けようとして、握手を拒否する人が増えているらしい。また、そうした理由で握手を拒否されても大半の人は気にしないということだ。

じゃあ、あいさつはどうするのか。そこで考えられるのは"日本式のお辞儀"だ。お辞儀なら相手の身体に触れる心配がない。カナダのみなさん、しばらくのあいだ、人に会ったらお辞儀をしよう・・・\(^o^)/。

しかし、実際には、"外国人"にとって日本人のお辞儀は相当こっけいに見えるようだ。テレビなどでも、なんどもなんども頭を下げて、ユーモラスに日本人のまねをするシーンがでてきたりする。そのように、今までは茶化してきた日本の"伝統的習慣"だが、"外国人"もしばらくお辞儀をしなければないかもしれない。彼らが人に会うたびに、ぺこぺこと頭を下げる光景を想像すると、なんとなくおかしい・・・(*^_^*)。

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 Alt+Tab ⇒ プログラム切り替え  (2009.10.22)
以前も触れたが、私が日常的に使うショートカットキー Alt + Tab を紹介しよう。複数のプログラムを立ち上げた時に、プログラムの切り替えに使うテクニックだ。左手だけでできる。
@ 親指で Alt を(Dまで)押したままにする。
A 中指で Tab をポーンとたたく*。
B 使用中アプリケーションのアイコンがすべて表示され、左端のアイコンが選択される。
C Tab をたたく度に選択アイコンが右へ移動する。
D 開きたいアプリケーションに到達したら、親指を Alt から離す。
E アプリケーションが画面に現れる。
なお、これは以下でも説明してある。
コンピュータのすすめ」→「ショートカットキー」→「アプリケーションの切り替え」

* 左手の指をまっすぐに揃えて、親指を Alt の上に置けば、中指は自然と Tab の上に来るはず。

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 海上に怪しい船、スリランカ難民?  (2009.10.20)
数日前、船籍不明の古びた船が、バンクーバー島沖合いのカナダ領海に入り込んできた。ちょうど、この海域では、カナダ海軍の船団がオリンピックに向けて訓練中だった。海軍は船を捜索し、ビクトリアのオグデン埠頭 Ogden Point に誘導した。

船に乗っていた70人あまりは大半がスリランカ人で、インドネシアから出航してきたらしい。ただし、スリランカ政府に対抗していたタミール系*の人々のようだ。彼らはその後、バスでバンクーバーに送られた。ほとんどが難民申請するものと見られている。

内戦が続いていたスリランカから来た人の場合は、難民申請を受け入れる確率が非常に高く、これまでも97%くらいが在留許可されたということだ。なお、今回の人たちは、密入国を取り仕切った人に対して、一人当たり45,000ドルも支払ったらしい。

* タミール人とは、インドのタミールナド州 Tamil Nadu を起源とする人たちだ(旧マドラスのチェンナイがある州)。スリランカには多数のタミール人がいて、スリランカ政府に対抗して長年、内戦を繰り広げてきた。しかし、今年5月の政府軍の大攻勢により、タミール系戦闘グループは首長が殺害されるなどして壊滅状態に陥り、政府は「内戦終結」を宣言した。

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1999年には、中国からの"難民"約600人が、何隻もの船でブリティッシュコロンビア州の海岸にたどり着いた。クイーンシャーロット諸島 Queen Charlotte Islands の、まったく人気のない海岸に"置き去り"にされたグループもあった・・・しかも、彼らはそこが"アメリカ"だと思っていた。しかし、中国は(内紛はあるが)内戦状態にはないため、難民申請はほとんど受け入れられず、大半が国外退去したか"(アメリカ方面に)消えて行った"らしい。

結局、難民としてカナダ在留が認められたのは、2%にも満たなかった。しかし、中には、当時17歳の少年だったマイケル・リン Michael Lin のような幸運な人もいる。リンは三度目の申請で永住権を認められ、いまではポートコキットラム Port Cquitlam で、カナダ人と石工会社を共同経営している。

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 バンクーバーでもコケコッコー・・・?  (2009.10.18)
以前、ケロウナ Kelowna 市でニワトリ飼育許可の動きがあることを書いたが、近いうちに、バンクーバー市でもコケコッコーと聞こえるかもしれない・・・(*^_^*)。

バンクーバー市は、一般家庭の裏庭でニワトリを飼うためのガイドライン案を発表した。案では、飼育面積の広さ、飼育地域の住居からの距離、鶏小屋の大きさなど、細部まで規定している。市民の反応は「厳しすぎる」とか、「ゆるすぎる」とかさまざまだが、ニワトリ飼育を許可することには大きな反対はないようだ。正式に決まれば、届出制で生後4ヶ月以上のニワトリを4羽まで飼えるようになる。

立案者によると、ニワトリ飼育が広まれば家庭で卵が生産されるわけで、店で買う場合の輸送にかかわる温室効果ガス排出の減少につながり、バンクーバー市が掲げる「環境を破壊しない食のシステム」運動を推し進めることになる*。一方、ニワトリ飼育は病原菌拡散の原因になる上、ニワトリをねらってアライグマやスカンクが増えると心配する声もある。

これまで、ブリティッシュコロンビア州ではビクトリア Victoria、サリー Surrey、ニューウェストミンスター New Westminster などが、また、アメリカではニューヨーク、シカゴ、ポートランド、シアトルなどが、家庭でのニワトリ飼育を許可している。

* 一般的にも、"環境を破壊しない生き方"の観点から、輸送費をかけない資源(特に食べ物)を消費しようと言う運動が広まっている。

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 秋の木立・・・(^_^;)? (2009.10.17)
夏の間、緑で覆われていた森の木々も次第に葉が落ち始めた。あと数週間すれば、すっかり葉が落ちて、ますます秋の装いになるのだろう。葉が落ちた木立もそれなりに風情がある。

ところで最近、朝シャワーを浴び櫛で整髪するとき、ふと感じるのだ。「あれ?なんとなく秋の木立だなあ」と・・・(・_・;。そう、以前、"山頂部のスケスケ"に気付いてショックを受けたのだが、最近は"裾野のほう"もなんとなくスケスケなのだ。ついにやってきたのだろうか・・・(・_・;?。それにしても、こっちのほうは風情も何もありゃしない・・・(・_・;。

自分は藤山愛一郎になるんだと決めていたのだが、裾野まで秋の木立ではもうダメかもしれない・・・。こうなったら、もがくのだけはやめよう。どんなにスケスケになっても、以前、文部大臣を務めた○○さんのように、もがくのだけはやめよう。愛一郎さん、おさらばで〜す・・・\(^o^)/。



父も晩年はだいぶ薄かったから、結局、家系的に"藤山愛一郎"派ではないということかもしれない。しかし、父は寺の住職でいつも短くしていたから、あまり目立たなかった。スキンヘッドは目立たなくていいなあ、などと変にうらやましがっているわけだ・・・σ(^^)。
 

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 ローマ字・ひらがな入力変換  (2009.10.14)
英語版 Windows を日本語環境にして使っていると、何もしないのに、突然、ローマ字入力とひらがな入力が切り替わってしまうことがある。そんなときの再変換方法を忘れていたが、やっと見つかった・・・(^_^;。詳細はこちら

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 受賞ラッシュのBC州  (2009.10.14)
このところ、バンクーバー周辺の、建物、人、町が、国際的に栄誉ある賞を立て続けに受賞した。リッチモンドのスケート場、環境保護で有名なデヴィッド・スズキ、サンシャインコーストのギブソンの町がそれらだ。
(1) 北京の「鳥の巣」に勝ったリッチモンドのスケート場
昨年12月に完成したリッチモンドのスケート場「オリンピックオーバル」Olympic Oval が、ロンドン(イギリス)にある構造工学協会 Institution of Structural Engineers* 主催の建造物コンテストで、「スポーツ・レジャー構造物」部門の金賞を獲得した。同部門では、北京オリンピックの主会場となった「鳥の巣」 Bird's Nest やテニスのウィンブルドン・センターコート(ロンドン)も選考対象となっており、それらをしのいでの受賞となった。

多目的スポーツ・レクリエーション施設のオリンピックオーバルは、2010年冬季オリンピックではスピードスケート会場として使われる。屋根には、三角形の木材金属製アーチと独特の木製波型パネルが構築されているが、これらの木材部分には、松くい虫 pine beetle の大発生で被害を受けたブリティッシュコロンビア州の森林**の木材が使われている。

* 同協会は、構造工学の芸術と科学のための組織。わざわざ「ロンドン(イギリス)」と書いたのは、カナダにもロンドン(オンタリオ州)があるため・・・(^_^;。

** 何十年にもわたって松くい虫の侵食地域が拡大し、州内の松林面積の25%が大被害を受けたといわれる。さいわいにも、虫の"食糧"が枯渇したためか、近年は被害拡大がかなり縮小したらしい。ここに被害の地図がある(灰色=大被害地域、緑=被害の少ない地域、白=森林のない地域)。ズームアウトして州全体を見るとよく分かるが、灰色地域が広大にわたっているのが分かる。

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(2) デヴィッド・スズキにライト・ライブリフッド賞
カナダの署名な環境保護主義者であるデヴィッド・スズキ David Suzuki(73才)に、「第二のノーベル賞」と言われるライト・ライブリフッド賞 Right Livelihood Award*が贈られた。授賞式は12月4日。

今回の受賞者は全部で4人。他の受賞者は、熱帯雨林保護で活動するレネ・ンゴンゴ(コンゴ)、平和活動家アリン・ウェア(ニュージーランド)、それに女性の健康向上で尽力するキャサリーン・ヘムリン(オーストラリア)。

主催者はデヴィッド・スズキを評して、「最もすばらしい科学者の一人であり(科学についての)伝達者の一人だ」とし、「科学を社会的責任の下に使用することを生涯をかけて訴えてきた」と付け加えた。そして、受賞理由として「気候変動がもたらす危険への認識を広め、その問題に取り組むよう社会政策の構築を計ってきた」ことをあげた。

日系三世のデヴィッド・スズキは、1936年にバンクーバーで生まれた。第二次世界大戦中、日系人強制収用所に入れられる。戦後、オンタリオ州ロンドン London に住み、アメリカのアムハースト大学シカゴ大学(動物学博士号を取得)を卒業する。その後バンクーバーに戻り、1963年から2001年までブリティッシュコロンビア大学で遺伝学を教えた。1970年からCBCの番組に登場するようになり、環境保護を訴えて、カナダはもとより国際的にも広く名が知られるようになった。

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(3) サンシャインコーストの町が「世界一住みやすい地域社会」に
バンクーバー北西部、ホーシューベイ Horseshoe Bay のフェリーターミナルからフェリーに乗って、ハウサウンド Howe Sound フィヨルドの対岸に行くと、ギブソンズ Gibsons という小さな町がある。バンクーバーの人でも"Gibsons" と聞いて"Where?"といいそうなところだ・・・(^_^;。

その人口2万人にも満たないギブソンズが、国連後援の「国際住みやすい地域社会賞」 International Awards for Liveable Communities の「全市」カテゴリーで、金賞を獲得した。第13回目となる今年はチェコ共和国で授賞式が開かれ、出席したギブソンズ市長は「光栄なことです」と喜びを語った。

風景、文化遺産の管理、環境に敏感な取り組み、健康な生活などが審査基準となる「全市」カテゴリー金賞は、ギブソンズの他に、ニューアーク Newark (イギリス)、メルビル Melville (オーストラリア)、シロン Shilong大連(友に中国)の4都市に授与された。

ギブソンズのある地域は、雨の多いカナダ西海岸の町としては比較的日照時間が長いため、サンシャインコースト Sunshine Coast と呼ばれる。本土側にあるが、フィヨルドが複雑に入り組んでいて、バンクーバーから陸路伝いに行くことはできない。また、その先も、ところどころでフェリーで渡ると町があったりして、奥には釣りで有名なパウエルリバー Powell River がある。

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路面電車がやってくる  (2009.10.11)
テレビ朝日のニュースを見ていたら、富山の路面電車、富山ライトレールのことがでてきた。JR西日本が2006年2月まで運営していた鉄道路線を、第三セクター会社の富山ライトレールに移管し路面電車化した路線だそうだ。そういえば、アメリカのポートランド*でも路面電車が復活している。

以前は邪魔者扱いされていた路面電車だが、最近、見直されているらしい。考えてみれば、誰が邪魔にしていたかと言うと、人間ではなくて自動車だったのかもしれない。地球温暖化の"犯人の一人"である自動車(メーカー?)が、「路面電車がなくなれば走りやすい」と思って邪魔者扱いしたのかもしれない・・・(・_・;?。

この前書いた"自転車革命"といい、この"路面電車リバイバル"といい、ますます自動車万能の時代は終わりつつあるような気がする。

* 現在、ポートランドには一路線しかないが、二本目をすでに建設中らしい。

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Google 検索で引用符を使う  (2009.10.10)
意外と知られていないようなので、私がよく使う検索テクニックを紹介しよう。それは、検索語句をそのままの形で検索したい場合に引用符を使う方法だ・・・ただし半角(英語)の引用符。たとえば、「高橋和夫」さんを検索してみると、引用符をつけない場合とつけた場合では、検索結果が次のように異なる。

   高橋和夫     801,000件
   "高橋和夫"     29,900件

引用符でくくると、「高橋和夫」がそのままの形で検索される。ところが、引用符なしの場合は、「高橋」も「和夫」も独立して検索されるため、「高橋和夫」に関係のないものまで含めて、たくさんの検索結果がでてしまうのだ。つまり、引用符を使ったほうが絞り込まれるということ。



この方法で、少し長めの文章を引用符で挟んで検索してみると面白い。たとえば、次のように検索してみる。

   "Jさんはベテランの旅行ガイドです"

すると、インターネットが(世界中のウェブサイトをチェックしてから)その文章が出ているページだけを検索結果として瞬時に表示する。こんなことを見ると、"インターネットのものすごさ"をあらためて思わずにいられない。実際に、コピー貼り付けでやってみよう・・・ページが出たらページ内検索(Control+F)で「Jさん」とでも検索する。

なお、Google検索には他にも検索テクニックがあるようだが、私はこれ以外はほとんど使っていない。

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Google「ストリートビュー」開始 (2009.10.07)
カナダでもついに、グーグルマップのストリートビューが始まった*。以下の都市(圏)やバンフ国立公園(ロッキー)がカバーされる。
ブリティッシュコロンビア州
バンクーバー都市圏
アボッツフォード Abbotsford
チリワック Chilliwack
スコーミッシュ Squamish
ウィスラー Whstler

<全国>
アルバータ州:バンフ、レイクルイーズ、キャンモア、カルガリー
オンタリオ州:オタワ、トロント、ハミルトン、キッチナー、ウォータールー、ウィンザー
ケベック州:モントリオール、ケベックシティー
ノバスコシア州:ハリファックス
他に、セントジョン(ニューブランズウィック州)、エドモントン(アルバータ州)、サスカチュワン(サスカチュワン州)、ウィニペグ(マニトバ州)ですでに撮影を行っていて、近くサービスが開始される予定だ。世界では、カナダと同時にチェコでも開始され、これで14カ国で行われることになった。

* ストリートビューは、地図上で位置を定めるのがけっこう難しいが、使い方を別ページで研究してみた。

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マイケル・ムーアの映画"Sicko" (2009.10.06)
CBC テレビ(カナダ放送協会)で、アメリカのマイケル・ムーア Michael Moore 監督の映画「Sicko」が放送された。足に裂傷を負った男が、健康保険会社と契約していないため、10数センチもある傷口を、自分で針と糸を使って縫い合わせるシーンから始まるこの映画は、アメリカの医療システムの不備を告発している。

医療で困っているたくさんの人々が登場する。健康保険会社と契約していない人たち・・・契約していても膨大な項目数の契約条件を満たすことができず、治療を受けられない人たち・・・保険会社の契約病院でないと保険が使えないため病院をたらいまわしされる女性・・・機械で二本の指を切断しながら中指60,000ドル、薬指12,000ドルの治療費が全額払えず、中指が短くなってしまった男性・・・果ては、保険金が得られず、子供や夫を死なせてしまった女性たちなど・・・。

マイケル・ムーアは、カナダ、イギリス、フランスなどの医療事情をみて回る。フロリダ旅行中に怪我をしながら、カナダの医療システムのおかげで、数万ドルの治療費を保険会社に肩代わりしてもらえたカナダ人*・・・イギリスの病院で、「お金はまったく払いません」と口を揃えてマイケルに説明する患者たち・・・**。

アメリカの一部政治家たちが「社会主義システム」と呼ぶ国民皆保険システムが、実際にどんなものか、この映画はユーモアを交えて(アメリカ人に)教えてくれる。

* 「カナダの医療の父」トミー・ダグラス Tommy Douglas の話も出てきた。カナダはこの人の努力で、1960年代に国民皆保険システムが始まった。2004年に CBCが実施した「最も偉大なカナダ人」の調査で、トミー・ダグラスは1位に選ばれている。俳優キーファー・サザーランド Keifer Sutherland は、トミー・ダグラスの孫。

** 人々にインタビューするときに、マイケル・ムーアが「(そんなふうにできるのは)あなた方が社会主義者だからですか」と冗談交じりに聞くのがおかしい・・・(^_^;。国民皆保険システムを「社会主義システム」と呼ぶアメリカの政治家への痛烈な皮肉だ。



この映画は、アメリカの保険業界がいかに政界を”操作”して、国民皆保険システムができないようにしているかも見せてくれる。いま、オバマ大統領の掛け声に対して、アメリカ国民が「反対」の大合唱をしているが、保険業界の陰がちらほら見えてきそうだ・・・(^_^;)?。。

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戻った財布 (2009.10.05)
先週、ある人がスカイトレインで拾った財布を駅の職員に届けた。持ち主も見つかって、交通警察はその正直な人に感謝している・・・といっても、誰がその正直者なのか分からないのだが・・・(^_^;。

財布はサリーメモリアル病院 Surrey Memorial Hospital の医師の所有で、中には現金250ドル、手形32,000ドルも入っていた。医師は、紛失に気付いてからすぐに警察に届けていた。警察は、「今回の件は、ほとんどの人たちは正直者だと言うことを物語っている。誰が届けてくれたのか分からないが、ともかく、その人に感謝したい」と言っている。

ニュースソース

バンクーバーにしては"まったく珍しい"ハッピーエンドで、めでたしめでたし・・・(^_^;。そもそも、こんなことがニュースになること自体、何をか言わんやと言う感じ・・・(・_・;。

それと、拾得物の管理システムも"カナダ的"だ・・・(^_^;。金銭が入った届け物があっても、名前も聞かずに預かるだけなのだろうか。むかし私が東京で財布を拾って交番に届けたときは、「お名前は、住所は、勤務先は・・・」とうるさいほど聞かれたあげく、なにかの書類にサインまでさせられた・・・。

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グラウス山で風力発電 (2009.10.04)
先月25日、ノースバンクーバーのグラウス・マウンテンで風力発電設備のタワーが完成した。設備は"the Eye of the Wind"*と呼ばれ、ブリティッシュコロンビア州としては最初の風力発電設備ということだ。一基だけだから、山上の施設の需要(の一部)をまかなう程度の発電量だろうか?

売り物はタワーに取り付けられた展望台 ViewPod だ。この種の設備としては世界初の ViewPod はフランス製で、直径7メートル重さ15トンあり、一度に36人が乗れる。高さ65メートルのタワーを上下して、ローワーメインランド**の大展望を360度の角度から楽しませてくれる。

* in the eye of the wind で「まともに風に向かって」という意味があるようだ。

** ブリティッシュコロンビア州南部、バンクーバーから内陸に広がる平野部を、Lower Mainland と呼ぶ。

<ニュースソース(写真つき): タワー ViewPod

そういえば、最近、グラウス・マウンテンの頂上にタワーのようなものが見えた気がする。それにしても、このようなタワーがいくつも山の上に建つようになったら、景観が心配だ。とはいえ、地球に優しいエネルギーを造りだすのだから、仕方ないか・・・(ー_ー)?。

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ヘリコプターで買い物・・・(^_^;)? (2009.10.02)
昨日、オンタリオ州ケノーラ Kenora で起こった出来事。ファストフッドレストラン A&W 付近の駐車場に、カナダ軍の軍用ヘリコプターが降り立った。店主は驚いて、「いったい、なにが起こったんだ。演習か?」と思った。すると、ヘリコプターから兵士が降りてきて、ハンバーガー6食、フライドポテト4食、それに飲み物をいくつか買うと、そそくさとヘリコプターに戻り飛び立っていった。

ヘリコプターは、エドモントン Edmonton(アルバータ州)からサンダーベイ Thunder Bay(オンタリオ州)に行く途中だった。給油のためにケノーラ近傍の空港に降りたが、空港には食べ物がない。そこで、「じゃあ、A&W に行こう」と言うことになったらしい。兵士たちはかなり腹ペコの様子だったとか・・・(^_^;。

それにしても、前代未聞のできごとで、これから"お咎め"がるかも・・・乞うご期待・・・(^o^)/。

ニュースソース

のんびりしていると言うか、スケールが大きいと言うか、ともかく、そうとう"カナダ的"な事件だ。この国がいかに"田舎国"かということかも・・・(^_^;)?。

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朝青龍のガッツポーズ (2009.09.30)
また朝青龍が土俵上でガッツポーズをし、それについて賛否両論が起こっているらしい。

確かに日本人は感情を表さない国民で、日常の生活ではもっと感情を出してもいいように思う。しかし、スポーツはちょっと違う。北米では、勝利のガッツポーズなどは当たり前だが、それにとどまらない。アイスホッケーで選手同士が殴り合いすることは日常茶飯事だし、大リーグでもときどき選手総出の乱闘騒ぎが起こる*。そんなシーンをいつも見ていると、武道の正々堂々としたプレーやマナーがとても懐かしくなる。

柔道選手の試合後のきれいなお辞儀、勝っても負けても冷静な力士の表情・・・これこそスポーツマンシップではないのか。最近のスポーツは、あまりにも感情をむき出しにしすぎる。そんなことを考えると、日本古来のスポーツの清々しさがいつまでも残って欲しい気がしてならない・・・(ー_ー)。

* 私はアイスホッケーであれ大リーグであれ、乱闘シーンが始まったら、即、チャンネルを切ることにしている・・・そんなもの見てえんじゃあねえぞ、こりゃ・・・(^_^;。

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健康ランク:日本が首位、カナダ10位 (2009.09.28)
主要国の健康ランキングで、カナダは16国中の10番目で"Bグレード"にランクされた。"Dグレード"で最下位のアメリカよりはよいが、首位の日本からはかなり差をつけられた。Conference Board of Canada という組織が発表したレポートで、主に2006年のデータを基にしている。

順位 グレード   順位  国  グレード
1 日本 A   9 オーストラリア B
2 スイス A   10 カナダ B
3 イタリア A   11 オランダ C
4 ノルウェー A   12 オーストリア C
5 スウェーデン B   13 アイルランド C
6 フランス B   14 イギリス D
7 フィンランド B   15 デンマーク D
8 ドイツ B   16 アメリカ D

医療サービスへのアクセスのよさ、医療従事者の優秀さ、世界的に認められた医療研究機関など、充実した医療システムを誇りに思っているカナダ人には、意外な結果かもしれない。しかしレポートは、「カナダの医療システムには、診察や治療への待ち時間が長いこと、健康に関する情報の入手に限りがあることなど、解決しなければならない問題がいくつもある」と指摘している。

しかも、医療システムだけが健康のバロメータではなく、国民の年齢、喫煙者の数、酒類の消費量、運動の程度、食習慣なども加味されなければならないと言う。今回の調査では、寿命、ガンなどの病気での死亡率、乳児の死亡率など11の項目が判断基準となった。カナダは、Dグレード評価のものはなかったが、糖尿病死亡率、筋骨格疾患死亡率、乳児死亡率でCグレード評価となった。

<ニュースソース:Conference Board of Canada CTVテレビ> 
詳細結果を見ると、"Self-Reported Health Status"(自己申告による健康状態)では、日本は唯一"D"評価で最悪だ。と言うことは、日本人の総合的な"健康"はベストなのに、国民の多くは自分の健康に満足していないということになる。面白い結果だ。日本は、そのほかの項目ではほとんどが"A"評価



個人の医療負担がどんどん増えていく日本が首位とは、これまた意外だ。確かにカナダでは、「あそこが痛い、ここがおかしい」とファミリードクターに訴えても、鎮痛剤をくれるだけで"根本的な治療"をしてくれないから、日ごろの不満は大きい。その点、日本では多少金はかかるがきちんとやってくれるような気がする。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

進む"自転車革命" (2009.09.27)
CBCテレビで、アムステルダム、パリ、モントリオールなど世界の大都市で進行する"自転車革命"を特集していた。「急増する世界の人口、急速に進む地球温暖化・・・これらを考えると、人間の輸送手段として自動車はあまりにも問題が多い」と警鐘を鳴らしている。もはや"自動車万能の時代"は終わりつつあるのだろうか。

これらの都市では、みんなで使える"乗り捨て自転車"システムが始まっている。会員になると、磁気カードを使って、町のどこでも自転車を借りたり乗り捨てたりすることができるのだ。道路には自転車専用レーンが設けられ、自転車の安全化が計られている。

バンクーバーでも、自転車革命がわずかながら進んでいる。この数年間、主要道路に自転車専用レーンが見られるようになった。特に、バラード・ブリッジでは車道の一車線を犠牲にして自転車専用レーンが設けられた。いずれ、"乗り捨て自転車"システムが導入されるかもしれない。

ニュースソース

番組では、ノースバンクーバーからバンクーバーのダウンタウンまで自転車通勤する40代前半の男性が紹介されていた。ある会社の重役職にあるこの男性は、ライオンズゲート・ブリッジの渋滞に巻き込まれて通勤するのが嫌になったのと、家族のためにも自分をいつも健康体に保ちたいという思いから、自転車通勤を始めたという。

会社には自転車通勤者が何人もいて、彼らの要望でロッカーやシャワー室が設置されている。ヘルメットにスウェットスーツで出社しても、シャワーを浴びるとバシッとした背広姿に変身するのだ・・・(^_^)。

いつかも書いたが、人間は運動をすると頭脳が活性化するらしいから、自転車通勤者が多い企業は業績も上がるかもしれない・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

ディア・レイクにこんな自然が・・・ (2009.09.26)
バーナビーには、バーナビー・レイク Burnaby Lake のほかにディア・レイク Deer Lake があるが、これまで一度も行ったことがなかった。そこで、先日、ディア・レイクまで往復2時間半の"長距離散歩"をしてみた。

ディア・レイクは、すぐ東側のバーナビー・レイクと比べてあまり目立たず、あまり話題にならないところだ。しかし、バンクーバー都市圏のど真ん中に、もう一つこんな"大自然"があるのかと、あらためて驚かされた。いくつか写真を撮ってきたので覗かれたい・・・ピカサ・ウェブアルバムで"DeerLakeHP"をクリック。

バーナビーの2つの湖は、流れ込む小川がどれもいまだに自然のままで、魚や野生動物の絶好の棲息地域となっている。ディア・レイクはには、カモ、ガン、キジ、ライチョウ、クイナ、チドリ、ウグイス、スズメなどの野鳥が巣を作り、トガリネズミ、モグラ、アライグマ、ノウサギ、リス、野ネズミ、マスクラット、ビーバー、コヨーテなどが棲息するらしい。



バーナビー市には、これら2つの湖のほかに、セントラルパークとバーナビーマウンテン Burnaby Mountain がある。自然が豊かでありがたいことだ。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

通常インフル・ワクチンは問題あり? (2009.09.25)
まだ公式には発表されていないようだが、ブリティッシュコロンビア、オンタリオ、ケベックの三州で行われた調査によると、

「昨年、通常のインフルエンザ用ワクチンを接種した人は、新型インフルエンザにかかる確率が二倍くらいと高い」

ということだ。調査はまだ継続中らしい。しかし、WHO(世界保健機関)やアメリカの疾病対策予防センターの人たちはこのニュースに懐疑的で、両方のインフルエンザ用にそれぞれワクチン接種することをすすめている。

<ニュースソース: Canada Press CTV



(その後、「通常インフル・ワクチン接種と新型インフルエンザの感染率には明確な因果関係はない」と発表された。)

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

バンクーバー島の湖に巨大生物? (2009.09.20)
バンクーバー島ビクトリア Victoria の北東 180km にある小さな湖キャメロン・レイク Cameron Lake *に、巨大な生物がいるらしい。これまでに、少なくとも6人が「なにやら"普通でない"ものが泳いでいる」と目撃情報を伝えた。

さっそく、調査隊が編成されて魚群探知機で捜索した。その結果、たしかに何か巨大なものがいるらしいことが分かったが、十分な探索を行う前に水中カメラの故障したりして、調査は中断されてしまった・・・(^_^;。すでに雨季が近づいていて視界が悪化しており、来年の夏までは調査を再開できないらしい。調査員は、チョウザメ、ウナギ、マス、またはサンショウウオではないかと言っている。

* Googleマップではなぜか、"航空写真"モードにしないと湖が現れない。場所はナナイモ Nanaimo の北東50kmくらいで、トフィノ Tofino に行く途中。

ニュースソース ユーチューブ

「チョウザメ、ウナギ、マス、またはサンショウウオ・・・」ではちょっと"夢"がないなあ・・・(・_・;。仮にそうだった場合にはあえて発表せず、"バンクーバー島のネッシー"として観光資源にしたらどうだろう・・・(^_^;)?。日本の皆さん、バンクーバー島へ"ネッシー"を探しに行こう!!!

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

今度は道路の有料化・・・(・_・;? (2009.09.20)
先日、ナイト・ブリッジ有料化のニュースを書いたばかりだが、今度はバンクーバーウィスラーをつなぐシートゥースカイ・ハイウェイ Sea to Sky Highway を有料化したら、というニュースがあった。バンクーバー市長グレゴー・ロバートソン*が提唱したものだ。シートゥースカイ・ハイウェイは、オリンピックのために、6億ドル(600億円弱)をかけた大掛かりな改良工事が行われたばかりだ。

グレゴー・ロバートソンは、「トランスリンク Translink の年間赤字1.3億ドル(約130億円)を解消するために、シートゥースカイ・ハイウェイを有料化したらどうか。バンクーバー郊外は交通網改良が急務だし、(スカイトレインの新路線)エバーグリーン・ライン Evergreen Line も建造しなければならない。そのためには、あたらな財源が必要だ」と言う。

"さいわいにも"州政府交通大臣はこの案に反対している。ともかく、特定の地域の人たちが"税金の二重払い"を強要されるような政策は問題が多い**。それになによりも、トランスリンクのあの"自己給与急上昇管理職"と"ダラダラ勤務スタッフ"の存在が許される限り、いくら財源を増やしても追いつかないのと違う・・・(・_・;?。

* グレゴー・ロバートソンはもともと新民主党(NDP)の人だから、現在、州政権を握る(最近、"横柄な"やり方が目立つ)自由党(Liberal Party)とは別のはずだが、なんとなく似てきた・・・(^_^;)?。

** 財源確保の方法としては、カーボン・タックス(Carbon Tax、炭素税)を増額したほうがはるかに公平だ。ブリティッシュコロンビア州は去年、アメリカ・コロラド州ボルダー市 Boulder についで北米で2番目にカーボンタックスを導入している(州単位では初めて)。

ニュースソース

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某芸能人夫妻のニュース (2009.09.16)
毎日、私は朝起きたらすぐに、インターネットで日本のテレビニュースを見ることにしている。今朝は、案の定、歴史的な政権奪取を果たした民主党関連のニュースが最初に出てきた。新総理となった鳩山さんが記者会見している・・・。新閣僚の顔ぶれが決まったらしい・・・。

ところが、政権交代のニュースは意外と早く終わり、覚せい剤で逮捕された某芸能人夫婦のニュースが始まった。夫のほうが保釈金を積んで釈放されたと言う。現場記者は「(妻の)○○さんは、まだ、保釈金を全額積んでいませんが、いつになるのでしょう・・・(夫の)XXさんは、これからどこへ行くのか分かっていません・・・」などとエキサイトした声で報じている。

この数週間、この夫婦のニュースが本当にすごい。これは私にとっては驚き・・・というより理解できないこと・・・だ。妻のほうがかなり有名な女優らしいのだが、25年も日本を離れている私には、その"有名度"が分からないからだろうか。

そんなわけで、「芸能人が麻薬で捕まることなんて、よくあるじゃん・・・。なぜ、あんなに騒ぐの・・・」と"ぶつくさる”ことになる・・・(^_^;。妻がいつ保釈金を積もうが、夫がどこへ行こうが、私の知ったこっちゃない・・・。他にもっと報道すべきことがあるんじゃないの・・・(・_・;?。



翌日、妻が釈放されたが、その報道がまたすごかった。このときは、政界のニュースを後回しにして彼女の記者会見の模様が出てきた。それも、数百人の報道関係者が所狭しと会見場を埋め尽くしている。いいかげん、へきえき物だあ!

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ナイト・ブリッジまで有料化・・・(・_・;? (2009.09.16)
以前、パトゥロ・ブリッジ Pattulo Bridge が架け替え後に有料化されるかもしれないとのニュースが流れた。今日のニュースでは、ナイト・ブリッジ(正式名:Knight Street Bridge)の有料化案が伝えられた。私は唖然とした。バンクーバーリッチモンドを結ぶナイト・ブリッジは、1974年の完成からすでに35年間も使用され、交通量のとても多い橋だ。それを、架け替えすらせずに、今さら有料にしようとは・・・(・_・;?。

もう一つ驚いたことがある。あの橋はトランスリンク Translink が"所有する"と言うのだ。公共の交通施設を一つの公企業が所有するとはどういうことなのだろう。そのうえ、健全経営とはとてもいえないトランスリンクの所有だとしたら、最悪の事態だ。

橋、トンネル、道路などは本来は税金でまかなわれるべきものではないのか。特定の橋を有料にするとしたら、それを利用する人たちから税金を二重取りするようなものだ。一歩譲って、新規に造られる橋なら、財政難の中、有料化もある程度やむを得ない。しかし、もう何十年も使われてきた既存の橋を、突然、有料化するというのでは納得できない。

そもそも、既存の橋を有料化するのなら、すべての橋を有料化すべきではないのか*。それだけではない。トンネルはどんなんだ、ふつうの道路はどうなんだ、ということになる。すべて金がかかっているのだから、有料化すべきじゃあないのか。でなければ、あまりに不公平だ。

* 皮肉な見方をすれば、すべての橋を有料化するのは環境にはとてもよいことだ。交通量が減って温暖化ガスの排出量が抑えられるから・・・(^_^;)?。いっそのこと、ちょっと車を走らせただけで税金がかかるようにしたらどうだろう・・・What a nice idea! ・・・(^_^;)?。

ニュースソース

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

「希望のマラソン」テリー・フォックス (2009.09.14)
セントラルパークには、テリー・フォックス・ルート Terry Fox Route* という5kmの散歩コースがある。私が日課としているジョグウォクもこのコースを使う。テリー・フォックスは、骨肉腫のため1981年に22歳の若さで亡くなったカナダ人だ。

テリーは、サイモンフレーザー大学 Simon Fraser University の学生だったとき、右ひざが骨肉腫にかかっていることが判明し、右足を切断する。その後、がん研究資金を募るために、義足の身体でカナダをマラソン横断することを試みる。

1980年4月12日、カナダ東端、ニューファウンドランド州のセント・ジョンズ St. Joh's から走り始めた。毎日フルマラソンの距離約42kmを走り、カナダ西端のバンクーバー島ポートレンフリュー Port Renfrew を目指した。しかし、143日目にオンタリオ州サンダーベイ Thunder Bay に達したところで、肺へのガン転移のためマラソンを断念。その後、ニューウェストミンスター New Westminster の病院で治療を続けたが甲斐なく、1981年6月28日に亡くなった。

テリーが走った距離は 5,373km**に及んだ。その後、彼の「挑戦25周年記念」1ドル硬貨が発売されたり、その偉業が「希望のマラソン」 "Marathon of Hope" と呼ばれたりして、国民的英雄となった。先週末、テリーの故郷ポートコキットラム Port Coquitlam に、母親ベティー・フォックスや多くの友人たちがあつまり、テリーを追悼した。

ベティー・フォックスと、車椅子のアスリート、リック・ハンセン Rich Hansen はいま、バンクーバー・ウィスラー冬季オリンピック(来年2月)の最終聖火ランナー候補者として名前があがっている。ベティー・フォックスにとっては、息子がなし得なかったカナダ横断の夢を、代わってかなえてあげるような意味がある。また、リック・ハンセンが選ばれれば、オリンピック史上初の車椅子の最終ランナーということになる。

* リンクページの赤い線が Terry Fox Route。

** 直線距離で、アメリカのマイアミ Miami からシアトル Seattle の距離に相当する。

ニュースソース> <参考サイト:YouTube




私は、Terry Fox Route の「2km」地点(右下のテニスコート脇)からスタートして一周する。現在は、水道工事と遊歩道建設のために、右上の「4km」地点付近の折り返しがなくなって5kmはない。しかし、代わりに最南端の Lower Pond (池)の周りを追加しているから、4.5km くらいだろうか。ジョギングで32〜39分かかり、遅いときには歩く人とあまり変わらない・・・セントラルパークで最も遅いジョガーかも・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

インターネットでカラオケ (2009.09.14)
"カラオケ的ウェブサイト"を発見した。以下のがそうだ。
ふくちゃんの音楽教室: フォークソング、オールディーズ、昭和・戦後の歌などいろいろなジャンルで曲を選べる。けっこう曲数も多い。

NIEHS Kids' Pages: 少し下の"NIEHS Sing-Along Songs' Index!"で、アルファベット順に並んだリンクをクリックして曲を選ぶ。

Ronan's Karaoke: 223曲だけだが、ナツメロ的な曲が多くて演奏もわりときれいだ。 

Actionext: カラオケというよりも、YouTube で歌手が演奏する。上部にある検索欄に歌手名や曲名を入れて検索する。音楽が始まったら、小さい動画をクリックすると YouTube の大きな画面になる。ただし、歌詞が出たり出なかったりで操作を研究中・・・(^_^;。

Sing-A-Long Christmas Carols: クリスマスソング集。子供の英語教育にも使えそうなサイト。
有料のインターネット・カラオケに登録すれば、もちろん、たくさんの曲を楽しめるが、これらの"素人"サイトでもけっこう楽しめそうだ。コンピュータの設定を変更すれば、自分の声をスピーカーから出すこともできる*。詳しくはこちら

* 1万円くらいで少し高級なコンピュータ用スピーカーを購入すれば、迫力も満点だ・・・(*^_^*)。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

私の日本語 (2009.09.13)
先日、日本に住む人から「ゼンさんのメールはとても会話的で、日本の人が書く文章と少し違う」と言われた。

そういえば心当たりがある。いつかも書いたが、最近、日本のテレビニュースなどで聞く日本語が、やたらまだらっこしい。特に、敬語的な表現が多いのにイライラさせられる。たとえば、「・・・します」の代わりの「・・・させていただきます」がその一つだ。それも、単純な「・・・させていただきます」ならまだいいが、他の"敬語的表現"と一緒になったのがいけない。

先日も、ある人が「・・・せざるを得ないと考えないわけにはいかないと思わされます・・・」のような表現を使った。なんとまあ、ややこしい言い方だろう。少なくとも最後は「思います」がすっきりするし、さらに簡潔にすれば「・・・せざるを得ないと思います・・・」や「・・・せざるを得ません」で十分だ。

このような"イライラ"は、日本にいたときには感じなかった。敬語表現が少なく形式ばらない英語環境*で生活してきたことが影響しているだろう。英語にも敬語表現はあるが、日本語ほど婉曲な表現は少なく、特に北米では、単刀直入な物言いが好まれる。

そんな環境の中で、日本宛に書くときには「"日本語的"な表現にしなければ・・・」と思うが、なかなか難しい・・・(^_^;。

* たとえば、日本ではどんな親しい相手でも手紙の書き出しは"礼儀正しく"「・・・様」と書くのがふつうだ。ところが英語なら、親しい相手には Dear Tom, などと敬称(Mr. や Ms.)なしで書いてしまう。この辺からして違う。



いつかの「落語家になったカナダ人」が、私と逆の体験をしているのが面白い。がこんなことを言っている。
「カナダに住んでいた頃、欧米人のストレート過ぎる物言いにずっと違和感を覚えていました。仕方がないと思っていたけれど、日本に来て、日本人の人への接し方、距離感が自分にはちょうどいいことに気づいたんです。細やかな気遣いや礼儀のある伝え方が、とても落ち着くんです・・・」

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

ディズニー・クルーズがやってくる (2009.09.12)
先日、アメリカのディズニー・クルーズ・ライン Disney Cruise Line 社が、2011年からバンクーバーをアラスカ・クルーズの基地にすると発表した。

バンクーバーは去年まで、アラスカ・クルーズの基地として、いくつものクルーズ運行会社が利用してきた。しかし、今年になってシアトル Seattle に基地を移すなどして4社がバンクーバーから撤退したため、バンクーバーは大きな打撃をこうむっていた。そんな中、やっと明るさが戻ってきた感じだ。ディズニー社は夏の4ヶ月間に18のアラスカ・クルーズ・ツアーを組み、スカグウェー Skagway、ジュノー Juneau、ケチカン Ketchikan などのアラスカの町へ観光客を案内する計画だ。

ディズニー社が来れば、年間10万人の観光客がバンクーバーに訪れ、一つのツアーで200万ドル(2億円弱)が商店街などで消費されると期待されている。最盛期には、毎年100万人以上のアラスカツアー観光客がバンクーバーを訪れていたが、今年は100万人を割り、来年は60〜70万人まで落ち込むと見られている。それだけに、2011年からのディズニー社のサービス開始は朗報だ。

ディズニー社によると、「バンクーバーに決めた理由は、顧客が最も行ってみたいと希望する町だからだ」ということだ。もちろん、ディズニー社の船舶はミッキーマウスが操舵する・・・これは他のクルーズ会社は真似できないことだ・・・(*^_^*)。もともとバンクーバーのほうがシアトルよりも観光資源は多い。いずれ他のクルーズ会社も戻ってくることを期待しよう。

ニュースソース

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

「ミリキタニの猫」 (2009.09.05)
2001年9月11日、同時多発テロでニューヨークの世界貿易センタービルが崩壊したとき、ジミー・ツトム・ミリキタニ*はソーホー地区(地図)の路上で絵を描いていた。80歳をすぎた日系人ホームレス、ミリキタニの絵にはよく猫が登場した。ホームレスではあるが、自分の絵を買わない限りお金をもらおうとしない。映画制作者のリンダ・ハッテンドーフ Lind Hattendorf は、そんなミリキタニに深く興味を持ち、ミリキタニの映像を撮るようになる。

ミリキタニは、1920年、カリフォルニア州サクラメント Sacramento で生まれた。3歳のとき日本の教育を受けるため日本に渡り、母親のふるさと広島県五日市町(現広島市)で生活する。しかし、18歳のとき、軍国主義が強まる日本を嫌って再びアメリカへ戻った。

しかし、アメリカの市民権を持つにもかかわらず、大戦中の1942年にカリフォルニア州トゥールレイク Tulelake の強制収容所に送られ、終戦後の1947年まで数ヶ所の収容所に拘留され続けた。その間、米国市民権もほぼ強制的に放棄させられた**。

同時テロのあと、リンダに請われて、彼女のアパートで一緒に住むようになる。リンダは彼に、市民権を回復し社会保障を受けて施設に入るようすすめる。しかし、ミリキタニは「(強制収容を行い、広島に原爆を投下して母一家を全滅させた)アメリカ政府の世話になどなりたくない」と、かたくなに拒む・・・でも、リンダはあきらめなかった・・・。

最近、友達から借りた DVD 「ミリキタニの猫」はそんな日系アメリカ人のドキュメンタリーだった。フィルムの最後に、強制収用された人たちによる「トゥールレイク・ツアー」の模様が出てきた。帰りのバスの中でミリキタニが「もう恨んではいない。ただ通り過ぎるだけだ・・・」と言ったのが、とても印象的だった。

* ミリキタニは漢字で「三力谷」と書く。広島県などにある苗字らしい。

** 1959年に、アメリカ政府は市民権を回復する連絡をミリキタニ宛に送付したが、彼はすでに送付先には住んでおらず、リンダが調べ上げるまで、そのことを知らなかった。

<参考サイト: ミリキタニの猫 来日レポート The Cats of Mirikitani



ミリキタニには姉がいるが、別の強制収容所に入れられて以来、たがいに連絡が取れなくなっていた。その姉がシアトル Seattle に健在と分かって、その後、60年ぶりの再会を果たした。また、ウィキペディアには、「2007年、70年ぶりにミリキタニは日本に帰省。8月6日の広島市の広島平和記念式典にハッテンドーフ監督とともに参列した。小学校時代の先生を原爆で亡くしているため献花し、『仰げば尊し』を朗々と歌い上げまわりを驚かせた」とある。

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パラリンピックを前に (2009.09.04)
あと半年足らずでバンクーバー・ウィスラー冬季オリンピックだ。ダウンタウンにカウントダウンの時計が設置されたりして盛り上がりを見せている。

ところで、いつも思うのだが、なぜ障害者のためのパラリンピックはオリンピックの後なのだろう。オリンピックで世界中が大興奮した後でパラリンピックを行っても、あまり関心を呼ばない。それよりも、オリンピックの前で行ったほうが世界は注目するだろう。しかも、オリンピックの前なら"前座"的な意味もあって、オリンピック自体もいっそう盛り上がるような気がする。設備の建設日程などの問題があるのなら、開催地決定を少し早めればよいことだ。

IOCのみなさん、ちょっと考えてんか・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

グーグル・マップの日本語化 (2009.08.31)
最近、グーグル・マップでバンクーバーを検索したら、どこか変な感じがした。よく見たら、地名がすべてカタカナ表記されている。慣れというものはおかしなもので、これまで英語表記しかなかったものがカタカナ表記もあると、かえって読みにくい。でも、日本の人たちにはこのほうが便利であることは間違いないのだから、これでいいか・・・(^_^;)?。

ところがだ。カタカナ表記が必ずしも正しくない。たとえば、通りの名前がこんな具合だ(Lillooet 以外はダウンタウンの通り)。
英語 正しい読み方 グーグル・マップ表記
Smithe St. スマイス スミス
Dunsmuir St. ダンズミュア ダンスミュア
Drake St. ドレイク ドライク
Jervis St. ジャービス ジェービス
Lillooet St. リルエット リロオエット

スマイス、ダンズミュアの読み違いはありうるし、リルエットはインディアンの言葉から来ているから、バンクーバー周辺の人でないと読めそうにない。しかし、ドレイク、ジャービスあたりは英語発音の基本的なものだから、このあたりを間違えたら「ちょっと〜」と言いたくなる・・・(・_・;。随時、修正していくのだろうが、ちょっと気になるなあ・・・(-。-;)?。

参考サイト

その後、カナダやアメリカで地名表記の間違いがいくつも見つかった。たとえば、6月に兄と行ったカリフォルニアの街 Placerville プラサービルを「プレースビル」などと表示している・・・Placer を「プレース」とは絶対に読めない。いつも慎重に新企画を展開する Google にしては、ちょっとお粗末・・・(・_・;?。

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日本人を巻き込んだ交通事故 (2009.08.29)
数日前からニュースで、「ダウンタウン BC Place 付近の交差点(Expo Boulevard と Abbott St.)で、横断歩道を青信号で渡っていた母子が右折してきたトラックに引かれた。2歳の子供は即死し、母親は重傷を負った」と報じられていた。今日のニュースでは、事故に巻き込まれた32歳の母親は、カナダ人と結婚した日本人だということだ。

今のところ、運転手は逮捕されていない*。しかし、この運転手は2000年以来、16回もチケットを切られるという問題運転手だったらしい。そのうち、4回はスピード違反、5回は信号無視だったという。

事故現場付近では道路工事が行われていて、歩行者が横断歩道から車道にはみ出て渡らねばならず、とても危険な状態だったらしい。そんな場所を、スピード違反や信号無視を日常的にやっているような運転手が通ったのだから、事故は起こるべくして起こったのだろう。

「自分だけは大丈夫」と思って、何度捕まっても違反を繰り返す。こういう運転手は、いったいどうしたらいいのかと思ってしまう。もっともっと厳しくすべきではないか・・・人を殺してからでは遅いのだ・・・(>_<)。

* 重傷をおった母親の回復を待って状況を確認し、その上で運転手の責任の有無が検討されるらしい。

ニュースソース

カナダの警察は日本ほど運転手に厳しくない。もう二十年以上前のことだが、知人の子供さんが車に引かれて亡くなった。ところが、落ち度は子供さんのほうにあったということで、運転手はまったく責任を問われなかった。カナダに来たばかりだった私は、「へ〜え、カナダってずいぶん違うんだなあ」と驚いた。日本だったら、どんな状況でも運転手は「前方不注意」で罪を問われるだろう。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

クマさんのお散歩 (2009.08.27)
またしても、考えられない場所にクマが出現した。サリー Surrey の112Aアベニュー15400 番地と言ったら、クマが棲むような自然は近くにない。

昨日の朝、オスで大人のクロクマ black bear が、住宅街で"散歩"したりフェンスに登ったりして、夏の終わりの一日を楽しんでいた・・・(^_^;)?。お昼ころ、住民からの通報で警察官が駆けつけた。警察官は、「子供やペットを家に入れる」よう住民に指示したあと、クマを麻酔銃で撃った。

クマは撃たれてから木に登り、次第に麻酔が効いてきて木から落ちたが、さいわい怪我もなかった。その後、バンクーバー北方のスコーミッシュ Squamish に搬送されて自然に返された。かくして、クマさんの"朝のお散歩"は幕・・・(*^_^*)。

ニュースソース> 立ち上がったクマさんの写真つき。

今回の場合は、どこから来たのかさっぱり見当がつかない。まさか、サリーの街中の森林公園にはクマはいないよね・・・(・_・;?。すぐ北側にフレーザー河が流れているが、その北はコキットラムの町で、クマのいそうな山岳地帯まではかなり遠い。そういえば、去年の春もバンクーバーの街中にクマが出た。どうもよくわからない・・・(^_^;)?。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

運転中の携帯使用禁止 (2009.08.26)
ブリティッシュコロンビア州政府は、運転の経験の長い人がハンドフリーの機器を使うこと場合を除いて、運転中の携帯電話使用を禁止する方針を発表した。運転中のイーメール作成も全面的に禁止される。また、新たな運転免許取得者は、携帯機器、ハンドフリー機器、イーメール作成機器など、あらゆる機器の使用を禁止される。

カナダではすでに6つの州で、運転中の携帯電話使用が禁止されている。昨年12月にはアルバータ Alberta 州が、携帯電話だけでなく、運転を妨げるあらゆる電気機器の使用を禁じることを発表した。

ニュースソース

のろのろ運転でどこへ行こうとするのか分からない車の運転手を見ると、携帯で電話中だったりする。私自身は携帯を所持しないから、特に、このようなルールができることは大歓迎だ・・・(^_^;。

日本では、同様の法律ができてからずいぶん経つ。そのあたりは、"田舎国"カナダの交通事情の違いだ。なにしろ、昔はこんなこともあったのだから・・・(^_^;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

ノートパソコンで焼死 (2009.08.26)
半年前、バンクーバーで56歳の男性が焼死した。この事件を調べた検死官は、男性が電源を入れたままノートパソコンをソファーに長時間放置し、パソコン電池から火災が発生して火事になったものと結論付けた。ソファーに置いたため換気口がふさがれて加熱し、リチウムイオン電池が過熱して一時間以内に発火したらしい。

2004年以来、ブリティッシュコロンビア州ではノートパソコンの加熱やショートで4件の火災事故が発生している。しかし、死者が出たのは今回が初めてだった。そのほか、デスクトップ・パソコン、DVDプレーヤー、携帯電話の充電池などで15件の火災事故が発生している。

検死官は、ノートパソコンを使用する際の注意事項として、「常に、換気が妨げられない表面の堅いものの上で使用すること」、「不使用時は、短い時間でもできるだけ電源を切ること」、「換気口を週に一度はチェックしきれいにしておくこと」などを挙げた。

ニュースソース

「携帯電話の充電池・・・」などを読むと、私がよく使う通常の充電器も気をつけねばと、あらためて思う。これまで、充電用乾電池の充電をしたまま外出などしないようにしていたが、ますます気をつけよう・・・(・_・;。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

"カナダ的"総選挙・・・(^_^;)? (2009.08.24)
TBSテレビのニュースを見ていたら、今回の選挙予測で「民主党300議席以上獲得、自民党は100議席を割り込む可能性・・・」と言っていた。日本では前代未聞の与党の惨敗が予測されている。

これについてニュースキャスターの後藤健次が、「カナダでは1993年の総選挙で、169議席を誇った与党(進歩保守党 Progressive Conservative Party)が、たった2議席になってしまったことがあったが、今回の情勢はそれを思い出させる」と言った。そう、あの時進歩保守党は、長期にわたったブライアン・マルローニー Brian Mulroney 政権が、最後に味噌をつけて国民の大不評を買い、大敗したのだ*。

私は、カナダではすごいことが起こるものだと驚いたが、後藤健次は「小選挙区制の恐さだ」と言った。そうか、小選挙区制の場合、各選挙区で一人しか選ばれないから不評を買った政党は大敗する可能性があるのだ。

まあ、世襲議員ばかりで国民を馬鹿にしてきた自民党も、一度お灸をすえられたらいい。どんなにきれいな水も、流れないでいたらよどんでくるのだから・・・自民党が"きれいな水"かどうかは知らないが・・・(^_^;)?。

* 進歩保守党はこの大敗を契機に、党が崩壊してしまった。その後、他の保守党連合が創立され、現在カナダ政権を握る保守党 Conservative Party の基礎になった。なお、総選挙の時点ではブライアン・マルローニーはすでに首相をやめ、ブリティッシュコロンビア州選出のキム・キャンベル Kim Campbell が首相になっていた(カナダ最初の女性首相)。結局、キム・キャンベルはブライアン・マルローニーの失政のあおりを食らって132日の短命首相に終わった。



実は、ここブリティッシュコロンビア州でも似たようなことが二度あった。1991年の州議会議員選挙で、それまで政権を担当していた社会信用党 Social Credit Party が47議席から7議席に激減した・・・これを契機に党が"消滅"。また、2001年まで10年近く政権を担当した新民主党 New Democratic Party (NDP) は、同年の総選挙で39議席から2議席に激減した。

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病的な発想 (2009.08.23)
インターネット・カジノを運営するブリティッシュコロンビア州の宝くじ公社 B.C. Lottery Corp. (BCLC) は、これまで週に120ドルだった掛け金の限度額を、約10,000ドルまで増やすことを決定した。「ラスベガスなどアメリカのカジノ施設に流れているブリティッシュコロンビア州民を、州内に引き戻したい」と言うのがBCLCの言い分だ。

しかし、週に10,000ドルと言うことは月に40,000ドルにもなる。月に数百ドルなら庶民でも耐えられる金額だが、40,000万ドルではふつうの人ならあっという間に破産してしまう。BCLCの決定は、まさに個人破産者を大量に作り出そうとするやり方としか思えない。

ギャンブルの専門家は、「アメリカ政府は、インターネット上でのカジノ型ギャンブルを違法にしている。そんな中、BCLC の決定は、(地方)政府お墨付きの合法ギャンブルとして前例がない」という。さらに、「確かに州政府の収入にはなるが、ネット上で遊べると言う簡便さから、とどのつまりは貧困層や中産階級から吸い上げることになってしまう」と指摘する。

先ごろ発表された州政府の財政はかなり悪いらしく、この先4年間は赤字財政が見込まれるという。インターネット・カジノによる収入で赤字を補填したいと言うのなら、政策の貧困さから来る"病的な発想"としか言いようがない。

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いつか、個人破産したオンタリオ州のギャンブル中毒者のことを書いた。どこもかしこも"ギャンブルの時代"になったようだ・・・(・_・;。

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浜辺には国境がない・・・(・_・;? (2009.08.23)
カルガリー Calgary 出身のある男(32歳)は、アメリカの"デート番組"に出場して人気者になり、番組で知り合った女性と結婚した。ところが最近、その女性がロサンジェルス Loa Angeles で大きなゴミ容器の中からばらばら死体となって発見された。死体には指と歯がまったくなかった*。身元を判明しにくくするために、犯人が別の場所に遺棄したものと思われる。

容疑者のその男は行方不明だが、アメリカ・ワシントン州からここブリティッシュコロンビア州に潜入した可能性があるらしい。と言うのは、ワシントン州ブレイン Blaine の町の海岸から、西方対岸にある同州ポイントロバーツ Point Roberts にボートで渡った形跡があるからだ。

ポイントロバーツは、カナダ領から伸び出た半島の先端にある小さなアメリカ領だ。そのため、警備が特に甘くカナダに入るのは簡単だ。地元の人たちは言う。「浜辺には柵も何もないから、徒歩で簡単にカナダに入れますよ」。

いつかもバンクーバー内陸部の国境風景を紹介したが、アメリカとカナダの国境は全般に"のんびり"している・・・(・_・;?。いま、バンクーバー周辺では、その男 Ryan Jenkins の大捜索が展開されているらしい**。

* 指紋や歯型で身元判明できなかいため、豊胸手術のインプラントからシリアル番号を割り出して身元が判明した。

** 昨日も、Jenkins によく似た男性がバスに乗っていて乗客たちが騒ぎ出し、警察まで呼ばれる騒ぎになったが、別人と判明したらしい。間違われた男性は、「Jenkins に似ていて悪かったね・・・」とおかんむり・・・(^_^;。

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これを書いている間に、Ryan Jenkins はホープ Hope のモテルで死体で発見された。自殺と見られている。

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日本の「渡り蝶」 (2009.08.18)
東善寺ホームページのトップ写真に「アサギマダラ」という蝶が載っている。「遠くまで渡りをすることで知られる蝶」だそうだ*。そういえば、私がいつか書いた北米のMonarch Butterfly (モナーク・バタフライ=オオカバマダラ)を思い出す。アサギマダラは親子何代にもかけて渡りをするらしいから、その意味でもそっくりだ。蝶の不思議な世界・・・(^_^)。

* ウィキペディアによれば、「1年のうちに日本本土から南西諸島や台湾までもの間を往復するが、北上する個体と南下する個体は子孫の関係・・・」ということだ。

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カナダ・ライン開通 (2009.08.17)
バンクーバーのダウンタウンとリッチモンドおよび空港を結ぶ、カナダ・ライン Canada Line(スカイトレイン)が開通した。今日は初日とあって無料にしたため、乗車まで最高で2時間もかかるほどの混雑だったらしい。

"露天掘り"工法によって商売に大打撃を受けたキャンビー Cambie 通りの商店主たちが訴訟を起こしたりして、とかく論議を呼んだプロジェクトではあったが、ともかく予定よりも数ヶ月早く開通にこぎつけた。バンクーバー都市圏 Metro Vancouver の人口は220万人に達し、今後もさらに増加が見込まれる。そんなことを考えると、カナダ・ラインの完成自体は電車網整備の一環として喜ばしいことなのかもしれない。



カナダ・ラインの訴訟では、数ヶ月前に一つ目の判決が下り、スカイトレイン側は原告の商店主に60万ドル(6千万円弱)の支払いを命ぜられた。これからも多くの商店主たちとの裁判があるらしい・・・同じく被害を受けたグランビル Granville 通り(ダウンタウン部分)の商店主たちも裁判を起こしているのだとか。

原告になった店舗数がよく分からないが、すべての訴訟でスカイトレイン側が負けたら賠償額かなりの金額になりそうだ。"トンネル"工法に比べて、"露天掘り"工法では約4億ドル(400億円弱)の節約だったらしいが、賠償額に加えて裁判費用を考えたら、節約した金額は吹っ飛んでしまうかもしれない。

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ハリケーンは女性名では・・・? (2009.08.17)
大西洋上に大型ハリケーン"Bill"が発生し、北米東部への襲来が心配されている・・・カナダまで達する恐れがあるらしい。

ところで、「ハリケーンの名前は、あまり暴れないようにと女性名をつける」*ものと思っていたら、Bill と男性名がついている。「こんなの初めて」と思ったが、調べてみると「性差別のないようにと、1979年以降、男性と女性の名前が交互に用いられるようになった」らしい。気がつかなかったなあ・・・(・_・;?。

いつだったか、「最近は女性のほうが暴れるから、男性名にしたほうが・・・」なんて冗談に聞いたことがあるが、一瞬、それによる変更かと思ったわ・・・(^_^;。

* 実際にはこれもあまり根拠がなく、むしろ「英語でハリケーンのような"自然のもの"を代名詞で指す時は"She"を使うので、ハリケーンには女性名を使うことにした」というのが、最も"もっともらしい"理由だとか・・・(^_^;)?

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コンピュータのリサイクル (2009.08.16)
コンピュータ情報番組"Dotto Tech"を見ていたら、使わなくなったコンピュータ関連のハードウェアーを無料で引き取ってくれるボランティアーグループを紹介した。次のがそのグループだ。

Free Geek
1820 Pandora Street, Vancouver, BC V5L 1M5
604-879-GEEK (4335)

Free Geek では、ハードウェアを分解して、再利用できる部品とそうでない部品に仕分ける。再利用できる部品は、組み立ててコンピュータを"製造し"格安で販売する。また、再利用できない部品は、さらに細かく分解して金属分を抽出しやすくする。

世界中で膨大な量のコンピュータが廃棄されている時代だ。このような組織を利用して、できるだけ"地球に優しく"生きたいものだ。

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鹿はダメよ! (2009.08.11)
5年前、バンクーバー島ユクルレット Ucluelet の街はずれで、死んだ母鹿に寄り添う小鹿がみつかった。発見者は小鹿を友人のジャネット・シュワルツに預けた。それ以来、小鹿はビンポー Bimbo と名づけられて、ジャネットと一緒に生活するようになった。

今では"大人"になったビンボーは、ジャネットと同じ物を食べ、ジャネットが用意したベッドに寝る。バナナ、リンゴ、ジャガイモ、クッキー、キャンディーなどなんでも食べる。ジャネットにキスしたりハグしたり、果ては、エルビス・プレスリーの曲に合わせてダンスしたりもする・・・ホンマかいな・・・(^_^;)?。

ところが、ブリティッシュコロンビア州政府は、この風変わりな"同居人"をジャネットから"開放"しようとしている。「鹿は野生動物であってペットではない」というのが、ブリティッシュコロンビア州政府環境省の役人の言い分だ。「少しずつ自然環境に戻せば、ビンボーも自然界で生き残って生けるはずだ。まず、家の中に入れないようにし、外で飼うことだ」と役人は言う。

環境省は文書でジャネットに、ビンボーをリハビリ・センターに連れて行くよう要請した。しかし、ジャネットは拒否している。「ビンボーを愛しているのに手放すなんてできない。子供を持ったことがない私には、ビンボーは私の子供なのです」とジャネットはいう。7月15日付で送った環境省の文書には、ビンボーの"開放"期限は特に明記されてはいないのだが・・・。

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とても夢のある話で、役人もそこまでして"家族"を引き裂かなくても・・・と思ってしまう。野生動物ではあろうが、行きがかりで人間に救われて成長したのだから、そっとしてやってもよいのではないだろうか・・・(・_・;?。

いつかも、バンクーバー島西海岸の海峡ヌートカ・サウンド Nootka Sound に迷い込んだシャチのニュースがあった。そのシャチ「ルナ」 Luna は、仲間がいない寂しさからか自ら人間になついてきた。人間が乗ったボートやヨットを見つけるとすぐに寄ってきて身体を擦り付けたり、漁港の波止場付近で人間に近づいてきたりする。そんなルナのしぐさに街の人たちはこぞって愛情を注いだ(ビデオ1ビデオ2)。ところが、環境省は「野生動物だから」と言う理由で、ルナに触ることさえも許さなかった。

野生動物を尊重することは大事だが、あまり過敏になるのもどんなものか・・・(・_・;?。

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CLCL:コピー履歴表示ソフト (2009.08.06)
コピーを何度も繰り返したあと、前のほうでコピーした物をまた使いたい場合がある。そんなときに便利な無料ソフトを発見した。CLCL(クルクル)という「コピー履歴表示」ソフトがそれだ。Vista に対応しないのが玉にキズだが、XP以前のOSの人もまだ多いだろうから、けっこう使えそうだ。詳細はこちらを参照。

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人糞から肥料製造 (2009.08.05)
国際宇宙ステーションから帰ってきた若田光一さんは、尿から作り出した飲料水について、「今日飲んだコーヒーが明日のコーヒーになると思うと、不思議な気がした」と語った・・・(*^_^*)。まあ、人間なんて"慣れの動物"だから、いったん慣れてしまえば、もとが"尿"であろうがなんであろうが平気になるのかもしれない。人間が生きるのに不可欠な雨だって、元は正体不明の水分が蒸発したものだから、その循環サイクルを少し短くしただけともいえるし・・・(^_^;。

ところで、バンクーバーのある企業が人糞から肥料を製造するシステムを開発した。もし、こんなことが大規模にできるようになったら、なんとすばらしいことだろう。石油がいずれなくなるかもしれないと言われているように、肥料の主要成分になるリン鉱石も、このまま行くと35年くらいで枯渇すると予測されている。

一方、人間の排泄物には多量のリンが含まれている。それを抽出する方法が研究され、この夏ポートランド Portland (アメリカ・オレゴン州)の下水システムで、世界最初の本格的リン抽出システムが実行された。バンクーバーに本社を置くオスタラ社 Ostara Nutrient Recovery Technologies Inc. が、50万人のオレゴン人の排泄物からリンを回収したのだ。同じシステムがエドモントン Edmonton (カナダ・アルバータ州)でも近く実行される予定だ。

このシステムはもともと、下水システムを清潔に保つという別の問題解決のために10年位前に考案されたものだ。その過程で、結晶化して下水管内にこびりつくリンを回収するアイデアが生まれたらしい。オレゴン州で回収されたリンは「クリスタルグリーン」 Crystal Green という名前の肥料として販売され、温室やゴルフコースなどで使われる。

ニュースソース> 

そのうちに、「人糞から食べ物を・・・」なんてことになるかもしれない・・・オエ〜ッ・・・(>o<);!

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山火事700ケ所 (2009.08.03)
現在、ブリティッシュコロンビア州で発生している山火事の件数は約700ケ所。今年は山岳地帯の積雪が少なかった上に、春以降も雨が少なくて乾燥しており、こんなにたくさんの山火事が発生している。

ケロウナ Kelowna 付近では以前書いたのとは別の、しかも人家に近い場所で発生し、70人に避難命令が出された。リルエット Lillooet でも人家に近いところで発生し、2,000人くらいが避難した。また、少し北のベラクーラ Bella Coola でも山火事で数十人が避難した。スキー場のウィスラー Whistler では、ブラックコム・マウンテン Blackcomb Mountain が一部山火事になっているが、さいわい、スキー場施設や人家からは遠いようだ。

一方、バンクーバーのスターンー公園 Stanley Park では、この数日、四ヶ所も放火事件があったが、いずれも小火程度で消された。いつの世にも、こんな愚か者がいるものだ。"市民の宝"スタンレー公園の森が焼失してしまうようなことがあったら、市民が落胆するだけでなく観光にも大きな打撃だ。

雨季が始まるのは9月に入ってからだが、いったいいつまでこんな乾燥状態が続くのだろう。なお、カナダ全体では毎年10,000ヶ所くらい燃えるらしい。

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フクロウが三羽・・・ (2009.08.02)
セントラルパークでジョグウォク*をしているときだった。夏至のころは10時ちょっと前まで明るかったが、最近では9時をすぎるとかなり暗い。薄暗がりの森の小道に何かが見えた。もごもごと動いているから、犬でもいるのかと思った。そしたら、突然、飛び立った。「ありゃあ、鳥だ」。

どうやらフクロウ**らしい。道端の木にとまった。地面から3〜4メートルのところだ。よく見ると、他の枝にもふくろうがいた。「そうか、つがいでいるんだな」。ところが、少し離れた枝にもう一羽いた。「へ〜、これは珍しい」。つがいのフクロウは見たことはあるが、三羽も一緒にいるのはとても珍しい。一羽は子供かもしれない。

セントラルパークにフクロウがいるのは以前から分かっていた。年に数回は出会う。しかし、この夏は数週間で三度も見た。それ自体、非常に珍しい。ひょっとすると、増えたのかもしれない。近いうちに写真を撮れたらと思っている。

* ジョギング&ウォーキング・・・自前の合成語だ・・・(^_^;。私は運動不足解消のために、できるだけ毎日、ジョギングと散歩を30分ずつすることにしている。

** 暗すぎてよく分からなかったが、わりと小ぶりだったので Western Screech-Owl だろう。

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Auf Wiederseh'n Sweetheart (2009.08.01)
ドイツ育ちの親戚の女の子とスカイプチャットしていたら、私が中学生のころ、ラジオ関西の電話リクエストでエンディング・テーマに使われていた曲を思い出した。Vera Lynn と言う人が歌った"Auf Wiederseh'n Sweetheart"(アウフヴィーダゼン・スイートハート、さよなら愛する人よ)と言う歌だ。もともとはドイツ人が作曲したドイツ語の歌らしい。ジム・リーブス Jim Reeves やエイムズ・ブラザース The Ames Brothers も歌っている。夜7時から9時まで毎日のように聞いていたので、懐かしくてしばらく聞き入った。

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気温の新記録達成! (2009.07.30)
数日前から猛烈に暑い!バンクーバー空港の「公式温度」は、昨日ついに33.8度の新記録を作ったと思ったら、今日はさらにそれを更新して34.4度を記録してしまった。これまでの記録は1960年の33.3度だったらしい。バンクーバーは真夏でもなかなか30度には達しないのだが、今年はちょっと暑い。夜になっても猛烈に暑くて、このいく晩かほとんど眠れない*。まいった〜。

* 暑いとはいえ、バンクーバーの"猛暑"は長くて二週間だし湿度は低いから、一般家庭で冷房を入れているところは少ない。

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セントラルパークにテント (2009.07.27)
セントラルパーク Central Park を散歩していたら、やぶの中にテントが張ってあった。ホームレスの人かもしれない。皇居の約三倍(約400ヘクタール)もあるスタンレーパーク Stanley Park には、"定住者"がいるらしいが、セントラルパーク(約90ヘクタール)では聞いたことがない。

ホームレスだとすれば可哀想で、むげに「出て行け」とも言いにくい。かといって、森が"テント村"になってしまうのも困る・・・(・_・;。



翌日、同じところを通ったら藪の中のテントは見えなかった。どうやら、だれかが一晩だけキャンプしたらしい。

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スカイプの画面共有機能 (2009.07.26)
先日、CrossLoop という画面共有ソフトを紹介したが、スカイプの画面共有機能もけっこう使えることが分かった。

スカイプの画面共有には、「全画面共有」と「選択共有」(部分共有)がある。前者は、全画面を相手に見せることができる。また、後者では、自分の画面上の四角で囲まれた部分だけを見せることができる。四角の大きさは角にカーソルを置いてドラッグすることによって、自由に変更できる。

当初、「全画面共有」では、他のプログラムの立ち上げがしにくいと思ったが、"Windows"キーを使うなどすれば問題なく操作できることが分かった。なお、スカイプの画面共有は CrossLoop と異なり、「見る人」が相手の画面を操作することはできない。詳しくはこちらへ。

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アボッツフォードの不名誉な記録 (2009.07.22)
バンクーバーから車で約1時間東にあるアボッツフォード&ミッション地域 Abbotsford & Mission は、以前は静かな町で、特に白人とクリスチャンが多いと言われていた。ところが、最近は非常に治安が悪くなって、ついに「カナダ一殺人比率が高い」町になってしまった。

アボッツフォードでは、人口10万人当たりの殺人件数が4.7人で、ウィニペグ Winnipeg (4.1)、リジャイナ Regina (3.8),、エドモントン Edmonton (3.4) 、ケロウナ Kelowna (3.4) を抜いてカナダ一なのだ。アボッツフォードでは昨年、ギャング抗争*で8人が殺された。今年もすでに4人が殺されている。市長は、「若者がギャングに入らないように、強い姿勢で臨む」決意を表明している。

* たいがい麻薬がらみの犯行だ。麻薬は、それを使用すること自体も問題だが、麻薬を買うための金欲しさで、強奪、強盗、車上荒らし、殺人などの犯罪が増えるのが大きな問題だ。私の住むコンドミニアムでも、一般の人は入れないにもかかわらず、地下の駐車場でまれに車上荒らしが発生し、ほとんどが麻薬常習者の犯行と見られている。

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「宝くじ詐欺」の犯人逮捕 (2009.07.19)
「あなたは宝くじに当たりました。ついては、賞金を受け取るための"手続き料"を支払ってください」と言って、人々からお金を騙し取る詐欺がこの数年はやっている。RCMP は、そんな手口でアメリカの人たちから数億円相当を騙し取った二人の男を、サリー Surrey で逮捕した。二人はアメリカに移送されて裁判を受けることになる*。

何年か前、日本に住む私の親戚も"当選"の手紙を受け取った。偶然にも、その手紙がここバーナビー市から発送されたことが分かったので、その住所を探し出した。ところが行ってみると、住所は郵便局に設置された私書箱だった。まさか、郵便局内の私書箱の前で待ち続けるわけにも行かず、結局、なにもせず帰ってきた。

日本総領事館に連絡したが、「警察に連絡するが、それ以上は何もできない」と言う返事だった。どうやら、カナダは"宝くじ詐欺師"たちの溜まり場になっているようだ。

* この種の「死刑になる可能性が低い」犯罪人は問題なく移送される。しかし、カナダは死刑に反対しているので、死刑になりそうな重罪人はかえって移送されなかったりする。なんとも、おかしな話なのだが・・・(・_・;。

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オカナガン盆地の山火事 (2009.07.18)
バンクーバーから車で4時間くらい内陸に入った、オカナガン盆地のケロウナ Kelowna 付近*で山火事が発生し、これまでに住宅数件が燃えてしまった。この一月以上、ブリティッシュコロンビア州は雨が非常に少なく、山火事が多数発生しているが、これまでに人家の被害はなかった。今日は時速50キロくらいの強風が吹いていて、今後の被害拡大が心配されている。ケロウナでは2003年にも山火事が発生し、数百件の人家が焼失している。

* ウェストケロウナ West Kelowna (旧 Westbank)のグレンローザ Glenrosa 地域。

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ロッキー山脈と海岸山脈に挟まれたオカナガン盆地は、年間を通じて雨がとても少ない(ケロウナの年間降雨量約240ミリ)。バンクーバー周辺と違ってあまり大きな木がなく、まるでメキシコかカリフォルニアあたりの景色を見ているような気分だ。そんな乾燥地帯なので、ガラガラヘビまでいるらしい。寒暖の差が激しく、夏は40度近くまで気温が上がる一方、冬は零下30度くらいにもなる。

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英語には「りょ」がない・・・(^_^;)? (2009.07.17)
カナダのテレビ局のスポーツ・ニュースショーを見ていたら、ゴルフの全英オープンに出場している石川遼選手のことがでてきた。ショーのホストが、17歳の若さで出場している石川選手をほめたあと、「名前はなんと読むのか分からないが・・・」と言った。ありゃあ、そうかあ・・・英語には「りょ」という音がないのだ。英語人は、ryo とあれば「ライオ」くらいにしか読めないのだろう。

日本人は子供のころから「りゃ、りゅ、りょ」に慣れているから、まったく違和感がない。しかし、英語人にはそれらの発音はないのだ*。英語にある、F や TH の音が日本語にないのと同じだ。言葉と言うものは面白いものだとつくづく思う。

* たとえば、solution の lu も「リュー」に近いが、厳密には「ルー」だ。



石川選手は初日はよかったが、二日目にたたいて予選落ちしてしまった。若いのだから、まだまだ"勉強"の段階かもしれない。ちなみに、一緒に回ったタイガー・ウッズも予選落ちした。

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バラードブリッジに自転車専用車線 (2009.07.14)
昨日から、バラードブリッジ Burrard Bridge地図)に自転車専用車線が設けられた。6ヶ月間の試験的施行だ。これにより次のような車線配分になる。

自動車:北向き(ダウンタウン行き)はこれまでどおりの三車線。南向きは二車線に変更*。
自転車:東側にあるこれまでの歩道と、西側のこれまで車道だった車線。
歩行者:西側の歩道のみ。これまでの東側歩道は自転車専用レーンに変更。

市民の反応はさまざまだ。ほとんどのドライバーは、これによって交通混雑が増すので面白くない。一方、自転車利用者はこれまで車道を走るのがルールだったから、「とても安全に走れる」と大歓迎だ。これを立案した現市長 Gregor Robertson もみずから自転車で渡り、ご満悦。

* 朝のラッシュのほうが激しいだろうから、北向きを三車線にしたのは合理的かもしれない。

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たしかにドライバーから見れば、いらいらしそうな変更だが、専用レーンを歩行者や自動車を気にすることなく自転車が走っているのを見ると、"健康的なアイデア"かなと言う気もする。これによって、「じゃあ、私も自転車で」と言う人が増えるかもしれない。統計的にも、バンクーバーでは人々の健康志向が強く、自転車通勤する人が増えているらしい。

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ガスタウンが「カナダ歴史地区」に (2009.07.14)
バンクーバーのガスタウン Gastown地図)が「カナダ歴史地区」に指定された。カナダの公園を管理するパークス・カナダ Parks Canada は連邦政府の環境大臣が管轄するが、その環境大臣ジム・プレンティス Jim Prentice が発表した。

この指定によって、建築学的にも重要なこの地域が、カナダ西部経済圏の形成に果たした役割が認められることになる。ガスタウン地区の商業建築物は、歴史的市街地の形成初期の見本とも言うべきもので、大半が1886年から1914年にかけて建設されたものだ。

ガスタウンと言う名前は、ギャシー・ジャック・デイトン "Gassy Jack" Deighton という人物の"ギャシー" Gassy からきている。ギャシー・ジャックは、バンクーバー地域がまだ針葉樹の大森林に覆われているにすぎなかった1867年に、製材所の労働者を説得してバラード入江の南側に酒場を作らせた。その酒場兼宿屋が元になって、次第に人が集まるようになりバンクーバー市が形成されていった。現在、ガスタウンは、西側の新しいダウンタウンと東側の旧ダウンタウンの中間に位置している。

* gassy は「話し好きな、おしゃべりの」と言う意味の俗語。

** 旧ダウンタウンは、アルコール中毒者や麻薬中毒者が多い問題地域となっている。

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雷に打たれてピアニストに・・・ (2009.07.08)
・・・落雷・・・

1952年生まれのトニー・シコリア Tony Cicoria は、アメリカ・ニューヨーク州の外科医だ。1994年、42歳のとき、トニーの人生は大きく変わった。トニーはニューヨーク州オルバニー Albany で、母親と公衆電話で話したあと受話器を置こうとした。その瞬間、公衆電話に雷が落ち受話器から稲妻が走ってトニーも顔から雷に打たれた。

トニーは、自分の体が青白い光につつまれ、5メートルも飛ばされて地面に倒れたのを覚えている。なにかがぎこちなくて、後ずさりしたと思ったのに前に進んでいたりする。義母が叫びながら走ってきた。振り返ると、地面にはなんと自分が横たわっていた。だからと言って大騒ぎすることもなく、「ああ、そう、自分は死んだのか」くらいの落ち着いた気分だった。家の中に入ると、なにごともなかったように子供たちが遊んでいる。また外に出ると、あの青白い光が一面を覆っているが、とても幸せな気持ちだった・・・ああ、これがあの世なのかなあ・・・。

突然、雷が通過した体の部分が強烈に痛くなった。そして、平和な"あちら側"に戻りたくて、人工呼吸をしてくれている人に「治療しないで」と懇願していた。

トニーの心臓は明らかに止まっていた。まったく幸運なことに、トニーのあとで電話を使おうと待っていたのは、集中治療に携わる看護婦だった。彼女はすぐに人工呼吸を行って、トニーを生き返らせた。しかし、彼女が「病院に連れて行きましょうか」と言うと、"あちら側"に戻りたいトニーは「余分なことはして欲しくない、"あちら側"の方が平和なのだから・・・」と思った。

トニーは、稲妻が通過した顔から左足にかけてやけどを負った。数週間後、トニーは記憶喪失と体のだるさを訴えて神経科医に見てもらったが、特に異常はなかった。しばらくの間、人の顔を覚えているのに名前を思い出せなかったりもした。さらに数週間後、次第に元気が戻ってきて職場に復帰した。それから二週間後、記憶もよみがえって元通りの生活を取り戻したかと思われた。

・・・ピアノ・・・

ところが、それから数日のうちに無性にピアノ音楽が聞きたくなった。雷に打たれる以前、特にクラシック音楽には興味がなかった。7歳のときにピアノのレッスンを受けたことはあるが、面白くなくて一年くらいでやめてしまった。トニーはむしろ、60年代のロックンロール世代だ。その上、骸骨の絵をあしらったオートバイを運転し、ヘルズ・エンジェルス写真)と見間違いそうなバイカーでもある。

まず、ショパンのCDを買ってきた。聞きだすとすぐにのめりこみ、家にいるときも仕事の行き帰りも聞きまくった。そのうちに、聞いているだけでは物足りなくなり、ピアノを買ってきて独学で練習し始めた。雷から3ヶ月もすると、午前4時に起きて6時半まで弾き、夜も仕事から帰宅し子供たちが就寝すると、深夜まで弾くようになった。

ある時、夢を見た。自分がタキシードを着てコンサートをしている。しかも演奏しているのは自分が作曲したものだ。夢が覚めてからもその曲を覚えていた。それを弾き始めると、次から次へとメロディーが出てきた。トニーの第一作目、 "Fantasia the Lightning Sonata"だ*。

ジュリアード音楽院で学んだピアニスト、サンディ・マケイン Sandy McKane に師事して、1998年から本格的にピアノを勉強し始めた。2007年には、コネチカット州ウェストポート Westport で最初のコンサートを開き、バーモント州ベニントン Bennington のピアノ音楽祭でもショパンやブラームスの作品を演奏した。

2008年1月29日、トニーはニューヨーク州オネオンタ Oneonta のグッドリッチ劇場で、ニューヨーク州芸術委員会の後援で"公式"デビューした。トニーの演奏はイギリスのレコード会社とドイツ国立テレビ局が収録した。トニーにとって大きな第一歩だった。トニーは、「ウィーク」、「フィナンシャルタイムズ」などの雑誌や各国のテレビ局で採りあげられた。

トニーは2004年に離婚した。トニーがあまりにピアノに熱中して、妻と一緒に過ごす時間が少なくなってしまったからだ。トニーは、それほどピアノに取り付かれてしまった。

* lightning = 稲妻。



先日、テレビ局 KCTS 9 が放送した NOVA シリーズ "Musical Minds" には、こんな体験をした人が登場した。なんとも不思議なことが起こるものだ・・・(^_^;)?。

<参考サイト> ほかにも、トニー・シコリアを題材にした番組(30分)があった。また、こちらは彼の演奏風景。

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"コミュニケーション監督" (2009.07.07)
大リーグも3ヶ月がすぎて、数字の上では後半戦に入った。私は4月半ばに「今年のシアトル・マリナーズは一味違う」と書いたが、今のところ私の予想は間違っていなかったようだ。現在、マリナーズはアメリカンリーグ西地区で、首位を行くエンジェルスからわずか数ゲームの差だ。しかも、このところ、じりじりと追い上げている。

開幕当初のマリナーズの選手を見て、ここまでやるとは誰も予想しなかったろう。ともかく、レギュラー級選手はイチロー、城島、投手のヘルナンデスら数人しかいない。先発メンバーの大半が去年まで他チームの二線級選手だったのだ。それが、マリナーズに来たら見違えるような活躍をしている。

特に、リーグ2位の21本塁打を打っているラッセル・ブラニアン Russel Branyan 一塁手(33才)は、2002年にインディアンズで130試合に出場したものの、その後は年に50〜90試合くらいしか出場していない(年間試合数は162試合)。また、このところ打撃急上昇のフランクリン・グティエレス Franklin Gutierrez 中堅手(26才)も、これまで年130試合が最多試合数だった。

しかし、なんと言っても、今年のマリナーズの活躍は新監督ドン・ワカマツ Don Wakamatsu (46才)の力によるところが大きい。彼は就任当初、「私の長所はコミュニケーション」と言った。現役時代、18試合しか出場していない彼は、ふつうなら監督から"忘れられても"おかしくないような選手だった。それなのに、当時の監督が「奥さんは元気?」などと気さくに声をかけてくれた。そうした経験から、どんな選手ともコミュニケーションを大事にしたいという信条を持つようになったようだ。ある選手は言う、「今年は移動の交通機関の中でみんなよく笑う。過去数年間の笑いを全部足しても追いつかないほどだ」。

コミュニケーションがよければ、みんなリラックスすると言うことだろうか。なんだか、後半戦がますます楽しみになってきた・・・(*^_^*)。

ニュースソース> 

ジェネラル・マネジャーに、他チームで実績のあるジャック・ズレンシク Jack Zduriencik が就任したのも大きい。32人の候補者の中からドン・ワカマツを監督に選んだのも、また、いま活躍している"元二線級選手"を獲得したのも、彼の仕事だったのだから・・・。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

バンクーバーの古い映像 (2009.07.04)
バンクーバー市は、図書館などに保存されていた何十年も前の古い動画映像をデジタル化し、インターネットで見られるようにした。これがそのホームページだ。

ここで以下の3つをクリックすると、昔の様子を映し出す古い写真や動画が出てくる。動画は画面をダブルクリックすると全画面になる。
More about film . . .(写真のみ)
Browse highlights
Vancouver Archives on YouTube

たとえば、"Browse highlights"を開けると、バンクーバー周辺の自然が大好きだったビング・クロスビーが、ブルドーザーを使って地ならしをしている映像などがある。1948年の Sunset Memorial Centre (現在の Sunset Community Centre)建設の光景だ。



各ページで検索できるようにもなっているが、この検索はかなり難しい。いくつか試したが何も出てこなかった。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

画面共有ソフトCrossLoop (2009.07.02)
面白いソフトを見つけた。クロスループ CrossLoop というのがそれで、画面共有ソフトだ。これを使うと、自分のコンピュータ画面を相手のコンピュータ画面上に表示できる。それだけではなく、相手はマウスとキーボードを使って操作することも可能だ。つまり、友達とコンピュータの操作を教えあうのにとても便利なソフトだ。しかも、毎回アクセスコードが変わるのでセキュリティ上の心配もない。

ソフトウェアはここからダウンロードでき、通常版は無料だ。詳細については、「コンピュータのすすめ」ページの「画面共有ソフトCrossLoop」の項を参照。

(主な地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州セントラルパークトップ

子供がコヨーテに襲われた (2009.07.01)
この月曜日、ポートコキットラム Port Coquitlam で、2歳の女の子がコヨーテ coyote に襲われて頭と耳をかまれた。子供は小学校の校庭で遊んでいるときに、校庭に入ってきたコヨーテに襲われたものだ。さいわいにも、まわりに大人がいたので、コヨーテを追い払って子供を助けた。子供は病院で治療を受けて退院し回復しつつある。

コヨーテは自然保護担当員が撃ち殺した。解剖してみると、お腹から人間の食べ残しを食べた痕跡が見つかった。どうやら、誰かがそのコヨーテに食べ物を与えていたらしい。「こんなことが起こるから、絶対に野生動物に餌付けしてはならない」と自然保護担当員は言う。人間から食べ物を与えられた野生動物は、人間を恐れなくなり、食べ物をあさって住宅街に入ってくるということだ。

ニュースソース

スコーミッシュ Squamish でも最近、コヨーテが子供を襲ったらしい。コヨーテが人間を襲うニュースはめったに聞かない。私自身、25年住んでいて初めてのような気がする。どうやら、野生動物に餌付けする愚か者が増えているのかもしれない。昨日も、セントラルパークで「野生動物に食べ物を与えないで」の看板の前で、水鳥にパンくずをやっている人がいた。木の実などならまだしも、添加物の入っている加工食品は最悪なのだが・・・。

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減少するオス (2009.06.28)
オンタリオ州サーニア Sarnia に近いインディアン居留地アームジウナーン Aamjiwnaang は、きわめてふつうの集落で、1990年代までは、5年ごとの男女の出生比率に特に異常は認められなかった。ところが、1999年〜2003年ころから男子の出生が急減し、今では男子の出生数は女子の出生数の半分以下となっている。

いま世界中で、人間に限らず、魚やカエルなど多くの動物でオスが減少しているらしい。人間の場合、精子の数が激減し、二十歳前後の若者の精子の数は父親のそれの半分以下といわれる。しかも、その大半が異常をもつ精子らしい。オスそのものの出生も減っている。ある統計では、1970年以来、先進工業国20ヶ国で男子の出生は女子のそれよりも総計で約300万人少ない。

その"犯人"は農薬、工業用化学薬品、合成洗剤などの合成物質といわれる。それらに含まれるある種の化学物質が、精子の数を減らす原因となり、男子の胎児の成長を妨げ、男子の流産を急増させているのだ。

サーニアには世界的にも屈指の石油化学コンビナートがあり、カナダの40%の化学工業がここに集中する。莫大な量のダイオキシン、ベンジン、水銀などの有害物質が排出され、空気中への有害物質排出量は年間およそ13万トンにものぼる。

先日のカナダ国営CBCテレビ"DOC ZONE" シリーズは、そんな"オスの急減"に警鐘を鳴らす番組だった。

ニュースソース> Related Video の"The Disappearing Male View the entire film" をクリックすると番組を見られる。



試しに、日本人の人口統計を調べてみた・・・「総人口」ではなく「日本人人口」を見た。そうしたら、若いほど男子のほうが多く、この番組とは逆の結果が出た・・・(^_^;)?。なんじゃ、これは?

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"光る"少年 (2009.06.26)
私がまだ就職して間もなくで、東京のアパートに住んでいたころだった。テレビで新しいコマーシャルが流れ始めた。黒人のティーンエイジャーが、床に座って足を投げ出し、右足の膝を立てて右腕をその上に置き、左手で身体を支えている。そして、"Love is My Message." というだけだ。

しかし、その少年はハッとするほど光っていた。ただ床に座っているだけだったが、生き生きした目、躍動感のある体、澄んだ声・・・。あれが、いわゆる"オーラ"と言うのだろうか。私はそのころ、ロックロックした音楽はすでに"卒業"していたので、ジャクソン・ファイブの名前もマイケル・ジャクソンの名前も知らなかった。ましてや、その少年が人気沸騰中の歌手だなどということは、まったく知らなかった。

1980年代に入って、マイケル・ジャクソンは次々とヒット曲を飛ばした。そのころも、彼はとてもいい顔をしていた。しかし、何曲かヒットが続くうちに次第に顔が変わってきた。特に、黒人特有の丸っこい鼻が次第にとがってきた。それと同時にオーラが消え始めた・・・。

昨日、マイケル・ジャクソンはロサンジェルスで亡くなった。50歳だった。

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マリナーズ専用ラジオ局 (2009.06.24)
カリフォルニア旅行からの帰途、ワシントン州ベリンガム Bellingham あたりを通過したのが夕方で、ちょうどシアトル・マリナーズの試合が始まるころだった。カーラジオをつけて探しまくったら、AM 710 がマリナーズの専門局だった。スポーチ専門放送局 ESPN の系列局のようだ。

しばらくしてカナダへの国境を越えた。アメリカの放送だから、すぐに聞こえなくなるだろうと思った。ところが、そうでもなかった。デルタ市 Delta の途中まで来ても、電波はぜんぜん衰えない。アレックス・フレーザー Alex Fraser 橋を渡ってもびんびん電波が入る。ありゃあ、意外とこっちまで聞こえるんだ〜。どんどん走って私の家の近くに来たら、さすがに電波が弱くなってきたが、それでも中継内容は十分聞くことができた。

この調子なら、私が住む南向きの7階ではよく聞こえるだろうと思った。ところが、その予想は外れた。私の家のベランダに出てもまったくダメなのだ。いくつかラジオがあるので、みんな試したがどれもダメ。いよいよ分からなくなって、翌日、ジョギング&散歩の時にスポーツラジオで試してみた。すると、他の局との混戦があってかなり聞きにくいが、ある程度は聞こえた。電波を受けやすいはずの7階がだめで、地上のほうがいいというのだから変だ。

こんな話をリッチモンドに住む友達に話したら、彼も試してくれた。やはり、アメリカに近いリッチモンドではかなりよく聞こえるらしい。AM 1170 でも聞こえると言うことだ。



アメリカの放送といえば、シアトルのクラシック音楽専門局 Classical King FM は私のところでもよく聞こえる。周波数は FM 98.1 だ。それにしても、バンクーバーにはクラシックとジャズの専門局がないのががっかりだ。北米では、ほとんどの大都市にあるのだが・・・(ー_ー)。

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数分通話で電話代16ドル (2009.06.24)
カリフォルニア旅行のとき、シアトル空港からリッチモンドの友達に、クレジットカードを使って公衆電話で数分間電話した。旅行が終わってから、ネットで私のクレジットカードのアカウントを調べてみた。すると、その三分足らずの電話代が、なんと$16.48(約1,370円)にもなっている。国境を越えた通話だから多少高いのは分かるが、それにしてもだ・・・(>_<)*。

私のアカウントに電話会社名らしき名前が書かれていたので、その名前"NCIC"を使って Google 検索してみた。案の定、私以上にひどい目にあっている人がみつかった。その人は、どこかの市内通話でNCIC経由でデビットカードを使った。5回かけてやっとつながり9分話した。ところが、後で送られてきた請求金額は100ドルだったと言う。

アメリカに行ったら、クレジットカードで電話するのは避けるのがよさそうだ。それにしても、アメリカには、ときどきめちゃくちゃな商売をする企業がある。

* かけたときに交換士が出てつないだので、少しおかしいとは思った。ふつうなら、ダイヤルだけでカナダにつながるはずだから・・・。

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子供同乗車で禁煙 (2009.06.23)
4月7日、ブリティッシュコロンビア州では「15歳以下の子供が同乗する車で喫煙することを禁ずる」法律ができたが、今日ラングレー Langley で、その法律に触れた初めての検挙者が出た。罰金は109ドル。喫煙者はますますタバコを吸いにくくなった。しかし、年少者が間接喫煙すると大人以上に悪影響があるらしいから、こうした動きはよいことかもしれない。

現在、カナダではオンタリオ、ノバスコシア、ユーコンの三州が同じ法律を制定している。また、アメリカでは4つの州で、さらには南アフリカとプエルトリコも国全体で同じ法律を制定している。ブリティッシュコロンビア州の場合、たとえ、窓やサンルーフを開けていても罰せられ、罰金を支払わない人は運転免許と自動車保険の更新ができなくなる。

カナダ癌ソサエティー Canadian Cancer Society によると、閉鎖空間である車の中では子供は煙を吸わざるを得ないわけで、健康被害に敏感な子供にはとても危険なことのようだ。

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日本語はダメ! (2009.06.23)
メトロタウンのスーパーマーケットで、マッシュルームを袋に入れているときのことだった。アジア系の若者二人が近づいてきて、値札を見ながら何か言っている。「・・・これ、どうやって買うんだろう」。ありゃ、日本人だ。20代前半の学生だろうか。「これはポンドの値段ですよ。こうやって袋に入れてカウンターに持っていけばいいんです」。

突然、日本語で話しかけられたので二人はびっくりして、「日本人の方ですか・・・どのくらい住んでるんですか・・・」などと聞いてきた。二人はバンクーバーに来たばかりで、このあとケローナ Kelowna に行って一年くらいホームステイすると言う。

そこで、少しばかりアドバイスをしてやった。「英会話を身につけたかったら、日本語を話しちゃあダメです。日本語を話せば話すほどブレーキがかかっちゃう・・・。あなたたち日本人同士でも英語を使うんです。初めは少し照れくさいけど、すぐ慣れます・・・」。まじめそうな二人は「そうなんですか。ぜんぜん、そんなこと考えなかった・・・」。

さらに私が、「いくら外国に住んで学校で一生懸命勉強しても、プライベートの時間に日本語を話していたら何にもならないんです。うかうかしてたら、日本で英会話学校に行ったほうがましになっちゃいますよ・・・」と言うと、二人は大きくうなづいて「ありがとうございます、がんばります」と言って人ごみに消えた。

一年間、日本人が少ない田舎町でホームステイし、日本語を話さないでいたら、会話力は相当つく。がんばれ、若者たち!

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カリフォルニアから無事帰着 (2009.06.21)
兄の小栗上野介についての講演をヘルプするため、16日から20日までサンフランシスコまで車で旅行した。初めてのカリフォルニアへのドライブだったが、現地の"恐怖のフリーウェー網"をなんとか運転できた。18日にサンフランシスコで兄が講演し、19日に次の講演地ロサンジェルスに向かう兄をサンフランシスコ空港で見送った。

19日夕方サンフランシスコを出た私は、途中、オレゴン州南部の町に一泊して、昨夜バンクーバーに帰ってきた。総走行距離 3,500キロ。旅行記を執筆中。

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エクセル小技集 (2009.06.12)
エクセル小技集」を「コンピュータのすすめ」に設けた。とりあえず、セル内の改行、行と列の幅調節など、いくつかを書いた。私もそれほど難しいところまで使っているわけではないが、基本的なテクニックのうち、知っていると便利な"小技"をこれからも追加しようと思っている。

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"生き残る"ホローツリー (2009.06.11)
スタンレー公園 Stanley Park にはホローツリー Hollow Tree* という観光名物がある。樹齢700年以上と言われ完全に枯れていて、芯の部分が抜け落ち、車がすっぽりと入るほど大きな穴が空いている。

そのホローツリーが数年前から、いつ倒れるか分からず危険な状態になっていた。いったんは切り倒してしまうような案も出されていたが、反対運動もあって、補強工事をして安全を保った状態で残すことになった。その資金は、保存を訴えるグループ Stanley Park Hollow Tree Conservation Society (スタンレー公園ホローツリー保存ソサエティー)が寄付を募ってかなりの部分を出資するらしい。

切り倒すのは簡単だ。しかし考えてみれば、あの木は、昔バンクーバーにどんな自然があったかを教えてくれる貴重な"教材"でもある。150年位前にヨーロッパ人が住み始める前、今は市街地になっているところでさえ針葉樹の大森林が続き、あれほどの大きな木が林立していたのだ。ホローツリーが立ち続ける限り、後世の子供たちも、あの木を見てそれを知ることができる。そんなことを思うと、残すことになって本当によかった。

* hollow とは「がらんどうの」と言う意味。「ホロー・・・」と聞いて horror「恐怖」と勘違いする人もいる・・・(・_・;。穴の大きさは、内部の幅が 5m、奥行きが 7m で、円周は約 20m だ。

<関連サイト:YouTube Stanley Park Hollow Tree Conservation Society の映像。最初のほうで、切り倒された大木の写真が何本か出てくるが、特に大きいのは、直径が人間の背丈の三倍くらいもある。>

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マネキンはダメよ・・・(^_^; (2009.06.11)
トランスカナダ・ハイウェーのバンクーバー東部からポートマンブリッジ Portmann Bridge にかけては、3つ目の車線が HOV 車線(high-occupancy-vehicle lane)になっている。2人以上乗っている乗用車やバスの専用車線で、一人だけの乗用車は使えない。

2人の警察官がパトカーでバーナビーのトランスカナダ・ハイウェーを走っていると、なんとなく"不自然な"車が HOV 車線を走っているのに気付いた。警察官は、そのメルセデス・ベンツをスプロット通り Sprott St. への出口に誘導して停めさせた。すると、アボッツフォード Abbotsford から来た28才の男性運転手は、HOV車線を走る資格がないことがばれてしまった・・・(^_^;)?。

男性は、2人乗っているように見せかけるため、助手席に女性のマネキンを乗せていたのだ。"身動きする"ようなハイテク・マネキンならよかったのに、いくら可愛くても"座ってるだけ"のローテク・マネキンでは・・・(^_^;。結局、男性は109ドルの罰金を食らった。

マネキンと彼女が"着ていた"フードは没収されたが、男性が裁判所に出廷すれば返されるかもしれないということだ・・・まさか、それ使って再犯しないよね・・・(^_^;)?。

ニュースソース・・・マネキンの写真つき・・・(*^_^*)>

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またしても「世界一住みやすい都市」 (2009.06.09)
イギリスの経済誌発行元、Economist Intelligence Unit (EIU) 社の調査で、バンクーバーはまたしても「世界一住みやすい都市」になってしまった。

「なってしまった」などと書くと、なりたくないように聞こえるかもしれないが、別にそういうわけではない・・・(・_・;。ただ、ちょっと意外な気がするのだ。と言うのも、あまりにギャングがらみの殺し合いが多いからだ。

ともかく、バンクーバーは、安定性、健康管理、文化と環境、教育、インフラストラクチャの5項目について、世界の140都市を調査した結果、またしても「世界一」になったというわけだ。ちなみに、ハラレ Harare (ジンバブエ)という都市が最下位だったらしい。カナダでは、他にトロントとカルガリーがベストテンに入った*。

ベストテンは以下のとおり**。
No. 1 バンクーバー (カナダ)
No. 2 ウィーン (オーストリア)
No. 3 メルボルン (オーストラリア)
No. 4 トロント Toronto (カナダ)
No. 5 パース (オーストラリア)
No. 6 カルガリー Calgary (カナダ)
No. 7 ヘルシンキ (フィンランド)
No. 8 ジュネーブ (スイス)
No. 9 チューリヒ (スイス)
No. 10 シドニー (オーストラリア)

* たぶんに、この会社はカナダびいきだ・・・(・_・;。

** 日本の都市が入っていないのは、人口密度の高さが災いしているのかもしれない。ベストテンに入ったのは、カナダやオーストラリアなど人口密度の低い国の都市ばかり。ともかく、この両国にスイスを加えた三国で8都市を占め、あとはオーストリアとフィンランドの各一都市だけだ。

ニュースソース

ギャング間の抗争に加えて、ダウンタウン東部にいるたくさんのホームレスを見ると、手放しで喜べないのだが・・・(・_・;。

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久しぶりのアメリカ (2009.06.09)
まったく久しぶりに国境を越えてアメリカに行ってきた*。来週火曜日から5日間、サンフランシスコ San Francisco へ行って、小栗上野介についての講演に来る兄をヘルプするので、その"予行演習"だ。同時多発テロ以来、国境警備が格段に厳しくなっているとは聞いていたが、今日はそれを体験してきた。

ピースアーチ Peace Arch の国境検問所で、車に乗ったまま、まず日本のパスポート**を見せた。入国の目的とか期間とか聞かれた後、「前のほうで車を止めて、オフィスに入ってください」と言われた。

オフィスに入ると、いくつもあるカウンターの一つに呼ばれた。似たような質問が繰り返された後、両手すべての指紋が取られ、さらに顔写真まで撮られた。最後に、6米ドルを払うとパスポートに3ヶ月間有効な書類が添付された。10分足らずですべてが終わったが、指紋採取までやるとは・・・アメリカが本当に神経質になっているのを実感する。

国境を越えてから、しばらく I5(アイ・ファイブ)***を走った。スーパーマーケットに寄ったがなんとなく物価が高そうだ。他に目的もなかったので、ガソリンだけ買ってカナダに戻ってきた。カナダ入国も以前より厳しかった。パスポートを見せるところまでは同じだが、以前はほとんどやられなかったトランクのチェックが行われた。さいわい、何も買っていなかったので問題なく通過した・・・ガソリンは調べようがない・・・(^_^;。

* 私の家からたった45分で国境だが、少なくとも5年間はアメリカに行ってなかったように思う。以前は、国境近くに用事がある度にガソリン買いに国境を越えたものだが、最近は、あまりチャンスがなかった。

** 私はまだ日本人。カナダでは永住権(lannded immigrant)の身分だ。

*** 「アイ・ファイブ」とは "Interestate 5" の略で、アメリカ西海岸の幹線道路のことだ。カナダの99号線からそのまま I5につながり、西海岸の主要都市、シアトル、ポートランド、サンフランシスコ(厳密には少し東を通る)、ロサンジェルス、サンディエゴなどをつないでいる。さらに、この道路をたどると、メキシコ、中南米、パナマ地峡、南米の太平洋岸をたどってマゼラン海峡まで行ける。



指紋採取中に突然、オフィス内のサイレンが鳴った。音は小さいが誰にも聞こえるサイレンだった。すると、ほとんどのスタッフがいっせいにゲートのほうに飛び出した。さいわい大事ではなかったらしく、すぐにみんな戻ってきた。それにしても、こんなことにもアメリカの緊張感を感ずる。

ところで、Blaine (アメリカ・ワシントン州)のスーパーマーケットでは、白菜を「なっぱ」nappa cabbage と呼んでいた。あそこのスーパーは昔からそうだ・・・(*^_^*)。

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ベルーガの赤ちゃん誕生 (2009.06.07)
スタンレー公園内にあるバンクーバー水族館でベルーガ beluga whale (ベルーガ・イルカまたはシロイルカ*)の赤ちゃんが生まれた。母イルカのオーロラ Aurora ともどもとても元気でいるようだ。ベルーガは水族館でも自然界でも、生まれてから数年で死んでしまうことも多く、これから当分、バンクーバー市民が見守っていくことになる。

赤ちゃんイルカの名前は秋ごろまでに公募で決まる。オーロラはこれまで、キーラ Qila(4才)とティーカ Tiqa(1才)を生んだ。兄弟イルカは、赤ちゃんがある程度大きくなるまで、安全のためにしばらく"別居状態"になるようだ。オーロラは2002年にもトゥヴァクを生んだが三年後に死んでしまった。

バンクーバー水族館は、以前は自然界で捕獲されたベルーガを飼育していたが、現在はそれをやめ、怪我をしたものか水族館などで生まれたものだけを飼育している。ベルーガは大人のオスになると体長5.5メートル、体重700〜1,600キロにもなる。他の大部分のイルカ類よりも大きいが、クジラに比べると小さい。

* 「イルカ」とは呼ばれているが、英名では whale (クジラ)だ。しかし、分類学上はクジラとイルカに特別な差はないようだ。

ニュースソース

カナダでは、ハドソン湾 Hudson Bay や北極海沿岸、それにセントローレンス St. Lawrence 河にベルーガが分布する。また、マニトバ州のチャーチル Churchill地図)はベルーガとホッキョクグマ polar bear が見られる観光地になっている。

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元KGBスタッフの"駆け込み" (2009.06.02)
KGBの通訳スタッフ、ミハイル・レニコフ Mikhail Lennikov は今朝3時にバンクーバー空港に現れるはずだった。カナダ政府から国外退去を命ぜられて、ウラジオストクに飛ぶことになっていたのだ。しかし、レニコフは国外退去命令を拒否して、バンクーバー東部の教会に"駆け込み"、保護を求めた*。

レニコフは1997年に家族ともどもロシアからカナダに移住し、それ以来バーナービー Burnaby 市で生活してきた。ところが、12年後の今になって、カナダ政府はレニコフが元KGB職員だったことを理由に、国外退去命令を下した。妻と、最近バーナービー市内の高校を卒業した息子はカナダに残るようなので、レニコフにとっては家族との"一生の別れ"になるかもしれない。

教会は、レニコフのために部屋を用意して"長期戦"の構えでいる。一般市民も大半がレニコフの滞在に理解を示している。カナダの法律では、公衆安全大臣 Public Safety Minister の裁量で、滞在を許可することもできるらしく、カナダ議会の野党議員23人が連名で滞在許可するよう大臣に求めた。

野党第一党の自由党議員、ウジャル・ドサンジ Ujjal Dosanjh (バンクーバー南部選出、元ブリティッシュコロンビア州知事)も、「レニコフの家族には会ったことがあり、レニコフはとても正直かつ誠実な人間だ」と言っている。

* 法律で成文化されてはいないが、カナダの警察は教会や寺院をある程度"聖域"として扱うことが多いらしい。2007年にも、不法入国していたのがばれた難病のインド人が、国外退去命令に抵抗してシーク教の教会に駆け込んだことがあった。その人の場合は、しばらく教会で生活した後、自ら退去命令に同意してインドに帰った。



諜報機関などは"裏の世界"のことで、レニコフがどんなに危険かは素人には分からない。ではあるが、国家の安全のために、一家がばらばらになると言うのもやりきれない話だ。

ニュースソース

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リモコンの紅茶漬け (2009.06.01)
ゆうべ、寝しなに紅茶を入れた。3分の一くらい飲み残して、さてそろそろ寝ようかとテレビを切った。暗闇の中で、ベッド脇のテーブルにあるガラス瓶に、テレビのリモコンを立てて入れた。このガラス瓶には、リモコン2つ(テレビとDVDレコーダ用)がちょうどよく入る*。心なしか、いつもより簡単に入ったような気がした・・・(^_^;。

しばらく寝たが、どうもよく眠れない**。トイレでも行ってくるかと電灯をつけた。すると、ガラス瓶に入れたはずのリモコンが、紅茶のマグに入っているではないか。「ありゃ〜!」、慌ててリモコンを取り出すと紅茶がしたたった。スイッチを入れたがテレビはつかない。乾電池を取り出してタオルで拭き、水分を飛ばそうとリモコンを振ってやり直したが、やっぱりダメだ。

買って間もないテレビなのに、リモコンだけ買い替えかと半分あきらめて、ベッドに戻った。ところが、今朝スイッチを入れたらテレビがついた。ふ〜〜〜助かった!レモンの成分で回路がだめになったと観念していたのだが・・・。いつぞやの電子レンジもそうだったが、最近の電気器具は簡単には壊れないのだろうか。なんともラッキー!

* ナチョスのソースの空き瓶だが、樽型でリモコン2つにぴったりだ。私は最大限、廃物利用をして地球に優しく生きている・・・(^^ゞ。

** "紅茶責め"にあったリモコンが、私を呼んでいたのかもしれない・・・(^_^;)?。



みなさんも、"リモコンの紅茶漬け"などはくれぐれもしないように!・・・ん?「そんなことするのは、やっぱりお前だけだ」って・・・(・_・;?

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バンクーバーで歩行者天国 (2009.05.31)
バンクーバー市は今年、夏の日曜日だけ市内4ヶ所で、試験的に歩行者天国を行うことを検討している。計画によると以下の4ヶ所だ。

コマーシャル通り Commercial Drive
メイン通り(マウントプレゼント地区) Main Street in the Mount Pleasant neighbourhood
ガスタウン地区* Gastown・・・野菜市場(Farmers' Market)を計画中
コリングウッド地区 Collingwood (ジョイス駅付近)・・・青空市場(Open-air Market)を計画中

計画が実行されると、4地区周辺の28の通りが閉鎖される。また、試験的に行った場合、最大で20万ドル(約1,800万円)の費用がかかるが、通常は駐車場建設に使われる駐車場料金から充てるもようだ。

* ガスタウンはバンクーバーの発祥の地。1870年代にヨーロッパ人が初めて定住したのがこの地域。次第に発展して今の220万都市ができた。ヨーロッパ人が来るまでは、バンクーバーはどこもかしこも針葉樹の大森林が続き、ところどころ(主に海岸地域)にインディアンの集落があるだけだった。「ガスタウン」の名前は最初に住んだのがギャシー・ジャック Gassy Jack という人だったので、「ギャシー」がなまって「ガス」になった。なお、gassy は「おしゃべりの、ほら吹きの」と言う意味のスラング。

ニュースソース

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キャンビー通りの商店主が勝訴 (2009.05.27)
(商店主は、以下のニュースでは勝訴したが、その後の控訴審で逆転負けし、いったんもらった賠償金の60万ドルを返還する羽目になっている。なんともひどい話だ。→ CBCニュース

以前も書いた()が、今年三月、スカイトレインのカナダライン Canada Line 建設の影響で、売り上げを大幅に減らしたキャンビー Cambie 通り商店主が、政府機関などを相手取って訴訟を起こした。今日その判決が下され、商店主は60万カナダドル(約5,100万円)を勝ち取った。

ブリティッシュコロンビア州最高裁判所は判決で、「カナダラインのプロジェクト(チーム)は、原告の商売に対して尊大な無関心を持って望んだ」と裁定した。そして、「トランスリンク TransLink、カナダライン・ラピッドトランジットおよびイントランジットBC の三者は、原告の損失、必要経費、それに利息に責任を負う」と判決した。一方、バンクーバー市、ブリティッシュコロンビア州、カナダ連邦政府への告訴は取り下げられた。

他にもグループで訴訟を起こした商店主がいて、近く判決が下されるらしい。今回の判決は彼らに絶好のニュースとなった。また、近い将来コマーシャルドライブ Commercial Drive 駅⇔UBC間のスカイトレイン建設が予定されているが、同路線が走ることになるブロードウェイ Broadway 沿いの商店街にとっても朗報だ。逆に、トランスリンク側はこれから百数十店舗もに損害賠償することになるかも知れず、苦境に立たされた。

ニュースソース

(後記) いったんは勝訴した商店主だったが、この後、控訴審で負けてしまう。そのため、勝訴した時に勝ち取った60万ドルを今度は返さねばならなくなった・・・このあたり、どうも理解できない。なぜ、控訴審に入りながら、その時点で金が支払われてしまったのだろう?。いつだったか、久しぶりに彼女のニュースを見たら、「商店主は一文無しになった」と書かれていた。長い年月に渡った裁判の費用と、返却しなければならなくなった60万ドルで、何もかも失ってしまったのだろう。なんともひどい話だ。

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完成近いゴールデンイヤーズ橋 (2009.05.26)
ゴールデンイヤーズ・ブリッジ Golden Ears bridge(地図)が予定よりも2週間早く、6月14日に開通する。両側6車線のこの橋は、フレーザー河北岸のメイプルリッジ Maple Ridge およびピットメドウズ Pit Meadows と、南岸のサリー Surrey やラングレー Langley を結び、トランスカナダハイウェー Trans Canada Highway に直結する。

最初の30日間は無料だが、それ以降は車両の型によって2.85〜9.00ドル*までの通行料がかかる(料金詳細)。料金所の代わりに、通行料電子自動徴収システムが設置されて、通行料を支払うシステムだ。

常用者はトランスポンダーの「クイックパス」を買っておいて、橋を通過する度に自分のアカウントから自動的に料金が徴収されることになる。クイックパスのない利用者には、橋に設置された40台のカメラでプレートナンバーが読み取られ、後日、請求書が郵送されてくる**。自転車と歩行者は、橋の両端にある専用レーンを利用して無料で通過できる。公営バスも無料。

施工主のトランスリンク Translink によれば、推計総工費8.08億カナダドル(約687億円)、長さ968メートルのこの橋は、エクストラドーズド橋としては北米で最長だ。

* けっこう高い料金だ。たとえば、最低でも往復で5.7ドルになる。20年位前、私がハリファックス Halifax と対岸のダートマス Dartmouth を結ぶ橋を友達の車で渡ったときには、片道25セントだった。時代が違うこともあるが、それにしてもと言う気がする。

** なんだか不払い者が続出しそうなシステムだ。"改札のない"スカイトレインを思い出させるシステムで、非常に"トランスリンク的"だ・・・(^_^;)?。一時は、アメリカの車からはどうやって徴収するのだろうと思ったが、これについては、州外の人は無料らしいことが後で分かった。

<ニュースソース:CBC CTV

これまで、この付近の車両はフォートラングレー Fort Langley にある無料のフェリーを使ってフレーザー河を渡っていた。バンクーバー都市圏では、川や入江が入り組んでいて橋がとても重要だ。ところが、人口はどんどん増えるのに、場所によっては橋が足りない。かといって、橋を造って便利になればなるほど車両も増えて環境汚染のもとになる。そのあたりのバランスが難しい。

(よく登場する地名の地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州トップ

イヌイットに着せられた濡れ衣 (2009.05.23)
ヌナブット Nunavut 準州の健康大臣タガク・カーリー Tagak Curley は、極北地域の歴史を研究する歴史家でもある。彼は、イギリスの国立海洋博物館 National Maritime Museum に招かれて、この土曜日に演説を行う。文豪チャールズ・ディケンズ Charles Dickens が、約150年前にイヌイットに着せた汚名をそそぐためだ。

1845年、イギリス人探検家ジョン・フランクリンJohn Franklin は2隻の船でロンドンを出航して、北西航路 Northwest Passage に向かった。しかし、極北地方の海をを航海しているうちに行方が分からなくなった。いったい、なにが起こったのか。

1854年にカナダ極北地方を探検したスコットランドの探検家ジョン・レイ John Rae は、ブーシア半島 Boothia Penisula のイヌイットの話を基に「フランクリンの探検隊は壊血病になって、たがいに共食いをする羽目になったようだ」と書いた。

このニュースにフランクリンの妻ジェーン Jane Franklin は激怒した。ディケンズは、彼女の依頼もあって、"The Lost Arctic Voyagers" という本で「キリスト教を信ずる者が人食い行為を行うはずはない。イヌイットがフランクリン一行を殺し、人食い行為を行ったのだろう」とレイの説に反論した。このことが、それ以降、イヌイットのイメージをひどく傷つけた。

ある歴史家も言うように、フランクリンの船が見つかるまでは、実際になにが起こったのかは闇の中だ。そんな状況の中で、「キリスト教云々・・・」だけを根拠にイヌイットを"犯人"扱いしたのもおかしな話だ**。カーリーは言う、「いまは亡き祖先の濡れ衣を晴らしたい」。

* ジョン・レイは、イヌイットから「2隻の船が氷に閉ざされて遭難し、乗組員たちは上陸したものの、寒さで凍死するか、あるいは共食い状態になって死んだ」と聞いた。

** そもそも、極北地域でアザラシなどを食べて生きていけるイヌイットが、あえて人食いをする必要はまったくない。

ニュースソース

16〜18世紀の大航海時代には、たくさんの船乗りたちがビタミンC不足で壊血病になった。当時は原因が分からなかったから、壊血病は海賊以上に恐れられた。ちなみに、野菜や果物が手に入らないイヌイットが壊血病にならなかったのは、生肉にビタミンCが含まれているためといわれる。

カナダ極北地域には、当時のヨーロッパ人探検隊遭難の話がいくつかある。たとえば、1610年にハドソン湾を発見したヘンリー・ハドソンの悲惨な最期もその一つだ。

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 建築家アーサー・エリクソン死去 (2009.05.21)
バンクーバー生まれの高名な建築家アーサー・エリクソン Arthur Erickson が死去した。84歳だった。彼は、バンクーバーで建築活動を開始し、次第に世界中に名前が知られるようになった。彼が設計した主な建築物は以下のとおり。

<バンクーバー地区>
Vancouver Law Courts  バンクーバー裁判所(BC州裁判所の入っているビル、地図
Robson Square  ロブソン・スクエア
UBC's Museum of Anthropology  ブリティッシュコロンビア大学人類学博物館
Simon Fraser University  サイモン・フレーザー大学

<その他>
Roy Thomson Hall in Toronto  ロイ・トンプソン・ホール(トロント)
Canadian Embassy in Washington  カナダ大使館(アメリカ・ワシントン)
California Plaza in Los Angeles  カリフォルニア・プラザ(ロサンジェルス)
Napp Laboratories in Cambridge, England  ナップ研究所(イギリス・ケンブリッジ)
Kuwait Oil Sector Complex in Kuwait City  クウェート石油セクタービル(クウェートシティー)
Kunlun Apartment Hotel Development in Beijing  クンルン・アパートメントホテル(北京)

ニュースソース

(よく登場する地名の地図:バンクーバーバーナビーリッチモンドブリティッシュコロンビア州トップ

 ふつうの生活に戻ろう・・・(>_<) (2009.05.21)
日本のテレビニュースを見ていたら、町行く人たちがほとんどマスクをしている。してない人も「会社で"命令された"のでマスクを買いたいのだが、どの店も売り切れだ」という。人気歌手のコンサートが軒並みキャンセル。旅行や集会、運動会などすべて中止。帰国後にホテルに缶詰されるのがいやだからと、海外での会議への参加を取りやめる人が多発。果ては、感染者が出た高校の職員や生徒が、病院への入場やタクシーへの乗車を断られる始末。

カナダは豚インフル"先進国"だが、こんな事態にまではならなかった。町でマスクして歩く人はまったくいなかったし、ふつうの会社でマスクの着用命令が出たり、感染者の関係者が入場や乗車拒否にあったりなどと言うニュースも聞かなかった。イベントの中止や休校は少しあったようだが、その後すぐに落ち着いた。カナダでは今でも新たな感染者はいるのだろうが、感染者数はもうニュースにもならない。全体的にも伝染が下火になったということで、メキシコへの旅行自粛勧告も撤廃された(メキシコでも下火になったのだろうか?)。

日本では、病気そのものよりも、風評被害で国民の生活に影響がでている。たいした病気ではないのだろうから*、ふつうの生活に戻ろう・・・(-。-;)。

* ほとんどの感染者が、発症から数日で快方に向かっている・・・ふつうのカゼやインフルエンザよりも軽い。カナダとアメリカで出た死者も、他の病気が死因だった可能性が高い。そもそも、メキシコの死者数も、どこまで本当なのかと言う気がする。最初「百数十人」と発表しておきながら、すぐに「数十人」に訂正されているくらいだ・・・。



旅行ガイドをしている知人がこぼしている。そろそろ季節がよくなって日本からの観光客が増える時季なのに、逆に、豚インフルの影響でキャンセルが続き仕事が激減しているというのだ。

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 新しい海「セイリッシュ・シー」 (2009.05.19)
一年位前、バンクーバー島と本土の間にある「ジョージア海峡」 Strait of Georgia の名前を、「セイリッシュ・シー」 Salish Sea に変えようという動きがあることを書いた。それが、いよいよ実現しそうな気配だ。

去年のニュースはその後、途絶えていた。しかし最近、アメリカ・ワシントン Washington 州の西ワシントン大学 Western Washington University 元教授が、「ジョージア海峡、ピュージェット湾 Puget Sound、ファンデフカ海峡 Strait of Juan de Fuca の3つを総称してセイリッシュ・シー Salish Sea と呼ぶ」ことを新たに提案した。元教授のアイデアでは、3つの海はそれぞれの呼称を継続する。

ブリティッシュコロンビア州のゴードン・キャンベル知事もファーストネーションの人たちも、この提案に前向きだ。これから半年くらい検討したうえで、各方面の賛成が得られれば新呼称が採用されることになりそうだ。

Salish とはこのあたりのインディアンの総称だ。だから、「セイリッシュ・シー」 は、18世紀のイギリス国王の名前に由来する「ジョージア海峡」 Strait of Georgia よりも、この地域にふさわしい。しかも、静かな海を思わせる語感があって*、この辺の海にぴったりだ。

* 日本語では「サリッシュ」と発音するようだが、より原音に近い「セイリッシュ」のほうが語感が良い。

ニュースソース


北アメリカ大陸北西海岸のインディアンは、言語学的な分類から Coast Salish (沿岸セイリッシュ)と呼ばれ、ブリティッシュコロンビア州、アメリカのワシントン州とオレゴン Oregon 州にかけて分布していた。ただし、現在では「沿岸セイリッシュ」と呼ばれる言語も人々も存在しない。なお、沿岸セイリッシュに対して、内陸部に住む Interior Salish (内陸セイリッシュ)の人たちもいて、前述三州の内陸部から、さらにはアイダホ Idaho 州やモンタナ Montana 州にまで分布していた。

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 揺れるカナダの銃規制 (2009.05.17)
カナダの銃規制が揺れている。カナダの保守党政権は、自由党のジャン・クレチアン政権(1993-2003)時代に制定された銃登録制度の執行延期を、さらに一年引き伸ばすようだ。保守党政権は2007年に最初の延期を行い、さらに2008年にも延期を決めており、今回で三度目の延期だ。

この制度は、すべての銃の所有者に登録を義務付けるものだ。当初から保守党はこの制度に反対してきており、本音は制度そのものの廃止にある。しかし、議会の過半数を握っていないため、野党の賛成がなければ廃止することはできない。野党三党(自由党、新民主党、ケベック連合)はいずれも廃止に反対してきた。

やむなく、保守党は制度執行の延期をし、制度のための予算を減額してきたのだ。保守党は「登録制度に巨額な予算を費やすのは、法を守る国民を罰しているようなものだ。しかも、制度は銃犯罪の減少に対して役立っていない」という。一方、制度の支持者は、「この制度は警察が犯罪者を摘発するのに役立っている。保守党はカナダの銃規制を形骸化しようとしている」と非難している。

保守党は以前から、「銃の登録よりも RCMP (国家警察)の予算増大のほうが、犯罪防止に効果がある」とも言ってきた。火事になってから大騒ぎして火消しをするよりも、出火原因を排除したほうが効果的なのは、子供でも分かることなのだが・・・。



最近の多発する銃撃事件を見ると、もっともっと厳しい銃規制を敷いて欲しいくらいだ。今年に入ってバンクーバー都市圏で銃で殺された人は20人を越える。まさか、カナダが"野蛮国"アメリカほどの銃野放し状態になるとは思えないが、銃の取締りではなんとも歯がゆい状況が続いている。安全な日本が懐かしい。


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 CDを入れずにソフトを使う (2009.05.16)
電子辞書ソフトなどは、CDをコンピュータに入れないと使えない。しかし、いちいちCDを入れずにソフトを使える"裏の手”がある。私はこの方法を使って、電子辞書 Bookshelf などをCDなしで使えるよう設定している。

コンピュータ内に仮想ドライブを作り、CDからイメージファイルを作成して、仮想ドライブからイメージファイル(つまりソフトウェア)を作動させるやり方だ。こうした設定を手助けするソフトウェアが別途必要だが、さいわいにも無料で入手することができる。詳しくは、こちらのページで「CDを入れずにソフトを使う」を参照されたい。一見、ややこしそうな手順だが、慣れればそれほどでもない。

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 州議会議員選挙の結果 (2009.05.14)
12日に行われたブリティッシュコロンビア州の州議会議員選挙の結果は次の通り。
政党 最終当選者数* 得票率(%)
自由党 Liberal 49 46.02
新民主党 New Democratic 35 42.06
グリーン Green 0 8.10
保守党 Conservative 0 2.11
その他 1 1.72
合計 85
* 5月27日に、二選挙区で得票の再計算が行われた後の最終結果。再計算が行われたデルタ市南部 Delta South では、当初、首位だった自由党の現職閣僚が無所属候補に逆転で負けるという波乱があった。この州の法律では、差が100票以下の場合には数え直しが行われると言うことだ。

自由党のゴードン・キャンベル Gordon Campbell 知事は三期目をつとめることになる。左派政党、新民主党の政権奪還はならなかった。連邦政府の政権を握る保守党が、この州ではまったくダメなのが目に付く。環境保全をうたうグリーン党は選挙ごとに得票率を下げている。

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 アカウミガメの日本への長旅 (2009.05.14)  
科学ドキュメンタリーNOVAが作成した"Voyage of the Lonely Turtle"* (孤独な亀の長旅)という番組があった。メキシコ西海岸付近に生息するアカウミガメ Loggerhead Turtle は、"30歳"くらいになると**、産卵のため"生まれ故郷"の浜辺まで長旅を始める。その生まれ故郷とは、なんと12,000キロもかなたの日本の海岸だ。

日本では特に、屋久島日南海岸でアカウミガメ産卵が多いらしい。しかも、北太平洋でアカウミガメの産卵が行われるのは、日本付近だけだという***。日本の海岸で孵化したアカウミガメの赤ちゃんは、すぐにメキシコ西海岸へ向けて小さな身体で長旅を始める。アメリカ大陸の太平洋岸では、アラスカからチリまで広く棲息するが、最も多いのはカリフォルニアからメキシコにかけての海だ。いつかの「渡り蝶」もそうだが、動物の世界には本当に不思議なことが多い。

* "Voyage of the Lonely Turtle"で"watch a preview" をクリックすると、予告編が見られる。

** 成長したアカウミガメは通常30年以上生き、中には200年近くも生きるものもあるらしい。

*** 南太平洋ではオーストラリアでも産卵が行われる。

<参考サイト: The Remarkable Journey of Adelita, the Loggerhead Sea Turtle 番組とは直接関係のないサイトだが、GPS を取り付けたアカウミガメのメキシコから日本までの軌跡が、複数の地図に描かれている。メキシコを出発してから約一年で日本に着くらしい。また、こちらのサイトも参考になる。>

<これを書いて数日後に、こんな記事があった。愛知県豊橋市の海岸にもアカウミガメがやってくるのだ。ここからも、小亀がメキシコ沖まで旅立つのかもしれない。>

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 水彩画家トニー・オンリー (2009.05.13)  
先日 Knowledge Network で、カナダ、特にブリティッシュコロンビア州 British Clumbia の自然をこよなく愛した水彩画家、トニー・オンリー Toni Onley のドキュメンタリー番組 "Landscape Revealed - The Art of Toni Onley"* があった。

トニー・オンリーの作品は墨絵のようなタッチで描かれていて、なんとなく日本的だったが、やはり大きな"日本コネクション"があった。書道や墨絵にたいへんな興味を持っていた上、三人目の奥さんが日本人のユキコ・オンリー Yukiko Onley だった。番組では、トニー・オンリーが書道の筆を使って描く様子や、和服でくつろぐ姿が映されていた。

トニー・オンリーは1928年イギリスのマン島 Isle of Man で生まれた。子供のころから絵が好きだった彼は、イギリスで絵の勉強をしたあと1948年にカナダに移住し、オンタリオ州 Brantford に住んだ。1957年、最初の妻と死別すると、ブリティッシュコロンビア州ペンティクトン Penticton に移住した。その後、数年間メキシコに住んだりしたが、人生の大半をブリティッシュコロンビア州で過ごした。

2004年2月29日、トニー・オンリーは好きな軽飛行機の操縦中に心臓発作を起こし、飛行機もろともメイプルリッジ Maple Ridge 付近のフレーザー河 Fraser River に墜落して死亡した**。75歳だった。

* クリックすると、番組そのものがスタートする。

** 遺体は約3ヵ月後に発見された。

参考サイト:トニー・オンリーの作品集と履歴>

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 州議会総選挙に日系人候補者 (2009.05.12)  
今日(火曜日)*は州議会議員総選挙の投票日だ。2001年以来、自由党 Liebral Party が政権を握ってきたが、最近、追い上げてきた左派の新民主党 New Democratic Party が政権を奪還できるかどうかが焦点だ。

ところで、選挙関係の記事を読んでいたら、ノースバンクーバー North Vancouver で自由党から立候補している日系人の名前が目に付いた。Naomi Yamamoto がその人だ。政治家としてはどんな人物か皆目分からないが、毎週土曜日にグラウス・マウンテンに登り、釣りが好きでバイクで走り回る活発な人のようだ。カナダでは日系人の政治家は少ないので興味を引く**。

* 日本では投票日は必ず日曜日だが、こちらは平日だ。国によっていろいろ・・・(*^_^*)。

** むしろ、アメリカのほうが日系人政治家はよく出現する。ハワイのダニエル・イノウエ上院議員や故ボブ・マツイ下院議員などが有名だ(2005年のボブの死去のあと、妻のドリス・マツイが下院議員をつとめている)。

<参考サイト:「バンクーバー新報」 左側にある「スペシャル(新報リポート)★日系三世ナオミ・ヤマモト候補州選挙出馬」をクリック。なお、即日開票の結果、彼女は当選した。>

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 騒ぎすぎ・・・(・_・;? (2009.05.09)  
日本でも新型インフルエンザの感染者が出たようだ。カナダのオンタリオ州オークビル Oakville 市で短期ホームステイしていた高校生と教師らしい。水際対策でなんとか押さえていたが、「ついに」という感じだ。

それにしても、ちょっと"騒ぎすぎ"のような気がしてならない。他に病気を持っていたり、感染後の対応が遅れたりすれば危険のようだが、早めに対応すればたいしたほとんどが軽症ですんでいるようなのに・・・。

たしかに、メキシコ以外ではアメリカとカナダで計3人の死者が出ている。しかし、そのうちの二人は他の病気で体が弱っていて、新型インフルエンザが直接の死亡原因だったかどうかはっきりしていない*。また、もう一人は、メキシコで感染してからアメリカの病院に送られたメキシコ人の子供だ。

* "外国"ではそこまで報道されないから、あのようなニュースがあると即、「カナダもあぶない」となる。さらには、三千数百万人のカナダ住民すべてに感染しているかのような印象を持つ・・・(・_・;。

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 ハードウェアの取り外し (2009.05.06)
「ハードウェアの安全な取り外し」*を簡単に行う方法を見つけた。実は、私のデスクトップ・コンピュータ(Windows XP)ではかなり以前から、「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンがタスクバーに出なくなっていた**。そのため、ハードウェアを取り外す度に、わざわざコンピュータをシャットダウンしなければならなかった。しかし、これからはその必要がない・・・(*^_^*)。

次のがその方法だ。

@デスクトップの何もないところを右クリック
A「新規作成」をクリック
B「ショートカット」をクリック
C「ショートカットの作成」ダイアログが表示される

D「項目の場所を入力してください」に次のコマンドを入力
    Rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll
E「次へ」ボタンをクリック
F「ショートカットの名前を入力してください」に適当な名前(「USB取り外し」など)を入力
G「完了」ボタンをクリック

これでデスクトップにショートカットが作成される。これをダブルクリックすれば、いつでも「ハードウェアの安全な取り外し」ダイアログを開くことができる。このショートカットをクイック起動バーやスタートメニューに登録してもよい。

* よくあるのは、デジカメをコンピュータのUSBソケットにコードで接続した場合の取り外しだ。

** Windows XP でタスクバーのアイコンが"消える"問題はよくあることらしく、マイクロソフトも認識しているという。

参考サイト

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 少年を救ったホームレス (2009.05.05)
この日曜日、ウィニペグ Winnipeg 市のホームレス、ファロンとウェインは、レッド・リバー Red River にかかるプロベンチャー橋 Provencher Bridge のたもとのベンチに座っていた。そのときに事故は起こった。橋の上で友達と遊んでいたティーンエイジャーの少年が、橋の欄干を越えて川に転がり落ちたのだ。

それを見るや、ファロンはバックパックを脱ぎ捨てて川に飛び込んだ。それこそ、あっという間の出来事だった・・・死んでしまうかも知れないのに、そんなことを考える間もないほど・・・。ウェインは、川に飛び込むファロンを見て「こいつ、頭がおかしくなったのか?」と思った。この時季のレッド・リバーは、融雪期の増水で流れが急な上に氷のような冷たさだ。それでもファロンは、15メートルほど泳ぐと少年の体をつかんだ。

背中に怪我をした少年は泳ぐことができず、流れが渦巻いて水にもぐってしまう。ファロンが近づくと、パニック状態になっていた少年はファロンに"襲い掛かってきて"、上に乗ろうとする。上に乗られたら二人ともおぼれてしまうから、ファロンは少年の頭を何度も殴りつけた。「少年には悪いと思ったが、そうしなかったら、二人ともお陀仏だったから・・・」。ファロンは少年に叫んだ、「お前も俺も凍えている。ともかく、背泳ぎで足をキックしろ」。寒さと疲労で流されそうになりながらも、なんとか岸にたどり着くと、ウェインが二人を引っ張り上げた。そうこうしているうちに救急車が到着して、少年とファロンは近くの病院に搬送された。

ダコタティピ・ファーストネーション Dakota Tipi First Nation の生まれでアル中のファロン(44歳)は、過去7年間プロベンチャー橋の下で生活してきた。ウィニペグの冬は寒い。「一番寒かったのは零下51度さ。それに加えてウィンドチル(wind-chill 風速冷却)があったんだ」。ウィニペグ市の親切な里親家庭で育った彼は、高校卒業後、マニトバ大学 University of Manitoba で教育学の勉強をしながら、Hugh John Macdonald School で教師手伝いの仕事をしていた。しかし、もともと飲酒癖があったファロンは、7年前に実母が殺されてからいっそう酒におぼれて行った。三年前に妹が傷害事件に遭ったのもアルコール依存に拍車をかけた。

ファロンは言う、「私にはこんな生き方をする素地があった。ともかく、人生の落とし穴があまりにたくさんあったのさ」。病院にファロンを見舞ったウェインは、「人々が、迅速で勇気あるファロンの行動を知って、ホームレスを今までと違う目で見てくれるといいのだが・・・」と言う。「ファロンは見かけは恐そうだから、人はたいがい避けて通る。でも、あいつは勇気と人間味があり、自分の安全も顧みずに他人を助けようとして、水に飛び込むほどの男なんだ」。

ニュースソース

関連ビデオ:ファロンはたくさんの人に感謝された。「(褒美に)何か欲しいものがありますか」と聞かれても多くの望まないファロンだったが、新しい靴をもらうことになった。また、9年間会っていない実父に会うために、生まれ故郷のインディアン居留地(Indian Reserve)までバス代を払ってもらうことになった。ファロンをよく知るホームレス救済施設のスタッフは、「ファロンはとても親しみやすく、よく話すし気持ちの大きな人間だから、今回のようなことがあっても驚くようなことでもない」と言っている。市民の間では、この事件をきっかけにホームレスを助ける運動が始まっている。>

<酒や麻薬のために、ファロンのような人が落伍してしまうというのもやりきれない話だ・・・(ー_ー)。>

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 ハクトウワシの虐殺 (2009.05.03)
リッチモンド Richmond の公園で、爪とくちばしのないハクトウワシ bald eagle の死骸が発見された。The Humane Society of Canada (カナダ人権ソサエティー?)は、犯人逮捕につながる情報提供者に1,000ドル(約8万円)の賞金を出すことにした。同ソサエティーによれば、こうした殺し方は爪やくちばしを密売する犯罪グループの仕業らしい。そのため、この種の事件は絶対に見過ごされてはならず、犯行グループの摘発が重要だと言う。

同ソサエティーは、2005年にノースバンクーバー North Vancouver で30羽近いハクトウワシが殺された事件でも、同様に賞金を出したことがある。そのときも、羽や爪がブラック・マーケットで売買されたが、長期間の捜査の末、犯行グループ(5〜6人)が逮捕された。

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 時給74ドル (2009.05.02)
カナダ政府もいよいよ、沈没寸前のアメリカ系自動車メーカーを助けることになったようだ。2,400億円を支援するらしい。それにしても、先日のニュースにあった「(その会社の)労務費は1時間当たり74カナダドル(約5,920円)・・・」には驚いてしまう*。日系メーカーより25カナダドルも高いらしい。その上、北米の企業はトップがものすごい給料をもらう。

そんなに気前よくばら撒いていたら、破綻するのは当たり前だ**。そのあげく、こけそうになったら国民の税金で助けてもらうとは・・・なんともはや・・・(>_<)。

* ここブリティッシュ・コロンビア州の最低賃金は時給8ドル。他の州でも、7.75〜10ドルだ。

** 労働組合が強いと言う事情はあるにしてもだ・・・(・_・;。

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 水際作戦 (2009.04.30)
メキシコから始まった豚インフルエンザで世界中が大揺れだ。カナダでもすでに19人の感染者が出ており、そのうちの6人がここブリティッシュコロンビア州の人だ。5人はバンクーバー都市圏 Metro Vancouver で、他の1人はバンクーバー島らしい。6人のうち5人は最近メキシコに旅行したか、あるいはメキシコ旅行した人に関連を持つ。

日本でも、カナダから帰国した人から感染被疑者が出たりして大騒ぎのようだ*。それにしても、島国の日本はまだ水際作戦がやりやすいと思う。アメリカやカナダのようにメキシコと地続きの場合、日本の空港で到着便ごとに行われているような徹底した検査は不可能だ。そんな状況なので、今後、どの程度感染が広がるのかとても気になる。当分、外出しないでいようか・・・(^_^;)?。

* 被疑者の男子高校生は、この州のビクトリア Vistoria 市で4月10〜25日にホームステイし、バンクーバー発成田行き日本航空便で帰国したらしい。この州の感染者はまだ数人で、しかもほとんどがメキシコ旅行関連だ。したがって、この高校生がメキシコ旅行した人に接触した可能性は非常に低い。だとしたら、この高校生はシロではないかという気がする・・・ホストファミリーがメキシコ旅行でもしていれば別だが・・・。なお、日本航空11便なら「メキシコシティー発バンクーバー経由成田行き」なので機内感染がありうるが、高校生が乗ったのは17便だ。
(案の定、翌日のニュースで高校生はシロだった。)

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 良い人生を (2009.04.29)
テレビドラマを見ていたら、こんな表現が出てきた。

   Have a nice life.

私はカナダに来て間もないころ、この表現を使ったことがある。ノバスコシア Nova Scotia 州へ引っ越すカナダ人に、遠いところに行ってしまう人だから、こんな表現もあるかと思ったのだ。

ところが、友人は苦笑いした・・・ちょっと複雑な反応だった。実は、そのことがずうっと気になっていた。そこで調べてみたら、これには次のような意味もあることが分かった。

   Have a nice life.* 「(二度と会いたくない人に対して)良い人生を」

「二度と会わない人」に対しても使えるようなので、必ずしも失礼ではないかもしれない。しかし、あのときは「会いたくない人・・・」の方に聞こえたのかも・・・(・_・;。
Sorry, my friend. I didn't mean that. (友達よ、ごめんなさい、そんなつもりで言ったんじゃあないんだ)・・・(^_^;。

* 似たような表現、Have a nice day. はとてもよく使われるのだが・・・。「良い一日を/さようなら/またね/じゃあね!/バイバイ/行ってらっしゃい」などの意味だ。

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 スーザン・ボイルの初めてのCD (2009.04.27)
先日、「田舎のおばちゃんがスターに」を書いたが、”おばちゃん”ことスーザン・ボイルが1999年のチャリティー製作CDに挿入した曲が見つかった。"Cry Me A River"(歌詞)*がそれだ。彼女としては初めてレコーディングした歌ということになる。少しジャズっぽい歌い方で、これまたなかなかいい・・・(*^_^*)。

彼女にはいまやレコーディングの話がわんさかきていて、すごい人気らしい。あまり急激な変化で、押しつぶされてしまわねばいいがと、かえって心配になる・・・(^_^;)?。

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 父娘の再会に"カナダ方式"の壁 (2009.04.27)
二週間ほど前、スカイトレインのブロードウェイ Broadway 駅付近から、10歳の女の子が警察に電話した。二年前ケベック Quebec 州で誘拐されて行方不明になっていたアシュレイという子供だった。アシュレイはケベック州で父親と一緒に住んでいたが、父親と離婚していた母親が誘拐したのだ*。

バンクーバー警察からの連絡に、父親は大喜びでバンクーバーに飛んできた。ところが、父親はアシュレイの顔を見ることすらできないまま、一人ケベック州に帰ることになった。このあたりの事情が、日本とは国の仕組みが違うカナダのややこしさだ。

ケベック州では母親に逮捕状が出ていた。しかし、逮捕状はケベック州では有効だが、ブリティッシュコロンビア(BC)州では効力がないらしい**。となると、母親はBC州では罪を問われない"自由の身"だから、逆にアシュレイの親権を主張して裁判を起こしたのだ。

さらにややこしいことに、父親は裁判で争うために、ケベックの裁判所からの書類を提出しなければならないが、フランス語で書かれているため翻訳料を払って翻訳してもらわねばならない。父親は、「もし、誰かが逮捕されてフランス語で裁判を受けたいと言えば、フランス語の書類が作られるがふつうだ。なのに、なぜ私が翻訳料を支払わねばならないのか***」と憤慨している。

BC州の検事総長ウォリー・オパル Wally Opal は、「親には気の毒だが、(ケベック州からの)逮捕状がない限り、この州の警察は何もできない」と言う。父親は、「アシュレイに会えるまでともかく待つが、こんな思いは他の親には味わって欲しくない」と憤りを隠せない。

* 両親の間で親権を争った裁判の結果、父親のほうが女の子を引き取ることで判決が下され、女の子は父親と生活していたらしい。

** そもそも、州間の移動が自由なのだから、州ごとに警察や司法の力が"分断される"のでは理屈に合わない。しかも、国家間では「犯罪人引渡し条約」があるのに、一つの国の州の間でそれがないとは・・・。そうした条約があれば、検事総長が言う「裁判は子供が住んでいる州で行われる」などというおかしなことも起こらないはずだ。

*** 裁判関係の書類は膨大だから翻訳も大変かも知れない。それにしても、カナダが英語とフランス語を公用語にしていると言うことを考えれば、両語間の翻訳は国が行うべきではないか・・・(・_・;?。

ニュースソース

その後の5月27日、母親は少女誘拐の容疑でバンクーバー警察に逮捕された。母親はケベック州に移送され、裁判を受けることになる。やっと「翻訳が終わった」と言うことだろうか・・・(・_・;。それにしても、お役所仕事による"時間差逮捕"とは、なんともカナダ的な顛末だ・・・(^_^;)?。

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 宵っ張りの勝ち (2009.04.26)
宵っ張り人間には耳寄りのニュースがあった・・・(^_^;。「早起き鳥よりも宵っ張りのほうが、長時間働ける」というのだ。権威ある雑誌「サイエンス」 Science に、ベルギーのリージュ大学(University of Liege)の研究チームが発表したものだ。

それによれば研究チームは、極端に早起きの人と宵っ張りの人の合計30人について、機敏さと集中力を調査した。早起き鳥は5時〜6時の起床の人たち、宵っ張りは12時ころ起床の人たちだ*。数日間、睡眠と労働を繰り返す実験を行った結果、宵っ張りは早起き鳥よりも長時間起きていられることが分かった。起床してから10時間後、早起き鳥は宵っ張りに比べて、注意力に関係する脳の働きが鈍くなり、仕事の遂行速度が遅くなった。

人間の体内時計は、体温などの身体リズムを明るさと暗さに合わせることによって、昼夜のスケジュールをつかさどる。体内時計は、人がどのくらい起きていたかを追跡する平衡維持力で調節される。研究の結果、宵っ張りに比べて早起き鳥の体内時計は、夕方になると平衡維持力からの睡眠欲求に対してより敏感になることが分かった。また、早起き鳥は深い徐波睡眠(ノンレム睡眠**)に陥り、宵っ張りに比べて平衡維持力からの圧迫を早く取り除くのだそうだ***。

* いくら宵っ張りといっても、12時の起床とは・・・ちょっと真似できんわ・・・(^_^;。子供のころ、友達が「夕方5時まで寝てた」と言うから、「そのあとどうしたの?」と聞いたら、「飯食って、また寝たわ」だと・・・。あのころは、たしかによく眠れたなあ・・・(*^_^*)。

** レム睡眠の反対。

*** この辺は、なにを言っているのかよく分からん・・・(・_・;。要するに、宵っ張りの"勝ち"と言う意味か・・・(^_^;)?。

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 みんなで捕まりゃ恐くない・・・(・_・; (2009.04.24)
ブリティッシュコロンビア州の訴訟長官(Solicitor General)ジョン・ヴァン・ドンゲン Jon van Dongen が過去一年半の度重なるスピード違反で免許停止となった。なんでも、彼はスピード違反の常習者で、これまでに何度、違反チケットをもらったか分からないらしい。また、免許停止のきっかけとなった今回の違反でも、どのくらいのスピード超過だったかなども分からないと言う。

ヴァン・ドンゲンは ICBC(Insurance Corporation of British Columbia、州の自動車保険公社)と the Office of the Superintendent of Motor Vehicles (車両監督庁?)を監督する立場の人だ*。今回の免停のあと、自ら自由党党首ゴードン・キャンベル(現州知事)に申し出て、それらの職務はほかの州政府要人が担当することになった。

実は、キャンベル州知事自身、2003年のハワイ旅行中、酔払い運転とスピード違反で捕まっている。現職の州知事だったため大きなニュースになり、辞職確実と思われたが、野党やマスコミの追求ももう一つ盛り上がらず、結局、知事に居座った。今回、知事としては"お友達ができた気分"でほっとしているのかもしれない・・・(・_・;?。

みんなで捕まりゃ恐くない・・・ア・ヨイ、ア・ヨイ、ア・ヨイヨイヨイヨイ・・・\(^o^)/

* 車両関係業務を監督する州政府要人が、自ら免許停止を食らうほどのスピード違反常習者とはまったくあきれる。

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 運動すると頭がよくなる・・・(^_^;)? (2009.04.23)
サスカチュワン州サスカトゥーン Saskatoon 市の中学校シティーパーク・カレッジエイト City Park Collegiate* には問題児が多かった。小さいときから酒やタバコを始めたり、14〜15歳になっても読み書きができなかったりする子供たちだ。学習には身が入らず、教師の言うことは聞かず、教師をののしったり、教室内を走り回ったり・・・とてもまともな授業にはならなかった。ともかく、生徒たちは落ち着きがなくて15分も椅子に座っていられないのだ。

教師アリソン・キャメロン Allison Cameron は、こんな状態に困り果てていた。ある時、彼女はシカゴ郊外のネイパービル Naperville 高校のことを知った。ネイパービル高校は18年前にトレッドミルなどの運動器具を導入してから、生徒は毎日45分の運動をするようになった。以来、成績はどんどん向上し生徒の肥満率も全米最良となって、全国に名前が知られていた**。ハーバード大医学部のジョン・J・レイティ John J. Ratey 教授が「Spark」という本に著した"学習への運動の導入"を実践したものだ。

ネイパービル高校に刺激されたキャメロン教師は、校長にトレッドミルの導入を要請した。昨年春のことだった。運動器具を導入してから数ヶ月のうちに、生徒の学習態度が格段によくなり、目に見えて成績が向上した。たとえば、通学途中からタバコを吸うファーストネーション***のバーニーは、去年入学したときにはまったく読み書きができなかったが、運動器具導入後は読む力が20%向上し、理解力が400%も向上した。また、以前は短気な性格で教師をののしることしかしなかったダスティンは、「自分にエネルギーを感じるようになり、すごくハッピーな気分だ」と言い、教師とのコミュニケーションもとてもよくなった。そして、読む力と数学はそれぞれ25%、理解力は30%も向上した。

キャメロン教師は、「ともかく、2007年9月から2008年2月まで進歩ゼロだったのに、トレッドミルを導入した後は急激な変化が現れた」と言う。学校ではさらに運動器具を増やすことになった。現在は一人の生徒が20分運動を週に三回しかできないが、器具が増えればもっと運動時間を長くすることができる。

* Collegiate 「大学の」とはあるが、年齢から言ったら中学だろう。

** 学力の国際コンテストで、科学は世界第1位、数学では第6位だったとか。

*** いわゆるインディアンのこと。カナダでは最近、ファーストネーションと呼ぶのがふつう。一般に、ファーストネーションの子供たちは、酒、タバコ、麻薬などいろいろな問題を抱えている。

<ジョン・J・レイティ教授が説くのは、脳の中の「海馬」(かいば)hippocampusと呼ばれる部分を活性化することだ。運動をすると海馬に各種の栄養成分、特に、BDNF(Brain-derived neurotrophic factor 脳由来神経栄養因子)という物質が送られ、それによって海馬が活性化され、集中力が増す。どうやら、人間は運動しないと、肉体だけでなく頭脳も衰えるということらしい・・・(^_^;。そのうちに、世界中の学校にトレッドミルが普及するかもしれない・・・(*^_^*)。>

ニュースソース:英語だが、このニュースをビデオで見られる。ビデオ開始後、画面をダブルクリックして全画面にできる。キャメロン教師、バーニー、ダスティンらが登場している。>

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 シャットダウンなのに再起動・・・(・_・;? (2009.04.22)
最近、デスクトップの動きがおかしい。昨夜、シャットダウンしたら、なんと再起動してしまった。数日前にも、夜中にコンピュータのあたりがいやに明るいので見たら、シャットダウンしたはずだったのがオンになっていた。

昨夜は再起動の後、異常を示すウィンドウが表示され、さらにマイクロソフトのページが立ち上がった。そして、「デバイスドライバが原因で発生したエラー」のようなタイトルで次のようなメッセージが出た。
「このメッセージは、お使いのコンピュータにインストールされているデバイス ドライバが原因で Windows オペレーティング システムが予期せず停止した場合に表示されます。この種のエラーは、"Stop エラー" と呼ばれています*・・・(あと長々と続くが省略)」

ネットで調べてみたら、ハードに問題が発生している可能性もあるようだ。買ってからもう6年にもなるから、いよいよ寿命なのだろうか。非常に安定しているマシーン(SONY VAIO)なので、できればずうっと使いたいのだが・・・(・_・;?。

* "KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED"なる部分があったが、このあたりに問題解決の鍵があるのだろうか。

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 カナックス勝ち進む (2009.04.22)
アイスホッケーリーグNHLの地元チーム、バンクーバー・カナックスの調子がいい。すでにレギュラーシーズンを終了してプレーオフに入っており、昨日もセントルイス・ブルースに勝って4勝0敗で第1ラウンドを通過した。

今シーズン、出だしはかなりよかった。ところが、シーズン半ばで"大黒柱の"ゴールキーパーが負傷して24試合欠場したこともあって8連敗を記録するなど*、一時は北西地区の首位だったカルガリー・フレイムズに大差をつけられてしまった。しかし、後半戦になって驚異的に勝ち続け、レギュラーシーズン終了直前にフレイムズを抜いて同地区首位で終了した。

1994年にはプレーオフの最終ラウンドまで行き、ニューヨーク・レインジャーズと第7戦まで戦ったが、結局破れて**初のスタンレーカップ獲得はならなかった。今年はシーズン後半でリーグ最高の成績を残しすごく調子がいい。ひょっとするとひょっとするかも・・・(^_^;)?。

* 8連敗したころは、ヘッドコーチ(プロ野球の監督に当たる) Alain Vigneault (アレイン・ヴィニョー)解雇の噂も流れたが、なんとか首をつないだ。ゴールキーパー以外"大物選手"のいないチームを、毎年いいところまで引っ張りあげる手腕のある人だから、解雇にいたらなくてよかった。

** 決勝で敗れた直後、スポーツバーなどで観戦していた若者が大挙して目抜き通りのロブソン Robson 通りに繰り出し、商店街のウィンドウを破って略奪を行うなど、大暴れとなった。ともかく、北米ではスポーツのビッグイベントがあると集団暴動事件がよくおきる・・・弱ったものだ。今年はそんなことにならなければいいが・・・(・_・;?。

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 サンピエール・ミケロン諸島 (2009.04.21)
ニューファンドランド&ラブラドル州の南の海上に、サンピエール・ミケロン St. Pierre et Miquelon* 諸島がある。人口6,500人くらいしかいないこの諸島は、ブリン Burin 半島の先端から20キロくらいのところにあり、フォーチューン Fortune の町からフェリーで1時間で着いてしまう。ところが、この諸島はフランス領なのだ。

この大西洋海域は、世界でも有数の漁場で鉱物資源も豊富と見られており**、以前から領海の決め方をめぐってカナダとフランスは争ってきた。1992年6月に国際仲裁裁判所(ニューヨーク)の決定によって一応の解決を見ていたが、最近、フランス政府がより広大な領海権を主張して、何か言ってきたらしい。これに対して、カナダのハーパー首相はフランスの主張は受け入れられないと述べた。

フランスは近く大陸棚の解釈をめぐって、あらたな要求をするような話もあり、カナダとフランスの間で一悶着ありそうな気配だ。島の人たちは「仲良くして・・・」という雰囲気なのだが・・・(^_^;。

* Google Map では「航空写真」表示にしないと島の形が出ない。不思議だ・・・(・_・;?。

** この十数年、漁業資源が急減して、カナダ東部の漁民は大打撃をこうむっている。

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<この前のキャンポベロ島といい、このサンピエール・ミケロン諸島といい、えらいややこしい国境線になっているものだ・・・(^_^;)?。>

<それにしても、こういうところに住む人たちの生活ってどんなものなのかと思ってしまう。たとえば、ちょっとした買い物でも、すぐそばにある"外国"のほうに行くのだろうか。サンピエール・ミケロン諸島の人たちが、カナダでコンピュータなどを買ってくるたびに関税を払うのだとしたら、ちょっと、かわいそうな気がするが・・・(>_<)。>

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 「レッツ・オリンピック」・・・(・_・;? (2009.04.19)
2016年のオリンピック東京招致に向けていろいろニュースが伝わっている。ちょうど今、IOC評価委員会の現地調査も東京で行われているらしい。

そんな中、「レッツ・オリンピック」(Let's Olympic)という表現がマスコミなどで飛び交っている。和製英語はいろいろあるが、これはちょっとひどい"英語"だ。Let's (= Let us) のあとに名詞 Olympic が来ており、文法的に無理があって意味をなさない。よく使われる「レッツゴー」(Let's go. 行きましょう)のように、Let us の後には動詞(または補語)が来るのが正しい*。

Let's ... (〜しよう)はよく聞く表現なので使いたい気持ちは分かるが、たとえ和製英語としても、あまりめちゃくちゃに使うのはどんなものかと思ってしまう・・・(>_<)。

* 「…させてやる、…(の状態)にさせる」を意味する let は、たとえば次のように使う。
SVO+do 型: Father let me drive his car. 「父は私が父の車を運転するのを許してくれた」
SVOC 型: He let the air out (of the tires). 「彼は(タイヤの)空気を抜いた」

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 一味違う今年のマリナーズ (2009.04.18)
昨夜、シアトル・マリナーズの試合を今年初めてテレビ観戦した。昨日も勝って、ここまで8勝3敗でアメリカン・リーグ西地区の首位を走っている。

まだ11試合しか消化しておらず162試合の年間成績を占うには早すぎるが、昨日の試合を見ていて「あれ、今までと違うな?」と感じたことがあった。それは、バントを多用していることだ*。新監督が日系人のドン・ワカマツ**だからと言うわけではないだろうが、なんとなく"日本の野球"を思わせる戦法だ。

今年のマリナーズは、強打者の移籍などで長打を打てる選手が少なくなってしまった。大打者ケン・グリフィー・ジュニアが10年ぶりに戻ってはきたが、今年40歳だから昔のような本塁打数は望めない。そんな事情から監督は、バントや盗塁を多用する"小さな野球"を考えているのだろうか。

総合力ではどうしても見劣りする今年、他チームと同じことをやっていたのでは勝ち目はない。一味違う采配で「ひょっとすると・・・」という感じがしてきた・・・(^_^;)?。

* 5点を取った5回の攻撃中、バントを二度も使った(一度はスクイズバント)。一般に、大リーグではホームランでドカ〜ンと点をたたき出すチームが多く大味な戦い方だ。たとえば終盤で三塁に走者がいて、1点取れば同点になるような場面でも、スクイズをすることなどまずない。

** ドン・ワカマツは、早くから監督の器として大リーグ球界で注目されていたらしい。それにしても、控え捕手として18試合に現役出場しただけの人が監督になれるのだから、大リーグは面白い。監督能力の有無にかかわらず、有名選手"だけ"が監督になるどこかの国とは大違い・・・(^_^;。

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 "田舎のおばちゃん"がスターに・・・(^_^;)? (2009.04.17)
「アメリカン・アイドル」という番組がある。素人が歌って勝ち上がるとプロとしてデビューすることもできるという、素人歌手のプロへの登竜門のような番組だ。それのイギリス版「Britain's Got Talent」*でちょっとしたハップニングがあったと、さきほどCBCテレビが伝えた。

話題の人は、この6月で48歳になるスーザン・ボイル Susan Boyle という女性。イギリスの田舎町**から来たこの人は、髪はぼさぼさ服は普段着と、マイクを持つよりもエプロンをかけたほうが似合いそうな"おばちゃん"だ。ステージに登場したスーザン・ボイルを見て、三人の審査員も観客も「なんだ、この人は?」とあきれ顔。そもそも、この種の番組には若い人が出るのがふつうで、50歳近い人が出ることはあまりない・・・(^_^;。

「どっからきたの?」、「年齢は?」、「将来の夢は?」などの質問の後、「どんな歌を歌うの?」と聞かれたスーザン・ボイルは、「レ・ミゼラブルの "I Dreamed a Dream"」と答えて演奏が始まった・・・あとは YouTube で・・・(*^_^*)。

* むかし日本にあった「ホイホイ・ミュージック・スクール」や「スター誕生」のような番組。審査員は「アメリカン・アイドル」の人たちとほぼ同じだ。なお、カナダにもまったく同じ構成で「カナディアン・アイドル」という番組がある。

** スコットランドのウェストロージアン州、ブラックバーン の町(Blackburn, West Lothian, Scotland)。エジンバラ Edinburgh 市の西方35キロくらいの位置。かなりの田舎らしい。

<参考サイト:スーザン・ボイルの自宅や町の人たちの映像。ためしに、YouTube で"Susan Boyle"と検索してみると、彼女の映像がワンサカ出てくる・・・いまや、"世界のスーザン・ボイル"らしい・・・(*^_^*)。英語版YouTube はこちら。>

<日本でも話題らしく、最近、読売新聞朝日新聞にも載った・・・(*^_^*)。>

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 ラップトップに殺されないように (2009.04.17)
サリー Surrey で、25歳の女性が交通事故で死亡した。女性はフォルクスワーゲン・ゴルフを運転していて、交差点で左折しようとしたレッカー車と衝突したものだ。

しかし、車の破損具合からみても、女性が死亡してしまうような事故にはとても見えない。よく調べてみると、女性が後部座席においておいたらしいラップトップコンピュータが大きく破損していた。その結果、警察は、衝突の衝撃でコンピュータが後部座席から飛び出して、女性の後頭部を強打したことが死亡の原因と結論付けた。

ラップトップコンピュータのように重量と堅さのある物体を、裸で車内に置いたまま運転するのは危険なことかもしれない。少なくとも、バッグなどに入れるべきなのだろう。気をつけねば・・・(・_・;。

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 お犬様"ピットブル" (2009.04.15)
サリー Surrey で、ピットブル pitbull という種類の犬が、飼い主の子供(3歳)を襲って顔面に噛み付き、重傷を負わせた。こんな事件があっても、飼い主は犬をかばい、これからもその犬を飼い続けると言う。私にはこの飼い主の気持ちが理解できない。

ピットブルはそれほど大きな犬ではなくて、普段はおとなしく表情もそれほど凶悪ではない。しかし、突然凶暴になって、子供が襲われて大怪我をすることがよくあるし、大人でもピットブルに追いかけられて命からがら逃げたようなニュースもあった。それどころか、人間が噛み殺されてしまうケースもまれにある*。

サリーの事件を受けて、ピットブルに対する風当たりが強くなりそうな気配だ。あの事件があって2日も経っていないのに、早くもピットブルの飼い主たちが、「悪いのは犬ではなく犬の管理が悪い人間のほうだ・・・」とデモ行進した。

誰が悪いかなどということはどうでもいい。それよりも、人間を噛み殺せるような動物を飼い続ける人たちの神経が、私にはまったく理解できない・・・(ー_ー)?。

* "killed by * pitbull" をコピー貼り付けして Google 検索してみれば、ピットブルに噛み殺された人たちのことが、数千サイト出てくる(引用符" "まで書いて検索すると、その語句がロックされ、それぞれの単語だけのサイトを排除する)。

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 消え行く「電話リクエスト」 (2009.04.13)
昔懐かしいラジオ番組形式「電話リクエスト」が消えつつあるらしい。私は中学高校のころ「電リク」の大ファンだった。といってもリクエストはせず、もっぱら聴くだけだったが*。

私の生家は群馬県の山の中だが、おかしなことに、夕方になるとラジオ関西の電波がビンビン入ってきた。ちょうど電話リクエスト(7時〜9時)の時間帯だ。ある時クイズがあった。「悲しき・・・」とタイトルされた曲が20曲流れ、その曲名を全部当てるのだ**。どれも毎日聞いている曲だったから、いとも簡単だった。どうせ正答者多数で抽選だろうと思いながら、全曲書いてラジオ関西に送った。

当選発表の日がやってきた。ラジオ関西の担当者は、"はるかかなた"の群馬県にファンがいると分かって、嬉しくて抽選もしなかっただろうか。「当選者は群馬県群馬郡・・・・」とだんだん近づいてくるではないか。そして、最後に自分の名前が読み上げられた。「ありゃ〜、当たっちゃった!」

スポンサーは「ウテナ」とかいう化粧品会社なので、賞品は化粧品だった。しかし、あの賞品どうなったのだろう。自分で受け取った覚えがない。ひょっとすると、"プレゼント形式"の賞品でだれか友達に送られたのだろうか。だとしたら、その友達はさぞかし驚いたことだろう。なにしろ、僕らは化粧品などまったく縁のない"田舎の子供"だったのだから***・・・(^_^;。

* 電リクのおかげで、関西地方の地名をずいぶん覚えた。なにしろ、「生田のAさんからのBさんへ、『峠の幌馬車』をお送りします」とか、「相生のCさんから垂水のDさんへ、『コーヒールンバ』をお送りします」とか毎日聞かされるのだから、覚えないわけにいかない・・・(^_^;。

** 「悲しき片思い」、「悲しき16歳」、「悲しき足音」、「悲しき雨音」、「悲しき街角」、「悲しき60歳」、「悲しきインディアン」「悲しきカンガルー」、「悲しき水兵」、「悲しき恋の物語」・・・このほかに10曲もあったんだなあ・・・(^_^;。

*** "田舎っぺに化粧品"では、まさに「豚に真珠」だ・・・(^_^;。いま思えば、「イカリソース」もスポンサーになっていたので、ソースが賞品だったらよかったのに・・・花より団子・・・(*^_^*)。

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 どうなってるの、この値段・・・(^_^;)? (2009.04.11)
去年の秋ごろ、電気店 Staples で「ノートン・アンチウィルス2009」が$19.95(約1,600円)で売られていた。私のノートパソコンでは今年の3月で「ノートン・アンチウィルス」の更新期限がくるから、「安いうちに」と思って買っておいた*。 3月になってノートパソコンに入れた。しかも、パッケージをよく見ると「3台まで使える」と書いてある。それならと、ソースネクスト社の「ウィルスセキュリティゼロ」が入っていたデスクトップもノートンに入れ替えた。

ところが、郵便受けにときどき入ってくる電気店のチラシを見ると、最近では「ノートン・アンチウィルス2009」は45ドルくらい(約3,600円)する。それだけではない。インストールできるのは一台だけだ。安いうちに買った私はラッキーだった。それにしても、こうした製品の価格設定は、いったい、どうなっているかと思ってしまう・・・(^_^;)?。

* 最近は更新料を払うよりも新しいのを買ってしまったほうが安い。

<このごろは無料のウィルス対策ソフトを使っている人も多い。しかも、無料のものでもかなり信頼が置けるようだ。このサイト下部に、ウィルス対策ソフトがたくさん紹介されており、企業が無料ソフトを使っているケースもいくつか書かれている。私も将来的には、無料ソフトでもいいかなと思っている。>

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 最後のギャンブル (2009.04.10)
オンタリオ Ontario 州のデニスという名前のギャンブル中毒者が、州立のオンタリオ・ロッテリー&ギャンブル会社 (Ontario Lottery and Gaming Corp、略称 OLG)を相手取って$3.5-billion(35億ドル、約2,800億円)の訴訟を起こした。まず、金額の大きさに目をむいてしまう・・・ギャンブラーならではの金額か・・・(^_^;。

訴状によると、「デニスがギャンブル施設に入場しようとしたら、OLGが入場を拒否することになっていた。にもかかわらず、OLGは入場を拒否しなかった。そのため、デニスはOLGに通い続けて、大金を失い、家や職を失い、精神的に落ち込み、家族も大変な被害をこうむった」と言うのだ。

オンタリオ州では、1990年代半ばに The voluntary self-exclusion program (自発的自己排除プログラム?)なる制度が始まった。このプログラムに参加した"ギャンブル中毒者”がギャンブル施設に入ろうとしたら、施設側が入場を拒否すると言うものだ。現在まで、同プログラムには約12,000人が署名している。しかし、プログラムはまったくの見せ掛けで実効がないと批判されている。

デニスは、2000年8月から2004年5月までの間に、35万ドル(約2,800万円)をスロットマシーンですった。2004年5月23日に同プログラムの書類に署名した。しかし、その後も入場拒否をされずにギャンブル施設に通い詰めたため、さらに20万ドル(約1,600万円)をすった。その結果、デニスは2軒の家を失い、勤めていたデータ処理会社からも、顧客から借金してギャンブルにつぎ込んだため、解雇されてしまった。デニスは今、裁判所で"最後のギャンブル"にかけている*・・・(・_・;。

北米にはギャンブル施設が多い。バンクーバー南郊のリッチモンド Richmond にも何年か前に新しいのができた。また、国境を越えてすぐのアメリカ・ワシントン Washington 州の町にもギャンブル施設がある**。そうした施設ができる度に、"新しいデニス"が生まれているに違いない。そもそも、OLG のように地方自治体が財源確保のためにギャンブル施設を造るのは、"病的な発想"としか私には思えないのだが***・・・。

* 裁判に勝っても全部つぎ込んじゃったりして・・・また裁判すればいいか・・・(^_^;)?。

** アメリカもカナダも、インディアン居留地にインディアンの共同事業としてギャンブル施設が造られることが多い。一般には、カジノなどの建設許可はなかなか下りない。インディアン居留地は自治権が強いこともあって、わりと簡単に許可されるのだろうか。

*** 日本でも、ある知事がギャンブル施設の建設をうたったことがあった。

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 スカイトレインに改札口設置 (2009.04.09)
ついに、スカイトレインの駅にも"改札口"が造られることになった。"Turnstiles"とあるから回転式の自動改札か。連邦政府と州政府は、スカイトレインを運営する公共企業体 Translink とともに1億ドル(約80億円)を投じて、来年春から49の駅で工事を始める。

これまでスカイトレインは改札がないため、無賃乗車が絶えなかった上、駅付近で犯罪を犯した人間が簡単に電車で逃げることができて、保安上の問題も指摘されていた。ただ、車内でのチェックはかなり頻繁に行われていて、不正が見つかると173ドルも請求される*。もっとも、多くの不正客がIDを持っていないと偽って、架空の住所や電話番号を供述するため、罰金はほとんど回収されていなかった**。

* 以前も書いたが、現バンクーバー市長は、立候補前に"不正乗り越し"をして見つかり、「罰金が高すぎる」と文句を言った・・・大半の市民はあきれてしまったが、逆にあのニュースで票を集めたのかも・・・(^_^;)?。

** その場で罰金を払う人はまずいない。

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 ATMは200キロ先 (2009.04.09)
カナダ東部に、人口約1,200人のキャンポベロ島 Caompobello Ialand がある。ニューブランズウィック New Brunswich 州に属すが、陸路ではアメリカのメイン Main 州に橋でつながっているだけだ。

このキャンポベロ島で、一つだけ残っていた銀行が6月末で閉鎖してATMもなくなってしまうことになった。この銀行がなくなると、住民はニューブランズウィック州セント・スティーブン St. Stephen まで片道200キロを往復しなければ、カナダドルを下ろせなくなる。しかも、カナダ→アメリカ→カナダ(セント・スティーブン)→アメリカ→カナダと、4度も国境を越えることになるのだ。そんなことになったら生活していけないと、住民は心配している。

今でさえ、ガソリン、歯医者、病院などの用事も"アメリカ経由"だとか。すぐ北にあるディア島 Deer Island も人口900人足らずで、とても用は足せないようだ。それにしても、なぜ、こんなややこしい国境線を引いたのかと聞きたい・・・(^_^;)?。

<バンクーバー南方、アメリカ・ワシントン州ポイントロバーツ Point Roberts の人たちも、アメリカ→カナダ→アメリカ(Blaineの町)→カナダ→アメリカと4度国境を越えないと、アメリカ本土へ行ってこられない。しかし、ポイントロバーツの場合は、アメリカ本土まで車で20分くらいしかないから、キャンポベロ島の状況とは比較にならない・・・(^_^)。>

<そういえば、私は以前ピースポータル・ゴルフコースでプレーした後、よく Blaine まで足を伸ばしてガソリンを買ってきた・・・アメリカのガソリンは安かった・・・(*^_^*)。カナダに戻るとき国境で税関スタッフから「ガソリンを買ってきたでしょう(だったら、税金払って・・・)?」と質問されるのだが、「いいえ」とシラを切る。税関スタッフも、クロだと分かりきっていても調べようがない・・・(^_^;。>

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 「赤い河の谷間」と砂袋 (2009.04.08)
レッドリバー・バレー Red River Valley 「赤い河の谷間」という歌がある。小学校で教えていたから、とても懐かしい歌だ(歌詞)。カントリー歌手マーティ・ロビンズも歌っている

Red River
* は、アメリカのノースダコタ North Dakota 州とミネソタ Minnesota 州、カナダのマニトバ Manitoba 州を経てウィニペグ湖 Lake Winnipeg にそそぎ、さらにネルソン川 Nelson River を経てハドソン湾 Hudson Bay にそそぐ。郷愁を呼ぶメロディーからは想像もできないが、この川は融雪期の氾濫で悪名高い。この春も、三つの州でたくさんの家屋が洪水の被害にあっている。

今年79歳になるマニトバ州 Elie (イーリー?)のガイ・バーゲロン Guy Bergeron 氏は、19年前、砂袋を高速製造できる機械を開発した**。名づけて"サンドバガー" Sandbagger。タランチュラ(毒クモ)のような形のサンドバガーを使えば、7.5秒で12個の砂袋を作ることができ、フル稼働すれば1時間に5,700個も作ることができる。洪水対策に砂袋は欠かせない。彼の発明で、カナダとアメリカのたくさんの町が洪水被害を軽減することができた。

砂利製造所の元オペレーターだったバーゲロン氏は、そろそろサンドバッガー・ビジネスからもリタイアしようと考えていた。しかし、最近、またノースダコタ州ファーゴ Fargo の役人から数台の注文を受けてしまった。当分、リタイアできそうもない・・・(^_^;)?。

* Red River と言う名前の川はテキサス州などにもあるので、区別するために Red River of the North と呼ばれるようだ。

** 14歳で学校を中退し、機械類にはさして興味のなかったバーゲロン氏だが、砂利製造所で働くうちに、次第にサンドバガーの構想が浮かんできた。そして、14年間アイデアを暖めた後、1990年に製造にかかった。当時、バーゲロン氏は心臓の手術をしたばかりで薬を常用していた。医者から「薬の副作用で、時に感情的になったり怒ったりするかもしれない」と聞かされていた奥さんは、バーゲロン氏がサンドバガーを作ると言い出したときには、「薬の副作用でついに気が触れてしまった」と思ったとか・・・(^_^;。

<ニュースソース

Winnipeg Free Press (下部の動画をクリックすると、バーゲロン氏が稼動中のサンドバガーの前で、「昔、一つずつ袋詰めするのを見て、なんとかもっと早くできないかと思って開発した」と説明している) 
Red River Vallye (Song)

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 子グマの新施設 (2009.04.08)
ノースバンクーバー North Vancouver に、みなしごグマの保育施設が新設されることになった。母熊が人家に近づきすぎて危険なため射殺されたりして、孤児になったクマのための施設だ。州の環境大臣の話では、「この施設で、小グマが自分で食べ物を探したり住処を作ったりして、いずれ自然界で生きて行けるようにする」のだそうだ。

施設は、グラウス山 Grouse Mountain 東側にあるフロム山 Mount Fromme に作られ、ラングレー Langley にあるクリッターケア野生動物ソサエティ Critter Care Wildlife Society の"出張"施設になる。32エーカーの施設は、一般の人は入れず、一度に最多で25匹のクマを世話することができる。ブリティッシュコロンビア州では毎年、約700頭のクマが人家に近づきすぎて殺されている。

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 ニワトリを飼ってもよい! (2009.04.08)
内陸の都市ケロウナ Kelowna では、今のところ裏庭でニワトリを飼ってはならないが、ある市会議員が近く、その条例を一年間"試験的に"撤廃する動議を行う。

具体的には、裏庭の幅が15メートルあるなら4羽まで雌鶏を飼ってもよいと言うものだ・・・鳴き声がうるさい雄鶏は不可。市会議員によれば、ニワトリは害虫や雑草を食べ、庭を肥沃にし"有機卵"を産むので、"環境に優しい"のだそうだ。現在、ケロウナでニワトリ飼育が許されるのは、敷地が0.5エーカー(約2,000u)以上あり特別な許可を得た場合だけ。

ブリティッシュコロンビア州では、ナナイモ Nanaimo とサリー Surrey が裏庭でニワトリを飼うことを許しているが、それ以外ではほとんど禁止されているようだ。ケロウナのほか、バンクーバー*とバーノン Vernon が"ニワトリ許可"の方向で動き出しているとか・・・。

* そのうちに、バンクーバーでもコケコッコーと聞こえるかもしれない・・・(^_^;)?。

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 最近のコンピュータは"強い!" (2009.04.06)
意外と知られていないことだが、最近のコンピュータはたくさんのプログラムを一度に立ち上げても”へっちゃら”だ・・・(*^_^*)。その辺がわかっていない人は、私がインターネットを開けて、メールソフトを立ち上げて、そのあげく、エクセル、ワード、数種類の辞書、音楽ソフト(Real Player など)を次々に立ち上げると、驚いてしまう。「え〜!そんなに立ち上げて大丈夫なんですか?」

ともかく、最近のコンピュータはメモリーがギガ単位もあるから、10くらいのプログラムを立ち上げてもびくともしない*。遠慮せずにたくさん立ち上げて有効に使おう・・・\(^o^)/。

ただし、立ち上げたプログラムをうまく切り替えできないと困る。それには、立ち上げたプログラムが、画面下のタスクバーにボタンとして並んでいることを承知しておけば良い。つまり、これらのボタンをクリックすれば、いつでも希望するプログラムを"前面"に出せるのだ**。

* 私がコンピュータをはじめたころ、メモリーは16〜32メガくらいしかなかった。約1,000メガ=1ギガだから、最近の機械とは比較にならないほど小さかったわけだ。だから、プログラムをいくつか立ち上げるとすぐに"へばった"・・・(・_・;。

** もっと簡単なのは、左手でAlt (親指)を押したまま、Tab (中)をポーンとたたく操作だ。これによって、立ち上がっているプログラムを自由に選択できる。詳しくは下記を参照。
コンピュータのすすめ」 → 「ショートカットキー」 → 「アプリケーションの表示変更」

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 "Surrey Six"事件 (2009.04.05)
2007年10月19日、バンクーバー郊外サリー Surrey の町のコンドミニアム(マンション)で、6人の男が銃殺された。4人は麻薬関連のギャング団メンバーだが、ほかの2人はたまたま居合わせた一般人だった。この事件は被害者の多さから"Surrey Six"と呼ばれ、多くのギャング関係殺人事件と同様、未解決だった。

この3日に、悪名高いギャング団ベイコン・ブラザースの主要メンバー、デニス・カーボヴァニック(28歳)*が"Surrey Six"での犯行を自供してから逮捕が相次ぎ、今日までに5人が逮捕された。そのうちの一人はベイコン兄弟の一人ジェイミー・ベイコン(23歳)だ**。

ベイコン・ブラザースは、アメリカ・カナダになわばりを持つギャング団、レッド・スコルピオンズ Red Scorpions の"下部組織"。レッド・スコルピオンズと別のギャング団ユナイテッド・ネーションズ United Nations (UN) は、麻薬の縄張り争いでたがいに抗争を続けてきたらしい。

過去数年にわたって多発してきたギャング関係の銃殺事件はほとんどが未解決だったが、ようやく捜査が動き出した感じだ。

* その後の4月9日、デニス・カーボヴァニックは無期懲役の判決を受けた。ただし、"仮釈放までの最短期間が15年"の条件付だ。つまり、"寛大な"カナダの法制度によって、15年すぎると仮釈放になる可能性がある。

** ベイコン兄弟は三人兄弟で、ジェイミーは末弟だ。兄のジョナサン・ベイコン Jonathan Bacon (27歳)とジャロッド・ベイコン Jarrod Bacon (25歳)はまだ逮捕されていない。それにしても、兄弟三人がそろってギャングとは・・・(・_・;。

ニュースソース

<バンクーバー都市圏では今年すでに、41件の狙い撃ち発砲事件が発生し、19人が殺されている。昨夜もバンクーバー市東部で一人が射殺された。>

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 テンキーの打ち方 (2009.04.05)
テンキーをブラインドタッチで打つのは非常に簡単だ。次のようにすればよい。

@基本の位置:4,5,6のキーに、右手の人差し指、中指、薬指を置く。そうすれば、自然に0キーに親指、+キー(または Enterキー)に小指が来るはず。
A1,2,3の列、7,8,9の列には、三本指を上下させるだけ。
B[小数点は薬指][−キーは小指] がおすすめだが適宜工夫してもよい(しかも、キーボードによってキーの位置が異なるかもしれない)。

これはまったく練習を必要としない。4、5、6に三本指を置くことさえ守れば、自然にできてしまうのだ。もし、あなたがテンキーを頻繁に使う人なら、ぜひ、この方法をすすめる。

<昔、就職したばかりのころ、職場に弁当箱くらいの大きな計算器があった。サンヨー製でたしか6万円くらいしたが、関数キーなどなくて今なら100円でも誰も買わないような"初期の計算器"だ。ある時、私に計算事務の仕事がたくさん回ってきた。そこで、"弁当箱計算器"で上のようにやってみたら簡単に打てるようになった。上司に「よく練習したねえ」と感心されたが、ぜんぜん練習などしてない・・・(^_^;。指は5本あるのだから有効に使おう・・・(^o^)。>

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 新コンベンションセンター完成 (2009.04.03)
バンクーバー・コンベンションセンター Vancouver Convention Centre 新館(West Building)が完成した。場所はダウンタウン北側、バラード入江 Burrard Inlet に面したコール・ハーバー Coal Harbour 地域だ。すぐ東側には旧館(East Building)がある。会議室やボールルームなどの総面積は、両館あわせて約43,800 u(East 12,400 u、West 31,400 u)*となる。

新館は、ブリティッシュコロンビア州に豊富なツガ材をふんだんに使っている。また屋根は、この地方特有の植物が40万本植えられていて緑色をしている。大きなガラス窓からは、バラード入江とノースショア(入江の北側)の山々が見えて立地もよい。

両館あわせて、2012年まで184の会議が予約され、これだけで州に20億カナダドルの利益をもたらすと期待されるている。また、地元以外からの会議参加者が地元に落とす金は、これまでの年間0.9億ドルから倍増し、さらに年々増大して2012年には3.77億ドルに達するものと見込まれている。

今年9月には、来年2月のバンクーバー・ウィスラー冬季オリンピックまでの期間、当地のオリンピック委員会に West Building が明け渡される。オリンピック競技が始まると、世界各国の放送機関がここからオリンピックのニュースを発信する。

一方、予算を4億(カナダ)ドルも上回った総工費9億ドルのつけを、世界不況の真っ只中で会議予約を順調に取って回収できるかどうかなど、前途は必ずしも明るくない。工費が二倍近くなった原因は、州政府がオリンピックでの目玉にしようと、建築計画を増大させたことが大きいと言われている。

* 両館の見取り図:West East

<長年アラスカ・クルーズのビジネスがバンクーバーに大きな利益をもたらしてきたが、今年になって3つのクルーズ船舶企業が相次いで"出発港”をシアトルに変更してしまい、大きな打撃をこうむりそうだ。そんな状況なので、なんとかコンベンション・ビジネスがうまく行って"助け舟"になればよいのだが・・・。>

<ニュースソース:CBC CTV Vancouver Convention Centre

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 日本語学習サイト (2009.04.03)
こんなサイトを見つけた(英語ページはこちら.)。日本語学習のウェブサイトはたくさんあるが、これほど丁寧に作ってあるサイトはほかに見当たらない。海外在住の子供や日本語に興味のある外国人に、とても役立ちそうだ。

特に、Hiragana ChartKatakana Chart のページがよくできている。たとえば、Hiragana Chart で「あ」をクリックする。「あ」が大きく表示されて、右側に次の4つのボタンがでる。
   Stroke Order (書き順)
   Sound (音声)
   Movie (字体に関連付けた象形)
   Main (50音に戻る)

なかでも、"外国人"が文字を簡単に連想できるように作った Movie がとてもよいアイデアだ。また、書き順が丁寧に説明されているので、日本の子供にもよいかもしれない。親ページはこちら(日本語ページEnglish Page)。

<URLからも分かるように、英字新聞「ジャパン・タイムズ」が作成したウェブサイト。>

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 雪?まさか・・・(・_・; (2009.04.01)
「バンちゃん、こっち雪が降ってるよ」「クーバーちゃん、ウソだろ。いくら、エイプリル・フールだからって・・・」「ウソじゃあないよ、本当だよ」「え〜〜〜〜!」

朝、カーテンを開けたら、なんだかすごくまぶしい・・・いやに明るいなあ。寝ぼけ眼でとりあえずトイレに・・・。寝室に戻って目を疑った。外はなんと一面の雪ではないか。ありゃ〜〜〜!これじゃあ、なんか咲くわけないわ。"開花宣言"もますます先送りになりそう・・・(^_^;)?。

<子供のころ、日本では4月に雪を見たことがあるが、バンクーバーでは記憶にない。暮れから正月にかけて40年ぶりの大雪が降った上に、こんな遅くにまた降るなんて、この"冬"はどうなっているのだろう・・・(^_^;)?>

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 ライブカメラでハクトウワシ! (2009.03.31)
このページで矢印をクリックすると、40メートルの樹上でハクトウワシが卵を抱いている様子を"生中継"で見ることができる・・・アクセスが多すぎて出ない場合はカメラNo.2・・・Hancock Wildlife Foundation* (ハンコック野生動物基金?)が、バンクーバー南郊、デルタ Delta 市ラドナー Ladner 地区で設置したライブカメラだ**。カメラは国や州から許可を得て、ハクトウワシが渡ってくる前に設置された。場所は、孤児になった野鳥を世話する施設 O.W.L.ソサエティーの近くだ。

孵化が間近いと言うことで、多くの野鳥ファンがこのページにアクセスしている。ブリティッシュコロンビア州では他にもハクトウワシのライブカメラが行われているが、これまで最も早くハクトウワシの孵化が観察されたのは4月1日だった。今回はそれと同じくらいの早さが期待されていて、数日中にヒナがかえるかもしれない。孵化が始まると卵に小さな穴が開き、そこからヒナがくちばしを出してくる。

この種のライブカメラで有名なのは、ホーンビー Hornby 島に設置されたウェブカメラだ。2005年に"生中継"が開始され、世界中から毎日1,000万人もが閲覧して、インターネット史上最も人気のあるライブカメラとなった。

* Hancock Wildlife Foundation は、生物学者、映画制作者、作家、および出版業者であるデイビッド・ハンコック David Hancok 氏が、野生動物のライブカメラを設置運営するために設立した。こちらのページからは、他の場所のライブカメラも見ることができる。

** 夜でも見えるが、まさか照明をつけているのだろうか?だとしたら、ちょっとかわいそうだが。ワシが"不眠症"になってしまう・・・(^_^;)?。ホーンビー島のは夜は見えない。

<映像の下に "xxx Viewers" とあるのは、その瞬間の閲覧者数。私が見ている今でも、約450人もが見ている。すごいアクセスだあ!こうした映像を見続けるのをやめられない人を、alcoholic (アルコール中毒)や workaholic (仕事中毒)をもじって、"eagle-holic"イーグルホリックと呼ぶらしい・・・そうとう暇がないとイーグルホリックにはなれんわ・・・(^_^;。>

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 カナダ・ライン完成間近 (2009.03.31)
4年の歳月をかけて建設されてきたスカイトレインのカナダ・ライン Canada Line が、予定よりも3ヶ月早く9月初めには完成しそうだ*。これが開通すると、ダウンタウンとリッチモンド Richmond および空港が鉄道で結ばれることになる。所要時間は、ダウンタウンの ウォーターフロント Waterfront 駅からリッチモンドブリッグハウス Richmond-Brighouse 駅までが約25分。

* 早まったのは良いが、見方を変えれば、オリンピックに間に合うような工法をとったために、キャンビー通りの商店街に多大な損害を与えてしまったということだ。

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 異常気象の春 (2009.03.30)
22日から「桜まつり」が始まったと言うのに、どこにも桜が咲いていない。それどころか、2月に咲いてもおかしくないベニスモモ*すら、ほとんど咲いていない。桜はふつう日本よりも早くて3月中旬には咲くのだが・・・(^_^;)?。

私がバンクーバーに住み始めて25年、こんなおかしな春は初めてだ。なんでも、この3月は例年に比べて平均で2度以上気温が低いとか。"地球温暖化"なんて、どこの話だろう・・・(^_^;)?。

* カナダ人はベニスモモのことをジャパニーズ・プラム Japanese plum と呼ぶ。日本人が持ち込んだのかもしれない。梅によく似ていて、春の訪れを告げるように開花する。桜同様、バンクーバーでは街路樹としていたるところにある。なお、梅は英語で Japanese apricot というのがふつうだが、Japanese plum ともいう。

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 Googleストリートビューがやってくる (2009.03.29)
カナダにもついに Google のストリートビューがやってくる。数週間のうちに撮影が行われ、"早急に" Google マップと Google Earth に掲載されるということだ。ストリートビューの撮影が行われるのは以下の11都市*。

バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)
ハリファックス (ノバスコシア州)
セントジョン (ニューブランズウィック州)
モントリオール、ケベックシティー (ケベック州)
オタワ、トロント (オンタリオ州)
ウィニペグ (マニトバ州)
サスカトゥーン (サスカチュワン州)
カルガリー、エドモントン (アルバータ州)

ストリートビューはこれまで、アメリカ、イギリス、スペイン、オーストラリア、日本、その他の国々で使われてきた。実は、カナダでも2007年に主要都市での撮影が行われたらしいが、ネット上には載せられなかった。カナダの"プライバシー基準"を満たしていなかったのだろうか**。

* かわいそうに、ニューファンドランド州が入っていない。セントジョンズ St. John's くらい入れたらいいのに・・・(^_^;)?。プリンスエドワードアイランド州も入っていないが、大都市がないから仕方ないか。

** Google は「撮影時にプライバシーの心配がある人は注意するように」と呼びかけている。しかし、いつどこで撮影するかを誰にも分かるようにしなかったら意味がない・・・(・_・;。逆に、「ストリートビューに映りたい」って人もいるだろうから、そういう人たちも知りたいだろうし・・・そんな人いないか・・・(^_^;)?。


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 ユニークな法律の撤廃 (2009.03.28)
カナダにはとても"ユニーク"な法律があった。犯罪者の刑が確定すると、それまで収監されていた期間を倍*に計算して、それを刑期から差し引くというものだ。たとえば、拘置所に3年間収監されていた犯罪者に、懲役10年の判決が下ったとする。すると"3年 X 2 = 6年"が差し引かれて、残りの刑期は4年となるわけだ。

このような法律は世界のほかの国ではほとんど例がなく、なぜ、このような法律が作られたかはよく分からない。ともかく、この法律によって犯罪人は通常よりも早く出所できるわけで、犯罪人に親族を殺されたりした人たちはやりきれない思いをさせられてきた。

カナダ議会は近日中にこの法律を撤廃する。野党もこの法改正を以前から望んでいたらしいから、スムーズに決まりそうだ。

* 場合によっては、3倍になることもあったらしい・・・(・_・;。

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 ホワイトロック市長がアライグマに・・・ (2009.03.27)
国境近くの町ホワイトロック White Rock の女性市長が、犬と散歩中に、茂みから飛び出したアライグマに襲われて足をかまれた*。市長と犬は家に逃げ込んだが、アライグマは追いかけてきた。市長がアライグマにドアをガツンとぶつけて幕が下りた。

市長は破傷風と狂犬病の注射を受けねばならず、その日は議会を休んだ。みなさんもアライグマにかまれないようにしましょう・・・(^_^;。

* ホワイトロックも緑が減って、アライグマが環境保全の抗議行動に出たのかも・・・(^^ゞ。ドアをぶつけられて鼻の頭を赤く腫らしたアライグマは、いっそう息巻いているとか・・・(^_^;)?。

<参考サイト:ホワイトロック 町名の由来となったホワイトロックが見える。>

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 重警備刑務所の行方 (2009.03.27)
BC州の重警備刑務所*をバンクーバー都市圏のどこに造るかが論議を呼んでいる。当初、バーナビー Burnaby 市の Willingdon Avenue と Canada Way の交差点付近にある、若年犯罪者施設の土地が選ばれた。しかし、州政府が発表したとたん周辺住民から大きな反対運動が起こった。そこで、州政府は9月1日にバンクーバー都市圏22市町村の長を召集して、意見を聞くことになった。

バーナビー市長も州政府案に反対している。ところが、市長の妻がこの5月に行われる州議会議員選挙に新民主党 New Democratic Party から立候補予定のため、州政権を握る自由党 Liberal Party は、「反対運動は政治的な駆け引きだ」と批判している。駆け引きかどうか知らないが、バンクーバー都市圏のど真ん中に重警備刑務所を造ることになるわけで、なんとなくそぐわない感じがする。こんな街中でなくても、郊外にいくらでも土地があるのに・・・。

* high-security jail とあるが、「裁判所への移送」などの文章から判断すると、どうやら「拘置所」のようだ。

<実は、発表された予定地は私の家からもそれほど遠くない。車で5分くらいだろうか。だから私も反対・・・およよ・・・(^_^;)?。>

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 日系人にカナダ総督賞 (2009.03.26)
Governor General's Awards in Visual and Media Arts (カナダ総督の視覚&媒体芸術賞?)の受賞者に二人の日系人、レイモンド・モリヤマとノブオ・クボタが選ばれた。受賞者は全部で8人。

レイモンド・モリヤマ Raymond Moriyama は著名な建築家で、彼が設計した建物には以下のようなものがある。
カナダ戦争博物館(オタワ)*
カナダ大使館(東京)
ナショナル日系ヘリテージセンター(バーナビー市)
サウジアラビア国立博物館(リヤド)
また、最近まで自ら建物を設計したブロック大学 Brock University の総長を務めていた。

ノブオ・クボタは、音楽や音を装置据付やビデオに取り込むマルチメディア芸術家だそうで、なにやら不思議な"芸術作品"を作っている。たとえば、mouth kit rhythms Cross Rhythm and White Noise などだ・・・なんじゃ、こりゃ・・・(^_^;)?。

* いつだったか、レイモンド・モリヤマとカナダ戦争博物館をテーマにしたCBCテレビのドキュメンタリー番組があった。

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 強制収容日系人に粋な計らい (2009.03.25)
ブリティッシュコロンビア(BC)州内陸部ウェストクートニー地方 Kaslo の町にあるホテルが、第二次大戦中、強制収用された日系人の関係者に粋な計らいをしてくれる。最近、改築をした Kaslo Hotel がそれだ。

Kaslo はたくさんの日系人が強制収用された町で、多くのホテルや下宿屋が収容所となった。Kaslo Hotel も、客室が寮のような部屋に改築されて日系人家族が住んだ。今、ホテルには収容者の写真が二枚飾られている。もし写真の中に自分自身や親戚が写っているのが確認されたら、無料で二泊させてくれるのだそうだ。

BC州全体では、2万人以上の日系人が山岳地帯の町村に強制収用された。同ホテルのマネジャー、アンディー・レコーフ Andy Lecouffe 氏は、「こうしたことを行うことで、Kaslo の町、ホテルの建物、それに日系人コミュニティーにとってとても大事な歴史を心にとどめたいのです」と言っている。特別オファーは今年一杯。問い合わせはこちら。

Kaslo Hotel
430 Front Street, Kaslo, BC
Toll Free: 866-823-1433
Main: 250-412-5300
Local Only: 250-353-7714
FAX: 888-471-6628
Email: reservations@kaslohotel.com

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<つらい過去を思い出すことになるので日系人の反応はさまざまらしいが、歴史を振り返る意味で有意義なことかもしれない。それにしても、クラシックな建物でなかなかいい・・・山あり湖ありで景色もすばらしいし・・・(*^_^*)。>

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 カナダ・ライン工事の訴訟 (2009.03.24)
以前も書いたが、ダウンタウン空港を結ぶスカイトレイン SkyTrain のカナダ・ライン Canada Line 建設で、長引く工事によってキャンビー通り Cambie Street 沿いの商店の多くが商売に大打撃を受けた。影響を受けたある店が損害賠償を求めて訴訟を起こし、その裁判が始まった*。

カナダ・ラインはキャンビー通りではほとんどが地下鉄だ。日本の地下鉄工事ではたいがい地表面に厚い鉄板のふたをして、ふたの上は車が通り下で工事が進行する方式なので、交通量にはほとんど影響がない。ところが、カナダ・ラインの工事は、穴を掘って工事をしてからふたをする方式のため、長期にわたって大幅な交通規制が敷かれ、交通量が減って周辺の商店街が深刻な影響を受けたのだ**。

昨日は、現バンクーバー市長のグレゴー・ロバートソン Gregor Robetson が商店側の証人として出廷した。彼は昨秋、市長に当選したが、それ以前は新民主党 New Democratic Party の州議会議員で、当時から商店側の声を代弁していた。法廷でロバートソンは、「自由党 Liberal Party の州政府が、"トンネル方式"から"掘削&ふた方式"に建設方法を変更したことに大きな責任がある」と述べた***。

一方、ウェストブロードウェー West Broadway 通りの商店街は、今回の訴訟の行方に注目している。というのは、近い将来ウェストブロードウェーを通ってスカイトレインの延長工事が行われ、その周辺の商店街も同じ状況に陥る可能性があるからだ。この延長路線は、ブロードウェイ・コマーシャル Bradway/Commercial 駅とUBC(University of British Columbia、ブリティッシュコロンビア大学)までの約12キロを結ぶ。

* キャンビー通りの商店街にはこれまで1セントの補償もないらしい。

** キャンビー通りの交通規制は数年に及んだが、工事開始前の公聴会では「商店が影響を受けるのは長くても3ヶ月」という説明だったらしい。

*** 2010年のオリンピックに間に合わせるために、時間のかからない建設方式を採ったのだろうか。

ニュースソース

<参考サイト:
Cambie is singing the blues

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 またしても警察の問題行為 (2009.03.23)
金曜日(20日)の朝ダウンタウンで、車上荒らしの容疑で男が二人の警察に追い詰められた。男はナイフを持って警官に近づいたため*、警官が4発拳銃を発射し男は死んだ。

その一部始終を、居合わせた男性が携帯電話に動画として録画した。ところが、後援の警察官が携帯電話を男性から借り受け**、数分後に男性に返したときには動画は消去されていた。いま男性は消去された動画を回復できるかどうか、デジタル技術者に聞いている。携帯の映像はコンピュータと同様、消去したものでも実際には消去されておらず、fragmented (ばらばらに)されているだけらしい。

例の空港殺人事件で、一般人が撮影した動画が警察の立場を悪くしていることは前も書いた。今回、警察官がその二の舞を避けようとしたのかもしれない。やりたい放題の警察に批判の声があがっている。

なお、その後の調べで、死んだ男の所持品は盗品ではなかったらしい。車上荒らしに関係ない人間を殺してしまったことになり、これまたひどい話だ。

* 目撃者の証言では、男が警官に近づいたようには見えなかったという。
(その後に発表された、近くのビルのセキュリティビデオの映像で、「男が警官に近づいていった」のは間違いないことが確認された。)

** 法律的には携帯電話を警察に渡す義務はない。しかし男性も、まさか、その場で消去されるとは思わなかったのだろう。

ニュースソース

<最近、こんなニュースばかりでいやになる。ともかく、バンクーバーの警察官は実に簡単に人を殺す。どこか狂っているのではなかろうか。>

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 ユズの芽が出た (2009.03.22)
ユズ・ジュースを作った後、残った種を鉢に蒔いたら芽が出た。期待していなかったので、ちょっとしたハッピーサプライズだ。「ユズのなんとか18年」といわれるほど、実がなるまで時間がかかるらしいが、何年先でもいいから実がなってくれたらと楽しくなる。

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 環境意識ゼロのプリンター・メーカー (2009.03.22)
友達のプリンターが故障した。買ってまだ2年くらいしか経っていないレーザープリンターだ。すでに電気店のアドバイスで修理用品を購入して修理を試みたが、さっぱり直らない。

彼はいま思案中だ。もっと修理に金をかけるべきか、それとも、いっそのこと新しいのを買ったほうがいいのか。"環境派"の彼は、多少修理費を払っても今のを大事にして、できれば資源の無駄使いを避けたい。ではあるが、カナダでも修理代がかなり高くて、場合によっては新品を買ったほうが安い*。そんなことを考えると、環境意識の維持にも限界がある。

いつも思うのだが、プリンター・メーカーは環境意識ゼロだ。インクでもうけようとインクを高くして本体を安くするものだから、人々は少し故障すると修理に出す代わりに安い新品を買ってしまう。修理すればまだまだ使えるプリンターがどんどん廃棄されて、使い捨ての時代になっているのだ。

どんなに資源が無駄になっていることかと思う。世界的な規制を設けて、「プリンターは純正インクを使う限り修理は全部メーカー負担」くらいにすべきではないのか**・・・(^_^;)?。

* この数年、レーザープリンターもすごく安くなって、100ドルを切るものさえある。以前は、500ドルくらいしたのに・・・。

** あるいは、6年くらいの長期保証の購入を消費者に義務付けるとか・・・(・_・;。私は、前の機械が故障続きで懲りたので、今のプリンターには最初からついてきた1年保証に加えて、3年の追加保証を買った。本体の値段が安いから追加保証も安い。



最近、プリンター・メーカーはインク・カートリッジの回収などを行って、いかにも環境に配慮しているように見える。しかし、プリンター本体の"使い捨て
"状況を改めない限り、"偽善"といわれても仕方がない。

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 宇宙ゴミ (2009.03.20)
若田光一さんが乗ったスペースシャトル・ディスカバリーがやっと飛び立ったが、打ち上げに際して、国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙ゴミ(スペースデブリ)が接近したとの報道があった。最近、宇宙空間での衝突や地球への落下など、宇宙ゴミのニュースをよく耳にする。

宇宙空間の大きさに比べたら宇宙ゴミなど"極小"の物体だから、それらがぶつかり合うなんて想像もしなかった。それが互いに衝突するというのだから、よほど宇宙ゴミが増えたのだろう。いつもそうだが、「少しくらい大丈夫」と思って物事を放置し、いつの間にか人類の将来すら脅かす大きな問題に発展させてしまう。自動車の排気ガスが地球温暖化の大きな要因になっているのは、その良い例だ。

宇宙でも、国際的な取り組みを行って、もう少しゴミが出ないようにやっていけないのかと思う。なんでも、意図的にゴミをばら撒いたこともあったらしい・・・(・_・;。



いずれ、人類が地球にいられなくなって他の天体に移住しなければならない時が来るかもしれない。そのためにも、宇宙のゴミはできるだけ少なくしておきたい・・・ちょっと大げさかなあ・・・(^_^;)?

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 ロスで東善寺住職が講演 (2009.03.18)
小栗上野介の寺」東善寺の住職・村上泰賢が、アメリカ・ロサンジェルスで小栗上野介について講演を行う。

題目: 「小栗上野介がアメリカで見たもの」
日時: 6月21日 午後1時
会場: Holiday Inn, Torrance, California (ロサンジェルス近郊)
主催: Japanese Executive Women's League(JEWL = 日本女性経営者の会・在米)

さらに詳しくはこちらのサイト(6月)へ。

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 熊を殺さないで・・・ (2009.03.17)
環境保護団体やインディアンのグループが、熊の Trophy Hunting に反対する声明を発表した。ブリティッシュコロンビア州北部からアラスカ州南部にかけての太平洋沿岸部に、Great Bear Rainforest (グレートベア雨林)がある。その地域では、冬眠から覚める時季にあわせて、熊の Trophy Hunting が4月1日から解禁になるらしい。

ある調査では、2007年はブリティッシュコロンビア州で430頭の熊が殺され、そのうちの363頭はTrophy Hunting によるものだった。同年は、狩猟で最多数の熊が殺された年になったのだとか。

私は Trophy Hunting の意味がもう一つ分からなかったが、このサイトによると、どうやら「野生動物を(種の保存に影響がないように?)選りすぐって狩猟すること」らしい。そして、「撃ち取った動物の部位(皮、角、頭部など)は勝利品または記念品*として保存されることがある」という。

一応「選りすぐって」とはあるが、要するに遊びとしての狩猟のようだ**。狩猟地域が限定されているとしても、この州でそんなことが許されてきたことに驚いてしまう。

* 「勝利品、記念品」の意味から trophy という表現になったのか・・・。

** 私は、"遊び"で生き物を殺して喜ぶ人たちの気が知れない。


<参考ビデオ:Trophy Hunt Campaign Trailer Stop the Trophy Hunt Black Bear - HD Hunting

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 成長したタッド・フジカワ (2009.03.13)
ハワイの日系少年ゴルファー、タッド・フジカワ Tadd Fujikawa(18歳)が着実に力をつけてきている。昨日から始まったアメリカPGAトーナメント「プエルトリコ・オープン*」で、前半2日間を6アンダー(パー72:70、68)で回り予選通過した。しかも、首位と4打差の12位タイだ。後2日間、ひょっとするとひょっとするかも・・・(^_^;)?。

2007年1月のソニーオープンで大活躍したものの、その後はスポンサー招待で出場した日米欧のプロ・トーナメント17戦で、予選通過がたった2試合という散々な成績だった。しかし、ここへきてようやく真価を発揮し始めた感じがする。今年は1月のソニーオープンから3戦連続の予選通過だ。

5月には高校を卒業し、いよいよ本格的にプロとしての道を歩むことになる。私は学校が終わるまではしばらくトーナメントは休んだほうがいいと思っていたが、こうなったら成績はどうでもいいか・・・(^_^;。タッドのお母さんも以前、「(学校の成績は)もう"ストレートA"**ではないけれど、"ストレートB"でもいいわ・・・」と言っていた。もうタッドの人生は決まったようなものだから、多少成績が下がってもよしとしよう・・・(^_^;)?。

* 今週は World Golf Championships-CA Championship というビッグ・トーナメントが他にあるため、「プエルトリコ・オープン」は"裏トーナメント"だ。とはいえ、一応、正規のアメリカPGAのレギュラートーナメントだ。世界ランキング上位者が前者に出場するため、実績のない選手にとって「プエルトリコ・オープン」は絶好の活躍の場だ。

** "ストレートA"は日本の"オール5"に相当。



このところ、タッド・フジカワに加えて、すでに日欧のプロツアーで優勝した石川遼(17歳)やローリー・マキルロイ Rory McIlroy (19歳、北アイルランド)など、ティーンエイジャーの活躍が目覚しい。

ナイスショット!・・・13番ホールのセカンドショット。無理のないきれいなフォームだ。身長が155cmしかないとはとても思えない。

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 失業率7.7%に上昇 (2009.03.13)
カナダ統計局 Statistics Canada によると、2月中にカナダ全体で失職した人は82,600人で、失業率を7.7%に押し上げた。大半は、正規労働者の失職だ。

州別には、オンタリオ Ontario 州が35,000人と最多。次に多いのは、アルバータ Alberta 州の24,000人、ケベック州の18,000人だ。ここブリティッシュコロンビア州 British Columbia は14,000人だった。一方、プリンスエドワードアイランド Prince Edward Island、ノバスコシア Nova Scotia、マニトバ Manitoba、サスカチュワン Saskatchewan の各州では2月の失業者はゼロだった*。

10月以降で見ると、全国の失職者の半分以上がオンタリオ州で発生した。オンタリオ州の労働者数はカナダ全体の39%を占めるが、それを大きく上回る失職者数だ。カナダ全体の業種別では、建築業が最多で43,000人が失職した。年齢別・性別では、若い男子労働者がもっとも打撃を受け、過去4ヶ月で104,000人が失職した。

経済学者は当初、2月のカナダ全体の失業者数を約50,000人と見込んでいたが、それを大幅に上回ったことになる。1月の失業者数は129,000人だった。10月以降、全国の失業者数は295,000人に上る。ある金融機関の専門家は「ついにアメリカと同じような労働市場の落ち込みが、カナダにもやってきた」と述べた。カナダ最大の労働組合団体 Canadian Labour Congress の理事長は、失職者に対する政府のより迅速な援助が必要だと言っている。

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 意気盛んな「北のハリウッド」 (2009.03.11)
バンクーバーは、別名 Holloywood North「北のハリウッド」と呼ばれるほど映画産業が盛んだ。世界的な不況でカナダでも失職者が大量に出ているが、映像の世界だけは景気がいいらしい。それというのも、ひところアメリカドルと肩を並べていたカナダドルが再び安くなって*、アメリカの映画業界がバンクーバーで映画を撮りやすくなったためだ。

バンクーバーの映画産業の規模は、ロサンジェルス、ニューヨークに次いで北米で三番目だそうだ。しかも両都市が業績を落としている一方で、バンクーバーは業績を伸ばしているので、その差が小さくなっているらしい。

* 最近の為替率は 1カナダドル=約0.77アメリカドル。

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 システム復元 (2009.03.10)
最近、デスクトップでソフトウェアの動きがおかしくなり、どうしても直らないので「システム復元」を行って修復した。「システム復元」は、Windows を過去の設定に戻して問題を修復するテクニックだが、久しぶりに使ってみるとやはり便利だ。ただし、この方法自体はバグも多く、レジストリを壊すなどのマイナス面もあるようなので、あくまでも"最後の手段"だ。

やり方は次のようにきわめて簡単(これはXPでの方法で、Vista では多少異なる)。
○ スタート →すべてのプログラム →アクセサリ →システムツール →システム復元
○ 「システム復元」のウィンドウが出る(ここまではVista でも同じ)。
○ 「コンピュータを以前の状態に復元する」が選択されているのを確認し、「次へ」をクリック。
○ 「復元ポイントの選択」ウィンドウで、希望日時を選択して「次へ」をクリック。
○ 「保存してないファイルがあれば今のうちに保存する」などの注意書きが出る。
○ (ファイル保存の必要がなければ)そのまま「次へ」をクリックして復元開始。
○ 復元終了後、コンピュータが再起動し、「復元完了」メッセージが出る。

ある程度戻しても修復されない場合は、さらに以前に戻せばよい。なお、システム復元を行っても一度保存したデータが消えることはない。

<参考サイト:マイクロソフト社ホームページ。ここでは XP で説明されているが、Vista もほとんど同じ手順。復元しない状態に戻す方法も説明されている。>

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 クリック・・・右、左? (2009.03.09)
「クリックして」というと、「右なの左なの?」と聞かれることがよくある。"クリック"は「左を一回」という意味なのだが、それが分からない人がけっこういる。通常、クリックには次の三種類がある*。
種類 左右 クリック回数
クリック
ダブルクリック
右クリック
要するに「右クリック」以外は左ということだ。

* ソフトウェアによってはそのほかの特殊クリックがある。たとえば、マウスホイールをクリックすることもある。また、ブラウザ「オペラ」には、特殊クリックを含むいろいろな画面操作(マウスジェスチャー)がある。

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 サマータイムなのに雪・・・(^_^;)? (2009.03.09)
昨日からサマータイムが始まって、日本との"逆時差"が8時間になった*。ところが、今朝起きたらなんと外は一面の銀世界だ。それも、かなり積もっている5センチ以上ありそうだ。ぜんぜん"サマー"ではないではないか・・・(^_^;)?。それにしてもこの冬は本当によく降ること。

* 正式には日本のほうがバンクーバーよりも16時間早いのだが、逆に考えるとバンクーバーのほうが日本よりも8時間早いということ。ただし、一日遅れ。

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 どうなってんの、警察は? (2009.03.08)
最近、警察官に関する悪いニュースばかりだ。銃撃事件が多発しているのに捜査がたいして進まない*。2007年10月の"空港殺人事件"の裁判では、警察のやり方を正当化しようとしてRCMPの警官があやふやな証言を続けている。一方で、酔払い運転で捕まる警官が続出し、警官が一般市民を集団暴行すると言う事件まで起きる。

今年になってバンクーバー都市圏で発生した銃撃事件は約30件。12人が殺され、16人が怪我をした。数ヶ月で12人も殺されるという異常さだ*。ほとんどがギャング団同士の殺し合いだが、一般市民が巻き添えになることもある。こんなことでは一般市民は怖くて生活できない。それなのに、2007年以降に発生した銃撃事件で検挙者が出たケースはほとんどない、というのだから驚く**。

"空港殺人事件"の裁判でのRCMP警官のいい加減な証言には、あきれ返ってしまう。例のビデオを見れば警察のやり方が行きすぎだったことが明白だ***。ところが、RCMP は責任を回避しようとして、取るに足らない理由をでっち上げて立場を正当化しようとしている。いつかも書いたホッチキスの件もその一つだ。

もっとまともな警察にしてくれ〜〜〜・・・(・_・;。

* この数日、いくつかのギャング団の主要人物が何人か逮捕されたが、悪名高いベイコン・ブラザースというギャング団の首謀者二人は逮捕されたものの、翌日には釈放されてしまった。

** 過去数年間にバンクーバー都市圏で発生した銃撃事件は、今年すでに約30件、2008年は23件くらい。2007年は不明だが、まだそれほどなかったように記憶する。このサイトに去年の発生件数が地図で示されている。今年の地図はまだないようだが、すでに去年の件数を越えているので"銃マーク"がもっともっと多いことになる。なお、今年の多数発生は、"麻薬輸出国"メキシコでのギャング団同士の抗争激化が飛び火したものといわれている。

*** 私は、あのビデオの中で男の悲鳴を聞くたびに涙が出てくる。母親と一緒に生活するために、言葉の通じない国へやってきて空港内を十数時間"さまよった"あげく、わけも分からないうちに4人の警察官に囲まれて、テーザー銃を撃たれ死んでしまう・・・なんともやりきれない。



3月23日現在、メキシコでは今年になって1,000人以上が麻薬がらみの抗争で殺されたらしい。また、カナダとメキシコの麻薬取引は、カナダからはマリワナが、またメキシコからはコカインが相手側に提供する形で行われるということだ。

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 桜まつり (2009.03.04)
今月後半に、Vancouver Cherry Blossom Festival 「バンクバー桜まつり」が開催される。数年前から始まった催しで、バンクーバーのいたるところにある桜の開花とともに春の訪れを楽しもうというものだ。3月22日(木)ダウンタウンのバラードストリートのスカイトレイン駅で正午から行われる、「チェリー・ジャム・ダウンタウン」でその幕を開ける。

バンクーバー市には3万6000本以上もの桜がある。また、周辺の町にもたくさんの桜があって、バンクーバー都市圏の街路樹としては最も多い樹木の一つだ*。まつりを主催する The Vancouver Cherry Blossom Festival Society** の公式サイト掲載写真を見れば、いかに桜の木が多いかが想像できるだろう。

まつりの期間中、"英語俳句"コンテストやフォトコンテストも行われる。フォトコンテストでは最優秀に選ばれると、日本行きの往復航空券がもらえるということで、写真ファンの人気を博している・・・桜を撮って日本へ行こう!・・・\(^o^)/。

* バンクーバー周辺の桜のほとんどが日本からのものと思われる。1930年代に神戸市と横浜市が、“第一次世界大戦 日系カナダ人戦没者記念碑”(スタンレー公園内) に500本の桜の木を 寄贈したのが、日本から来た最初の桜といわれる。その後も日本からの寄贈や増殖が行われて、現在までの数になった。

** 2005年設立。

<桜の下でお花見ができないのがなんとも残念。カナダでは公衆の場所で一杯やると、ブタ箱行きになってしまうのだ・・・(^_^;。クイーンエリザベス公園の桜の下でお花見なんて最高なんだけど・・・(^_^;)?>



3月20日現在、桜はどこにも咲いていない・・・オヨヨ!・・・(^_^;。それどころか、2月中に咲いてもおかしくないベニスモモすら咲いていないのだ。

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 ゲイツさんは意外と小心者(^_^;)? (2009.03.04)
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ Bill Gates 氏は意外と肝っ玉が小さい・・・(^_^;)?。彼は3人の子供に米アップル社の携帯音楽プレーヤー「iPod」を持つことを禁じているらしい。そりゃあ、ライバル会社の大ヒット商品だから、くやしいのは分かるけれど、子供に禁止令まで出すとは・・・(^_^;。

逆に大きく構えて、子供たちにそうした物を使わせ、「お前たちも、これに負けない物を作って、マイクロソフトを盛り上げて・・・」なんてことにしたらいいのに・・・。もっとも、こちらの社会では特に、大企業創業者の子息といえども親の道を歩かないことが多いようだから、そんなの関係ないか・・・(^_^;)?。

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 迷惑メール対策ソフト (2009.03.03)
迷惑メールに困っている人が多いようだ。そこで、私が使ったことのある無料の迷惑メール対策ソフトを2つ紹介しよう。

SPAMfighter(スパムファイター)

○ 対応するメールソフト:Microsoft Outlook、Outlook Express、Windows Mail、Mozilla Thunderbird など。
○ 最初からかなり正確に迷惑メールを排除してくれる*。
○ 2つの宣伝動作が発生することがあるが、それほど気になるものではない(詳細下記**)。
○ メールに宣伝の入らない有料版は3,000円ちょっと。
○ 参考サイト:http://kyms.ne.jp/spam/item_104.html

SpamBayes(スパムベイズ)

○ 対応するメールソフト:Microsoft Outlook、Outlook Express など。特に、Microsoft Outlook に最適といわれ、Microsoft Outlook を使っている人には SPAMfighter よりもおすすめする。
○ 学習機能に基づいたソフト。最初はまったく迷惑メールを排除しないが、20通くらい "迷惑メール指定"するとパターンを覚えて、その後はかなり正確な振り分けを行う。送信者のアドレスが毎回変わるような迷惑メールも見事にキャッチ。
○ 英語サイトなのがつらいが、ダウンロードはそれほど難しくない。表中で "Stable Release"の"1.0.4"をクリックしてダウンロードする。なお、"Test Release"はお試し版なので不具合があるかもしれない。
インストール中、英語の質問などが出るが、何もせずそのまま Next を押し続けるだけでも十分使える。ただし、"Junk E-mail"、"Junk Suspects" のフォルダ作成の画面が出たら、自分に分かりやすい名前に変えてもよい。たとえば、「迷惑メール」、「怪しいメール」などと。
○ インストール後、メールソフトの画面にJunk E-mail (迷惑メール)、Junk Suspects (怪しいメール)の2つの新しいフォルダ作成される。Junk Suspects にメールが入ったら、そのつど"Delete As Spam"か"Recover from Spam"をクリックして振り分ける必要がある。さもないと、その後の判断を SpamBayes ができなくなって、Junk Suspects にメールがどんどんたまってしまう。

○ 参考サイト:http://kyms.ne.jp/item_81.html

* SPAMfighter は、まれに通常のメールを排除してしまうことがあるが、その場合は排除されたメールをハイライトしておいて「ブロックを外す」ボタンを押せば、次回からは正しく振り分ける。

** SPAMfighter の宣伝動作:

@インストール時、アドレス帳にあるすべての人たちに、以下のような SPAMfighter の宣伝メールが送られてしまうことがある。
「もし現在迷惑メール対策ソフトをお使いでしたら、私をホワイトリストに追加してください。私はあなたをホワイトリストに追加していますので、あなたからのメールは正常に受信できます。私のメールアドレス: xxxx@xxx.ne.jp も是非あなたのホワイトリストに追加してくださるようお願いいたします。もし現在迷惑メール対策ソフトをお使いでない場合は、 SPAMfighter をお勧めします。 SPAMfighter は Outlook および Outlook Express 用の大変効果的な迷惑メール対策ソフトです。 SPAMfighter の無料試用版はこちらからダウンロードできます:
http://www.spamfighter.com/Pro
今後もメールで安全に通信できるよう、是非ホワイトリストへ追加してください。よろしくお願いいたします。」

A無料版の場合、30日間の"試用期間"が終了すると、発信メールの最後に毎回 以下のようなSPAMfighter の宣伝が数行入る。
「私は無料の SPAMfighter を個人で使用しています。現在までに XX通の迷惑メールを削除しました。ライセンスを購入すると、メール本文にこのメッセージは追加されません。無料の SPAMfighter を今すぐお試しください」



SPAMfighter と SpamBayes については、「コンピュータのすすめ」ページの「ソフトウェアとウェブサイト」の項でも説明した。

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 not to do はたまた to not do (2009.03.02)
カナダ人はよく not to do というところを to not do と言う。私は not to do が正しいと教わった記憶があるので、いつも「変な英語だな」と思っていた。ところが、最近は to not do でも間違いとはいえなくなっているようだ*。そのほうが明快な場合があるからだ。たとえば、次のように言う場合を考えてみよう。

「私は、野球をするなと言ったのだ」

[従来の表現] What I said is not to play baseball.
これでは、「私が言ったのは、野球をすると言うことではない」と言う意味にもなってあいまい。not が play ではなく、is にかかるように聞こえるためだ。

[to not do での表現] What I said is to not play baseball.
こちらは誤解の余地なく「私は、野球をするなと言ったのだ」と聞こえる。

文法書にも次のような説明があった。
「to と do の間に副詞が入る形を分離不定詞という。分離不定詞は文法上なるべく避けたほうがよいとされてきたが、実際には意味を明確にしたり、文の自然のリズムを保つためによく見られる形であり、最近は容認されてきている。」

* 言葉というものはどんどん変わるものなのだとつくづく思う。ほぼ定着した日本語の「ら抜き言葉」がいい例だ・・・いつだったか、朝日新聞の記事にさえ「ら抜き言葉」が使われていた・・・(^_^;。

<参考:「英語・失敗談など」ページ>

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 神なしに生きる?サンジャック氏の場合 (2009.02.28)
昨年11月、ブリティッシュ・コロンビア州在住の3人のカナダ人が日本政府から旭日中綬章を受章した。そのうちの一人、バーナード・サンジャック Bernard Saint-Jacques 博士のことが当地の日系雑誌「ふれいざー」に載っていた。この記事で興味深かったのは、次の一節だ。

「カトリックだったサンジャック氏は日本で自分の信仰を失ったと言います。日本には特別の宗教がなく*、監督する神がいないのに、人々は親切で、道徳的で、礼儀正しく、どこよりも安全な国だということに衝撃を受けたのでした」

まるで、「神を信じないと社会秩序も守れない」と思っていたかのようだ。敬虔なキリスト教徒には、「神なしの世界」なんて想像もできないということだろうか。幼いころからの信仰とはそれほど根強いものなのかと、あらためて驚かされる。

* 「日本には特別の宗教がない」というのはあたってないけど・・・(^_^;。それに、表面的にはカナダ人だって宗教がないようなものだ。日曜日に教会へ行く人など少ないのだから。

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 ショートカットキーのすすめ (2009.02.25)
ショートカットキーは山ほどあって、全部覚えるのはほとんど不可能だし、あまりコンピュータを使わない人はそこまでする必要はない。しかし、いくつかの基本的なキーを知っておくとコンピュータ操作が格段に楽になる。

最もすすめたいのは次のだ。

"Ctrl + S" = 上書き保存

左手だけで操作するのがコツ。小指でControlキーを押したまま、人差し指(または中指)で S をポーンとたたく*。たとえば、メールを書いている最中にこの操作をすると、メールは自動的に「下書き」フォルダに入る。コンピュータをオフにしても、あとで「下書き」から引っ張り出して書き続けることができる。

そのほか、頻繁に使えそうなのは以下のキーだ。すべて左手だけで操作できる。

"Ctrl + X" = 切り取り (語句をハイライトしてから使う)** & ***
"Ctrl + C" = コピー  (語句をハイライトしてから使う)
"Ctrl + V" = 貼り付け (切り取りまたはコピーした後、これで貼り付ける)

"Ctrl + F" = 検索  (検索ウィンドウが出たら検索語句を記入してページ内検索)

つまり、これらのキーを使うと、いちいち右クリックしたり、「編集」メニューを開けたりする必要がない。詳しくは「コンピュータのすすめ」を参照。

* 作成し始めたばかりのワードやエクセルのファイルで、初めてこのキーを使うと「上書き保存」ではなく「名前をつけて保存」になる。

** X、C、V の3つは、C(Copy)を真ん中にして並んでいることを覚えておくと、使いやすい。

*** 間違って「切り取り」をした場合でも、慌てないで「編集」→「元に戻す」を押せば、切り取った部分が元に戻る。



左手だけの操作は慣れないとけっこう難しい。左手をふつうに広げて小指がControlキーに来るようにすれば、人差し指か中指が"自然と" S のところに行くのだが・・・(^_^;

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 「電池は冷蔵庫に」はウソ (2009.02.24)
私は、以前どこかで耳にして以来、乾電池や充電地を冷蔵庫に保存していた。ところが、これがまったくの間違いだということが分かった。低温なら多少放電を防ぐことはできるものの、冷蔵庫保存だと結露や錆の発生で、逆に事故の原因になるかもしれないらしい。最近の乾電池は自然放電が少ないので、常温保存でも問題ないとのことだ。時には冷凍庫に入れたこともあったなあ・・・オヨヨ・・・(・_・;。

どうやら、最近の充電池は次のように扱うのが長持ちさせる秘訣らしい。

[リチウムイオン電池] ・・・"Li-ion"などと書いてある

次の2つは絶対に守らねばならない。
@100%充電してから不使用で長期保存しないこと。
A完全に"空"にしてから長期保存しないこと。
これらの長期保存を行うと、電池の劣化を急激に早めてしまう。

一方、ニッケル水素電池などでやってはいけないと言われる「少し使ってからの浅い充電」は、特に問題ない。ほんとんどのノートパソコンにはリチウムイオン電池が使われているが、しばらく使わない場合は、50%充電で外しておくのがいいらしい*。リチウムイオン電池は利点も多いが、異常発熱の問題も残されている。

[ニッケル水素電池] ・・・"Ni-MH"などと書いてある

電気を使い切ってから充電すること。少し使って浅い充電をすると、ニッケル水素電池などに特有の「メモリー効果」によって電池寿命が短くなってしまう。

充電式電池はほとんどがニッケル水素電池だ。また、コードレスフォンの充電地にもよく使われている。コードレスフォンの場合は、目盛りが最低近く(目盛り1?)になるまで充電器から外しておいたほうが良いのかもしれない・・・目盛りがゼロになるまでほおって置くのが理想だが、そこまでしたら、電話を時々使えないことになってしまう・・・(^_^;。

* ノートパソコンを電灯線の電源で使いながら、使用しない充電池を装着しておくのは最悪らしい。なぜなら、「100%充電しておいて使用せずに長期保存する」のと同じことになるからだ。



ニッケルカドミウム電池は、カドミウムが環境によくないこともあって最近はあまり見られない。

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 米商務長官候補に前ワシントン州知事 (2009.02.23)
こんな記事(米商務長官候補に中国系の前州知事が浮上)があった。候補に挙がっているのは、ゲーリー・ロック Gary Locke という中国系アメリカ人だ。彼は、ブリティッシュ・コロンビア州の南隣、アメリカ・ワシントン州で2005年まで8年間州知事を勤めた。バンクーバーでもシアトルの主要テレビ局の放送が4つも見られるので、彼が州知事当時はよくテレビに登場して、顔なじみの人だ。

州知事職を終えた時まだ50代半ばと若く、私は「このままでは終わらない感じの人だ」と思っていたが、いよいよ中央政界に乗り出した。一時は、オバマ政権の副大統領や内務長官の候補にも挙げられていた。商務長官には他に二人の候補がいたが、いずれも辞退したため、ゲーリー・ロック氏にお鉢が回ってきたという感じ。

オバマ政権では3人目のアジア系閣僚ということで、初の黒人大統領とともに、ますます新しい時代を感じさせる布陣だ。

YouTube:ゲーリー・ロック氏と、同氏を指名するオバマ大統領の映像>

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 新種の「ボットウィルス」にご注意 (2009.02.23)
最近、「ボットウィルス」bot virus という新型のコンピュータウィルスが出回っていて、とても悪質らしい*。友達の情報では、NHKテレビでそのウィルスの特集をしたということで、除去対策がこのサイトに説明されている。

サイトの説明に従って、私のコンピュータ2台を検索した結果、ノートは問題なかったが、デスクトップでウィルス侵入ファイルが2個見つかり、いずれも削除した**。けっこう時間がかかり、3時間くらいは費やした。

* 「一度感染すると悪意の第三者が、あなたのパソコンが遠隔コントロールし、迷惑メールの送信、フィッシング詐欺などの犯罪行為に荷担してしまうばかりか、あなたのパソコン内のあらゆる情報やあなたが入力した情報を盗み出し、あなたに被害を与える危険なウイルス」だそうだ。なお、bot とは robot の略だとか。

** ノートが無事で、デスクトップが無事でなかったのは、使っているウィルス対策ソフトの違いだろうか。ノートはノートン社の「ノートン・アンチウィルス」、デスクトップはウィルス検出率がよくないといわれているソースネクスト社の「ウィルスセキュリティゼロ」だ。

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 「おくりびと」にアカデミー賞 (2009.02.22)
今日、アカデミー賞の授賞式がロサンジェルスであり、映画「おくりびと」が外国語映画賞を獲得した*。12月に帰国したとき、飛行機の中で往復ともにこの映画を見て大いに感動したのだが、ついに映画界の頂点に立ってしまった感じだ。

あまり映画を見ない私が、意外なところで最高の映画を見ることができて実にラッキー。なんどでも見てみたい作品だ。

* 他のノミネート作もよくできていて、特にイスラエル映画が有力視されていたが、前評判を覆しての受賞だった。

<参考サイト:「おくりびと」公式サイト、Wikipedia「おくりびと」、『納棺夫日記』を書いた青木新門のホームページとその中の一ページ、青木新門インタビュー

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 Operaページをさらに充実 (2009.02.22)
ブラウザ 「Opera」ページを図入りでさらに充実させた。特に、「ウェブ検索」の「おすすめの検索サイト」に、「Canada411」や「time & date.com」などを加えて利用しやすくした。

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 バンクーバー周辺の警察組織 (2009.02.19)
今年になってから銃撃事件が多発していると以前書いたが、その後も連日のように発生して、犠牲者も増え続けている。そのほとんどがギャンググループのメンバーかその関係者で、しかも麻薬がらみのようだ。しかし、一件として犯人が捕まったというニュースがなく、巷では「どうなってんの?」という思いがつのっている。

そんな中、ある関係者が「警察組織がばらばらで、横の連絡が希薄なことが問題だ」と指摘した。確かに、バンクーバー都市圏(Metro Vancouver)の自治体の大半がRCMP(カナダ国家警察)の管轄下にある一方で、いくつかの主要都市が市警を持っていて、まとまりがない印象だ。自治体ごとの警察組織一覧を下記した。

<市警のある自治体>
Vancouver
Delta
New Westminster
Port Moody
West Vancouver
Abbotsford


<RCMPの管理下にある自治体:リンクできるのは主要都市>
Bowen Island (RCMP Rural)
Burnaby (RCMP Municipal)
Coquitlam (RCMP Municipal)
Coquitlam (RCMP Rural)
Langley Township (RCMP Municipal)
Langley City (RCMP Municipal)
Maple Ridge (RCMP Municipal)
North Vancouver City (RCMP Municipal)
North Vancouver District (RCMP Municipal)
North Vancouver (RCMP Rural)
Mission (RCMP Municipal)
Pitt Meadows (RCMP Municipal)
Port Coquitlam (RCMP Municipal)
Richmond (RCMP Municipal)
Squamish (RCMP Rural)
Surrey (RCMP Municipal)
Surrey (RCMP Rural)
University (RCMP Rural)
White Rock (RCMP Municipal)

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 インディアンの祖先 (2009.02.17)
先日、「インディアンの祖先は、2万年〜1万2千年くらい前に、陸続きだったベーリング海峡を渡ってシベリアから北米に入ってきたといわれている・・・ただし、これについて最近、異説が唱えられている・・・」と書いた。その異説の一つによると、「厳寒のベーリング海峡を越えて南米大陸に移動した集団とは別 に、『鉤虫』(こうちゅう)を体内に宿したまま温暖な太平洋の大海原を渡り、南米へ移動したモンゴロイドの人たちがいたかもしれない」という。

この説を読んでいたら、朝日新聞のニュース「人類は、5千年くらい前に台湾経由で南太平洋へ」(2009.01.27) を思い出した。経路だけを考えれば*両説が符合するではないか。台湾から海伝いに太平洋のミクロネシア Micronesia やポリネシア Polynesia の島々に人類が広がったとすれば、その人たちがさらに南北アメリカ大陸までたどり着いても不思議ではない。

なにやら、ますます面白くなってきた。インディアンやインディオはいったい、どこからきたのだろう・・・北回りのアラスカ経由か、南回りの海伝いか・・・(*^_^*)?。

* 南北アメリカ大陸の各地で、約1万年かそれ以前の人骨が発見されているから、"台湾経由"の移動が5,000年くらい前に起こったことが正しければ、時間的には符合しないのだが・・・。



インディアンの祖先は日本の縄文人かアイヌなんていう""まである・・・(^_^;)? さらには、こんな興味深いサイトもある。

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 カナダ極北地域の先住民 (2009.02.15)
いつも思うのだが、カナダ極北地域の先住民イヌイット(エスキモー)の人たちは非常に日本人に似ていて、とても興味深い。ところで、彼らの祖先は7,000年くらい前にシベリヤから北極海沿岸づたいにやってきたと思っていたが*、どうやら、そんな単純なことではなかったようだ。

カナダ国営のCBCテレビでドキュメンタリー・シリーズ "Nature of Things" ** の番組を見ていたら、イヌイットの祖先は、西暦1,000年ころシベリアのほうからカナダ極北地域にやってきたトゥーリ Thule という人たちだという。それ以前に住んでいたのはドーセットDorset という人たちで、彼らは侵攻してきたトゥーリに西暦1,500年ころまでに駆逐されてしまったらしい。

Google で調べてみたら、こうした研究を行ったコペンハーゲン大などの研究グループのことを、2008年6月に朝日新聞が記事にしたらしく、そのころの書き込みがたくさんあった。イヌイットの間には、
「極北地域にはツニートと呼ばれる心の優しい巨人が住んでいた。だが我々の祖先を見たら、目から血を流して逃げた」
という伝説があるということで、コペンハーゲン大らの研究はこうした伝説とも符合する。

結局、ある学者が「アジアからの移住が数回起こり、先住民を駆逐することで文化ががらりと変わったのではないか」と言うように、何度か移住の波があったのだろうか***。

* 10年近く前に購入したカナダ版百科事典CDにも、動画解説入りで「7,000年くらい前にシベリヤからやってきた・・・」との説明があった。CDが作られたころは、まだ、よく分からなかったのだろう。

** "Nature of Things"は、著名な日系人科学者デヴィッド・スズキ David Suzuki がホストをしている。

*** トゥーリ Thule のサイトに人種変遷の地図があり、西暦900年ころから西暦1,500年ころにかけてのトゥーリの侵攻とドーセットの衰退が、分かりやすく示されている。なお、地図にある Beothuk はニューファンドランド島のインディアン、Innu はケベック北部からラブラドル地方に分布したインディアン、Norse は古代スカンジナビア人のようだ。



イヌイットの祖先とインディアンの祖先とは、これまた異なる。インディアンや南米インディオの祖先は、はるか以前の2万年〜1万2千年くらい前に、陸続きだったベーリング海峡を渡ってシベリアから北米に入ってきたといわれている・・・ただし、これについても最近、いろいろ異説が唱えられているようだが・・・。

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 不思議な切手 (2009.02.15)
カナダ・ポスト(Canada Post カナダ郵政局)の店で54セント切手の10枚つづりを買った。家に帰ってよく見たら、切手自体に金額が書いてない。あれ?なんだ、こりゃ?友達に聞いたら、それでいいという説明を聞いたことがあるとのこと。

どうやら、郵便料金が上がっても、このまま使えるらしい。個人の場合は使用量が知れているから数セントを稼いだところでたいして得にもならないが、ビジネスをやっていて大量に切手を使う場合は馬鹿にならないかもしれない。

それを考えたら、金額のない切手はやっぱり変だという気がしてきた・・・(・_・;。時々、カナダ人は"不思議なこと"をする・・・(^_^;)?。

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 as follows の構文 (2009.02.14)
ネットで遊んでいたら、こんなページ(as follows: は文法とは全く関係のない慣用語・・・)に突き当たった。しかも、ネイティブが書いているではないか。

こんな説明では日本人には理解できない。「以下のとおりに」を意味する as follows の as は(疑似)関係代名詞、また、follow(s) は動詞だ・・・だから s がついている。

(例文) The details are as follows: 「詳細は以下の通りです」

ネイティブの人たちは日本人ほど英文法を意識しないから、そのあたりの"理屈"が本当に分かっていないのだろうか*・・・日本人が日本語の文法を意識していないのと同じに・・・。

* 写真を拡大してみたら、ひょっとすると日本人?ありゃあ・・・(・_・;。どっちにしろ、説明になっていない。まあ、文法なんてどうでもいいようなものだが、こうした理屈が分かっていれば、as following(s) などと間違い英語を書かずにすむ。

<参考:「英語で大失敗」ページ

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 定額給付金あげません! (2009.02.13)
バンクーバー総領事館から送られてきたメルマガに、定額給付金のことが書いてあった。なんと、私のように日本に住所がない人間はもらえないらしい*。この前の銀行口座のときもそうだったが、またしても、「あなたは日本人ではありません」と言われたような気分だ。

こうなったら、くれると言ったってもらってやるものか・・・(-。-;)。それに、もらうのは「さもしい」らしいし・・・(^_^;)?。それにしても、最ももらいたいのはホームレスの人たちだろうが、彼らもほとんどが住所不定のため給付を受けられないという。日本ってどういう国なんだろう?全国民が受給できないようなあいまいなやり方だったら、やめたほうがいい・・・さもないと、不公平なのと違う?。

以下、メルマガの要旨:

2.定額給付金の支給について   
*給付対象者等*
(1)給付対象者は、基準日(平成21(2009)年2月1日)において、日本国内のいずれかの市町村(特別区を含む。)の住民基本台帳に記録されている方。
(2)海外に居住されている方についても、この条件に当てはまる場合は給付対象者となります。但し、海外転出届の提出等により基準日時点で日本国内のいずれの市町村においても住民登録がない方は、給付対象外となります
(3)申請・受給者は、給付対象者の属する世帯の世帯主に当たる方です。具体的には、住民基本台帳に「世帯主」として記載されている方となります。

* 私は総領事館にきちんと在留届を出しているが、それも"私の証明"にはならないらしい・・・みなさん、私はいま"存在しません"ので、そのつもりで・・・(^_^;。

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 A・ロッドよ、お前もか (2009.02.11)
ニューヨーク・ヤンキースの A・ロッドことアレックス・ロドリゲスが薬物(ステロイド)使用を認めた。多くの野球ファンが「A・ロッドだけはクリーン」と信じていただけにショックが大きい。私自身、50本台が最高で"異常な"シーズン本塁打数がないA・ロッドは、「たぶん薬物をやっていない」と思っていた。

こうなると、もう誰も信用できなくなる。こんな事態になったのは、ステロイド対策を厳然と行ってこなかった大リーグの責任が大きい。大リーグは、1991年にステロイドを禁止薬物と決めたものの、2003年まで特に検査をしなかったのだ*。1997年ころからマーク・マクガイアサミー・ソーサバリー・ボンズらが放った60〜70本台のシーズン本塁打数がどれほど"異常"だったかは、分かりきったことだったのに・・・**。

大リーグ史上最多の通算本塁打数を誇るつバリー・ボンズはいま、薬物使用に関するアメリカ議会での偽証罪で起訴されている。もはや、ボンズの記録も、ボンズを超えるかもしれないA・ロッドの記録も"参考記録"でしかなくなった。

* カナダのベン・ジョンソンがソウル・オリンピックの100m走で獲得した金メダルを、ステロイド使用が発覚して剥奪されたのは、いまから20年以上も前(1988年)になる。

** 各選手の Wikipedia ページ最下部にある本塁打記録を見れば、そのころの本塁打数の異常さが分かる。

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 ナット・キング・コールの死因 (2009.02.10)
先日、ポピュラーソング史上、最も偉大な歌手の一人ナット・キング・コール Nat King Cole のドキュメンタリー番組があった。彼は1965年2月15日に肺ガンで亡くなっている。45歳の若さだった。ところが、驚くべきことに「タバコは声を低音にする」と信じていたらしい。

なんということだ。そのころはまだ、肺ガンと喫煙の関係は明らかではなかったのだろうか。彼ほど、没後もラジオやテレビで頻繁に歌声が聞ける歌手は少ない。「モナリサ Mona Lisa」*などの名曲を耳にするたびに、「もっともっと長生きして、良い歌をたくさん歌って欲しかった・・・」と思わずにいられない。

* このYouTube は、「スターダスト」「ネイチャーボーイ」「枯葉」などの曲が、なぜか次から次へと20曲も出てくる・・・(^_^;)?。ついでながら、Mona Lisa の歌詞を書いておこう。

Mona lisa, Mona lisa, men have named you
You're so like the lady with the mystic smile
Is it only cause you're lonely they have blamed you?
For that mona lisa strangeness in your smile?

Do you smile to tempt a lover, Mona lisa?
Or is this your way to hide a broken heart?
Many dreams have been brought to your doorstep
They just lie there and they die there
Are you warm, are you real, Mona lisa?
Or just a cold and lonely lovely work of art?

Mona lisa, Mona lisa

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 ブツクサ式ウォシュレット (2009.02.08)
日本に旅行すると、ほとんどの家庭にウォシュレットがあって実に快適だ。あれは、カラオケと並んで日本人の発明の最たるものではないだろうか・・・(^_^;)?。ところが、カナダではまだウォシュレットを見たこともない。なんということだ。ウォシュレットを販売する業者はいるのだが、まだまだ一般に普及していないのだ。

そこで、私は研究に研究を重ねた結果、ついに"ブツクサ式ウォシュレット"を開発した・・・(^_^;)。"企業秘密"ではあるが、世界中の"ウォッシュレットレス・ピープル"のために、あえて、そのノウハウを明らかにする。

まず、いつものようにトイレットペーパーを使う。もう一度トイレットペーパーを取り、(次がこのテクノロジーの最も大事な部分・・・)おもむろに"つば"を付ける。そして、もう一度静かに"なでなで"する・・・。



これ、まじめな話。この方法でかなり快適に生活できる。お試しあれ・・・(^_^;)?。

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 スカイプ新バージョン (2009.02.07)
スカイプがバージョンアップし、V4.0 になった。今回は画面が大きく変わり、さらに使いやすくなった気がする。新バージョンのダウンロードはこちら

最も大きな変更は、いままで別画面で出ていたタイプ・チャット画面が最初から一緒に出てくる点だろうか。そのほか、ビデオ画面が大きくなり、音質がさらに向上したようだ。
新バージョンの画面説明を「スカイプ」ページに作ったので、参照されたい。

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 日本語混じりのURL (2009.02.07)
最近、URLに日本語を使うページが多くなってきた。これは日本人には読みやすくて便利な反面、使いにくさも出てきた。日本語混じりのURLをブラウザ* Internet Explorer のURL欄に貼り付けて、Enter キーを押しても、ページが表示されないのだ。たとえば、次のURLを「・・・大学」まできちんとコピーして、やってみれば分かる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ハーバード大学

ところが、他のブラウザ、たとえば Opera でやってみると問題なく表示される。これは意外だった。ふつう、Internet Explorer でできることが他のブラウザでできないことはあるのだが、その逆に遭遇したのは初めてだ。マイクロソフトはまた"さぼって"いたのだろうか**・・・(^_^;)?。

* 「ブラウザ」とはインターネットを見るためのソフトウェア・・・つまり、インターネットの画面のこと。コンピュータを買えば、たいがいインターネット・エクスプローラ Internet Explorer が入っている。画面最上部に「xxxxx - Windows Internet Explorer」と書かれているはず。もし、「xxxxx - Opera」などとあれば、あなたのブラウザはインターネット・エクスプローラではないということになる。

** インターネット・エクスプローラはマイクロソフトの製品。

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 「エクセトラ」・・・(^_^;)? (2009.02.07)
"etc." と言う単語(略語)がある。これをほとんどのカナダ人は「エクセトラ」と発音する。日本人は「エトセトラ」と発音するから、「エクセトラ」はかなり耳障りだ。

辞書で調べてみたら、「エトセトラ」が基本だが、非標準的発音として「エクセトラ」もあった。もともとは"et cetera"というラテン語だ。「ク」の音などないのだが・・・(^_^;)?。英語も時に理屈に合わないことがある。

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 "空港殺人"の裁判 (2009.02.06)
以前も書いたが、2007年10月13日にポーランドから移住してきた40歳の男が、言葉が通じないためにバンクーバー空港内で10数時間"さまよった"あげく、駆けつけた RCMP (カナダ国家警察)の4人の警察官に、テーザー銃で"あっという間に"殺されてしまった。その時の、RCMP の処置の妥当性をめぐる裁判が数日前から始まった。

男が殺されるまでの一部始終は、居合わせた空港利用者がビデオカメラに収め、今でもYouTube で流れている。ビデオを見れば RCMPの対応が行きすぎであることは明白だ。しかし、それでも RCMP は「男が強暴だったのでテーザー銃を使わざるを得なかった」と主張し、なんとかして立場を正当化ようとしている。

ニュースソース

カナダ住民の多くが「カナダの恥」のように感じているこの事件、いったいどう決着がつくのか・・・。

2月12日現在、裁判の争点は、男が警官に囲まれたときにかたわらにあったホッチキスを投げようとしたかどうかにあるらしい。ビデオを見る限り、そんな動作は見えないし、仮にホッチキスを投げようとしたとしても、テーザー銃を使う必要があるような状況とはとても見えない。だから、なぜ、そんなことが争点になるのか・・・裁判というものは本当に分かりにくい。

今回の事件で、RCMP がいかに安易にテーザー銃を使ってきたかがよく分かる。今回こそ、ビデオに納められたから大きなニュースになっているが、人知れず"不当に"殺された人も少なくないのだろう。

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 花火大会がなくなりそう (2009.02.05)
18年間にわたって、毎年7月末から水曜、土曜、水曜、土曜と4晩にかけてバンクーバーの夏の夜を彩ってきた花火大会が、この夏からなくなりそうだ。資金援助する企業が現れないらしい。市民もがっかりだし、開催地イングリッシュベイに近いデンマン Denman 通りやデイビー Davie 通りの店の人たちも落胆を隠せない。まあ、この世界不況の時代だから仕方がないか・・・(・_・;。

ニュースソース



その後、3月11日のニュースでは、新たなスポンサーが見つかって、どうやら今年は行われることになったらしい。

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 神なしに生きる・・・? (2009.02.04)
最近、Humanist Canada (ヒューマニスト・カナダ)なるグループがニュースになっている。
"YOU CAN BE GOOD WITHOUT GOD." (神なしでも良い人になれます)
とうたうグループだ。「(神に言及しない)仏教を信じて」という意味ではないだろうから、「無宗教になりなさい」と言うのと同じだ。このグループが、カナダ各地で公営バスなどに広告を掲載して一大キャンペーンを行う計画らしい。

ところが、ノバスコシア州のハリファックス Halifax など、自治体によってはバス会社がそうした広告の掲載を許さないところが出てきた。大半のカナダ人は日常生活ではそれほど宗教的な生活を送っていないものの*、たいがいキリスト教、回教、ユダヤ教な、シーク教など神を信じる宗教に属し、なかには原理主義的な考えを持つ人たちもいるだろうから、こうした広告が論議を呼ぶのは当然かもしれない。

それにしても、世の中ずいぶん変わってきたと思う。私が1984年にカナダへ来ることになった時、先輩から「カナダで"宗教はなんですか"と聞かれたら、自分の宗教をはっきり言いなさい」と教えられた。「北米では無宗教は恥ずかしいこと」という意味だったのだろう。

それが、公然と「神なしに生きる」ことを唱える人たちが現れたのだ。中東を初めとして、世界各地で宗教の違いから摩擦が生じ、争いが起こっていることを考えると、こうした人たちが現れるのも分かる気がする。「神(宗教)のことはちょっと忘れて、仲良く暮らそう」ということか・・・(^_^;)?。

* 私が知るカナダ人で、日曜日に教会へ行く人はほとんどいない。

ニュースソース:広告が掲載されたイギリスのバスが載っている>



以前、ここバーナビー選出の白人の国会議員が、「カナダ国歌に使われている単語 "God"(神)を削除すべきだ」と言ったことがある。いろいろな人種が混ざった国情に配慮した提言だったのだろう。私は「へえ〜!カナダでも宗教の中立性を主張する人がいるのだ・・・」と驚いた記憶がある。

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 頻発する銃撃事件 (2009.02.04)
バンクーバー都市圏では今年になってすでに8件の射殺事件が発生した。しかも、この数日で4人もが殺された。何年か前から銃による殺人事件が目立ってきたが、今年のペースは異常だ。ほとんどがギャング同士の殺し合いで、たいがい麻薬が絡んでおり、殺されるのもギャング・メンバーだ。しかし、2年前にサリー Surrey で発生したマンション内での6人の射殺事件では、2人が巻き添えになった一般人だった。

バンクーバーは北米の町の中では安全と思われてきたが、最近はそんなレッテルは通用しなくなってきた。なんとか、こんな無法状態はなくなって欲しい。それにつけても、警察官自ら集団暴行事件を起こしているようでは先が思いやられる・・・(・_・;。

ニュースソース

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 偽ソフトにご注意! (2009.02.02)
インターネットで遊んでいたら、突然小さなウィンドウに英語のメッセージが出てきた。
「あなたのコンピュータにたくさんのウィルスやスパイウェアが見つかった。早急に対策を取らないと大変なことになる・・・」
というのだ。こんなメッセージは怪しいに決まっているから、OKボタンと一緒に出てきた"キャンセル"ボタンを押したが、勝手に"作動"して、いかにも何十個ものウィルスが侵入したかのように表示してきた。

私のコンピュータには市販のウィルス対策ソフトが入っているので、数十個ものウィルスが警告なしに侵入するなどありえない。そこで、メッセージに書かれていた"製品名"らしき Antivirus 360 なる単語を "Google 先生"に診てもらったら、案の定、偽ソフトについて警告するこんな記事が出てきた。

みなさんもご注意あれ!間違っても、クレジットカード番号などを知らせることのないように・・・。

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 映画「おくりびと」 (2009.02.02)
12月に帰国したときに、行きも帰りも飛行機の中で映画「おくりびと」が上映されていた*。特に映画ファンでもなく、この映画のこともまったく知らなかった私だが、久しぶりにいい映画を見たと思った。納棺師という職業を通して人間の死を扱う暗いテーマだが、最後は何か清々しさを感じさせるすばらしい作品だった**。

と思っていたら、こんな記事(「おくりびと」、アカデミー賞の外国語映画部門候補に)があった。なるほど〜、それだけの作品なんだなあと思う。すでに国内外でいろいろな賞をもらっているらしい。チェロがかなでるテーマ音楽もよかった。

* と言っても、最近の飛行機では自分の目の前にスクリーンがあって、いろいろな映画を見ることができ、「おくりびと」はそのうちの一つだったのだが・・・。

** 出だしは逆に、「これ、喜劇?」と思うようなシーンもあった・・・(^_^;。

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 渡り蝶 (2009.01.31)
Monarch Butterfly (モナーク・バタフライ=オオカバマダラ)という蝶がいる。この蝶は西インド諸島、太平洋諸島、オーストラリアなど世界の数箇所で見られるが、北米の種は渡り鳥のように"渡り"をすることで有名だ。しかも、4世代もかけて・・・。

冬の終わりころ、メキシコ中部のある森を出発した蝶は北上を始め、約一ヶ月かけてアメリカ南部まで飛ぶと交尾して死ぬ。卵からかえった第二世代も約1ヶ月北上してアメリカ北部で交尾して死ぬ。そして第三世代は約一ヶ月でカナダ南部*に到達すると交尾して死ぬ。

カナダで生まれた第四世代は夏の終わりに南下を始め、約3,500キロの距離を飛んで10月末から11月にかけてメキシコ南部の森**に到達する。56,000ヘクタールしかないその森では、まさに"鈴なり"になって樹木の枝にとまり、春まで過ごす。そして、2月〜3月ころ交尾して死ぬ。結局、第四世代は7ヶ月〜9ヶ月も生きる。孵化した次の世代が長旅の第一世代となって北上を始めるのだ。

先日、NOVA*** が放送した"The Incredible Journey of the Butterflies" (蝶の信じられない長旅)は、そんな モナーク・バタフライ の生態についての一時間番組だった。大西洋には、産卵のために一つの島まで2,000キロもの長旅をするカメがいるらしいが、動物の世界には不思議なことがあるものだ。なお、モナーク・バタフライはカナダの国虫。

* カナダでは、オンタリオケベック両州を中心にして、ブリティッシュコロンビア州からノバスコシア州まで分布の記録があるらしい。と言っても、ここブリティッシュコロンビア州でモナーク・バタフライが見られるのは非常にまれで、しかもロッキー山脈よりも東側のアルバータ州に近い地域ではないかと思われる。

** Monarch Butterfly Biosphere Reserve)近郊の村マザフア Mazahua の人たちは、モナーク・バタフライを自分たちの祖先の魂と信じている。秋の終わりに空の色が変わるほどたくさんの蝶がやってくると、果物や花を供えて"祖先の里帰り"を迎えるのだそうだ。一方、蝶の保護のために禁止されているにもかかわらず、ひそかに森の木の伐採が行われたりして、北米のモナーク・バタフライがいつか絶滅するのではと心配されている。

*** NOVA は、各種ドキュメンタリーを専門にしたアメリカ製のテレビ番組シリーズ。過去の放送番組をオンラインで見ることも可能のようだが、アメリカからのアクセスに限られるということで、アメリカ以外では YouTube で"予告編"を見ることしかできない。残念!



四世代にもわたる長旅も不思議だが、一つの小さな森に戻ってくるのも不思議だ。

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 エクセル:セル内改行 (2009.01.31)
意外と知られていないコンピュータ・テクニックに気付いたので書いておこう。それは表計算ソフト「エクセル」での"セル内改行"だ。この操作は次のようにして行う・・・できるだけ右手だけでやること。

*親指で Alt キーを押したままにする。
*他の指(人差し指、中指など)で「改行」キーをポーンとたたく。

これだけだ。「コンピュータのすすめ」ページにも「セル内での改行」として書いておいた。

* 「セル」とは表内のそれぞれの四角のこと。

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 人類は台湾経由で南太平洋へ (2009.01.27)
こんな記事があった。人類は約5千年くらい前に、台湾経由で南太平洋の島々へ広まっていったと言うのだ。また、それとは別に3万年以上前にスマトラ島 Sumatra あたりを経由して、ニューギニアやオーストラリアに広まった人類もいたらしい。

どうりで、ニューギニアやオーストラリアの原住民が黒人に近いような肌の色や顔つきをしているのに対し、メラネシアやポリネシアの人たちはなんとなく蒙古形の顔つきだ*。それにしても、台湾経由がたった5千年前と言うのはおどろきだ。人類はほんとうに生まれたばかりなんだという思いがする**。また、ピロリ菌がこうした研究に役立っていると言うのも面白い・・・(^_^;。

* むかし、トンガ Tonga から来た相撲取りがいたが、なんとなく日本人に近い顔をしていた。

** 南北アメリカ大陸のインディアンやインディオの祖先が、シベリアから陸続きだったベーリング海峡を渡って北米側にやってきたのは2万年くらい前といわれている。

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 スカイプのページ (2009.01.27)
スカイプのページを図入りで詳しくした。世界中どこにいても相手の顔を見ながら話ができるインターネット・テレビ電話を楽しもう。

ところで、Kさんは最近「世界中どこにかけても無料です」と言って、友達にスカイプをすすめた。ところが、その友達は「そんなあぶない話はすすめないでください」と即座に拒否反応を示した・・・(・_・;。たぶん、振り込め詐欺などを連想したのだろう。次から次へと新手の詐欺行為が横行しているご時世だから無理もないが、ちょっと警戒しすぎだ。その友達と長い付き合いのあるKさんは、むげもない拒否反応にむっとして、「信用できない物を私がすすめたことがありますか」と怒っちゃったとか・・・(^_^;。

インターネットの世界には無料のものが"山ほどある"わけで*、スカイプもその一つでしかない。それに、スカイプ対スカイプは無料だが、それ以外のサービスはたいがい有料だから、スカイプの経営はそれで十分成り立つのだろう。たとえば、スカイプからふつうの電話への通話(スカイプアウト機能)は有料だ。ただし、ふつうの電話対電話に比べるとかなり安くて、私自身この5年くらいスカイプアウトを使って電話代の節約をさせてもらっている。

* 今は当たり前になっているイーメールだって、私は初め「え?"ただ"でいいの?」と思った。

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 おいしいユズ・ジュース (2009.01.26)
私の群馬の実家には古〜いユズの木がある。12月の旅行でユズをいくつか持ち帰って、うどんなどに入れて日本の味覚を楽しんでいる。ところで、皮はそうやって使えるのだが*、実をどうしようかと考えた。ひょっとしたらと思って、ユズ・ジュースを作ってみたら、これがすごくおいしい。作り方は次の通りだ。

@残った実から種だけ除く。
A房も含めて実をミキサーにかける。
Bハチミツと水を適量加えてできあがり。冷蔵庫で冷やしてどうぞ。

グレープフルーツのような味だ。お試しあれ。

* 皮は細かく切って冷凍庫に保存すると、長い間楽しめるらしい。さもないと、すぐにしなびてしまう。

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 大統領の週末演説 (2009.01.24)
着任早々のオバマ大統領が、インターネットで週末のビデオ演説を行った。だれにも分かるようにはっきりゆっくり話し、ブッシュ前大統領のテキサスなまりと違って聞きやすいので、ヒアリングを向上させたい人にはちょうど良いかもしれない。ホワイトハウスのホームページから見ることができる*。

これまで大統領の週末演説はラジオで行われてきたが、オバマ大統領からはビデオが使われるようになったらしい。大統領選でインターネットを駆使してきた大統領らしいやり方だ。

* "Watch the video" ボタンを押し、画面が変わってから矢印を押す。ビデオが始まったら、右下の二番目のアイコンをクリックすると全画面になる。

<参考情報:フジテレビ

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 ピロリ菌の全員除菌 (2009.01.23)
こんな記事(ピロリ菌いれば全員除菌を・・・学会が新指針)があった。私は10年以上前に、胃の中の出血から始まってピロリ菌がいることが分かり、即、除菌してもらった。それ以来、胃の調子がすごくよくなったことは以前書いた

記事にもあるように、除菌はすごく簡単だ。だったら「全員除菌」も可能なのかもしれない。それにしても、日本では胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者以外には、ピロリ菌の除菌がいまだに保険の対象でないのはおかしい。カナダではさいわい一セントも払う必要がない・・・入院費もゼロだった*。

* 私の場合も"病気"だったから無料だったのかもしれないが。

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 とんでもない警察官 (2009.01.23)
21日の夜、タクシー運転手が二人の男性客をグランビル通り Granvill Street のクラブからハイヤットホテル Hyatt Regency Hotel 近くまで運んで下ろした。二人は降りるやいなや、ある男性*を殴り続ける別の男に加勢して、三人で殴る蹴るの暴行を始めた。

タクシー運転手は止めに入ったが、三人の男は運転手をののしり、その剣幕に身の危険を感じた運転手は警察を呼んだ。バンクーバー市警のパトカーが来ると、警察官はそそっかしくも殴られていた男性を逮捕して手錠をかけてしまった。運転手が抗議してやっと手錠を外し、あらためて三人の男を逮捕した。

逮捕してみると、なんと三人とも非番の警察官で、いずれも酔っ払っていた。三人は22日の夜になって釈放された。いずれも警察官になって4年以下と経験が浅い。三人が所属する各警察署の発表によると、ニューウェストミンスター New Westminster 警察所属の一人は職務停止(給料は支払われる)、ウェストバンクーバー West Vancouver 警察所属の一人はなにもなく事務職に復帰、デルタ Delta 警察所属の三人目**も職場復帰したという。

捜査はこれから行われると言うことで、"正式処分"が決定されるのは先になるらしい。それにしても、こんな"犯罪"を犯した警察官が簡単に職場復帰できるというのだからあきれてしまう。まさか、"正式処分"後も罰則だけ科されて、職場復帰なんてことないよね・・・(・_・;。こんなやからが警察官でいたら困るわ。

* 被害にあった男性はサリー Surrey に住む40代の新聞配達員だそうだ(名前からするとインド人かパキスタン人)。目撃者によると、三人の男の一人が男性を呼び止めて殴り始めたらしい。殴りかかった男は「茶色の肌の人間はきらいだ・・・オバマ大統領が誕生したことは面白くない・・・」などと言ったらしいから、人種差別が根底にあるようだ。

** デルタ警察署の警官は「むしろ、暴行を止めようとした」との証言もあって、起訴を免れた。

ニュースソース1 ニュースソース2




その後、デルタ警察署の警官を除き、二人の警官が起訴された。しかし、二人は3月28日法廷で暴行について無罪の申し立てた。タクシー運転手を初めとしてたくさんの目撃者がいるのに、よくもまあぬけぬけと・・・と思わざるを得ない・・・(・_・;。

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 読書鏡と呼ぼう! (2009.01.22)
以前、「"老眼鏡"と呼ばないで"読書メガネ"と呼ぼう」と書いたことがある。英語の reading glasses を訳すとむしろ「読書メガネ」だからだ。ところが、「読書メガネ」は呼び名としては長すぎて使いにくい。そこで考えたのだが、「読書鏡」(どくしょきょう)ではどうだろう。これなら呼び名としても簡潔で"普及"しそうだ。

今日から「読書鏡」と呼ぼう・・・(^_^;)!気持ちが若返ること間違いなし!

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 "返ってきた"タッド・フジカワ (2009.01.17)
アメリカPGAトーナメント「ソニーオープン」が、ハワイで15日から始まった。マンデートーナメント*を勝ち抜いて出場したハワイのゴルフ少年タッド・フジカワは、一日目1オーバー、二日目1アンダーの通算イーブンパー(50位タイ)で予選を通過した。そして今日三日目は驚異的な8アンダーを記録し、なんと首位タイに躍り出てしまった(ただし、首位グループはまだスタートしていないので暫定記録)。

私は、今日4アンダーくらいでプレーできれば、最終的にかなり良いところまで行けるかな、くらいに思っていた。しかし、タッド・フジカワは私の想像をはるかに超えたゴルファーのようだ。18歳のしかも155センチしか身長のない少年がこんなプレーをするなんて、奇跡としか言いようがない。

2年前のソニーオープンで大活躍し、16歳でプロに転向したものの、その後、スポンサー招待で参加した日米欧のトーナメントではほとんどが予選落ちだった。その上、父親が麻薬取引容疑で逮捕されるなど**、悪いニュースばかりが続いた。

そんな中、タッドは一度は目指した今年からの日本ツアー本格参戦をあきらめ、先ず高校を卒業してからじっくりゴルフに打ち込むことに決めた・・・賢明な決断だと思う。そして、トーナメントには昨年9月以降参加せず練習に打ち込んできた***。その甲斐あってか、今回はだいぶ落ち着きがでてきている。

* マンデートーナメントとは、賞金ランキングなどによる出場資格がない人たちが、"最後の出場枠"(今回は4人)をかけて戦うトーナメントだ。今回は11〜12日の両日行われ、タッドは他の二人のプレーヤーとともにベストスコアをマークして出場権を得た。

** 父親 Derrick Fujikawa は現在、カリフォルニア州の施設で麻薬のリハビリを受けており、この一年以上"クリーン"らしい("クリーン"とは麻薬を使用していないこと)。それにしても、北米の麻薬汚染のひどさを痛感する。

*** 現在タッドが師事しているコーチは、ジョージア州 Sea Island のトッド・アンダーソン Todd Anderson と言う人。

Golf Channel 記事

タッドに一番驚かされるのは、2日目が終わった時点でも"I'm out there to win. And I know I can do it."「優勝をするために出場しているのです。自分はそれができると知っている」と、臆することなく言っていることだ。プロとして初めて予選通過したPGAトーナメント、アメリカ以外でもプロの実績ほとんどゼロ、周りは20〜40代の"大人のプロ"、残るは2日のみで首位と8打差もあることなどを考えると、とても言える言葉ではない。タッドにはとてつもない大望と精神力があるような気がする。

結局、最終日3オーバーで通算5アンダーの32位タイで終了した。PGA史上、最年少優勝の夢は残念ながら果たせなかったが、弱冠18歳の少年がここまでやれたらまったく悲観することはない。

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 またしてもスーパーシニア (2009.01.11)
またしてもスーパーシニアが出現した。しかも、カップルだ。夫婦の年齢合計が161歳(夫83歳、妻78歳)*でフルマラソンを完走した。二年連続の完走で、ギネスブックにも載っているとか。

以前も90歳でフルマラソンを走ったシニアのことを書いたが、何歳になっても気持ちの持ちようで若くいられるものだ。要は、目標のある人生にすると言うことか・・・。少しでも見習わなくては・・・(*^_^*)。

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 ついに洪水発生 (2009.01.08)
バンクーバーに住み始めて25年近くになるが、初めて洪水のニュースを聞いた。

年末から数日前まで断続的に雪が降って、記録的な降雪量を記録したと思ったら、昨日から急に気温が上がり雨が降り始めた。このため、雨と雪解け水でフレーザー河は水位が急上昇して、バンクーバーから約1時間半東部へ行ったところのチリワック Chilliwack では、ついに洪水が発生した。

ニュースソース:右側の矢印をクリックすると、(コマーシャルの後)水につかった住居などがビデオででてくる>

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 Opera のマウスジェスチャー (2009.01.07)
ブラウザ Opera には、「マウスジェスチャー」という便利機能がある。Opera でインターネットを閲覧しているときに、マウスの簡単な操作で、ページを前後に移動したりタブを開閉したり、いろいろな操作ができる。ただし、あまりたくさんジェスチャーがあるので、最初から全部覚えようとするとなかなか大変。初めは、頻繁に使いそうな数個だけをマスターすることをすすめる。たとえば、これらだ。
動き 操作
前のページへ移動 右ボタンを押したまま、マウスを左へ動かす
次のページへ移動 右ボタンを押したまま、マウスを右へ動かす
新しいページ(タブ)を開く 右ボタンを押したまま、下に移動
ドキュメント(タブ)を閉じる 右ボタンを押したまま、下に移動した後、右に移動
<参考:Opera のページ「マウスジェスチャー」 Opera社HP「マウスジェスチャー」

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 トロントよりも降った (2009.01.05)
お天気チャンネル(18)を見ていたら、現在までのこの冬の都市別降雪量が出ていた。なんと、この冬バンクーバーの降雪量はトロントやエドモントンよりも多いではないか。信じられない。しかも、カナダで一番暖かいはずのビクトリアがダントツなのも驚きだ。
都市 積雪量(cm)
ビクトリア 87,1
バンクーバー 69.2
トロント 67.0
エドモントン 26.6
予報では明日からようやく気温が上がって雨が降るらしい。なんとか雨が道路脇に積もった雪を溶かして欲しいものだ。

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 Office 2007 のファイルが使えない (2009.01.04)
Windows Vista 搭載のコンピュータには Office 2007 が同梱されていることが多い。ところが、Office 2007 で作成したエクセルやワードのファイルを旧バージョンの Office で使おうとすると、そのままでは使えないことが分かった。というのは、Office 2007 では .docx や .xlsx などという見たこともないような拡張子がファイルにつくからだ(旧バージョンの Office では、.doc と .xls だ)。

この問題を解決するには、マイクロソフトが無償提供する「Microsoft Office 互換機能パック」をダウンロードすればよいらしい*。詳しい手順については、「Vista のページ」の「Office 2007 のファイルが古い Office で使えない問題」を参照されたい。なお、.docx や .xlsx などの拡張子は XMLファイルを意味するのだそうだ。

それにしても、上記の方法を知らない人は、しかたなく Office 2007 を買うだろう。そのあたりがマイクロソフトのねらい目なのか。相変わらずアンフェアーなマイクロソフトのやり方だ*。

* こんなことがあると、ますますサン・マイクロシステムズ社が無償提供する OpenOffice を使いたくなる。

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 スカイプの音声不具合 (2009.01.03)
スカイプを使っていると、まれにマイクから音声が入らなくなることがある。ほとんどの場合、マイク(およびカメラ)の認識に不具合が発生していることが原因だ。これを直すには、正しいマイクに設定しなおせばよい。その手順については、スカイプのページの「マイク(とカメラ)の不具合」を参照されたい。

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 英語化した日本語 (バンクーバーで日常的に聞かれる、「英語になった日本語」集です)
皆さんも何か気がついたら教えてください。( )内はまだあまり一般的でないものです。
文字列 語句 解説
A anime 英語の animation が anime と"日本語化"し、そして逆輸入。
D daikon スーパーマーケットに行くと、 たいがい、"daikon"と書かれてます。まれに、中国語で lo-bok などとも書かれますが。
F futon バンクーバーでも"Futon Shop" なるものがいくつかあります。寝具と言うよりも、ソファーとして売られています。
G geisha ゲイシャは昔から英語になっていますね。
J judo カナダではスポーツと言うとアイスホッケーなので、それほど柔道人口は多くはないようですが、それでもバンクーバーにも柔道場があるようです。
K karaoke 和英折衷の「空 + orchestra」が「カラオケ」になり、そして、英語に逆輸入。バンクーバーにもカラオケ店やカラオケボックスがいくつもあります。いつだったか、リッチモンドのカラオケボックスで歌ってきました・・・(*^_^*)。カナダ人は「カラオーキー」と発音します。
kimono 「キモノ」もとっくに英語になっていますね。
karate 空手場もいくつかあるようです。最近は、韓国系のテコンドーのほうが人気があるのかも。
N (nappa) 以前、国境を越えてアメリカのスーパーマーケットに行ったら、白菜のことを nappa と書いていました。しかし、バンクーバーでは pak-choi、pak-choy などと中国語読みするのがふつうで、nappa はまだ見たことがありません。
ninja ずいぶん前でしたが、アニメの「Ninja Turtles ニンジャータートル」がかなりの人気を博していました。
O origami 根強い人気で、芸術の域に達する感があります。
P Pokemon 英語の Pocket Monster が「ポケモン」になり、そして英語に"再輸入"。
S sushi 北米では、この20年くらいでものすごい人気になってきた日本食ですが、寿司はその代表格。バンクーバーのレストランでは、白人が上手に箸を使っているのを見るのは珍しくありません。
sake カナダ人は「サキ」と発音します。
sashimi 北米人は刺身も大好き。
shiitake スーパーマーケットでも shiitake mushroom で売っています。
sumo sumo wrestling は誰でも知っています。
samurai 数年前にトム・クルーズの映画「ラスト・サムライ」がありましたね。
sudoku 日本の「数独」が英語になりました。最近、カナダでも大流行・・・特にリッチモンドで・・・(^_^;。
T teriyaki 白人は、砂糖と醤油を一緒にしたテリヤキ味が大好き。
tofu 日本語と言うより中国語かも?
tsunami 数年前のインドネシアの大津波はすごかったですね。連日、「ツナミ、ツナミ」と報道されていました。

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 カナダと日本の違い
日本から見たカナダの「相違点」集です。

<法律・移民・出入国関係> <生活>
<食べ物・飲み物>

<住居・建物> <自動車> <医療>

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