バンクーバーのぶつくさ男        The Mumbling Man in Vancouver
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                       心に響く歌声 クリス・ハート
2013年5月1日、クリス・ハート Chris Hart (28才)がプロ歌手としてデビューした。サンフランシスコ・ベイエリアの中学校で日本語を勉強して以来、日本と日本の歌が大好きになってしまったアメリカ青年。そのクリス・ハートが、2009年に日本への移住を決断してから四年、ようやく花を咲かせようとしている。

心のこもったきれいな日本語で歌うクリスを見ていると、「本当に音楽に国境はないんだ」と思えてくる・・・σ(^^)。
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リンク曲
これらの動画は著作権侵害の可能性があり、削除されるのは時間の問題かもしれない。早めにご覧あれ・・・(^_^;。
秋桜 (山口百恵)
愛燦燦 (小椋佳 美空ひばり)
青春の影 (チューリップ)
翼を下さい (赤い鳥)
ありがとう (いきものがかり)
さくら
(森山直太朗)
(スピッツ、リンク)
大空と大地の中で
(松山千春)
Rainy Blue
(徳永英明)
Home
(木山裕策)
夜空の向こう
(SMAP)
たしかなこと
(小田和正、SMAPと合唱)
いつかのメリークリスマス (B'z)
365日
(Mr. Children)
白い雲のように
(May J とデュエット、リンク)
クリス・ハートは、少し古い歌を歌わせると実にすばらしい。「翼を下さい」はフォークグループの赤い鳥が1971年に「竹田の子守唄」のB面曲として発表した曲だ。一方、クリスのオリジナル曲はどうもいけない。彼の声は低音もすばらしいのに、高音しか使っていない。低音を聞かせてこそ高音が生きてくるのだろうに、高音だけの一本調子ではどうも好きになれない。若いファンだけでなく、もっと広いファン層を狙ったレパートリーにして欲しい気がする。



                      参考サイト             (その他の参考サイト
SAPPORO CITY JAZZ
(クリス・ハートの経歴)
13歳の夏休みに筑波市に数週間ホームステイしたあと、アメリカに帰ってから日本への“ホームシック”にかかったクリス。そんなアメリカの少年が、どのようにして日本に“惚れ込んでいったか”が書かれている。
吉川洋一郎 全仕事 筑波大学のメッセージソング「IMAGINE THE FUTURE〜未来を想え」を作った音楽家のブログ。このメッセージソングの英語版をクリスが歌っている。中央下部のオレンジ色のボタンをクリックすると歌が始まる(歌詞はこちら)。また、作者とクリスとの出会いについても書かれている。
クリス・ハート参考サイト】 クリスの言葉を聞くと、彼の日本の歌、特に日本語に対する思いの深さに驚かされる。

2014.02.20 BEGIN Japanology - Japanophiles - Chris Hart (英語) インタービューに答えて、どのようにしてJ-Popシンガーになったかを話している。 
ホムカミ 美声歌手クリス・ハートの故郷 20131215  サンフランシスコに帰って、父親と母親に会う。 
20140302 クリス・ハート  東京の新居、ツアー、鹿児島、札幌・・・。 
Billboard Japan クリス・ハート:日本の音楽は世界一になれる
クリスがなぜ、それほどまでにJ-POPに魅了されたのか。
「歌詞ですね。(外国人に)真似することができないのは日本語の歌詞。リズムやサウンドを重視するアメリカのポップスに比べて、J-POPは言葉やメッセージ、伝え方が違う・・・」
同上
原曲を大事にするクリス
アメリカ人である自分が日本の文化や心を100%理解するためには、できる限り日本人らしい生活をするべきだと考えたクリスは、2009年に日本へ移住すると、歌手を志しながら自動販売機の営業の仕事などをして生計を立てた。毎日日本語で話し、日本人と同じように生活する。そうした日々の中でチャンスをつかみ、日本の名曲を歌う機会に恵まれた彼だけに、原曲に対する敬意も深い。

「何よりもJ-POPの雰囲気がなくならないように考えていました。J-POPは歴史が深いから、歌う前にルーツやストーリーをちゃんと知りたいんです。そして、どんなストーリーや思い出があるのかを考えなければいけない。それをしないと曲が軽くなってしまう。それは絶対にダメ」
Billboard Japan クリス・ハート 『Heart Song』インタビュー
歌詞を深く理解して歌うクリス
「歌う前にルーツやストーリーをちゃんと知りたいんです。歌うだけっていうのはちょっと微妙。歌を聴いて歌詞を読んで、ヒストリーを勉強する。今回のアルバムに入っている曲はそれをわかっているからこそ歌えたけど、知らない曲は巧く歌うことよりも、ちゃんと歌いたいんです」
VOICELABO☆ビルドアップDIARY
心優しいクリス
クリスが日本に来てまもなく東日本大震災があった。(原発事故の放射能を恐れて)多くの外国人が日本を離れる中、クリスは「僕は帰らないよ、日本は大変な時だから」と言って、歌のレッスンを続けた。
湯川れい子が応援
クリスが湯川れい子に言った言葉
「たとえば“ありがとう”だって、日本の歌は深いでしょう、いろいろな感情が入っていて。英語の歌で“THANK YOU”って出てくると、ただのサンキューだけど」だって・・・(^_^;。
Oricon Style 
歌うときにこだわっていることは?
「言葉だけじゃなくその意味や雰囲気、ストーリーまですべて考えて、そこに入り込むこと。昔は楽器をやっていたから歌詞には興味がなかったんだけど、日本に来て日本語や文化を理解し始めてからはそこが一番のポイントになりました。あと常に日本人ならこの曲をどう感じるだろう、どうすれば伝わるんだろうって考えて、そこからみんなのストーリーを作るというか。もちろんそこに僕自身のストーリーも入っているけど、まずは日本人のルーツを理解して、その世界観を表現するという感覚で歌っていますね。」
日刊スポーツ
日本の音楽に対する思い入れ
「米国なら黒人はラップ、白人はロックと、専門分野に分かれちゃってます。でも、J−POPは世界中の音楽を混ぜ合わせて、いろんな楽曲を作り出してます。この奥深さを、世界中に広めたいんです。」
価格コム 
日本語への理解
クリスは、homeの歌詞に使われている“あかね色”という言葉について、「日本にしかない光景で、日本に来てようやく理解できたと話した」と言っている。
Ayaka Hirahara Healing Venus
日本の曲、英語の曲で特に違うところは何ですか?



「いろんなところが全然違いますね。日本の曲は、メジャースケールより、マイナースケールをよく使っていて、メロディーも違うけど、言葉の使い方が本当に違います。まぁ、漢字の影響かもしれないけど、言葉の奥に意味がある。その言葉だけじゃなく、言っていることより、言わないことが結構意味がありますね。そこまで理解するのは、結構時間がかかりました。」
同上
普段どんなことで癒されていますか?
「簡単に言うと音楽ですかね。チェロがすごく好きで、チェロ音楽で癒されています。それがないとストレスがたまってしまって。ヨーヨー・マさんのチェロが好きで、どんな曲でもどんなアルバムでも心から弾いている感じがあります。本当に違う世界に入れます。」

管理人の言葉

★ 歌ごとに、別人かと思うほどクリスの表情と歌い方が違う。それほど歌に打ち込んでいるってことか・・・(^_^;)?。

☆私はクリスが歌った歌を一つも知らなかった。しかし、クリスのお陰で「若い人たちの音楽はなんときれいなんだ」と思えるようになってきた。それほど、彼の日本語がきれいで説得力がある。

★クリスのなめらかな日本語を聞いていると、「好きこそものの上手なれ」という言葉が浮かんでくる。中学生の頃から日本に興味を持ったクリスは、どんどん日本語を吸収していったんだね・・・(*^_^*)。

☆クリスが卒業したカリフォルニアの中学校 Gunn High School に感謝。なぜなら、クリスが初め履修したかった韓国語コースがなくて、代わりに日本語コースを選んだから・・・(^_^;。韓国語コースがあったら、いまごろクリスは K-Pop のスターになってソウルで歌っていたかも・・・(・_・;。