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(2018年8月28日~9月3日)
 

2018年8月28日、高校時代の旧友5人が成田空港を出発してカナダのカルガリー空港に降り立った。メンバーの一人が「いつか、カナダでクラス会したい」と言っていた夢が実現したのだ。

それからの約1週間、私を入れて6人(女性3人、男性3人)カルガリー空港で合流した私を含めて6人で、思い出に残る「カナダでクラス会」を楽しむことができた。30年以上もカナダに住んでいながらロッキー山脈には2日しか滞在したことがなかった私としても、素晴らしい体験だった・・・(^^)。

長い間、夢を温めて実現にもっていったユーちゃんと、カナダ旅行の豊富な経験で詳細プランを作ってくれた下さんには、感謝するばかりだ。女性陣も同じ気持ちだろう。


 

ボーレイク湖畔にて。ふつうの一脚と Canon SX50 HS の「スマイル」機能を使って撮影。笑顔を検出すると自動的にシャッターが降りる機能が意外と知られてなくて、なかなか信じてもらえず・・・(^^;)。
日にち
(クリックして下へ)
行動 宿泊地など
8月25日(土) (村上のみ:7人乗りミニバンをレンタカーして)
バンクーバー → プリンストン
Princeton, BC 宿泊1人
ホテル:Riverside Cabins
8月26日(日) (村上のみ)
プリンストン → (ケロウナ) → レベルストーク
Revelstoke, BC 宿泊1人
ホテル:Frontier Motel
8月27日(月) (村上のみ)
レベルストーク → (バンフ) → カルガリー
Calgary, AB 宿泊1人
ホテル:AirBNB(Kat)
8月28日(火) (5人)成田空港(AC10) → カルガリー空港 (6人)→ バンフ
柴田、乾、水谷、中島、下平がカルガリー空港に10時半ころ到着し、村上が出迎えて合流し、以降6人で行動。
観光地:サルファーマウンテン、ケイブ&ベイスン、ボー滝、レイクルイーズ、モレーンレイク、大陸分水嶺
Banff, AB 宿泊6人
ホテル:Banff Voyager Inn
8月29日(水) バンフ → カムループス
観光地:クロウフット氷河、ボーレイク、スパイラルトンネル、エメラルドレイク、ナチュラルブリッジ、リーンチョイル・フードゥーズ (数時間の徒歩が必要でフードゥーズ見学は断念)
Kamloops, BC 宿泊6人
ホテル:Hotel 540
8月30日(木) カムループス → (ウィスラー) → バーナビー(バンクーバー市の東隣)
観光地:ジョフリーレイクス州立公園、ウィスラー、シートゥースカイゴンドラ、ホーシューベイ、サイプレスマウンテン見晴台の夜景
Burnaby, BC 宿泊 5人
ホテル:Best Western Plus Burnaby Hotel2室
8月31日(金) バーナビー滞在
バンクーバー市内観光:クイーンエリザベス公園、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)、スパニッシュバンクス、グランビルアイランド、スタンレー公園、ガスタウン
Burnaby, BC 宿泊5人
ホテル:Best Western 2室
9月1日(土) バーナビー滞在
(乾さん以外の5人)バーナビー、ノースバンクーバー、ウェストバンクーバーで観光:バーナビーレイク、バーナビーマウンテン、リンバレー、サイプレスマウンテン見晴台の昼間の景色
午後、レンタカー返却。
(乾さん)朝から、知人のカナダ人一家と行動したあと、夜になって拙宅で5人に合流。
Burnaby, BC 宿泊5人
ホテル:Best Western 2室
9月2日(日) (5人)バーナビー → バンクーバー空港(AC9 12:50発)→ 成田空港
朝10時に、村上が自分の車で5人をホテルから Royal Oak 駅まで二度に分けてピストン輸送。5人はスカイトレインを使い、Waterfront 駅経由で空港へ。
ホテル出発 10:00 am
9月3日(月) (5人) 成田空港 14:35着

<全行程>


<行動詳細> 

 *写真をクリックすると日毎の写真アルバムに飛び、それぞれの写真をクリックすると大きな写真になる。
 *写真アルバムの画面右上にある ボタンでスライドショーが始まる。
 
*参考ページ:ぶつくさ日記「カナダでクラス会

8月25日(土) (村上のみの行動)
バンクーバー → プリンストン

*レンタカー:レンタカー(7人乗りミニバン)でバンクーバーを出発し、プリンストン Princeton に向かう。当初はカルガリーでレンタカーしてバンクーバーで返却する予定だったが、数の少ないミニバンのためか、どうしても「バンクーバー返却」のが見つからない。やむなく、私がバンクーバーから借りていくことになった。

*宿泊地:プリンストン。経費節約プランで探した Riverside Cabins はそうとうな”掘っ立て小屋”モテルだったが、感じは悪くなかった。機会があったら、また泊まるかも・・・(^^;)?。

*レンタカー:Dodge Canavan この写真は、27日朝、レベルストークのモテル出発前に撮ったもの。車の前の20号室が泊まった部屋。

*GPS に問題発生:
Chilliwack チリワック あたりで、レンタカーに GPS(カーナビ)用の USBソケットが装備されていないことに気づき、「これでは GPS が使えない。せっかく準備したのに・・・」とがっくり。旅行中、目的地探しで苦労すると思って憂鬱な気持ちで走り続けた。しかし、夕方、Princeton のモテルに着いてから、シガーソケットUSBアダプターを買えば GPS が使えることを思い出し、安堵・・・(^^;)。ふだんなら、すぐに思い出すのだろうが、人間、なにか面白くないことがあると頭の回転が鈍くなるようだ・・・(-_-;)。

*バードウォッチング:バンクーバーから内陸へ車で約2時間の Manning Park マニングパークでバードウォッチングをしたかったが、小雨模様でできず。


8月26日(日) (村上のみの行動)
プリンストン → (ケロウナ) → レベルストーク

*行程:プリンストンを出発し、オカナガン地方の中心都市 Kelowna ケロウナを経由して次の宿泊地 Revelstoke レベルストークに向かう。

*バードウォッチング:この日ももうひとつ天候が優れず、Okanagan Valley オカナガンバレーの数ヶ所でバードウォッチングをしたが、たいした収穫なし。

*山火事の煙:2日間の雨が、BC州全域を覆っていた山火事の煙を消してくれて景色が良くなり、日本からの5人には幸いだった。州内の山火事は一時期、500ヶ所以上で燃えていた。毎年、数百ヶ所は燃えるが、今年ほどのことはめったにない。

*GPS の問題解決:PentictonCanadian TireシガーソケットUSBアダプターを購入。それ以降、GPS が大活躍する。出発前に、目的地十数ヶ所をあらかじめ GPS の “お気に入り” に記憶させ、それぞれの名前をタップするだけでルート検索できるようにしておいたのだ。

*宿泊地:レベルストークの Frontier Motel。部屋は良かったが、Wifi が部屋まできちんと届かないのには困った。しかたなく、車をオフィス近くの空き地に停車して、その中でノートパソコンを操作した。

 
Princeton の Swan Lake 野鳥保護区 季節が良くなかったのか、ほとんど野鳥はいなかった・・・(^^;)。
州内陸部の町 Hedley ヘドレイを紹介する標識。 ヘドレイでは、1897年に金鉱が発見された。ブリティッシュコロンビア州では、史跡などをこの形の標識で紹介する。
Penticton の南25キロにある Vaseux Lake 東岸の岩山。 ガラガラヘビがいると言われるオカナガン地方はさすがに乾燥していて、樹木がとても少ない。
Vaseux Lake 東岸からの眺め。  

Black-billed Magpie アメリカカササギ
プリンストンからレベルストークに移動する途中、Hedley 付近の No. 3ハイウェー沿いの土手で撮影した。


村上が8月26日に撮影した野鳥


8月27日(月) (村上のみの行動)
レベルストーク → (バンフ) → カルガリー

*行程:レベルストークを出発し、Banff バンフを経由して、次の宿泊地カルガリーに向かう。

*バードウォッチング:この日は天気がよくて、バンフの Fenland Trail でバードウォッチングをすることができた。

*宿泊地:カルガリー Calgary(アルバータ州)の AirBNB(Kat)。家主はレストランで夜11時過ぎまで働く女性。そのため、夕方着いて早朝に出発した私は家主には一度も顔を合わせることがなかった。便利ではあるが、ちょっと変な具合だね。部屋は小奇麗で悪くなかったし、Wifi も問題なく使えた。

 
Revelstoke で泊まったモテル 右側2台目の黒っぽいミニバンのところが、泊まった部屋。
Mt. Begbie 標高 2,539 m 朝、Revelstoke のモテルを出発する時、遠くに見えた。
トランスカナダハイウェイ ハイウェイは思ったよりも立派で、急勾配と急カーブの難所はまったくなかった。さすが国道1号線。
Banff の Mt. Norquay Road からの景色。 左:Mt. Girouard 2,995 m
右:Mt. Peechee 2,935 m
    

村上が8月27日にバンフ(Fenland Trail)で撮影した野鳥

8月28日(火) 
(5人)成田空港(AC10) → カルガリー空港 (6人)→ バンフ

*バードウォッチング:(村上のみ)5人の到着まで時間があったので、早朝から数時間カルガリー郊外の野鳥保護区 Inglewwod Bird Sanctuary でバードウォッチングをした。

*5人が到着:Calgary International Airport カルガリー空港に柴田、乾、水谷、中島、下平の5人が日本から10時半ころ到着。村上がカルガリー空港で出迎えて合流。バンフ方面に向けて観光に出発。

<訪れた観光地>

Sulphur Mt. サルファーマウンテンゴンドラで頂上に登った。バンフの街と周辺の山岳地帯が一望でき、眼下には Banff Springs Hotel の威厳のある建物が見えた。バンフの南に位置するサルファーマウンテンには、デボン紀の石灰岩の下にある衝上断層に沿って9つの温泉が湧いている。

Bow Falls ボー滝ウィキペディア):Banff Springs Hotel の裏を流れる Bow 川の滝。ダラダラと落ちるユニークな滝。

Cave and Basin National Historic Site ケイブ&ベイスン国定史跡ウィキペディア):サルファーマウンテンのふもとにあるケイヴ・アンド・ベイスンは、9つの温泉のうち最も低い位置に湧いていて、人間が集団で入れるほどの大洞窟ができているのはここだけ。

*昼食:ケイブ&ベイスンから降りてきたところの中華料理店で昼食。非常に感じの悪いサービスで、二度と行きたくないレストラン・・・(-_-;)。

Lake Louise レイクルイーズウィキペディア):湖の向こうに見える(見えた?)氷河が売り物だが、村上が30年くらい前に行ってからだいぶ氷河が溶けてしまい、なんとも無残な姿になっていた。昔は氷河が下の方まで伸びていたのに、今は・・・。

Morain Lake モレーンレイクウィキペディア):古い20ドル札に描かれていた湖。湖畔に不思議な小山があって下平が登った。下平が登っている間、この小山のでき方を巡って5人の間で”論争”が起きた。「誰かが積んだ」とか「向こうの山から山崩れがあった」とか”有望な説”が出た・・・(^^;)。後で調べたら、この小山は氷河が運んだ岩屑などの堆積物、氷堆石 Morain であることがわかった。

Continental Divide 北米大陸分水嶺(参考サイト):私たちは Banff と Lake Luoise の中間のトランスカナダハイウェイから93号線に南下して、アルバータ州とブリティッシュコロンビア州との州境にやってきた。そこがContinental Divide 北米大陸分水嶺の一つになっていて、ブリティッシュコロンビア州側に流れる水は太平洋に、アルバータ州側に流れる水は
大西洋(厳密にはハドソン湾)に流れていく。

(注)国際水路機関(IHO)はハドソン湾を、大西洋ではなく北極海の一部に分類している。しかし、ハドソン湾の水のより多くの部分が大西洋につながっていることを理由のひとつにして、「大西洋の一部」と分類する機関もある。まあ、分水嶺の説明としては太平洋と大西洋にしたほうが分かりやすいよね・・・(^^;)。

*ホテル:バンフ Banff のホテル Banff Voyager Inn へ。

*夕食:夕食は、ホテルの前の日本レストラン Miki で。まずまずの食事だった。


5人がカルガリー空港に到着 ようこそ、カナダへ、いらっしゃい~。成田空港へは、道を間違えて大変だったらしいが、無事について何より。一歩間違えたら、康子さんだけが着くところだった・・・(^^;)

国際線の到着ゲートから出てくる利用客数がバンクーバー空港に比べてとても少ないことにびっくりした。5人が出て来るまで30分くらい待ったが、その間、パラパラとしか人が出てこなかったし、5人が出てきた時もご覧のとおりだ。「カルガリー空港で会えなかったらどうしよう」なんて心配したのはまったくの杞憂だった・・・(^^;)。バンクーバー空港はさすがにカナダの西の玄関口なんだなあと、改めて思った。  

サルファーマウンテンからバンフの街を見下ろす。 曇り空が残念だが、数日前に降った雨が山火事の煙を消してくれて、遠くまでよく見える。
はい、笑ってシャッター サルファーマウンテン山頂で。
左の山は Mt. Rundle マウントランドルのようだ。  
サルファーマウンテンから見える Banff Springs Hotel ホテルの上にはボー川が流れ、ボー滝が白く見える。
サルファーマウンテン頂上付近にいたリス君。 Golden-mantled Ground Squirrel キンイロジリスのようだ。
ゴンドラで山を降りるところ。 ありゃあ、美恵子さんが隠れちゃった。ごめんなさい。
ボー滝を後ろにして。 だらだらと流れ下るユニークな滝だ。
サルファーマウンテンのふもとにあるケイヴ・アンド・ベイスン。 サルファーマウンテンのふもとにあるケイヴ・アンド・ベイスンは、9つの温泉のうち最も低い位置に湧いていて、人間が集団で入れるほどの大洞窟ができているのはここだけ。
ケイヴ・アンド・ベイスンの入場券”領収書” なにやら”原始的な”領収書だった・・・(^^;)。
レイクルイーズ 昔は氷河が下の方まで伸びていたのに、今は・・・。
モレーンレイク カナダの古い20ドル札の裏に描かれていた湖。
モレーンレイクの氷堆石:湖畔にある不思議な小山。この小山に、あとで登る人がいる・・・(^^;)。 この小山は、氷河が運んだ氷堆石 Morain。だから、Morain Lake って言うんだね・・・な~んだ・・・(^^;)。
モレーンレイク近くの林にいた Black-billed Magpie アメリカカササギ  目の周りが黒くて目をしっかり撮るのが難しい鳥だが、この時はうまくいった。 バンクーバーではまず見られない鳥なので、撮れてベリーハッピー・・・(^^)。
え~とね、こうやってああやって、こうするのさ・・・  何言ってるのか、さっぱり分からない・・・
え~、撮ったの~~~? ゲラゲラゲラ・・・
もうひとつ、Black-billed Magpie アメリカカササギ やっぱり、日本のカササギによく似てるねえ・・・。
”山登りの人”を除いて5人で、笑ってシャッター。 後ろはモレーンレイク。 
氷堆石の頂上付近に登った下さんがヤタ~~~! 「家族と来た時に、子どもたちが登っている間、自分は車で待っていた」ということだったが、この写真を見ていると、真相はその逆ではと思えてくる・・・(^^;)。
Continental Devide 北米大陸分水嶺 ここで水の流れが右は太平洋へ、左は大西洋へ。由美子さんが寒そう・・・(^^;)。

村上が8月28日に撮影した野鳥

8月29日(水) 
バンフ → カムループス


*バンフからカムループスに移動する日。

<訪れた観光地>

Craw Foot Glacier クロウフット氷河ウィキペディア):カナダで最初に設立された国立公園のバンフ国立公園内にある氷河。バンフ国立公園は、近隣の国立公園と共に世界遺産に登録されている。

Bow Lake ボーレイクウィキペディア):バンフ国立公園内にある湖。この湖の水は、最終的に北極海の一部であるHudson Bay ハドソン湾に注ぐ。

Spiral Tunnels スパイラルトンネルカナダ公園局ウェブサイト):Spiral Tunnels(螺旋状のトンネル)は、険しい山岳地帯で緩勾配の螺旋状線路を敷くために掘られた(複数の)トンネルのこと。私たちが見た Kicking Horse Pass キッキングホース峠の Spiral Tunnels は、スイスの Spiral Tunnels を参考にして造られ、1909年に完成した。

長い列車がトンネルに入り始め、列車後部がまだトンネルに入らないうちに、先頭部分が山の中で”クルッと回って”もっと高いところから出てきた。それだけでなく、少ししてから、列車先頭部分が私たちがいる展望台のすぐ下を右から左に通過し始めた。100輌以上の貨車が連なる列車が3つに分断されて見える、なんとも面白い光景だった。Spiral Tunnels は Upper と Lower の2つがあって、私たちが見たのは Lower。

それにしても、”運転手の時間調整"がバッチリいって、列車をタイミングよく見られたのは幸いだった・・・(^^;)。時間調整って、実際には道を間違えただけだけど・・・(-_-;)。

Emerald Lake エメラルドレイクウィキペディア):ブリティッシュコロンビア州の Yoho National Park ヨーホー国立公園内にある湖。

Natural Bridge ナチュラル・ブリッジ参考サイト):エメラルド・レイクに行く道路の途中近くにある落差の低い滝。

Leanchoil Hoodoos リーンチョイル・フードゥーズ参考サイト):hoodoos までは数時間の徒歩が必要なので見学を断念。hoodoo とは、「(米西部にある奇妙な形の)岩柱」の意味で、Leanchoil Hoodoos はこんな形をしている。

*ホテル:カムループス Kamloops のホテル Hotel 540へ。

*昼食:昼食は何だったか忘れていたが、下さんに聞いたら、私が8月26日の晩に泊まったレベルストークのモテルの売店で軽食を買って、車の中で食べたということで、やっと思い出した・・・(^^;)。

*夕食:夕食は、ホテルの近くのイタリアンレストランで食べた。サービスは良かったが、味はもう一つだった。


No. 3 ハイウェーを北上してクロウフット氷河に向かう途中の景色。 カナダの大自然が目の前に広がる。
バンフ国立公園にあるクロウフット氷河
クロウフット氷河の少し北にあるボーレイク  右手奥はボー氷河。
ボーレイク
ボーレイク  
ボーレイク 右端を歩くのは下さん。
ボーレイクから見えるボー氷河 滝も見える。
ハイ、笑ってシャッター! 
これは? ボーレイクからの帰りに撮ったクロウフット氷河か?
Crowfoot Mt. クロウフットマウンテン 左にクロウフット氷河が見える。 
(ロウアー)スパイラルトンネル  120~130両連なる長い貨車が、トンネルの中でグルッと回って上の方に出てくる。下の動画を参照。
エメラルドレイク  名前の通り、水の色がエメラルド色をしていた。石灰岩の成分がこの色を作るようだ。
ナチュラル・ブリッジ 流れ落ちる水が浸食した岩が、橋のように残っていることからこの名が付いた。
リーンチョイル・フードゥーズ の登り口で、笑ってシャッター! ここから1.6マイル(約2.5キロ) を登っていけば、リーンチョイル・フードゥーズが見られるのだが、ちょっと険しい山道のようなので断念した。

Lower Spiral Tunnel, Field, BC, Canada
(開始後、右下の全画面ボタンをクリックしてご覧あれ)


8月30日(木) 
カムループス → (ウィスラー) → バーナビー(バンクーバー市の東隣)


*行程:カムループス からバーナビーへ移動。

<訪れた観光地>

Lillooet が見える丘:Kamloops を出て、Cache Creek でハイウェイ#93から#99に入り、1時間くらい走ると Lilooet に到着した。

Joffre Lakes Provincial Park ジョフリーレイクス州立公園Wikipedia):Lilooet から約1時間走ったところで、ハイウェイ南側の駐車場にたくさん車が停まっていた。なんだろうと思って行ってみると、それがこの州立公園だった。駐車場から5分くらいで着く Lower Joffre Lake からは、湖の向こうに Mattier Glacier マティエー氷河が見えた。ハイキングトレイルを約1時間歩くと Middle & Upper Joffre Lakes に到達し、氷河を眼前に見ることができるらしいが、時間がなかったので断念した。

Nairn Falls ネアーン滝参考サイト):Pemberton から5分足らずのところにある小さな滝。小さな峡谷を縫ってかなりの水量が流れ、段々状にいくつもの滝がある。

Whistler ウィスラーウィキペディア):スキーで有名な Whistler は最近では、夏も十分楽しめるメジャーリゾートになっている。

*昼食:Whistler でマクドナルドなどで買い、車中で食べた。

Sea to Sky Gondola シートゥースカイ・ゴンドラ参考サイト):Squamish の街の外れにできたこのゴンドラは、数年前に造られたものだが、体験してみると想像以上に良かった。

*夕食:Horseshoe Bay ホーシューベイ でフィッシュアンドチップスなどを買い、Cypress Mt. で食べた。

Cypress Mt. サイプレスマウンテン見晴台(夜景)2010年冬季オリンピックでスキー競技が行われたサイプレスマウンテン。登っていく途中にある展望台からは、バンクーバー都市圏からバンクーバー島、遠くはアメリカの島々まで見える。

*ホテル:バーナビー Burnaby (バンクーバー市の東隣の都市)のホテル Best Western Plus Burnaby Hotel へ。


Cache Creek から Lilooet へ行く途中の風景 州内陸部の乾燥地帯の山々だ。
遠くに滝が見えた。
”Lilooet” のサインがある丘 下の方に、Lilooiet の町が見える。
Lilooet リルーエットの町を見下ろす Lilooet は、人口2,300人余の林業、農業、牧畜などを主産業とする町。
またしても、笑ってシャッター! 「は~い笑って~」と、自分だけ笑ったりして・・・(^^;)
ハイウェイ99号線から見えた氷河 場所は、Joffre Lakes Provincial Park ジョフリーレイクス州立公園の少し北。 
Joffre Lakes Provincial Park ジョフリーレイクス州立公園の Lower Joffre Lake 奥に見えるのが Matier 氷河。 
Lower Joffre Lake までの森でみた樹木とそれについた苔 この苔はおそらく、Spanish Moss サルオガセモドキだろう。
氷河をアップで撮ってみた  バンクーバーから3時間で行けるジョフリーレイクス州立公園は、最近、人気が出ていて、ハイウェイ沿いに違法駐車する車の問題が発生しているらしい。 
Nairn Lake ネアーン滝に向かう女性陣  崖に落ちないでよ~~~! 
Nairn Lake ネアーン滝の一部 Nairn Lake ネアーン滝は、いくつもの滝が段々になって落ちている。 

せっかく有名な Whistler なのに、5人がウィスラービレッジを観光する間、車で待っていた私は一枚も写真を撮らなかった・・・がっくり。5人はなにか撮っただろうか?

ハイウェイ99号線沿いの展望台から 左遠くには後で登るシートゥースカイゴンドラ付近の絶壁が見える。右遠方は Tantalus Range タンタラス山脈だが、昔に比べて、氷河がかなり小さくなってしまった、
シートゥースカイゴンドラの登り口から  岩山の頂上に向かってゴンドラを運ぶロープウェーが見える。 
ゴンドラから Squamish スコーミッシュ方面の景色  下に見える海は、バンクーバーのすぐ北から伸びている How Sound フィヨルドの最奥部。 
ゴンドラで上り詰めたところで見える岩山 下界からはとても想像できない岩山があった。どうやら、Sky Pilot Mountain のようだ(参考画像)。
ゴンドラの頂上から見た Squamish Valley 方面の景色  惜しいことに、この付近の主峰である Mount Galibardi(火山)の雄姿が、雲で見えなかった。氷河時代に Mt. Galibardi が爆発した時、火砕流が氷河の上に流れたため、円錐形の一部が崩れて、少し変わった形をしている

Nairn Falls, Pemberton, BC, Canada
(開始後、右下の全画面ボタンをクリックしてご覧あれ)

以下は、ユーちゃん提供の写真。写真の日付が日本時間の設定なので一日狂っている。
Kamloops から Lilooet にかけての風景
Kamloops から Lilooet にかけての風景
Kamloops から Lilooet にかけての風景
Kamloops から Lilooet にかけての風景
Kamloops から Lilooet にかけての風景
どこだろう?
Shannon Falls シャノンの滝近くにある木の切り株
Shannon Falls シャノンの滝
Shannon Falls シャノンの滝

8月31日(金) 
バーナビー滞在

*行程:終日、バンクーバー市内観光。なんと、村上はこの日、カメラを忘れてしまった・・・(^^;)。

<訪れた観光地>

Queen Elizabeth Park クイーンエリザベス公園Wikipedia):バンクーバー市内で最も標高が高い(約152メートル)この公園は、20世紀の初めに道路の敷石用の石が切り出される場所だった。1930年代になって公園にしようという機運が高まり、1939年にバンクーバーを訪れたイギリスのエリザベス女王の名前を冠してカナダでも有数の美しい公園となった。特に人気の2つのサンクンガーデン sunken gardens は石切り場の跡で、1960年代初めに完成した。

UBC(ブリティッシュコロンビア大学)地区(車中から)ウィキペディア):州立大学 UBC は、カナダでもトップクラスの大学。カナダでは少数の私立大学があるものの、ほとんどが州立大学と聞く。

Spanish Banks スパニッシュバンクスWikipedia):1791年に最初のヨーロッパ人としてスペイン人がバンクーバーの海に現れた。翌1792年6月にイギリス人のキャプテン・ジョージ・バンクーバーとスペイン人(Galiano と Valdés)がここで会ったことにちなんで、Spanish Banks と名付けられた。なお、bank とは堤防を意味する。現在、堤防は見られないが、1792年と1795年に Galiano が描いたスケッチには堤防が描かれていた。

Granville Island グランビルアイランド参考サイト):インディアンが漁場として使っていた半島(実際には island 島ではなく半島)は18~19世紀にヨーロッパ人がやってくると次第に工場地帯となった。ところが、汚染水が False Creek 入江に流されたり空気が汚れたりして、ダウンタウンの住民たちから嫌われるようになった。そして、1970年代から工場の大半が別の場所に移動して、そのあとにパブリックマーケットや美術学校が造られて商業文化地区に生まれ変わった。一つのルールとして、トタン屋根の古い建物のをそのまま活かして活用するということになっている。そのため、マーケットの天井には今でもクレーンがぶら下がっている。

*昼食:Granville Islandで買い、Burrard Bridge が見える”ベンチ”に座って食べた。

Stanley Park スタンレーパークウィキペディア):公園のある半島は、1860年代にカナダ政府が、アメリカが攻めてきた場合に備える軍用地とした。その後、アメリカからの脅威も薄れて、1886年にバンクーバー市は半島を市が借りて公園として使うことでカナダ政府に嘆願し許可された。1908年に契約が更新され99年間の賃借契約が結ばれた。借り賃は年に1ドルだったと言われる。99年契約が終了する直前の2006年、契約に自動更新条項が盛り込まれて更新の継続になんの手続きも不要になった。

Gas Town ガスタウンウィキペディア):バンクーバー発祥の地。1867年、イギリスの Yorkshire からやってきた船乗り、蒸気船長、酒場経営者の "Gassy" Jack Deighton ギャシー・ジャック・デイトンが、この地域に初めてサロンを作った。近傍の海岸にあった製材所の労働者たちがサロンにやってくるようになり、次第に街が大きくなって現在のバンクーバー市に発展した。バンクーバー市の市制は1886年に確立された。なお、Gas Town の名前の由来は、「おしゃべりの、ほらふきの」を意味する彼のニックネーム gassy から来ていて、タウンの中ほどにある蒸気時計(が、ガスで動いている、などの間違い話)とはまったく関係ない。

*夕食:ホテル近くのギリシャレストラン Vassilis。私は久しぶりにあのレストランに寄ったが、おいしかった。日本では珍しいギリシャ料理だが、5人にはどうだったろう。

*ホテル:同じホテル Best Western Plus Burnaby Hotelへ。


8月31日、私はうっかりしてカメラを持参しなかったので写真がゼロ。以下は、ユーちゃん提供の写真。写真の日付が日本時間の設定なので一日狂っている。
Queen Elizabeth Park クイーンエリザベス公園 ダウンタウンを望む。
クイーンエリザベス公園 ちょ、ちょ、ちょっと、そこのおじさん、邪魔なんだけど・・・。
クイーンエリザベス公園
クイーンエリザベス公園
クイーンエリザベス公園
クイーンエリザベス公園 クイーンエリザベス公園は標高が約170メートルあり、バンクーバー市内では最も高い。1800年代後半に、バンクーバーの街造りのため道路の敷石がここから掘られていた。
クイーンエリザベス公園 その後、廃坑になって、掘った後の大きな穴を利用して公園にした。
クイーンエリザベス公園 山の頂上の穴を公園にしたので、Sunken Garden(沈下式公園)と呼ばれている。
クイーンエリザベス公園 Sunken Garden(沈下式公園)に染み出ている自然水?
Spanish Banks スパニッシュバンクスの海岸 ダウンタウンのビル群を望む。
スパニッシュバンクスの海岸 Spanish Banks の名前は、1700年代後半にこのあたりにやってきたスペイン人探検家たちに由来する。
スパニッシュバンクスの海岸 カフェの看板だね・・・。
Granville Island グランビルアイランド 向こうの橋は Burrurd Bridge バラード橋。橋の向こうは English Bay に続き、北側の山々も見える。
グランビルアイランド あ~、うまかった・・・(^^)。向こうの橋は Granville Bridge グランビル橋。
グランビルアイランド 向こうの橋は Granville Bridge グランビル橋。
9月1日(土) 
バーナビー滞在


*行程:乾さん以外の5人でバンクーバー市内観光。乾さんは終日、バンクーバー郊外の街 Mission に住む知人一家と行動。

<訪れた観光地>

Burnaby Lake バーナビーレイク参考サイト):去年の夏、桟橋の上で村上がクマに遭遇した場所。桟橋の”枝”の部分でバードウォッチングをしていたら、”幹”の部分にいた二人の孫を連れたおばあちゃんが叫びだした、「ベア、ベア!!!」。おばあちゃんが指差す方向を見ると、中くらいのクマがゆっくりと桟橋を先端に向かって歩いてくる。びっくりしながら、”枝”から”幹”のほうに移動しておばあちゃんたちと一緒になった。いよいよとなったら、持っていたカメラ用三脚を振り回す覚悟だった。ところが、クマ君はあまりこちらには”興味”がないらしい。私たちから10メートルもない所まで来たら、桟橋から水辺に降りて草むらに消えてしまった。

Burnaby Mt. バーナビーマウンテンWikipedia):バーナビー市北部にある標高370メートルの小高い山。州立大学の Simon Fraser 大学がある。バラード入江とダウンタウンのビル群が一望できる。頂上付近にある Centennial Park には、姉妹都市の釧路市との友好関係を記念してアイヌが制作したトーテムポール群がある。山の南側は緩やかな斜面だが、北側はバラード入江に落ちる急斜面となっている。

Lynn Canyon リンキャニオン参考サイト):ノースバンクーバー市の山沿いにある渓谷。私は久しぶりに行ったが、観光客らしき人たちがたくさんいて、すっかり観光地になっているのにびっくりした。昔は、地元に人しか行かないところだったのに・・・(^^;)。

*昼食:Lynn Canyon のカフェでとった。

Cypress Mt. サイプレスマウンテン見晴台(昼間の景色)前日、夜景を見た見晴台に行って昼間の展望を楽しんだ。アメリカ・ワシントン州の火山マウント・ベイカーが雲で見えなかったのが残念。

*レンタカー返却:午後、レンタカーを返却し、スカイトレインでバーナビーに移動。

*買い物と夕食:Metrotown ショッピングモールで買い物をし、拙宅に移動して、夕食は柴田さんと水谷さんに料理してもらった。カレー味チキン、スープ、サラダがとても美味しかった。昼の残りのサンドウィッチも美味しかった・・・(^^;)。

*乾さん:夕方、乾さんが知人一家に送られて拙宅に到着。

*ホテルへ:夕食後、私の小さな車(Toyota Prius C=日本の Aqua)で二回に分けて、Best Western Plus Burnaby Hotel に送った。


Burnaby Lake:去年8月、私がクマに遭遇した木道。 木道の最先端あたりにいたら、クマが先端方向に向かって歩いてきた・・・逃げ場がない!。でも、クマ君は人間には興味がないらしくて、地面に降りて草の中に消えていった・・・ホッ(^^;)。 
Burnaby Mountain バーナビーマウンテンから  ホラ、ニコッとすれば撮れるでしょ・・・(^^;)。
さあ、思い思いのアングルで・・・ 遠くに見えるのは、Burrard Inlet バラード入江と北側の山々。
ブランコがあった~~~! ハイッ、童心にかえってユ~ラユ~ラ
康子さんもユ~ラユ~ラ いくつになっても、ブランコなんかに乗ると・・・
下さんもユ~ラユ~ラ  子供みたいに見えるね~・・・(^^;)。 
リンキャニオンの小さな滝   
リンキャニオンのトレイル  
ウヘ~~~、でっけえ木だね! どうもこの人は、なにかあると登ったり抱きついたりするようだ・・・(^^;)。
リンキャニオンの渓谷 この渓谷では、「飛び込み禁止」のサインを無視して若者たちが渓流に飛び込み、よく水死する。滝壺の流れの具合で水から出られなくなるらしい。 
リンキャニオンの澄んだ水
どこで撮ったかね、これ?  
Patterson 駅から拙宅への道  Skytrain の高架橋が遠方に、そして、その右に駅が見え、左の森は Central Park。 
     
9月2日(日) 
(5人)バーナビー → バンクーバー空港(AC9 12:50発)→ 成田空港


*5人は日本に帰る日:村上の車で5人をホテルから スカイトレインの Royal Oak 駅まで二度に分けてピストン輸送。5人は Waterfront 駅で電車を乗り換えて空港へ。

*空港でハプニング:後で聞いたら、バンクーバー空港では、セキュリティーチェックでちょとずっこけたらしい。メープルシロップをたくさん買って手荷物にするというから、内心「だいじょぶだべか」と思っていたのだが・・・まあ、いろいろ経験することはいいことだね・・・(^^;)。

*帰国:5人はバンクーバーから日本に向けて出発(AC9)。

*ラッキーな5人:滞在中、一度も雨に見舞われなかったし(一度だけ運転中に雨が降ったが)、煙にも悩まされなかった・・・・・・。なんとラッキーな人たちだろう・・・(^^;)。

9月3日(月) 
(5人) 成田空港 14:35着 

*念願達成:念願だった”カナダでクラス会”が無事に終了した。また来てね~\(^o^)/。